近年、自己分析が就活生の中でトレンドになっています。
しかし、まだ自己分析について詳しく知らないという方、自己分析のやり方に迷っているという方は少なくありません。
この記事では、就活を有利に進めるためには必ずやるべきである自己分析について、2024年版の最新のやり方と簡単なやり方をくわしく解説しています。
また、自己分析についてのよくある質問にも回答をしていますので、自己分析について悩んでいる方は、ぜひ記事を参考に自己分析を進めてください。
- 自己分析の目的は、就活の軸を作ること
- 自己分析のメリットは、ESや面接で自己PRやガクチカ、志望動機を効果的に伝えられること
- 自己分析の方法には、自己分析ツールやモチベーショングラフなど、さまざまなものがある
- 自己分析は、就活を始める前、就活中、就活後と、定期的に行うことが大切
目次[目次を全て表示する]
自己分析って何?
自己分析とは、自分の特徴を分析し、自分のことを知ることです。
弊社で運営している就活市場エージェントでも、
「自己分析のやり方を教えて欲しい」「自己分析が必要かどうかわからない」
といったお声をたくさんいただきます。
自己分析は、就活を有利に進めるためには必須です。
その目的とメリットを解説します。
自己分析の目的
自己分析の最大の目的は、就活の「軸」を作ることです。
就活の軸とは、ブレない志望動機のことです。
ブレない軸を持つことで、自分にマッチした企業選びができますし面接でも自信を持って自分の意志を使うことができます。
本当の自分、そして生き方を把握して、就活の意思決定の軸を作ることこそが、自己分析の目的です。
自己分析をして意思決定の軸を持っていれば、就活で壁にぶつかっても焦らず地道に活動できます。
そして苦労したとしても、最終的に自分に合う企業に入社して活躍することができるのです。
簡単なやり方はある?
「就活において自己分析は必ずやるべきだけど、めんどくさくてなかなか進まない...」
こんな悩みを抱える就活生は少なくありません。
しかし、自己分析にはさまざまなやり方があり、その中にはとても簡単な方法も存在します。
この記事ではタイトルに【2024年最新版】とあるように、2024年現在、各企業の人事が太鼓判を押す、就活市場おすすめの自己分析法を徹底解説します。
自己分析には多くの方法が存在します。
簡単な自己分析の方法といっても、本記事でも7種類を紹介しています。
いくつか試した上で、自分に最も合う方法は何かを探っていくことが大切です。
自己分析をするメリット3選
新卒就活において、自己分析は成功のために必須です。
自分自身を深く理解することで、納得のいく企業選びができたり、選考でより魅力的なアピールができるようになったりします。
ここでは、自己分析を行う3つのメリットについて詳しく解説します。
1. 自分の強み・弱み、価値観、興味関心を明確にできる
自己分析は、自分自身を客観的に理解するための第一歩です。
自分の過去経験を振り返ることで、自分の強みや弱み、価値観、興味関心を明確にすることができます。
- 強み・弱み: 自分の強みや弱みを理解することで、自分の弱点克服への意欲をアピールできます。
- 価値観: 自分の価値観がわかれば、何を大切にして企業選びをすべきかがわかります。
- 興味関心: 自分が将来どんな仕事に就くことでモチベーションが保てるか知ることができます。
自己分析は、自分自身の将来のビジョンを確立させるために必要な3点を理解することにつながります。
2. 内定への最短距離がとれる
自己分析を通して、自分がどのような企業に就職したいのかを明確にすることができます。
- 企業選び: 入社後のミスマッチを防ぐためにも、自分に向いている仕事を分析する必要があります。
- エントリーシート(ES): 分析した自分の特徴を、エピソードと絡めてアピールすることができるようになります。
- 面接: 自己分析をしておくことで、ボロの出ないアピールが可能になります。
自己分析をすることで、内定までの最短距離がとれるようになるのです。
3. 自分らしいキャリアを築くための土台になる
自己分析は将来のキャリアプランを考えるのにも役立ちます。
- 将来のキャリアプラン: 就職してからどのようになりたいのかが明確になります。
- 人生のビジョン: これから先どのような道筋をたどって生きていくのかを考えられます
自己分析を通して自分自身を理解し、過去から将来を想像することで、より豊かな人生設計ができるようになります。
自己分析をすることには、メリットしかありません。
強いていうなら、時間がかかることですが、自己分析の方法によってもかかる時間はさまざまです。
自己分析は、やはり避けては通れないと言えます。
自己分析の簡単なやり方【2024年版】
それでは、自己分析の簡単なやり方を7個厳選しましたので、ひとつひとつ解説します。
自己分析には様々な方法がありますが、これが正解、という方法はありません。
いくつか試してみて、自分が最もやりやすい方法で自己分析を進めましょう。
自己分析ツール
一つ目にご紹介するのは、自己分析ツールを使う方法です。
自己分析ツールとは、いくつかの質問に答えていくだけで、自動的に自己分析を完了させてくれるツールのことです。
例えば就活市場では、LINE上で送られる質問に答えていくだけで、自己分析の結果が送信される自己分析ツールを完全無料で提供しています。
詳しくは自己分析ツールの紹介ページからご確認ください。
自分でとにかく深掘り
二つ目にご紹介するのは、自分でとにかく深掘りしていく方法です。
ツールに頼りたくない、とりあえず自分でやってみたい、という方におすすめの方法です。
自分についての「なぜ?」をとにかく深ぼっていくことで、これまで考えてこなかった自分の特徴を見つけ出すことができます。
モチベーショングラフ
三つ目にご紹介するのは、モチベーショングラフを書いて自己分析を進める方法です。
モチベーショングラフとは、自分の人生で起こったことそれぞれについて、そのときどう思っていたかを分析するグラフです。
就活市場がおすすめする方法ですが、1から自分で作成するのはなかなか面倒です。
テンプレートも配布しておりますので、モチベーショングラフについての詳細はこちらの記事からご覧ください。
マインドマップ
四つ目にご紹介するのは、マインドマップを使った自己分析です。
マインドマップとは、頭の中を目に見えるようにしたような図のことです。
マインドマップは思考ツールのひとつで、様々な用途に使われますが、実は自己分析にも応用可能です。
自己分析ノート
五つ目は、自己分析ノートを使ったやり方です。
自己分析ノートとは名前の通り、ノートを使って自己分析をすることです。
とはいえ、専用のノートがあるわけではなく、自分の好きな書き方で自分のことをノートに書いていき、分析を進めていきます。
自己分析ノートのおすすめの書き方をこちらの記事で紹介もしています。
他己分析
六つ目に紹介するのは、他己分析です。
他己分析とは、他者、つまり自分以外の人たちに自分のことを分析してもらう方法です。
自己分析は自分で分析を進めていくため、どうしても主観的な結果になってしまいます。
そこで、他者に分析してもらい、客観的な視点を取り入れて分析することができるため、分析結果に説得力が生まれるのです。
自分史
七つ目は、自分史をつくって分析するやり方です。
自分史とは、自分に関する歴史をまとめたものです。
自分が生まれてから今日までどのような経験をしてきたのか、できるだけ詳しく書き出していきます。
そして、それぞれの経験から学んだこと、それぞれの経験で活きた自分の特徴を分析していくことで、自己分析が完成します。
自分史は上級者向けですが、いろいろな自己分析の方法を経験してきた就活生の方はぜひ挑戦してみてください。
無料で使える自己分析ツール
自己分析は、就職活動を成功に導くために必要不可欠なステップです。
しかし、なかなか時間を取りずらい、何か簡単な方法がないか、と考えている方も少なくありません。
ここでは、簡単に、時間も取らず、無料で使える自己分析ツールを2つ紹介します。
自己分析ツールを使用することで企業研究や適職診断、能力分析などが進むため、「時間がない...」という方も、自己分析ツールを使用して、多角的な視点から自分を見つめ直しましょう。
就活市場LINE
就活市場LINEとは就活情報や企業情報など、就活に関する情報を豊富に集めた、無料で使える公式LINEです。
就活市場LINEでは、無料で使える自己分析ツールを提供しています。
LINEのチャット上に送られてくる質問に回答していくだけで、自分の性格タイプや向いている業界がわかります。
まだ利用したことのない人は、ぜひ一度利用をしてみてください!
MBTI診断
MBTI診断は、16種類の性格タイプに基づいて、自分の正確や行動パターンを分析することができる自己分析ツールです。
性格検査の一環として使用されていることもあり、自分のことを整理して、自分に合った職業や職種を知ることができます。
また、自分の性格が4つのアルファベットで示されるため、どんな人と似ている性格なのかを知ることも可能です。
こちらのLINEでもMBTI適職診断が可能なので、ぜひボタンから追加して試してみてください。
【よくある質問1】自己分析はいつやるのがおすすめ?
最後に、弊社が運営する就活相談で多くの就活生の方に聞かれる質問を3つご紹介します。
自己分析を進めていくと必ず出てくる疑問になるため、ぜひチラッとでも目を通してみてください。
よくある質問の一つ目は「自己分析はいつやるのがおすすめ?」です。
就活を始める前
おすすめのタイミングの一つ目は、就活を始める前です。
もっと正確にいうならば、企業にエントリーをする前です。
自己分析をすることで、就活の軸を作ることができます。
企業のエントリーは、この就活の軸なしには上手くいきません。
まずは企業を探し始める前に一度自己分析をしましょう。
就活中
おすすめのタイミングの二つ目は、就活中です。
選考が進んでいるとき、なぜこの企業を選んだのか、と急に不安になることがあります。
そんな時には、今一度自己分析をして、就活の軸が変わっていないか再確認しましょう。
再確認をすることで、その後の選考に自信を持って進むことができます。
内定の獲得後
おすすめのタイミングの三つ目は、内定の獲得後です。
内定を獲得すると、承諾まで少し時間がもらえることがほとんどです。
その時間を使って最後にもう一度自己分析をして、自分の将来目指す姿をイメージしてみましょう。
就活を終えた後に自己分析をすると、自分が就活を通して成長したことも感じられるので、このタイミングもおすすめです。
自己分析は、何度も重ねるごとに自分の特徴を性格に捉えることができるようになります。
しかし、同じタイミングで何度もやるのではなく、タイミングを選んで自己分析を進めていきましょう。
【よくある質問2】自己分析をするときに気をつけることは?
次によく聞かれるのは、自己分析をするときに気をつけるべきことです。
自己分析はとても時間がかかります。
しかし、正しい方法で行わなければ、就活に活かせる分析を行うことができません。
自己分析をする際の注意点は、主に3つあります。
1.短所や弱みも漏れなく考える
一つ目の注意点は、短所や弱みも漏れなく考えることです。
自己分析をする際に、自分の長所や得意なことばかりに着目してしまう方も少なくありません。
しかし、自己分析は、自分の短所や弱みも分析することがとても大切です。
自分の弱点を理解することで、どのようにしてカバーしていくのか、その弱点を改善していける職場はどこか、という視点で就活を進めることができます。
自己分析では、自分の弱みまで漏れなく分析しましょう。
2.客観的な視点も取り入れる
二つ目の注意点は、客観的な視点を取り入れることです。
自己分析は、自分で自分のことを分析するものです。
そのため主観的な情報がどうしても多くなってしまいがちですが、そこに客観的な視点を取り込むことによって、結果に説得力が出てきます。
客観的な視点を盛り込むためには、他己分析をしてもらったり、自己分析の結果をまとめたものを誰かにみてもらったり、といった方法がおすすめです。
3.定期的に行う
三つ目の注意点は、一度で終わらず定期的に行うことです。
自己分析を一度やって満足してしまう就活生の方も少なくありません。
しかし、就活前、就活中、就活後と、何度も重ねて自己分析を行うことによって、自分のことをより深く理解したり、自分の変化に気がつくことができたりします。
自己分析は定期的に行いましょう。
定期的に行うことが必要ですが、短期間で何度もやってもあまり意味がありません。
また、自己分析を自分だけで完結させることにも、意味がありません。
ここで解説している、短所も考えること、客観的な視点を取り入れること、タイミングを見て定期的に行うことの3点は、自己分析の精度を高めるためにも、就活生に必ず実施してほしい項目です。
【よくある質問3】結果の活かし方は?
よくある質問の最後は「結果はどう活かしていくの?」という質問です。
自己分析を行ったならば、結果を就活に活かさなければもったいないですよね。
ここでは自己分析の結果の活かし方を3つご紹介します。
1.業界選び・企業選びに活かす
まずは、業界選び・企業選びに活かしていきましょう。
自己分析の結果には、自分の強みや弱み、得意なことや不得意なことが含まれています。
その結果を踏まえて、自分の長所を活かして仕事ができる業界・企業を選んでいけるとベストです。
ただし、業界の選び方には他にも多くのポイントがあります。
業界や企業の選び方について徹底解説している記事がありますので、選び方に迷っている方はこちらをご覧ください。
エントリーシートに活かす
業界・企業を選ぶことができたら、次は選考に活かしていきましょう。
大抵の場合、選考の最初にはエントリーシートが求められます。
エントリーシートに書く内容といえば、志望動機、ガクチカ、自己PRです。
この3つの内容にも、自己分析の結果を活かすことができます。
自己分析をした中で出てきた自分の強みを、それを裏付けるエピソードとともに伝えられるようにしましょう。
面接対策に活かす
自己分析の結果は、エントリーシートだけでなく、面接対策にも活かすことができます。
面接官は、1日に何人もの就活生と面接を行います。
その中で目立つことができる学生は、しっかりと自己分析を行い、それに基づいた自己PRができている学生です。
面接では、ぜひ自己分析を徹底的に行ったと、自信をもって伝えましょう。
自己分析をするのとしないのとでは、エントリーシート(ES)や面接などの選考においても大きな差が生まれます。
しっかりと自己分析をしたかどうかは、質問への回答で面接官にすぐにわかります。
自分は自己分析をやったと、胸を張って言えるくらいまで自己分析を極めましょう。
まとめ
自己分析を行う最大の目的は、就活の軸を作ることです。
就活の軸を作ることで、選考で答える自己PRやガクチカ、志望動機の全てに、しっかりとした理由を持つことができます。
また、自己分析の方法は様々あり、いくつか試して自分に合う方法を探してみることをおすすめします。
方法が決まったら、就活前、就活中、就活後と定期的に自己分析を繰り返すようにしましょう。
自己分析は、就活をより進めやすくするために必須です。
自己分析を行い、就活を有利にすすめていきましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート