面接でインターンシップの参加理由を聞かれた!実際どう答えればいいの?

面接でインターンシップの参加理由を聞かれた!実際どう答えればいいの?

インターンシップへ参加したいと考えたら、参加理由について考えましょう。

誰でもインターンシップに参加できるということではありません。

定員が決まっており、参加希望者の中から参加理由を確認して誰を採用するか決めます。

企業側にとっても意味のある時間にしたいと考えるため、ダラダラ過ごされるようではいけません。

企業よりインターンシップにぜひ参加してほしいと、感じさせられるような魅力な参加理由を考えましょう。

企業がインターンシップの参加理由を聞く目的

なぜ企業がインターンシップの参加理由を聞くのか目的を考えていきます。

企業側がインターンシップできてほしい人はどんな人か、自身が企業側からぜひ来てほしいと思わせられるかがポイントになります。

どんな目的があり参加理由を聞くのか、いくつか理由があります。

それぞれの理由を確認し、各理由に見合った参加理由を考えましょう。

企業の目的を知ることでインターンシップ中、企業側からよい人物だと感じてもらいやすくなります。

志望動機を確認するため

参加理由を聞く目的ですが、志望動機を確認するためという理由があります。

なぜインターンシップに参加したいと思ったのか、理由を聞くことで各参加者がどのような思いを抱えているのかなどわかります。

選考者を絞る際に、志望動機は重要なポイントとなります。

本採用ではありませんが、だからといって手を抜くことはできません。

たくさん参加希望者が集まることも多々あるので、御社に貢献したいといった一般的な回答ではなく、具体的にどのような点に魅力を感じたなどできるだけ詳細を述べるとよいでしょう。

インターンシップにやる気があるかの確認するため

せっかくインターンシップに参加したのに、やる気がなくダラダラ過ごすと学生側だけではなく企業側も時間を無駄にします。

インターンシップは本採用ではありませんが、本採用されたものと考え真剣に臨んでくれるかを企業側は見ています。

実務に慣れていない学生が大半で、いきなり即戦力になるとは企業側も考えていません。

しかし慣れないこともあきらめず、自身や仲間と一緒に乗り越えようとやる気を見せる学生を探しています。

最初から最後まで途中で挫折せず取り組める人、何事にも真面目に取り組んでくれる人をインターンシップで採用したいと考えているので注意しましょう。

目的意識を持って行動しているのかを確認するため

インターンシップに参加しようと考えるきっかけとして、同じ大学の友だちが参加していると聞いたから、学校からすすめられたからというケースがあります。

しかし理由を聞かれたときに周りに誘われたからと答えると、具体的な目的意識がないとみなされます。

ただ周りが参加してるから、なんとなく内定に近づくなどはNGです。

インターンシップに参加するメリットはほかにもあります。

実務について知ることができたり、会社説明会ではわからなかったことを教わったり、社内の雰囲気がわかるなど情報収集にも役立ちます。

インターシップに参加して、実際何をしたいのか、企業にどんな貢献をしたいのか、自身のためにどう動きたいのかなど具体的に参加理由を考えましょう。

どの企業にも通じるような理由ではなく、御社だからこそできることと、参加する企業にあわせて目的を考える必要もあります。

企業側は、インターシップをきっかけに社会人に向けて成長してほしいと考えています。

学校では経験できないことが多く、プレ社会人として得られることは多いです。

せっかくのチャンスを活かすため、目的意識を強く持ち面接でも行動しましょう。

【インターンシップに参加する理由】目的を見つめなおそう!

インターンシップに参加することの目的を再認識しましょう。

なぜその企業のそのプログラムに参加したいと考えたのかをはっきりさせておくことで、参加した理由がスムーズに考えられます。

インターンシップで何を得たいか?

インターンシップを通して何を得たいかという部分は必ず明確にしておく必要があります。

なんとなくで参加するのではなく、目的意識をもって取り組むことで、その後の就職活動に役立つ学びを得ることができます。

以下にインターンシップを通して学べることの例を挙げたので、参考にしてみてください。

業界・企業の理解を深めるため

インターンシップを通して、興味のある企業や業界が、実際にどんな業務内容をして、どんな仕事環境なのかという内情を知ることができます。

ホームページや説明会ではわからない、内部の情報を得られる機会が多くあることがインターンシップに参加することのメリットと言えます。

より深い自己分析をするため

プロジェクト型のインターンシップではグループワークなどを行うため、そこで自分の強みや弱みを発見できます。

実際に社員の方と話す機会もあるため、社会人の先輩からの意見などを聞き、現段階で自分がどのような人材であるのかを客観的な視点で知ることができます。

ES・面接などの選考対策をするため

インターンシップに参加した経験エピソードはESや面接などで自分をアピールする際の引き出しになります。

インターンシップに参加するための選考過程において、グループディスカッションや面接がある売位もあり、就活本番に向けて予行練習ができます。

インターンシップの選考においては、「○○企業への就職活動に役立てたいから」という直接的な表現は避けた方がよいですが、インターンシップに参加することで、就活本番への練習になっているということも視野に入れておきましょう。

インターンシップ後の自分を想像しよう

インターンに参加すること自体が面白そうや内定をもらいやすくなるといった、目先の目的や理由だけで参加しようとしても、インターンシップの選考には通りません。

インターンに参加した後、自分がどうなっていたいか、どうありたいかを想像してみましょう。

社会人としてのいろはが身についている、苦手だったコミュニケーションが得意になっている、人前で話すことやプレゼンが得意になっている、大学で学んだ技術が役立つと自信がつき、さらなるスキルアップに向けて動き出しているなど、自分がインターンに参加して得たいことを達成した後の姿を思い描くことで、インターンシップへの意欲が高まり、選考においてもそれをアピールすることができます。

また、目的や理由が思い浮かばない方も、インターン参加後にどのようになっていたいか、その経験を今後の就職活動にどのように生かしているか、をイメージすることで目的が明確になります。

インターンシップの参加理由の例

インターンシップの参加理由をどう伝えればよいか、迷うことがあるでしょう。

職場の雰囲気が知りたい、自身がこの業界でやっていけるか見極めたい、企業の情報が欲しいなどさまざまなメリットを感じ参加されています。

インターンシップはメリットが多いことから人気で、申し込みをした後、参加希望者の中から選考されます。

先着順や選考を設けている企業もありますが、具体的な目的がないまま参加することは危険です。

参加中に、企業より参加した理由は何かと聞かれるシーンもあるでしょう。

選考に通りやすいように、企業側の理想にあった目的を考えられるよう、インターンシップへ参加したい具体的な理由について考えてみましょう。

いくつか例があるので、状況にあわせて選択しうまく活用してください。

成長したいから

インターンシップに参加する多くの就活生は「成長すること」を目標に参加を考えています。

また企業側も同様、参加した学生に学びの機会を与え、成長してほしいと考え、インターンシップを実施しています。

しかし、志望理由を聞かれた際はただ単に「成長したいから」と答えることは避けましょう。

より具体的にどのような成長をしたいのかを明確に伝える必要があります。

インターンシップで得られる「成長」

ここからはインターンシップを通してどのような成長を得られるかを紹介していきたいと思います。

企業側は、学生が成長したいと考えている内容と実施する内容がマッチしているかという点を選考ポイントとしています。

自分が成長したいと考える内容に沿ったプログラム内容のインターンシップを選ぶとともに、参加するインターンシップで何が学べるのか、どんな成長が見込めるかを今一度考え直してみましょう。

社会人としてのマナー

就活生の多くは普段の生活で、学生同士でかかわりを持っているため、気を使わなくていい場面がほとんどです。

そのため、正しい敬語を意識せずに話をしているため、社会人としてのマナーを学ぶことが求められます。

インターンシップに参加することで、自分のマナーがなっているかどうかを見直すことができます。

インターンシップを通じて社会人の方とかかわる機会が増え、その時に自分の話し方や言葉遣い、挨拶といったマナーを再確認しましょう。

このようなマナーは、社会に出て必ず必要になるものですが、社会人とのかかわる機会がないと習得することは難しいです。

インターンシップに参加することで、社会に出る前から基盤となるマナーを学んでおきましょう。

スキルアップ

短期インターンシップには日数に限りがあるため、その中で成果を残さなければなりません。

限られた時間の中で、目標を立て、そこから逆算をし、いかに効率よくプロジェクトを進めていくかということが求められます。

この能力は、もちろん社会に出てからどんな場面でも求められるものであり、学生のうちに仕事に対する対応力を身に着けておくことは大切なことになります。

業務遂行の効率化

短期インターンシップには日数に限りがあるため、その中で成果を残さなければなりません。

限られた時間の中で、目標を立て、そこから逆算をし、いかに効率よくプロジェクトを進めていくかということが求められます。

この能力は、もちろん社会に出てからどんな場面でも求められるものであり、学生のうちに仕事に対する対応力を身に着けておくことは大切なことになります。

コミュニケーション能力

インターンシップを通して成長することとして、コミュニケーション能力も挙げられます。

インターンシップの中では、自分と同じインターン生のほかに社員の方とのかかわりもあるため、話す人によって話題や話し方を変えなければなりません。

またビジネスをするうえで、大切な「報連相」の習得もできます。

報告、連絡、相談もコミュニケーションのひとつであり、自分の現状を言語化して相手に伝える力というのは社会人にとって必須なものと言えます。

インターンシップでの活動を通じて、「報連相」をなじませ、コミュニケーション能力の向上を目指しましょう。

大学生の間に社会貢献をしたいから

もともとインターンシップは、学生に就労意識を身に着けてほしいという目的のもと開催されています。

文部科学省、経済産業省、厚生労働省が連携そして推進している事業で、国内でも注目されています。

海外では日本よりも早く定着していて、当たり前のように行われているのが実情です。

働くことはどういうことか、働く責任について知ってほしいと各企業は考えています。

インターンシップに参加する理由として社会人になる前に、学生のうちに社会貢献をしたいという意識を持っていることはインターンシップ自体の目的を理解していることにつながるため、企業側にもよい印象を与えることができます。

「働く」ということが社会への貢献につながるという視点を持ったうえで、学生のうちからインターンシップを通じて社会貢献をしたいことも参加するうえでの理由として良い例と言えます。

その企業に興味があるから

インターンシップに参加する理由として多いのは、開催している企業に対して興味があるからといったものです。

単に興味を持ったというのではなく、どのような部分に興味を持ったのかということを合わせて伝えることで、企業側に良い印象を与えられます。

企業が行っている事業や、社風などを具体的に挙げながら、「なぜうちを選んだのか」という疑問に納得のいく回答が用意できていると、より好印象につながります。

面接でインターンシップの参加理由を答えた例文

面接でインターシップに参加したい理由をスムーズに答えるため、質問に対してどう答えるかあらかじめ考えましょう。

例文を参考にし、自分ならではの文章を作るとベストです。

また例文のどのような点がよいのか考察し、よいところを習い文章作成してください。

例文①

私はインターンシップに参加することで御社への理解を深め、御社で働くためには何を求められるのかを理解したいと考えています。
大学では●●学を選考しており、○○について学んでいます。
○○では、特に○○論に力を入れています。
成果を活かし御社にて働きたいと考えています。
御社は○○に特化した事業を行っており、さまざまな企業から依頼を受け、また注目されています。
インターンとして働くことで、実際どのような流れで依頼を受けているのかなど、詳細を知りたいと考えています。
またどのような手腕を駆使し、結果を出しているのか体験したいです。
この例文ですが、自身が学んでいることをどう企業で活かすことができるか明確に理由を伝えられています。
なぜ自身がインターンシップに参加したいかという理由とともに、どんな貢献ができるのかわかりやすい例となっています。
最後にはどのような仕組みで依頼を受けているのかなど、実務に対してや企業の強みを学びたいという姿勢がうかがえます。

例文②

私が御社のインターンシップを志望した理由は、この業界で○○ができるからです。
現在大学にて○○の勉強をしております。
インターンを通し、この業界にて自身が持っている知識が実際の現場で本当に活かせるのかどうかを知りたいと思っています。
この業界の中で新しいサービスに着手し、実績を残している御社のインターンシップに興味を持ちました。
○○が体験できるということを知りましたが、自身が勉強をしている○○を活かせると感じた次第です。
また理解を深め、より○○に関し興味を持つことができることと思いました。
自身がどう貢献できるか、インターンシップにて見極めたいと考えています。
この例文は、自身が勉強していることを活かせると感じインターンシップに参加したいと考えたということが伝わってきます。
また自身の知識をどう活かせるか、企業に貢献できるか知りたいと強い思いを感じます。

例文③

私が御社のインターンシップに参加を希望する理由は、御社が実践している○○の事業を体験したいと思ったからです。
御社のインターンシップでは自分の現状や力を把握しながら、自身ができることを率先して行いたいと思います。
そして御社のノウハウや知識を吸収し、自身がステップアップする機会にしたいです。
この例文は企業が行っている事業に興味を持ったことと、自身の力を見極めながら少しずつでも貢献したいという気持ちが読み取れます。
またインターシップを通じて、自身の幅を広げて大きくなりたいという気持ちが伝わってきます。

まとめ

インターンシップは希望者が多数いて、その中から面接などで絞ることとなります。

先着順や特に人数制限を設けていない企業もありますが、インターシップになぜ参加するのかと理由を明確にし、真剣に取り組む必要があります。

ただ単に興味を持ったから、友だちも参加しているからという理由ではなく、御社でどんな貢献ができるからなどと具体的な理由を考えましょう。

強い意志があれば、企業にとってよい印象を与えることができます。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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