- 二次募集とは、就活における追加募集のこと。
- 二次募集は採用枠がまだ埋まっていない企業が実施することが多い。
- 二次募集だからといって不利になることはなく、むしろ内定までが短いこともある。
新卒で就活を行う際に意外に気になる二次募集。
二次募集には、どのようなものかを理解して有効活用することで、一気に内定獲得まで近づくことができる大きな魅力があります。
- 二次募集と一次募集、追加募集の違い
- 二次募集をする企業の特徴
- 二次募集をしている会社の探し方
- 二次募集で内定を獲得するための対策方法
この記事では、二次募集とはどのようなものなのかを徹底解説していきます。
また、実施している企業の探し方や応募時期、二次募集で内定を獲得するためのポイントも紹介していますので、ぜひ今後の就活の参考にしてください!
目次[目次を全て表示する]
【就活】二次募集とは?
二次募集とは採用活動で企業が行う追加募集のことです。
企業は1年ごとに採用計画を立てて採用活動を行っていますが その採用計画目標を満たせなかったり、内定辞退者がいた場合に行われます。
そのため、一次募集とは異なり、必ず行われるとは限らない点が、二次募集の大きな特徴と言えます。
「追加募集」との違いは?
就活には「追加募集」というものもあります。追加募集とは、企業が採用枠を広げた際に行われる、追加での選考のことです。
二次募集と違う点は、追加募集の場合は、採用枠そのものが広がっているという点です。二次募集がもともとの採用枠の補充のために行われるのに対して、追加募集はもともとの採用枠プラス追加募集枠が設けられる点が違いです。
どちらも採用枠はさほど多くなく、油断できないのは変わりありません。
二次募集は「夏採用枠」「秋採用枠」などと呼ばれることもある
二次募集は、企業によっては「夏採用枠」「秋採用枠」などと呼ばれます。
二次募集という表現では、一次募集に比べて不利だと感じてエントリーをやめてしまう学生も少なくありません。
そこで、夏限定、秋限定の採用枠として選考活動をアピールすることで、エントリーする学生の数を増やそうと考えているのです。
もともと夏採用枠、秋採用枠として採用枠を確保している場合もあります。
どのような目的であれ、夏採用、秋採用という言葉を目にしたら二次募集を実施している企業ではないかと考えてさらに調べてみましょう。
二次募集で一次募集で落ちた企業に再応募できるかは要確認
一次募集で落ちてしまった企業が二次募集を実施していることも少なくないでしょう。
しかし、再応募できるかどうかは必ず確認をしてください。
募集要項や求人票に「再応募可能」という旨の言葉が書いてあれば問題ありません。
しかし、無記載の企業や「再応募不可」という旨が記載されている企業も多いです。
再応募ができなさそうな場合は、潔く諦めましょう。
無記載の場合は、もし二次募集で再応募をしたい場合は必ず採用担当に直接確認をとりましょう。
メールや電話などの手段が無難です。
【就活】二次募集が不利と言われるのはなぜ?
二次募集は、一次募集に比べて不利だと言われることがあります。しかし、実際のところは不利ではありません。
ただし、採用枠が少ない点には注意が必要です。
二次募集の採用枠で着目すべきは、一次募集の際に内定を出した顔ぶれから判断して、その中に足りない人材を二次募集の枠で埋めていくことです。
例えば、営業が欲しい場合や、変り種の人材が欲しい場合など、二次募集で求められるタイプには偏りが見られることが多くあり、判断基準がわからない学生側にとっては不利に働くことも多いでしょう。
一次募集で採用したレベル以上の人材でないと採用しないということもあり得ますので、こういったことから判断しても二次募集はハードルが高いといえます。それゆえに「一次募集と比べると二次募集は不利だ」と言われやすいのです。
留学していた人やスポーツをしていた人を優先的に採用する企業もあるため、一般の学生にとっては狭き門になります。
一方で、中身を重視した採用が行われる傾向もあるため、自分のアピールすべきポイントを把握している人にとっては、二次募集は大きなチャンスであるといえるでしょう。
一次募集で落ちた企業は二次募集でも落ちる?
もし一次募集で落ちた企業に二次募集で応募できたとしても、何も対策をしなければまた落ちてしまうでしょう。
一次募集のときに落ちた理由を分析して、その原因に対する対策を徹底的に行いましょう。
企業の採用担当も、一次募集で落ちた学生であることは承知をしています。
一次募集で落ちたのにも関わらず、二次募集にも応募をしたその高い志望度をどうアピールするか、戦略を立てることも大切です。
【就活】二次募集と一次募集との違い
二次募集が一次募集と異なるのは主に募集人数や倍率などです。
また、そのほかにも違いがあるので確認していきましょう。
二次募集の方が募集人数が少ない
二次募集は採用目標人数に対し不足した人数を補う為に行われます。
そのため、一次募集に比べて募集する人数は少なくなる傾向にあります。
また、二次募集は一次募集に比べて就活生からの認知度が低いので応募人数が少ないこともあります。
そのため、人気な大手企業を除くと一次募集に比べて倍率が低くなることが多いです。
これらの違いを把握したうえで二次募集に応募すると良いでしょう。
小玉彩華
二次募集だけに賭けるのはおすすめしません。採用枠が少ないので、内定を獲得する前に採用が締め切られてしまう可能性もあるためです。一次募集の企業も並行して受けていくようにしましょう。
二次募集の方が競争率は低め
二次募集の特徴として競争率が低いという特徴があります。
その理由は、二次募集が始まる時期に関係があります。
二次募集は一次募集を締め切ってから行われることが一般的なため、既に就活を終えている学生が多い時期です。
ほとんどの学生は一次募集のみを受けて就活を終了します。その中で二次募集はとても大きなチャンスといえます。
すでに就活を終えている就活生は、当然、二次募集の応募をしないため、一般的には競争率は低くなる傾向にあります。
内定が無い場合には、二次募集への応募も視野に入れて動くと内定を獲得できる可能性があります。
小玉彩華
二次募集は一次募集よりも募集人数が少ないです。
二次募集は、元々設定していた採用人数に満たなかった人数を埋めるために行われるものです。
企業にとって二次募集対応は追加コストになるので、辞退者の発生も加味したうえで、多めに内定を出すことが一般的です。
そのため一次募集で100名単位で募集をしていた会社でも、二次募集では1-5名程度の募集を行うことが多いです。
大手企業や人気企業の場合、数名の募集に対して応募者が殺到することがあり、倍率が高くなるケースもあります。
二次募集の方が面接で深掘りされやすい
一次募集に比べて、二次募集の方が面接で深掘りをされやすいという特徴があります。
企業は二次募集で採用を終えたいと考えています。
よって、二次募集にエントリーしてきた学生の中からできる限り優秀な学生を採用して、採用枠を埋めたいと考えているのです。
学生のポテンシャルを見抜くためには、どうしてもより深掘りをする質問が必要です。
そのため、二次募集では一次募集よりも面接で深掘りされやすくなります。
想定質問集などを参考にして、どんなことを聞かれる可能性があるのか徹底的に調べて準備しましょう。
二次募集では、一次募集よりも面接で深掘りをされます。
例えば部活の話題にしても、なぜその部活を始めたのか、どのようなポジションで、どのような存在だったのか、細かく聞かれることになるでしょう。
自分が話そうと思っているエピソードを見返してみて、どんなところが突かれそうか、面接官になったつもりで考えてみましょう。
【就活】二次募集を行う企業の特徴とは?
二次募集は一次募集が終わった際に採用人数が足りない会社が行うものですが、会社の種類は多岐に渡ります。
人気企業であっても、採用したい人数が多い場合には、採用目標人数に到達できておらず、二次募集を行うことがあります。
小玉彩華
業界最大手の企業や上場企業が新卒就活生の二次募集を行っていることも少なくありません。しかし、そもそも内定獲得のハードルが高いために定員を割ってしまった、というケースもあるので十分に選考対策をしましょう。
また、採用したい人数が少ない企業でも、選考のハードルが高かったり、応募者が少ない企業の場合は、採用目標に達していない場合は、二次募集が行われます。
二次募集を行う企業は様々で、一概にこれとは言えないということを押さえておきましょう。
採用人数が多い企業
採用人数の多い大企業では、新卒の採用を1クールで行うことは非常に難しいため、2回以上に分けて行うことが多いです。
競合他社に人気の企業があると、学生がそちらに流れがちなため、ブランド力の強い企業ではない場合、わざと2回に分けて採用を行うことで優秀な人材を確保しようとします。
もともと二次募集を予定している企業の場合は、二次募集でも十分な採用枠を設けている可能性が高いです。しかし、採用枠数を公にしている企業は無いため、あくまでベストを尽くしましょう。
あまり人気ではない業界
内定を出しているにも関わらず、学生が辞退することが多い人気の薄い業界や企業では、他の企業の採用が落ち着いた頃を見計らい、不足分を二次募集で補うという方法を取っています。
ただ業界自体が不人気というだけで魅力的な企業も多いため、まだ内定がない方は狙い所になります。
小玉彩華
内定がなくて焦っている、という方はできるだけ業界、業種を広げてみるようにしましょう!思ってもみなかった企業との出会いや、違う業界だけど似たような業務内容の企業などが見つかる可能性も少なくありません!/p>
求める学生を絞っている企業
留学やスポーツに熱中していたという人材を求める企業では夏以降に採用試験を行うところが多いです。
求める人物のレベルは他の会社よりも高く、難易度は上がりますが、留学や部活の経験をうまくアピールすることで納得して就活を終わらせられることでしょう。
企業ごとに求める人物像には、ざっくりといえば「ガツガツ系」「サッパリ系」などがあります。ここにマッチしていないと、その企業に入社することができたとしても、ミスマッチとなって早期に離職、転職活動を余儀なくされる、なんてことになってしまいます。
通年採用を行っている企業
特に募集時期を定めずに採用活動を行う企業において、二次募集が行われることもあります。
そのような会社は、時期を定めて二次募集を行っているケースや、一次募集以降は年中採用活動を行っているケースなど様々なパターンがあります。
通年採用を行っている企業は、IT系の企業や営業職をメインとしている企業に多いです。
一次募集後に欠員が出てしまった企業
一次募集で採用枠を全て埋めることができたものの、採用後に内定辞退をする学生がいたことによって欠員が出てしまうことがあります。
欠員が出てしまった企業は、もし採用枠を全て埋めたいと考えていた場合、二次募集を実施することになります。
欠員が出てしまって二次募集枠が開かれた企業の場合は、二次募集で採用する人物は一次募集で内定辞退をした学生よりも優秀な人材が良い、と考えている場合が多いです。
そのため、一次募集よりも内定獲得のハードルが上がっています。
人気企業だが急遽二次募集を行っている、という場合は油断せず完璧になるまで選考対策をしましょう。
【就活】二次募集への応募はどんな人におすすめ?
ここまで、二次募集とはどんなものかを解説してきました。
それでは、二次募集とはどのような人が応募するものなのでしょうか?
結論から言ってしまえば、内定を持っていても持っていなくても、応募して問題ありません。
しかし、その中でも二次募集への応募がおすすめな人がいるので、詳しく解説していきます。
持ち駒が無くなってしまった人
持ち駒が無くなってしまった人は、二次募集を積極的に活用すべきです。
二次募集は一次募集で就活を終えられなかった人にとっては絶好のチャンスです。
一次募集のときはスケジュールが被って受けられなかった企業や、自分が就活を始めたタイミングではいったん募集を締め切っていた企業も、二次募集を行っている可能性があるためです。
いまどこにもエントリーをしていない人は、この穴場を狙わない手はありません。
小玉彩華
持ち駒がなくなったら、ぜひ二次募集を活用しましょう!一次募集で受けられなかった企業も二次募集を行っていることがあります。
内定がない人
いま内定がない、という人は、二次募集に積極的にエントリーしましょう。
二次募集は採用枠こそ狭いものの、一次募集に比べて競争率が低いです。
一次募集と比べて内定率が高い、というわけではなく、面接を通過する難易度が下がっているわけではありません。
しかし、ライバルが少ない分内定を獲得できる可能性は広がっています。
二次募集は採用枠が少ないものの、競争率が低いという利点があります。
競争が少ない分、自分の強みをよりアピールしやすい環境ですので、しっかりと準備をして挑みましょう。
就活を早く終わらせたい人
就活を早く終わらせたい人は、二次募集への応募がおすすめです。
二次募集では、企業が採用活動を早く終わらせたいことも多く、入社意欲がある学生を短いスパンで採用して終わることがあります。
そうでなくても、一次募集よりもスピード感が早いことが多いので、意識的に二次募集の企業を探してみても良いですね。
小玉彩華
特に、あなたが強い興味を持っている企業や業界の場合、志望度が強いとしっかりアピールすることで、他の就活生よりも高い評価を得られ、企業側も早期に内定を出して採用活動を終了させたい、と感じてくれる可能性があります。
留学や部活動、ゼミ活動により就活のスタートが遅れた人
留学に行っていた、部活動やゼミ活動に打ち込んでいた、などの理由で就活のスタートが遅れてしまった人は、二次募集に積極的にエントリーしてほしいです。
先述した通りに、二次募集を行う目的のひとつに、一次募集の時には就活を開始していなかった優秀な学生を採用したい、というものがあります。
そのため、企業側が探している人物像にマッチしている可能性が高い、留学や部活動、ゼミ活動で就活のスタートが遅れた人は、二次募集枠を狙ってエントリーしてみるのもおすすめです。
【就活】二次募集の就活スケジュールはいつから?
会社の規模間により変化する傾向がある
大企業は7月から、中小企業は9月からが多い
二次募集の時期は、企業の規模により異なります。
一次募集が早めに終わる大企業の方が募集開始が早いため、締め切りも早いことが多いです。
スケジュール感としては大企業だと7月から、中小企業だと9月ころから行われる傾向になります。
二次募集といっても、必ずしも就活後半の時期に行われるとは限りません。
自分の行きたい業界、企業がある場合は、必ず事前に一次募集の締切日を確認して、ある程度二次募集のスタート時期を予測しておきましょう。
また、昨年の選考データなども参考になる場合があるので積極的に調べましょう。
また、内定までの期間は大企業、中小企業に問わず1〜2か月程で行われる傾向にあります。
会社によって二次募集のタイミングや有無は異なるので、気になる会社の情報は逐一確認するようにしましょう。
一次募集よりも選考の期間が短め
二次募集の選考期間は一次募集に比べてかなり短くなる傾向にあります。
例えば、一次募集では内定までに3か月程度かかるのが一般的ですが、二次募集は1か月程度で終わることも多いです。
二次募集の期間は思ったよりも短く、まだ大丈夫だろう、と思って一次募集の企業の選考を進めていたら、二次募集の企業へのエントリー期限が過ぎてしまっていた、なんてことがないよう注意しましょう!
理由としては二次募集が、一次募集が終わってから4月までの短い時間の無い中で採用人数を合わせるために行われるものだからです。
選考時間の確保が難しいだけではなく、他社で内定が出てしまうリスクなどもあるので短い期間で選考が行われていきます。
【就活】二次募集を行う企業の探し方4選
二次募集を行う会社の探し方はインターネットでの検索やエージェントに確認する方法があります。
基本的には一次募集をしている会社を探す方法と大きな差はありません。
自分に合った探し方で進めていくようにしましょう。
また、求人が偏る可能性があるため、様々なパターンの方法で探すことがオススメです。
インターネットで検索する
インターネットで「二次募集 ○○業界」「二次募集 募集中」などと検索することで、二次募集をおこなう企業を探すことができます。
小玉彩華
検索スキルは就活においてとても大切です!一度検索して出てこなくても、何度か検索条件や言葉を変えて試してみることで、二次募集を行っている企業が出てきます。
一次募集の情報が多くヒットしてきてしまうため、【二次募集】という単語をつけて検索する方が効率が良いです。
二次募集の有無が公表された後に、スケジュールが発表される傾向にあるので、定期的にインターネットで検索してみると良いでしょう。
「二次募集」という言葉を使っていない企業もあります。また、就活エージェントの紹介限定で二次募集を行っている、という企業もありますので、このあと紹介する方法も積極的に活用しましょう。
ナビサイトを活用する
マイナビやリクナビなどのナビサイト上でも二次募集を行う企業の求人を見つけることができます。
企業の一次募集の記載があった募集ページに情報が追記されることが一般的ですが、サイトによっては二次募集をまとめた特設ページがある場合もあります。
小玉彩華
ナビサイトを使用する際には、弱点もしっかり理解しておきましょう。それは、企業の募集要項や求める人物像が文面だけでは分かりずらい点です。エントリーする際には受けたい企業のホームページも併せて確認しましょう。
また、二次募集が開催された際にアラートが届く仕様のものもあります。
二次募集の応募を検討している会社がある場合はお気に入り登録などをして、定期的に確認すると効率的に探すことができます。
大学のキャリアセンターを利用する
大学のキャリアセンターに二次募集の求人が届いていることもあります。
二次募集用に採用サイトを変更したり、ナビサイトに出向するとなるとコストがかさむためキャリアセンター経由で募集を進める会社もあります。
普段から採用している大学のキャリアセンターへ求人を出すことも多いです。
二次募集に参加したいと考えている方はインターネットなどで検索するだけではなく、通っている大学のキャリアセンターにも足を運んでみてください。
就活エージェントを活用する
就活エージェントから情報収集する方法が最も効率が良いです。
就活エージェントに情報が入った段階で共有してくれるので、定期的に検索などの行動を起こす必要がなくなります。
一方で、エージェント会社で連携している企業の二次募集の情報しか手に入らないため、情報が偏る可能性があります。
エージェント経由で情報収集をする場合には、利用するエージェント会社を増やすなどの対策がオススメです。
大手企業の追加募集は基本的に、内定辞退者が出て募集人数を割ってしまったときの調整としての役割が大きいです。
したがって、追加で募集する人数はごくわずかであることが多いです。
そのため、大手企業の追加募集だけを狙うのはリスクが高いと言わざるをえません。
実は、みなさんがまだ出会っていない、中小企業やベンチャー企業のなかにも素晴らしい企業はたくさんあります。
【就活】二次募集で内定を獲得するには?
二次募集では「どうして二次募集に応募しているのか」というのが内定獲得を左右する大きなポイントになります。
- 留学していたため
- スポーツや研究に打ち込んでいたため
というような理由は二次募集において非常に有効になります。
そのような学生に二次募集で差をつけるには
- 実際に就活をしている中で本当にやりたい仕事がみつかった
- 就活をしている最中にその企業を知った
などのように、この仕事ではないといけないという熱意を伝えるのが重要です。
小玉彩華
二次募集では、内定を獲得しているが二次募集にも挑戦している学生もライバルになります。どのように自分自身をアピールできるか、が二次募集の鍵になってくるのです。
また、二次募集の頃にもなると、就活で多くのことを経験しているので、一次募集の時に培われた経験を活かし、再度自分を見つめ直すことをおすすめします。
応募書類にもこれまで以上に工夫をこらし、話し方や表現方法など多くの引き出しを増やすことで、この企業で働きたいという意思を企業に伝えることが出来れば、難関の二次募集でも内定につながります。
二次募集の情報を集めて早めに応募する
まずは二次募集の情報を積極的に集め、応募したいと感じた企業があればできる限り早めに応募をしましょう。
企業は採用活動を早く終えたいと考えています。
そのため、二次募集は締切が意図せず早いことも少なくありません。
二次募集の応募はできる限り早めに行うことで、内定獲得のチャンスを逃さない様にしましょう。
二次募集に応募した理由を整理する
面接時に「なぜ二次募集に応募したのか」と聞かれることが多いです。
ただ就活をサボっていたために二次募集までもつれこんでしまった、という内容を話しても内定を獲得できるわけがありませんよね。なぜ二次募集でエントリーしているか、という点はとても重要なのです。
理由は「留学していた」「公務員試験を受けていた」「一次募集の締め切りに間に合わなかった」など様々なので整理しておきましょう。
基本的にはネガティブな理由ではなく、ポジティブな理由であることが重要です。
ネガティブな理由で二次募集に応募している場合でも、ポジティブな方向に言い換えるか、別な理由を話すようにしましょう。
説得力のある志望動機を作る
二次募集は一次募集以上に、志望動機の説得力が求められます。
理由としては、企業は内定辞退を避けたいからです。
小玉彩華
企業にとって、追加募集である二次募集で内定辞退を出されてしまえば本末転倒になります。
採用コストや採用スケジュールに限界があるので、企業はより熱意が高く、入社する見込みの高い学生に内定を出したいと考えています。
そのため、志望動機は一次募集に比べて綿密に作りこんでいくことが重要になります。
これまでの選考を振り返る
二次募集に受かるにはこれまでの選考での反省点を改善することが重要です。
二次募集は一次募集に比べて採用人数が少なく、倍率が高くなる可能性があるためです。
小玉彩華
先ずは、一次募集でその会社を受けなかった理由や、まだ採用活動を継続している理由を明確にしましょう。そしてそれができた、という人から次の選考対策に進むのがおすすめです。
その次に一次募集の結果を振り返り、対策を練ることが重要です。
自分のどこが良かったか、どこを改善すべきだったかを整理し二次募集に活かすと良いでしょう。
過去の選考を振り返ることは二次募集に限らず重要です。なかなか面接を通過できない、という人は入室から退室までをできる限り具体的に思い出してみて、客観的に自分の姿はどうだったかを考えてみましょう。
面接対策を徹底的にする
ここまでで、二次募集に応募した理由から志望動機を作成し、自分の苦手な部分を洗い出してきました。
最後に、それらを全て踏まえた上で模擬面接などを使って面接対策を徹底的にやりましょう。
面接の合否は、経験値で左右されます。
どれだけ面接慣れしているか、マナーができているか、質問を想定できているかが、内定獲得の鍵を握っています。
模擬面接などを積極的に利用してみてください。
二次募集をしている企業を自力で効率よく見つけ出すのは、かなり骨の折れる作業です。
どこを探せばいい企業に出会えるのかがわからず、困っている方も多いのではないでしょうか?
そんな悩みを抱えているなら、一度就活エージェントに相談してみましょう!
就活エージェントは就活のアドバイザーです。
あなたがやりたいことをベースに、あなたにピッタリの企業を紹介します。
就活市場では、みなさんの就活をサポートしています!ぜひお話を聞かせてください。
【就活】二次募集で内定を獲得する志望動機の例文5選
最後に、二次募集で内定を獲得するための志望動機の例文を5つ解説します。
二次募集では、どれだけ具体的で説得力のある志望動機を伝えられるかどうかがとても大切です。
ここでは、パターン別に志望動機の例文を紹介しますので、ぜひ選考対策に役立ててください。
一次募集で内定を獲得できなかった人向けの例文
一次募集で内定を獲得できなかった人は、なぜ一次募集でも就活をしていたのに二次募集にもエントリーしているのか、とういう部分に説得力を持たせることが大切です。
私は、貴社の一次募集にもエントリーしましたが、内定を獲得することができませんでした。しかし、貴社で働きたいという気持ちは変わらず、再度エントリーさせていただきました。一次募集での選考を通じて、自分の弱点を知り、自己分析をさらに深めました。また、貴社が求める「成長を望む人」という人材像に一致する人材になれるよう、プレゼンテーションスキルを向上させるためのセミナーに参加したりと、努力を続けてきました。私は貴社が成長し続けるために全力を尽くしたいと考えております。
公務員試験で就活が遅れた人向けの例文
公務員試験で就活が遅れたという人は、公務員試験を諦めて民間企業の二次募集を受けることにした理由を丁寧に伝えられる様にしましょう。
私は、公務員試験に挑戦していたため、就活の開始が遅れました。しかし、公務員試験を通じて、自分の適性や興味関心が民間企業に向いていることに気付きました。特に、貴社の社会貢献活動や企業理念に共感し、公務員試験で培った計画性や継続力を活せるのではないかと考え、貴社の二次募集にエントリーしました。貴社に入社後は、社会貢献を軸とする貴社の業務を動かす一員として、社会の歯車を回せるような存在になりたいと考えています。
留学で就活が遅れた人向けの例文
留学で就活が遅れた人は、一次募集の期間まで留学をしていた理由とそこで学んだことをアピールしましょう。
私は、つい先日まで留学をしていました。そのため、一次募集の期間に就職活動を行うことができませんでした。しかし、留学を通じて得た多文化理解やコミュニケーション能力は、貴社のグローバルなビジネス展開の中で大きなアドバンテージになると考えています。貴社に入社できた際にはこの留学経験を活かし、自分自身もさらなる成長を遂げたいと考えています。留学中に培った問題解決能力と柔軟性を発揮し、貴社の発展に貢献したいです。
部活動で就活が遅れた人向けの例文
部活動で就活が遅れた人は、どれだけ真剣に部活動に打ち込んでいたのか、その部活動でどのような成果を得たのかを伝えられる志望動機にしましょう。
私は、大学生活の大半を部活動に費やし、キャプテンとしてチームをまとめる責任を負ってきました。そのため、一次募集の期間中に就職活動を行うことができませんでしたが、全国大会でベスト8に入るまでの成績を残すことができました。部活動を通じて培ったリーダーシップやチームワーク、そして目標に向かって努力する姿勢は、就職後にも強く発揮されるのではないかと考えています。特に、私の強みである困難な状況でも諦めずに前進する力は、貴社の「お客様とともにに成長し続ける」という企業理念にマッチしているのではないかと考えています。
ゼミ活動で就活が遅れた人向けの例文
ゼミ活動で就活が遅れた人は、学業と就活を両立している人がいる中でどうして自分はゼミ活動を優先したのか、その想いの部分を語れるように準備をしておきましょう。
私は、大学でのゼミ活動に全力を注いできました。そのため、一次募集の期間中に就職活動を行うことができませんでしたが、ゼミ活動を通じて得た分析力やプレゼンテーションスキルは、貴社での業務で大変活きるのではないかと考えています。特に、研究テーマに対する深い理解やチームでの協働を通じて、問題解決能力を高めることができました。貴社の二次募集に応募するにあたり、ゼミで培った知識と経験を活かし、貴社の成長に貢献したいと考えています。
【就活】二次募集・通年募集を行っている企業(25卒採用)
ここでは、25卒採用にて二次募集・通年募集を行っている企業一覧をご紹介します。
なかなか自分で探すことができない、という方は参考にしてみてください。
ただし、この情報は記事更新時点での情報なので、最新情報は必ず企業の採用ページを確認してください。
電子機器メーカー
自動車業界
科学メーカー
食品業界
医療機器メーカー
企業名 | 採用ページ |
---|---|
栗原医療器械店/メディカルバイオサイエンス | https://www.kuribara.co.jp/recruit |
明星電気 | https://www.meisei.jp/recruit |
金融業界
企業名 | 採用ページ |
---|---|
みずほファイナンシャルグループ | https://www.mizuho-fg.co.jp/saiyou/index.html |
双日 | https://www.sojitz.com/jp/recruit |
PWC | https://www.pwc.com/jp/ja/careers.html |
日本生命保険 | https://www.nissay.co.jp/kaisha/saiyo |
三井住友銀行 | https://www.smbc.co.jp/recruit |
りそなグループ | https://www.resona-saiyo.com |
大和証券グループ | https://www.daiwa-grp.jp/recruit |
三菱総合研究所 | https://www.mri.co.jp/company/recruit |
SMBC日興証券 | https://www.smbcnikko.co.jp/recruit/index.html |
ニチコン | https://www.nichicon.co.jp/recruit |
日本通運 | https://www.nittsu.co.jp/jinji |
IT・情報通信業界
企業名 | 採用ページ |
---|---|
KDDI | https://career.kddi.com |
ソフトバンク | https://www.softbank.jp/recruit |
リクルート | https://www.recruit.co.jp/employment |
サイバーエージェント | https://www.cyberagent.co.jp/careers |
ヤフー | https://www.lycorp.co.jp/ja/recruit |
メルカリ | https://careers.mercari.com/jp |
DeNA | https://dena.com/jp/recruit |
ガイアックス | https://www.gaiax.co.jp/careers |
メタップス | https://metaps.com/careers |
GMOテック | https://gmotech.jp/recruit |
コロプラ | https://colopl.co.jp/recruit |
富士通インターコネクトテクノロジーズ | https://www.fict-g.com/company/recruit.html |
【就活】二次募集に関するよくある質問
二次募集についてのよくある質問とその回答をまとめました。
二次募集について何か気になっていることがある場合は、ぜひこちらを参考にしてください。
また、他にも就職活動について心配な点や相談したい点があるときは、以下の『就活市場LINE』から気軽にお問い合わせください!
新卒就活の二次募集に応募するのは、一次募集で内定を獲得できなかった学生が多いです。スタートが遅くなった、なかなか選考が通過しなかった、など理由は様々ですが、二次募集に向けて対策してくる就活生がほとんどなので、気を抜かずに挑みましょう。
一次募集と比べて不利になるということはありません。しかし、採用枠が少ないこともあるので、一次募集以上に対策を万全にして挑みましょう。
企業によって異なります。1人の企業から10人以上の企業までまちまちです。共通していえることは、一次選考で埋まらなかった枠数を埋めるために実施されるのが二次募集だ、ということです。もし一次募集での採用人数が公開されていたら、それがヒントになるかもしれませんね。
一般的には平均50%となっていますが、これはあくまで目安です。企業によって、高ければ70%前後、低ければ30%前後になることもあります。二次募集に応募する際は内定率に関わらず、徹底的に選考対策をしましょう。
就活生の持ち駒数は10個程度が平均となっています。ただし、二次募集に応募する場合は持ち駒を増やしすぎないようにしましょう。二次募集枠は選考の流れが一次募集と異なるため、同時に増やしていくのはおすすめしません。
二次募集では、一次募集よりも早めに内定が出る可能性があります。早ければ半月ほどで内定が獲得できる企業もあります。。その一方で、通常の選考フローで内定出しをしている企業も少なくありません。不安な方は必ず採用担当に確認しましょう。
一次募集、二次募集で採用を終えることができず、三次募集まで実施している企業は少なくありません。その一方で、三次募集にまでなると就活生は減っています。難易度は低くなっているといえるでしょう。
二次募集では、一次募集よりも早めに内定が出る可能性があります。早ければ半月ほどで内定が獲得できる企業もあります。。その一方で、通常の選考フローで内定出しをしている企業も少なくありません。不安な方は必ず採用担当に確認しましょう。
二次募集で内定を獲得するためには、なぜ二次募集まで就活を続けているのか、なぜその企業を志望しているのか、の2点を明確にすることが大切です。面接でつまらずに話すことができるように何度も文章を練り直し、何度も声に出して練習をしましょう。
二次募集で内定が獲得できなくても、まだまだ内定を獲得する方法はあります。まずは就活エージェントに相談してみましょう。ただし、人気の企業や大手起業はすでに採用を締め切っている可能性も高いため、その点は認識しておきましょう。
【就活】二次募集は内定獲得の大きなチャンス!
新卒の就活において二次募集は企業が必要とする人材が学生側にわかりづらかったり、的を絞った学生の採用を行ったりすることから、難易度は高いと言えます。
しかし、これまでの就活の経験を活かして、一次募集以上に落ち着いた態度で臨むことも可能です。
自分を見つめ直すことで本当に就職したい企業や、やりたい仕事が明確になっているという点から見ても、これまで以上に企業に仕事への熱意をアピールすることができます。
あなたも内定がないから就職できないと諦めるのではなく、二次募集に全力で望むようにしましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート
小玉彩華
二次募集の特徴は、採用計画の不足分を補う為に実行されるものであることと、行われない場合もあるということです。前者の場合、企業も学生を採用したがっている、ということになるため、内定を獲得するチャンスは十二分にあります。