【26卒】5月で内定なしはやばい?今からやるべき選考対策と最短内定獲得方法をご紹介!

【26卒】5月で内定なしはやばい?今からやるべき選考対策と最短内定獲得方法をご紹介!

5月までに内定ないのはやばい?

就活で5月まで「内定なし」の状態は、結論からいうとかなり出遅れた状況です。

完全に手遅れ…とまでは言いませんが、一般的な就活生は、多くの場合5月頃までには内定を獲得している傾向にあります。

もちろん巻き返すことはできますが、遅れた状況であることはよく理解したうえで、今後の就活には徹底的に向き合う必要があります。

就活では自己分析や業界・企業研究、そして選考対策とやることがさまざまあるため、必要なポイントを押さえたうえで、遅れた状況からの巻き返しを図りましょう。

5月の内定率

ここで、参考までに5月の内定率をチェックしておきましょう。

2024年5月1日時点でのデータでは、25卒の内定率は72.4%でした。

最近の就活は早期化の流れがあるため、2025年5月1日では、さらに内定率は高いと推測できます。

5月を迎える頃にはおおよそ8割近くの人が内定を持っていることになるため、内定が出ない人、ほとんど何もしていない人などは、今後どのように就活を進めていくかよく考える必要があります。

なお、5月の就活についてより詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてください。

【選考フロー別】内定獲得のためにすべきこと

5月の時点で内定なしの人は、内定獲得のためにさまざまな対策を実践する必要があります。

しかし人によっては、どのような対策が自分にとって良いのかわからないことも少なくありません。

そのためここからは、以下の選考フロー別に、内定獲得のためにすべきこと・落ちないための対策をまとめていきます。

内定獲得のためにすべきこと・落ちないための対策
  • ES・履歴書
  • Webテスト
  • グループディスカッション
  • 面接

例えば「いつも面接で落ちてしまう」と悩んでいる場合は、面接の項目からチェックしておくと良いでしょう。

まだ就活を始めておらず何もしていない学生は、5月からの就活の始め方についてこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ES・履歴書で落ちてしまう場合

選考対策を十分に行ったうえでエントリーしても、ESや履歴書で落ちてしまう人は、志望動機・ガクチカ・自己PR(強み)のいずれかに問題があると考えられます。

そのため、ES・履歴書で落ちてしまう人は、以下の対策を徹底しましょう。

  • ES・履歴書で落ちてしまう人がすべき対策
  • 自己分析をする
  • 業界・企業分析をする
  • 誤字脱字チェックをする
  • 人に読んでもらう

魅力的なアピール文章を書くうえで、特に自己分析や業界・企業研究は重要な工程になります。

もしくは、意外と単純なミスが影響しており、誤字脱字が多いことなどが原因なのかもしれません。

そのため、ES・履歴書などの提出書類は、徹底的に見直したうえで提出することが必要です。

特に焦っている中で選考対策を行うと、見直しや添削を省いてしまうことがあるため注意しましょう。

以下からは上記の対策について詳しく解説するため、ESの通過率を高めたいときは参考にしてみてください。

また、ESの具体的な書き方については、こちらの記事も積極的にチェックしておきましょう。

自己分析をする

企業から高い評価を受けるESを作成するには、前もって自己分析をしっかり行っておく必要があります。

自己分析とは、自己理解を深めるための重要なプロセスであり、就活を始めるうえでは必ず行うべきことといえます。

自分とは何が得意な人で、何に興味があるのか、どのような場面で活躍できる人材なのかを客観的に理解していなければ、説得力のあるアピールはできないからです。

裏を返せば、魅力的なESが書ける人は、事前に自己分析を徹底しています。

そのため、ESで書くことがない・良いアピールができない…と悩んでいる人は、そもそも自己分析が足りていない可能性があります。

自分の性格や価値観をよく考えたうえでこれまでの経験を振り返り、強みや弱み、目指すべき方向性を見極めたうえで、自分のアピールポイントを把握しましょう。

うまく自己分析が進まないときは、必要に応じて自己分析のサポートツールや性格診断などを活用することもおすすめです。

業界・企業分析をする

魅力のあるES・履歴書を作成するには、業界・企業分析をしっかりと行うことも重要です。

前もって業界・企業分析を行えば、その業界・企業の特徴や求められるスキル、キャリアビジョンなどが見えてくるため、自分がそこでどう活躍できるのか見極めやすくなります。

結果として、説得力のあるアピールをするうえで、業界・企業分析は大きく役立つでしょう。

企業分析では、特に競合他社との違いを理解し、その企業ならではの特徴や価値観を理解することが大切です。

ほかの企業には見られない独自性を把握していなければ、具体的な志望動機も書けないでしょう。

そのうえで志望企業ではどのような人物が求められるのかを整理し、具体的な内容を志望動機や自己PR、ガクチカに反映させることが重要です。

誤字脱字チェックをする

魅力的なESで選考を通過するには、誤字脱字をチェックすることも忘れないでください。

誤字脱字の見られるES・履歴書は、どれだけ魅力的なアピール文章を書いても、「真摯にアピールしている姿勢」が見られなくなります。

あわてて仕上げた印象、雑に書いた印象がぬぐえないため、不真面目・不誠実なイメージにつながる可能性があります。

ほかには注意力が足りない印象もあるため、例えば集中力や正確な作業を求められる仕事などでは、マイナスな評価につながる可能性が高いです。

誤字脱字チェックは、自分で音読して見直すことがおすすめです。

黙読でもチェックはできますが、音読のほうがより「読むこと」に集中するため、誤字脱字を発見しやすくなります。

また、Web上には誤字脱字チェッカーもたくさんあるため、簡単なチェックとしてツールを活用することもおすすめです。

人に読んでもらう

ES・履歴書で落ちてしまう人は、周りの人に作成した書類を読んでもらい、感想やフィードバックをもらうことがおすすめです。

実際に人に読んでもらえば、人の胸を打つ文章であるかがわかるからです。

自分ではよくわかる部分も、表現がわかりにくくなかなかニュアンスが伝わらない場合があります。

そのような細かい部分は、人に読んでもらいながら直していくと良いでしょう。

読んでもらう人は、周りの友達や家族、先輩など、忌憚ない意見をくれる相手であれば誰でも問題ありません。

周りの人に読んでもらうことが難しい場合は、就活エージェントなどのサポートサービスを積極的に活用することも考えましょう。

就活エージェントでES・履歴書をチェックしてくれるのは就活のプロであるため、よりわかりやすいアドバイスがもらえます。

Webテストで落ちてしまう場合

選考を受ける中で、Webテストで落ちてしまう場合は、やはりWebテスト対策が足りていない可能性が高いです。

就活の選考対策といえば、ESや面接に重きを置きがちであるため、Webテスト対策をおろそかにしてしまう人は意外と少なくありません。

確かにWebテストは、資格試験などのように専門的な勉強が必要というわけではないため、難易度自体は高くありません。

とはいえ、対策が不十分だと受からない可能性が出てくるため、選考対策を進める際は注意が必要です。

そのためここからは、Webテスト対策として、以下の点を解説していきます。

Webテストで落ちてしまう人がすべき対策
  • 事前にテストの種類を調べる
  • 2週間前から勉強する

いつもWebテストでふるいにかけられてしまい、なかなか選考に通らない人は、上記の点を押さえて対策を強化しましょう。

では、それぞれのポイントの重要な点をまとめていきます。

事前にテストの種類を調べる

Webテストで落ちてしまう人は、具体的な対策を行うためにも、事前にテストの種類を調べる必要があります。

企業が新卒採用の際に取り入れる適性試験は、企業によって異なるからです。

テストの種類によって対策すべきことやテストの性質は違うため、そのテストに合った対策を徹底する必要があります。

前もって出題される形式を把握しておけば、その形式に慣れることができるため、よりスムーズに解答できるようになります。

例えば、Webテストとして代表的な種類である「SPI」は、問題数が多いため時間配分に注意して解答していくことが必要です。

なお、Webテストの種類は、受験の案内リンクのURLをチェックすることで、事前に見分けられます。

代表的なWebテストの見分け方は以下のとおりです。

  • 代表的なWebテストの見分け方
  • URL内に「arorua」がある:SPI
  • URL内に「e-exam」・「nsvs」・「tsvs」がある:玉手箱、WebGAB、C-GAB、TG-WEB、CAB
  • URL内に「c-personal」・「e-gitest」がある:TG-WEB

このように事前にリンクからWebテストの種類を把握し、徹底的に対策しましょう。

2週間前から勉強する

Webテストは、しっかりと対策すれば必ず点数を伸ばすことができます。

問題の難易度は高くないため、要するに、繰り返し問題を解いて慣れれば十分に対策強化につながるということです。

そのため、Webテスト対策は、遅くとも2週間前頃からしっかりと始めるようにしましょう。

同じ問題を繰り返し解いてパターンを覚えれば、対策なしのときと比べて圧倒的に早いスピードで解答できるようになり、成績が伸びます。

とにかく数をこなすことが大切なので、対策本や学習サイト・アプリなどを活用し、隙間時間を使いながらひたすら問題を解きましょう。

また、採点した結果をもとに成績が悪い分野を分析し、その分野を中心に繰り返し問題を解くことも大切です。

グループディスカッションで落ちてしまう場合

就活の選考では、グループディスカッション(GD)が行われるケースも珍しくないため、グループディスカッションへの対策も必要になります。

GDで落ちることが多い…と悩んでいる人は、まずはディスカッションの流れや高評価を得るコツなどを押さえたうえで、重点的に対策することが重要です。

GDへの対策を強化したい場合は、主に以下のポイントを実践しましょう。

GDで落ちてしまう人がすべき対策
  • GDの知識をつける
  • 企業の事業内容に関する知識を持っておく
  • 友人と対策する

このように、まずはGDとは何かという基礎的なポイントから整理したうえで、コツを把握していく必要があります。

また、ディスカッションのテーマは志望企業の事業内容に関連するものが多いため、事業内容に関する知識・情報を多く持っておくことも重要です。

そのうえで意見を述べる練習を重ね、グループディスカッションでの高評価を目指しましょう。

では、詳細を以下からまとめていきます。

GDの知識をつける

グループディスカッションで落ちてしまう人は、まず、グループディスカッションについて基礎的な知識をまとめておきましょう。

そもそもディスカッションはどのような流れで進むのか、役職には何があるのかなどのポイントが重要です

就活の選考で実施されるグループディスカッションは、基本的に、以下の流れで進む場合が多いです。

GDの基本的な流れ
  • 役職や時間配分の決定
  • テーマの確認・認識共有
  • 現状の把握と課題の洗い出し
  • 解決策について意見を出し合う
  • まとまった意見についての検証
  • 結論をまとめる
  • 発表

このような流れが大まかなグループディスカッションの流れであり、事前に整理しておけば、次にやるべきことが整理されるため積極的な行動・発言につながりやすいでしょう。

また、主な役職・役割には以下が挙げられます。

GDの主な役職・役割
  • 進行役
  • タイムキーパー
  • 現状の把握と書記課題の洗い出し
  • アイデアマン
  • 発表者

グループディスカッションでは、周りより抜きん出て目立つことより、決められた役割をしっかりとこなすことが大切です。

企業の事業内容に関する知識を持っておく

グループディスカッションで高評価を得るには、企業の事業内容について、さまざまな知識・情報を持っておくことが大切です。

なぜならディスカッションの議題・テーマは、その企業に関係することがほとんどだからです。

前もって議題について知見があれば、積極的に意見を出すことができ、議論をスムーズに進められるでしょう。

もちろん、知識がない状態でも議論はできますが、事前知識・情報はあるに越したことはないといえます。

万が一まったく知らない業界用語が出てきたら、その用語の意味から調べることになってしまうため、時間を多く使ってしまうことになります。

業界・企業研究を進めるときなどに、事業内容については、自ら深い話ができるくらい研究しておきましょう。

友人と対策する

グループディスカッションで落ちてしまう場合は、友人と事前にディスカッションをシミュレーションすることで、練習を重ねることも重要です。

友人と対策すれば、お互いにグループディスカッションに慣れることができ、良い練習の機会になります。

また、自分に向いている役職を見つけたり、意見を聞く際のリアクションを練習したりすることもできます。

自分の発言の仕方や進行方法などについて、友人からフィードバックをもらうこともできるでしょう。

グループディスカッションも面接と同様に、ある程度は「慣れ」が関係してきます。

空気に慣れていないと、まともに発言できず時間が終わってしまうことも多いため、とにかく慣れるという意味でも友人と一緒に練習することは大切です。

面接で落ちてしまう場合

就活の面接で落ちてしまう人は、用意する回答を改めて見直したり、ひたすら面接練習・模擬面接を重ねたりすることが大切です。

多くの就活生にとって、面接をうまく乗り切ることは大きな壁になります。

実際に「面接が不安」「どうしても面接は苦手」と感じている就活生は多いでしょう。

就活では、面接は複数回行われることがほとんどであり、最終選考も基本的には面接になります。

対策は必須となるため、苦手な人・不安な人は、必ず対策を強化しておきましょう。

主に対策すべきことは、以下のとおりです。

面接で落ちてしまう人がすべき対策
  • 自己分析・企業分析をする
  • 必須質問に対する答えを作っておく
  • 面接の壁打ちをする

面接をうまく乗り切るうえでも、事前の自己分析や企業分析は重要です。

そのうえで必須質問の答えをシミュレーションしながら用意し、壁打ち練習も繰り返し行いましょう。

では、次の項目から面接対策の3つのポイントをそれぞれ解説していきます。

また、面接でよく聞かれる質問については、以下を確認してみてください。

自己分析・企業分析をする

面接対策を強化する際は、あらかじめ自己分析や企業分析をしっかりと行っておくことも大事です

自己分析や企業分析を徹底的に行っておけば、自分の強みや将来のビジョンなどを明確に把握できるため、説得力をもって自分自身をアピールできます。

就活の軸と企業に対する深い理解がある状態で、質問に対して回答できるため、基本的にはどのような質問をされても落ち着いて答えられるでしょう。

一つひとつの回答に対して一貫性も見られるため、より説得力が加わり、企業からは魅力を感じてもらいやすくなります。

矛盾したことを伝えてしまったり論点がずれたりする場合は、改めて自己分析・企業分析を見直しましょう。

面接はESや履歴書と違って事前に回答をきれいに整えられるわけではないため、しっかりと自分自身や企業に対して理解が深まっていないと、スムーズな回答につながりません。

必須質問に対する答えを作っておく

就活の面接で落ちないためには、必須質問に対する答えをまとめておくことが大切です。

面接では、業界・企業問わず必ずといって良いほど聞かれる質問があるため、それらの答えを事前にまとめておくことは最低限必要なことです。

回答を考えたうえで答え方を練習しておけば、答えに詰まってしまうことはなくなります。

面接でよく聞かれる質問といえば、主に以下が挙げられます。

面接で落ちてしまう人がすべき対策
  • 自己紹介
  • 志望動機
  • 自己PR
  • ガクチカ(学生時代に力を入れたこと)
  • 長所・短所
  • 就活の軸

これらの質問は対策必須の質問であるため、スラスラ回答できるように、対策を完璧にしておくことが重要です。

必須質問である志望動機や自己PRすらまともに答えられないのでは、真面目に就活と向き合っていない印象がついてしまうため注意しましょう。

面接の壁打ちをする

就活の面接で落ちないように対策するなら、面接の壁打ちを何度も行い、練習を徹底することが大切です。

完璧に回答を準備しても、実際に話すことに慣れていなければ、スムーズな回答につながりません。

また、用意した回答を暗唱するような答え方もNGなので、自然に話せるように意識することも大事です。

話すときはアイコンタクトや明るい表情、明るい声のトーンも重要なので、鏡を見たり録画したりしながらブラッシュアップを重ねることも必要です。

せっかく良い回答を準備しても、答えるときの振る舞いにネガティブな印象が多いと、アピールは台無しになってしまいます。

面接の練習では、就活エージェントを活用するなどして積極的に模擬面接を重ねることも重要です。

回答内容や答え方について具体的なアドバイスをもらえるため、面接が苦手な人は、積極的にエージェントに相談してみましょう。

5月に内定ゼロの人がやるべき就活

5月の時点で内定なしの人は、現状を理解したうえで何らかの対策をとる必要があります。

これまで就活を行ってきたにもかかわらず内定が出ないということは、就活のやり方・選考対策の方法などを、積極的に見直したほうが良いといえます。

5月に内定ゼロの人がやるべき就活は、以下のとおりです。

5月に内定ゼロの人がやるべき就活
  • 現状把握と今後のスケジュール整理
  • 志業界を絞ってエントリー数を増やす望動機
  • 就活のプロに頼る

このようにスケジュールを整理したり積極的にエントリーしたりしながら、就活の進め方を見直していきましょう。

必要に応じて就活のプロに相談することも重要です。

では、それぞれの詳細をチェックしていきましょう。

現状把握と今後のスケジュール整理

4年生の5月を迎えたにもかかわらず、内定なしの人は、まず現状把握が必要です。

就活のやり方を見直すためにも、はじめに、どの企業にエントリーしているのか・次回の選考の予定は何かなどをしっかり把握しましょう。

現状を把握すれば、その予定に応じてやるべきことや必要な対策が見えてきます。

そのうえで、スケジュールの整理が必要です。

例えば面接などの選考の予定が近日中にある場合は、内定につなげられるように、面接対策を改めて見直すと良いでしょう。

これまで内定が出なかった原因は何かを考えたうえで、足りていなかった面接対策をこのタイミングで実践してみましょう。

現状を把握したうえで、ほとんど就活の予定が入っていない場合は、エントリーを増やすなどの行動が必要です。

業界を絞ってエントリー数を増やす

5月に内定なしの人が内定獲得を目指すなら、業界を絞ってエントリー数を増やしましょう。

エントリーした企業がなくなることが最も怖いため、興味のある業界に絞り、積極的にエントリーすると良いでしょう。

ただし、春採用のエントリー締め切りは3月~4月がピークであるため、5月はすでに締め切り後であるケースも多いです。

そのため、実際のところ、5月から新たに春採用にエントリーできる企業はあまり多くありません。

もちろんゼロではありませんが、3月の情報解禁時と比べて採用活動を終えている企業も増えているため、注意が必要であることは理解しておきましょう。

なお、その際はエントリーできる企業を無作為に増やし過ぎないことも大切です。

確かに積極的にエントリーすることは必要ですが、むやみやたらにエントリーしても、1社ごとの対策の質は落ちるだけです。

ミスマッチが起こる可能性も否定できないでしょう。

あくまで管理できる範囲からは出ないように注意しながら、エントリー数を増やしていきましょう。

就活のプロに頼る

5月の時点で内定なしの人が行うべき就活は、積極的に就活のプロに頼ることです。

大学のキャリアセンターや就活エージェントなどに相談すれば、現状の問題点を確認できたり、より実践的な模擬面接をしてもらえたりします。

大学のキャリアセンターは、学内にあるからこそ気軽に利用できるうえに、同級生の就活がどのような状況なのか把握するうえで役立ちます。

大学を卒業した先輩とのつながりで、OBOG訪問のアポが取りやすくなる場合もあります。

就活エージェントは、自己分析や企業・業界研究、求人紹介、選考対策などさまざまな面で就活のサポートをしてもらえる点が強みです。

自分に担当者が付く形で手厚く支援してもらえるため、不安なことやわからないことは、担当者に気軽に相談できます。

就活がうまくいかないときは客観的な視点からのアドバイスが重要になるため、就活のプロを積極的に頼りましょう。

5月以降もエントリーできる企業

前述のとおり、5月になると多くの企業がエントリーを締め切っている状態になるため、エントリーできる業界・企業は限られる場合があります。

そのため5月に新たにエントリーする際は、5月以降でもエントリーできる業界を事前にチェックしておくことが重要です。

5月以降もエントリーできる企業は、以下が挙げられます。

5月以降もエントリーできる企業
  • ベンチャー企業や大手の子会社
  • 二次募集をしている企業

このような企業・業界は5月以降もエントリーできるケースが多いため、エントリーを増やす際は積極的にチェックしておきましょう。

では、それぞれの特徴やエントリー時の注意点などを見ていきます。

ベンチャー企業や大手の子会社

5月以降のタイミングでもエントリー可能な業界・企業といえば、ベンチャー企業や大手の子会社などが挙げられます。

ベンチャー企業や大手の子会社は、ほかの企業と比べて採用スケジュールが柔軟であることが多いです。

特にベンチャー企業は、そもそも最初の選考が早い傾向にあり、5月頃には新たに募集をかけている可能性が考えられます。

早い段階でベンチャー企業から内定をもらっていた就活生が、のちに内定を辞退するケースも珍しくないからです。

また、これらの企業は通年採用を取り入れている場合もあるため、その際はいつでもエントリーが可能です。

そのため、5月以降にエントリーしたい場合は、まずベンチャー企業や大手の子会社などをチェックしてみてください。

二次募集をしている企業

5月以降でもエントリーできる企業を探すなら、やはりねらい目は二次募集を始めている企業です。

選考の途中で採用枠が空いた場合での二次募集、もしくは初回エントリー後の再募集などがあります。

企業の二次募集は決して珍しくないため、大手であっても、5月以降に再度エントリーを受け付けるケースはあるものです。

二次募集のタイミングでエントリーし、徹底的に対策して選考に臨めば、今からでも内定を勝ち取れる可能性はあります。

そのため、二次募集にエントリーするには、企業の公式ホームページをこまめにチェックする必要があります。

二次募集の要項は随時更新されるため、積極的にアンテナを張ったうえで、情報をキャッチすることが大切です。

1か月で内定を取る方法

5月に内定なしの状態では、焦る気持ちも強くなるものです。

そのため、「なんとか1か月で内定を勝ち取りたい」と考える人もいるでしょう。

エントリーした企業によっては3週間ほどで内定を獲得できるケースもあるため、実際のところ、1か月以内に内定獲得までこぎつけることは不可能ではありません。

そのためここからは、1か月で内定を取る方法について解説していきたいと思います。

まずは4月中に内定を取る方法を見たうえで、続いて、5月中に内定が取れる企業の特徴とその見つけ方をまとめていきます。

5月中に内定を取る方法

5月の時点で内定なしの状態は、ほかの人と比べて遅れを取っていると言わざるを得ないため、内定は可能な限り5月までには取っておきたいところです。

そのためまずは、5月中に内定を取り、6月に焦るような状況にしないための方法をまとめていきます。

5月中に内定獲得までつなげられれば、無事に1件の就職先を確保した状態になり、その後就活を続けるとしても安心感が生まれます。

そういった安心を得るためには、5月中に、以下のような行動・対処を意識する必要があります。

5月中に内定を取る方法
  • とにかく行動する
  • 企業選びに時間をかける

とにかく積極的な行動を心がけたうえで、企業選びに徹底的にこだわることが重要なポイントです。

では、それぞれどのような点に注意すべきなのか、詳細をチェックしてみましょう。

とにかく行動する

1か月で内定を取るなら、まずは、「1か月で内定を取る」と決めた時点から積極的に行動することが大切です。

とにかく前向きに行動し、必要な準備と対策を徹底的に行えば、1か月以内に内定が出る可能性があります。

「行動あるのみ」で積極的に選考対策を実践すれば、面接の苦手意識を克服できたり、より魅力的なエントリーシートが書けたりする場合もあります。

裏を返せば、なかなか内定につながらない人は、就活において行動力が足りていない可能性が考えられます。

周りの人から積極的にアドバイスをもらったり、鏡を見ながら面接時の表情を研究したり、就活エージェントに相談したりすることが大切です。

「自分にできることは何でもやる」という高い意識と熱意を持ったうえで、積極的な行動につなげていきましょう。

企業選びに時間をかける

1か月で内定を取るには、企業選びに時間をかけることも重要です。

内定を獲得できたとしても、入社後にミスマッチが起これば本末転倒になってしまいます。

企業にとっても自分自身にとっても、採用のミスマッチは大きなマイナスになります。

早めに内定を取りたいという心理が強すぎると、片っ端からエントリーしてしまうせいで、ミスマッチが起こりやすくなるため注意しましょう。

確かに5月にさしかかるタイミングで内定がないと焦ってしまいますが、焦りは本来しなくても良い妥協を重ねてしまう原因になり、最終的にミスマッチが起こりやすくなります。

なお、企業選びに時間をかければ、より自分のアピールポイントが響きやすい企業が見つかります。

ミスマッチがないことは、つまり、選考においても的確に自分の強みをアピールできることといえます。

5月中に内定をとれる企業とその見つけ方

5月中に内定獲得までこぎつけたい場合は、早めに内定を取れる企業を効率よく絞り込む必要があります。

事前に早めに内定を取れる企業をチェックしておけば、自分に合う企業をスムーズに探せるでしょう。

そのためここからは、5月中に内定を取れる企業の特徴を紹介しながら、その見つけ方のポイントを解説していきます。

基本的には、ベンチャー企業などの選考期間の短い企業に照準を絞って探すことが重要であり、反対に選考期間が長い企業は避けるべきといえます。

そのような特徴をしっかりと押さえておけば、いざエントリーを増やすとなった際に、すぐ内定を獲得できそうな企業が見つからない…と困ることはなくなるでしょう。

また、詳細は後述しますが、企業の見つけ方として就活エージェントに紹介してもらうことも検討してみてください。

企業の特徴

5月中に素早く内定を取れる可能性がある企業は、主に、ベンチャー企業や中小企業、大企業のグループ会社などが挙げられます。

これらの企業は、大手企業と比べて選考期間が短かったり面接回数も少なかったりするため、早めに内定が出る可能性があります。

そのため、エントリーから1か月ほどで内定を勝ち取れる場合もあり、内定なしの状態で悩んでいる人にはおすすめといえます。

ベンチャー企業・中小企業・大企業のグループ会社は、総合的に見て、選考の形式やスケジュールも柔軟な傾向です。

そのため、さまざまなタイミングで募集をかけており、比較的エントリーしやすいこともメリットと言えるでしょう。

1か月で内定を勝ち取りたい場合は、大手に目を向けるのは避け、主にベンチャー企業や中小企業の採用情報をチェックしてみましょう。

効率的な探し方は就活エージェント

1か月で内定を取るには、効率的に、選考がスピーディーな企業を見つけることが必要です。

しかし自分で1社ずつ企業の採用情報をチェックし、自分に合う企業をリストアップしていくのは、かなり骨が折れることも事実です。

そのため、効率良く選考の早い企業を見つけるうえでは、就活エージェントに相談することがおすすめです。

就活エージェントでは、就活生に対して企業の求人紹介も行っています。

就活エージェントはさまざまな業界の就活事情に精通しているため、どの企業・業界がスピーディーに選考を行ってくれるのかは、しっかりと把握しているものです。

特に、就活エージェントが紹介する企業は、エージェントとのつながりが深いことも特徴です。

実際にエントリーする際は、その企業がどういった特徴を持つ企業なのか、選考では何に注意すべきなのか、より具体的なアドバイスをもらえる可能性が高いです。

効率的にすぐ内定を取れる企業を見つけるなら、積極的に就活エージェントを頼ってみましょう。

大手志望の人は2次募集に参加しよう

5月の時点で内定は持っていないものの、やはり大手にこだわりたい…と考えている人は、二次募集に目を向けると良いでしょう。

大手とはいえ、選考の過程で募集枠に空きが出てしまうケースはよくあるため、二次募集をかけることは珍しくありません。

そのためここからは、大手志望の人が二次募集で内定を勝ち取るために必要なポイントをまとめていきます。

主なポイントは以下のとおりです。

大手志望の人が二次募集で内定を勝ち取るために必要なポイント
  • 志望動機にこだわる
  • OB訪問・インターンには必ず出席
  • WEBテストの対策

二次募集のタイミングで大手を目指すなら、上記のポイントはいずれも非常に重要になります。

では、詳細をそれぞれ見ていきましょう。

志望動機にこだわる

二次募集から大手を目指す場合は、志望動機にこだわることが大切です。

志望動機はどの業界・企業でも基本的に重要な質問項目ですが、大手企業は、より一層志望動機を重視して選考を行う傾向にあります。

そのため、大手ならではのネームバリューやブランド力、待遇の良さなどを志望動機にすることはNGです。

好条件ゆえに多くの就活生のエントリーが殺到することは明白なので、だからこそ採用担当者は、自社でなければならない理由を重視するのです。

したがって、当然どの企業にも当てはまるような抽象的な志望動機も評価につながりません。

まずは自己分析と企業研究を徹底し、志望する企業に特化した志望動機を作成しましょう。

自分の強みや興味関心、将来のビジョンなどをより明確にしたうえで、企業文化・事業内容に焦点を当てた動機を述べることが大切です。

OB訪問・インターンには必ず出席

二次募集から大手を狙い、内定なしの状態を脱却するには、OBOG訪問を行ったりインターンに参加したりすることも大事です。

大手企業を志望する就活生は非常に多いため、採用担当者の印象に残ることがとにかく重要です。

そのためには、OBOG訪問やインターンなど、企業と事前に関われる機会を少しでも大事にしましょう。

例えばインターンのグループワークや質疑応答などで企業の担当者と直接やり取りすれば、そのときの行動次第では、自分のことを覚えてもらえる可能性があります。

その印象が選考のときまで残っていれば、プラスの印象をさらに与えられることで、内定につながりやすくなる可能性があります。

OBOG訪問では、積極的に企業の情報や有効な選考対策について教えてもらい、少しでも有利な状況を作りましょう。

WEBテストの対策

大手を狙う場合は、Webテストで良い成績を収めるための対策も欠かせません。

なぜなら、大手企業は志望者が多いからこそ、Webテストでかなりの人数がふるいにかけられてしまうからです。

Webテストで高い得点を出せなければ、どれだけその他の対策をしても、選考は不合格になってしまいます。

そのため、まずは志望企業で導入されているWebテストの種類を調べましょう。

種類を調べたうえで、そのWebテストに合った対策を実践する必要があります。

Webテストは、種類によって出題内容や問題の形式などが異なるため、テスト対策は種類に合わせて行うことが効率的といえます。

なお、テスト対策で重要なのは繰り返し問題を解き、形式や傾向に慣れることです。

対策本などを参考に何度も問題を解き、しっかりとWebテストに慣れたうえで大手の選考に臨みましょう。

5月の就活の注意点

5月の就活では、「頑張っているのに内定なし…」とならないためにも、いくつかの注意点を整理しておくことが重要です。

そのためここからは、5月の就活の進め方における注意点を解説していきます。

主な注意点は、次のとおりです。

5月の就活の進め方における注意点
  • 面接の振り返りを必ず行う
  • 持ち駒をなくさないように注意する

面接で良い結果につなげるためには、面接を受けるたびに振り返りを行い、同じ失敗を繰り返さないようにすることが大切です。

また、5月の就活では、持ち駒をなくさないように注意しながら立ち回ることも必要です。

では、2つの注意点を詳しくチェックしていきましょう。

面接の振り返りを必ず行う

5月の就活では、面接の振り返りを必ず行いながら選考対策を強化しましょう。

振り返りを行っていないと、失敗や不十分な点が次に活かされず、また同じ失敗を繰り返してしまう可能性があるからです。

「うまく答えられなかった」「挙動不審なふるまいをしてしまった」などの失敗があっても、その失敗はじっくり振り返ることで次につながります。

なぜダメだったのかを丁寧に振り返り、原因を洗い出せば、対策もしやすくなるでしょう。

面接によっては逆質問などでフィードバックを聞けることもあるため、実際にフィードバックを得られたときは、その内容を次の選考に活かしましょう。

積極的に振り返りを行って答え方のクオリティを高めていけば、面接にも慣れて良い結果につながりやすくなることで、最終的に内定を勝ち取れるはずです。

持ち駒をなくさないように注意する

5月の就活では、自分の持ち駒をなくさないように気をつけてください。

持ち駒とは、選考を受けている途中の企業のことを指します。

今まで何もやってきていない状態で5月から就活を始めた場合は、確かに、早めにエントリーを進めて選考に参加していくことが必要です。

しかし、持ち駒がなくなれば、内定獲得につながる可能性すらなくなってしまいます。

そのため、選択肢は同時に持っておく必要があり、持ち駒は積極的に増やしていきましょう。

常にさまざまな企業の採用情報をチェックし、エントリーできる企業はないか、よく検討しながら就活を進めていくことが大切です。

持ち駒がなくなりそうなら、エントリーを増やすなどの対処が必要です。

とはいえ、スケジュールが把握できなくなるほどエントリーしてしまうと本末転倒になるため、あくまで持ち駒の数は管理できる範囲内に収めましょう。

まとめ

5月の時点で内定なしの場合、就活生としては、かなり心もとない状態といえます。

過半数以上の学生が5月に入る時点で内定を獲得しているため、内定ゼロの人は、就活の進め方を見直すなどの対策が必要です。

また、何もしていない人はとにかく早く就活の準備に取り掛かりましょう。

5月に内定なしの状態でも、エントリーできる企業を見つけて就活に向き合えば、良い結果につながる可能性はあります。

その際は最短で内定を取る方法や、必ずやるべき選考対策のポイントなどは、しっかりとチェックしておきましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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