【最新】理系の就職偏差値の総合ランキングと業界別ランキングを紹介!特徴も徹底解説【2025年版】

【最新】理系の就職偏差値の総合ランキングと業界別ランキングを紹介!特徴も徹底解説【2025年版】

この記事では理系の方向けに人気の業界の就職偏差値ランキングについて紹介しつつ、それぞれのランクにおいてどのような傾向があるのか、どのような企業があるのかについて解説します。

就職偏差値とは、企業の就職難易度を偏差値としてまとめたもののことで、X(旧Twitter)を中心に近年話題に上がっています。

自分が受ける企業がどの位置に存在しており、どのような傾向があるのかについて理解しておけば、就活がスムーズに進みますので、ぜひ参考にしてください。

こちらは理系向けのランキングですので、文系の方はこちらから文系の就職偏差値ランキングをご覧ください。

目次目次を全て表示する

理系の就職偏差値ランキング【総合編】

まずは業界を分けずに総合的に理系の就職偏差値ランキングを見てみましょう。

どのような傾向があるのか、どのような人物像を求めているのかなどについて、ざっくりと確認しておいてください。

【総合】SSランク(就職偏差値78以上)

【80】キーエンス 日本マイクロソフト

【79】アクセンチュア(戦略)

【78】三菱地所 三井不動産 ブルームバーグ

SSランクは「世界的影響力を持ち、最難関の採用基準」を誇る理系向け企業群です。高度な専門知識や技術を求められる一方、採用後はグローバルなプロジェクトや高い報酬が約束されることが多いです。

【総合】Sランク(就職偏差値75以上)

【77】任天堂 野村総研(経営コンサル)

【76】日本取引所 国際協力銀行 日本M&Aセンター Appleジャパン 日本コカ・コーラ Cisco日本 Salesforceジャパン Netflix日本

【75】トヨタ自動車 ソニー 東京エレクトロン レーザーテック INPEX KDDI 武田薬品工業 中外製薬 第一三共 AWSジャパン 日本オラクル SAPジャパン Intelジャパン

Sランクは「国内外で高い評価を得るトップクラスの企業」です。これらの企業は最先端の技術や製品をリードし、理系学生にとってキャリアの成長ややりがいを提供する魅力的な選択肢です。

【総合】Aランク(就職偏差値70以上)

【74】JR東海 ファナック ディスコ ENEOS アステラス製薬 エーザイ 味の素 P&Gジャパン ユニリーバジャパン ボーイング日本

【73】日本製鉄 日産自動車 本田技研工業 三菱重工業 日立製作所 日揮 アサヒ 出光興産 信越化学工業 富士フイルム

【72】関西電力 中部電力 三菱ケミカル デンソー 大阪ガス 石油資源開発 キリン 鹿島建設 大林組 JR東日本 アドバンテスト

Aランクは「業界を牽引する実力派企業」が揃っており、就職難易度はやや高めですが、安定した環境と高いキャリア形成の可能性が期待されます。特に製造業やインフラ業界での活躍が目指せます。

【総合】Bランク(就職偏差値66以上)

【69】パナソニック サイバーエージェント 富士通 キヤノン 東洋エンジニアリング

【68】NEC 村田製作所 三菱電機 住友電工 東レ JX金属 積水ハウス メルカリ

【67】SMC ヒロセ電機 日本光電 TDK オムロン ダイキン ワコム ローム 住友重機械工業 旭化成

【66】いすゞ自動車 ニコン カシオ計算機 ヤマハ発動機 富士電機 川崎重工 セイコーエプソン

Bランクは「安定した業績と成長性」が特徴で、理系出身者が多く活躍するフィールドがあります。製造業、電機メーカー、素材産業など多岐にわたる業界が含まれています。

【総合】Cランク(就職偏差値61以上)

【65】SUBARU マツダ 三菱自動車 日本ガイシ 京セラ 帝人

【64】スズキ アイシン 住友ゴム工業 横浜ゴム 東邦ガス 雪印メグミルク

【63】シチズン時計 牧野フライス DM三井製糖 浜松ホトニクス

【62】シャープ ニデック 三菱ふそう 富士通ゼネラル マキタ ダイヘン

【61】日野自動車 日本製紙 三井E&S

Cランクは「堅実な実績を持つ企業」が多いカテゴリーです。地域密着型の製造業や素材関連の企業が多く、安定した業務環境と働きやすさを提供しています。

【総合】Dランク(就職偏差値56以上)

【60】ダイハツ工業 タマホーム

【59】三陽商会 タキヒヨー ジャパンディスプレイ

【58】武蔵精密工業 竹内製作所 ニチコン ユニプレス

【57】アイリスオーヤマ 日本鋳鉄管 ダイコク電機

【56】高圧ガス工業 ユーシン精機

Dランクは「地域密着型や特化型企業」が中心で、地方の中小企業やニッチな分野で強みを発揮する企業が多いです。働きやすさと安定性を重視する方に向いています。

【総合】Eランク(就職偏差値50以上)

【55】アルプス技研 メイテック テクノプロ

【54】津田駒工業

【53】第一屋製パン はごろもフーズ

【52】ニチレイ

【51】アイフリークモバイル

【50】太平洋興発

Eランクは「挑戦しやすい就職難易度」で、製造業や技術派遣会社が中心です。初めての就職先として安定した環境を提供する企業が多く、キャリアの基盤を築くのに適しています。

理系の就職偏差値ランキング【コンサル編】

続いて、コンサル系の理系の就職偏差値ランキングについて紹介します。

基本的に、文系でも理系でも就職偏差値があまり変わることがない業界ではありますが、どのような能力が求められるのかなどについては多少異なるため、確認しておいてください。

【コンサル】Sランク

【74~76】マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)、ベイン・アンド・カンパニー

Sランクのコンサルティング企業は世界的に著名な戦略系コンサルティングファームが多く、選考難易度が非常に高いのが特徴です。

このランクには、マッキンゼー・アンド・カンパニー、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)、ベイン・アンド・カンパニーが属します。

これらの企業では高度な分析力、論理的思考力、問題解決能力が求められるため、応募者にはトップクラスの学歴や実績が必要とされます。

また、国際的なプロジェクトに参加する機会が多いため、語学力やグローバルな視点も重要です。

これらの企業の業務は企業の経営戦略の立案から実行支援まで幅広く、顧客に提供する価値が非常に高いのが特徴です。

特に、データサイエンスや定量分析を駆使した課題解決が求められる場面が多く、自分の専門知識を活かしながら、刺激に満ちたキャリアを築けるでしょう。

【コンサル】Aランク

【71~73】A.T.カーニー、ローランド・ベルガー、アーサー・D・リトル(ADL)、PwC Strategy&(旧ブーズ・アンド・カンパニー)

Aランクのコンサルティング企業はグローバルに展開しつつ、特定の分野に特化したサービスを提供する企業が多いのが特徴です。

A.T.カーニー、ローランド・ベルガー、アーサー・D・リトル(ADL)、PwC Strategy&(旧ブーズ・アンド・カンパニー)がこのランクに属します。

これらの企業は戦略から実行支援まで幅広い業務をカバーしており、顧客の課題解決に深く関わることができます。

特に、製造業やIT業界などの特定分野に強い企業が多く、理系の専門知識を活かせる場面が多いのが魅力です。

選考では専門性と実務経験が重視される傾向がありますが、新卒採用では基礎的なスキルやポテンシャルも評価されます。

また、これらの企業はSランクよりはプレッシャーがやや少なく、ワークライフバランスを重視した働き方を提供する企業も増えています。

【コンサル】Bランク

【68~70】アクセンチュア(戦略部門)、三菱総合研究所(MRI)、ドリームインキュベータ(DI)、デロイトトーマツコンサルティング(DTC)

Bランクのコンサルティング企業は総合系や業務改善系のコンサルティングを手掛ける企業が多く、選考難易度は中程度です。

アクセンチュア(戦略部門)、三菱総合研究所(MRI)、ドリームインキュベータ(DI)、デロイトトーマツコンサルティング(DTC)がこのランクです。

これらの企業では柔軟な対応力や適応力が求められ、幅広い業界に対応するためのジェネラリスト的なスキルが重視されます。

特に理系出身者はプロセス改善や技術革新の提案を行う場面で活躍できる機会が多いです。

Bランク企業の特徴として、安定した働きやすい環境が挙げられます。

長時間労働や高いプレッシャーが比較的少なく「コンサルとして働きたいけれど、ワークライフバランスも重視したい」という人に向いていると言えるでしょう。

【コンサル】Cランク

【65~67】野村総合研究所(NRI、コンサル部門)、日本経営システム(JMS)、コーポレイトディレクション(CDI)、三菱UFJリサーチ&コンサルティング

Cランクのコンサルティング企業は地域密着型や国内市場に特化した企業が多く、実務スキルやコミュニケーション力が重視される傾向にあります。

野村総合研究所(NRI、コンサル部門)、日本経営システム(JMS)、コーポレイトディレクション(CDI)、三菱UFJリサーチ&コンサルティングなどが該当するランクです。

選考難易度は比較的低いものの、特定の分野に特化した専門知識や経験が評価される場面が多いです。

クライアントとの距離が近く、密なコミュニケーションを重視したサービスを提供しています。

また、Cランク企業の特徴として地域社会や特定分野への貢献が挙げられます。

例えば、地方自治体や中小企業の支援を中心に行う企業が多く、地域に根ざした働き方を望む人に適しています。

Cランク企業で得た経験は他の業界や企業へのキャリアアップにも役立つ基盤となるため、新卒の方にもおすすめできる企業が多いと言えるでしょう。

理系の就職偏差値ランキング【メーカー編】

理系向けのメーカー業界の就職偏差値ランキングがどのようなものであるのかについても確認しておきましょう。

Sランクともなると、名前を聞いたことがない人は居ないような「超」がつく大企業になりますが、AランクやBランクにも有名な企業が存在しており、魅力的な企業が多いのがメーカーの特徴です。

【メーカー】Sランク

キーエンス、任天堂、トヨタ自動車、ソニー

Sランクに位置するメーカーは業界トップの技術力、収益性、そして革新性を兼ね備えた企業が属しています。

キーエンス、任天堂、トヨタ自動車、ソニーといった企業が含まれ、それぞれの業界で世界的なリーダーとしての地位を築いています。

これらの企業の特徴は圧倒的な技術革新を推進する能力と、それをビジネスに落とし込む高い実行力です。

選考難易度は非常に高く、応募者には高度な専門知識と技術力が求められます。

また、製品開発や生産技術の分野では最先端の研究や技術を活用したプロジェクトに携わることができるため、理系の方にとって「挑戦の場」として最適です。

Sランク企業の魅力は高い給与や充実した福利厚生だけでなく、働くことで得られるスキルや経験のレベルの高さにあります。

しかし、仕事に対する要求水準が非常に高いため、自己管理能力やストレス耐性は欠かせません。

【メーカー】Aランク

東京エレクトロン、レーザーテック、ディスコ、ファナック、本田技研工業(ホンダ)、パナソニック

Aランクのメーカーは高い技術力と市場シェアを持つ企業が多く、選考難易度も高いのが特徴です。

東京エレクトロン、レーザーテック、ディスコ、ファナック、本田技研工業(ホンダ)、パナソニックといった企業がこのランクに属します。

いずれもそれぞれの分野で圧倒的な存在感を持ち、競争力の高い製品やサービスを提供しています。

このランクの企業では専門性と実務経験が重視され、応募者には即戦力としての技術力が必須と言えるでしょう。

しかし、ポテンシャルをされる可能性もあるため、スキルと将来への展望の両方を語ることを推奨します。

【メーカー】Bランク

日立製作所、三菱電機、富士通、リクルート

Bランクのメーカーは安定した経営基盤と多角的な事業展開を行う企業が多く、選考難易度は中程度です。

代表的な企業には日立製作所、三菱電機、富士通、リクルートなどが含まれます。

このランクの企業では基礎的な技術スキルや専門知識に加え、柔軟な対応力や協調性が重視されます。

幅広いプロジェクトに携わる機会が多く、異なる分野や部署間での連携が求められるため、チームでの仕事に強い関心を持つ人に適していると言えるでしょう。

また、働きやすい環境が整備されている企業も多く、ワークライフバランスを重視する方にとって魅力的な職場です。

Bランク企業は急成長を求めるよりも安定したキャリア形成を重視する人に適しており、基礎からスキルを積み上げたい方にとって最適と言えます。

【メーカー】Cランク

川崎重工業、IHI、東芝、NEC、三菱重工業、日産自動車、SUBARU、マツダ、ヤマハ発動機、スズキ、シャープ、京セラ、日本電産、オムロン

Cランクのメーカーは特定の分野や地域に特化した強みを持つ企業が多く、選考難易度はメーカー業界の中では「まだ」低い方です。

このランクには川崎重工業、IHI、東芝、NEC、三菱重工業、日産自動車、SUBARU、マツダ、ヤマハ発動機、スズキ、シャープ、京セラ、日本電産、オムロンなどが含まれます。

これらの企業では地域社会や特定の産業分野に密着した事業を展開しており、実務的なスキルや経験を重視した採用を行っています。

安定性が高く、長期的に働きたい方にとって魅力的です。

総じて、地域社会への貢献や、ニッチな分野での革新に携わるチャンスが豊富で、キャリア初期に経験を積む場として最適です。

また、比較的柔軟な働き方を提供する企業が多く、ライフステージに合わせてキャリアを構築したい方にも向いています。

理系の就職偏差値ランキング【IT編】

続いて、理系向けのIT業界の就職偏差値ランキングについて確認してみましょう。

特にSランクは世界的に有名な企業が名を連ねており、誰もが一度は憧れたような素晴らしい企業ばかり存在しています。

IT業界は将来性も高く、魅力的な企業が多いため、あまり興味がないという方もぜひざっくりとでも良いので読んでみてください。

【IT】Sランク

Apple、Google、Microsoft、Amazon、Facebook、Cisco Systems、Salesforce

Sランクに位置するIT企業は世界的に著名で革新的な技術力とビジネスモデルを持つ企業が中心です。

選考難易度が非常に高く、求められるのは高度な専門知識、プログラミングスキル、データ分析力、そしてグローバルなコミュニケーション能力です。

Apple、Google、Microsoft、Amazon、Facebook(Meta)、CiscoSystems、Salesforceが含まれます。

Appleはデザインと機能性を融合した製品で市場をリードしており、ハードウェア、ソフトウェア、サービスの統合が強みです。

Googleは検索エンジンを基盤にクラウド、AI、広告技術の分野で圧倒的な競争力を持ちます。

これらの企業はグローバル市場での影響力と収益性が非常に高く、理系の方にとって憧れのキャリアパスと言えるでしょう。

【IT】Aランク

Oracle、VMware、日本IBM、PwC、NTTデータ、アクセンチュア、Adobe、日立製作所、富士通、野村総合研究所(NRI)、SAP、新日鉄住金ソリューションズ(NS-SOL)、日本ヒューレットパッカード、NTTコミュニケーションズ、Speee、楽天、NEC、富士ゼロックス、日本総研、大和総研、DMM

AランクのIT企業は国内外で高い評価を受ける大手企業が多く、安定した経営基盤と多角的な事業展開が特徴です。

NTTデータ、アクセンチュア、日本IBM、富士通、野村総合研究所(NRI)などがこのランクに含まれます。

これらの企業は戦略からシステム開発、運用支援まで幅広いサービスを提供しており、選考難易度はかなり高いですが、幅広いキャリアパスを提供する点が魅力です。

このランクの企業では必ず、技術力と業務遂行力を兼ね備えた人材が求められます。

特に国内市場での事業拡大を目指している企業が多く、地域に根ざしたプロジェクトにも携わることが可能です。

また、新卒社員に対する教育体制が整備されており、長期的なキャリア形成を目指す方にとって適した環境が提供されています。

【IT】Bランク

NTTコムウェア、伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、電通国際情報サービス(ISID)、三菱UFJインフォメーションテクノロジー、BIPROGY(元日本ユニシス)、みずほ情報総研、JSOL、クニエ、沖電気工業、農中情報システム、SCSK、Sky、日立システムズ、日立ソリューションズ、東京海上日動システムズ、日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ(日本TCS)、オービック、NTTエレクトロニクス、オージス総研、セプテーニ

BランクのIT企業は安定した経営基盤を持つ中堅企業が多く、幅広いキャリアパスと成長機会を提供するのが特徴です。

BランクにはNTTコムウェア、電通国際情報サービス(ISID)、BIPROGY(元日本ユニシス)などが含まれます。

これらの企業では特定の業界や分野に特化したソリューションを提供しており、選考では柔軟性や実務スキルが重視されます。

特定分野での専門性を活かした業務に携わりたい人に適しており、実務経験を積みながらキャリアアップを目指せます。

また、比較的安定した職場環境が整っているため、ワークライフバランスを重視する方に人気があるのも特徴です。

【IT】Cランク

ニッセイ情報テクノロジー、TIS、東洋ビジネスエンジニアリング、NECソリューションイノベーター、富士通エフサス、ソニーグローバルソリューションズ、都築電気、NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT)、コベルコシステム、日興システムソリューションズ、シンプレクス、NTTデータ先端技術、テクマトリックス、キヤノンITソリューションズ、三井情報、第一生命情報システムズ、MS&ADシステムズ、東芝情報システム、ワークスアプリケーションズ、JR東日本情報システム(JEIS)、パナソニックインフォメーションシステムズ、三菱UFJトラストシステム、みずほトラストシステムズ、NTTデータ関西、NTTテクノクロス、NECネッツエスアイ、三菱総研DCS、兼松エレクトロニクス、三菱電機インフォメーションシステムズ、ネットワンシステムズ、セゾン情報システムズ、日立産業制御ソリューションズ、フコク情報システム、三菱電機インフォメーションネットワーク、ANAシステムズ、JTB情報システム、インターネットイニシアティブ、富士通マーケティング、富士通ビー・エス・シー、大塚商会、富士通ネットワークソリューションズ、NTTPCコミュニケーションズ、SOMPOシステムズ、三井住友トラスト・システム&サービス、明治安田システム・テクノロジー、NECネクサソリューションズ、NECフィールディング、エクサ、NEC情報システム、東芝デジタルソリューションズ、富士通FIP、島津ビジネスシステムズ、DTS、インフォコム、インフォテクノ朝日、双日システム、インテック、リコーテクノ、NTTデータカスタマサービス

CランクのIT企業は地域や特定分野に強みを持つ企業が多く、働きやすさや安定性が特徴です。

このランクにはニッセイ情報テクノロジー、TIS、富士通エフサス、NECソリューションイノベーターなどが含まれます。

選考難易度は比較的低いですが、実務的なスキルや専門分野での知識は必ず確認されます。

地域密着型のビジネスや特定の分野でのニッチな技術を活用しており、地域社会に貢献するプロジェクトに携わることが可能です。

また、比較的柔軟な働き方が可能であり、安定した環境を求める方におすすめで、専門知識を活かして長期的なキャリア形成を目指す人にも向いていると言えるでしょう。

理系の就職偏差値ランキング【金融編】

最後に、金融業界の理系就職偏差値ランキングについて紹介します。

金融業界を中心に企業選びをしている方はぜひ参考にしてください。

【金融】Sランク

【76】ゴールドマン・サックス

【75】モルガン・スタンレー、ブラックロック、JPモルガン

【74】フィデリティ、メリルリンチ

【73】ドイツ銀行、シティグループ、UBS

【72】クレディ・スイス、バークレイズ、BNPパリバ

【71】ソシエテ・ジェネラル、クレディ・アグリコル、野村證券(グローバル・マーケッツ部門)、日本銀行、HSBC、RBS

Sランクの金融機関は世界的に著名な投資銀行や中央銀行を含む、金融市場の最前線で活躍する企業が属します。

これらの企業は選考難易度が非常に高いのが特徴で、高度な専門知識、論理的思考力、データ分析スキル、グローバルな視点が求められます。

代表的な企業はゴールドマン・サックス、モルガン・スタンレー、ブラックロック、JPモルガンなどです。

資本市場や資産運用、リスク管理、M&Aアドバイザリーなどの高度な金融サービスを提供しており、世界中のクライアントから信頼されています。

競争の激しい国際的な金融市場において、戦略的な意思決定を支える役割を担っているため、従業員には迅速かつ正確な対応能力が必要です。

給与や待遇も業界内で最高水準であり、成長機会が豊富ですが、その分、長時間労働や高いプレッシャーが常に付きまとう企業ばかりです。

【金融】Aランク

【70】東京海上日動(スペシャリスト)、野村證券(投資銀行部門)、日本政策投資銀行(DBJ)、国際協力銀行(JBIC)、日本取引所グループ(JPX)

【69】日本生命(アクチュアリー)、野村アセットマネジメント、みずほ証券(投資銀行部門)、みずほフィナンシャルグループ(グローバルコーポレートファイナンス部門)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券(投資銀行部門)、SMBC日興証券(セールス&トレーディング)

【68】みずほフィナンシャルグループ(グローバルマーケッツ/アセットマネジメント部門)、SMBC日興証券(投資銀行部門)、第一生命(ファイナンスエンジニア)

【67】三菱UFJ銀行(戦略財務会計、財務トレジャリー)、大和投資信託、三菱UFJ国際投信、大和証券(投資銀行部門、グローバルマーケッツ部門)

【66】三菱UFJ銀行(グローバルコーポレート&インベストメントバンキング部門)、日本証券金融、アセットマネジメントOne

【65】証券保管振替機構、ニッセイアセットマネジメント、三井住友アセットマネジメント

Aランクの金融機関は国内大手の銀行や証券会社、保険会社などが中心で、安定した経営基盤と幅広い事業展開が特徴です。

これらの企業には東京海上日動、日本政策投資銀行(DBJ)、国際協力銀行(JBIC)、野村證券(投資銀行部門)、三菱UFJモルガン・スタンレー証券などが含まれます。

このランクの企業では専門性が高い分野でのスキルや実務経験が求められますが、新卒採用では基礎的な金融知識を重視することもあります。

また、投資銀行部門やアセットマネジメント部門では企業分析や市場調査、資本戦略の立案といった高度な業務を担当するため、論理的思考力とプレゼンテーション能力が重要です。

国際的なプロジェクトに参加する機会も多く、グローバル人材としてのスキルを磨ける環境が整っていますが、国内市場にも強く根ざしているため、安定性や地域社会への貢献も重視されます。

【金融】Bランク

【64】三井住友トラスト・アセットマネジメント、大和住銀投信投資顧問、全国銀行協会

【63】日本証券業協会、損害保険協会、日本相互証券、農林中央金庫

【62】損害保険料率算出機構、東京海上日動火災保険、三菱UFJ信託銀行

【61】日本生命保険、東京短資、セントラル短資、上田八木短資

【60】トーア再保険、格付投資情報センター(R&I)、三菱UFJ銀行(オペレーション部門)

Bランクの金融機関は資産運用やリサーチ業務を中心に展開し、高い評価を受ける中堅企業が多いのが特徴です。

いずれも安定性と働きやすさを兼ね備え、比較的長期的なキャリア形成が可能な環境を提供しています。

三井住友トラスト・アセットマネジメント、大和住銀投信投資顧問、日本証券業協会、農林中央金庫などがこのカテゴリーの代表的な企業です。

これらの企業は特定の市場や業界に特化したサービスを提供し、専門性を高めながら着実に経験を積めます。

リサーチや資産運用に携わるポジションではデータ分析や市場動向の予測が重要なスキルとされ、論理的思考力や数値解析力が必須です。

また、業務範囲が比較的限定されている場合が多く、個々のタスクを深く掘り下げることが求められます。

SランクやAランクの企業ほどのプレッシャーや長時間労働は少ないため、ワークライフバランスを重視する人にもおすすめです。

【金融】Cランク

【59】三井住友海上火災保険、JA共済、生命保険協会、信託協会、預金保険機構、三井住友信託銀行

【58】日本政策金融公庫(JFC)、SMBC(総合職)、第一生命保険、プルデンシャル生命保険、損保ジャパン、信金中央金庫

【57】みずほフィナンシャルグループ(オペレーション部門)、商工中金、明治安田生命保険、全国信用組合中央協会、SBIC

【56】住友生命保険、かんぽ生命保険、あいおいニッセイ同和損害保険、金融庁、地方銀行協会、信用保証協会(首都圏・大都市)、松井証券、マネックス証券

【55】ゆうちょ銀行、野村證券、SMBC日興証券、全労済、Quick、地場証券ディーラー

Cランクの金融機関は地域密着型や国内市場に特化した企業が多く、安定した働きやすさが魅力です。

三井住友海上火災保険、JA共済、第一生命保険、地方銀行、信用組合などがCランクに含まれます。

これらの企業は大規模な国際業務よりも地域社会の金融ニーズに応えることを重視しており、地元に貢献したいと考える方にとって魅力的な選択肢です。

選考難易度は比較的低いですが、求められるスキルは実務能力やコミュニケーション力など、多岐に渡ります。

例えば、保険業務では顧客との直接的な接触が多く、信頼関係を築く能力が必要です。

データ解析や統計学の知識を活用できる仕事が多く、信用リスク評価やマーケット分析などの分野で貢献できます。

一気にステップアップできる可能性は低いですが、安定しているのが魅力と言えるでしょう。

そもそも就職偏差値とは?

そもそも「就職偏差値とは何?」と疑問を持っている人も多いでしょう。

就職偏差値は、もともとX(旧Twitter)でトレンド入りしたことがきっかけでバズった就活ワードであり、新卒採用の就活における内定難易度を示す指標の一つです。

日本企業格付センターという団体が独自の基準・評価方法を設けて数値化しており、大学受験などで用いられる偏差値のように、数値を見て内定難易度をチェックしていくことが特徴です。

あくまで参考材料の一つとしてとどめておく必要はありますが、就職偏差値ランキングを見れば、どの企業の内定難易度が高い傾向にあるのかが見えてきます。

就職偏差値の評価基準

ではここで、就職偏差値の評価基準を整理しておきましょう。

就職偏差値を決定している日本企業格付センターによれば、就職偏差値を決める際の評価基準は、以下のとおりです。

就職偏差値の評価基準
  • 企業規模と業績
  • 企業の安定性
  • 入社後のキャリア/待遇
  • 社会的名声と評判
  • 入社の難易度や倍率、採用職種

これらの要素から総合的に判断し就職偏差値は決定されるため、単に規模の大きい企業や選考難易度の高い企業であれば、偏差値が上がるわけではないことが特徴です。

また、就職偏差値は、以上の評価基準に基づいて下記の流れで決まっていきます。

就職偏差値の決定の流れ
  • 数値評価
  • 審査員評価
  • 意見公募
  • 最終決定

このように数値化による評価の偏りを出さず、可能な限り正確性や客観性を担保するために、複数のプロセスを経て就職偏差値は決定されます。

理系の就職偏差値ランキングの特徴

ここでチェックしたいのが、理系の就職偏差値ランキングからわかることや、ランキング全体の特徴です。

理系の就職偏差値ランキングの場合、主に以下のような特徴が見られます。

理系の就職偏差値ランキングの特徴
  • 技術力を必要とされる企業が上位にランクイン
  • 選考で専門知識を問う企業がランクイン
  • 専門性に応じて採用方法を多様化させている企業も上位にランクイン

このように特徴やランクインの傾向を把握しておくと、企業選びや総合的な情報収集などで役に立ちます。

では、3つの特徴の詳細をチェックしていきましょう。

技術力を必要とされる企業が上位にランクイン

理系の就職偏差値ランキングを見ると、技術力が必要とされる企業が上位にランクインしていることがわかります。

テクノロジー系の技術力の高さや研究開発部門の強さを持つ企業は、就職偏差値が高いといえます。総合Sランクに位置するキーエンス・任天堂・トヨタ自動車・ソニーなどはわかりやすい例で、ほかには総合的に高い競争力を持つ五大商社などがあとに続くかたちです。

そのため、就職偏差値ランキング上位に並ぶような企業を目指すのであれば、学生のうちから高い技術力や特定の部門に対する専門性が問われることは言うまでもないでしょう。

就職偏差値ランキング上位の企業は、いずれも業界において文句なしの権威性を持つといえるため、技術力を磨きながら研究職やエンジニアなどを目指す学生にとっては要チェックとなります。

選考で専門知識を問う企業がランクイン

理系の就職偏差値ランキングにランクインする企業の多くは、選考過程で求められる分野における専門性の高さが重視される傾向です。

そのため、学部や研究部門、研究における実績などはよくチェックされるといえるでしょう。

専門性の高さは一長一短で身に付けられるものではなく、長期的かつ徹底的に向き合ったうえでの研究活動が求められるため、ランキング上位の企業への就職はやはり簡単ではありません。

もちろん、志望業界・企業・職種と、研究内容の親和性は大きく採用に影響するでしょう。

選考に臨む際は、どのようなテーマで研究活動を行ってきたか、そこでどのような実績を残したのかなどを事細かに説明していく必要があります。

就職偏差値ランキングにおいてより上位の企業を狙うのであれば、そこを目標に、学生生活の中では精力的に研究に臨むことが求められます。

専門性に応じて採用方法を多様化させている企業も上位にランクイン

理系の就職偏差値ランキング上位にランクインする企業は、それぞれの専門性に応じて、採用方法を多様化させている傾向も見られます。

たとえばインターンや研究発表の場から直接オファーを出す企業などは、採用活動に柔軟性があり企業として安定性が高いと考えられるため、上位にランクインしていることが特徴です。

ほかには、企業と大学(院)の結びつきが深ければ、教授推薦で研究職・技術職などに採用が決まるパターンも見られます。

企業にとって、高い専門性を持つ学生は積極的に囲いたい優秀な人材です。早期にオファーを出し、一般的なスケジュールよりもかなり早い段階で内々定を出すことも珍しくないのです。

そのため、就職偏差値ランキング上位の企業を目指す際は、場合によってさまざまな採用のパターンがあることも理解しておきましょう。

理系で就職偏差値が高い企業に内定するためのポイント

理系で就職偏差値が高い企業に内定するには、早めに動き、選考対策などを徹底的に進めておく必要があります。

そのためここからは、理系で就職偏差値の高い企業から内定をもらうポイントを解説していきます。具体的なポイントは、以下の3つです。

理系で就職偏差値の高い企業から内定をもらうポイント
  • 自己分析を徹底的に行う
  • 志望動機を明確にする
  • 研究内容などに絡めてスキルをアピールできるようにしておく

言うまでもなく、就職偏差値の高い企業から内定を勝ち取ることは非常に難しいことです。

就活では、早い段階から準備を進め、少しでも有利に働く状況を作れるように立ち回りましょう。

自己分析を徹底的に行う

理系で就職偏差値の高い企業から内定をもらうには、とにかく徹底的に自己分析を行う必要があります。

技術力を高く評価される理系の面接においても、さまざまな面で自分の強みをアピールする自己PRや志望動機は重要です。

いくら技術力が高くても、どのような強みを活かしてその企業で活躍できるのかを明確に説明できなければ、志望企業に対して適性があるとはいえません。

「本当にうちで力を発揮できるのか?」と思われる原因になり、同程度の技術力を持つ候補者がいれば、採用担当者の興味はそちらに向いてしまうでしょう。

自己分析は、自分の興味関心・強み・人柄などを自分で理解し、進むべき方向性を見極めるうえで欠かせないプロセスです。

就活ではどのような業界・職種を目指すうえでも必要なので、専門性を磨くことだけでなく、自己分析も徹底して行いましょう。

自己分析をするときのポイントや役立つ自己分析ツールなどは、以下をチェックしてみてください。

志望動機を明確にする

理系で就職偏差値の高い企業を目指す際は、志望動機を明確に決めることも重要です。

志望動機が弱く、抽象的でわかりにくいと、いくら必要とされるスキルを持っていても早期離職の可能性を不安視されてしまいます。

なぜその企業で働きたいのか、なぜ自分の専門性が活きると感じているのかなどのアピールに説得力がなければ、長く働き活躍することにイメージが持てないからです。

企業は、技術力や専門性の高さだけでなく、自社の理念や価値観に共鳴できる人材を求めています。

そのため、自己分析や企業研究はしっかりと実践したうえで、志望動機は具体的に述べるようにしましょう。

特に、「他社ではなくなぜその企業でなければならないのか」という明確な動機が重要になります。

なお、志望動機がない・思いつかないときの対処法については、こちらの記事を参考にしてみてください。

研究内容などに絡めてスキルをアピールできるようにしておく

理系で就職偏差値の高い企業から内定をもらうには、研究内容などに絡めて、スキルを丁寧にアピールできるようにしておく必要があります。

スキルをアピールするうえでは、そのスキルが成果につながったエピソードとともにアピールをすることが重要です。

研究職や技術職の場合は、その専門性の高さを活かしてどのように研究に取り組んできたのかなどを具体的に伝えると良いでしょう。

理系の場合、就職偏差値の高い企業は、具体的な研究テーマや実績などが重要視される傾向にあります。

また、その研究テーマを選んだ理由なども伝えると、自分自身のバックグラウンドやその分野に対する熱意・強み・興味関心などが伝わるため、企業からは興味を持ってもらいやすくなります。

理系ならではの就職偏差値ランキングを理解しよう!

今回は理系の方向けに代表的な業界を中心とした就職偏差値ランキングを紹介しました。

この記事の使い方は「ただなんとなく眺める」ではなく「自分が目指す企業はどの位置にいて、どのような傾向があるのか」を理解することです。

すると、自ずとどのような対策をすれば内定を獲得しやすいかが思い浮かぶことでしょう。

ぜひ本記事を参考に、第一志望への内定を目指してください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます