【26卒】5月でも就活はやり直しOK!最速で内定を獲得する方法を徹底解説

【26卒】5月でも就活はやり直しOK!最速で内定を獲得する方法を徹底解説

大学4年生の5月、周りが内定を取り始めている姿を見ると、自分だけ出遅れてしまったと焦りを感じる方も多いかもしれません。

しかし、今からでも就職活動をやり直すことは十分に可能ですし、まだまだチャンスはたくさんあります。

現在の就活市場は、通年採用や夏採用・秋採用を行う企業が増えてきているため、5月以降も活発に採用活動を続けている企業が少なくありません。

特に中堅・中小企業、ベンチャー企業、外資系企業などは、これからが本格的な選考時期というところも多いのが実情です。

とはいえ、これまでのペースとは違い、ここからはスピード感を持った行動が求められます。

なんとなく企業を探して、ゆっくり応募するという姿勢では、あっという間にチャンスを逃してしまう可能性があるため、戦略的に動くことが重要です。

本記事では、5月から就活をやり直すうえでの心構えや注意点、今後のスケジュール感について、詳しくご紹介していきます。

焦る気持ちを抱えている方も、この記事を読み進めるうちにまだ間に合うと前向きな気持ちになれるはずです。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

5月から始めたから不利だと決めつける必要はまったくありません。

今からできることを一つひとつ積み重ねていけば、納得のいく内定を手にすることは十分に可能です。

大切なのは、現状を正しく把握し、ゴールを見据えて行動を起こすことです。

一緒に、これからの就活を成功へと導いていきましょう。

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5月からでも就活のやり直しはOK!

5月から就活を再スタートするのは、決して遅すぎるわけではありません。

むしろ、今から本腰を入れて動き出すことで、まだまだ多くのチャンスをつかむことができます。

現在の採用市場は変化が進んでおり、年々、夏採用や秋採用、通年採用を実施する企業が増加しています。

特に中小企業やベンチャー、外資系企業、IT業界などは、5月以降も積極的に採用活動を行っていることが多いです。

そのため、5月スタートでも選べる企業がないと悲観する必要はありません。

ただし、5月からの就活はスピード感と計画性がこれまで以上に重要になります。

エントリーから内定獲得までの期間が短縮される傾向があるため、自己分析や企業研究、書類準備、面接対策を同時並行で進めていく必要が出てきます。

今できることはすぐにやるという意識を持つことが成功のカギです。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

焦りから無理に興味のない企業にエントリーするのではなく、自分に合った企業をしっかり見極める姿勢も大切です。今後長く働く場所を選ぶからこそ、焦る気持ちを抱えながらも、一社一社丁寧に向き合うことを心がけましょう。5月スタートだからこそ、集中力を最大限に発揮できる──そんなポジティブな気持ちを持って、今からの行動に移していきましょう。正しい戦略と努力があれば、必ず納得のいく結果を手にすることができます。

ただし8月までには内定を獲得しないとやばい

5月から就活を始めた場合、目標は8月までに内定を獲得することです。

なぜなら、一般的に6月〜7月頃には多くの企業で内定者が決まり、8月以降は採用活動を縮小または終了する企業が急増するためです。

特に、近年は就活の早期化が進んでおり、4月〜5月にかけて既に選考をスタートしている企業も多く存在します。

そのため、8月に入る頃には、応募できる企業の数自体が大幅に減少してしまう可能性が高いのです。

もう少し考えてから動こうと悠長に構えていると、選択肢が限られてしまい、納得できる就職先を見つけるのが難しくなるリスクが高まります。

だからこそ、5月から就活を再スタートするなら、今すぐ動き出すことが非常に重要です。

今の時期から活動を加速させれば、6月〜7月中に内定を獲得するチャンスは十分にあります。

具体的には、まず自己分析と企業研究を短期間で集中して進め、応募する企業を絞り込みましょう。

そのうえで、エントリー、書類提出、面接対策をスピーディーにこなし、1社でも多く選考に進むことがカギとなります。

早く動き出した人が有利になるというのが、これからの就活のリアルです。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

焦る気持ちに押し流される必要はありません。冷静に、自分の志向や条件に合った企業を見極めながら、着実にステップを踏んでいくことが成功への近道です。今は不安な気持ちでいっぱいかもしれませんが、まだ間に合う、これから挽回できると信じて、一歩を踏み出していきましょう。

5月からでも就活をやり直すべき人の特徴

就活を進めていく中で、思っていたようにいかずにモヤモヤした気持ちを抱えることは、決して珍しいことではありません。

ここでは、5月からでも就活をやり直すべき人の特徴について、具体的にご紹介します。

5月からでも就活をやり直すべき人の特徴
  • ・内定先が不安
  • ・志望した企業や職種で内定がもらえなかった
  • ・周りと合わせて勢いで入社先を決めた
  • ・1社内定をもらえた時点で就活を終えた
  • ・内定ブルーによる不安が募った
  • ・内定先の企業が就活軸に当てはまらなかった

・当てはまる部分があれば、今からでも行動を起こして、自分に合ったキャリアを見つけていきましょう。

内定先が不安

内定が決まったとはいえ、本当にここで良かったのかなという不安な気持ちを抱えている方もいらっしゃるでしょう。

仕事というのは、今後の人生で非常に大きな割合を占めるものです。

1日24時間のうち、働く時間は約3分の1にもなります。

だからこそ、どんな仕事に就くか、どの企業で働くかは、今後の人生を大きく左右するターニングポイントとなるのです。

もし内定先に対して漠然とした不安を感じているなら、その直感を無視してしまうのは危険です。

不安なまま入社を決めてしまうと、モチベーションが上がらず、働き始めてからも思うように成果を出せなかったり、早期離職につながってしまう可能性もあります。

大切なのは、自分の気持ちに正直になること。

たとえ周りが順調に見えても、自分が納得できないまま進んでしまっては後悔が残ります。

今の不安をしっかり受け止め、改めて就活をやり直すという選択肢を持つことは、決して後ろ向きなことではありません。

むしろ、より良い未来を選び取るための前向きな一歩です。

志望した企業や職種で内定がもらえなかった

一生懸命対策をして臨んだにもかかわらず、志望していた企業や職種から内定がもらえなかった経験は、就活生にとって非常につらいものです。

なぜダメだったのかと自問自答しながら、気持ちの整理がつかないまま就活を続けている方もいるかもしれません。

本当に行きたかった企業にご縁がなかった場合、妥協して興味のない企業に決めてしまうと、後々やっぱり違ったと後悔するリスクが高まります。

納得感のないまま社会人生活をスタートさせることは、想像以上に精神的な負担となるものです。

だからこそ、5月の今、自分の気持ちに改めて向き合い、再挑戦する価値は十分にあります。

志望していた企業に合った対策をしていたなら、その努力は決して無駄ではありません。

経験を活かしながら、視野を少し広げて別の企業や職種にも目を向けてみましょう。

本当にやりたいことは何かを今一度見つめ直し、納得のいくキャリアを築くために、もう一度、就活をやり直してみる勇気を持ちましょう。

周りと合わせて勢いで入社先を決めた

就活中、周りの友人がどんどん内定を獲得していく姿を見ると、どうしても焦ってしまうものです。

自分も早く決めなきゃと思い、勢いで入社先を選んでしまったという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、周りに合わせるあまり、本当に自分が行きたい企業を見極める時間を取れなかった場合、理想とのギャップを感じやすくなります。

周囲の目を気にして選んだ会社で、長くモチベーションを保ちながら働き続けるのは、想像以上に大変なことです。

本当にこの会社で働きたいのか自分が大切にしたい価値観に合っているのか──今からでも、冷静に自分自身に問いかけてみましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

もし違和感を覚えるのであれば、勇気を持って軌道修正することも大切です。周りと自分は違う、ということを受け入れ、自分自身のペースで就活を進めることが、納得できる未来への第一歩です。5月の今なら、まだ間に合います。焦らず、自分らしい選択を取り戻していきましょう。

1社内定をもらえた時点で就活を終えた

就活は、エントリーシート作成、面接対策、企業研究など、多くのエネルギーと時間を要する活動です。

長期間にわたって取り組む中で、誰しも疲れやストレスを感じるものです。

そのため、1社から内定をもらえたから、もうこれ以上頑張らなくてもいいやと就活を終えてしまうケースも少なくありません。

もちろん、早期に自分に合った企業と出会えたのであれば素晴らしいことです。

しかし、もしとりあえず内定が出たから就活を続けるのが面倒だからという理由で終えてしまった場合、後から本当にここで良かったのだろうかと悩むことになるかもしれません。

社会人生活は一時的なものではなく、何年にもわたる長い道のりです。

だからこそ、今一度立ち止まり、内定先が自分の価値観や将来像に本当に合っているのかを見直すことが重要です。

まだ他に自分に合う企業があるかもしれない、もう少しだけ頑張ってみたいという思いが少しでもあるなら、5月の今からでも就活をやり直す価値は十分にあります。

疲れた心を一度リセットし、改めて自分の目指すキャリアに向けて行動を起こしていきましょう。

内定ブルーによる不安が募った

内定ブルーとは、内定をもらった後に感じる漠然とした不安やモヤモヤを指します。

明確な理由があるわけではないけれど、本当にこの会社でいいのかな、社会人になるのが怖いなといったネガティブな感情が湧き上がってくる状態です。

これは誰にでも起こり得る自然な心の動きであり、決して自分だけが弱いわけではありません。

むしろ、それだけ真剣に将来について考えている証拠です。

ただし、その不安を放置してしまうと、入社後にミスマッチを感じたり、早期離職につながるリスクもあります。

大切なのは、なぜ不安なのかを丁寧に掘り下げ、自分自身と向き合うことです。

たとえば、仕事内容に対する不安なのか、社風に違和感があるのか、将来のキャリアパスに懸念があるのか──具体的な理由を突き止めることで、今後どう行動すべきかが見えてきます。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

もし内定先が自分の希望や価値観に合わないとわかったなら、5月からでも新たな企業を探す選択をして構いません。不安な気持ちを無理に押し込めず、正直に向き合うことが、後悔のない社会人生活への第一歩です。

内定先の企業が就活軸に当てはまらなかった

就活を進める中で、たくさんの情報を取り入れるあまり、当初の自分の就活軸が曖昧になってしまうことはよくあります。

最初はこの業界でこういう仕事がしたいと思っていたのに、選考が進むにつれて何となく内定をもらった企業に流されてしまった──そんな経験をしている方も多いのではないでしょうか。

しかし、いざ内定後に冷静になって企業研究をし直してみると、あれ、思っていたのと違うと気づくこともあります。

給与、福利厚生、働き方、企業理念、成長環境など、当初大切にしていた軸とズレていると感じた場合、その違和感は無視しないほうが良いでしょう。

就職先は今後のキャリアを大きく左右するだけでなく、生活そのものにも大きな影響を与えます。

だからこそ、自分の大切にしている価値観と一致しているかどうかを、今一度確認することがとても重要です。

もしやっぱり納得できないという思いが強いのであれば、5月からでも軌道修正していきましょう。

焦る必要はありません。自分の軸を再確認し、それに合った企業を改めて探すことで、より満足度の高いキャリアスタートを切ることができます。

5月からでも就活をやり直せる理由

5月から就活をやり直すことに不安を感じる方も多いかもしれませんが、実は今からでも十分に巻き返すチャンスはあります。

ここでは、その理由について詳しくご説明します。

5月からでも就活をやり直せる理由
  • ・入社する2週間前なら内定辞退は法的にOKだから
  • ・秋採用や二次募集を実施している企業も少なくないから
  • ・就活エージェントを利用すれば3月まで選考を受けられるから

正しい知識と行動力があれば、納得のいく内定を手にすることは決して不可能ではありません。

入社する2週間前なら内定辞退は法的にOKだから

まず知っておきたいのは、内定辞退は入社日の2週間前までであれば、法的に認められているということです。

内定とは労働契約の予約と見なされるため、民法上、辞退(契約解除)が可能とされています。

とはいえ、法律的には問題がなくても、企業側に迷惑がかかることは事実です。

特に辞退の連絡が遅くなるほど、企業は新たな人材を確保する時間がなくなり、現場に大きな負担をかけることになってしまいます。

場合によっては、関係が悪化したり、トラブルに発展するリスクもあるため、辞退を決めたらできるだけ早く、誠意を持って伝えることが大切です。

具体的には、まず電話で直接連絡を入れ、その後、メールや書面で正式に辞退の旨を伝えるのがマナーです。

感謝の気持ちを忘れず、丁寧な対応を心がけましょう。

辞退するのは申し訳ないと感じるかもしれませんが、人生における大きな決断だからこそ、後悔しない選択をすることが何よりも重要です。

自分の将来を真剣に考えたうえでの行動であれば、きっと理解してもらえるはずです。

秋採用や二次募集を実施している企業も少なくないから

5月以降も、実は多くの企業が秋採用や二次募集を実施しています。

特に近年では、採用活動の多様化が進み、春採用だけに頼らない企業が増えてきました。

景気の変動や人材確保の難しさを背景に、夏・秋にかけて追加募集を行う企業も珍しくありません。

中小企業やベンチャー企業だけでなく、大手企業でも採用充足数に達しなかった場合の追加募集として、秋採用を行うケースがあります。

また、選考スケジュールに余裕を持たせるため、あえて後期に重点を置く企業も存在します。

こうした企業は、春採用に比べると比較的じっくりと学生を見る傾向があり、一人ひとりの個性や志望動機を重視してくれることも多いです。

そのため、今からじゃ遅いかも…と不安に思っている方でも、十分にチャンスを掴める可能性があります。

重要なのは、積極的に情報収集を行い、自分に合った企業を見つけることです。

大学のキャリアセンターや就活サイト、企業の公式サイトなどを活用して、秋採用情報を早めにキャッチしましょう。

就活エージェントを利用すれば3月まで選考を受けられるから

さらに心強いのが、就活エージェントを活用すれば、一般の採用スケジュールよりも長く選考のチャンスが得られるという点です。

エージェントが紹介してくれる企業の中には、年度末ギリギリの3月まで選考を行っているところも少なくありません。

就活エージェントとは、学生一人ひとりに専任のアドバイザーがつき、希望や適性に合わせて求人を紹介してくれるサービスのことです。

自己分析のサポートやES添削、面接対策なども行ってくれるため、特に短期間で成果を出したい方には非常に心強い存在となるでしょう。

また、エージェント経由でしか応募できない非公開求人も数多くあり、ライバルが少ない環境で就活を進められるメリットもあります。

5月スタートで不安を感じている方こそ、プロのサポートを受けながら効率的に就活を進めることをおすすめします。

自力で情報収集するよりも、時間を節約しながら、自分に合った企業に出会える可能性がぐっと高まりますよ。

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5月から就活をやり直す場合のデメリット

もちろん、5月からの就活にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。

ここでは、あらかじめ知っておきたい注意点についてご紹介します。

5月から就活をやり直す場合のデメリット
  • ・希望の業界、職種が残っていない可能性がある
  • ・内定が無くなってしまう不安や焦りが生まれる
  • ・内定先の企業に少なからず迷惑がかかる

リスクを正しく理解したうえで、対策を講じながら進めていきましょう。

希望の業界、職種が残っていない可能性がある

5月以降になると、すでに多くの企業で採用枠が埋まってしまっている可能性があります。

特に人気の高い業界や職種は、春の早い段階で内定者を確保していることが多く、希望通りの求人を見つけるのが難しくなるかもしれません。

たとえ募集が残っていても、他にも同じように空き枠を狙う就活生がたくさんいるため、倍率は自然と高くなります。

つまり、狭き門に挑む形となり、必ずしも通過できるとは限らないということです。

このような状況を乗り越えるためには、できるだけ早く動き出すことが鍵です。

情報収集や自己分析を早急に行い、志望する企業へのエントリーをすぐに開始しましょう。

また、希望する条件にこだわりすぎず、視野を広げることも大切です。

少し業界や職種の幅を広げるだけで、思いがけない良い出会いが待っているかもしれません。

内定が無くなってしまう不安や焦りが生まれる

5月から就活をやり直すと決意しても、どうしてもつきまとうのが内定が無くなったらどうしようという不安です。

一度得た内定を辞退する場合、その後、新たな内定先が見つかる保証はありません。

また、就活のピークを過ぎたタイミングで再スタートを切るため、企業の募集枠が限られており、焦りやプレッシャーを感じる場面も増えるでしょう。

さらに、卒業という時間のリミットが確実に近づいていることも、焦りに拍車をかけます。

周りの友人たちが進路を固め、安心した表情を見せる中、自分だけが再スタートを切る状況に孤独感を抱くこともあるかもしれません。

しかし、こうした不安や焦りは、決して恥ずかしいものではありません。

それだけ自分の人生を真剣に考えているという証拠でもあります。

大切なのは、不安な気持ちを押し込むのではなく、今できることに意識を集中させることです。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

自己分析を深める、企業研究を徹底する、就活エージェントに相談するなど、一歩一歩確実に前に進めば、必ず道は開けます。焦らず、しかし確実に行動を積み重ねていくことが、結果的に自分自身を安心させる一番の近道になります。不安はあるけど、それでも一歩踏み出す──その積み重ねが、必ず未来への自信につながっていきます。今は苦しいかもしれませんが、自分を信じて、前に進んでいきましょう。

内定先の企業に少なからず迷惑がかかる

5月から就活をやり直す際に忘れてはならないのが、現在の内定先への配慮です。

内定を辞退することは、たとえ法的に認められていたとしても、企業にとっては大きな痛手となる場合があります。

企業は、内定を出した学生に入社してもらう前提で、人員配置や研修計画を立てています。

そのため、直前になって辞退されると、再度採用活動を行わなければならなかったり、チーム体制に穴が空いてしまったりと、現場に大きな影響が及ぶ可能性があるのです。

また、企業によっては、後輩や大学全体の信用に関わるケースもあるため、誠意ある対応がとても重要です。

内定辞退を決めたら、できるだけ早く電話で直接謝罪と辞退の意思を伝え、その後、改めて書面でも正式な連絡を行うようにしましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒リクルーティング本部幹部)

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(就活市場監修者)

ポイントは、感謝と誠意を忘れずに伝えることです。たとえ辞退する結果になったとしても、これまで自分に時間を割いて選考してくれたことへの感謝の気持ちをきちんと伝えることが、社会人としての礼儀です。内定先に迷惑をかけることを考えると、心苦しさを感じるかもしれませんが、自分の将来を大切にする選択をすることもまた、責任ある行動です。大事なのは、誰に対しても誠実であること。その気持ちを忘れずに対応すれば、必ず次のステージへと進んでいけるはずです。

5月から就活をやり直す際にやるべきこと

5月から就活をやり直すと決めたからには、限られた時間の中で効率よく行動していくことが大切です。

ここでは、具体的にどのようなステップを踏めばよいかを一つずつご紹介します。

5月から就活をやり直す際にやるべきこと
  • ・早急に内定辞退の連絡をする
  • ・自己分析をして就活の軸を作り直す
  • ・志望企業を絞る
  • ・就活やり直し用の面接対策を行う

焦らず、着実に進めていきましょう。

早急に内定辞退の連絡をする

まず最初にやるべきことは、今いただいている内定先に早急に辞退の連絡をすることです。

就職活動をやり直すと決意したら、一日でも早く伝えるのが社会人としてのマナーです。

法的には、入社日の2週間前までであれば内定辞退は可能とされていますが、辞退を申し出るタイミングが遅くなるほど、企業側に与える迷惑は大きくなります。

企業はあなたの入社を前提に、採用計画や研修プログラムを立てている場合がほとんどです。

だからこそ、できるだけ早く、誠意を持って連絡することが大切なのです。

内定辞退を伝える際には、まず電話で直接お話し、その後、改めてメールで正式に辞退の旨を伝えましょう。

以下に、内定辞退の例文を用意しましたので、参考にしてみてください。

【内定辞退の例文(メール版)】

件名:内定辞退のご連絡(氏名)

株式会社〇〇
人事部 〇〇様

お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部の〇〇(氏名)です。

このたびは、内定のご連絡をいただき誠にありがとうございました。
誠に恐縮ではございますが、熟慮を重ねた結果、誠に勝手ながら貴社の内定を辞退させていただきたく、ご連絡申し上げました。

貴重なお時間を割いて選考の機会をいただきましたこと、心より感謝申し上げます。
今後の貴社のさらなるご発展をお祈り申し上げます。

何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

――

〇〇大学〇〇学部〇〇学科

氏名(ふりがな)

電話番号:xxx-xxxx-xxxx

メールアドレス:[email protected]

丁寧な言葉遣いを心がけ、感謝の気持ちをしっかり伝えることがポイントです。

自己分析をして就活の軸を作り直す

内定を辞退して再スタートを切る場合、最も重要なのが自己分析のやり直しです。

なぜなら、自己分析が不十分なままだと、また同じように納得のいかない企業選びをしてしまうリスクがあるからです。

まず、なぜ今回やり直したいと思ったのかを明確にしましょう。

たとえば、仕事内容に不安を感じたり社風が合わないと感じたなど、具体的な理由を掘り下げることが大切です。

そのうえで、自分が仕事に何を求めているのかを整理していきます。

重視したいのは、やりがいなのか、給与なのか、ワークライフバランスなのか──価値観は人それぞれ違います。

また、過去の経験から自分がどんなときに力を発揮できたかどんな環境だと成長できると感じたかを洗い出すことで、自分に合った企業や職種が見えてきます。

自己分析を深めることで、志望理由にも一貫性が生まれ、面接でも自信を持ってアピールできるようになります。

焦る気持ちはあるかもしれませんが、ここだけは時間をかけてじっくり取り組みましょう。

志望企業を絞る

自己分析を終え、就活の軸が定まったら、次は志望企業を絞り込む作業に入ります。

この段階では、自分に合うかどうかを最優先に考えましょう。

注意したいのは、理想通りの企業ばかりを求めすぎないことです。

完璧にすべての条件が合う企業は、なかなか存在しないものです。

だからこそ、譲れない条件と妥協できる条件を整理し、現実的な視点で企業選びを進めることが大切です。

また、企業研究も徹底して行いましょう。

公式サイトだけでなく、OB・OG訪問、口コミサイト、説明会など、さまざまな情報源を活用することで、リアルな社風や働き方が見えてきます。

ここなら自分らしく働けそうだと思える企業を中心にエントリーを絞ることで、応募から面接対策までの質がぐっと高まります。

時間が限られているからこそ、無理に数を追うのではなく、本当に入りたい企業に絞って全力で臨みましょう。

就活やり直し用の面接対策を行う

5月から就活をやり直す場合、面接で必ず聞かれるのがなぜ内定を辞退してまで就活をやり直したのかという質問です。

この問いに対して、明確でポジティブな理由を答えられるように準備しておくことが必要です。

面接官は、この学生に内定を出しても、またやり直したいと言い出すのではないかという不安を抱いています。

だからこそ、自己分析をもとに、納得感のある理由と、今後のキャリアビジョンをしっかり伝えることが重要です。

たとえば、より〇〇な環境で自分の強みを活かしたいと考えたためなど、ポジティブな転換理由を用意しておきましょう。

ネガティブな理由だけを伝えてしまうと、マイナスイメージを持たれるので注意が必要です。

また、この企業だからこそ再スタートを切りたいという志望動機も一緒に伝えられると、説得力が増します。

自信を持って自分の言葉で話せるよう、何度も練習しておきましょう。

5月から就活をやり直すなら就活エージェントに頼ろう

5月から就活をやり直す場合、自分一人だけで情報収集から選考対策まで全てをこなすのは、精神的にも時間的にも大きな負担となります。

そこでおすすめしたいのが、就活エージェントを活用する方法です。

就活エージェントは、専門のキャリアアドバイザーがサポートしてくれるため、孤独感を和らげながら、効率よく就活を進めることができます。

キャリアアドバイザーが精神的な支えになる

就活をやり直すと決めたものの、不安や焦りから心が押しつぶされそうになる瞬間もあるかもしれません。

そんなとき、就活エージェントのキャリアアドバイザーが精神的な支えになってくれる存在となります。

一人で悩んでいると、どうしてもネガティブな思考に陥りがちです。

しかし、キャリアアドバイザーに相談すれば、第三者の冷静な視点からアドバイスをもらえるため、自分では気づかなかった強みや可能性を見つけてもらえることもあります。

このままで大丈夫かな本当に就職先が見つかるかなという不安を打ち明けるだけでも、気持ちがぐっと楽になるはずです。

定期的に面談を重ねながら、前向きな気持ちで就活を進めていける環境を整えましょう。

就活のスケジュール管理をしてくれる

就活をやり直す場合、限られた時間の中で複数の企業に応募し、選考を受ける必要があります。

そのため、スケジュール管理が非常に重要になりますが、一人で全てを把握するのは簡単ではありません。

特に5月以降は企業側も忙しい時期に入り、選考日程が急に変更になったり、内定者が定員に達したため選考自体がキャンセルされるケースも出てきます。

そうした中で、自分だけで管理していると、情報が錯綜してパンクしてしまうこともあるでしょう。

就活エージェントを活用すれば、キャリアアドバイザーがエントリーから面接、内定後のフォローアップまで一貫してスケジュールを管理してくれます。

変更や注意点も随時連絡してくれるため、安心して活動に集中できるのです。

自分に合う企業だけを紹介してくれる

一度就活をやり直すと決めたなら、今度こそ自分に本当に合う企業に出会いたいですよね。

しかし、自力で数多くの企業情報を集め、自分に合った企業を見極めるのは非常に労力がかかる作業です。

その点、就活エージェントなら、自己分析の結果や希望条件をもとに、あなたに合った企業をピックアップして紹介してくれます。

自分では見つけられなかった優良企業や、非公開求人に出会えるチャンスも広がります。

途中で心が折れそう…何を基準に企業を選べばいいか分からなくなったというときこそ、プロの力を借りることで、自分の軸を再確認しながら、迷いなく就活を進めていくことができるでしょう。

5月から就活をやり直す際のよくある質問

5月からの就活やり直しは、決して簡単な道のりではありません。

そのため、事前に疑問点をクリアにしておくことが、スムーズに行動を起こすための大きな助けになります。

ここでは、よくある質問に一つずつお答えしていきます。

今もっている内定はいつまでキープできる?

一般的に、内定のキープは1週間程度が目安とされています。

企業側も、内定承諾の有無によって採用計画を調整するため、できるだけ早く返事を求める傾向にあります。

もしやむを得ず、1か月程度保留してもらいたい事情がある場合には、必ず事前に連絡を入れ、正直に事情を説明したうえで了承を得るようにしましょう。

無断で引き延ばすことは、企業との信頼関係を損なう原因となりますので注意が必要です。

5月から就活をやり直したらいつまでに終わる?

5月から就活をやり直した場合、理想は8月ごろまでに内定を獲得することです。

企業によっては秋採用を行っているところもありますが、8月を過ぎると求人件数が一気に減少してしまうため、できるだけ早めに動くことがポイントです。

求人募集の状況は日々変動しますので、常に最新情報をチェックしておくことが大切です。

希望企業の採用ページや就活サイトをこまめに確認し、チャンスを逃さないようにしましょう。

内定辞退の理由はなんと伝えたらいい?

内定辞退の際には、基本的に検討した結果、辞退させていただきたく存じますとだけ伝えれば問題ありません。

辞退理由について深く説明する必要はなく、相手から尋ねられた場合にのみ、簡潔に答える程度で大丈夫です。

大切なのは、感謝の気持ちをしっかり伝え、丁寧な態度で辞退の意向を伝えることです。

余計な言い訳をしようとせず、誠実な姿勢を見せることが、社会人としてのマナーとなります。

まとめ

5月からの就活やり直しは、決して楽な道ではありません。

しかし、自分の未来を真剣に考え、納得のいく選択をするためには、今このタイミングで行動を起こすことがとても大切です。

焦る気持ちや不安を抱えながらも、一歩ずつ着実に進めば、必ず道は開けます。

自己分析をやり直し、志望企業を絞り、面接対策を徹底して臨めば、5月スタートでも十分に納得できる結果を手にすることができるでしょう。

そして、孤独を感じたときには、就活エージェントなど外部のサポートを上手に活用してください。

プロの力を借りることで、精神的にも実務的にも、大きな支えを得ることができます。

今は苦しいかもしれませんが、この経験はきっとあなたを強く成長させるはずです。

自分を信じて、焦らず、しかし確実に歩みを進めていきましょう。

あなたの未来に素晴らしい出会いが待っていることを心から願っています。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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