秋採用とは?2026年卒のための就活スケジュールと内定獲得法

秋採用とは?2026年卒のための就活スケジュールと内定獲得法

秋採用の概要

2026卒の就活生は、自分に合う企業を徹底的に見つけるためにも、秋採用について知っておくことが大切です。

3年生の3月の情報解禁を経て本選考が始まり、夏採用と選考は進んでいきますが、秋にも選考を受ける機会はあります。

まずは秋採用の概要として、以下をチェックしていきましょう。

秋採用の概要
  • 秋採用の定義
  • 通常の採用活動との違い
  • 通年採用との違い

秋採用は通常の採用活動とさまざまな違いが見られるため、特性を理解したうえで、有効な選考対策を進めることが大切です。

では、それぞれの重要なポイントなどを見ていきましょう。

秋採用の定義

秋採用とは、通常の新卒採用スケジュールとは異なり、一般的に8月から12月にかけて行われる採用活動を指します。

8月~12月頃の時期の採用は、春・夏に行われるメインの採用活動とは区別され、企業によっては追加募集・欠員補充のために実施されるケースが多い傾向です。

そのため、「まだ内定がない」「のんびりしていたら就活の流れにすっかり乗り遅れてしまった…」という大学4年生も、秋採用のチャンスを利用して内定をもらうことは可能です。

なお、秋採用では企業側も即戦力や柔軟性を重視する傾向があり、これまでの就活経験を活かしたアピールが有効です。

秋採用のメリットとしては、競争率が比較的低いことや、じっくり企業選びができることなどが挙げられます。

一方で、募集枠が少なかったり選考期間が短縮されたりするため、従来よりもスピーディーな立ち回りが求められる点には注意が必要です。

このように秋採用には独自の特徴があるため、計画的に準備を進めることが成功への鍵となります。

通常の採用活動との違い

秋採用は通常の採用活動、いわゆる春採用と比較すると、秋採用には大きな違いがあります。

まず時期の違いとして、通常の採用活動は3月から6月ごろが中心であるのに対し、秋採用は8月から12月に行われるのが特徴です。

また、春採用では一斉に多くの学生がエントリーし選考が進むため、競争が非常に激しくなります。

一方で秋採用は、エントリー数が減少するため、春採用と比べて倍率が低くなる傾向があります。

これにより、じっくり自分をアピールできるチャンスができ、企業も一人ひとりを丁寧に見てくれる場合があります。

さらに秋採用では、多様な業種・企業に出会える可能性があり、これまで志望していなかった業界に新たな興味を持つきっかけにもなるでしょう。

具体的な例として、春採用では人気企業に集中していた学生が、秋採用では中堅・優良企業に目を向けるケースが挙げられます。

このように秋採用は、就活において新たな可能性を広げるチャンスでもあるのです。

通年採用との違い

通年採用は、特定の時期に採用スケジュールを限定せず、一年中いつでもエントリー・選考が可能な仕組みを指します。

もしくは、新しく人材を採用したいタイミングで、不定期に募集をかけているパターンも見られます。

対して秋採用は、8月から12月にかけて行われる採用活動であるため、時期はある程度限定されていることが特徴です。

なお、通年採用を実施している企業は、成長中のベンチャー企業や柔軟な人材戦略を採用している企業が中心です。

一方で、秋採用は大手企業・中堅企業の追加募集の場としても活用されており、求人数や業種の幅に違いが見られます。

通年採用の倍率は募集人数が少ない分、競争率が高めになることがありますが、通年採用はかなりケースバイケースともいえるため蓋を開けて見なければわからないことも多いです。

このように、秋採用と通年採用では対象企業や選考スタイルに大きな違いがあるため、自分に合ったパターンで就活を進めていくことが重要です。

秋採用のスケジュール

ここからは、秋採用の具体的なスケジュールをチェックしていきましょう。

秋採用で内定獲得を目指す場合は、具体的なスケジュールを理解したうえで、計画的かつ効率的に就活を進めていくことが重要といえます。

本格的に秋採用に向けて準備を始める前に、秋採用の期間や流れなどを理解しておけば、そこから逆算して何をいつすべきなのかが見えてくるでしょう。

秋採用までくれば、卒業までに内定をもらえるチャンスはかなり少なくなってくるため、事前にスケジュールをよく理解したうえで戦略を立てることが重要です。

では、秋採用の開始時期と具体的な期間、戦略を立てる際のポイントなどを以下からまとめていきます。

秋採用の開始時期と期間

秋採用は一般的に8月から開始されるケースが多いですが、実際のところは、企業によってスケジュールに差があるため注意が必要です。

例えば、早い企業では7月下旬から募集をスタートさせることもあり、逆に9月以降に選考を本格化させる企業もあります。

そのため、秋採用に向けて動く場合は、自分が志望する業界・企業の動きをしっかりと把握しておくことが重要です。

公式サイトや採用情報ページ、マイナビ・リクナビなどの求人サイトを定期的にチェックし、エントリー時期を見逃さないようにしましょう。

なお、事前にスケジュール一覧をまとめておくと、エントリー漏れを防ぎやすくなります。

エクセル・手帳などに企業ごとの締切日を記録し、時間管理を効率化させましょう。

また、企業ごとに選考フローや求める人材像は違うため、合わせて整理しておくと効率的な準備が可能になります。

秋採用は比較的スピーディーに進むため、早めの行動を心がけましょう。

開始前に十分に準備することが重要

秋採用で内定を勝ち取るには、開始前の早い段階から、しっかりと準備を整えておくことが大切です。

まずは、秋採用の一般的な流れを理解しましょう。

基本的にエントリーから書類選考、面接、内定というプロセスは春採用と変わりませんが、各フェーズがスピーディーに進むのが大きな特徴です。

そのため、エントリーシートや履歴書などは少しでも早めに作成しておきましょう。

自己PRや志望動機についても、しっかりとブラッシュアップを重ねる必要があります。

なお、秋採用では企業側も即戦力を求めることがあるため、自分の強み・経験を具体的にアピールできるようにすることが重要です。

そのうえで、筆記試験やWebテストの対策も怠らないようにしましょう。

秋採用は春採用と比べて高倍率にはなりにくいですが、そもそも採用枠が少ないことは事実なので、油断せずに対策を徹底することが大切です。

秋採用を行う企業の特徴

では、秋採用を実施する企業には、どのような特徴が見られるのでしょうか。

秋採用に照準を絞って選考対策を始める際は、そもそもどのような企業にエントリーできるのか、詳細を理解しておくことが重要です。

秋採用を行う企業には、主に、以下のような特徴が見られます。

秋採用を行う企業の特徴
  • 採用数が採用計画に満たなかった
  • 新しい採用枠ができた
  • 中小企業・ベンチャー企業

このように特徴をチェックしたうえで「秋採用を行う背景」などに目を向けておくと、より戦略的に選考対策ができる場合があります。

では、それぞれを詳しく見ていきましょう。

採用数が採用計画に満たなかった

企業は26卒の新卒採用活動において、当初立てた採用計画に達しなかった場合、秋採用を実施することがあります。

春の段階で多くの学生に内定を出したにもかかわらず、辞退者が多く発生した場合や、予想以上に採用活動が難航した場合などがこれに該当します。

なお、秋採用では、より即戦力となるような専門スキル・経験、柔軟性や主体性を持つ学生を求める傾向が見られます。

これは、採用計画が予定通りではないからこそ、より一層ミスマッチを避けたい意図があるからです。

したがって秋採用では、自分の強みや志望動機を明確に伝えられるように、しっかりと準備を整える必要があります。

なお、企業側も秋採用の告知にあたっては、就活生が抱える不安や悩みに寄り添った発信を行うことで応募意欲を高めようと工夫しています。

そのため秋採用で内定を勝ち取るには、企業の公式ホームページや就活メディアを活用し、情報収集を強化することも重要です。

新しい採用枠ができた

秋採用を行う企業には、ほかに、新しい採用枠ができたという特徴も見られます。

事業拡大や新規プロジェクトの立ち上げなどにより、採用計画を途中で変更するケースです。

その際、企業は追加で新しい採用枠を設け、秋採用に乗り出す流れになります。

例として、新規事業が想定以上に早く軌道に乗った場合、海外拠点の強化が急務になった場合などが挙げられます。

なお、追加募集による秋採用では、特定のスキルを持った人材が強く求められる傾向にあります。

また、通常の新卒採用よりも選考はスピーディーなため、応募の際は迅速な対応が必要です。

そのため追加募集による秋採用に臨む際は、チャンスを逃さないようにこまめに採用情報をチェックし、エントリーのタイミングを見極めましょう。

新しい枠は競争が激しくなることもあるため、選考対策の強化は欠かせません。

ES作成・面接対策の際は、企業側のニーズにマッチしたアピールを意識しましょう。

中小企業・ベンチャー企業

秋採用では、大手企業に比べ、中小企業やベンチャー企業の採用活動が活発になる傾向があります。

大手企業は一般的に、春の段階で採用活動を完了させることがほとんどです。

一方で中小企業は、スムーズに採用計画が進まないことも少なくないため、秋以降も積極的に新卒採用を続けることがあります。

中小企業は、求人数自体は大手に比べて少ない場合が多いものの、採用基準が比較的柔軟です。

そのため、多様なバックグラウンドを持つ就活生には、良いチャンスになるでしょう。

また、ベンチャー企業は成長スピードが速い分、即戦力として期待されることが多い傾向です。

したがって選考の際は、自主性やチャレンジ精神を重視する傾向にあります。

具体例としては、IT系のスタートアップや地域密着型の中小企業などが挙げられます。

なお、地域によっては中小企業がメインの採用市場となっている場合もあり、地方での就職を目指す人には秋採用は有利に働くことがあります。

秋採用で内定を獲得するためのポイント

秋採用に臨む際は、内定につなげるためにも、事前に成功させるポイントを理解しておきましょう。

ポイントを押さえたうえで秋採用の就活に臨めば、企業のニーズや意図にマッチするアピールができる可能性があります。

結果として内定につながりやすくなるため、内定を獲得するためのポイントはしっかりとチェックしておきましょう。

主なポイントは、以下の通りです。

秋採用で内定を獲得するためのポイント
  • 業界や業種を広げてエントリーする
  • 自己分析と企業研究を徹底する
  • ES対策と面接対策を企業ごとに行う

では、秋採用で内定につなげるための重要なポイントや、注意点などを詳しくまとめていきます。

業界や業種を広げてエントリーする

秋採用で内定を獲得するには、業界や業種の幅を広げてエントリーすることが重要です。

条件をある程度ゆるめれば、今まで知らなかった企業や仕事に出会えるチャンスが広がります。

ただし、やみくもに数を増やすのではなく、自分が興味を持てそうな分野や強みを活かせる業界を意識して選びましょう。

エントリー数を増やすと面接やES作成のスケジュールが過密になり、キャパオーバーになってしまうため、スケジュール管理には要注意です。

一日に何社も面接を詰め込みすぎると、準備不足になったり体力的にも厳しくなったりするため、無理のない範囲で選択肢を広げることが重要です。

自分にとって本当に行きたい企業や、成長できると感じられる企業を見極めながらエントリーすることが、秋採用で内定を勝ち取る鍵になります。

すでに長期的に就活に取り組んでいる人は、改めて業界研究を行い、さまざまな業界に目を向けてみてください。

自己分析と企業研究を徹底する

秋採用では、もちろん自己分析と企業研究も欠かせません。

なぜなら秋採用は、スピーディーな選考スケジュールが特徴だからこそ、限られた時間の中で効果的なアピールをする必要があるためです。

自己分析では自分の強みや弱み、価値観、将来のビジョンを整理し、どのような環境で力を発揮できるかを明らかにしましょう。

ESや面接において、自己PRや志望動機に説得力を持たせるためには、自分の過去の経験と結びつけて話せるように準備することが大切です。

また、企業研究を進める際は、会社のビジョンや事業内容、求める人物像、社風などについてしっかりと理解を深めるようにしてください。

秋採用の面接では、志望動機や入社後のビジョンについて深く聞かれることが多い傾向にあります。

業界全体の動向については、データも参照しながら知識を身につけ、説得力のある受け答えをしましょう。

ES対策と面接対策を企業ごとに行う

秋採用で内定を勝ち取るには、ES対策と面接対策を企業ごとに行うことが大切です。

エントリーシートは、企業に自分をアピールするうえで、第一歩となる重要書類です。

誰にでもアピールが伝わるように、具体的かつ簡潔にまとめることを心がけましょう。

企業によって求められる人物像は異なるため、志望動機や自己PRの内容は、各企業ごとにカスタマイズする必要があります。

一方で面接対策としては、想定質問に対する答えを準備するだけでなく、模擬面接を通じて実践的な練習を重ねることが重要です。

より客観的な視点でフィードバックをもらえれば、自分では気づけない改善点を把握できるでしょう。

キャリアセンターや就活エージェントを活用し、アドバイザーに徹底的にサポートしてもらうのも効果的です。

面接本番では緊張しても落ち着いて自分の言葉で話すことができるように、練習を繰り返し行いましょう。

秋採用のメリット

秋採用には、特に後半において、スムーズに優良企業に出会えるチャンスがあります。

多くの企業が秋にも採用活動を継続しており、応募者数が春や夏に比べて少なくなるため、競争が緩和される傾向にあります。

そのため、じっくりと自己分析や企業研究を行えば、自分に合った企業は見つけやすくなるでしょう。

また、就活支援のサービスやアプリがあれば手軽に情報収集やエントリーができるようになるため、サポートツールとして活用はおすすめです。

秋採用は、焦らず冷静に、自分に合った企業を絞り込むチャンスでもあります。

チャンスをうまく活用し、後悔のない就活を行いましょう。

秋採用にエントリーする際の注意点

秋採用にエントリーする際は、貴重なチャンスを台無しにしないためにも、注意点にも目を向けておきましょう。

事前に注意すべきポイントを理解していれば、思いがけず失敗してしまった…というケースは未然に防げるようになります。

秋採用にエントリーする際の注意点は、主に、以下の3つがあります。

秋採用にエントリーする際の注意点
  • 募集時期や条件を確認する
  • 自己PRやガクチカを強める
  • アドバイスがもらえる第三者と一緒に就活をする

よく確認しながら動くことや、必要に応じて第三者からアドバイスをもらうことは、スムーズな就活成功の秘訣です。

では、注意点をそれぞれ詳しくチェックしていきましょう。

募集時期や条件を確認する

秋採用にエントリーする際は、募集時期や応募条件をしっかり確認することが大切です。

企業によって各種選考の日程や締め切りはまちまちであり、うっかり締切を逃してしまうケースは意外と少なくありません。

また、秋採用は「特定スキル重視」など、通常の新卒採用とは異なる条件が設けられているパターンもあります。

どのような大事なスケジュールや募集条件などを見逃すと、失敗につながります。

まずは募集要項や採用ページなどの情報を細かくチェックし、応募資格に問題がないか、求められるスキル・経験が自分にマッチしているかを事前に確かめましょう。

秋採用ではスケジュール管理も重要なため、応募締切日だけでなく、具体的な選考の流れも把握しておくことで準備がよりスムーズになります。

「秋採用を狙っていたのに、いつの間にか受付終了していた」などの失敗を起こさないように、こまめな情報収集を心がけましょう。

自己PRやガクチカを強める

秋採用では、自己PRやガクチカをさらにブラッシュアップし、採用担当者が魅力を感じやすい「強い自己PR・ガクチカ」を作成する必要があります。

競争率が比較的低いとはいえ、企業側は短期間で候補者を評価していくため、限られた時間で強い印象を残すことが求められます。

自分一人で考えるだけでは見えない強みや改善点もあるため、周囲の友人や家族、キャリアセンターや就活エージェントのアドバイザーなどからフィードバックをもらうことも重要です。

また、面接で具体的なエピソードを伝える際には、結果だけでなく取り組みの過程や工夫したポイントをわかりやすく話せることが大切です。

必要に応じて第三者の視点を取り入れて内容を練り直し、自信を持ってアピールできるようにブラッシュアップを重ねましょう。

アドバイスがもらえる第三者と一緒に就活をする

秋採用で内定を勝ち取るためには、一人で抱え込まず、積極的に第三者にサポートしてもらうことが大切です。

就活は集中するあまり孤独になりがちですが、客観的な視点でアドバイスをもらえば、方向性を見失わずに進めることができます。

具体的には大学のキャリアセンター、就活エージェント、信頼できる先輩など、経験・知識豊富な第三者を頼ることが大切です。

特にキャリアセンターや就活エージェントでは、書類添削や面接練習を通じて、自分では気づかないポイントを的確に指摘してもらえます。

また、秋採用についての総合的に不安や悩みを抱えている場合は、相談を聞いてもらうことも大切です。

不安や疑問を相談すれば、精神的な負担も抑えられ、モチベーションを高く保てるようになります。

適切なアドバイスを受けながら、戦略的に秋採用で内定を勝ち取りましょう。

秋採用を行なっている企業の探し方

ここからは、秋採用を行っている企業の探し方を整理していきましょう。

秋採用で内定獲得を目指す際は、スピーディーで効率的な動きが重要になるからこそ、秋採用を実施している企業はスムーズに見つける必要があります。

企業を見つけたあとは業界・企業研究なども欠かせないため、早めに探して準備につなげることが重要です。

効率的な企業の探し方は、以下の通りです。

効率的な企業の探し方
  • 就活エージェントを活用する
  • 合同説明会や就活イベントに参加する
  • 企業HPやSNSを確認する

特に就活エージェントの活用は、秋採用を少しでも有利に進めるうえで重要なポイントになります。

では、企業の探し方の詳細をチェックしていきましょう。

就活エージェントを活用する

秋採用を行っている企業を探すなら、まずは、就活エージェントの活用がおすすめです。

就活エージェントは、就職活動を効率的に進めるうえで強力なサポートサービスになります。

より信頼できるエージェントを選ぶことで、非公開求人や秋採用向けの特別求人に出会え、質の高い情報を得られます。

また、自分の希望条件や興味関心、強みなどを明確に伝えれば、自分に合った企業を紹介してもらいやすくなります。

就活エージェントでは、面接対策やES添削などもサポートしてくれるため、総合的な対策強化にもつながるでしょう。

なお、相談の際は複数のエージェントに登録しておくと、紹介される求人の幅が広がることで自分に合う企業を見つけやすくなります。

信頼できるエージェントに相談しながら、積極的に情報をキャッチしていくことが秋採用における内定獲得の鍵になります。

合同説明会や就活イベントに参加する

合同説明会や就活イベントは、秋採用を実施している企業と直接コミュニケーションが取れる貴重な機会です。

特にオフラインで行われる就活イベントでは、企業の人事担当者と直接話すことができ、具体的な事業内容や職場の雰囲気、企業文化を肌で感じ取れます。

そのため秋採用に臨む際は、事前にイベント情報を調べ、参加予定企業のリストを確認しておきましょう。

また、イベント内で出会った企業の担当者に積極的に質問を投げかければ、相手に強いインパクトを与えるきっかけにもなります。

さらに、ほかの就活生との交流を通じて情報交換をすることで、モチベーションを高めたり新しい視点を得たりする機会を持つことも大切です。

合同説明会や就活イベントでは、一度の参加でさまざまな情報が得られるため、積極的に機会を活用しましょう。

企業HPやSNSを確認する

秋採用を実施している企業の中には、就活サイトや就活エージェントを活用せず、自社のホームページやSNSだけで情報発信をしているところもあります。

そのため、志望する企業がある場合は、公式サイト・公式SNSアカウントを定期的にチェックすることも重要といえます。

特に、ベンチャー企業や中小企業などは独自に採用活動を行うケースが多いため、情報の更新頻度も高い傾向にあります。

また、公式SNSアカウントでは採用担当者がリアルタイムで情報発信していることもあり、説明会や選考の最新情報を素早くキャッチできます。

情報収集の際は、興味のある業界・企業名でハッシュタグ検索を行うのも良いでしょう。

ネットに多くの情報が集まる時代だからこそ、公式サイトやSNSの情報は、こまめに確認して見逃さないようにしてください。

秋採用の選考が厳しいと言われる理由

秋採用の選考が厳しいと言われる理由には、まず、応募者の競争率が高くなることが挙げられます。

春・夏の採用活動を経たあとに残っている企業は、必要な人数が少ないことが多いです。

そのため、一人あたりに求めるレベルが高くなる傾向にあります。

また、秋採用では即戦力を求める傾向が強く、基本的なビジネスマナーやコミュニケーション能力はより厳しく評価されます。

さらに企業側も採用コストを最小限に抑えようとするため、短期間で選考を終えるケースが多く、スピード感のある対応が求められます。

そのためエントリーする際は自己分析と企業研究を徹底し、志望動機や自己PRをしっかり準備することが重要です。

秋採用を狙ってチャンスを掴もう!

就活における秋採用は、厳しい面もありますが、視点を変えれば大きなチャンスでもあります。

企業側は本当に必要な人材を求めているため、自分の強みがマッチすれば、スムーズに内定獲得につながる可能性も考えられるでしょう。

また、春夏に比べてライバルが減少している場合もあり、しっかりと準備をすれば有利に戦える場合もあります。

秋採用のチャンスを活かすには、とにかく早めの行動と、徹底的な情報収集が必要不可欠です。

今回紹介したポイントや注意点を意識しながら、秋採用をチャンスに変え、納得のいく内定を勝ち取りましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます