はじめに
5月の就活は、選考が多くなる時期だからこそ、一つひとつの予定と丁寧に向き合っていくことが大切です。
そのため、5月の就活で失敗しないようにするには、何をすべきなのかを事前によく理解しておく必要があります。
そこで今回は、5月の就活で何をすべきなのか、対策のポイントを解説していきます。
正直準備不足でほとんど何もしていない…という人でも、急いで準備を始めれば春採用での内定に間に合う可能性はあるため、ぜひチェックしておきましょう。
5月はひたすら選考を受ける時期!
5月は、3月からの春採用がより本格化する時期であり、ひたすら選考で予定が埋まるタイミングといえます。
書類選考の結果が出たのちに、面接を受ける機会が増え、対策・選考を同時並行で進めなければならないことが特徴です。
そのため、準備を万全にしたうえで面接に臨むには、5月よりも早いタイミングで面接対策を始めることが望ましいです。
特に面接は、付け焼き刃的に対策することが難しいため、早めに対策を始めることが肝心です。
また、複数社の面接で予定が立て込むことも多いので、気を抜かずにスケジュール管理をすることも重要といえます。
5月の一般的な就活状況
ではここで、5月の一般的な就活状況を整理しておきましょう。
現状、就活生は一般的なペースだとどのように就活を進めているのか、あらかじめ理解しておけば準備に集中しやすくなります。
5月の就活状況として、チェックしたいポイントは以下のとおりです。
- 5月の内定率
- 書類選考の結果が出る
- 選考が本格化する
- 多くの企業がエントリーを締め切っている
まずは内定率をチェックしたうえで、選考の状況を整理しておきましょう。
では、それぞれの項目を詳しくまとめていきます。
5月の内定率
5月の内定率は、結論からいうとかなり高いです。
2024年の場合、25卒の5月1日時点での内定率は、72.4%を記録していました。
7割を超えているとなると、単純計算で、10人の就活生がいれば7人以上が内定を獲得していることになります。
26卒の5月の内定率はまだ不明ですが、昨今、就活はかなり早期化している傾向です。
そのため、26卒の5月の内定率は、25卒のデータよりもさらに上がることが予想されます。
よって、5月の時点で内定が出ていない人は、より就活に集中して取り組むべきといえるでしょう。
ネガティブになる必要はありませんが、データとして7~8割の人が5月時点で内定を勝ち取っていることは事実なので、より緊張感を持つことは重要といえます。
書類選考の結果が出る
5月は、書類選考の結果が出る時期でもあります。
特に、そこまで選考がスピーディーに進むわけではない企業などは長期的にエントリーを受け付けているため、4~5月頃に書類選考を行ったうえで5月中に面接を実施する流れになります。
書類選考に通った場合は、いよいよ面接に進むことになるため、準備を徹底的に行う必要があります。
就活の面接は、複数回行われることが普通であるため、対策をおろそかにすることはできません。
しっかりと模擬面接などを繰り返し行った人こそ選考に通過できるため、書類選考に合格したあとは、すぐに面接対策に移りましょう。
なお、企業の採用活動はさまざまな期間で行われ、その具体的なスケジュールもかなりケースバイケースといえます。
したがって、企業によっては、5月よりも早い段階で書類選考の結果が出る場合もあります。
選考が本格化する
5月になると、面接やグループディスカッションなどが多く実施され、選考が本格化します。
そのため、選考の予定でスケジュールがいっぱいの状態になる人は少なくありません。
平日は毎日のように選考や模擬面接などで予定が埋まるため、細かいスケジュール調整をしながら、計画的に動くことが大切です。
なお、先ほども述べたとおり企業によって選考スケジュールや選考フローはさまざまであるため、5月中は対策と選考を同時並行で進める必要があるのも特徴です。
複数の企業と向き合わなければならないため、混同しないようにすることも重要といえます。
学生である以上、もちろん学業の予定も入るため、5月は細かい部分までスケジュールを管理しながら行動しましょう。
多くの企業がエントリーを締め切っている
5月の就活では、多くの企業がエントリーを締め切っていることにも注意しましょう。
企業は3月の情報解禁に合わせてエントリーの受付を開始しており、それを経て4~5月は選考が本格化する時期になるため、特に主要な企業はエントリー受付を終了しています。
そのため、5月に新たに持ち駒を増やす場合は、5月中でもエントリー可能な企業を探さなければなりません。
傾向として中小企業やベンチャー企業などは、比較的柔軟なスケジュール感でエントリーを受け付けています。
そのため、まずは中小企業やベンチャー企業に照準を絞り、今からでもエントリー受付が間に合う企業を見つけましょう。
もしくは、現在選考を受けている企業の選考対策に集中する選択肢もあります。
5月までにやっておくべき就活
5月の就活を円滑に進めるには、そもそも、5月までにしっかり取り組んでおくべき準備があります。
その準備を終わらせておけば、5月に行われる選考もスムーズに通過できる可能性があり、内定獲得のチャンスが生まれるでしょう。
そのためここからは、5月までにやっておくべき就活をまとめていきます。
具体的な内容は以下の4つです。
- 自己PRや志望動機を見直す
- 面接練習を徹底する
- OBOG訪問をする
- スケジュール管理
5月は選考の予定で立て込むため、特に前もって面接練習などを重ねておくことが重要です。
なお、4月までにやっておくべき就活については、以下をチェックしてみてください。
自己PRや志望動機を見直す
5月の就活をスムーズに進めるためには、実際に5月に入るまでに、自己PRや志望動機を見直しておくことが大切です。
選考が進むにつれて企業に求められるポイントが異なるため、自己PRや志望動機をブラッシュアップすれば、より企業に合ったアピールができるようになります。
具体的でわかりやすく、そして納得感のあるアピールができれば、採用担当者の印象には残りやすくなるでしょう。
特に、二次面接以降は、自己PRや志望動機をより深掘りして伝えることが重要といえます。
どのようなアピールポイントがあるのか、企業が何を求めているのかを改めて整理し、企業から評価される自己PRや志望動機を伝えていきましょう。
その際は、必要に応じて自己分析をやり直したり、企業研究をさらに細かい部分まで進めたりすることが大切です。
面接練習を徹底する
5月の就活では、事前に、面接練習を徹底することが重要です。
5月中は面接の予定が多く入ってくるため、同じ5月のタイミングで慌てて準備するのでは、対策が間に合わない可能性があります。
面接では、限られた時間の中で自分の強みや魅力をわかりやすく伝えなければなりません。
基本的にうまく回答するには、慣れも重要であるため、模擬面接はしっかりと回数をこなしておきましょう。
ほかには、企業ごとの質問傾向を把握し、よく研究したうえで対策を練ることも大切です。
面接対策は重点的に行っておくに越したことはないため、特に対面でのコミュニケーションに自信がない人や緊張しやすい人は、5月までに積極的に対策しましょう。
なお、模擬面接では、就活エージェントやキャリアセンターなどを活用することもおすすめです。
OBOG訪問をする
5月を迎えるまでには、OBOG訪問を積極的に行っておくことも大切です。
OBOG訪問は、実際に企業で働いている社員を訪ね、直接企業や選考などについてさまざまな情報を教えてもらうことです。
OBOG訪問を行えば、よりリアルな視点からアドバイスを受けられるため、その後エントリーシートや面接の対策をするうえで説得力のあるアピール文章が書けるようになります。
企業がどのような人物を求めているのか、どのような内容なら選考で高評価を得やすいのかを事前に理解したうえで、5月以降の本格的な選考に臨むことが大切です。
なお、もちろん5月以降もタイミングが合えばOBOG訪問はできますが、できれば5月までに済ませておくことが望ましいでしょう。
5月になれば選考の予定が多く入るようになり、OBOG訪問のアポを取りながら行動することは難しくなるからです。
スケジュール管理
5月までには、スケジュール管理もしっかり行っておきましょう。
4月~5月の時期は、複数の選考が同時に進むため、就活生にとっては忙しいタイミングになります。
前もって日程を管理することは欠かせず、そのうえで、急に就活関連の予定が入っても柔軟に動けるようにしておくことが大切です。
面接やグループディスカッションの予定が重ならないようにするには、前もって5月付近の予定を整理しておきましょう。
アルバイトをしている人は、なるべくシフトを減らしたり土日に移動したりするなどの対応が必要です。
また、5月は4年生になってから間もないタイミングなので、人によっては学業が忙しくなることもあります。
うまく両立しながら、就活の予定を調節していきましょう。
5月に内定ゼロの人がやるべき就活
5月の時点で内定がゼロの人は、現状と今後のスケジュールをよく把握したうえで、改めて高い緊張感をもって就活を進めていく必要があります。
そのためここからは、5月に内定ゼロの人がやるべき就活の内容を紹介していきます。
具体的な就活の内容は、以下のとおりです。
- 現状把握と今後のスケジュール整理
- 業界を絞ってエントリー数を増やす
- 就活のプロに頼る
これまで選考には何度もチャレンジしているものの、なかなか内定につながらない場合は、3つ目の就活のプロに頼ることも積極的に検討しましょう。
では、それぞれの内容を詳しく解説していきます。
現状把握と今後のスケジュール整理
5月の時点で内定ゼロの人は、まず、現状把握と5月以降のスケジュール整理が必要です。
はじめに、どの企業にエントリーしているのか、持ち駒がいくつあるのかなど、現在の就活状況を冷静に把握しましょう。
必要以上に焦っても空回りしてしまうだけなので、現状を把握したうえで、これからやるべきことを見極める必要があります。
今後控えている選考の予定をチェックし、スケジュールを整理することも大切です。
例えば今後何件も面接の予定が入っている場合は、残された持ち駒で内定につなげるために、徹底的に模擬面接を行うなどのプランを立てられるでしょう。
このように現状を把握すれば、積極的に行うべき対策が見えてくるため、まずは現状把握とスケジュール整理を優先的に行いましょう。
業界を絞ってエントリー数を増やす
5月時点で内定が出ていない人は、業界を絞ってエントリー数を増やすことを考えましょう。
就活を進めるうえで一番避けたいのは、エントリーした企業が完全になくなってしまうことです。
そのため、興味のある業界に絞り、積極的にエントリー数を増やしましょう。
5月からでも新たにエントリーできる企業はあるため、まずは企業の公式ホームページを確認し、今からでもエントリー可能かを調べることが重要です。
例えばベンチャー企業などは、時期を問わず柔軟に募集をかけているケースが多いため、5月からでも新規でエントリーできる可能性はあります。
また、大手も二次募集のタイミングと重ねれば、5月からでもエントリーは可能です。
むやみやたらにエントリー数を増やす必要はありませんが、内定が出ない状況で持ち駒がなくなりそうな状態であれば、可能な限り積極的にエントリーしていきましょう。
就活のプロに頼る
5月の時点で内定がないときは、就活のプロを頼ることもおすすめです。
大学のキャリアセンターや就活エージェントなどに相談すれば、現状の問題点を把握できたり、より選考対策を強化できたりします。
特に一人で就活を進めている場合は、内定が出ないことの原因に直結している可能性があるため、これを機に就活のプロに相談してみましょう。
特に就活エージェントは、数多くの就活生を支援してきた実績があるため、より的確なアドバイスをしてもらえる可能性があります。
エントリーシートの添削や模擬面接を頼める点は、キャリアセンターや就活エージェントの強みです。
5月からでもエントリーできる企業を紹介してもらえる場合もあるため、内定がない状態で就活の進め方に困ったときは、ぜひ相談してみてください。
選考を受けているがなかなか内定が取れないという方は、選考フロー別の対策方法をこちらの記事で詳しく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。5月から就活を始めるのは遅い?
5月から就活を始めることは、はっきり言って遅いです。
新卒採用の情報解禁は3月1日に実施され、多くの就活生は3月のうちにエントリーや説明会予約を済ませています。
そのため、5月を迎える頃には、多くの就活生がすでに面接まで経験している傾向にあります。
しかし、遅いとはいえ完全に間に合わないわけではないため、以下の点をチェックしたうえですぐに就活の準備を始めることが大切です。
- 夏採用・秋採用を実施する企業がある
- 通年採用する企業がある
- 就活浪人の可能性もある
では、それぞれの重要なポイントや注意点などを詳しく解説していきます。
夏採用・秋採用を実施する企業がある
5月から就活を始めたとしても間に合う可能性があるのは、企業は、春採用だけでなく夏採用・秋採用を実施するケースがあるからです。
そのため、確かに5月からの就活スタートはかなり遅いですが、選択肢が残されていることは事実です。
実際に、慌てて5月~6月頃から準備を始め、夏採用や秋採用でなんとか内定を勝ち取る就活生もいます。
しかしながら、チャンスが残されているとはいえ、以下の点には注意が必要です。
春採用と比べると選択肢が少ない
募集人数が少ないため倍率が高い可能性がある
このように、時期を追うごとに、就活は徐々に不利になっていきます。
選択肢も狭まりやすいため、現状何もしていない人は、とにかく早めに準備を始めることが大切です。
通年採用する企業がある
5月からの就活でも、通年採用のある企業にエントリーすれば、内定を勝ち取れる可能性はあります。
就活は、3月に情報解禁を迎え、その後4月~5月に選考が行われる流れが一般的です。
しかし一部の企業は、時期を問わず通年採用を実施しているため、いつでもエントリーは可能です。
傾向として、比較的ベンチャー企業などの小規模な会社には、このような採用活動の特徴が見られます。
そのため、5月から就活をスタートさせて内定にこぎつけるには、通年採用を取り入れる企業に応募するのもおすすめです。
企業によって採用活動の体制や選考スケジュールは異なるため、徹底的にリサーチし、エントリーできる企業を見つけながら就活を成功させましょう。
就活浪人の可能性もある
5月の時点で就活を何もしていない人は、かなり出遅れているといえるため、今後の動き方次第では就職浪人の可能性も出てきます。
その後も積極的に動かなければ内定獲得は当然難しくなりますし、動いたとしてもやり方が間違っていると、内定を獲得できないまま卒業を迎えることになります。
したがって、就職浪人を避けたい場合は、とにかく今から積極的に動いて準備を進めていく必要があります。
また、準備の方向性が誤っていればアウトなので、キャリアセンターや就活エージェントなどに相談することも大切です。
なお、万が一就職浪人してしまった場合は、1年就職を見送ることでできた時間を有効に活用することが重要です。
この期間のうちに自己分析を深めたりスキルアップしたりすることで、少しでも有利な状況を作り、スムーズな内定獲得につなげましょう。
5月から就活する人のスケジュール
5月から就活を始める人は、5月を具体的にどのように過ごすべきか、事前にスケジュールを整理しておく必要があります。
そのためここからは、5月から就活する人に向けて、以下の時期に分けたうえで理想的なスケジュールを紹介していきます。
- 5月前半
- 5月中旬
- 5月後半
前もって理想的なスケジュールを理解しておけば、一から就活を始める場合でも、すぐに積極的な行動に移すことができるでしょう。
これから就活を始めるうえで何から始めれば良いかわからない人は、ぜひ参考にしてみてください。
5月前半
5月前半は、しっかりと自己分析から行い、あわせて業界や企業についての研究・分析も進めていく必要があります。
自己分析や業界・企業研究は、時間がないときこそ省略してしまいがちですが、就活を始めるうえでこれらの行程を省くことは非常に危険です。
自分自身について何もわからない状態で就活を始めてしまうと、自分に向いている企業・業界を把握できないため、ミスマッチが起こる大きな原因になるでしょう。
また、志望動機や自己PRを作成する際も、説得力のあるアピールができません。
そのため最初は自己分析と業界・企業研究を徹底し、自分に適性のある業界・企業を見極めたうえでエントリー先を絞り込みましょう。
なお、5月中にはエントリーが締め切られてしまうことも多いため、興味のある企業には積極的にエントリーすることが大切です。
5月中旬
5月から就活を始める場合、5月中旬は、OBOG訪問を積極的に行うことで情報収集に努める必要があります。
OBOG訪問で先輩からアドバイスを受けたり企業の内部事情などを教えてもらったりすれば、その内容を反映させられるため、ESや面接の精度を高められます。
また、企業によってはグループディスカッションが実施される場合もあるため、グループディスカッションの場合はそれに合った対策が必要です。
全体の流れをしっかりと把握したうえで、与えられた役割を全うしながら、自分の意見を明確に伝えられるように対策しましょう。
なお、面接の練習を始める場合は、基本的に第三者に相手してもらうことが一番です。
一人でシミュレーションしても、面接ならではの空気感や話し方にはなかなか慣れることができないため注意が必要です。
5月後半
5月後半は、エントリーした企業の選考が開始するタイミングです。
企業によって選考スケジュールは違ってくるため、企業ごとに日程をよく確認し、スケジュール調整を行っていくことが大切です。
また、選考が進むペースも企業によってまちまちなので、かなりスピーディーな企業は中旬頃には面接が実施される場合もあります。
5月後半は選考と対策が同時並行で進むため、5月から就活を始めた人にとっては、かなり多忙を極める時期ともいえるでしょう。
これに加えて学業などの予定も入ってくれば、人によっては、いわゆるキャパオーバーの状態になってしまう場合もあります。
しっかりとスケジュール管理を行ったうえで体調管理なども徹底し、必要な対策を忘れずに実践していきましょう。
5月から就活を始めても間に合う方法
5月から就活を始める場合は、「もう手遅れかも」と絶望してしまう人も多いですが、実際のところはまだ間に合う可能性も残されています。
そのためここからは、5月から就活を始めても間に合う方法を紹介していきます。
具体的な方法は、以下の3つが挙げられます。
- 業界を絞って説明会に参加する
- 5月大学のキャリアセンターを利用する中旬
- 就活エージェントに頼る
このようなポイントを意識して積極的に就活を行えば、5月から就活を始めた場合でも、内定にこぎつける可能性があります。
では、詳細を一つひとつ見ていきましょう。
業界を絞って説明会に参加する
5月から就活を始める場合は、まず、業界を絞って説明会に参加することがおすすめです。
広く企業を探すのではなく、特定の業界に絞って説明会に参加すれば、より効率的に情報収集ができるからです。
一つの業界に特化する形で業界研究を進められるため、選考対策の質も高まります。
時間的余裕が残されている場合は、むしろ業界は絞り込みすぎないほうが良いといえますが、5月からの就活はかなり遅れている状況です。
そのため、5月からの就活で短期的に効率よく結果を求めるのであれば、あえて業界は絞ったほうが良いでしょう。
自分の強みや興味関心を考慮したうえで適性のある業界を絞り込み、積極的に説明会に参加することで情報収集・企業研究の効率を高めましょう。
大学のキャリアセンターを利用する
5月から就活を始めたうえで内定を勝ち取るには、大学のキャリアセンターを積極的に利用することが重要です。
キャリアセンターでは、無料のES添削や面接練習を受けられるため、効率的な選考対策につながります。
キャリアセンターであれば学校にいながら気軽に利用できるため、効率良く対策を強化するなら、利用しない手はないでしょう。
同じ大学に在籍する就活生、もしくは先輩たちの情報が詰まっているため、周りの就活状況を把握したいときもキャリアセンターの利用はおすすめです。
また、就活を進める際は、キャリアセンター経由でOBOG訪問のアポが取れる場合もあります。
機会があれば積極的に利用し、情報収集したうえで選考対策に活かしましょう。
就活エージェントに頼る
5月からの就活で間に合う方法としては、就活エージェントを頼ることも大切です。
就活エージェントはさまざまな面で手厚く就活生を支援してくれるため、5月から就活を始めた場合でも、その状況に合った効率的なサポートが受けられます。
5月からの就活でエントリーできる企業をうまく探せない場合は、就活エージェントに相談すれば、エントリー可能な企業を紹介してもらえる可能性があります。
企業選びでサポートしてもらえれば、時間をかけて今からエントリーできる企業を見つける手間をなくすことができます。
そのうえで、内定獲得につなげるためのES添削や模擬面接などの選考対策も受けられるため、効率的に就活を進めるうえで大きく役立つのは間違いないでしょう。
5月から就活を始める方は、就活の始め方についてこちらの記事で詳しく紹介しているのでぜひご参考にしてください。5月以降もエントリーできる企業
5月以降にエントリーを考える場合は、そもそもどのような業界・企業であればエントリー可能なのか、特徴をつかんでおきましょう。
そのためここからは、5月以降のタイミングでもエントリーを受け付けている業界・企業を紹介していきます。
当てはまる企業は、主に以下のとおりです。
- ベンチャー企業や大手の子会社
- 二次募集をしている企業
このように5月以降でもエントリーできる業界を事前にチェックしておけば、よりスムーズにエントリーを進めていけるでしょう。
では、詳細をチェックしていきます。
ベンチャー企業や大手の子会社
5月以降でもエントリー可能な業界・企業には、まず、ベンチャー企業や大手の子会社が挙げられます。
ベンチャー企業や大手の子会社は、比較的採用スケジュールが柔軟な傾向にあることが特徴です。
そのため、5月でもエントリーを受け付けている可能性があり、遅れて就活を始めた場合でも内定につなげられる可能性があります。
そもそもベンチャー企業などは、早いところは3年生の秋頃から早期選考を始める場合があります。
そのため、春頃のタイミングには、内定辞退などによる再募集などがかけられていることが多いのです。
また、そもそも通年採用の形をとっており、時期を問わずエントリーを募集していることもあります。
遅れた時期でもエントリーしやすい企業の選択肢として、ベンチャー企業や大手の子会社の採用情報は、積極的にチェックしておきましょう。
二次募集をしている企業
5月以降の就活では、二次募集をしている企業にエントリーできる場合もあります。
企業の新卒採用は、すんなりと終了するケースばかりではないため、例えば途中で採用枠が空けば二次募集がかかることがあります。
基本的に最初のエントリーは3月1日からですが、5月以降は、企業によっては二次募集にエントリーできる可能性があるということです。
二次募集を実施する企業は中小企業ばかりではなく、有名な大手も含まれます。
そのため、二次募集にエントリーできれば、5月からの就活でも大手から内定をもらう可能性もゼロではないでしょう。
もちろん採用枠は少ないため高倍率になりますが、興味がある人は積極的に挑戦してみましょう。
なお、二次募集を見つけるには、企業の公式ホームページのこまめなチェックが必要不可欠です。
5月の就活の注意点
5月の就活で失敗しないためには、事前に就活の注意点を整理しておくことが重要です。
そのためここからは、5月の就活における注意点をまとめていきます。
主な注意点は、次の2つが挙げられます。
- 面接の振り返りを忘れない
- 持ち駒をなくさない
特に面接の振り返りを忘れないことは、内定をつなげるうえでは重要なポイントです。
また、すでにチャンスが限られているからこそ、持ち駒をなくさない努力も必要になるでしょう。
では、注意点を詳しく解説していきます。
面接の振り返りを忘れない
5月の就活では、面接の振り返りを忘れずに行う必要があります。
振り返りを行わずひたすら就活を進めようとすると、失敗を活かして学ぶことができないため、内定につながりにくくなります。
特に5月からの就活で時間がない場合は、とにかくアウトプットとインプレットを繰り返し、効率的に失敗から学びながら面接に慣れていく必要があります。
そのため、一度面接を受けたら、そのあとは自分の回答内容や答え方、総合的な振る舞いについてしっかりと振り返りを行いましょう。
なお、面接では、最後の逆質問の機会を活用してフィードバックをもらえる場合もあります。
フィードバックやアドバイスをもらえた場合は、その内容を積極的に次に活かしましょう。
持ち駒をなくさない
5月の就活では、持ち駒をなくさないように常に意識しながら行動する必要があります。
5月から就活を始めた場合は、できるだけ早めにエントリー手続きを済ませ、どんどん選考に参加することでチャンスを逃さないことが大切です。
しかし、場合によっては選考対策に集中しすぎて、気がつけば持ち駒がなくなってしまうこともあります。
そのため、選考対策に集中することも大事ですが、あわせてエントリーを重ねることで選択肢を増やすことも忘れないようにしましょう。
持ち駒がなくなれば、内定につながるチャンスが途絶えてしまうため、くれぐれも注意が必要です。
なお、5月から新たにエントリーする場合は受付可能な企業も絞られてくるため、主に中小企業やベンチャー企業などに照準を絞って採用情報をチェックすると良いでしょう。
大学3年生が5月にすべき就活
では、ここからは、大学3年生が5月にすべき就活の内容を紹介していきます。
近年は就活が早期化しているため、3年生の5月から準備に取り掛かる学生は決して珍しくありません。
そのため「そろそろ就活しなきゃ」と感じたら、以下をチェックし、やるべき準備をしっかりとこなしていきましょう。
大学3年生が5月にすべき就活の内容は、以下のとおりです。
- サマーインターンの準備
- 就活対策
特に、サマーインターンは就活のモチベーションを高めたり業界・企業研究を行ったりするうえで良い機会になるため、準備を欠かさないようにしましょう。
では、詳細を一つひとつまとめていきます。
サマーインターンの準備
大学3年生が5月に就活を始める際は、まず、サマーインターンに向けて必要な準備を進めたいところです。
というのも、5月はサマーインターンのエントリーが始まる大事な時期だからです。
サマーインターンは、夏休みを活用してさまざまな企業の業務内容に触れたり、総合的に企業について理解を深めたりできます。
業界・企業研究を進めたり、就活への意識を高めたりするうえでは重要なチャンスになるため、エントリーの機会は逃さないようにしましょう。
サマーインターンの募集情報は、企業ごとに細かくチェックし、必要な場合は選考対策も行いましょう。
なお、インターンの日数や内容は企業によってさまざまであるため、プログラム内容を確認しながら興味のあるインターンを探すことが大切です。
就活対策
ほかには、就活対策として、業界・企業について研究や分析を進めておくことが大切です。
まだ3年生の5月ではあるものの、今後はサマーインターンを経て、早ければ秋頃には一部の企業は早期選考をスタートさせることになります。
気がつけばほとんど何もしないまま3年生の秋になってしまった…というパターンも珍しくないため、時間があるうちに、業界・企業研究はしっかり進めておくべきといえます。
早いうちに研究を進めたうえで、自分がどの業界に合っているのかを把握しておけば、よりスムーズに業界・企業選びができます。
エントリーシートや面接などの選考対策にも時間を使いやすくなるため、5月頃からは、今後のために準備を徹底しておきましょう。
業界・企業研究を行っても自分がどの業界に向いているのかわからない、と悩んだときは、じっくり時間をかけて自己分析を行うことも大切です。
5月の就活に関するよくある質問
5月から就活を始めた場合でも、大手企業から内定をもらうことは可能です。
ただし、大手企業の選考は3月から始まり、5月を迎える頃にはエントリー自体が締め切られている場合も多いです。
スケジュール的に一部の企業は手遅れになってしまうため、大手を目指したい場合は、5月からでもエントリーできる大手企業を見つけると良いでしょう。
また、タイミングが良ければ、採用枠が空いたことによって二次募集がかかるケースもあります。
一般的には、10月までに内定を得られなければ、かなり状況は厳しくなります。
5月の時点で内定ゼロでも、春採用も含めれば夏採用・秋採用とまだチャンスはいくつか残されていますが、10月まで来ると残るチャンスは冬採用のみです。
企業によっては卒業ギリギリのタイミングまで採用活動を行っている場合もありますが、時期が遅くなるほど、募集人数が少なくなることで倍率も上がっていきます。
そのため、5月から就活を始める場合・5月の時点で内定ゼロの場合は、遅くとも10月までをめどに行動を起こす必要があります。
まとめ
4年生の5月は、多くの企業で選考が本格化するタイミングです。
そのため、面接などの予定が入りやすく、しっかりとスケジュール管理を行いながら動く必要があります。
選考と対策の同時並行が必要になるため、効率的かつ計画的な動きが必要不可欠です。
また、5月から就活を始める場合は一般的なペースと比べて遅れているため、より一層効率的な対策が重要といえます。
必要に応じて就活エージェントなどの支援サービスを活用しながら、対策を強化し、遅れを取り戻しましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート