- 1dayインターンにするメリットや内容が分かる
- 1dayインターンを有効活用する方法を解説
- インターンの志望動機の書き方を解説
目次[目次を全て表示する]
はじめに
近年、就職活動の第一歩として、企業理解を深めるためにインターンシップへ参加する学生が増えています。
中でも、1日という短期間で手軽に社風や業界を知ることができる「1dayインターン」は、約8割もの学生が参加しているというデータがあるほど主流になっています。
しかし、気軽に参加できるとはいえ、人気の企業では選考倍率が高くなることもあり、エントリー時に「志望動機」をしっかりと伝える必要があります。
また、有意義な時間にするためには、事前にメリット・デメリットを把握し、目的意識を持って参加することが大切です。
そこで本記事では、1dayインターンの特徴や業界別に見る体験内容、そして選考通過の鍵となる志望動機の書き方までを網羅的に解説します。
【1dayインターン】インターンとは
インターンについて簡単に説明すると「学生が就業前に実際の職場で働いている人から話を聞いたり、業務を体験したりすること」を指します。
就職活動を進めるうえで自分のキャリアを具体的に考えるための貴重な機会となり、企業の業務内容や職場の雰囲気を実際に感じることができます。
近年ではインターンシップへの参加が広まり、多くの学生が積極的に参加するようになっています。
インターンは経験する期間や内容に応じて「長期インターン」と「短期インターン」の2種類に大きく分けられます。
それぞれの内容や期間について確認しましょう。
長期インターン
長期インターンとは約1か月以上の期間で行われるインターンシップを指し、一般的に実務体験を中心に据えたプログラムが多いです。
参加者は企業の一員として働き、社員と同様の業務を担当することが求められます。
仕事の流れや業務の進め方を直接学ぶことができ、職場の一員として実際のビジネスシーンを体験する貴重な機会です。
このため、企業の業務プロセスを深く理解し、自分がその業界や職種に適しているかを見極めることができます。
長期インターンは単なる職場見学ではなく、具体的なプロジェクトやタスクを任されることが多いため、責任感や主体性が求められます。
実際の業務に関わることで、スキルアップやビジネスマナーの習得、チームで働く経験など、多くの学びを得ることが可能です。
さらに、長期インターンを通じて、企業の内情や業界の動向をより深く理解できるため、就職活動を有利に進めるための知識や経験が身につきます。
短期インターン
短期インターンとは1か月未満の期間で行われるインターンシップを指します。
短期インターンの期間は様々で、数日間にわたるものや1週間程度のもの、または1日で完結する「1dayインターン」などがあります。
短期間で完結するため、参加のハードルが低く、特に就活のスタート時期に多くの学生が参加します。
企業の業務内容を簡単に理解したり、社員と交流したりすることで、職場の雰囲気を感じ取ることが主な目的となります。
短期インターンは就活の初期段階で企業理解を深める良い機会であり、エントリーシートや面接でエピソードとして活用できるのもメリットの1つです。
1dayインターンとは?
1dayインターンとは、1日で終わるインターンのことです。
後述しますが、説明会やセミナーのような形式が多いのが1dayインターンの特徴です。
企業が1dayインターンを行う意図は以下のようなものがあります。
企業の意図
- 企業のことを知ってもらいたい
- 学生との交流を通して、優秀な学生を見つけたい
企業は、自社の雰囲気や社風に合った学生を採用したいと考えており、短期インターンを開催している企業の多くが採用を目的としています。
短期間での交流になるので、内々定を出すことは滅多にありませんが、就活が解禁させる4年生の4月には入社を目的に戻ってきて時ほしいという考えを持っています。
インターンを開催している時期
1dayインターンは主に、夏(7〜9月)、秋(10〜11月)、冬(12〜2月)に開催されます。
特に、夏と冬の長期休暇期間には開催が集中する傾向にあります。
企業によって開催時期は異なるため、各社のスケジュールを確認することが重要です。
また地方在住の学生の場合やどうしても避けられない理由がある場合は、参加日の調整が可能な場合があります。
そのため参加が難しくなった際はできるだけ早く連絡しましょう。
現状のインターンシップ動向
27卒のインターンシップ動向としては、早期化と選考優遇への意識の高まりがみられます。
パーソルキャリアの調査結果によれば、以下のデータが明らかになりました。
27卒のインターンシップ動向
- 約9.5割の学生が夏期インターンシップに参加済みか参加予定
- 5月までに8割が情報収集を完了
- 平均2~5社のインターンシップに参加
- インターンに参加した企業の約8割が志望度アップ
- インターンシップ参加の最大の目的は選考優遇で、約9割の学生が参加企業の本選考に進むことを考えているようです。
そのため1dayインターンシップに応募する際には、本選考への繋がりがあるかどうか、インターンシップの内容が企業理解に繋がりそうな内容か、という点を重視して企業選びをすることがポイントとなります。
選考優遇や早期選考のルートは実在する?
結論から言うと、インターンシップへの参加が「一次面接の免除」や「一般解禁前の早期選考ルートへの招待」といった、いわゆる選考優遇につながるケースは確実に存在します。
ただし、注意が必要なのは「1day仕事体験」などの単発開催です。
これらは企業説明会に近い性質を持ち、参加人数も多いため、学生一人ひとりの能力が評価されにくく、直接的な優遇にはつながらないことがほとんどです。
そのため、本気で選考優遇を狙うのであれば、社員と深く関わり、実務や濃密なグループワークを通じて自分のスキルや人柄をアピールできる「数日間の短期インターン」や「長期インターン」に優先的に参加することを強くおすすめします。
【1dayインターン】内容を紹介
この見出しでは、1dayインターンの内容について詳しく解説していきます。
1dayインターンと言っても、企業によって内容やプログラムはそれぞれです。
開催されるインターンの内容は以下のように、大きく3つに分類できます。
それぞれ見ていきましょう。
サマーインターンは7月~9月頃(ピークは8月)/ウィンターインターンは10月~2月頃(ピークは1月~2月)で内容は同じ形式
見学・体験形式:社員と同じ仕事を任せられることが多く、業務内容や自分の適性の理解ができる
説明会・セミナー型:1dayインターンに多く、社員に質問する機会となるため気軽に参加できる
ワークショップ形式:グループワークが行われ、コミュニケーション能力を磨くことができる
説明会・セミナー形式
最も開催されるのが多いのは、説明会・セミナー形式の1dayインターンです。
業界・企業の説明や働き方について聞けたり、具体的な業務内容や企業理念について学ぶことができます。
中には、座談会という、企業の社員の方と実際にお話をする機会が設けられる場合もあります。
座談会では、企業のHPや説明会では聞けない情報や、社員の方が大切にしている考えややりがいを聞くことができます。
見学・体験形式
見学・体験形式の1dayインターンは、実際に企業を訪問して、職場の雰囲気や業務内容を見ることができます。
また、企業で行われている業務を体験できる機会がある企業もあります。
このような形式のインターンに参加することで、説明会・セミナー形式よりも業務のイメージが明確になり、雰囲気を知ることができます。
プログラムに関しては、数時間で終わるものから1日かけて行うものまであります。
他の1dayインターンより人気なため、倍率が高いので予約する必要があります。
ワークショップ形式
ワークショップ形式のインターンでは、参加した学生同士で企業から与えられた課題に対してディスカッションを行います。
他のインターンと違って、企業で実際に行われている業務を体験できます。
このような形式と取ることで、働くイメージを膨らますことができるだけでなく、ビジネスに対する心構えを学ぶことができます。
この形式のインターンは、サマーインターンや本選考の一貫として行われることがあります。
参加を希望する場合は、早めにエントリーしておくことが大切です。
社員との座談会
社員との座談会が設けられている場合には、担当する社員と一対一で話すことができます。
座談会は、企業の雰囲気を直接感じることができる非常に貴重な機会です。
そのため、気になることをいくつか用意して聞くことができるように準備しておきましょう。
オフィスツアー
オフィスツアーでは、見学や社員との交流を通じて実際のオフィス環境や働く雰囲気を見ることができます。
働く環境を直接見ることで、自分が働くイメージを想像してみる手がかりになります。
オフィスを見ることはもちろん周りの様子や社員の雰囲気も見てみるとより会社理解が深まるため、オフィスツアーを実施している企業の1dayインターンには積極的に参加してみると良いでしょう。
【1dayインターン】企業が開催する意図
企業はなぜ1dayインターンを開催するのでしょうか。
それぞれの企業によって異なる意図が存在するでしょうが、多くの企業に当てはまる理由は以下の2つです。
企業側の意図を理解した上で、より実りのあるインターンにできるように取り組みましょう。
学生に興味を持ってもらうため
企業が1dayインターンを開催する意図の1つは学生に自社への興味を持ってもらうためです。
1dayインターンは企業説明会や業界の紹介、社員との座談会、グループワークなどが中心となり、学生に対して企業の魅力や業務内容を直接伝える場となります。
短時間で企業の概要や職場の雰囲気を知ることができるため、学生にとっては企業を理解するための貴重な機会です。
企業側もこの機会を通じて自社の強みや特色をアピールし、学生に好印象を与えることを目指しています。
多くの学生との接点を作るため
1dayインターンを開催するもう1つの意図は、多くの学生との接点を作ることです。
短期で参加しやすい1dayインターンは多くの学生が気軽に参加できるため、企業は様々な学生と出会う機会を得られます。
企業は自社に合った人材を見つけることができるだけでなく、入社後のミスマッチを防ぐこともできます。
さらに、1dayインターンを通じて企業は学生の特性やスキルを見極めることができます。
グループワークやディスカッションを通じて、リーダーシップを発揮する学生や、協調性の高い学生など、通常の選考プロセスでは見えにくい面を知ることができるため、採用活動の参考にできるのです。
【1dayインターン】企業が1dayインターンを開催するメリット
手軽に参加できるため多くの就活生が集まる1dayインターン。
ここでは、企業目線でメリットをまとめていますので、開催の狙いを理解して、より有意義なインターン参加につなげていきましょう。
採用ブランディングの強化
企業が1dayインターンを開催する大きな目的として、採用ブランディングの強化が挙げられます。
Webサイトやパンフレットだけでは伝わりにくい、具体的な働き方や社風、社員の人柄を直接体感してもらうことで、企業イメージの向上を図ることができます。
また、長期インターンに比べて学生が気軽に参加できるため、より多くの層に自社の魅力を発信することが可能です。
この場を通じて「この会社で働きたい」と感じるファンを増やし、将来の優秀な人材確保につなげる狙いがあります。
学生の動向把握
短期間で効率よく多くの学生と接点を持てる1dayインターンは、学生の最新の動向や志向をリサーチする貴重な機会でもあります。
一方的な会社説明会とは異なり、ワークショップや座談会などの双方向のコミュニケーションを通じて、学生のリアルな反応や考えに触れることができます。
今の学生がどのような価値観を持ち、企業選びで何を重視しているのかを肌感覚で把握することで、その後の採用戦略やアプローチ方法をより効果的なものへと修正することが可能になります。
【1dayインターン】企業が1dayインターンを開催するデメリット
多くの人が1dayインターンに参加する一方、1dayが向いていない場合があります。
ここでは、企業目線でデメリットをまとめていますので、自分に合ったインターンを探す糸口にしていきましょう。
深く実践的なプログラムの提供に限りがある
1dayインターンシップは短期間で行われるため、企業側が学生に提供できるプログラムの内容にはどうしても限界があります。
実際の業務に近い、深く実践的な経験を提供することは難しく、多くの場合、企業説明や簡単なグループワークに留まりがちです。
これにより、学生は企業の具体的な仕事内容や文化を十分に理解できず、企業側も学生の能力や適性を深く見極める機会が少なくなります。
結果として、ミスマッチが生じる可能性も否定できません。
費用対効果を測れない
1dayインターンシップは手軽ですが、企業側にとってはコストに見合うだけの採用成果が得られたか、その費用対効果を測定するのが非常に困難です。
短時間の接触では学生の本質的なスキルや志望度を正確に見極めることはできず、参加者がその後どれだけ本選考に進んだかという明確な数値成果も見えにくくなります。
学生側にとっても、限られた時間の中で他の参加者と差別化を図り、人事の記憶に残るような自己アピールを行うことは至難の業です。
結果として、相互に理解が浅いまま終了してしまい、具体的な選考優遇や採用直結といった目に見える成果には結びつきにくいのが現実です。
学生とのコミュニケーションが薄れる
1dayインターンシップは時間が限られているため、学生一人ひとりと深くコミュニケーションを取る機会が少なくなります。
大人数の学生を一度に対応することが多く、個別の質問対応やフィードバックの時間が十分に確保できない場合があります。
これにより、たくさん質問を準備していても、企業や社員に対して疑問や不安を解消しきれず、企業側も学生の個性や潜在能力を十分に把握できません。
逆に言えば、その中で自分をアピールできれば企業側の印象に残ることもあり、選考をよりスムーズに進められることもあるでしょう。
【1dayインターン】参加するメリット
志望動機の書き方を確認する前に、1dayインターンに参加するメリットを押さえておきましょう。
就業体験と一口に言っても、職場への在籍期間によって得られるものは異なるため、インターンに臨む学生側の目的もおのずと変わるはずです。
短期間のインターンにおけるメリットを念頭に置いておかないと志望動機が的外れとなり、企業側に好印象を与えられません。
気になる企業のインターンへ参加するためにも押さえておきたい、1dayインターンのメリットをここでまず解説します。
業界や企業への理解が深まる
1dayインターンは、貴重な就業体験の機会である点に変わりはなく、加えて現役社員とコミュニケーションを取ることもあります。
そのため学生にとって気になる情報である企業の雰囲気をある程度は把握でき、自分に合っているかどうかなどがわかります。
さらに、就業体験の一環としてその業界の最新の動向などを聞けることもあるでしょう。
いずれも学生にとって重要な情報ですが、自分で調べるのは難易度が高いものばかりです。
1dayインターンに参加すれば、企業の資料からはうかがい知れない職場の雰囲気や業界の動向などを効率良く把握でき、就活を進めやすくなるでしょう。
詳細な企業情報を知れる
1dayインターンでは訪問した企業についての説明を受けられることも多く、どのような会社なのか、他社よりも強い点はどこなのかといったことがわかります。
関係者が直接行う説明は、資料よりも内容がくわしかったり情報が新しかったりして、関心のある企業についての知識をしっかりと深められることでしょう。
企業説明会と同じくらいの情報を得られ、別の機会に行われるガイダンスへとあらためて足を運ぶ必要がなくなります。
関心のある企業の研究を並行して行える点もメリットの1つです。
交流ができる
1dayインターンに参加する最大のメリットの1つは、他の就活生や企業の社会人との交流ができることです。
インターンを通じて、同じ志を持つ学生たちと接する機会が増え、就活仲間を作ることができます。
1人で就活を進めるよりも多くの情報や刺激を受けることができ、モチベーションを保つうえで大きな助けとなります。
また、他の就活生の視点や考え方を知ることで、自分自身の視野を広げ、就活の進め方や志望動機の整理に役立てられるでしょう。
さらに、社会人との交流も就職活動において非常に貴重な経験です。
実際に働いている社員から直接話を聞くことで、企業の実際の業務内容や職場の雰囲気をリアルに感じることができ、公式サイトや就活サイトだけでは得られない情報を手に入れることができます。
【1dayインターン】参加するデメリット
続いて、1dayインターンに参加するデメリットについても紹介します。
以下の2つのデメリットを踏まえた上で、自分が本当に1dayインターンに参加するのか、もしくはその1日を活用してESの作成や面接対策など、別の就活対策に力を入れるのか検討してみてください。
内定直結はごく少数
1dayインターンの参加には多くのメリットがありますが、その反面、内定直結の可能性が低いというデメリットも存在します。
多くのインターンシップは参加することでその取り組みが評価され、内定に繋がったり、早期選考に招待されたりするケースがありますが、1dayインターンではこのような優遇措置を受けられることは少ないです。
これは1dayインターンが多くの学生に門戸を開いており、企業側も比較的多くの参加者を受け入れているため、個々の学生に対する評価やフィードバックが十分に行われにくいからです。
また、1dayインターンは短時間で企業の概要や業界の紹介がメインとなるため、参加者の業務スキルや適性を評価する機会が限られています。
そのため、1dayインターンに参加するだけでは他の参加者と大きな差別化が難しく、特別な待遇を受けることは難しいのが現実です。
インターンシップと内定の関係についてはこちらの記事でさらに詳しく紹介しています。
気になる方はぜひ参考にしてみてください。
業務の体験はできない
1dayインターンに参加するもう1つのデメリットは、実際の業務体験がほとんどできない点です。
長期のインターンであれば、社員と同様の業務を体験し、実務の中で必要なスキルや仕事の進め方を学ぶことができますが、1dayインターンでは時間に制約があるため、そのような実務体験は期待できません。
多くの場合、企業説明や簡単なワークショップ、社員との座談会が中心となるため、業務の具体的な内容や、日々の業務の流れを深く理解することは難しいです。
企業に対する理解が表面的なものに留まってしまい、自分がその職場でどのように働くのか、具体的なイメージを持つことができない可能性もあります。
あくまで、1dayインターンは「企業文化や業界の基本的な理解を深める場」として位置付けましょう。
無給のことがほとんど
1dayインターンシップの多くは「労働」ではなく「学習・体験」とみなされるため、基本的に給与は発生しません。
長期インターンであれば、業務の対価として時給や日給が得られるケースが一般的ですが、1dayの場合は無給の企業が大半です。
特に遠方から参加する学生にとっては、移動費や宿泊費などの出費が重なり、アルバイトを休んで参加することによる収入減も含めると、経済的な負担は決して小さくありません。
しかし、金銭的なメリットはなくとも、「たった1日で業界の全体像や企業の雰囲気を掴める」利点があります。
将来のミスマッチを防ぐための「情報収集への投資」と捉えれば、参加する価値は十分にあると言えるでしょう。
【1dayインターン】参加することに意味はある?
1dayインターンは業務体験ができないため「意味がないのではないか」と考える方もいるでしょうが、意味のないインターンは存在しません。
1dayインターンは短期間で手軽に参加できるため、多くの企業を比較し、自分に合った業界や職種を見つけるための第一歩として非常に有効です。
各企業の文化や雰囲気、業務内容の概要を知ることができ、短期間で様々な企業を見て回ることができるため、就職活動の方向性を定める上で大きな助けとなります。
また、具体的な職場の雰囲気や社員の働き方、企業が大切にしている価値観など、実際に参加してみなければわからない情報を得ることもできます。
これにより、自分の価値観や希望とマッチする企業を探しやすくなり、本選考への意欲が高まることでしょう。
さらに、実際に社員と話すことで、就職活動へのモチベーションも上がり、面接やエントリーシートの内容にも深みが増します。
そのため、1dayインターンは複数参加し、まずは広く企業を見てみることが重要です。
【1dayインターン】業界別!職業体験の実施内容例
これから1dayインターンを始めるにあたり、事前に業務内容をイメージできていることで、安心感を持てるという方が多いのではないでしょうか。
実際にどのような業務内容を行うのか、どのようなねらいで設定されているのかを業界ごとで詳しく内容をご紹介していきます。
メーカーの1dayインターン内容例
体験内容例
- 新商品の企画・マーケティングワーク
- 工場・研究開発部門のオンライン見学
- 費者調査データからの販売戦略立案
ねらい
ものづくりの裏側や、消費者視点の企画の大切さを理解
IT、通信業界の1dayインターン内容例
体験内容例
- アプリやサービスの開発企画ワーク
- システムエンジニア体験(要件定義のミニ演習)
- AIやDXをテーマにしたグループディスカッション
ねらい
技術だけでなく、「課題解決をどう設計するか」を体験
商社業界の1dayインターン内容例
体験内容例
- 模擬商談ロールプレイ(海外取引の交渉体験)
- 輸出入ビジネスの流れを体験するワーク
- 消費者調査データからの販売戦略立案グループで新規ビジネス企画の立案・発表
ねらい
スピード感ある商社の仕事や、交渉・提案力を実感できる。
金融業界の1dayインターン内容例
体験内容例
- 顧客の資産運用シミュレーション体験
- 法人営業の提案ワーク(企業の課題解決型)
- 保険プラン設計のグループワーク
ねらい
数字だけでなく、人の人生を支える側面を知る。
建設業界の1dayインターン内容例
体験内容例
- 施工管理のシミュレーション体験(工期・品質・安全管理などを考えるケースワーク)
- 建築設計・都市開発のグループワーク(街づくりや建物の企画を立案)
- VRによる現場見学や、社員との座談会を通したリアルな仕事理解
ねらい
「建物をつくる」だけでなく、多くの人と連携しながらプロジェクトを進めるチームワークの重要性を体感できる。
また、設計・施工・営業など多職種が関わる中で、自分がどのポジションで関わりたいかを考えるきっかけになる。
【1dayインターン】有効活用するポイント
この見出しでは、1dayインターンを有意義な時間にするポイントを解説していきます。
1dayインターンは、正しく活用すれば様々なメリットがあり、就活のヒントを得る機会になる場合もあります。
ただその場にいるだけでは、インターンを有効活用することはできないので、以下のポイントを意識して、参加しましょう。
参加目的を明確にする
まず、1dayインターンに参加する際には、「参加目的を明確にする」ことを意識しましょう。
インターンは参加が義務付けられているものではないため、一人ひとりの目的がとても大切になります。
参加目的で他の学生と差別化を図ることで、面接官に好印象を与えることができます。
逆に、参加目的を明確にせずに参加してしまうと、何の印象も残らず、意味のない時間になってしまいます。
参加目的を明確にすることで、参加した際に取るべき行動や、確認しておきたいことがはっきりします。
前述の通り、1dayインターンは就活で役立つスキルや経験を得る場とは少し異なり、参加すれば目に見えて有利な立場となるわけではありません。
もちろん企業や業界についての知識が深まり、適切な就職先を選びやすくなることはあります。
1日だけの就業体験を活かせるかどうかは学生側の意識次第であり、インターンに参加する目的をしっかり整理しておくことが大切です。
前述のメリットやインターンの募集要項などを参考に、何について学びたいのかを整理してみてください。
主体的に行動する
つぎに、「主体的に行動する」ことを意識しましょう。
内定が出ないからと言って受け身で参加していては、自分の知りたい情報や疑問などは解消されません。
インターンを有効活用するために、自ら行動を起こし、主体的に行動しましょう。
1dayインターンという貴重な機会を最大限活かしましょう。
【1dayインターン】志望動機は見直しが大事
これまで解説してきた内容をふまえて志望動機を作ると、ある程度は見栄えのするものができあがることでしょう。
しかしそれで作成は完了ではなく、何度か見直すことをおすすめします。
自分でも読み返して内容や表現を修正するのはもちろんのこと、友達や家族などに見てもらうことも大切です。
自分では気づかない問題点を指摘してもらえるため、志望動機がよりブラッシュアップされます。
志望動機は第三者から見て問題のないものが望ましく、自己満足に終わるものでは不十分です。
作成時点では100点のものができたと思っても、見直しは忘れずに行いましょう。
就活エージェントを活用しよう
就活エージェントとは、キャリアコンサルタントが就活をサポートするサービスのことです。
「自己分析がうまくできない」「自分に向いている会社がよくわからない」など、さまざまなお悩みに対してアドバイスを行っています。
SEや面接対策のサポートも行っており、企業から高評価を得るための志望動機に関するアドバイスも可能です。
就活エージェントを通せば、自分で作成した志望動機が効率良くブラッシュアップされ、希望している1dayインターンにも参加しやすくなるでしょう。
数ある就活エージェントのなかでも、就活市場エージェントはおすすめです。
登録が簡単で学生側に費用もかからないことから、これまでにも多く利用されています。
少しでも興味があるときにはぜひこちらのサイトをチェックしてみてください。
【1dayインターン】よくある質問
続いて、多くの就活生の方からいただく1dayインターンに関する質問について詳しく回答します。
この記事を読んでくれている方の多くが気になることでしょうから、ぜひ参考にしてみてください。
志望する業界や企業がまだ決まっていない場合は少なくとも5社以上の1dayインターンに参加することをおすすめします。
様々な企業を比較することで、業界ごとの特徴や企業ごとの雰囲気を理解し、自分に合う職場環境を見つけやすくなります。
一方で、既に志望業界や企業が決まっている場合は1dayインターンではなく、より実務に近い経験ができる長期のインターンや複数日にわたるインターンシップに参加する方が効果的です。
実際の業務を体験することで、志望度をより高めることができ、エントリーシートや面接で具体的な志望理由として活かすことができます。
1dayインターンだからといって、マナーを軽視してはいけません。
ビジネスマナーの基本をしっかりと守ることが重要です。 服装については特に指定がない場合はオフィスカジュアルを意識し、清潔感のある身だしなみを心がけましょう。
また、遅刻や早退は厳禁で、時間厳守を徹底することが求められます。
さらに、インターン中の言葉遣いや態度にも気を配り、社会人としての自覚を持った行動を心がけることが大切です。
たとえ1日だけの参加でも、企業に良い印象を与えることができれば、今後の選考においてプラスに働く可能性があります。
また、髪型や髪色にも当然ながら注意を配る必要があります。
それらのマナーについてはこちらの記事で詳しく紹介しているため、参考にしてみてください。
1dayインターン終了後には必ずお礼メールを送ることをおすすめします。
企業側はインターンを開催するために多くの労力とコストをかけているため、参加者からのお礼の言葉は非常に喜ばれるでしょう。
お礼メールは単なる感謝の意を伝えるだけでなく、企業への熱意を再度示す機会にもなります。
インターンを通じて学んだことや、特に印象に残ったエピソードに触れ、今後の選考に向けての意欲を示すことで、企業側の好感度を高めることができます。
お礼メールは簡潔で丁寧な文章を心がけ、感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。
まとめ
1dayインターンは訪れた企業やその業界の研究に向いており、就活に役立つ経験やスキルを得る場とは少し異なります。
この点は志望動機の作成にも関わるため、しっかりと確認しておきましょう。
あわせて、適切な志望動機を作るために自分・業界・企業の分析もそれぞれ行いつつ、就業体験を希望する理由や参加目的なども明確にしましょう。
アピールすべきことができたら、構成のポイントや注意点をふまえて志望動機を実際に作ってみてください。
完成したものを周囲の方や就活エージェントなどに見てもらって修正すれば、企業から高評価を得やすくなり、希望する1dayインターンにも参加しやすくなることでしょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート












