【26卒最新】IT業界の就職偏差値ランキング!SIer含む入社難易度を解説

【26卒最新】IT業界の就職偏差値ランキング!SIer含む入社難易度を解説

IT業界は、テクノロジーの急速な発展により、今後も大きな成長が期待される魅力的な業界です。

多様な分野があり、企業の数も多いことから、就職活動を行う学生にとっては、自分のレベルに合った企業を見つけることが重要なポイントとなります。

就職活動中の学生の中には、「どの企業を受けるべきか迷っている」「自分のスキルや適性に合ったIT企業がわからない」といった悩みを抱えている人が多いのではないでしょうか。

そんな時に役立つのが、就職偏差値ランキングです。

就職偏差値とは
企業の就職難易度を偏差値で表したもの

本記事では、2024年最新のIT業界就職偏差値ランキングを、分野ごとに紹介します。

各分野の特徴や傾向について解説し、就職偏差値の高い企業に内定を獲得するためのポイントについてもお伝えします。

この記事を読んでわかること
  • IT業界の各分野の就職偏差値ランキング
  • IT業界の就職偏差値ランキングの特徴
  • IT業界の就職偏差値が高い企業に就職するためのポイント
この記事をおすすめしたい人
  • IT業界への就職を目指す就活生
  • 自分のスキルや適性に合ったIT企業を探している人
  • IT業界の各分野の特徴や傾向を知りたい人

【総合】IT業界の就職偏差値ランキング

IT業界は、イノベーションが常に求められる世界です。

新しい技術やサービスが次々と生み出され、市場環境も目まぐるしく変化します。

この章ではIT業界の就職偏差値ランキングを一覧で紹介します。

以下のランキングの偏差値を比較し、IT業界の全体像を把握するためのツールとして活用してください。

Sランク

【71】Apple(アップル) Google(グーグル) Microsoft(マイクロソフト) Amazon(アマゾン) 

【70】Facebook(フェイスブック) Cisco Systems(シスコシステムズ) Salesforce(セールスフォース) 

Aランク

【69】Oracle(オラクル) vmware(ヴィエムウェア) 日本IBM PwC

【68】NTTデータ アクセンチュア Adobe 

【67】日立製作所  富士通  野村総合研究所(NRI) SAP

【66】新日鉄住金ソリューションズ(NS-SOL) 日本ヒューレットパッカード NTTコミュニケーションズ Speee

【65】楽天 NEC 冨士ゼロックス 日本総研 大和総研 dmm

【64】 NTTコムウェア 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC) 電通国際情報サービス(ISID)

【63】 三菱UFJインフォメーションテクノロジー BIPROGY(元日本ユニシス) みずほ情報総研 JSOL

【62】 クニエ 沖電気工業  農中情報システム SCSK Sky(スカイ)

【61】 日立システムズ 日立ソリューションズ 東京海上日動システムズ

【60】日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ(日本tcs) オービック NTTエレクトロニクス オージス総研 セプテーニ

Bランク

【59】 ニッセイ情報テクノロジー TIS 東洋ビジネスエンジニアリング NECソリューションイノベーター 富士通エフサス ソニーグローバルソリューションズ

【58】都築電気 NTTアドバンステクノロジ(NTT-AT) コベルコシステム 日興システムソリューションズ シンプレクス

【57】NTTデータ先端技術 テクマトリックス キヤノンITソリューションズ 三井情報 第一生命情報システムズ

【56】MS&ADシステムズ 東芝情報システムワークスアプリケーションズ ワークスヒューマンインテリジェンス(works human intelligence) JR東日本情報システム(JEIS) パナソニックインフォメーションシステムズ

【55】 三菱UFJトラストシステム みずほトラストシステムズ NTTデータ関西 NTTテクノクロス NECネッツエスアイ三菱総研究DCS 

【54】 兼松エレクトロニクス 三菱電機インフォメーションシステムズ ネットワンシステムズ セゾン情報システムズ 日立産業制御ソリューションズ フコク情報システム

【53】三菱電機インフォメーションネットワーク ANAシステムズ JTB情報システム インターネットイニシアティブ 富士通マーケティング 富士通ビー・エス・シー

【52】大塚商会 富士通ネットワークソリューションズ NTTPCコミュニケーションズ SOMPOシステムズ 三井住友トラスト・システム&サービス 明治安田システム・テクノロジー

【51】 NECネクサソリューションズ NECフィールティング エクサ NEC情報システム 東芝デジタルソリューションズ 富士通FIP 島津ビジネスシステムズ

【50】 DTS インフォコム インフォテクノ朝日 双日システム インテック リコーテクノ NTTデータカスタマサービス

Cランク

【49】さくら情報システム ヤマトシステム開発 NRIシステムテクノ TISシステムサービス 住友化学システムサービス 旭情報サービス アルファシステムズ ジャステック

【45】 富士ソフト トランスコスモスアロートラストシステムズ ランドコンピュータ 沖電気カスタマアドテック

【43】 東計電算 コベルコソフトサービス テクノプロエンジニアリング フォーラムエンジニアリング メイテック

【39】 エヌ・ティ・ティシステム開発 ソフトウェア興業 東京コンピューターサービス VSN アイエスエフネット グマトロン

ランキングごとの特徴

Sランクには、Apple、Google、Microsoft、Amazonなどの世界的IT企業が名を連ねています。

Aランクには、NTTデータ、富士通、日本IBMなどの有名企業が多く含まれ、Bランクは中堅企業を中心に構成されています。

ただしITにはシステムエンジニア、プログラマー、インフラエンジニア、セールスエンジニアなど、様々な職種があるため、自分の強みを活かせる分野を見極めることが重要です。

IT業界は、技術の進歩が早く、常に新しい知識やスキルが求められます。

就職後も、継続的な学習と自己研鑽が必要不可欠です。

自分のキャリアプランを考え、長期的な視点で就職先を選ぶことが重要です。

【Sier】IT業界の就職偏差値ランキング

SIerとは顧客の問題解決のためのシステムを企画・構築し、その運用保守を請け負う企業を指します。

場合によっては課題解決のためのコンサルティングに関わることもあります。

ここからは、IT業界のSier就職偏差値ランキングを一覧で紹介する。

Sランク

なし

Aランク

【68】 NTTデータ アクセンチュア

【67】 富士通 野村総合研究所(NRI)

【66】新日鉄住金ソリューションズ(NS-SOL)

【64】 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC) 電通国際情報サービス(ISID)

【63】三菱UFJインフォメーションテクノロジー 日本ユニシス みずほ情報総研 JSOL

【62】農中情報システム SCSK 

【61】日立システムズ 日立ソリューションズ 東京海上日動システムズ

【60】 日本タタ・コンサルタンシー・サービシズ(日本tcs) オービック オージス総研

Bランク

【59】 ニッセイ情報テクノロジー TIS 東洋ビジネスエンジニアリング NECソリューションイノベーター 富士通エフサス ソニーグローバルソリューションズ

【58】 都築電気 コベルコシステム 日興システムソリューションズ シンプレクス

【57】テクマトリックス キヤノンITソリューションズ 三井情報 第一生命情報システムズ

【56】MS&ADシステムズ 東芝情報システム ワークスアプリケーションズ JR東日本情報システム(JEIS) パナソニックインフォメーションシステムズ

【55】 三菱UFJトラストシステム みずほトラストシステムズ NTTデータ関西 NTTテクノクロス NECネッツエスアイ 三菱総研究DCS

【54】兼松エレクトロニクス 三菱電機インフォメーションシステムズ ネットワンシステムズ セゾン情報システムズ 日立産業制御ソリューションズ フコク情報システム

【53】 三菱電機インフォメーションネットワーク ANAシステムズ JTB情報システム インターネットイニシアティブ 富士通マーケティング富士通ビー・エス・シー

【52】 大塚商会 富士通ネットワークソリューションズ NTTPCコミュニケーションズ SOMPOシステムズ 三井住友トラスト・システム&サービス 明治安田システム・テクノロジー

【51】 NECネクサソリューションズ NECフィールティング エクサ NEC情報システム 東芝デジタルソリューションズ 富士通FIP 島津ビジネスシステムズ

【50】 DTS インフォコム インフォテクノ朝日 双日システム インテック リコーテクノ NTTデータカスタマサービス

Cランク

【49】さくら情報システム ヤマトシステム開発 NRIシステムテクノ TISシステムサービス 住友化学システムサービス 旭情報サービス アルファシステムズ ジャステック

【45】富士ソフト トランスコスモス アロートラストシステムズ ランドコンピュータ

【43】 コベルコソフトサービス テクノプロエンジニアリング フォーラムエンジニアリング メイテック

【39】 エヌ・ティ・ティシステム開発 ソフトウェア興業 東京コンピューターサービス VSN アイエスエフネット シグマトロン

【コンサルティング】IT業界の就職偏差値ランキング

コンサルティング分野は、IT業界の中でも特に高い専門性と問題解決能力が求められる領域です。

ひとくちにコンサルティング会社といっても、大手企業からベンチャー企業まで、様々な規模の企業が存在しています。

この章では、IT業界のコンサルティング企業の就職偏差値ランキングを一覧で紹介します。

Sランク

  • アクセンチュア
  • 野村総研
  • PwCコンサルティング

Sランクの企業は、世界的に知名度が高く、大規模なプロジェクトを手がける機会が多いです。

高い報酬と福利厚生が魅力ですが、競争率も非常に高くなっています

グローバルな環境で働きたい人や、高い専門性を身につけたい人に向いています。

Aランク

  • 日本総研
  • 大和総研
  • クニエ
  • シグマクシス

Aランクの企業は、国内では大手クラスのコンサルティング企業です。

専門性の高いサービスを提供しており、将来的なキャリアアップが期待できます

特定の業界や分野に特化したサービスを提供している企業もあるため、自分の興味や強みを活かせる環境を見つけやすいでしょう。

Bランク

  • 日立コンサルティング
  • 日本IBM

Bランクの企業は、大手企業グループの一員であることが多く、安定性が高いのが特徴です。

ITを活用したコンサルティングサービスを提供しているため、技術に興味がある人や、大手企業の安定性を重視する人に適しています。

Cランク

  • ビジョン・コンサルティング
  • エイジェックスデジタルストラテジーズ

Cランクの企業は、比較的規模が小さいものの、特定の分野に特化したサービスを提供しています。

専門性を高めたい人にとって魅力的な就職先となるでしょう。

中堅・中小企業向けのサービスを提供している企業では、クライアントとの距離が近く、幅広い業務経験を積むことができます。

【Webサービス】IT業界の就職偏差値ランキング

Webサービス分野は、近年急速に成長している領域で、学生にも人気な領域です。

ここからは、IT業界のWebサービス系企業の就職偏差値ランキングを一覧で紹介します。

Sランク

  • Google
  • Facebook

Sランクの企業は、世界的に著名なWebサービスを提供しています。

革新的な技術力とビジネスモデルが特徴で、優秀な人材が集まる傾向にあります。

グローバルな環境で最先端の技術に触れられることが魅力ですが、競争率は非常に高いです。

Aランク

  • Yahoo!
  • 楽天

Aランクの企業は、国内で高い知名度を持つWebサービスを提供しています。

幅広い事業展開が特徴で、日常のショッピングサービスから旅行事業まで、多様なサービスに携われる機会があります。

安定性も高く、長期的なキャリア形成が期待できるでしょう。

Bランク

  • サイバーエージェント
  • DeNA
  • LINE

Bランクの企業は、特定の分野で強みを持つWebサービス企業です。

自社サービスの開発や運営に注力しており、専門性を高めたい人に適しています。

比較的若い企業が多く、ベンチャーマインドを持って働くことができるでしょう。

Cランク

  • Indeed
  • AWS Japan
  • メルカリ

Cランクの企業は、特化型のWebサービスを提供しています。

ニッチな市場で高いシェアを獲得しており、専門性を極めたい人にとって魅力的です。

スタートアップ企業も含まれ、裁量権が大きく、サービスの成長を直接体験できる環境があります。

【ソフトウェア系】IT業界の就職偏差値ランキング

ソフトウェア分野は、企業や個人向けのアプリケーションやシステムを開発し、IT業界の中核を担っています。

この章では、IT業界のソフトウェア系企業の就職偏差値ランキングを一覧で紹介します。

Sランク

  • Microsoft
  • 日本オラクル

Sランクの企業は、グローバル市場で圧倒的な知名度を誇るソフトウェア企業です。

世界中の企業や個人に製品やサービスを提供しており、技術力とブランド力が非常に高いです。

これらの企業で働くことで、最先端の技術に触れ、グローバルなキャリアを築くことができるでしょう。

Aランク

  • トレンドマイクロ

Aランクの企業は、特定の分野でトップシェアを誇るソフトウェア企業です。

高い技術力と専門性が強みで、その分野で深い知見を持つ社員が集まっています。

トレンドマイクロのセキュリティ分野のように、社会的な重要性が高まっている領域で活躍することができるでしょう。

Bランク

  • ジャストシステム

Bランクの企業は、国内市場で高いシェアを持つソフトウェア企業です。

例えばジャストシステムは個人向けのワープロソフト「一太郎」を開発し、他にも日本語入力システムなどの分野で強みを発揮しています。

国内市場に特化したい人や、日本ユーザーの行動を深く理解したい人に向いているでしょう

Cランク

  • ワークスアプリケーションズ
  • サイボウズ

Cランクの企業は、特定の業務領域に特化したソフトウェアを提供しています。

企業の業務効率化や生産性向上に寄与するソフトウェアが中心で、ユーザー企業との密接な関係が重要になります。

ソフトウェアの開発だけでなく、コンサルティング的な視点を持って、ユーザーの課題解決に携われることが魅力です。

【ハードウェア系】IT業界の就職偏差値ランキング

ハードウェア分野は、コンピュータやデバイスの設計・開発・製造を行い、IT業界の基盤を支えています。

この章では、IT業界のハードウェア系企業の就職偏差値ランキングを一覧で紹介します。

Sランク

  • Apple

Sランクの企業は、世界的に著名なハードウェアメーカーです。

例えばAppleは、デザイン性と機能性を兼ね備えたIT製品で、グローバル市場をリードしています。

最先端の技術力とデザイン思考を学べる環境があり、世界を舞台にキャリアを築くことができるでしょう。

Aランク

  • 富士通
  • NEC(日本電気)

Aランクの企業は、国内外で高いシェアを持つハードウェアメーカーです。

長年にわたって培ってきた技術力と、幅広い事業分野が特徴です。

大規模システムの構築や、社会インフラの整備に携わることができ、社会貢献度の高い仕事に就けるでしょう。

Bランク

  • 三菱電機
  • 東芝

Bランクの企業は、国内の大手電機メーカーです。

産業用機器や社会インフラ関連のハードウェア開発に定評があります。

また、グローバルな事業展開を進めている企業もあり、海外で活躍する機会もあります。

Cランク

  • ELECOM

Cランクの企業は、比較的規模は小さいものの、特定の製品分野で高いシェアを持つハードウェアメーカーです。

ELECOMの場合、BtoC市場向けに、パソコンやスマートフォンなどの周辺機器・アクセサリの製品開発から販売まで深く関われることが魅力です

ユーザー目線に立った製品づくりや、デザイン思考を学べる環境があるでしょう。

IT業界の年収ランキングと企業一覧

続いて、本章ではIT業界の年収ランキングと企業を解説します。

就職先を選ぶうえで、平均年収を把握しておくことは、非常に重要です。

競合他社と比較したり、自分のキャリアプランを検討したりする際に利用します。

厚生労働省が公表したデータによると、2023年の一般労働者の平均年収は、318.3万円でした。

男女を合計した数値になります。

IT業界の平均年収を理解する材料にしてください。

出典:厚生労働省ホームページ

平均年収1,000万円~のIT企業

平均年収が1,000万円以上のIT企業は、以下の9つです。

企業名 平均年収
Facebook 1,618万円
Google 1,486万円
Microsoft 1,290万円
野村総合研究所 1,235万円
PwC 1,200万円
セールスフォース 1,150万円
日本オラクル 1,069万円
SRAホールディングス 1,032万円
SAPジャパン 1,028万円

上記の表より、平均年収が1,000万円を超えるIT企業は、外資系企業が半分以上を占めています。

そのため、年収1,000万円以上を目指す就活生は、外資系企業がおすすめです。

平均年収800以上1,000万円未満のIT企業

平均年収が800万円から1,000万円台の企業を5つずつ紹介します。

企業名 平均年収
伊藤忠テクノソリューションズ 896万円
JBCCホールディングス 894万円
都築電気 881万円
東洋ビジネスエンジニアリング 813万円
NEC 814万円
電通国際情報サービス 993万円
三菱総合研究所 993万円
シスコシステムズ 964万円
日立製作所 902万円
日本ヒューレット・パッカード 961万円

上記の表から業績の良いSler企業が、ほとんどを占めていることがわかります。

Sler企業とは、エスアイヤーと呼ばれ、顧客の希望に応じてシステム開発を担当する企業です。

また、SlはSystem Integrator(システムインテグレーター)の略称になります。

IT業界を目指すのであれば、覚えておくと役立つでしょう。

平均年収~700万円のIT企業

平均年収が700万円のIT企業は、以下の5つです。

企業名 平均年収
LINE 770万円
DeNA 770万円
楽天 755万円
富士通BSC 669万円
ミロク情報サービス 624万円

日本に住んでいれば、一度は耳にしたことがある企業名が名を連ねています。

身近に感じる就活生も多いでしょう。

IT業界内において平均年収は低く見えますが、日本全体と比較すると約2倍の年収です。

油断することなく、しっかりと就活対策しましょう。

平均年収が低い=内定が獲得しやすいとは、限りません。

自己分析や企業分析など基本的な就活対策は、徹底してください。

IT業界への就職が多い大学

IT業界への就職が多い大学を紹介します。

ここでは、IT業界トップとも言える、Google社への入社数を基準にランキングを紹介します(参考: 2022年Google採用大学ランキング)。

大学別入社数ランキング
大学名 採用人数
東京大学 5人
東京工業大学 2人
早稲田大学 1人

就職偏差値とは

就職偏差値とは、新卒就活における企業の入社難易度を数字で表したものです。

偏差値とは、平均とどれくらい差があるかを数値化したもので、平均値=偏差値50となります。

そのため、就職偏差値が高いほど入社難易度が高く、低いほど比較的入社しやすい、という指標となっています。

IT業界の就職偏差値の特徴

IT業界の就職偏差値は、他の業界に比べても高い傾向にあります。

IT業界はそもそも、高度な技術や知識が求められることも多く、適正検査や書類検査など、もろもろハードルが高くなっています。

偏差値の高い大学の学生でも面接前に落ちてしまう、なんてこともあるため、就職偏差値が高いIT企業への入社を狙う場合は覚悟が必要です。

就職偏差値についてより深く知りたい方はこちらをご覧ください。

IT業界の特徴

IT業界の就職偏差値を踏まえて、IT業界に興味をもっていただけた方もいらっしゃるかと思います。

ここでは、IT業界にはどのような特徴があるのか、職種と業務内容、就活スケジュールの観点から解説します。

職種と業務内容

IT業界には多くの職種があり、各職種の業務内容も多岐にわたります

主な職種としては、システムエンジニア、プログラマー、ネットワークエンジニア、データサイエンティスト、UI/UXデザイナーなどが挙げられます。

システムエンジニア (SE)

クライアントの要望をもとにシステムの設計を行い、プロジェクト全体の管理を担当します。

SEはプロジェクトマネージャーとしての役割も兼ねることが多く、技術力と共にコミュニケーション能力も求められます。

プログラマー

システムエンジニアが設計したシステムを、プログラミング言語を用いて実際にコードとして実装します。

プログラミングスキルが主に問われますが、最近ではデバッグやテストも重要な業務の一部です。

ネットワークエンジニア

ネットワークの設計、構築、運用、保守を担当します。

セキュリティ対策やトラブルシューティングのスキルが必要です。

データサイエンティスト

大量のデータを分析し、ビジネスの意思決定に役立てる役割を果たします。

データ解析の技術や統計的知識に加え、ビジネスに対する理解も重要です。

UI/UXデザイナー

ユーザーの視点に立って、使いやすく魅力的なデザインを作成します。

デザインソフトのスキルだけでなく、ユーザー行動の分析能力も求められます。

就活スケジュール

IT業界の就職活動は、他業界に比べて早い段階から始まることが多いです。

多くの企業がインターンシップを重視しており、インターンシップを通じて早期選考に進むことができる場合があります。

また、年度末や年度初めにかけて採用活動が活発になるため、早めに自己分析や企業研究を行い、準備を整えておくことが重要です。

ただし、中には通年採用の企業もあるため、いきたい企業がある場合はどの時期にどんなことを実施しているのかHPなどをみて確認しておきましょう。

春(3月~6月)

大手企業が本選考を開始する時期です。

多くの企業がエントリーシートや筆記試験、一次面接を行います。

夏(7月~8月)

インターンシップが活発に行われる時期です。

インターンシップを通じて企業との接点を増やし、選考に進むための足掛かりを作ることができます。

秋~冬(9月~翌年2月)

内定が出始める時期ですが、中小企業やスタートアップ企業ではこの時期に本選考を開始する場合もあります。

IT業界の今後の展望

IT業界の今後は、大きく以下の4つが予想されます。

Point
  • 5Gが普及する
  • IoTが普及する
  • クラウドサービスが増加する
  • セキュリティサービスの需要が伸びる

IT業界は、AIやIoTの登場により、現在も成長を続けています。

そのため、将来を予測し、対策を練ることが重要です。

就職した時期は問題なかったが、働き始めてから「思っていた仕事ではなかった」と後悔しないために、本章を参考にしてください。

5Gが普及する

まず、5Gが普及します。

5Gは、第5世代通信の略称です。

4Gと比較して、低遅延で多数接続が可能になりました。

さらに、大容量のデータを通信できます。

そのため、IT分野への活用が難しかった分野への進出が予想されます。

自動車の自動運転技術向上やWeb会議時の遅延解消など、さまざまな分野で活用できるでしょう。

日本人のほとんどが持っている、スマートフォンにも影響があります。

例えば、都市部で人口が密集している場所でも、スムーズにインターネットに接続可能です。

さらに、4Gよりも一度に多くの情報にアクセスできます。

5Gは、現在基地局の増設により、対応エリアが拡大しています。

5Gがあたり前の存在になることを理解しておきましょう。

IoTが普及する

次に、IoTが普及するでしょう。

IoTは、Internet of Things(インターネット・オブ・シングス)の略称です。

これまで、インターネットに接続していなかったモノが接続されるようになります。

例えば、冷蔵庫です。一般的な冷蔵庫は、扉を開けて中身を確認します。

しかし、IoTを活用することで、外出先から冷蔵庫の中身が確認できます。

インターネットに接続することで離れた場所から管理が可能です。

家電以外に、工事現場でも活躍します。

工事現場の気温や湿度、周囲への騒音などの情報が一括で確認可能です。

そのため、より安心安全な職場環境になるでしょう。

IoTに関するサービスや商品は、今後さらに種類が増えていきます。

使いこなせるように情報収集しておきましょう。

クラウドサービスが増加する

そして、クラウドサービスが増加します。

クラウドサービスとは、インターネット上で利用できるサービスの総称です。

インターネットが利用できる環境であれば、場所を選ばないため、ビジネスを中心に普及していくでしょう。

とくに、企業が管理しているサーバーやソフトウェアがインターネット上に移行されます

現在では、主に以下の3つが注目されています。

略称 正式名称 サービス例
SaaS Software as a Service Slack、Googleドキュメント
PaaS Platform as a Service データ分析、Webアプリケーション開発
IaaS Infrastructure as a Service Microsoft Azure、Google Cloud Platform

今までであれば、専用のアプリをダウンロードする必要がありました。

また、アプリがなければ作業できません。

しかし、クラウドサービスが普及することで、場所や時間、パソコンを選ばずにサービスが利用できます。

セキュリティサービスの需要が伸びる

最後は、セキュリティサービスの需要が伸びます。

多くの情報をインターネット上でやり取りするためです。

これまでは、紙媒体がほとんどのため、金庫に鍵をかけることで管理ができました。

しかし、インターネット上にある情報は、専用の対策が必要です。

そのため、よりセキュリティサービスが必要とされます。

また、新型コロナウイルス以降、在宅ワークする人が増加しました。

その結果、どの場所からでも安心してインターネットにアクセスできる高いセキュリティが求められています。

一般家庭であれば、ホームセキュリティとしての需要があるでしょう。

防犯や防火に役立ちます。

企業と個人の両方で成長する分野です。

IT業界に就職するためのポイント

IT業界に就職するためのポイントを3つ解説します。

以下の3つを意識することで、就活が有利に進むでしょう。

IT業界に就職するためのポイント
  • トレンドをおさえる
  • 資格をとる
  • 何がしたいかを具体的にする

IT業界は現在も成長しています。

今は通用する情報や技術が、数年後も活用できるか不透明です。

そのため、就活対策は将来のIT業界を見据えましょう。

トレンドをおさえる

IT業界は技術の進化が非常に早いです。

そのため、最新の技術トレンドや業界動向に常にアンテナを張っておくことが求められます。

AI、IoT、クラウドコンピューティングなど、今後の成長が期待される分野についての知識を深めておくと良いでしょう。

資格をとる

特定の資格を持つことは、自分のスキルを証明するうえで大きなアドバンテージになります。

ITパスポートや基本情報技術者試験、ネットワークスペシャリストなど、目指す職種に応じた資格取得を検討しましょう。

おすすめの資格
  • ITパスポート
  • 基本情報技術者試験
  • ネットワークスペシャリスト

何がしたいかを具体的にする

先述している通り、 IT業界には多くの職種があり、それぞれ求められるスキルや業務内容が異なります。

自分がどの分野に興味があり、どのようなキャリアを描きたいのかを具体的に考えることが、企業選びや就職活動の成功につながります。

IT業界の就職偏差値ランキングまとめ

IT業界の就職偏差値ランキングは、企業研究の第一歩として参考になります。

ただし難易度の高い企業に挑戦しようと思っている学生は、ライバルも多くなるため、早い段階からの動き出しや万全な対策が必要になることは注意が必要です。

気になる企業の選考フローは、早めにチェックしましょう。

IT業界は成長が期待される魅力的な業界です。

まずは本記事のランキングを参考にしながら、IT業界の全体像を把握しましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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