電子ゲームを遊ぶ手段が家庭用ゲーム機だけだった時代とは違い、今は老若男女あらゆる方が楽しめるゲームが出ています。
ゲームに触れる方の割合が増えている現代は、自分も人を楽しませるゲームが作りたいとゲーム業界を志望する就活生も非常に多いです。
しかし多くの方が、ゲーム業界に応募する際の志望動機に悩んでいます。
「ゲームが好きだから」だけではダメなのでしょうか。
この記事では、ゲーム業界に就職するための志望動機の書き方を紹介します。
- ゲーム業界について
- 志望動機で見られるポイント
- 志望動機作成のポイント
- ゲーム業界の志望動機例文
- ゲームが好きな人
- ゲーム業界を志望している人
- 志望動機の書き方を知りたい人
- ゲーム業界の志望動機例文を参考にしたい人
【ゲーム業界の志望動機】ゲーム愛を伝えるだけでは足りない
ゲームが好きという理由で、ゲーム業界を志望する方は非常に多いでしょう。
実際、現役で働いている方の多くも、出発点はゲームを好きなことでした。
その気持ちを持つことは構いませんし、働くうえでのモチベーションになりますが、就活で志望動機を書く際はゲーム愛を伝えるだけでは不十分です。
というのも、ゲーム業界を志望する方でゲームが好きでない方はほとんどいません。
志望動機欄がゲーム好きなことだけに終始していれば、ほとんど採用担当者の印象に残らないでしょう。
書類選考の段階で、落とされてしまっても仕方ありません。
採用人数が決して多くない業界で、ゲーム好きなライバル就活生との競争に勝ち、内定を得るためにはゲーム愛プラスアルファが必要だと考えてください。
【ゲーム業界の志望動機】ゲーム業界とは
まずはゲーム業界について知りましょう。
志望する業界について知ることで説得力のある志望動機を書くことができます。
ゲーム業界の現状
ゲーム業界は順調に業績を伸ばしており、成長傾向と言える。
コロナウイルスの影響などもあり、自宅にいる時間が増えました。
それによって家でできるゲームをする時間が増えたり、新たにゲームを始めてみる人などが増加しました。
スマホゲームの普及・進化やYouTubeでのゲーム実況などがゲーム業界の成長を後押ししています。
ゲーム業界の将来性
ゲーム業界では現在、新しい技術が導入されており、VRやARなどといった新たなゲームの形態を生み出し、新しい市場を開拓しています。
また、eスポーツがプロの競技として急速に成長しており、大規模な大会やリーグも行われ、新しいビジネスチャンスとなっている。
数年の間に大きな変化が起きているのがゲーム業界です。
今後も新しい需要やビジネスチャンスをもとに、新たな技術やビジネスモデルが導入されると予想されるため、ゲーム業界は将来性があると言えます。
ゲーム業界の課題
ゲーム業界の最も大きな課題として、需要に供給が追いついていないことが挙げられます。
Nintendo SwitchやPlayStation5が発売された時のことを思い出してみてください。
販売個数に限りがあり、抽選なども頻繁に行われていました。
在庫切れになってしまうことは確かに仕方ないことではありますが、このような状況では転売ヤーが横行し、高価で非公式なやり取りが行われてしまいます。
従って、このような出来事を未然に防ぐためにも、ゲーム業界は工夫をしながら製品を開発していくことが求められているのです。
【ゲーム業界の志望動機】ゲーム業界の職種
次はゲーム業界の職種について解説していきます。
単にゲーム業界の志望動機を書くのではなく、志望する職種に沿った志望動機を書くことで高評価を得ることができます。
では、ゲーム業界の職種について理解を深めていきましょう。
制作企画
制作企画とはゲームのアイデアを生み出し、アイデアの実現を目指す役割です。
ゲームプランナー、ゲームディレクター、ゲームプロデューサーが該当します。
ゲームプランナーはゲームの基本的な概念やシステム、物語などを設計し、ゲームの体験全体を企画します。
ゲームディレクターはゲームのビジュアル、音楽、物語など、すべての要素をバランス良くまとめ上げる、製作面での責任者です。全体の監督者であり、最終的なゲームの品質を大きく左右する仕事となります。
ゲームプロデューサーは主にゲーム開発のビジネス面を担当し、プロジェクトの実現可能性や、成功を担保する責任者です。またプロジェクトのすべての管理をし、プロジェクト全体の方向性を決めていきます。
エンジニア
エンジニアは実際にゲームを動かすためのプログラミング作業や、ユーザーがストレスなくゲームをプレイできるようなインフラ構築を行っています。
クライアントサイドエンジニア、サーバーサイドエンジニア、フロントエンドエンジニアなどに分類されます。
クライアントサイドエンジニアは、スマートフォンや、タブレットなどのモバイル端末で動くプログラムを作成します。
サーバーサイドエンジニアは、対戦ゲームや、多人数で遊べるゲーム、ソーシャルゲームなどの接続するインターネット上のサーバーを構築・運用します。
フロントエンドエンジニアはスマートフォンなどで、ゲームがスムーズに動くよう最適化するなど、ゲーム体験の向上に努めています。
デザイン
デザインとはゲームのデザインの管理と制作に携わる仕事です。
キャラクターの制作は、2Dデザイナーや3Dデザイナー、モーションデザイナーなどが担当します。また、映像や音楽、音響効果を作るグラフィッ
デザインや、サウンドクリエイターなども重要な役割を果たします。
サウンド
サウンドはゲームの魅力を引き立てる音楽や効果音を制作する仕事です。
作曲スキルに加えて、プログラミング言語を用いて音をデータ化する技術も必要とされることがあります。
サウンドは音響だけでなく、コンテンツ作成に関与することもあるため、他の職種とも連携をする必要があります。
プロジェクト管理
プロジェクト管理はゲームの制作進行や品質管理を行います。
他のソフトウェア開発プロジェクトと同様、スケジュールを管理し、計画した予算内でゲームを完成させるには、常にスケジュールを確認し、人員
予算・機材の分配、品質のチェックなどをおこなっていく必要があるため、プロジェクト内の調整役として、管理部門が存在します。
営業
営業は自社の新作ゲームタイトルを置いてもらえるよう実際に店舗に足を運んだり、ユーザーに向けて発売前のプロモーションを行ったりすることで、自社ゲームの認知度を上げ、売上に貢献します。
店舗に売り込めるかどうかで、ゲームの売り上げを左右してしまうので、とても重要な役割だと言えます。
【ゲーム業界の志望動機】志望動機で見られるポイント
志望動機を書く前にまず、志望動機で見られているポイントを理解しておきましょう。
以下のポイントをおさえて志望動機を書くことで、効果的にアピールすることができます。
志望度
志望動機はまず志望度が見られています。
企業はコストをかけて採用活動を行っているため、できる限り辞退者を出したくないと考えています。
もし内定辞退者が出てしまえば、また新たに内定者を出さなければなりません。
どれだけ優秀でも、内定辞退をしてしまうような学生を避けるために、志望度が高いかどうかを重要視しています。
企業とマッチしているか
志望動機では、応募者が企業とマッチしているかも見ています。
いくら優秀な人でも会社の社風や働き方などに合わなければ、居心地が悪くなり早期退職につながってしまいます。
早期退職は応募者にも企業にとっても大きなデメリットになるため、できるだけ避けたいと考えています。
そのため、企業は自社とのマッチ度も重視して志望動機を見ています。
応募者の人柄
志望度や企業とのマッチ度のほかにも、志望動機では応募者の人柄も見ています。
企業は採用活動で今後ともに働く人材を選んでいるため、一緒に働きたいと思える人を選んでいます。
そのため、志望動機を通じて、応募者の人柄がどうなのかを見ています。
【ゲーム業界の志望動機】志望動機作成のポイント
続いて、ゲーム業界の志望動機を書く際に心がけたいポイントを2点紹介します。
志望動機を書く際はどうしても自分目線で書いてしまいがちですが、実際には企業の方がこの文章を読んで、どう感じるかを考えなければなりません。
書き上げたあとは、読みやすい文章になっているか・企業にとってこの人物が有能で熱意ある学生と映るかを考えながら読み返してみましょう。
いくら内容が良くても、論理的でなく読みにくい文章だと、論理的思考力・日本語力が低いとみなされ低評価になってしまう可能性があります。
一行目のインパクトを考える
採用担当者は何十枚・何百枚というエントリーシートや履歴書に目を通すので、全てに隅々まで目を通す余裕はないでしょう。
そこで、一行目にインパクトがある文章を持ってくることが大切です。
「ゲームで人を楽しませたいと思った」・「これまでにない斬新なゲームを作りたい」といった書き方をする就活生は多いですが、これでは平凡で印象に残りません。
一番読んでもらえる確率が高い一行目でほかの応募者と差別化し、印象に残る志望動機に仕上げてください。
これはゲーム業界だけに限った話でなく、ほかの業界に書類を提出するときも同様です。
ゲーム業界と並行して、他業界の就職試験を受ける方も多いと思いますが、どの企業に応募する際にも使えるテクニックなのでぜひマスターしておきましょう。
なぜゲーム業界なのか
志望動機では、なぜゲーム業界に志望したのか明記しましょう。
ゲーム業界が良い理由、他の業界では達成できない理由を具現化しましょう。
この部分が不明であったり、曖昧であると、「志望度が低いのではないか」「この業界に向いていないのではないか」と思われてしまいます。
ゲームが好きだからゲーム業界行きたいと思った、だけでなくなんでゲームが好きでなんで業界に行こうと思ったのを自分の今までの経験や価値観をもとに説明できるようにするとよいでしょう。
なぜその企業なのか
ゲーム業界を選んだ理由のほかにも、その業界の中からなぜ志望する会社を選んだのかも説明できるようにしましょう。
ゲーム業界は競合他社がいくつかあり、それぞれに特徴があります。
その特徴を踏まえたうえで、ゲーム業界の中でその企業でなければならない理由、志望する企業でしか達成できないことをしっかり明記することで志望度の高さをアピールすることができます。
企業視点に立つ
企業視点で、「この学生が自社の利益にどう貢献してくれるか」というポイントを満たしているかを考えることも大切です。
そのためには、ゲーム好きを前面に押し出すだけでなく、コミュニケーション能力やフットワークの軽さといった自分の強みをどう仕事に活かせるかを書く必要があります。
就活はどれだけゲーム好きかではなく、どれだけ仕事ができるかを売り込む勝負です。
私を採用するとこのようなメリットがあります・このように活躍してみせますという文章を、ぜひ志望動機欄に付け加えましょう。
とくに、新卒は全員が前職での実績がないので、ポテンシャルや熱意が大きなチェックポイントです。
入社後の意気込みを書くことは、自分の熱意や志望度の高さを示すことにもつながります。
【ゲーム業界の志望動機】志望動機作成時の注意点
次に、ゲーム業界の志望動機を書く際の注意点を見ていきましょう。
以下の見出しで紹介する2つのポイントは、多くの学生がつい陥ってしまう落とし穴です。
とくにゲーム業界は「ゲームが好き」が志望動機の原点である方が多く、「好き」のアピールだけで終わってしまう方がいます。
自分自身の性格や能力をアピールできるところで、自分がゲーム好きであることだけしか伝えられないのは非常にもったいないことです。
エントリーシートや履歴書を提出前に必ず読み返し、当てはまっていないかを確認してください。
- 製品が好きなだけは志望動機にならない
- 嘘をつかない
製品が好きなだけは志望動機にならない
「貴社の製品が好きだったので、貴社を志望しました」では、志望動機になりません。
応募先企業の製品を好きだったと書くこと自体は悪くありませんが、それがどうして「今後もファンであり続けたい」ではなく「そこで働きたい」になったのかを考えましょう。
とくにゲーム業界は「マリオ」・「ポケモン」・「ドラクエ」といった、長年多くの方に愛されてきたロングランシリーズが多数存在しています。
そうした作品のファンであると伝える場合、ただファンであることを述べるだけでなく、ビジネスでその作品にどう関わりたいかを述べましょう。
ただ製品を褒めれば評価されるわけではないので、企業や製品を褒め「良い会社だから」志望しましたという志望動機にならないように注意してください。
嘘をつかない
ゲーム業界のエントリーシートでは、やったことのあるゲームについて書くようにといった項目が設けられていることもあります。
そうした質問を目にし、その企業のゲームで遊んだことがある方が有利ではと考えてしまう学生も多いです。
しかし、やったことのないゲームについて「プレイ経験がある」・「ファンである」と嘘をつくのは、よくありません。
発売年やゲームの特徴などについて、面接で聞かれる可能性もあります。
面接と書類の内容に整合性が取れなければ、簡単に嘘がばれてしまうでしょう。
やったことのあるゲームが多くなくても、正直なプレイ経験を書いてください。
ゲームにまったく興味がない学生は評価されにくいですが、ほかの学生よりプレイ歴が浅いことだけを理由に書類や面接で落とされる可能性はありません。
【ゲーム業界の志望動機】志望企業を深く知る方法
ゲーム業界の志望動機を作成する際は、単純にゲームが好きという気持ちを強く持つことだけでなく、志望企業の強みや理念を深く理解する必要があります。
そのためここからは、ゲーム業界の志望動機を書くにあたって、志望企業を深く知る方法を解説していきます。
重要なポイントは以下の通りです。
- 代表作・人気タイトルから企業の強みを分析
- 企業理念やビジョンに共感できるポイントを探す
代表作やビジョンを深掘りすれば、自分との共通点を見つけるきっかけになります。
志望動機に説得力を持たせるには、企業理解を深めることが必要不可欠であるため、志望動機作成の際はぜひチェックしておきましょう。
代表作・人気タイトルから企業の強みを分析
ゲーム業界を志望するなら、志望企業の代表作や人気タイトルについては徹底的に分析を行い、その企業ならではの強みを言語化することが重要といえます。
どの作品に惹かれたのか、なぜその作品が他社のゲームと違うと感じたのか、具体的に整理しておくことが望ましいでしょう。
例えば「独自の世界観構築力」「キャラクターの魅力」「細部までこだわったUI設計」など、感じ取った強みを具体的な言葉にしていきます。
単純に「面白かった」「すごかった」ではなく、何がどのように魅力的なのか、じっくり時間をかけて考えていきましょう。
さらに、その強みが自分自身の興味やキャリアビジョンとどのように重なるかを考え、志望動機に反映させることが重要です。
単に「ファンだから」ではなく、「この強みに惹かれ、自分も同じ価値を提供していきたい」という能動的な姿勢を示すことが、説得力を強めるポイントになります。
企業理念やビジョンに共感できるポイントを探す
ゲーム企業の志望動機を作成する際は、企業理念や具体的なビジョンに対しても、積極的に目を向けていきましょう。
まずは企業の公式サイトやIR資料などを徹底的に読み込み、掲げられているスローガンの意味を自分なりに深堀りして解釈しましょう。
そのうえで、どのような理念に最も心が動かされたのか、どのような場面で共感を覚えたのかを明確に言語化していきます。
なお、惹かれたポイントを言語化する際は、例えばかつてゲームに救われた経験を結び付けるなど個人的なエピソードを添えると説得力を高められます。
また、理念への共感だけでなく実現のために自分がどこで貢献できるのかまで踏み込んでアピールできると、より深みのある志望動機に仕上げられるでしょう。
単に共感を伝えるだけでは志望動機として弱いため、「共感+貢献」を示し、インパクトを強めましょう。
【ゲーム業界の志望動機】志望会社の代表作と企業理念
ゲームという大きな枠組みの中には、スマートフォンアプリやパソコン、PlayStation、Nintendo Switchなど様々な媒体があります。
そして、ゲーム会社も数多く存在しているため、選択肢は無数にあります。
ゲーム機を作る企業こそ限られていますが、そのソフトは他の多くの会社が制作しています。
自分が目指している企業がどのようなソフトを制作しており、どのような企業理念を持っているのかについては、あらかじめ把握しておく必要があります。
ゲーム会社と代表作
数多く存在するゲーム会社のなかで、なぜその企業を選んだのかについては面接でかなり高い確率で聞かれます。
このような質問に答えるには、企業について詳しく理解を深めた上で、どのような製品を取り扱っているのかについても把握しておく必要があります。
そして、自分が取り組みたいことに応じて受ける企業も異なります。
例えば、新しいゲーム機器やキャラクター制作に関わりたいなら任天堂、スマートフォンやパソコンのゲームに関わりたいならガンホーやDMM、Cygamesがおすすめです。
このように、ゲーム会社についての理解を深めた上で、どのような取り組みをしているのかについて確認すれば、自分が入りたいゲーム会社がどこなのか、絞り込みができます。
ゲーム会社と企業理念
ゲーム会社の企業理念を把握しておくことも、面接などで問われた際にスムーズに回答するために重要なことの1つです。
会社ごとに目標や価値観は異なります。
自分がやりたいこととあなたが目指す企業の理念が一致しているのかについては必ず理解を深めておきましょう。
例えば、ソニーは「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」ことを目標としています。
【ゲーム業界の志望動機】おすすめの志望動機の構成
ここからは、志望動機を書く際の構成を紹介していきます。
志望動機はPREP法と呼ばれるやり方を用いるとよいでしょう。
PREP法は、Point(結論)→Reason(理由)→Example(具体例)→Point(結論)の構成で書くことです。
この構成通りに志望動機を書けば、分かりやすく見栄えのいい志望動機が出来上がるので、ぜひ参考にしてください。
Point(結論)
志望動機の最初の部分には結論を書きましょう。
初めに結論を書くことで、志望動機を見る採用側は先の内容を理解しやすくなり、あなたが伝えたい内容の要点をつかむことができます。
そのためできるだけ簡潔に、「私は〇〇のため、貴社を志望しております。」や「私が貴社を志望したのは、〇〇なためです。」というように書きましょう。
Reason(理由)
志望動機で結論を書いたら次にその根拠を書きましょう。
なぜゲーム業界を志望するのか、志望するに至ったきっかけとなる経験を簡潔に伝えましょう。
ただ有名だから、高収入だから、憧れの業界・企業だからといった理由ではなく、あなたの実際の経験に基づき、〇〇と考えたからだと具体的な考えをアピールすることが必要です。
ゲーム業界では特に、憧れや好きだからという理由だけを志望動機にしてしまう学生が毎年多いので、説得力のある理由を説明できるようにしましょう。
Example(具体例)
志望動機で、志望した理由を述べた次には具体的なエピソードを書きます。
ゲーム業界を志望するに至った具体的なエピソードを書きましょう。
できるだけ具体的に書くことで企業側はイメージしやすく、志望理由を理解しやすくなります。
具体例はゲームに関する経験でなくても良いです。
ゲーム業界でなければいけない理由を明確に述べることができるのであれば、部活やサークル、アルバイトの経験でもかまいません。
Point(結論)
具体例を述べた後は、もう一度結論を述べていきます。
志望動機の最初で述べる結論とは異なり、ここでは志望する会社で「どのようなことをしていきたいか」や「どのようなことで貢献できるか」などを述べましょう。
ここで具体的に、今後志望するゲーム会社でやりたい事や貢献できることを述べることができれば、他の志望者と差別化することができ、志望度の高さをアピールする事ができます。
【ゲーム業界の志望動機】ゲーム業界の志望動機例文
以下の志望動機を参考にしながら、ぜひ志望動機を作ってみてください!
- 例文1:原体験と接客経験を活かした営業職の志望動機例文
- 例文2:原体験と課題意識でゲーム機開発を目指す志望動機例文
- 例文3:好きなゲーム作品と自分の強みを結び付けた企画職の志望動機例文
- 例文4:プログラミング経験を活かしたゲームエンジニア職の志望動機例文
- 例文5:アート表現へのこだわりからゲームデザイナー職を志望する志望動機例文
- 例文6:音楽制作経験を活かしたゲームサウンド制作職の志望動機例文
- 例文7:マーケティング視点からヒット作を生み出したい営業企画職の志望動機例文
例文1:原体験と接客経験を活かした営業職の志望動機例文
中高6年間練習の厳しい〇〇部で活動していた頃、私はたびたびうまくいかず辞めたいと思うことがありました。
そんな中、家に帰れば貴社の「xx」をプレイできるから、今は部活を頑張ろうと思えたことを今でも感謝しています。
貴社のゲームは「xx」以外でも、ただゲームを遊んでもらうだけでなく、あらゆる形でほかのプレイヤーとコミュニケーションを取れる機会を提供している点にひかれました。
好きなゲームをしながらほかの方と雑談したり愚痴をいったりできれば、ゲームは最高の気分転換のツールになると信じています。
私は居酒屋で接客のアルバイトをずっと続けており、お客様と上手にコミュニケーションを取って、積極的に次回の来店を促すように努めてきました。
入社後も磨いてきたコミュニケーション能力を活かし、顧客と円滑にコミュニケーションを取ることで、利益に直結する営業マンになれるよう頑張りたいと考えています。
例文2:原体験と課題意識でゲーム機開発を目指す志望動機例文
私が小学生のころ発売された貴社の「××」はまさしく私の青春の友であり、長きにわたってプレイしました。
WIFIが繋がっていなくとも、快速で通信でき、長時間の充電や形状変化による持ち運びが便利な「××」は国民的ブームを起こしました。
また、貴社のゲームソフトはクリア後も繰り返し楽しめるものばかりで、長期間プレイできるのも大きな魅力です。
しかし、現在発売されいてるゲーム機は目への負担が大きく、長時間プレイすることで眼精疲労を引き越してしまいます。
そこで、貴社で最新の技術を学び、このような課題を解決し、次世代の子供たちが笑顔で、身体に負担なく楽しめるようなゲーム制作に貢献したいと考えています。
例文3:好きなゲーム作品と自分の強みを結び付けた企画職の志望動機例文
私は、好きなゲームに熱中した経験を原点に、企画力と発想力を活かしてゲーム制作に携わりたいと考え、貴社を志望しました。
学生時代に学園祭のイベント企画に携わった際は、参加者数が伸び悩む課題に直面しました。
その際に私はターゲット層を再分析し、体験型コンテンツを提案・実施したため、結果として前年を上回る来場者数を達成することができました。
この経験から、ユーザー視点に立ってアイデアを具体化することの重要性を学びました。
貴社の「ユーザーに寄り添い、新たな感動を届ける」という理念にも、大変共感しております。
入社後もユーザー目線を大切にしながら、長く愛されるゲーム開発に貢献してまいります。
例文4:プログラミング経験を活かしたゲームエンジニア職の志望動機例文
私は、プログラミングに没頭した経験を活かし、より快適で革新的なゲーム開発に挑戦したいと考え、貴社を志望しました。
大学時代、プログラミングゼミでチーム開発に取り組んだ際は、進捗管理がうまくいかず開発が遅れる課題に直面しました。
そこで私はタスクを細分化し、定期的な進捗確認を行う仕組みを導入したため、結果は納期内に高品質な成果物を完成させることできました。
私はこの経験を通じて、チーム全体で成果を生み出すためには、技術力だけでなく改めて協調性が重要であることを学びました。
貴社の「ユーザー体験を第一に考え、挑戦し続ける」という理念にも、強く共感しております。
入社後は、ユーザー視点を意識した価値創出を心がけ、快適なゲーム体験を支えるエンジニアとして成長し続けたいです。
例文5:アート表現へのこだわりからゲームデザイナー職を志望する志望動機例文
私は、ゲームの世界観に魅了された体験から、自らのデザインで感動を届けたいと考え、貴社を志望しました。
大学時代、美術での制作課題において、テーマに沿った世界観をいかに分かりやすく表現するか悩んだ経験があります。
その際は作品のコンセプトを言語化し、細部まで統一感を持たせる工夫を重ねた結果、学内コンペで最優秀賞を受賞することができました。
この経験を通じて、構成力と表現力を磨き、世界観を創り上げる重要性を学びました。
貴社の「ビジュアルで世界中の心を動かす」という理念には、大変惹かれています。
入社後は、培った構成力と表現力を活かし、世界中のプレイヤーを惹きつけるビジュアル開発に貢献していきたいです。
例文6:音楽制作経験を活かしたゲームサウンド制作職の志望動機例文
私は、ゲーム音楽に心を動かされた経験から、サウンドでプレイヤーの感情を支えたいと考え、貴社を志望しました。
大学時代、バンド活動や作曲に取り組む中で、楽曲がシーンに合わず違和感を生んでしまう課題に直面しました。
その際は物語や登場人物の心情を深く読み取り、音色やリズムを工夫することで、場面に寄り添った楽曲制作を実現することができました。
この経験を通じて、シーンごとの感情に合わせ、細部までこだわって制作を行うことの重要性を学びました。
入社後はプレイヤーの心に響くサウンド制作に挑戦し、作品世界をより豊かに彩れるスタッフを目指したいと考えます。
例文7:マーケティング視点からヒット作を生み出したい営業企画職の志望動機例文
私は、ヒット作が生まれる背景に興味を持っており、マーケティングの力でその過程を支えたいと考えたため、貴社を志望しました。
大学ではマーケティングを専攻し、実践的なプロモーション企画にも取り組みました。
新商品の認知拡大を課題としたうえで、ターゲット層を細かく分析し、SNSを活用したキャンペーン施策を提案・実施してきました。
その結果、企画の中では想定を上回る参加者数を獲得することができ、情報拡散の重要性を実感しました。
この経験を通じて、ニーズを見極め、最適な施策を立案する力を磨いてきました。
入社後は市場ニーズを的確にとらえた提案を行い、作品のヒットに貢献したいと考えます。
【ゲーム業界の志望動機】志望動機が思いつかない時にした方がいいこと
これまでゲーム業界の志望動機の書き方を解説していきました。
しかし、それでも志望動機が思いつかない場合があると思います。
そんな時は以下の3つのことを行うことで解決することができます。
自己分析を進めよう
志望動機が思いつかないときは、自己分析を進めるとよいでしょう。
まずは自分のことを知らなければ、志望動機を書くことはできません。
これまでの自分を分析し、自分の強みや特徴を理解する必要があります。
自分の強みや特徴をもとに、なぜその業界・企業に魅力を感じたのかを考えましょう。
このように考えることで、説得力のある志望動機を作ることができます。
自己分析の方法はこちらの記事を参考にしてください。
業界・企業研究を進めよう
志望動機が思いつかない時は、業界・企業研究をするのもよいでしょう。
志望する業界や企業のことを知らなければ、もちろん志望動機を書くことはできず、内容の薄い志望動機になってしまいます。
まずは志望する業界・企業の研究をし、そこの事業や強み、魅力などを調べましょう。
企業や業界の強みや魅力を知ることで、説得力のある志望動機を作ることができます。
業界研究・企業研究はこちらの記事を参考にしてください。
消費者志向に立つ
新発売となるゲームやソフトに関する情報を常にチェックし、消費者の視点に立つことは非常に重要です。
なぜならば、ゲーム会社は「消費者が求めているゲーム」を作る必要があるからです。
常に消費者の視点に立ち、消費者がどのようなことをゲーム会社に対して求めているのか、そしてそれを叶えるにはどのように取り組めば良いのかについて自分のイメージを固めておく必要があります。
したがって、常にゲームやソフトに関する情報やニュースを確認し、ニーズやトレンドにはどのようなものがあるのかについて理解を深めておきましょう。
就活エージェントを利用しよう!
良い志望動機を書けないと感じたときは、ゲームが楽しかったときはどんなときか・どうしてゲームが楽しかったのかを自分の体験から思い出してみましょう。
「なぜ」という視点で自分の体験を掘り下げると、自分にとってゲームがどんな存在か・なぜゲームを仕事にしたいと思ったのかが見えてきやすいです。
それでも行き詰まったときは、ほかの方に相談してみることをおすすめします。
他人目線の視点を聞かせてもらえれば、思わぬことに気づかされることもあるでしょう。
就活市場エージェントに登録し、プロの就活エージェントと一緒に自己分析をすすめるのもおすすめです。
志望動機の作り方だけでなく、業界の就活状況について教えてくれたり面接対策をしてくれたりと、あらゆる形でプロのエージェントが内定までサポートしてくれます。
まとめ
自分を売り込む軸(長所・能力)を決める際は、採用担当者目線でその学生が活躍してくれそうか・やる気が感じられるかを意識しなければなりません。
ゲーム業界で「ゲーム好きだから」という点を軸にしてしまうと、学生が良いお客様に感じられても、ビジネス面で活躍してくれそうかは疑問を抱かれてしまうでしょう。
内定を勝ち取るためには、まず志望動機をしっかり作り込む必要があります。
今までゲームをプレイしてきた中で、自分が売り手・作り手になりたいと感じたきっかけがあれば、そのエピソードを深掘りしてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート