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はじめに
株式会社ビズリーチは、東京都渋谷区に本社を構える「インターネットの力で世の中の選択肢と可能性を広げていく」をミッションとして、2009年より人材領域をメインとするインターネットサービスを展開しているITベンチャー企業です。
即戦力となる人材と企業をつなぐ「BIZREACH」やAI技術を駆使した戦略人事クラウドサービス「HRMOS」、挑戦し続ける20代のための転職サイト「キャリトレ」などの事業を取り組まれており、近年注目を浴びている企業です。
人手不足や生産性の向上、事業承継などの社会の課題をデータとテクノロジーを駆使して解決しています。
ビズリーチの事業内容や職種、競合他社との差別化による魅力など詳しくご案内します。
ぜひ企業研修にお役立てください。
ビズリーチの事業内容
ビズリーチにはインターネットを活用した非常に多様なサービスを展開していますが、その中でも代表的な事業サービスについてご紹介します。
ハイクラスを対象とした転職サービス「BIZREACH」
ビスリーチは、優良企業や一流ヘッドハンターからスカウトが届くようなハイクラスの人材を対象とした転職サービス「BIZREACH」を展開しています。
これまでは日本における転職市場が可視化されていなかったこともあり、ハイクラスの採用について人材紹介会社に委託する傾向がありました。
しかし近年は、海外のように企業がデータベースやSNSなどを通して条件に合った人材に直接アプローチして採用するという「ダイレクトリクルーティング」が主流となって採用活動が行われています。
ビズリーチでも即戦力のある人材に特化した人材プラットフォームをヘッドハンターだけでなく、企業へも公開できるようにしました。
ハイクラスの人材の転職市場がより明確に可視化できるようになり、ハイクラス対象の転職サービスを実現しています。
人材活用クラウド「HRMOS(ハーモス)」
採用業務をクラウドにて一元管理することで、オペレーション業務の効率化や採用スピードの向上を実現できるクラウドサービスHRMOSを展開しています。
HRMOSにより、人事データベースを中心として、採用や勤怠、評価、人材開発、組織、健康や経費、給与などのあらゆる人事機能をワンストップで提供できるようになるため、データを活用した戦略的な採用活動が実現できます。
挑戦する20代の転職サイト「キャリトレ」
日本の未来を担う20代のためにこれからの社会の変化を見据えた上で、多角的かつ主体的にキャリア形成していくことが求められることから、自分の価値や新しい可能性を発見するための転職サイトです。
1日5分ほどレコメンドされる求人から興味のある求人を選択するだけで、求職者の志向に合う求人がレコメンドされたり、企業からスカウトが届いたりするようになります。
ビズリーチの募集職種からわかる仕事内容とは
ビズリーチでは、すべてにおいて内製で事業づくりがされています。
ビジネスとエンジニアリング、デザインによるコラボレーション・共創の土壌があります。
ビジネス職
法人営業や代理店営業などのビジネス職は、プロダクトサイドのメンバーと一丸となって新機能の追加や機能改善などに取り組まれています。
また、顧客の声をプロダクトサイドにフィードバックしてサービス改善につなげるなどの連携も行うのがビジネス職の仕事です。
セールスの仕事は、AIを活用した戦略人事クラウド事業として顧客や人事関連データを一元管理し、自社で活躍される人材の坑道や成果をAIが学習し、戦略的菜人材活動ができるようサポートする仕事や、法人向けに革新的な採用手法を用いて経営に直結する人事や採用をコンサルティングする、人材と企業をつなぐ転職プラットフォーム事業などを行います。
エンジニア職
ビズリーチにおけるエンジニア職は、あらゆる種類があるのが特徴です。
エンジニアリングマネージャーやテックリード、ソフトウェアエンジニアなどが全部で25種類あり、さらにその他の事業サービスであるキャリトレやHRMOSなどのエンジニア職も合わせると、55種類もあるほどです。
たとえばソフトウェアエンジニアは、ビズリーチの既存事業や新規事業のモバイルアプリエンジニアとして、アプリケーションを企画したり、設計、開発、運用、保守をけん引したりする職種です。
同じ職種同士でなく、デザイナーやプロダクトマネージャー、マーケティング、営業などのような他部署との連携も図りながら、プロジェクトを進めていく仕事です。
クリエイティブ職
デザイナーなどのクリエイティブな職種も多数あり、デザイナー・オープンポジションは、デザイン領域のエキスパートとして急成長する会社をクリエイティブな面から加速していくお仕事を担います。
デザイン戦略推進のプロジェクトマネージャーやデザイナーサクセス、各デザイン部のフロントエンドエンジニアなどといったポジションが与えられていきます。
ビズリーチ全社員のおよそ3割がエンジニア職とデザイナーで占められています。
デザインとテクノロジーによりビジネスがスケールできると考えられているので、デザイン組織の強化や拡大に尽力されています。
ビズリーチの競合他社との違い
日本には転職サイトや転職エージェントサービスがたくさん存在していますが、ビズリーチは他社とは一味違う転職サービスを提供されているのが特徴です。
競合他社との違いはどのようなポイントにあるのでしょうか。
①ヘッドハンターが2500名以上と大規模
ビズリーチは、企業が直接利用するだけでなく、2500名以上もの提携転職エージェントのヘッドハンターが利用しているサイトとなっています。
ヘッドハンターが管理職を探す際によく利用されるサイトとしても大変有名です。
また、求職者自身がヘッドハンターを選ぶことができ、担当業種や経験年数などから絞り込んで検索できます。
また成約数や求人数による評価がされたヘッドハンターのランク付けがされていることによって、自分が最も信頼できるヘッドハンターを簡単に見つけ出せるのも魅力となっています。
転職エージェントなどですと、担当者が1人に限られてしまい、担当のコンサルタントと相性が悪くても変えてもらうことが難しいので、自らがヘッドハンターを選べるという点は使いやすいと言えるでしょう。
②日本初のユーザー課金型転職サービス
ビズリーチのユーザーのメインターゲットは、年収750万円以上の方、管理職や専門職、グローバルリーダーなどといったハイエンド層を狙っています。
国内ではじめてのユーザー課金型サービスとして稼働しており、サービスの利用が有料となっている点です。
基本的に有料ですが、お試しで使ってみたいという方向けに機能は制限があるものの、無料のスタンダードプランも提供されています。
③スカウト数が多くスカウトに特化したシステム
ビズリーチは、他の転職エージェントに比べても毎日のスカウト数が非常に多いことが挙げられます。
1日に30件程度、多い方は80件ものスカウトが来るという方もいらっしゃいます。
スカウトは、企業やヘッドハンターが求職者に対してどれだけ関心を持っているかを表しています。
プラチナスカウトは、とくに高い関心を持ち、企業の役員との面接が確約されているスカウトです。
そしてスカウトは、プラチナスカウトに比べると関心は低いですが、有料会員だけ届いたスカウトに対して閲覧したり、利用できたりする機能です。
自分から応募するのではなく、ヘッドハンターから直接紹介を受け、推薦してもらえるのです。
さらに有料会員は自分で求人に応募できます。
日常的に大量にやってくるスカウトから、自分の転職市場における価値を見いだすこともでき、自分に向いている業種を知ることができたり、今後のキャリアを決めたりするときにも役立ちます。
スカウト数を増やすには、職務経歴書の検索フォームから条件を絞り込んで人材を抽出されています。
そのため、できるだけ正しく、職務経歴が書かれていることがポイントです。
スキルやこれまでの経歴は適当に書くのではなく、なるべく詳細まで記載しておくと、企業やヘッドハンターが求める条件の対象人物になる可能性が高くなります。
また、職務経歴書には業種名ではなく、正しい企業名の正式名称を書いておくとなおよいです。
これまでの仕事でどのくらい会社へ貢献してきたどうかの具体的エピソードも加わると、より目にとまりやすくなるでしょう。
ビズリーチの将来性
少子高齢化と人材流動化の進行により、中途採用の高度化とデータ活用は一層重要になります。
本章では人的資本経営の潮流、SaaS連携の拡大、地方・中小企業への浸透可能性を展望します。
また採用と定着・活躍データをつなぐ価値検証が加速し、プラットフォームの意義は高まります。
規制や景気変動の影響も踏まえ、持続的成長のドライバーを具体的に捉えます。
人的資本経営と中途採用の高度化
人的資本情報の開示が進み、採用は戦略投資としての重要性を増しています。
その中でデータに基づく採用施策の評価が求められ、ビズリーチの強みが活きます。
職種やスキルの可視化は流動化する労働市場で価値が高まり、企業側の意思決定を支援します。
さらに採用後の活躍データとの連携が進めば、最適な採用要件の再設計も可能になります。
採用の質を測る指標が整うほどプラットフォームの重要度は高まります。
SaaS連携とワークフロー統合
応募管理、面接調整、評価、オファー承諾までのワークフロー統合は企業の生産性を引き上げます。
ビズリーチはAPIやSaaS連携を通じて既存システムと接続し、運用定着を加速させます。
これによりデータの分断が減り、採用指標の一元管理が実現します。
管理負荷の削減は人事の戦略業務へのシフトを促します。
採用オペレーションの自動化が長期的な競争力の源泉になります。
地方・中小企業への浸透余地
労働力人口の変化により、地方・中小企業の採用難易度は上がっています。
ダイレクトリクルーティングは母集団形成の新しい選択肢となり、導入余地は大きいです。
成功事例が増えるほど地域経済の人材流動性が高まり、企業の成長にも波及します。
教育や研修サービスとの連携で人材育成にも貢献できます。
未開拓セグメントの拡大は事業の持続的成長を後押しします。
ビズリーチの求める人物像とは
同社は顧客価値起点で課題を定義し、データで検証し、チームでやり切る人材を高く評価します。
本章では顧客志向、データ活用力、チーム貢献の三つの軸で求める人物像を具体化します。
また選考での評価基準に沿ってエピソード化するコツを示し、伝わる自己PRの型を提示します。
入社後の活躍像を描けるほど、志望動機と面接回答の一貫性は高まります。
顧客志向と課題解決力
ビズリーチが求める人材は顧客の採用課題に粘り強く向き合い、再現性のある解決策を実装できる人です。
採用ファネルやKPIを理解し、仮説検証を通じて改善を回し続けます。
また関係者の合意形成を促すコミュニケーション力も不可欠です。
成果から逆算して行動計画を設計できることが評価されます。
顧客価値に直結する思考と行動が人物要件の中心に据えられます。
データドリブンと学習意欲
データを正しく読み、施策の優先度を判断できる力が重視されます。
とくに反応率や面談化率などの数値を用いて改善提案を行う姿勢が求められます。
一方で環境変化が速いため、学習を継続する柔軟性も重要です。
未経験領域でも基礎を素早く習得し、成果に結びつける実行力が評価されます。
数値理解と学習の継続が成長速度を左右します。
チームワークとオーナーシップ
営業、CS、開発など多職種が連携するため、チームで価値を最大化する姿勢が必要です。
自ら課題を見つけ、関係者を巻き込み、実装までやり切る責任感が求められます。
また顧客の成功に対して執着を持ち、長期的な関係を築く姿勢が重要です。
その過程で得た知見を全社に共有し、学習する組織づくりに貢献します。
個人の成果と組織学習の両立が高評価につながります。
ビズリーチに内定する秘訣
選考突破には事業理解の深さと自分の経験の接続、そして数値で語る再現性が不可欠です。
本章では志望動機の作り方、面接対策、職種別アピールの磨き方を手順化して解説します。
またロールプレイやケース面接で問われる思考過程を分解し、準備すべき材料を明確にします。
一貫したストーリーで価値提供を示すことが、最終面接の説得力を大きく高めます。
志望動機は事業理解×キャリア一貫性で語る
志望動機はダイレクトリクルーティングの価値理解と自身のキャリア志向を結び付けて説明します。
たとえば採用DXやHRテックへの関心が、顧客の採用成功にどう貢献できるかを具体化します。
過去経験から得た課題認識を提示し、入社後の役割で実現する解決策を描きます。
さらにKPIの改善にどのように寄与するかを言語化すると説得力が増します。
事業とのフィットと自分の強みの一貫性が合否を分けます。
選考対策はデータと実例で準備する
面接では課題解決プロセスを定量的に語れるかが問われます。
売上、反応率、リード数などの数値を用いて施策と成果を時系列で説明します。
また失敗事例からの学びと再現性のある改善策も用意します。
ケース面接やロールプレイの準備では顧客の採用KPIを意識して提案を組み立てます。
数値に裏付けられた具体性が評価基準に直結します。
職種別アピールポイントを明確化する
営業志望は提案設計力と関係構築力、CS志望は運用改善と継続率向上の実績を強調します。
PMやデータ職志望はユーザー課題の言語化、要件定義、検証設計の経験を整理します。
いずれも仮説検証と振り返りサイクルを重視し、学習の速さを示します。
リファレンスやポートフォリオがあれば定量成果とともに提示します。
志望職種に合わせた打ち出しの精度が内定率を高めます。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート











