ガクチカのネタがないときの対処法とは?考える際の注意点も紹介

ガクチカのネタがないときの対処法とは?考える際の注意点も紹介

就活で必ずと言っていいほど聞かれる「ガクチカ」について、「話せるようなネタがない・・・」なんて方もいるのではないでしょうか?

今回の記事ではそんな方向けに、ガクチカのネタがないときの対処法や考える際の注意点やポイント等を解説していきます。

是非この記事を参考にして、企業担当者に刺さる魅力的なガクチカを書いてくださいね。

この記事を読んでわかること
  • ガクチカのネタが思い浮かばない時の対処法
  • そもそも企業がなぜガクチカを求めているのかということ
  • ガクチカのおすすめの文章構成
  • ガクチカを考える際の注意点
この記事をおすすめしたい人
  • ガクチカのネタがない人
  • 友人や他の就活生のガクチカが立派で自信を無くしている人
  • そもそもガクチカってなんで聞くの?と思ってる人
  • 文章の構成を考えるのが苦手な人

目次目次を全て表示する

【ガクチカのネタ】ガクチカを就活で聞かれる理由

就職活動で企業が学生に対してガクチカを聞く理由は、学生の考え方や行動特性などを知りたいためです。

ガクチカを聞けば、その学生がどのようなことを経験し、その際にどのような行動を取ったのか知ることができます。

採用担当者はガクチカを深堀することにより、実際に自社で活躍してくれる人材かどうかを見極めようとしていると言えるでしょう。

以下で詳しく解説して行きます。

学生の人柄を知るため

ガクチカを通して、企業は学生の人柄を深く知ることができます。

自己PRや長所を直接聞くだけでなく、ガクチカの中のエピソードからも、学生の性格や価値観を感じ取ることが可能です。

特にその学生がどのようなものにモチベーションを感じ、どうやってそれを維持しているのか。

また、どんなことに興味を持っているのかという点が明らかになります。

企業側としては、この情報を基に、学生の人柄が自社の求める人物像に合致しているかどうかを判断します。

総合的な視点で学生の適性やポテンシャルを評価するため、ガクチカは非常に有効な手段と言えるでしょう。

学生の取り組み方を知るため

ガクチカは、あなたが過去にどのような取り組みをしてきたかを知るためのものです。

特に困難な状況や壁に直面したときの対処法や、自らをどのように励まして行動を続けてきたかという点が注目されます。

それは、その経験からあなたが会社での仕事にどう貢献し、活躍してくれるかのヒントが得られるからです。

ガクチカを通じて、あなたの持っている能力や資質、そして取り組み方をしっかりとアピールして、未来の活躍を予測してもらいましょう。

【ガクチカのネタ】ガクチカで一般的に使われるネタ7つ

ガクチカは、就活の面接で多くされる質問です。

また、就活生にとっても、ガクチカは学生時代に頑張ったことを採用担当者にアピールすることができる材料と言えるでしょう。

ガクチカのネタがなかなか浮かばないという場合は、一般的にガクチカとしてよく使われるネタを知っておくと役に立つでしょう。

ここではガクチカで一般的に使われるネタや、そのネタが選ばれる理由について解説していきます。

1:部活

部活をやっていた学生の場合は、ガクチカとして部活に関するエピソードを話すケースが多いです。

学生時代は部活に本気で力を入れて取り組んでいたという学生も多いため、部活関係だと話すエピソードが見つかりやすいというのがその理由です。

また、部活で部長を務めていたり、部活で優れた成果を残したりした場合は、そこから自分の長所のアピールにもつなげやすいことなども、選ばれる理由だと言えるでしょう。

2:サークル

ガクチカとして、サークル活動に関するエピソードを話す学生も多いです。

サークル活動がガクチカのネタとして使われる理由としては、部活とも重なりますが、サークル活動を通して自主性やリーダーシップなどをアピールしやすいためです。

また、サークル活動の内容が志望企業の事業と重なっている場合は、他の学生よりも企業に貢献できる点を伝えやすいでしょう。

3:アルバイト

ガクチカとして、学生時代に経験したアルバイトに関するエピソードを話す学生も多いです。

アルバイトが選ばれる理由としては、学業や部活などと違って実際の社会活動である点が挙げられるでしょう。

アルバイトであれば、接客した経験などから学んだことや、自分で工夫したことなどをアピールしやすいです。

また、企業が求めている人材にマッチしていることもアピールしやすいでしょう。

4:学園祭実行委員

ガクチカとして、学園祭実行委員で活動した経験をネタにするケースもあります。

このような経験をしている学生は多くはないため、同じようなガクチカが多い中で他の学生と差別化しやすいポイントになります。

また、イベントの企画を行った経験から、企画力やコミュニケーション力の高さなどをアピールしやすくなる点が選ばれる理由だと言えるでしょう。

5:学業

学業に関することは学生の本分であるという理由から、ガクチカとして学業に関する内容を話す学生も多いです。

例えば、ゼミでの活動や研究室での実験、学生時代に成績優秀だったことや、志望している企業の業界と選考が関連していたといったケースは、ガクチカとして学業に関する内容を選びやすいでしょう。

ガクチカとして学業に関する内容を話すことで、企業に自分を採用するメリットを伝えやすくなります。

6:課外活動

課外活動をしていた学生は、課外活動に関する内容をガクチカにするケースもあります。

課外活動にもさまざまな種類がありますが、たとえばボランティア活動や留学など、エピソードに絡めて自分自身の長所のアピールがしやすいことが理由として挙げられます。

また、子供のころから続けている課外活動なども、自身の粘り強さや努力などを効果的にアピールできるでしょう。

7:オープンキャンパスでのイベント運営

ガクチカとして、オープンキャンパスでのイベント運営に関する内容をネタにするケースもあります。

学園祭実行委員と同様に、オープンキャンパスでのイベント運営であれば、他の学生があまり経験していないということがガクチカに使いやすい理由だと言えます。

また、仲間と協力してイベントを成功させたという経験から、協調性やコミュニケーション力の高さを伝えやすくなるでしょう。

チームで取り組んだ経験がおすすめ

職場での業務遂行は、協調性やチームワークを重視したコミュニケーションが必要です。

特に、多様な背景や専門性を持つ社員たちと円滑に仕事を進めるためには、相手の意見を尊重し、共通の目標に向かって助け合うことが大切です。

なので企業は、単に技術や知識だけでなく、社員間の関わり方やコミュニケーションのスキルも重視しています。

過去に他者と協力して難しい課題を乗り越えた経験をアピールし、自身の協調性やチームワークを持つ能力を示しましょう。

また、具体的な経験を共有することで、人間関係の構築や問題解決のスキルも同時にアピールすることができます。

【ガクチカのネタ】ガクチカのネタがないときの対処法7つ

ここまで定番とも言えるガクチカのネタを紹介しましたが、このような内容から話せるようなネタが思い浮かばないという人もいるでしょう。

しかし、ガクチカのネタは、普段の何気ない出来事から見つけることもできます。

以下でガクチカのネタがないときの対処法について解説していきますので、これらの内容から一度振り返ってみてはいかがでしょうか。

1:日常生活から探す

普段の何気ない生活の中にも、ガクチカに使えるネタは転がっています。

たとえば、一人暮らしをしている人の中には、よく自炊をしているという人も多いでしょう。

そういった場合、毎日自炊をしていることから継続する力があること、規則正しい生活が送れていることから真面目であるということをアピールできます。

2:大学生活から探す

大学時代に特別頑張ったことが思い浮かばなくても、大学時代にもっとも時間を費やしたことを考えるとネタが浮かびやすいです。

たとえば、図書館で本を借りてたくさん読んだといった内容でも、工夫次第でガクチカとしてアピールできます。

本を読んだことを話したいのであれば、学生時代に力を入れたこととして、具体的に何冊読んだのかまで詳しく話せると良いでしょう。

モチベーショングラフがおすすめ

特に、大学生活での活動や取り組みは、企業にとって非常に興味を持たれるポイントとなります。

そこで、大学生活のモチベーショングラフを作成してみるといいでしょう。

グラフを作ることで、言葉にするのが難しかった経験や、忘れていた活動を思い出すことができます。

加えて、自分の頑張りや成果を再認識することができ、ガクチカの作成にも非常に有益となるでしょう。

下記の記事でモチベーショングラフについて詳しく解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。

3:趣味や特技を参考にする

日常生活や大学生活などから話せるエピソードが思い浮かばない場合は、自分の趣味や特技から連想してみると良いでしょう。

たとえば、ランニングやマラソンなどが趣味の人の場合は、「毎日何キロも走り続けることで長距離を走りきることができるようになった」というように、学生時代に努力したこととしてガクチカのネタにできます。

4:他人から褒められたことを参考にする

ガクチカは、自分が学生時代に頑張ったことや困難を乗り越えたことを書くことで、採用担当者に自身が企業に貢献できる人材であることアピールできます。

そのため立派なネタを考えてしまいがちですが、どのようなネタでも立派なガクチカになります。

たとえば、自分では当たり前だと思っていたことで他の人から褒められたといったことでも、より掘り下げて書けばきちんとしたガクチカにすることが可能です。

アルバイトで礼儀正しいと言われたこと、実家の犬のしつけをしたことなどといった些細な「褒められたこと」を思い出してみると良いでしょう。

5:最近1年間で取り組んだものを参考にする

ガクチカが何も思い浮かばないという場合は、まずは直近1年間で起こった出来事や取り組んだものを洗い出していきましょう。

学生生活で考えてしまうと、範囲が広いため思い浮かびにくくなります。

最近1年間で取り組んだことをキーワードで洗い出していくことで、何気ない出来事からガクチカで話せるネタが見つかる可能性があります。

6:今からネタ作りする

どうしてもガクチカのネタがないというケースもあるでしょう。

そのような場合は、今からでも遅くはないため、ガクチカのネタになるような経験を積むようにしましょう。

ここまで紹介したとおり、ガクチカのネタは至るところに存在しています。

アルバイトでも趣味でも何でも良いため、話にネタにすることを意識して実践しましょう。

7:先輩からアドバイスをもらう

ガクチカのネタが思い浮かばない場合は、すでに内定が決まっている先輩からアドバイスをもらうのもおすすめです。

すでに就職活動でガクチカのネタを探した経験を持っている先輩であれば、有効なアドバイスを聞ける可能性があります。

また、インターネット上でも先輩のガクチカのエピソードが掲載されているため、参考にすると良いでしょう。

【ガクチカのネタ】ガクチカのネタを考えるときの注意点7つ

企業はガクチカによって学生の特性を見極め、自社で頑張ってくれる人を探したいと考えているでしょう。

そのため、ガクチカのネタは特別な経験である必要はありません。

この点を踏まえて、以下ではガクチカのネタを考えるときの注意点について解説していきます。

1:実績でなく過程を強調

就活のガクチカを書く際に、成功体験や華々しい経験を前面に出すことを優先してしまうのではないでしょうか。

しかし、企業が本当に評価したいのは、結果だけでなくその背後にある「過程」です。

過程を強調することで、あなたの人柄や考え方、問題解決のスキルなどのポテンシャルが見えてきます。

その経験があなたの成長の証となり、企業はそのような過程を通して得たスキルや経験を評価します。

従って、ガクチカを書く際には、結果だけを強調するのではなく、どのような過程を経てその結果に至ったのかをしっかりと記述することを心がけましょう。

失敗した経験でも大丈夫

面接時に話すガクチカの経験は、成功体験だけではなく、失敗体験も有効であることを知っておくと良いです。

成功よりも失敗の方が、あなたの真の人間性や成熟度、そして向上心を伝えるのに役立つ場合があります。

しかし、その失敗を正直に話すことは勇気が必要ですし、ただ単に失敗したと話すだけでは不十分です。

面接官は、その失敗が起こった背景や原因、そして最も重要なのは、その失敗からどのような学びや気づきを得たのかを深く知りたがるでしょう。

2:2:役職や珍しい経験にこだわらない

企業は学生時代に特別な経験をしてきた人材が欲しいのではなく、困難に立ち向かえる人材が欲しいと考えている可能性があります。

そのため、たとえば学生時代にサークルの部長などの役職についていたことや、珍しい経験をしたことなどをメインにして考えないようにしましょう。

サークルの部長として経験したことや努力したことを話すのは問題ありませんが、ガクチカのためにそういった役職に就く必要はありません。

3:娯楽をネタにしない

ガクチカの内容は何でも良いとは言っても、ゲームやギャンブルなどの娯楽に関する内容はネタにしないように気をつけましょう。

一般的に、このような娯楽に関連したガクチカは仕事に結びつきにくいため、娯楽をガクチカとして話しても評価につながることは少ないです。

また、ゲームやギャンブルについてばかり話すと、学生時代に遊んできただけのように思われてしまう可能性があります。

4:誰かを批判する内容にしない

ガクチカは、誰かを批判するような内容にならないように気をつけましょう。

自分にはそのつもりはなくても、これまでに苦労した話をする際に、第三者の批判が含まれてしまうケースもあります。

誰かを批判するような内容を話してしまうと、入社してからも他の人を批判するのではないかと採用担当者に思われてしまいかねません。

そのため、他者の批判にならないように注意して話しましょう。

5:自分をアピールできないネタは選ばない

ガクチカのネタは、自分のスキルや考え方、行動特性などアピールしたい内容が伝わるものにする必要があります。

そのため、自分をアピールできないようなエピソードは避けるようにしましょう。

たとえ学生時代に海外留学やボランティアなどをしていたとしても、その経験から自分をアピールできるという内容にならなければ、ガクチカとして話さない方が良いでしょう。

6:6:中高時代の出来事をネタにする際は現在と結び付ける

大学時代に話すネタがなければ、中学高校時代の出来事を話しても問題はありません。

ただし、そこまでさかのぼる場合は、中高時代の経験によって現在の自分の能力や考え方が培われたという内容にすることが大切です。

中高時代の出来事が現在の自分の考え方や能力などを培ってきた根拠であると説明できるように、うまくひもづけするようにしましょう。

7:自己PRと一緒にしない

ガクチカのネタが思い浮かばないと悩む人に多いのが、ガクチカと自己PRを一緒に考えてしまっているケースです。

自己PRは、自分の長所や自身の性格が意思決定に与えてきた影響などを問うものです。

一方、ガクチカは自身の経験やそれをどう乗り越えてきたのかを問うものなので、混同してしまわないように気をつけましょう。

8:企業ごとにガクチカは変える

企業ごとに求めている人材像などは異なるため、応募する企業によってガクチカのネタは変える方が良いでしょう。

話すエピソードによって、自分の長所や行動特性の伝わり方は異なります。

そのため、企業が求める人物像に合わせて、さまざまなネタの中でも自分の長所やアピールしたい点を効果的に伝えられるものを話すのがおすすめです。

【ガクチカのネタ】おすすめのガクチカの構成

ガクチカの文章構成は非常に大切です。

内容が良くても、構成が伝わりにくければ企業からの評価も低くなる恐れがあります。

文章を作成する際は、主張や結論を先に提示し、それに続いて詳細や理由をしっかりと説明します。

さらに、テーマごとに適切に情報を整理して、読み手が内容を理解しやすいように工夫することが求められます。

これらを踏まえて、ガクチカの品質を向上させることが大切です。

結論

文章を伝える際に「結論ファースト」で書くと、相手が伝えたい内容を早く理解できるようになります。

これは、まず最初に結論や主要なポイントを明確に伝える手法です。

例として、「私の一番の力を入れた経験は〜です」と初めに言いましょう。

そうすると、後に続く詳細や背景がどのようなものであるのかがすぐに分かりやすくなります。

企業担当者も様々な学生のガクチカに目を通しているので、冒頭に結論を持ってくることで読み手としても嬉しいのです。

エピソード

結論を述べた次に、根拠となるエピソードを示すようにしましょう。

結論だけ言われても、それを裏付ける具体的な話がなければ企業担当者も納得度がかなり下がってしまいます。

具体的なエピソードは、あなたがその活動を行う中での目標や課題→それに対する行動・施策→その結果の順で話すのが分かりやすいです。

また、できればそのエピソードは自分ならではのものにして、他の人と被りそうなエピソードは出来るだけ避けましょう。

意気込み

ガクチカを書くときの大切なポイントは、ただの結果だけを伝えるのではなく、その経験から得た学びや気づきをきちんと伝えることです。

その経験から学んだことや気づきは、自分の人としての魅力や考え方を示す大切な要素です。

そして、それをもとに入社後にどのように会社に貢献していきたいのかをしっかりとアピールすることで、自分の意志や熱意を伝えることができます。

ガクチカは単なる経験の列挙ではなく、自分の成長の過程と、それをどう活かすかを伝える場として捉えましょう。

【ガクチカのネタ】ガクチカの例文

よりガクチカの書き方のイメージを深めたいという方は実際に他の人が書いた例文を参考にしてみることをおすすめします。

以下の記事では様々なガクチカのネタをテーマにした例文が30個紹介しています。

気になる方は是非この記事も参考にして、自分のガクチカの文章をアップデートしていきましょう。

自分のガクチカや経験と近いものがあればより参考になると思いますが、もし無くても文章の書き方や構成を参考にしてみましょう。

【ガクチカのネタ】アピールしやすいガクチカのネタを考えよう

企業の採用担当者は、ガクチカによって学生への理解を深め、自社が求めている人材にマッチしているかどうかを見極めようとしていると言えます。

ぜひ本記事で紹介したガクチカで一般的に使われるネタやネタがないときの対処法、ガクチカのネタを考えるときの注意点などを参考に、自分の考え方や行動特性をうまくアピールできるようなネタを考えてみてはいかがでしょうか。

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

広告掲載をご検討の企業さまへ