インターンシップの志望動機の書き方~航空会社のポイントは?~

インターンシップの志望動機の書き方~航空会社のポイントは?~

キャビンアテンダントやパイロットは子どもたちの憧れの職業でもあり、就活においても競争率の高い仕事になっています。

インターンシップの競争率も高いので、志望動機の内容についてはポイントを押さえておくことが必須といえるでしょう。大手2社が多くのシェアを占める航空業界ですが、多くの人が異なる職種の仕事をしています。

希望の職種に合った志望動機の内容を参考にして、インターンシップの募集にチャレンジしてみましょう。

インターンの選考には人事目線が重要!

インターンシップにおける志望動機を作成するうえで最も重視しなければいけない点は何でしょうか。

多くの方が主体的な動機を丁寧に書くことが大切だと答えるかもしれません。

しかし、質の高い志望動機は、人事目線で書かれているものがとても多いことがわかります。

ここでは、人事目線で書かれたインターンシップの志望動機には、どのような魅力やメリットがあるのか解説します。

ぜひ参考にして人事に認められる志望動機を作成してみましょう。

書き方のコツやポイントを掴めば、これまで多くの就活生の選考を担当してきた人事の心を数秒で掴むことも夢ではありません。

どのように書くことが正解なのかわからず、書き始めるまでに時間がかかってしまいそうと悩んでいる就活生も必見です。

人事目線とは?

人事目線で志望動機を書く場合、まずは企業側が求めている人物像をしっかりと事前に把握しなければいけません。

ただ闇雲に志望動機を述べたりマニュアル通りの書き方をしたりしているようでは、自分の熱い思いや意欲は伝わりません。

人事は、多くの就活生の志望動機を目にしているので、ありきたりの言葉を並べたものでは、就活生のやる気を感じ取れず、高評価を与えることは難しいでしょう。

人事は、それぞれの就活生の志望動機を通して真面目に働く強い意思があるのかを見極めているのです。

そこで重視しなければいけないのは、企業側がどんな人材を求めているのかを人事の気持ちになって考えてみることです。

なぜその企業を選んだのかを明確にするのはもちろんのこと、入社後の意欲などを伝えることも人事が求めている志望動機となります。

学生目線と人事目線の違い

インターンシップの志望動機を学生目線で作成してしまい、人事から高評価を得られなかったという方もいます。

人事が求めるものと自分が伝えたい思いを間違えてしまうと気持ちが上手にかみ合いません。

そのため、志望動機を作成する際には、人事が求めているものや知りたいことは何なのかを把握することが大切です。

学生は「〇〇が得意なので、貴社で活躍できます」と自身の特技をアピールしてしまいがちですが、人事が求めているのは学生の人柄や資質です。

たとえば、問題解決能力やチャレンジ精神に優れているといった人柄がわかる内容をアピールしてみるといいでしょう。

簡潔に相手の欲することのみを伝える重要性

履歴書やエントリーシートなど、どのような書類においても志望動機を記載する際には、簡潔に書くことがポイントです。

企業側は、長々とした記載は求めていません。

一度に何人もの学生の履歴書やエントリーシートを確認しなければいけないため、相手の負担にならないように手短にシンプルな文章でまとめると好印象です。

わかりやすく自身の思いを伝えるには、企業のどこに魅力を感じたのか、さらにその理由を述べてインターンシップに参加する意欲を書くといいでしょう。

これだけのシンプルな流れで志望動機を作成すると3文から5文ほどの短い文章にしかなりません。

しかし、簡潔な文章であっても、人事目線で書かれた知りたい情報が詰まったものになっていれば評価はアップします。

志望動機を書く前に明確にすること

インターンシップに受かる志望動機の書き方には、いくつかの注意点とコツがあります。

どのように書けばいいのかわからないという方も少なくありませんが、人事の気持ちを掴むには書く前に明確にしておきたい点についてチェックしてみましょう。

志望動機の書き方に苦手意識を持っている方も注意点やコツを知れば、自信を持ってインターンシップに受かる志望動機をスラスラと作成できるようになるはずです。

なぜその会社でないといけないのか?

まずは、「なぜその会社でなければいけないのか」という点について明確にしてみましょう。

インターンシップに参加を希望する学生の多くは、その会社だからこそ参加したいと思った理由があるはずです。

とりあえずどこでもいいからインターンシップに参加してみようと思っている学生もいるかもしれませんが、「なぜその会社でなければいけないのか」という理由を明確にしなければ人事はすぐに学生のやる気のなさに気づいてしまいます。

もちろん、人事は、やる気のない学生に時間を割くことはもったいないと感じてしまうため、どんなに立派な志望動機を書いたとしても高い評価を与えることはありません。

志望動機を書くときには、必ず企業研究を行い、その会社ならではの魅力を発見し「なぜその会社でなければいけないのか」という点についてアピールすることが大切です。

なぜその業種なのか?

さまざまな業種がある中であなたが航空会社を志望した理由はなぜですか。

ただ楽しそうだから、将来性があるからという理由だけでは人事を納得させることはできません。

航空会社の就職を志望した明確な理由を述べることで学生のやる気を判断できます。

たとえば航空会社に就職するメリットとして、さまざまな人と出会うことができる、異国の文化に触れられるといった点が挙げられます。

航空業界で働くメリットは人それぞれです。

あなたが「なぜこの業種でなければいけないのか」と思った理由に注目し志望動機を書いてみると、より質の良いものを作成することができるでしょう。

インターンで何を得たいか?

志望動機で「なぜその会社や業種でなければいけなかったのか」という点に触れた後は、インターンシップに参加してどんなことを得たいのかなど、あなたの願望や目的を書くといいでしょう。

ここでは、インターンシップに参加するとどのようなスキルを身につけられるのかを想像しながら書くと人事が求める文章を作成できます。

自身の熱い思いがしっかりと人事に伝わるように意欲や目標を積極的に伝えてみることも間違いではありません。

人事があなたの志望動機を見て「一緒に仕事をしてみたい」「この学生の話を聞いてみたい」と思ってもらえるような志望動機を作成してみてください。

なぜ航空業界なのか明確な志望動機にしよう!

どんな業界でも希望する理由を志望動機にはっきり示すことは大切です。航空業界を選ぶときには、旅行業界を希望しなかった理由を明確にしておくと良いでしょう。

航空会社も旅行会社も人を移動させる仕事をしていますから、単に自分が好きで楽しいからという志望動機ではいけません。航空業界について徹底した研究をすることで、なぜ自分が旅行業界を希望しなかったのかが分かるでしょう。また航空会社のインターンシップでは各職種により志望動機の書き方は異なってきます。

そのため、それぞれの職種についての研究も大切で、自分が希望するのは何の仕事なのか、なぜその仕事をしたいのかについても明確にしておくことが必要になります。

インターンシップのエントリーシートに記入した志望動機は面接でも問われることがあるので、しっかりと事前準備をしてから記入しましょう。

客室乗務員やグランドスタッフの志望動機とは?

1706_1_5(2)

客室乗務員のインターンシップでは、志望動機に自分なりの企業研究を含めることが大切です。近年では航空会社のインターンシップは少ない傾向で、募集している場合は会社のキャンペーンの意味合いもあるようです。

客室乗務員の志望動機には、『今までに利用したことのある経験の紹介と、これから客室乗務員としてどんな仕事をしていきたいか』を具体的なエピソードを入れて書くようにします。グランドスタッフも航空会社を利用した経験に加えて、『世界への入り口で働くことの意義』や『留学で鍛えた英語力』などをアピールすると良いでしょう。

パイロットと整備士の志望動機とは?

大きな責任が伴うパイロットは、実際の仕事の経験がなくては仕事について語ることはできません。パイロットのインターンシップでの志望動機は、パイロットの仕事内容についてよく理解しておくことが大切です。

志望動機には、『パイロットとして専念できる航空会社を希望し、不足している英語力についてはこれからも努力していきたい』と入社後に活躍したいという意欲を入れると良いでしょう。

航空整備士の志望動機としては、専門的な知識が必要なことを示してから、『好きな分野で強い責任感と使命感を持ち活躍したいというアピール』が大切になります。

どちらも専門職として仕事内容を理解したうえでアピールすることが大切でしょう。

2大航空会社別の志望動機とは?

航空業界ではANA(全日本空輸)とJAL(日本航空)の2大企業が大きな人気を誇っています。企業別の志望動機も参考にしながら、なぜこの企業なのかを明確にしておきましょう。

ANAの志望動機には『国内トップシェアの安定した基盤を基にした将来のビジョン』、『自分が発展にどう貢献するのか』ということを含めると良いでしょう。

JALの志望動機には『経営再建への強い思いを感じた』、『チームワークに惹かれ自分も成長していきたい』という内容で選考する人へ自分の気持ちが伝わるように書きます。

どちらも組織の一員として働く意義についてアピールすることが大切です。競争率が高い航空業界のインターンシップへ応募する際に自信が持てない人は、ジョブコミットなどの就活サービスでキャリアカウンセラーの助言を受けることをおすすめします。

航空会社のインターンシップ~志望動機のまとめ~

1706_1_5(3)

航空会社のインターンシップに応募する際には、企業と職種についての研究が欠かせません。希望する企業、なりたい職種により志望動機を戦略的に変えることが必要です。

自分の将来のビジョンや強い思いをアピールすることで、選考する人の心に訴えかけることができ有利になるといえるでしょう。

RECOMMEND この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます

広告掲載をご検討の企業さまへ