はじめに
就活?と思うほど採用まで段階を踏むことが多い長期インターン!
・参加したい長期インターンが見つかったものの何度もある面接に自身がない…
・面接ではどのようなことを聞かれるのだろう…
長期インターンの選考について理解を深め、そんな不安を解決しましょう!
【長期インターンの選考対策】そもそも長期インターンとは?
そもそも長期インターンとは何でしょう?大体3ヶ月以上の参加となるものを長期インターンといいます。
また、1日や3日、一週間など短い期間で参加する短期インターンと違い、給料が発生することも特徴と言えるでしょう。そして多くの企業が短期インターンよりも採用までに段階を多く設けています。
【長期インターンの選考対策】長期インターンの採用が慎重な理由
なぜ短期インターンとは違い、長期インターンは採用が慎重であるのか。それは短期インターンよりも会社とより密に接しながら仕事することになるからです。社員と同じ仕事をし、また、給料も発生するため、人数自体も多く求めていないことから、採用が慎重になります。
参加したい長期インターンが見つかったらいよいよエントリーです。
応募する際準備をするべきことは何があるでしょう?
①参加したい理由・意思を固める
まずはなぜその長期インターンに参加したいのか、理由をはっきりとしておく必要があります。また、参加したいと思った意思など、面接官に伝わらなければ意味がないので自分自身の、“この会社の長期インターンに参加したい!”と思った意思もしっかり固めましょう。
②どんな成長がしたい?
この会社の長期インターンに参加してどんな事を得たいのか、どんな成長がしたいのか聞かれることも多くあります。
長期インターンを実施している企業の大半はベンチャー企業です。ベンチャー企業は社員一人一人の成長意欲を大切にしている会社が多いため、どのような成長を求めてきているのか問うことがあります。
③働く期間などのスケジュール
3ヶ月から多くて1年、2年など多くの時間を費やすことになる長期インターン。自分自身の今後のスケジュールを考え、どのくらいの期間働くかなどは定めていきましょう。
長期インターンの選考フロー
長期インターンはアルバイトのようなもの、という認識の学生も少なくありません。
しかし、長期インターンは疑似社員体験だというイメージを持っておくと良いです。
社員になるためには履歴書の提出をしたり、面接を複数回行ったりする必要があります。
そのため、長期インターンに参加するためには、アルバイトのような簡易的な面接という認識よりも、実際よりも少し簡易的な就活の面接という認識がいいです。
企業や応募方法によって異なる
選考フローは企業の規模や、応募した媒体によって異なります。
例えば、ウォンテッドリーなど、企業と直接DMができる機能があるプラットフォームなどは、DMを利用して軽く質疑応答を行った後、面談により採用の可否を決定することがあります。
他にも、企業にエントリーしたのちに直接企業が長期インターンの応募を行う場合、ESの提出や動画選考、面接が複数回必要になります。
ウォンテッドリーなどについては、長期インターンを募集している企業はベンチャーが多いです。
直接エントリーする場合、大手企業が数名採用するために募集しています。
そのため、2つの企業の倍率は大きく異なります。
簡単な質問の回答は用意しておこう
アルバイトの面接では、家が近いから、お金が欲しいから、などの単純な志望動機でも採用されることがあります。
しかし、長期インターンについてはそう簡単にはいきません。
ただお金を稼ぎたいならアルバイトでいいはずです。
なぜ敢えて企業の長期インターンに参加したいのかよく考えましょう。
長期インターンに合格するためのコツ
長期インターンに参加するためには、まず選考を通過する必要があります。
長期インターンに合格するためのコツについてお話します。
自分の目的・目標を明確に持つ
自分なりに長期インターンに参加する目的や目標を持つように心がけましょう。
自分がどんな目的をもってインターンシップに参加したいのか、インターンシップでどのようなゴールをもって働くのかなどが明確な学生は魅力的です。
きちんと目的があって働く学生は企業に良く貢献してくれるのです。
また、仕事に対する向き合い方も真摯でしょう。
自分なりの軸をきちんと明示して面接などに回答しましょう。
自分のことを理解しておく
長期インターンとはいえど、自己分析しておいて損はありません。
自己分析を行っておくと、自分の強みや企業との相性をより深く回答できます。
自分のことを理解することで企業もあなたを採用したあとの働き方をイメージすることができます。
【長期インターンの面接対策】段階別:面接のポイント
長期インターンの面接のフローは企業によってさまざまです。
一時的な雇用のインターンですが、先ほども述べたように、数ヶ月にわたって働くパートナーを選考します。
そのため企業に取って面接は非常に重要な意味合いを持っているのです。
面接が1回だけで採用する企業もあれば、2回以上の面接を用意する企業もあるため、希望する企業の選考フローを確認し、早めに対策を講じましょう。
以下では、それぞれの段階の面接で企業が見ているポイントや、あなたが意識すべきポイントを解説していきます。
一次面接とは?
エントリー後、企業からの連絡を受け、面接の日程を決めます。
面接日程が決定し、初めての選考面接を一次面接といいます。
この面接の面接官は、人事や長期インターン生を募集している部署の社員であることが多いです。まず会社の説明など、比較的ラフな雰囲気の面接であることが多いですが、ここで大切なのが「第一印象」です。この学生と働きたい!と思ってもらえる良い第一印象から心がけましょう。マストとして、挨拶は大切です。また、敬語の使い方など基本的なビジネスマナーにも気を付けましょう。
聞かれる内容としては「志望動機」「この会社でどんな仕事がしたいのか」の二点が主になります。しっかりと準備していきましょう。
◎一次面接で大切なこと
・明るい挨拶
・基本的なビジネスマナー
・「志望動機」「どのような仕事をしたいか」を伝える
二次面接(最終面接)とは?
一次面接を突破したら次は二次面接です。既に最終面接である企業もあります。人事部長や事業部長、または社長が面接官であることも多いでしょう。ここで聞かれることは一次面接よりもより深いものになります。
もしも採用が決まったらどんな業務をしたいのか、そしてその業務を行うにあたり自分自身がどのような成長を遂げたいかなどを詳しく聞かれるため、一次面接を受けた時よりも深い企業理解が必要となります。また、自分の長期インターンに参加したい意志をしっかりと伝えましょう。
◎二次面接(最終面接)で大切なこと
・「入社後何をしたいのか」「入社後どんな成長をしたいか」伝える
・一次面接の時よりも深い企業理解
【長期インターンの面接対策】面接で聞かれる質問7選
書類選考を突破したら面接の準備をしましょう。
明るく快活な印象も大切ですが、ただニコニコしているだけでは、内定にはたどり着けません。
面接官の質問に対して、自分の考えをまとめてわかりやすく答えられてはじめて、企業へ自分の売り込みができると言えます。
そのためには、あらかじめ質問を想定し、それに対する自分の考えをまとめておく必要があります。
長期インターンの面接で頻出の質問を7つ紹介しますので、それぞれの回答を用意しておくと良いでしょう。
自己紹介
必ずと言って良いほどはじめに聞かれるのが、自己紹介です。
自己紹介は、あなたのプロフィールを30秒~40秒ほどで端的に述べましょう。
具体的には、氏名・学校・学部・学年などのプロフィールのあとに、ゼミやサークル活動や部活などの学生時代に注力したこと、そして趣味などについても1~2文で述べるのが一般的です。
最後は必ず「本日は貴重な時間をいただきありがとうございます。よろしくお願いします。」と面接官に対してのお礼の言葉で締めましょう。
なぜ長期インターンをしたいのか
長期インターンに参加する理由も、高い確率で聞かれます。
アルバイトや部活動ではなく、学生生活の時間を割いて、長期インターンへの参加を志した理由について述べましょう。
ただし「友達から誘われた」「周りが参加しているから」などの受動的な理由は避けてください。
流されやすく、自分がない印象を面接官に与えてしまいます。
企業研究やスキルアップ、職種理解などの前向きで、目的意識をしっかりと感じさせる回答が好印象を与えられます。
志望動機
志望動機もほぼ100%の確率で聞かれるものと思って準備しておきましょう。
企業の立場に立って考えれば「なぜうちで働きたいのか」といった理由を雇う前に聞いておきたいと思うのは当然です。
面接官は志望動機を通して学生の価値観を見て、企業への熱意の有無や、社風や業務内容にマッチする人材かどうかを見極めようとしています。
企業に「一緒に働きたい」と思わせる志望動機とするためには、企業研究がしっかりできているかが肝となります。
こちらの記事を参考にしてください。
何をしたいか
「長期インターンに参加して、具体的に何をしたいか」という、やや突っ込んだ内容の質問も多々見受けられます。
企業研究は業界全体における立ち位置や強みなど外側の部分も大切ですが、内側の業務の内容や、最近注力している事業などの理解も重要です。
どのような事業を展開しているか、企業のHPだけではなく近年のニュースや社員のインタビュー記事などもチェックし、理解しておきましょう。
そのうえで、自分のやりたいことを明確に述べられる状態で、やる気をアピールしてください。
自己PR
基本的な情報がメインになる自己紹介とは異なり、自己PRはあなたの強みや魅力をアピールするための項目です。
企業へ勤めるにあたって、貢献できるような能力を具体的なエピソードとあわせてまとめましょう。
コミュニケーション力や分析力など、業務に活かせるスキルをアピールするのも良いですし、忍耐力や前向きさなどあなたのマインド的な部分をPRするのも良いでしょう。
面接官の心をつかむためには、企業研究をして企業の求める人物像を把握し、それに重なるエピソードを話すことが重要です。
ガクチカ
就活本番で定番の質問項目であるガクチカ、つまり学生時代に力を入れたことのエピソードは、長期インターンの面接でもしばしば聞かれます。
1つの出来事について、訪れた困難を工夫し乗り越え、結果を残し、そこから何を学んだのかについて話す流れが伝わりやすいでしょう。
ガクチカで話されたエピソードを見て、面接官は学生の物事に取り組む姿勢や、価値観を読み取ろうとしています。
エピソードが複数ある場合は、社風に合ったものをアピールしてください。
逆質問
面接の終盤で「最後に何か質問はありますか」と面接官から学生に問うことを逆質問と呼びます。
その際「特にありません」という回答は避けましょう。
企業に対して熱意がないと思われるおそれがあります。
企業の採用担当者と直接話せるのは貴重な機会です。
仕事内容や、研修制度・教育体制・職場の雰囲気・勤務に関する質問など、気になったことを聞きましょう。
その際、福利厚生や給与についてなどの内容は避けて、あくまで業務や社風に関するものにしてください。
自己分析や企業研究が重要
面接ではさまざまな質問が想定されるため、すべてに対して完璧な回答を用意するのは難しいかもしれません。
しかし、自己分析と企業研究がしっかりとされていれば、不意打ちの質問にも回答できるでしょう。
逆にそれらがおろそかだと、複数の質問の回答に矛盾が生じてしまい、面接官に不信感を与えかねません。
自己分析は、過去の出来事に対して「なぜ?」と深掘りすることで、自分の就活の軸やモチベーションの源泉を見つける過程です。
企業研究とあわせて、よりくわしい取り組み方について説明している記事を用意しましたので、こちらもご覧ください。
【長期インターンの面接対策】オンライン面接のポイント
コロナ渦に入り、さまざまな場面で非対面のサービスやシステムが導入されました。
もちろん、就職活動の場も例外ではありません。
感染予防のため、オンラインで面接を行う企業も非常に多く見受けられるようになりました。
いまだなじみの薄いオンライン面接と聞いて、戸惑う学生も多いでしょう。
しかし、必要な設備と環境を整えれば、あとは本来の面接と大きく変わりはないので、リラックスして臨んでください。
オンライン面接について述べた記事を用意しましたので、ポイントを確認しておきましょう。
【長期インターンの面接対策】面接の際の注意点
面接の流れや質問の項目について理解したら、面接の本番のシミュレーションをすると良いでしょう。
キャリアセンターに依頼するのも、家族や友人にお願いするのもおすすめめです。
どれだけ完璧な回答ができても、面接のマナーが守れていなければ、評価は著しく下がると考えて良いでしょう。
貴重な面接の機会を無駄にしないため、最低限の社会人としてのマナーは理解して、守らなければなりません。
面接に行く際に注意してほしい点を2つまとめたので、あわせてご確認ください。
10分前行動
面接会場への到着時間は、10分前がベストです。
遅刻は論外ですが「なるべく早く来てください」と言われている場合を除けば、あまり早すぎる到着も企業のスケジュールによっては迷惑になる可能性もあります。
企業が1人にあたりの面接に割く時間は決して長くありません。
面接担当者にストレスを与えず、なおかつ好感触を与えるために、早すぎず遅すぎずのタイミングをはかりましょう。
到着時間が第一印象を大きく変える可能性もあるのです。
身だしなみを整える
面接会場に入る前に、身だしなみをチェックしましょう。
襟や袖・靴・かばんに汚れがないか、髪型に乱れはないか、メイクは崩れていないかなど相手に不快感を与えない清潔感のある見た目は、社会人として最低限のマナーです。
だらしがない身なりは、面接官に「仕事に対してもルーズなのではないか」という懸念を与えてしまいます。
オンライン面接の場合も、上半身はスーツ、下はジャージという手抜きはやめて、全身フォーマルで整えるようにしてください。
何かのはずみに下半身画面に映る可能性は十分にあります。
【長期インターンの選考対策】面接時の服装
選考の面接時の服装は就活よりは厳しくありません。その会社の社風に合わせましょう。迷ったらスーツがオススメです。
全体的に清潔感を意識し、明るい印象になるようにしましょう。
面接後にお礼メールを送る
面接後、企業にお礼のメールを送ると良いでしょう。
必ず送るべきものではありませんが、面接への感謝の気持ちと入社の意欲を述べることで、企業に好印象を与えられます。
インターンの面接でお礼のメールを送る学生はまだ少ないため、差別化をはかれるかもしれません。
内容は簡単な自己紹介と、面接を開催してくれたことへ対する感謝の気持ちから始め、面接の印象や感じた企業の魅力を述べ、結びの言葉で締めるのが一般的です。
また、面接を受けた当日の勤務時間中に送るのが理想です。
あらかじめ下書きをある程度書いて保存しておけば、慌てることなく送信できます。
まとめ
まるで就活のように選考の段階が多い長期インターン。
参加したいと思った長期インターンへのチャンスを逃さないよう、しっかり準備をして選考に挑んでくださいね!