【例文25選】部活のガクチカを魅力的に伝えるポイントを紹介!アピール方法や注意点、アピール別の例文も徹底解説!

【例文25選】部活のガクチカを魅力的に伝えるポイントを紹介!アピール方法や注意点、アピール別の例文も徹底解説!
この記事がおすすめな人
  • ガクチカで部活をアピールしたい人
  • 継続してきた部活を活かして就活したい人
  • 部活のアピール例文が知りたい人

学生時代に部活に打ち込んだという人も多いのではないでしょうか?部活ではチームで目標を目指したり、弱点を克服するために自主練をしたりという経験から、様々なことをアピールできます。

本記事では「部活をガクチカにしたい」「部活をガクチカにするとき、どのような内容で書いたらいいの?」という悩みを解説していきます。就活で部活をガクチカにしようと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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【部活のガクチカ】部活のエピソードは受かりやすい?

部活経験のガクチカは受かりやすいのかなと不安を抱えている人は多いと思います。

結論として、部活のエピソードは使いやすいものの、「受かりやすい」というわけでは全くありません。なぜならば、部活のエピソードは他の就活生も似たようなものを話すことが多いため、差別化が難しいからです。

もちろん、しっかりとした構成で、分かりやすく書かれているガクチカは高い評価を受けられます。しかし、「受かりやすいわけではない」ということを覚えておきましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

受かりやすいわけではない、といえども、コツを押さえることで強いアピールになるのは確かです。そのコツとは「他の就活生と差別化する」というものです。部活動をガクチカにする就活生は少なくないため、エピソードが被る可能性も当然あります。その中で、どのようにしたら自分のエピソードが一際輝いて見えるのか、という点に注意して文章を作っていくことで、強いガクチカに仕上げることが可能です。

【部活のガクチカ】そもそもガクチカとは

ガクチカの基本情報

ガクチカとは「学生時代に力を入れたこと」の略語であり、就活用語です。ガクチカは自分がどのような経験を通じて何を学び、どのように成長してきたかを企業側に伝えるための重要な要素です。

企業はガクチカを通じて応募者の人間性や価値観、さらにはその人が将来どのような貢献ができるかなどを見極めようとしているのです。志望動機、自己PRの次に聞かれる可能性が高い質問であるため、入念な対策をしておきましょう。

ガクチカに盛り込むべき内容

ガクチカに盛り込むべき内容
  • 何に取り組んだか
  • 困難や課題
  • 行動や工夫とその結果
  • 学んだこと

ガクチカの内容にはいくつも重要な要素があります。

まず「何に取り組んだか」を具体的に説明することが求められます。それに加え、その取り組みを始めた「動機」「背景」についても触れることが重要です。

また、取り組みの過程で直面した「困難や課題」や、それに対してどのような「行動」をとり、どのように「工夫」したのかについても詳しく説明しましょう。

さらに、その「結果」として得られた「成果」「学び」についても言及し、最後にその経験が入社後にどのように活かせるかをまとめましょう。ガクチカの内容を上記のような構成でしっかりと構築することで、自分の経験や学びが企業にとって価値のあるものであることをより伝えやすくなります。

企業がガクチカを聞く目的

企業がガクチカを聞く目的
  • 人柄や価値観を判断するため
  • 能力やスキルを確認するため
  • 企業が求める人物像とマッチしているか判断するため

ガクチカの目的は、企業が応募者の人柄や価値観を理解し、どのような能力やスキルを持っているかを評価することです。企業はガクチカを通じて、応募者が過去にどのような経験をし、その中でどのような行動を取り、どのような成果を上げてきたのかを知ろうとしています。

また、応募者が持つスキルや能力が企業の求めるものとマッチしているかどうかを判断する材料にもなります。

さらに、ガクチカは応募者の問題解決能力やリーダーシップ、協調性など、ビジネスシーンで求められる要素を把握するための手がかりとなるものです。したがって、ガクチカをしっかりと準備し、魅力的に伝えることが就活においては重要と言えるのです。

【部活のガクチカ】ガクチカで部活を使用するのはおすすめ?メリットを解説

ガクチカで部活を使用するメリット

部活は仲間と協力しながら目標に向かって取り組む活動であり、さまざまなスキルを培うことができます。

ここでは、ガクチカで部活の経験を取り上げるメリットについて説明します。ポイントを理解して、面接官に対して自分の強みを効果的にアピールしましょう。

目標に対して努力した経験をアピールすることができる

ガクチカに部活経験を使うのは目標に向かって努力し続けた経験をアピールできるのでおすすめなテーマです。たとえば、試合や大会で勝利を目指し、日々の練習やチーム内での役割分担などに真剣に取り組んできたことは、責任感や粘り強さを示す証拠になります。

部活での目標達成には個人の努力だけでなく、チームワークやコミュニケーション力も不可欠です。

就活では、これらの経験が「入社後に目標に向かって努力し続ける姿勢がある」という評価につながりやすく、企業からも高く評価されるポイントです。部活動での努力の積み重ねを具体的に伝えられれば、アピール力が増すでしょう。

チームで協力し、成果を出したエピソードを示せる

部活は、チームで共通の目標に向かって努力をします。その過程でメンバー間でのコミュニケーションや協力が必要になります。

企業に入社した際には、同じように先輩や後輩に対してコミュニケーションが必須です。部活の経験をガクチカに使用することでチームで協力しながら成果を出したエピソードを具体的に示すことが可能です。

これにより、企業が組織として重視する「協調性」「チームワーク」のスキルを効果的にアピールすることができます。

明確なビジョンに基づいた行動を示すことができる

部活には試合や大会などの明確な目標が存在し、その目標に向けた行動計画や戦略が必要になります。

ガクチカで部活の経験を使用することで自分の明確なビジョンとその目標達成のためにどのように行動したのかを具体的にアピールすることができます。

例えば「最終目標から逆算して今月、さらに明確にして1日ごとにやるべきことを考える」といったように目的意識の高さ論理的な思考力をアピールする機会になります。

チーム内でのポジションや担当としての役割を説明できる

部活では、プレーヤーだけでなく、キャプテンやマネージャーなどの役割があり、それぞれに責任があります。ガクチカで自分の部活内の役割について説明することで、リーダーシップや特定の役割で発揮したスキルをアピールすることができます。

自分の貢献や役割を具体的に伝えることで、面接官に対して「組織での自分の役割や位置」を想像させることができます。あなたらしさがわかるスキルをアピールしてガクチカの説得力を高めましょう。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

例えば、キャプテン経験がある方は牽引力などがアピールできます。どのようなチームの課題に対してどのような行動を起こして、結果どうなったのかを紐づけてアピールができると良いです。注意していただきたいのが、キャプテンだったこと自体は全くアピールにならない、という点です。企業が見ているのはどのようなポジションだったかではなく、どのような力を持っているか、です。キャプテンとして何をしたのか、という点に重点を置いたアピールができるよう準備をしましょう。

【部活のガクチカ】面接官が見ているポイント

ガクチカの部活で面接官が見ているポイント

続いて、ガクチカを確認する際に面接官がどのようなポイントを重視しているのかについても理解を深めておきましょう。

このポイントは部活を題材にする場合以外にも覚えておきたいものです。ぜひ、企業に応じてガクチカの題材を変える可能性がある人も参考にしてみてください。

実績よりも過程が重要

面接官はガクチカにおいて実績よりも過程を重視しています。学生時代に達成した高い実績自体を評価することは、もちろん効果的ではあります。

例えば、「4年間全て初戦敗退」か、「4年連続全国制覇を果たした」ならば、もちろん後者の方が良い印象であることは間違いありません。

しかし、最も重要なのは「目標を達成するためにどのような行動を取ったか」「どのように考えて行動したか」です。つまり、目標に向かってどのような計画を立て、どのような困難に直面し、それをどのように乗り越えるために工夫したのかが重要なのです。

面接官はこの「過程」を確認することを通じて、就活生の問題解決能力、粘り強さ、リーダーシップなどの人間性を明らかにしようとしています。したがって、具体的なエピソードを交えて過程を詳しく説明することが重要です。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

文字数が少ない場合は、優勝したことなど実績を長々とアピールするのではなく、どのように取り組んだのかの部分を重視して作成しましょう。

学んだことを理解していること

学んだことを理解しているかどうかも、面接官は非常に重視しています。

企業は就活生が経験から何を学び、どのような教訓を得たのかを重視しています。例えば、チームでの活動を通じてコミュニケーション能力や協調性を学んだとしたら、その具体的な状況や方法を説明することが重要です。

また、その経験を通じて自分が成長した部分を自覚し、それをどのように他の場面に応用できるかを考えることも求められます。学びへの理解が深ければ深いほど、その経験が単なる過去の出来事ではなく、未来の行動に結びつくものとして評価されます。

企業は学びを活かせる人材を求めており、そのためには自分の経験をしっかりと振り返り理解していることが重要です。

入社後に活かせるか

企業はなぜ選考を行うのかというと、長く勤めてくれる、そして活躍してくれる人材を採用したいと考えているからです。ただ人が欲しいだけならば、応募してくれた人全員を採用すれば良いです。

企業は活躍してくれる人材だけを選別するために、入社試験を行っています。したがって、ガクチカの経験を入社後の業務にどのように活用するのか、具体的に説明しましょう。

部活の経験を通して身につけたスキルを、具体的にどのような形で企業の業務に還元するのかを示さなければなりません。経験をもとに自分がどのように企業に貢献できるかを具体的に説明しましょう。

これにより企業の採用担当者は非常に良い印象を抱き、「この人を採用したら活躍してくれる可能性が高い」と考えます。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

最も大切なのは、入社後に生かせるかどうか、という点です。例えば営業職に応募しているのに作業の速さをアピールしても「事務職の方が向いていそうだな」と思われてしまいますよね。そうではなく、営業職に求めれるコミュニケーション能力や傾聴力をアピールするほうが効果的なのは一目瞭然でしょう。その企業に求めれらている能力は何か、という点に着目して、入社後に生かせる力を持っている、というアピールができるようにしましょう。

【部活のガクチカ】ガクチカで部活動のエピソードを伝える際のポイント

他の応募者と差別化するためにも、ここから解説するポイントをしっかりと押さえておきましょう。それぞれ、詳しく解説をします。

企業が求めている人物像を捉える

ガクチカで部活動のエピソードを伝える際は、企業が求める人物像を意識しましょう。

企業は、入社後に活躍できる人材かどうかを見極めています。そのため、ただ努力や成果を述べるだけでなく、企業が求める「協調性」「向上心」「リーダーシップ」などの資質を部活経験から引き出し、アピールできると採用担当者へ強い印象を与えることができます。

たとえば、チームのために自ら行動し、困難を乗り越えた経験があれば、それは「主体性」や「問題解決力」の証になります。企業が理想とする人物像にマッチするエピソードを具体的に伝えることで、採用担当者に自分の魅力が伝わりやすくなり、選考での評価も高まるでしょう。

基本的な構成を意識する

ガクチカで部活動のエピソードを伝える際は、基本的な構成を意識することが大切です。効果的な伝え方としては以下が挙げられます。

基本的な構成
  • 課題
  • 取り組み内容
  • 結果
  • 学びや成長

上記のように順序立てて話すと、採用担当者に伝わりやすくなります。たとえば、部活動での目標や直面した課題から話し始め、それに対してどのように取り組み、最終的な結果がどうだったかを内容を説明します。

そして最後に、この経験から得た学びや成長を話すことで、自己成長の意欲があることを伝えられます。エピソードを伝える構成を整えることで、要点が伝わりやすくなり論理的思考力やプレゼンテーション能力が高いと評価されやすくなります。

部活動の経験を入社後にどう活かしたいか具体的に伝える

ガクチカで部活動のエピソードを伝える際は、部活の経験を入社後にどう活かしたいかを具体的に話すといいでしょう。部活動で培ったスキルや取り組み姿勢を業務に応用できることを伝えられると、企業にとって魅力的な人材として印象に残ります。

たとえば、部活動で得た「チームワーク力」があれば、それらを具体的にどう活かし、どのように貢献できたかを説明するのがポイントです。採用担当者は、自社に合う人材を求めているため、入社後のビジョンを明確に伝えれば、採用担当者も自分が会社の成長にどのように貢献できるかを理解してくれるでしょう。

そして、自身の価値をさらに強調できるでしょう。

【部活のガクチカ】部活経験を活かしてアピールできる能力

部活動は、目標に向かって努力を続ける中で、多くの成長をもたらす貴重な経験です。

日々の練習や試合を通じて、社会人としても求められるスキルを自然に身につけることができます。特に、リーダーシップや協調性、忍耐力、計画力などの能力は高く評価されます。

ここでは、部活経験を活かしてアピールできる具体的な能力と、それを効果的に伝える方法を解説します。自身の経験に当てはめて活用してください。

1. リーダーシップ

リーダーシップは、部長やキャプテンなどの指導的な立場で培われる能力です。この能力は、チーム全体をまとめ、共通の目標を設定し、メンバー一人ひとりの力を引き出して成果を上げる行動に表れます。

リーダーとしては、部員の意見を丁寧に聞きながら練習計画を策定し、全員が納得して取り組める環境を作ることが求められます。

また、試合での戦略変更や問題発生時に迅速に対応し、チームを正しい方向へ導く姿勢も重要です。困難な状況に直面しても冷静に判断し、主体的に行動することで、チーム全体の成果に大きく貢献できます。

具体的な行動や結果を交えながら、どのようにチームを成長させたかを伝えることで、説得力のあるアピールが可能です。

2. 協調性

協調性は、チームで活動する中で自然と求められる能力です。部活動では、全員で勝利を目指す中で、個々の役割を理解し、仲間と連携して結果を出す行動が重要になります。個人の意見だけでなく、チーム全体の目標を優先し、自分の役割を柔軟に調整する姿勢も協調性の一部です。

また、意見が衝突した際に互いの考えを理解し合い、全員が納得する解決策を導いた経験は、強い協調性を示します。

こうした行動を通じて信頼関係を築き、チームとしての成果を上げた具体的なエピソードを交えることで、採用担当者にチームワークを大切にする姿勢を伝えることができます。

3. 忍耐力と継続力

忍耐力と継続力は、困難な状況や目標に向かって努力を続ける中で身につく能力です。

部活動では、長時間の練習や試合でのプレッシャー、怪我やスランプといった課題に直面することもあります。

それでも諦めずに努力を続ける姿勢が、目標を達成する原動力となります。

体力的な限界を感じながらも練習を続け、最終的に目標を達成したり、試合での失敗を分析して改善を重ねた結果、成果を上げたエピソードがこの能力を示します。

こうした経験を具体的に伝えることで、努力を継続できる人物像をアピールすることができます。

4. 計画力

計画力は、限られた時間や資源を有効活用して効率よく目標を達成するために必要な能力です。部活動では、練習や試合のスケジュールを管理し、チーム全体の活動を最適化する行動が求められます。

具体的には大会に向けて練習内容を細かく計画し、メンバーの意見を取り入れながら効果的なスケジュールを立案した経験が挙げられます。

また、目標に向かう途中で課題が見つかった場合、それを解決するための新たな計画を柔軟に立てる能力も計画力の一部です。こうした取り組みを通じて得られた成果を伝えることで、採用担当者に実務でも活かせるスキルを印象づけられます。

5. 問題解決能力

問題解決能力は、部活動中に直面するさまざまな課題に対応し、解決する中で培われます。試合前にメンバーが欠場する事態が発生した場合、戦略を変更しながら新たなチーム編成を作る行動がこの能力を示します。

また、練習中の課題やチーム内の意見対立を解消し、全員が同じ方向に進めるよう導くことも重要です。問題解決においては、冷静に状況を分析し、適切な判断を下す力が問われます。

具体的な課題解決のプロセスや成果を説明することで、実務での応用力をしっかりとアピールできます。

6. コミュニケーション能力

コミュニケーション能力は、チームでの活動や顧問とのやり取りを通じて自然と磨かれる能力です。

部活動では、メンバー同士の意思疎通が欠かせません。意見が対立した際には相手の話をしっかり聞き、自分の考えを的確に伝える力が求められます。

また、試合中や練習中に仲間を励ましたり、連携を強化する声掛けもコミュニケーション能力の一環です。さらに、部内だけでなく外部の関係者との連絡調整を行った経験があれば、それも強力なアピールポイントとなります。

具体的なエピソードを交え、どう信頼関係を築いたかを説明すると効果的です。

7. 目標達成力

目標達成力は、部活動での経験を通じて自然と身につく能力です。大会での具体的な目標を設定し、それを達成するために必要な行動を計画・実行した結果、成果を上げた経験からアピールすることが可能です。

目標に向けてどのように行動したか、途中で直面した課題にどう対応したかを具体的に伝えることで、計画性と実行力をアピールできます。

8. 自己管理能力

自己管理能力は、部活動と学業の両立を実現する中で培われる重要なスキルです。

日々のスケジュールを管理し、効率よく時間を使う行動が自己管理能力の表れです。また、体調管理やモチベーションの維持も自己管理能力の一部です。

具体的な取り組みと、それによって得られた成果を交えることで、責任感のある人物像を採用担当者に印象付けることができます。

【部活のガクチカ】基本的な6段階の構成を理解しよう

ガクチカに部活で経験してきたことを話すときには以下6段階の構成で検討するといいです。

ガクチカの基本的な構成
  1. 学生時代に頑張ったことは〜です(結論)
  2. 努力を続けた理由(動機)
  3. 何を目指したのか(目標と課題)
  4. どのような行動を取ったのか(取り組み)
  5. 目標に対してどうなったのか(結論)
  6. 経験から得た学びをどう活かすのか(学び)

基本構成をしっかり理解した上で部活の経験を当てはめていきましょう。それぞれ、詳しく解説をします。

1. 学生時代に頑張ったことは〜です(結論)

ガクチカで部活をアピールする際、最初に「学生時代に頑張ったことは〜です」と結論から述べます。結論ファーストで伝えることで、採用担当者は話の要点を把握しやすくなり、聞き手の興味を引きやすくなります。

面接では限られた時間の中で多くの情報を伝える必要があるため、要点を明確にしておきスムーズに話を進めていかなくてはいけません。そのため、まずは結論から話すことでその後のエピソードがまとまり、話全体に一貫性を持たせやすくなり、論理的な構成になります。

このように、先に結論を述べることで、自分の伝えたいポイントが確実に伝わり、聞き手の理解を助け、採用担当者にも好印象を与えられるでしょう。

2. 努力を続けた理由(動機)

最初に結論を述べたあとは、努力を続けた理由(動機)を話しましょう。努力の背景にある動機を説明することで、単なる結果以上にあなたが今まで努力したことを伝えていきます。

たとえば、「勝利を目指すため」「仲間と一緒に成長したかった」などの動機を加えることで、自分が何を大切にし、どのように部活に取り組んできたかを具体的に伝えます。

動機を明確にすることは、目標に向かって粘り強く努力する姿勢や情熱が採用担当者に伝わりやすくなり、入社後も同じように目的を持って業務に取り組む姿が想像され、好印象を持ってもらえるでしょう。

3. 何を目指したのか(目標と課題)

動機を述べたあとの次は「何を目指したか(課題と目標)」を述べましょう。掲げた目標や課題を伝えることで、取り組みにおける自分の行動や目標に向けた姿勢が伝わりやすくなります。

たとえば、「全国大会でベスト8を目指した」「部員全員の力を底上げすることが課題だった」など、具体的な目標や課題を説明し、努力したことを話すと説得力が増します。

また、目標がはっきりしていると、採用担当者も成果や成長の過程を理解しやすくなり、話が伝わりやすくなります。このように「何を目指したか」を伝えることで、目標達成に向けて計画的に行動できる人物だと伝わるでしょう。

4. どのような行動をとったのか(取り組み)

目標と課題を示した次は、どのような行動を取ったのか(取り組み)」を具体的に述べましょう。どのような行動をとったのかを詳しく説明すると、目標達成のためにどのように努力し、どのような工夫や解決の方法に向けた取り組み方が伝わり、行動力をアピールできます。

たとえば、「毎日、自分の弱点を克服するために自主練習を行った」「チームメンバーの意見を取り入れながらチーム戦略を改善した」などの具体的な行動を示すことで、自己成長のプロセスや主体性がより明確に伝わります。

行動に対する成果がしっかり伝わると、採用担当者があなたの強みをイメージしやすくなります。

5. 目標に対してどうなったのか(結果)

行動まで述べたら結果が気になりますよね。そこで次は、「目標に対してどうだったか(結果)」を述べましょう。結果をしっかり伝えることで、目標に向けた行動がどのような成果を生んだかを客観的に伝えることができます。

例えば、「大会で優勝した」「目標としていた技術を全員が身につけた」など、具体的な結果を述べることで、採用担当者に自分の努力が実際にどのような成果として結びついたかを理解してもらえます。

結果があることで、目標達成までのプロセスに説得力が増し、アピールしやすくなります。たとえ、結果が目標通りでなくても、その結果から何を学び、どのように次に活かそうと考えているかを示すことで、成長意欲があることを伝えられるでしょう。

6. 経験から得た学びをどう活かすか(学び)

話の最後は経験から得た学びをどう活かすか(学び)を述べます。学びを通じて、ただ成果を得ただけでなく、そこから学んだことや今後に活かせるスキルが何かを伝えていきます。

たとえば、「チームワークの重要性を学び、どんな環境でも周囲と協力する姿勢を大切にしたい」「目標達成のために粘り強く努力する力を培った」などの学びを具体的に示すと、採用担当者に自分の成長と前向きな姿勢が伝わりやすくなります。さらに、入社後もこの学びを活かして貢献できることを伝えると企業に対する意欲が強く伝わります。

このように、得た学びをどう活かすかを述べることで、長期的な成長意欲と適応力をアピールできます。

【部活のガクチカ】スポーツ別のガクチカ例文13選

ここからは、ガクチカの例文を紹介します。

スポーツ別、学んだこと別役割別と3パターンで例文を紹介しますので、自分のガクチカの参考になりそうな例文を参考にして、オリジナルの例文を作成してみてください。

スポーツ別のガクチカ例文1:サッカー部

例文

私はチームで協力して目標を達成する重要性を学びました。 中学生から大学生の現在までサッカーを続けています。 昨年、普段から真面目に取り組む姿が評価され副キャプテンに指名されました。 チームの技術力は高かったものの、連携不足が原因で準決勝で敗退が続いていたため、改善に取り組むことを決意しました。 改善案としてミーティングで目標や課題を共有し、試合後の反省会で改善点を話し合いました。 さらに合宿を企画して交流を深めたことでコミュニケーションが活性化し、メンバー間の信頼関係が向上しました。 厳しい場面でも意思疎通を密に行うことで失点を防げるようになりました。

その結果、次の大会で初優勝を果たし、私自身もMVPを受賞しました。 この経験を通じてリーダーシップの難しさとコミュニケーションの重要性を実感しました。 入社後はチーム全員の力を合わせて目標達成できるよう努めたいです。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

部活をガクチカの題材にする場合は、自分もしくはチームの課題を明確にしましょう。 就活生が何を課題と考え、解決するためにどういった取り組みを続けたのか採用担当者が理解しやすくなります。

さらにサッカーのガクチカを詳しく知りたい方はこちら。

スポーツ別のガクチカ例文2:野球部

例文

私が学生時代に力を入れたことは、野球部で主将としてチームの総合力を上げることです。メンバーは着実に成長し、チームは全国大会出場も狙える状況にありましたが、私本人は大会前に怪我をしてしまいました。そこで私はチームのためにサポート役に徹することにしました。

チームは得点こそ取れるものの、失点が多いことが課題でした。そこで守備練習の改善提案や戦術のビデオ分析などを徹底して行い、課題を言語化し、全員に分かりやすく伝えた結果、大会では3番目に失点が少ないチームとなり、県大会で優勝を果たすことができました。

この経験を通じて、問題を発見し、解決するための方法を導き出す能力と、的確にメンバーをサポートする能力を身につけました。この能力を活かして、貴社においても、自身で問題を解決するだけでなく、的確に他のメンバーもサポートできる、頼れる人材になりたいと考えています。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

この例文の強みは、怪我をした後も主将としてサポート役に徹し、チームの課題解決に貢献した点が具体的に描かれている点です。
特に、守備練習の改善や戦術のビデオ分析を通じた成果が明確に示されており、将来の仕事にも活かせそうな、問題解決力の高さが伝わります。

さらに野球のガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

スポーツ別のガクチカ例文3:ラグビー部

例文

私は大学時代にラグビー部で全国優勝を目指し、その経験から課題解決能力とチームワークの重要性を学びました。 私の兄がラグビー部に所属しており、プレーする姿に感動したことがきっかけで私もラグビー部への所属を決意しました。 猛勉強の末、兄と同じ大学のラグビー部に入部しました。 私が全国優勝を目指したきっかけは、5年間優勝を逃しておりチームメイトと結果を残したいと強く思ったからです。 全国優勝に向けて練習後はミーティングを実施してチームと選手自身の課題を共有し、その解決策を翌日の練習に反映することで、チームの士気を向上させました。 チームワークが強化されたことで、少しの劣勢でも負けない精神が身につきました。

その結果、大学3年生で全国優勝を達成しました。 この経験をもとに、貴社の課題解決に向けて試行錯誤しながら積極的に行動し、チームの士気を高めることに貢献したいです。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

目標達成に向けて取り組んだ内容が明確に記載されているため高評価につながるガクチカです。 また採用担当者は学生時代の取り組みから将来性を判断するため、ガクチカの最後には将来どのように活躍するつもりかまで伝えましょう。

スポーツ別のガクチカ例文4:バスケットボール部

例文

私が大学時代に力を入れたことは、バスケットボール部でチーム全体の目標を達成することです。チームはベスト4という目標を掲げていたため、主将として何ができるか考え続け、取り組みました。しかし、ベスト4も狙える位置にいた大会直前に、エースのメンバーが怪我をしてしまい、出場できなくなってしまいました。そこで、総合力を底上げするために全体ミーティングを行い、土日の練習時間をそれぞれ30分増やすなど、集中して取り組み、チームが勝てるような雰囲気作りを心がけました。

これにより、団結力が今まで以上に強くなり、ベンチメンバー含めて最高のパフォーマンスを発揮でき、目標以上の準優勝という結果を残すことができました。この経験を通じて、チームワークの重要性とリーダーシップの発揮方法を学びました。貴社においても、困難に立ち向かう際、全員にアプローチし、メンバー全員で前向きに取り組める空気づくりをしたいと考えています。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

この例文の強みは、エースの怪我という逆境に対して、主将としてチームの団結力を強化し、準優勝に導いた点が明確に描かれている点です。
具体的な取り組みとその成果がしっかりと示されており、リーダーシップの発揮が伝わります。

さらにバスケットボールのガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

スポーツ別のガクチカ例文5:陸上部

例文

大学の陸上部で、チームである強みを活かした課題克服により大会で優勝することができた経験です。私は大会で勝つために、自分たちだからこそできる施策を考えて取り組みました。当初私は、自分の課題を自ら深堀して克服メニューを考えたり、仲間の課題を客観的にみて個人的にアドバイスをしたりしていました。

その中で、同じチームの仲間として多くの部員と切磋琢磨している環境をより活かせないかと考え、それぞれが自分の練習だけに打ち込むのではなく、課題が似ている者同士、全く課題が異なる者同士でペアやグループを組み、意見を言い合う特訓を提案し実行しました。

その結果、部員同士のコミュニケーションが増え、自分だけでは分からなかった課題が見つかり、それぞれの課題克服により特化した練習をすることができました。チームであることの強みを活かし個人の成長に繋げることができ、この経験を通して、他者を見て自分に当てはめることで、視野を広く、俯瞰的にものごとを捉える意識を養いました。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

この例文の強みは、陸上部での具体的な取り組みを通じて、チーム全体の成長に貢献した点がしっかりと描かれている点です。
特に、ペアやグループでの特訓という独自のアプローチ、そして工夫が成功に結びついた様子が伝わります。

さらに陸上のガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

スポーツ別のガクチカ例文6:水泳部

例文

私は学生時代に一人ひとりが目標に向かって努力する姿勢を浸透させることで、チームの目標達成に貢献しました。 私は幼少期から水泳を通じて、目標に向けて努力する重要性を学びました。 そして大学でも水泳を続け、チームメイトと関東大会に出場したいと考えました。 関東大会出場するためにチームメイトとの個別面談で目標設定を指導し、練習メニューを改善することで各自が努力しやすい環境を整えました。 また、合宿や自主練習を通じて交流を深め、チームの団結力を向上させました。 最初は個人記録にこだわっているメンバーがいました。

しかし、お互いにアドバイスしあうことでより早く成長できることに気がつき、協力してくれるようになりました。 取り組みを半年間継続した結果、チームとして関東大会出場を果たし目標設定や計画、団結力の重要性を実感しました。 この経験を活かし、貴社でも目標達成に向けた取り組みで貢献したいと考えています。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

ガクチカは学生時代の取り組みから仕事に活かせる経験があると伝えることが重要です。 水泳を通して自分は何を経験し、入社後はどういった活躍ができるのかきちんとアピールしましょう。

さらに水泳のガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

スポーツ別のガクチカ例文7:バドミントン部

例文

私が学生時代、力を入れたことはバドミントン部での活動です。私はこの経験を通じて、壁を乗り越える大切さを学びました。部活では、練習の成果が試合に表れにくいという課題がありました。緊張することで普段のプレイができないと考えた私は、以下の2つを意識して練習に取り組みました。

1つ目は、場数を踏むことで緊張に慣れることです。 私は、市内で開かれる大会や部活の練習試合には積極的に参加して試合に慣れていきました。
2つ目は、自分の技量を上げるために自主練を繰り返したことです。 部活の練習とは別に素振りやフットワーク、友人に付き合ってもらい技の練習などを行いました。

結果、最後の大会でよい成績を残すことはできませんでしたがこの経験を通して、粘り強さ、継続する力を培うことができました。この経験を活かし、入社後も様々な業務を積極的にあきらめず、続けていきたいと思いました。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

この例文の強みは、試合に臨む際の課題を克服するために、場数を踏むことと自主練習に取り組んだ具体的なエピソードが示されている点です。
努力の過程とそこから得た教訓がわかりやすく解説されています。

さらにバドミントンのガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

スポーツ別のガクチカ例文8:バレーボール部

例文

学生時代、バレーボール部でキャプテンとしてチームの結束力を高め、地区大会優勝を達成しました。 私は昨年、チームメイトからの推薦でキャプテンに指名されました。 そのためキャプテンとしてチームをまとめ、勝利に導く責任を感じるようになりました。 私は翌日からチーム全体で意見交換する時間を増やしました。 当初は練習終わりのみでしたが、気になる点があれば練習を止めて話し合いました。 バレーボールは全員でボールをつなぐ球技だからです。 控えメンバーやレギュラーといった立場に関係なく意見は積極的に取り入れ、練習方法を改善しました。 チーム全体で試合での戦術を練ることで結束力を強化しました。 一方で私がキャプテンに就任してからは意見が食い違うこともありました。

しかし、チームメイト全員が積極的に練習に取り組んでいる結果だと考えています。 この経験から得たリーダーシップと問題解決力を活かし、貴社でチームの目標達成に貢献したいと考えています。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

キャプテンとしての責任を果たしながらも、独りよがりにならずチームのために尽力した点が評価されるでしょう。 ガクチカは自分の経験や強みをアピールする時間ですが、自己中心的な文章にならないよう注意してください。

さらにバレーボールのガクチカを詳しく知りたい方はこちら。

スポーツ別のガクチカ例文9:ダンス部

例文

学生時代、ダンス部でリーダーとして一体感を高め大会優勝を達成しました。 私が所属しているダンス部には専属の振付師はいませんでした。 そのため全員が一体となって取り組む必要性を感じたからです。 まずは練習スケジュールを効率化しました。 振り付けや音源を決める時間と練習する時間、休憩する時間を明確に分けました。 今までは区切りがなかったためダラダラ練習することがありました。 ほかにもメンバーの意見を取り入れながらチームの一体感を高めました。 チームを良くするためには、さまざまな角度の意見を受け入れることが近道だと考えたからです。

ダンス部の経験からリーダーシップを発揮しチームの方向性を決める重要性とチームのバランスを取る大切さを学びました。 入社後はリーダーシップと調整力を活かし、1日でも早く貴社のプロジェクト成功に貢献したいと考えています。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

今回の例文はダンス部のリーダーとして得た経験に加えて実体験も記載されているため説得力があります。 また、リーダーシップと調整力の2点が強調されているため採用担当者が読みやすいガクチカです。

さらにダンスのガクチカを詳しく知りたい方はこちら。

スポーツ別のガクチカ例文10:テニス部

例文

私は大学生時代、テニス部で副キャプテンとしてチームの結束力を高めることに注力しました。 その結果、団体戦でベスト4の成績を収めました。 テニスは個人の技術向上とチーム戦略の両立が必要なスポーツです。 しかし、個人の技術にこだわるメンバーが多いのが現状でした。 私は普段の練習に加えて、メンバーへのメンタルサポートを始めました。 キャプテンの精神的負担を軽減する意味もあります。 最初は練習終わりの雑談から始めました。 サポートを始めてすぐは取り組み自体が時間の無駄になっていないか不安でしたが、徐々にメンバー同士の会話が増えコミュニケーションが円滑になりました。

メンバーのサポートに力を入れることで個々の技術向上とチームの結束力強化を実現しました。 団体戦では創部以来初のベスト4進出を果たし、チームが大いに盛り上がりました。 この経験で培ったメンバーを思いやる心を活かし、貴社の売上向上に貢献したいと考えています。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

仕事は成果を出す人とサポートする人に分かれます。 今回の例文はサポートに特化したガクチカのため、企業を支える部署や裏方と呼ばれる業種に応募した際に効果を発揮するでしょう。

さらにテニスのガクチカを詳しく知りたい方はこちら。

スポーツ別のガクチカ例文11:柔道部

例文

私は学生時代に柔道の練習に一番力を入れて取り組みました。 大学2年生の夏には膝の怪我を乗り越えて、県大会で準優勝を果たしました。 入院中に柔道ができない期間を過ごしたことで、自分は柔道が好きなんだと自覚し試合に挑む強い意志を持ったからです。 退院後は筋力を戻すためにリハビリと筋力トレーニングに取り組み、復帰後も全力で練習を続け、怪我前の体力を取り戻しました。 「絶対に試合に出場する」と覚悟を決めたことでつらいリハビリにも耐えられました。 また、家族やチームメイトの支えもあり、1か月を予定していたリハビリが3週間で終わりました。 当時は自分のことで精一杯でしたが今となっては支えてくれた人達に感謝しかありません。

この経験から培った粘り強さと挑戦心を活かし、貴社で困難なプロジェクトにも積極的に貢献していきたいと考えています。 さらに3年後にはチームリーダーに昇格できるよう精進するつもりです。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

仕事で成果を出すにはいくつもの困難やトラブルを乗り越える必要があります。 そのため今回のガクチカでは、実際のエピソードをもとに目標達成に向けて取り組む姿が強調されているため高評価につながるでしょう。

さらに柔道のガクチカを詳しく知りたい方はこちら。

スポーツ別のガクチカ例文12:吹奏楽部

例文

私は学生時代、吹奏楽部でパートリーダーとして活動し、コンクールで金賞を受賞する成果をあげました。 先輩たちが活躍する姿を目の当たりにし、自分たちも同じように輝きたいと考えたからです。 コンクールで優秀な成績を収めるために、チームの団結力を高めることから開始しました。 練習の進行管理やメンバーの意見を取りまとめ、全体の調和を図ることで、チームワークを強化しました。

さらに自分が担当するパート以外のメンバーと会話する機会を設け、お互いの努力が認識しやすいよう工夫しました。 普段とは違うメンバーと会話することで、いつもとは違った刺激が得られるため好評でした。 また、学業や家庭の事情で練習時間が多く取れないメンバーもいましたが、チーム全体でフォローすることで質を向上させました。 この経験から得たチームワークと調整力を活かし、貴社で今年から開始する新プロジェクトのメンバーに選ばれるよう努力したいと考えています。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

仕事を円滑に進めるには協調性やチームワークが欠かせません。 連携や協力を重要視する企業にエントリーした就活生は、今回のガクチカに近い内容を伝えることで高評価が得られるでしょう。

さらに吹奏楽のガクチカを詳しく知りたい方はこちら。

スポーツ別のガクチカ例文13:ラクロス部

例文

私はラクロス部で戦略立案に力を入れて取り組み、チームをリーグ戦2位に導きました。 私はラクロス部に所属していましたが体力的にレギュラーになるのが厳しいと考え、チームをサポートする役に回りました。 チームの勝率を上げるには戦略的なアプローチが欠かせません。 私は試合前の戦術ミーティングを主導し、相手チームの弱点を分析したうえで新たな作戦を提案しました。 最初は自分も同じフィールドで活躍したい気持ちがあり複雑でしたが、チームが勝つ姿を見れた時に自分のことのように嬉しかったです。

また、チームメイト1人ひとりの動きの癖を伝えることで作戦が相手チームから読まれにくくなるように努めました。 上記の努力を3か月継続した結果、チームの勝率が60%を超えリーグ戦2位に輝きました。 この経験で培った分析力と戦略的思考を活かし、貴社の成長に向けた新たな提案を行い、貢献したいと考えています。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

今回の例文はコンサルティングや企画職を目指す就活生に向いているガクチカです。 戦略の立案や分析する行為は企業でも同様のことが行われているため、入社後の姿が伝わりやすくなるでしょう。

さらにラクロスのガクチカを詳しく知りたい方はこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてご覧ください。

【部活のガクチカ】学んだこと別のガクチカ例文8選

次に学んだこと別のガクチカ例文を紹介します。

部活動のガクチカでアピールしやすい能力をピックアップしましたので、ぜひ当てはまるアピールポイントを探して参考にしてみてください。

学んだこと別のガクチカ例文1. リーダーシップ

例文

私は高校のサッカー部でキャプテンを務め、部員30名をまとめました。

特にチームの意識統一が課題だったため、定期的に個別ミーティングを実施し、全員が同じ目標を共有できるよう働きかけました。

その結果、大会では創部初のベスト4進出を果たしました。

入社後は、チームをまとめるリーダーシップを活かし、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

リーダーシップを伝える際は、チーム全体をどう導いたか、課題解決にどのように取り組んだかを具体的に述べることが重要です。

学んだこと別のガクチカ例文2. 協調性

例文

私は大学のバスケットボール部でチームの雰囲気を良くするため、定期的にメンバー同士の意見交換会を提案しました。

異なる意見がぶつかり合う場面でも、全員が納得できる解決策を見つけることを重視し、結果的にチームの絆が深まりました。

入社後は、周囲と協力しながら、チーム全体で成果を出せる職場環境作りに貢献したいと考えています。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

協調性は、異なる立場や意見をどうまとめたかをアピールすることで、より説得力を持たせられます。

学んだこと別のガクチカ例文3. 忍耐力と継続力

例文

私はテニス部で3年間毎朝の自主練習を欠かさず行い、苦手だったバックハンドを克服しました。

努力の結果、3年次にはエースとして地区大会優勝に貢献しました。

入社後は、この粘り強さを活かして、長期的なプロジェクトにも積極的に取り組みたいと考えています。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

忍耐力や継続力を示すには、具体的な努力の内容と、その結果得られた成果をセットで説明しましょう。

学んだこと別のガクチカ例文4. 計画力

例文

部活の合宿を企画する際、予算やスケジュールを立てて全体の運営を担当しました。

限られた予算内で、練習時間とリフレッシュのバランスを考慮し、結果的に部員全員が満足する合宿を成功させました。

入社後は、計画を立てて効率よく目標を達成する力を活かしたいと考えています。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

計画力は、具体的な行動や工夫、そして成果を明確にすることで、信頼性が高まります。

学んだこと別のガクチカ例文5. 問題解決能力

例文

私はバレー部で、メンバー間の対立が練習に影響を与えた際、全員で話し合う機会を設け、原因を分析しました。

その結果、互いに理解を深め、練習の質が向上し、目標の大会ベスト8進出を達成しました。

入社後は、問題を冷静に分析し、解決策を提案する能力を活かしたいと考えています。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

問題解決能力を示す場合は、問題点、解決策、そして結果を具体的に伝えることが重要です。

学んだこと別のガクチカ例文6. コミュニケーション能力

例文

私は部活の広報係として、新入生への勧誘イベントを担当しました。

部員全員と相談して役割を分担し、練習風景の魅力を伝える資料を作成しました。

その結果、前年より20%多い新入部員を迎えることができました。

入社後は、効果的なコミュニケーションを通じて社内外の関係者と連携を深めたいと考えています。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

コミュニケーション能力は、他者と連携して成果を上げた経験を具体的に挙げると効果的です。

学んだこと別のガクチカ例文7. 目標達成力

例文

私は陸上部で部員全員が目標を持てる環境を作るため、個別に目標を設定し、それに向けたトレーニング計画を立案しました。

その結果、部全体の記録が向上し、県大会出場者が前年の2倍になりました。

入社後は、チームとしての目標達成を目指し、主体的に行動したいと考えています。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

目標達成力を伝える際には、達成までのプロセスや成果を具体的に示しましょう。

学んだこと別のガクチカ例文8. 自己管理能力

例文

私は吹奏楽部で部内練習のほかに個人練習を毎日2時間継続し、全体練習では主にリーダーとして指導に徹しました。

このバランスを保つため、スケジュール管理を徹底し、県大会で個人賞を受賞しました。

入社後は、自己管理能力を活かし、仕事とプライベートを両立しながら成果を出したいと考えています。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

自己管理能力を示すには、日々の習慣や計画性、成果を合わせてアピールすることが効果的です。

【部活のガクチカ】役割別のガクチカ例文4選

最後に、役割別のガクチカ例文をご紹介します。キャプテンやマネージャーなど、特定の役割をもっていた場合はその役割に絡めたアピールをすることが可能です。

ただし、役割を持っていること自体はあまりアピールになりません。その役割としてどのような仕事をしたのかチームにどのような影響を与えたのか、という点に重きをおいてアピールをしましょう。

役割別のガクチカ例文1:主将の経験

例文

私は大学時代、野球部の主将としてチームの目標を共有に注力し、地方予選3回戦出場という成果を達成しました。 チーム内で目標意識に差があったため、共通の目標を掲げて成果を出すことを目指しました。 当初は試合に対するモチベーションや練習に対する熱量がメンバーによって異なったため、意識を統一させるのに苦労しました。 試合に勝つにはフィジカルトレーニングだけでなく、チーム内でのミーティングを重ねて目標を共有することが重要です。

少しずつ私の考えをメンバーに伝えていくことで、価値観を理解してくれました。 意識改革を始めてから半年経った頃から守備の連携が良くなり、個々のレベル向上も実現しました。 最後の大会では3回戦まで勝ち進むことができ、かけがえのない経験になりました。 この経験から得た目標共有の重要性を活かし、貴社でのコミュニケーションや情報共有に努めチーム力の向上に貢献したいと考えています。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

主将の経験は主体性やリーダーシップ、積極性といった多くの要素が一度にアピールできる題材です。 具体的なエピソードを通してどういった経験ができ、そこから何を学んだのかわかりやすく説明しましょう。

役割別のガクチカ例文2:副将の経験

例文

私が学生時代に力を入れたことは、フットサル部の副将としてチームの輪を保つことです。主将は部員で唯一小学校からフットサルに取り組んでいたメンバーであり、あまり多くを語らず、実力で示すタイプでした。しかし初心者も多かったことから、どのように練習や試合で動けば良いかわからず、困惑しているメンバーが多かったのです。

そこで私は徹底的にフットサルの戦術について分析するとともに、多くのメンバーに優しく声をかけ、どのように動けば良いのか一人ひとりマンツーマンでサポートしました。これにより半年後には皆が試合で効果的に動けるようになり、県大会出場は叶いませんでしたが、練習試合で勝利を収めることもできました。

貴社においては、この経験を活かして、チームに溶け込めないメンバーや業務に戸惑いを覚えているメンバーに寄り添い、サポートします。そして、円滑にプロジェクトを進められる人材を目指します。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

この例文の強みは、フットサル部の副将として初心者メンバーをサポートし、チームの戦術理解を深めた点が具体的に描かれている点です。
特に、戦術の分析とマンツーマンでの指導が効果的に伝わり、チームの成長が感じられます。

役割別のガクチカ例文3マネージャー経験

例文

学生時代は女子バレー部のマネージャー業務に力を入れて取り組みました。 チームをサポートする楽しさを実感し、リーグ優勝を共に喜びました。 友人に頼まれて始めたマネージャー業務でしたが、選手からの感謝を通じてサポートの楽しさを感じました。 最初はルールを覚えることに精一杯で選手1人ひとりにあったサポートができず、悔しい思いをたくさんしました。 それからはスキマ時間を有効活用し、バレーボールのルール本や選手の体をケアするために整体学に関する知識を深めました。

また、選手とのコミュニケーションも意識し自分から話しかけるようになりました。 その結果、自分にしかできないサポートで選手のプレーを支えることに成功しました。 チームがリーグ優勝を果たした時は、選手たちの勝利を一緒に喜び、サポートする役割の重要性を深く実感しました。 この経験をもとに、コンサルティングの仕事においてクライアントの利益を最大限にサポートしたいと考えています。

木下恵利

就活アドバイザー: 木下恵利

ガクチカでは具体的なエピソードを用いて、自分の経験や努力をアピールすることが重要です。 今回の例文では女子バレー部のマネージャーとしての成長過程を記載しているため、わかりやすい内容になっています。

役割別のガクチカ例文4:役職が特にない場合

例文

私はテニス部でムードメーカーとしてチームを鼓舞し、県大会で初の準優勝に導きました。 私は運動不足解消を兼ねて大学からテニスを始めました。 4年間で主将を始めとした役職ではなかったものの、積極的にボール拾いや声出しを行い、チームの雰囲気を常に明るく保ちました。 ほかにも、練習後にはメンバーと楽しく雑談することでコミュニケーションを活発にしました。 大会直前の緊張感が高まる中、メンバー同士の意見が対立したことがあります。

一触即発の状態となり緊張が走りました。 そこで私が第三者として間に入り、お互いの意見を聞き合うことでチームのモチベーションを維持しました。 特別な役職を任されることはありませんでしたが、自分なりに役割を考えチームに貢献できる方法があることを学びました。 この経験を活かして、貴社でもチームの輪を大切にし、意見対立の際でも職場の雰囲気を悪くすることなく解決に導きたいと考えています。

小玉 彩華

就活アドバイザー: 小玉 彩華

今回の例文は主体性を持って行動し、チームの勝利に貢献したことがよくわかるガクチカです。 また、具体的なエピソードが記載されているためテニスを通して何を学んだのかが明らかになっています。

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柴田貴司
(就活市場監修者/新卒エージェント本部幹部)

柴田貴司
(就活市場監修者)

ガクチカに高校時代の部活動経験を書いても良いのか迷う方もいるかと思いますが、結論問題ありません。ただし、大学時代の経験をアピールできず、また他の就活生との差別化が難しくなるというデメリットもあります。詳しくは下記の記事で解説していますので、気になる方はぜひ読んでみてください。

【部活のガクチカ】部活のガクチカNG例文3選

部活動での経験は就職活動で大いに活かせますが、伝え方を間違えると逆効果になりかねません。

自己PRや「ガクチカ」で失敗するケースとして、具体性の欠如や曖昧な表現、個人の努力を過剰に強調しすぎるものなどが挙げられます。

ここでは、NG例文を3つ紹介し、その問題点を解説します。

NG例文1: 具体性が不足している

NG例文

「私は部活で副キャプテンを務めました。この経験を通じて、責任感やリーダーシップを学びました。日々の練習ではチーム全体を盛り上げることを心がけ、全員で努力した結果、目標を達成することができました。」

問題点
この例文は具体性が欠けており、どのような行動を取ったのか、どのような成果を上げたのかが伝わりません。「責任感」や「リーダーシップ」といった抽象的な言葉に終始しているため、説得力が不足しています。また、「目標を達成した」という表現も曖昧で、具体的な達成内容が示されていないため、採用担当者に実力が伝わりません。

NG例文2: 自己中心的な内容

NG例文

「私はキャプテンとして、部員全員に厳しい指導を行いました。チームが勝つために私が全ての練習メニューを決め、指示を徹底した結果、チームは大きく成長しました。最終的に大会で優勝し、私のリーダーシップが成果を生み出したと感じています。」

問題点
この例文は、自分自身の行動や成果だけを強調しており、チーム全体での協力や他の部員の努力が無視されています。リーダーとしての役割はチームをまとめることにありますが、指導が一方的である印象を与えると、協調性や柔軟性に欠けていると判断されかねません。採用担当者に「一緒に働きたい」と思わせる印象を持たれにくい内容です。

NG例文3: 成果が不明確

NG例文

「私は3年間、部活の練習に一生懸命取り組みました。毎日誰よりも早くグラウンドに行き、最後まで練習を続けました。努力の結果、最後の大会では自分のベストプレーができ、とても満足しています。」

問題点
この例文は、努力した過程が詳しく説明されていますが、具体的な成果やチームへの貢献が示されていません。「満足している」という主観的な表現だけでは、採用担当者に実力やスキルが伝わらず、説得力に欠けます。また、チーム活動で得た能力や成果に言及していないため、部活経験のアピールとして不十分です。

【部活のガクチカ】アピールする際の注意点

ガクチカで部活をアピールするときには以下3つの注意点があります。

ガクチカを考えるときは注意点に気をつけながら採用担当者に印象を与えられる構成にしていきましょう。それぞれ、詳しく解説をしていきます。

結果だけではなく過程を含めてアピールする

部活をガクチカでアピールするときの注意点は、結果だけでなく過程を含めて伝えましょう。

採用担当者は、結果だけでなくそのなかにある努力や工夫、失敗からの学びを重視します。たとえば、「試合で優勝した」だけではなく、そのためにどのような課題があってどのような方法で解決し、日々どんな工夫をしたか、苦労を乗り越えたエピソードを盛り込む必要があります。

過程を具体的に説明することで、課題に対する粘り強さなどが伝わりやすくなり、結果に至るまでの努力や成長をしっかりとアピールできます。過程を含めて話すことで、あなたの人柄や働き方も理解してもらえるので、採用担当者に好印象を与えるでしょう。

専門用語を使わずに分かりやすく伝える

部活をガクチカでアピールするときは、専門用語を使わず分かりやすく言葉で伝えるように意識しましょう。

採用担当者は、その部活動に対して詳しくない場合が多いため、特定の競技の専門用語を使って話してしまうと、話が理解ができずに内容が入っていきません。部活のポジションや特別な練習方法について説明する際も、誰でも理解できるような言葉に言い換えるなどの工夫をしましょう。

専門用語を避けて説明することは、自分の伝えたい内容が相手に正確に届きやすくなり、論理的な伝達力があるとアピールもできます。

また、難しい言葉を簡潔な表現に言い換えることで、物事を分かりやすく伝えるスキルを示すことができ、採用担当者にも好感を持ってもらえるでしょう。

部活動以外でも活かせる能力をアピールする

部活をガクチカでアピールするときは、部活動以外でも活かせる能力を強調するといいでしょう。企業は、特定の活動だけでなく仕事や日常の場面でも応用できるスキルがあるとポイントが高くなります。

たとえば、「粘り強く目標を達成する力」や「チームで協力する姿勢」は、多くの業務で求められる力です。部活で培った能力がビジネスシーンでも役立つことを事例を交えて具体的につたえられれば、採用担当者に自分の価値を理解してもらい、実際の業務でも貢献できるイメージを持ってもらいやすくなります。

こうした視点を意識することで、部活の経験が単なる思い出ではなく、実社会で活かせる力であることを効果的にアピールできるでしょう。

【ガクチカで部活をアピール】部活のガクチカでよくある質問や不安

弊社は就活エージェントを運営しているため、様々な就活生の方をサポートしていますが、部活をガクチカとしてアピールしたい人も多いです。

その中でも多くの就活生の方からいただく不安や質問を厳選して紹介し、回答するため、ぜひ参考にしてみてください。

まず結論として、主将などの役職についていなくても全く問題ありません。

アルバイトの経験をアピールする人がバイトリーダーを勤めていた必要がないのと同じです。

役職がないからといって「チームのために行動をしない」という決まりはありません。

重要なのは、役職に関わらず、チームの一員としてどのように貢献したかを説明することです。

具体的なエピソードを交え、自分がチームのためにどのような努力をし、どのような工夫をしたかを詳細に伝えましょう。

例えば、練習方法の改善やチームメイトのサポート、モチベーションの維持など、役職がなくとも、できる貢献はいくつもあります。

これらの具体的な行動をアピールすることで、リーダーシップや協調性を示すことは十分に可能です。

結論として、特別な成果を挙げていなくても、全く問題ありません。

先ほど「主将などの役職についていなくても問題ない」と話したように、企業が重視するのは「過程」での努力や学びです。

どのような目標を立て、それに向けてどのような取り組みをしたのかを具体的に説明しましょう。

大きな成果がなくても、練習の工夫やチームの改善に寄与したことなど、小さな成功を具体的にアピールすることが重要です。

例えば、チームのために新しい戦略を考えたり、練習のクオリティをさらに向上させるための工夫を行ったりした経験があれば、それを分かりやすく伝えるだけで十分です。

部活の経験は仕事に十分に活かせるものです。

部活で培ったスキル、チームワーク、リーダーシップ、コミュニケーション能力、時間管理などは仕事においても大いに活用できるからです。

多くのメンバーで業務に取り組む際は、チームワークやリーダーシップ、コミュニケーション能力が重要ですし、限られた時間で成果を残す必要があるプロジェクトに取り組む際は時間管理の能力が重宝されます。

また、試合での役割分担はプロジェクトのタスク管理に似ています。

メンバーを適材適所に役割を割り振ることは、プロジェクトを円滑に進める上で重要です。

Point

また、練習で継続的な努力をしたことは、仕事の目標達成に向けてコツコツと取り組む能力としても応用できます。

特にIT業界など、日々学び続ける必要がある業界は多いため、継続的な努力ができることは十分なアピールとなるでしょう。

「確かに部活に力を入れて頑張ってはいたが、アピールになりそうなエピソードが思いつかない」という人も多いでしょう。

そのような場合は、練習や試合、ミーティングなど、様々な場面を切り取ってみて、経験を振り返ってみましょう。

その中で特に印象に残っている出来事を探してみてください。

特に、質問形式で自己分析を行うと効果的です。

例えば「最も努力したことは何か」「困難をどう乗り越えたか」「チームメイトに貢献したことは何か」「初めて挑戦したことは何か」など、自分に問いかけてみてください。

これにより、具体的なエピソードを見つけ出し、アピールポイントとして活用できる可能性があります。

失敗経験をどう書けば良いかわからない場合も、失敗そのものではなく「失敗から何を学び、どのように改善したか」を分析してみましょう。

失敗を乗り越えた結果、どのように成長したか、その後の成功体験を併せて書くことでポジティブな印象を与えられます。

例えば、練習でのミスから得た教訓や改善策を実行して成果を挙げたエピソードを具体的に説明することで、企業に対して自分の成長過程をアピールできます。

失敗から学んだことを強調して、それをどのように次に活かしたかを具体的に説明することで、前向きな姿勢と課題解決能力を伝えられるでしょう。

部活を途中でやめてしまった人もいるでしょうが、やめた理由を聞かれた場合、ネガティブな理由を避け、ポジティブな側面を強調するようにしましょう。

例えば「新しい挑戦を求めて他の活動に力を注ぐことを選んだ」「学業やアルバイトなど、他の重要な活動に集中する必要があった」など、前向きな理由を述べると良いです。

また、やめた後にどのようなことに取り組んだか、そこで得た学びや成長についても説明することで、やめたことが自分にとってポジティブな影響をもたらしたことをアピールすることができます。

これにより企業に対して柔軟性と前向きな姿勢を示すことができ、好印象を与えられます。

少なくとも、他のメンバーや監督などの悪口を長々と連ねるようなことは避けるべきです。

ガクチカが難しいと感じる人は作成ツールがおすすめ

ガクチカを1から作り上げるのは、なかなか難しいですよね。そこでおすすめするのが、就活市場のガクチカ作成ツールです。

質問に答えていくだけで、簡単に部活のガクチカの文章を作成することができます。

少しでも楽にガクチカを作成したいという方は、こちらのボタンから利用してみてください。

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【ガクチカで部活をアピール】まとめ

部活をモチーフにしたガクチカの書き方について解説してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?

大学での部活経験は「気力・体力」「チームワーク」「協調性」「チャレンジ精神」など様々な事をアピールできる格好のテーマです。今回ご紹介した作成のポイントを抑えておけば面接官の心に残るガクチカが作成できるはずです。

そしてそれは内定をグッと引き寄せてくれます。是非、あなたの魅力が十分に伝わるガクチカを作成してください!

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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