新卒の就活における二次募集って実際のところどうなの?

新卒の就活における二次募集って実際のところどうなの?

新卒で就活を行う際に意外に気になる二次募集。企業はなぜ二次募集を行うのでしょうか?本記事では、内定がまだない方が気になる二次募集について紹介していきます。

山下佳佑
監修者

大学卒業後、大手人材会社に就職し、新人賞、MVPを受賞。その後、さらなるキャリアステップのため、ベンチャー企業にて人材コンサルティング事業部の立ち上げを行う。キャリアアドバイザー、採用コンサルタントを兼務し、1000名以上の学生と面談を実施し、100社以上の企業の採用コンサルティングを実施。また、就活セミナーの講師として、就活生に対して就活のノウハウも提供し、就活生、企業の目線から最適なアドバイスの提供を行う。

どうして二次募集をするの?

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二次募集を行う理由は企業によってさまざまですが、一般的に一次募集で集まらなかった人材の確保という場合が考えられます。

採用人数が多い企業の場合

採用人数の多い大企業では、新卒の採用を1クールで行うことは非常に難しいため、2回以上に分けて行います。

同じ業種に人気の企業があると学生も人気企業に流れがちですので、ブランド力の強い企業でない場合はわざと2回に分けて採用を行うことで優秀な人材を確保しようとします。

不人気業界の場合

内定を出しているにも関わらず学生が辞退することが多い人気の薄い業界や企業では、他の企業の採用が一旦落ち着いた頃を見計らって不足分を二次募集で補うという方法を取っています。

ただ業界自体が不人気というだけで魅力的な企業も多いため、まだ内定がない方は狙い所になります。

留学や部活を行っていた人が採用ターゲットの企業の場合

留学スポーツに熱中していた人材を求める企業では夏以降に採用試験を行うところが多いです。

求める人物のレベルは他の会社よりも上がるのですが、なぜ後半に採用しているのかと疑問に思うような企業がたくさんありますので、もし留学や部活で就活が出遅れてしまった場合は、狙い目になります。

二次募集のハードルは高い?

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二次募集の採用枠で着目すべきは、一次募集の際に内定を出した顔ぶれから判断してその中に足りない人材を二次募集の枠で埋めていくことです。

例えば営業タイプが欲しい場合や、変り種の人材が欲しい場合など、二次募集で求められるタイプには偏りが見られることが多くあり、判断基準がわからない学生側にとっては不利に働くことも多いでしょう。

一次募集で採用したレベル以上の人材でないと採用しないということもあり得ますので、こういったことから判断しても二次募集はハードルが高いといえます。

留学していた人やスポーツをしていた人を優先的に採用する企業もあるため、一般の学生にとっては狭き門になります。

一方で、中身を重視した採用が行われる傾向もあるため、自分のユニークポイントを把握している人にとっては、二次募集は大きなチャンスであるといえるでしょう。

一次募集でだめだった場合に二次募集でも応募できる?

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一次募集でだめだった企業の二次募集を見ると、もう一度挑戦したいという気持ちはよくあるでしょう。

しかし一次募集を通過できなかったというのは、企業の採用基準に満たなかったと言うことですので、二次募集で採用される確立は極めて低いと考えられます。

募集要項にも一度採用試験を受けたことのある人の再度応募はできないと記されていることも多いでしょう。

新卒の就活で一度だめだった企業には縁がなかったと思うようにするのが最善です。

どうしてもその企業で働きたい場合は、何年か後に転職活動を行い中途採用に応募できるという可能性もありますので、将来的には不可能ではないと考えましょう。その企業で働くことを目標にその企業が求めるスキルを別の企業で十分に磨きましょう。

二次募集で採用を勝ち取るには?

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二次募集では「どうして二次募集に応募しているのか」というのが内定を左右する大きなポイントになります。

ポイント
  • 留学していたため
  • スポーツや研究に打ち込んでいたため

というような理由は二次募集において非常に有効になります。

そのような学生に二次募集で差をつけるには

ポイント
  • 実際に就活をしている中で本当にやりたい仕事がみつかった
  • 就活をしている最中にその企業を知った

などのように、この仕事ではないといけないという熱意を伝えるのが重要です。

また、二次募集の頃にもなると、就活で多くのことを経験しているので、一次募集の時に培われた経験を活かし、再度自分を見つめ直すことをおすすめします。

応募書類にもこれまで以上に工夫をこらし、話し方表現方法など多くの引き出しを増やすことで、この企業で働きたいという意思を企業に伝えることが出来れば、難関の二次募集でも内定につながります。

内定を獲得して就活を終わらせるために

二次募集があるとはいえ、進め方を間違えてしまうと内定獲得までかなり時間がかかってしまうこともあります。

二次募集で上手く内定を獲得するには、一次募集以上に計画的に、そして戦略的に就活を進めなければなりません。

一次募集で上手くいかなかった人は特に、今までの失敗を活かして再スタートを切りましょう!

ここでは二次募集で上手く内定を獲得したい!という方に向けて、内定獲得のコツをお伝えします。

中小企業やベンチャー企業も見てみよう

大手企業の追加募集は基本的に、内定辞退者が出て募集人数を割ってしまったときの調整としての役割が大きいです。

したがって、追加で募集する人数はごくわずか。大手企業の追加募集だけを狙うのはリスクが高いと言わざるをえません。

実は、みなさんがまだ出会っていない中小企業ベンチャー企業のなかにも素晴らしい企業はたくさんあります。

大手企業よりも規模が小さいために、一人あたりの仕事の裁量が大きいなど、大手企業にはない良さがあるためです。

ぜひ、中小企業やベンチャー企業など、今まで見ていなかった企業にも積極的に目を向けてみてください。

就活アドバイザーに相談しよう

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二次募集をしている企業を自力で効率よく見つけ出すのは、かなり骨の折れる作業です。

どこを探せばいい企業に出会えるのかがわからず、困っている方も多いのではないでしょうか?

そんな悩みを抱えているなら、一度就活エージェントに相談してみましょう!

就活エージェントは就活のアドバイザーです。

あなたがやりたいことをベースに、あなたにピッタリの企業を紹介します。

就活市場では、みなさんの就活をサポートしています!ぜひお話を聞かせてください。

二次募集でも諦めずに挑戦し続けましょう!

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新卒の就活において二次募集は企業が必要とする人材が学生側にわかりづらかったり、的を絞った学生の採用を行ったりすることから、難易度は高いと言えます。

しかし、これまでの就活の経験を活かして、一次募集以上に落ち着いた態度で臨むことも可能です。

自分を見つめ直すことで本当に就職したい企業や、やりたい仕事が明確になっているという点から見ても、これまで以上に企業に仕事への熱意をアピールすることができます。

あなたも内定がないから就職できないと諦めるのではなく、二次募集に全力で望むようにしましょう。

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