【最新版】就職偏差値の文系・理系・大学別ランキング!公務員を含む業界別のランキングと就職偏差値の信ぴょう性についても解説【2024年】

【最新版】就職偏差値の文系・理系・大学別ランキング!公務員を含む業界別のランキングと就職偏差値の信ぴょう性についても解説【2024年】
この記事のまとめ
  • 就職偏差値とは、就職難易度を表す擬似的概念
  • 就職偏差値ランキング上位には有名企業が多くランクイン
  • 就職偏差値は2ch就職版を元にしたもので、信ぴょう性は慎重に判断すべき

近年「就職偏差値」という言葉が注目を集めています。新卒で就活をしている就活生は、自分が受けている企業はどれくらいの難易度なのか、と気になりますよね。

企業を選ぶ際、難関度や人気度から「就職難易度」「内定難易度」を推定したものである就職偏差値について、この記事では

  • 就職偏差値とはいったいなんなのか
  • 専門家による文系・理系ごとの最新の就職偏差値ランキング
  • 業界別、大学別の就職偏差値ランキング

を一挙に解説・紹介していきます。この記事は【2024年最新版】となっており、25卒(2025年3月卒業生)、26卒(2026年3月卒業生)の就職活動に対応しています。

さっそくですが、文系・理系別の就職偏差値を見ていきましょう。

目次目次を全て表示する

就職偏差値ランキング【文系編】

2024年就職偏差値ランキング【文系編】

就職偏差値ランキング委員会が発表した2024年最新版の文系(総合職)就職偏差値ランキングをご紹介します。

Point

25卒の就活生を対象としたランキングとなっています。

上位にはなるほど、やっぱりといった企業がランクインしているかもしれません。

一方で、思った以上に上位にランキングされる企業がある場合や逆に予想外に低めの偏差値の企業もあるかもしれません。

文系の就職偏差値ランキングの特徴は、いわゆる理系向けの企業であっても、技術職だけでなく、事務を担うスタッフなどが必要なため、業種を超えて幅広くランクインする点です。

文系の就職偏差値はSSランクからAランクまでが発表されているため、順番にご紹介していきます。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

ランキングに左右されず、自分に合った企業を見つけましょう。就職偏差値だけでなく、自分の強みや興味を考慮して、納得のいく就職活動を進めてくださいね。

【文系就職偏差値】SSランク

Point

SSランクは人気度が高く、募集人数に対する応募者が多く、かつ、いわゆる高学歴の大学のOB、OGが多い選考基準も厳しい企業です。

【文系就職偏差値】Sランク

Point

SランクはSSランクに比べて知名度が低いものの、人気があり、就活生にも相応の学歴や能力が求められる企業です。

[64] 朝日共同通信国際石油帝石ジャフコ新日鐵住金大和住銀投信投資顧問日経ニッセイAM日本経営システム日本証券金融日本M&Aセンター任天堂丸紅三井住友AM三菱UFJリサーチ&コンサルティング読売JXエネ

[63]旭硝子味の素出光シェルサントリー証券保管振替機構信越化学全銀協損保協中電東急不動産東ガスドコモ日証協日本相互証券農林中金ホンダ三井住友トラストAM三菱重工JFEスチールNTTデータ経営研究所

[62]小田急キリン京王経済同友会住友不動産損害保険料率算出機構東急東京海上日動東京建物東電日産日本総研(コンサル)阪急三菱化学三菱UFJ信託みずほリサーチ&テクノロジーズ(コンサル)JR東JRA

[61] アサヒ上田八木短資川崎汽船住友化学世界貿易センタービルディングセントラル短資大阪ガス大和総研(リサーチ)中日東京短資東京流通センター東燃日清製粉日本生命バンダイ日立コンサルティング富士フィルム毎日みずほリサーチ&テクノロジーズ(リサーチ)JR西日本

[60] 花王サッポロ資生堂首都高速住友電工双日デンソートーア再保険東宝豊田通商日揮日本郵便JASRACJTKDDIR&I

【文系就職偏差値】Aランク

Point

Aランクも人気企業であることに変わりはありません。

SSランクやSランクに比べると競争倍率などがやや低い程度で、その人の能力によっては難易度の高い企業です。

[59] 産経地電電源開発NEXCO中NTTデータ東レ富士セロ川崎重工コマツ森トラストキーエンスキャノンANA三井住友信託武田薬品三菱マテリアル三菱東京UFJ銀行預金保険機構生保協信託協JA共済信金中金シグマクシスヤマハ関電日立

[58] SMBCJFCMS海上NKSJ第一生命3Mジャパン日東電工森ビルNEXCO東西三菱倉庫メタルワン神戸製鋼伊藤忠丸紅鉄鋼旭化成三井化学IHI三菱電機ADKソニーブリジストンプルデンシャル生命アビームコンサルティングキッコーマンヤクルトハウス食品松竹エイベックス

[57]みずほ銀行(OP)あいおいニッセイ同和明治安田生命住友生命商工中金郵貯銀行NTT東西野村不動産阪神高速JX金属JSR豊田織機リコーNTTコムクラレ帝人富士通総研日本能率協会コンサルSBIC三井不動産ビルマネジメント三菱地所ビルマネジメントオリエンタルランド吉本興業

[56] JR九州昭和電工古河電工島津製作ニコン鹿島住友金属鉱山宇部興産住友倉庫ソフトバンクかんぽ生命パナソニック富士通(SE除く)日本総研(IT)全信組連新生銀行JCBマネックスQUICKNTTファシリティーズサンシャインシティ東京ビッグサイト村田製作所

【文系就職偏差値】Bランク

発表なし

文系の中でも、人気の高い企業とそうでない企業との間には大きな差があるようです。

人気の高い企業に受かるESを作成するならES添削は必ずするようにしましょう。

就職偏差値ランキング【理系編】

2024年就職偏差値ランキング【理系編】

続いては最新版の理系就職偏差値として、2025年度卒業学生向けに就職偏差値ランキング委員会が発表したランキングをご紹介します。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

理系の就職偏差値が高い企業を目指すだけでなく、自分の専門性や興味に合った企業を選ぶことも大切です。納得のいくキャリアを築くために、幅広い視点で企業を検討してみてくださいね。

【理系就職偏差値】SSランク

Point

SSランクは知名度も高いグローバルレベルの企業が並んでいます。

【理系就職偏差値】Sランク

Point

Sランクの上位には業種として、理系の学生に人気の高いカテゴリがランクインしています。

文系のSランクに比べて、大きくばらけることがないのも特徴です。

[69] 上位研究所(MRINTT持株豊田中研鉄研電中研産総研)

[68] 上位金融(数理専門)・ NHK(放送技術)

[67] JXエネルギーJR東海Microsoft

【理系就職偏差値】Aランク

Point

理系の場合、Aランクに入ると、国内で知名度の高い企業が続々とランクインしてきます。

Aランクでこのラインナップですので、SランクやSSランクはかなりの難易度であることがおわかになるのではないでしょうか。

[66] ドコモ(中央)新日鐵住金INPEXTV局武田薬品

[65] JR東サントリー味の素アサヒキリン東京ガス出光興産旭硝子ANA(技術)日揮三菱重工第一三共キーエンストヨタ

[64] JR西日清製粉三菱化学ENEOS信越化学日産JFEアステラスエーザイ任天堂

[63] JT電源開発日清食品大阪ガス中電・・ 住友鉱山住友電工JX金属コマツ日立(非SE)KDDI東レ住友化学千代田化工キャノンホンダJAL(技術)川崎重工富士フイルム

[62]ニコン資生堂ユニチャーム東邦ガス関電豊田自動織機ファナック花王SCEHP日本IBM(SE)NTTデータソニー三井化学旭化成IHI明治三菱マテリアル三菱電機デンソー

[61]昭和電工板硝子東洋エンジニアリングNTTコミュニケーション大手ゼネコン帝人JSR東京エレクトロンヤフーサッポロ王子製紙古河電工三井金属神戸製鋼NRI日東電工

[60]NTT東西HOYAダイキン日本製紙コニカミノルタ富士通(非SE)住友重機械カシオDIC大日本スクリーン宇部興産積水化学マツダ森永製菓ソニーモバイルクラレ大陽日酸リコーパナソニック

【理系就職偏差値】Bランク

Point

理系のBランクは技術系の企業が多く、理系出身者の技術や専門知識などを活かして活躍できる企業が多くラインナップされています。

また、東芝やNECなどかつてはより上位にランキングされていたものの、財政基盤を揺るがすトラブルやリストラなどが起こり、将来性に不安が出てランキングを下げた企業も、Bランクにとどまっている状況がみられます。

就職偏差値ランキング【業界別・公務員】

2024年就職偏差値ランキング【業界別】

コンサルティング業界の就職偏差値ランキング

SSランク

[77] マッキンゼー・アンド・カンパニー

[76] ボストンコンサルティンググループ

[75] ベイン・アンド・カンパニー

コンサルティング業界の就職偏差値ランキング、Sランク以下はこちらで解説!

メーカー業界の就職偏差値ランキング

SSランク

[65] トヨタ

メーカー業界の就職偏差値ランキング、Sランク以下はこちらで解説!

IT業界の就職偏差値ランキング

Sランク

[71] Apple(アップル) Google(グーグル) Microsoft(マイクロソフト) Amazon(アマゾン) 

[70] Facebook(フェイスブック) Cisco Systems(シスコシステムズ) Salesforce(セールスフォース) 

IT業界の就職偏差値ランキングAランク以下はこちらで解説!

金融業界の就職偏差値ランキング

SSランク

[76] ゴールドマンサックス

[75] モルガンスタンレー ブラックロック JPモルガン

[74] フィデリティ メリルリンチ

[73] ドイツ銀行 Citi UBS

[72] クレディスイス バークレイズ BNPパリバ

[71] ソシエテジェネラル クレディアグリコル 野村證券(GM) 日本銀行 HSBC RBS

[70] 東京海上日動(SPEC) 野村證券(IB) DBJ JBIC JPX

金融業界の就職偏差値ランキングSランク以下はこちらで解説!

不動産業界の就職偏差値ランキング

SSランク

[70]三井不動産 / 三菱地所

[67]東急不動産

[66]住友不動産(H) / 東京建物

[64]森トラ新日鉄興和不動産

[63]野村不動産(H) / 森ビル / NTT都市開発

[62]ダイビル / 三井レジデンシャル(H)

[61]平和不動産 / 安田不動産 / サンケイビル

[60]伊藤忠都市開発 / 日本土地建物(H) / 第一ビルディング

[59]ザイマックス / 三井不動産BM / 三菱地所BM

[58]三菱地所PM / 三井不動産住宅リース / ヒューリック / オリックス不動産(傘下ジョイント大京)

不動産業界の就職偏差値ランキングデベロッパー・ゼネコンのランキングはこちらで解説!

製薬業界の就職偏差値ランキング

Sランク

【72】アステラス製薬

【71】第一三共

【70】エーザイ

製薬業界の就職偏差値ランキングAランク以下のランキングはこちらで解説!

【最新】公務員の就職偏差値ランキング

SSSランク

[77] 国家公務員
[75] 自衛官(陸・海・空)
[73] 裁判所事務官、衆議院事務局
[72] 国立国会図書館職員

公務員の就職偏差値ランキングSSランク以下はこちらで解説!

就職偏差値ランキング【大学別】

大学別の就職偏差値ランキング

大学別の就職偏差値ランキングをご紹介します。

ここでは、主要企業の就職者数の規模などを勘案して、主要企業就職者が200人以上、100人以上200人未満、30人以上100人未満の3つのグループに分けてランキングした就職偏差値(参照:ユニヴプレス)を紹介いたします。

SSランク(60以上)

東京大: 60.7 一橋大: 60.5 慶應義塾大: 60.4 国際基督教大: 60.1

SSランクには日本最高峰の大学が名を連ねています。

高難易度の大学に入学したということは、それだけ地頭の良さがあり、入試に打ち込めるだけの勤勉さがあるということの証明になるのです。

Sランク(58以上)

京都大: 59.9 東京工業大: 59.7 早稲田大: 59.6 上智大: 59.4 大阪大: 59.4 北海道大: 59.2 神戸大: 59.1 筑波大: 59 東北大: 59 名古屋大: 58.9 九州大: 58.8 千葉大: 58.7 東京理科大: 58.7 立教大: 58.5 津田塾大: 58.5 多摩美術大: 58.5 武蔵野美術大: 58.5 大阪府立大: 58.4 電気通信大: 58.4 青山学院大: 58.3 横浜市立大: 58.3 明治大: 58.1 広島大: 58.1 同志社大: 58.1 岡山大: 58.1 

Sランクには、多くの旧帝大クラスが並んでいます。

国公立大学には信頼を置いている企業も多く、入社難易度の高い企業に入社する学生が多いのが特徴です。

Aランク(56以上)

関西学院大: 57.8 滋賀大: 57.8 中央大: 57.7 法政大: 57.4 立命館大: 57.4 聖心女子大: 57.1 創価大: 57 和歌山大: 57 宇都宮大: 57 神戸市外国語大: 57 新潟大: 56.9 佐賀大: 56.9 長岡技術科学大: 56.8 芝浦工業大: 56.7 東京電機大: 56.3 山梨学院大: 56.3 愛媛大: 56.2 高知工科大: 56.1 

Aランクには、GMARCHを含む私立大学が多くランクインしています。

ベンチャー企業やスタートアップ企業に入社してキャリアを積もうという学生も多く、平均すると就職偏差値がおさまる傾向があるのかもしれません。

Bランク(54以上)

北九州市立大: 55.9 昭和女子大: 55.7 工学院大: 55.6 日本大: 55.4 國學院大: 55.3 金沢工業大: 55.2 大阪工業大: 55.1 名城大: 55 駒澤大: 55 東洋大: 54.9 近畿大: 54.9 亜細亜大: 54.9 大東文化大: 54.6 北星学園大: 54.5 福岡工業大: 54.5 広島工業大: 54.4 愛知工業大: 54.3 拓殖大: 54.2 桜美林大: 54.1 立正大: 54

Bランクには、日東駒専を筆頭に様々な大学がランクインしました。

Bランクでも高難易度の企業に入社する学生は多く、あなどることができません。

就職偏差値とは?

就職偏差値とは、内定獲得の難易度や応募の人気度から測定される、、その企業の「内定難易度」を表す指標です。

高校受験や大学受験において、偏差値を基準に志望校選びをした経験がある方は多いのではないでしょうか。

学力テストなどで得られる自分の偏差値に合わせて志望校や滑り止め校を選ぶ方もいれば、志望している学校の偏差値に届くよう受験勉強を頑張る方もいたことでしょう。

就職偏差値は学校の偏差値になぞらえ、入社がどれくらい難しいのかという難易度などを示す基準です。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

就職偏差値とは、企業の内定獲得の難易度や人気度を示す指標です。学校の偏差値のように、就職活動における難易度を測る基準として利用されます。

情報交換の掲示板である2ch就職版の情報をもとにして就職偏差値ランキング委員会というコミュニティが作成して、毎年発表を行っているものです。

企業の既存社員や内定者の学歴とその大学の偏差値をはじめ、人気度や応募倍率などをもとに偏差値を出してランキング形式で発表しています。

学校の偏差値は毎年大きく変動するものではなく、難関校のランキングはほぼ固定されています。

企業の就職偏差値ランキングの場合、常に上位にランキングする企業が多い一方で、急成長企業が一気にランキングを上げることや学校の偏差値に比べると毎年少しずつ変化が見られるものです。

注意

知名度が高く難関とされる人気企業であっても、大きな不祥事が起きたり、企業の信頼を揺るがす事件や事故が起こったり、経営基盤や財政基盤を揺るがし、将来性が不安になる事態や上場廃止といった事態が起こると、一気に偏差値を下げたり、ランク外になることも少なくありません。

関連

知名度だけで企業を選ぶと、就活に失敗してしまいます。あなたが受けない方がいい職業は適職診断を使って確認しておきましょう。

就活偏差値の数字の信ぴょう性

就職偏差値の数値は2ch就職版の情報を元に就職偏差値ランキング委員会という集団が、独自に出している数値です。

就活にあたって就活生が自分の学歴や能力などに応じてエントリーする企業を選びやすくすることや将来性を考えて企業選びができるようにと、参考的な目安を示している数値となります。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

就職偏差値の数値は、2ch就職版の情報を基に就職偏差値ランキング委員会が独自に算出したものです。就活生が自分の学歴や能力に応じて企業を選びやすくするための参考指標となっています。

企業の人気度や規模や知名度、応募倍率や定員や実際の入社数などの情報や口コミ情報などを元に作成されており、必ずしも企業が正式に公表している数値やデータに基づくものではありません。

70の頂点に君臨する企業をSSランク、67~69まではSランクであり、入社できれば自慢し放題レベル、 66~60まではAランクで人生勝ち逃げレベル、58~59はBランクですが、それでも勝ち組の壁をクリアできるレベルと評価されます。

就職偏差値は大学の偏差値とは異なる

そもそも偏差値というのは、あるテストを受けた集団の中で自分がどれくらいの位置にいるかを表す数値です。

平均点を偏差値50になるように変換し、その人の点数が50の基準からどれくらい高い点数、または点数だったかの位置づけを表すものです。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

偏差値は、特定のテストを受けた集団の中で自分の位置を示す数値です。平均点を偏差値50とし、その基準からどれくらい高いか低いかを示します。

また、大学受験の大学選びで指標となっていた大学の偏差値は、予備校などが独自に算出しており、特定の大学のある学部を受験する人の予備校などの模試で偏差値と入試が終わった後の追跡調査で判明した合否などを総合し、偏差値どのくらいの人がそこに何%くらい合格するかといった指標を示しています。

就活偏差値はテストの結果や得点分布に基づくものではないので、大学受験で参考にしていた偏差値とは異なります

就職偏差値を大学の偏差値と比べるのはNG

就職偏差値はあくまでも、応募するにあたってのハードルの高さを示すことや内定の貰いやすさなどの参考指標に過ぎません。

就職偏差値ランキング委員会でも、正確性・最新性・有用性などそのほか一切の事項についていかなる保証をするものでもないと免責事項で公言しています。

Point

大学の偏差値とも一致しないので、たとえば、偏差値56レベルの大学の出身者や高校時代の偏差値が55くらいだったという方が、就職偏差値70の企業に絶対に受からないということを示すものではありません

一方で、学生時代は偏差値75だったから、就職偏差値70のSSランクに楽々受かるわけでもないのです。

大学受験が主にテストの点数で評価されるのに対し、就活はあくまで人そのものを見て判断されるからです。

就職偏差値はあくまで参考までにする

就活の選考は大学受験のように点数が良い人を順に合格させるものではありません。

企業として必要な人材であるかを、能力や人柄、社風に合うか、採用する新卒のバランスや組織全体のバランスなども踏まえて選考されます。

企業が強化したい事業の方向性が異なる場合や経営戦略などが変更されれば、その年によりほしい人材も異なってきます。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

就活の選考は大学受験のように点数で合否が決まるものではありません。企業は能力や人柄、社風への適合性、新卒入社数のバランスなど、全体を考慮して選考します。また、企業の事業強化の方向性や経営戦略の変更によって、求める人材は年ごとに変わることもあります。

大学の学力偏差値が75であっても、文系の方やまったく専攻分野が異なる理系の方がSSランクを志望しても、選考に通らない可能性も高いです。

一方、学力偏差値は60であっても、企業が新たな開発のために求めている知識や技術を大学で徹底して学んできた学生なら、喉から手が出るほどほしい人材であるケースもあり得ます。

あくまでも、ライバルがどのくらい多く、内定を貰うにはどのくらい力を注ぐ必要があるかを示す参考指標として活用しましょう。

Point

就職偏差値はあくまで目安として利用し、企業が求める能力や適性を重視してください。自分の強みを活かせる企業を選び、準備をしっかり行いましょう。

無料でできる強み診断ツールを使って自分の強みを知ることで、向いている仕事や活躍できる場所を把握することが可能です。

就職偏差値に関係してくる要素とは?

就職偏差値を見ていただきましたが、そもそもどんな要素が就職偏差値に関係しているのでしょうか?

一覧を見ながら、この企業はなぜ就職偏差値が高いのかを考えてみましょう。

就職偏差値に関係してくる要素
  1. 優良企業かどうか
  2. 人気のある業界かどうか
  3. 就職難易度が高いかどうか

1.優良企業かどうか

1点目は優良企業かどうかです。

いわゆるホワイト企業であったり、残業が少ない、福利厚生が良い、などといった企業は、業績が良く、予算に余裕のある企業が多いため、就職偏差値が高い傾向にあります。

また、優良企業かつ有名企業であれば、大変多くの就活生が応募するため、相対的に選考に通る就活生の割合も減っています。

Point

優良企業かどうかは重要なポイントです。ホワイト企業や福利厚生が良い企業は業績が良く、予算に余裕があるため、就職偏差値が高くなる傾向にあります。また、有名で優良な企業は応募者が多いため、選考通過率が低くなります。

2.人気のある業界かどうか

2点目は、人気のある業界かどうかです。

例えば、マーケティング業界や金融業界、大手商社などです。

これらの業界はとても人気が高く、優秀な学生が多く集まるため、就職偏差値が高くなる傾向があります。

ポイント

近年、企業の人気度は年収によっても変化しています。例えば、SSランクからSランクの企業であれば、30代までに年収1,000万円も夢ではありません。そんな夢のある年収を狙える企業は、自ずと人気度が高くなっていき、就職偏差値も高くなります。

3.就職難易度が高いかどうか

最後に、その企業の就職難易度が高いかどうかです。

就職難易度には、応募者の数、採用枠の数、選考通過率などが関係しています。

例えば、そもそもESで90%近くが落とされる、スカウトでしか採用をしていない、エージェント利用をしていないと応募ができない、などといった難関企業が挙げられます。

こういった就職難易度は、就職偏差値の高さに直結しています。

自分の就職偏差値を知る方法

ここまで企業の就職偏差値を紹介してきました。

受験では自分の学力偏差値と志望校の学力偏差値を比べることでその差を埋めるために勉強していたことが多いと思います。

就活でも同じように自分の就職偏差値現状を知ってからいきたい企業との差を埋めていくことで内定を獲得することができるようになります。

ここでは、自分の偏差値を知るためにできることを紹介していきますが、ここでいう就職偏差値とはただの目安に過ぎないため、あまり気にし過ぎないようにしてください。

自分の就職偏差値を知る方法
  1. 就職偏差値診断を受けてみる
  2. 大学の就職偏差値から計算してみる

1.就職偏差値診断を受けてみる

1つ目は、就職偏差値診断を受けてみることです。

就職偏差値診断とは、就活市場が提供しているLINEツールで、無料で自分の就職偏差値を測定することができるツールです。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

就職偏差値診断をすることで自分の現状がわかるほか、どのレベルの企業を受ければ受かりやすいかを認識することもできるので、高いレベルの企業を目指している人にこそおすすめです。

2.大学の就職偏差値から計算してみる

2つ目は、大学の就職偏差値から計算してみるを集めることです。

自分の偏差値を知るためには、自分が通っている大学の就職偏差値に、自分だけのステータスとなるものを足していきましょう。

例えば、長期インターンをしている、部活動で全国大会に出場したことがある、といったステータスがある場合は+5をしてみてもよいでしょう。

ただし、あくまで主観と推測で測定することになるため、あくまで参考値であることは忘れないでください。

就職偏差値上位の企業に受かるためには?

SSランクの企業に受かるにはどうしたらいいのでしょうか。

SSランクには文系も理系も知名度が高く、専門性や能力が求められる企業が目立ちます。

さらに学歴や学校の偏差値が高いだけでは不十分で、行動力コミュニケーション力などビジネスをしていくうえで高い能力が要求される企業が並びます。

応募者も多く、学歴などから見れば同じレベルの人ばかりなので競争も厳しいです。

そのうえ、書類選考に始まり、グループ面接や個別面接など何度もの面接が重ねられるなど、内定を得るまでに複数の選考をクリアしなくてはなりません。

どうすればSSランクに受かるのか、ポイントを押さえておきましょう。

SSランクに受かるためには
  1. なぜその企業に就職したいのかを明確にする
  2. 将来なりたい姿をイメージする
  3. 就活のプロに相談する
  4. 自分の強みをとにかく見出す
  5. その会社であなたはどんな貢献ができるかアピールする
  6. 会社で何を成し遂げたいかをアピールする

1.なぜその企業に就職したいのかを明確にする

どの企業においてもいえることですが、なぜ、その企業を選んだのかなぜ、その企業で仕事をしたいのかを明確にしましょう。

レベル的には同じ就活生がエントリーしますから、学歴やTOEICの点数、留学経験などだけで選んでもらえるものではありません。

ハイレベルな闘いの中でも、特にこの人はと思わせる、その企業でなければならない理由と、その企業にどう貢献できるのか、自分の能力想いをアピールしましょう。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

企業を選ぶ理由と、自分がどのように貢献できるかをしっかり伝えましょう。自分の能力と熱意を具体的に示すことで、他の就活生との差別化が図れます。

2.将来なりたい姿をイメージする

将来の希望として管理職になって後進の育成をしたいとか、企業の成長に役立つ新しいプロジェクトに関わりたいなどと言うのは簡単です。

こうした内容はその企業でなくても良く、どの企業でも通用する将来の姿です。

SSランクに受かりたいなら、その企業でどう成長していきたいかをしっかりと考えて伝えることが大切です。

自分の将来イメージが、その企業でないとできないこと、その企業でないと成し得ないことを具体的に描いてアピールしましょう。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

自分がその企業でどのように成長し、何を成し遂げたいかを明確にしましょう。その企業でしか実現できない将来像を具体的に描いてアピールすることが重要です。

3.就活のプロに相談する

Point

SSランクには同じようなレベルの人が集まり、学歴や能力レベル的には比較や優劣がつきにくい人ばかりがエントリーしてきます。

そのため、志望動機や自己PRなど、その人の個性やその人の想いを伝えられる点で差をつけなくてはなりません。

志望動機や自己PRの書き方ノウハウなどもネットなどで情報を得られるため、SSランクを志望するレベルの人になると、エントリーシートの内容や面接の回答もかなり整った状態です。

そこから先に抜け出すには、就活のプロの手を借りるのがオススメです。

エントリーシートの書き方や面接の受け答えのノウハウをネットで見て参考にするだけでなく、より具体的にマンツーマンで指導を受けるようにすれば、一般的な成功ノウハウではなく、その人が受かるためのノウハウやアドバイスが伝授されます。

最新の就職偏差値ランキングを確認して参考にしよう!

就職偏差値は企業の人気度や応募倍率、OBやOG、内定者の学歴などをもとに、就職偏差値ランキング委員会が作成して毎年発表しているものです。

ランクに合わせて、どう対策を採れば内定に結び付きやすいかを知る参考になります。

就活市場では、今後も新卒の就職活動に関する様々な情報を発信していきますので、ぜひ他の記事もご覧ください!

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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