「サークルの会計経験で自己PRを作成してもいいの?」「サークル長ではないけどアピールポイントになるのかな」
そのような悩みを抱える就活生も多く存在します。
本記事では、サークルの会計経験から効果的な自己PRを作成する方法をまとめています。
是非本記事を参考に、サークルの会計経験を活用して魅力的な自己PRを作成しましょう。
- サークルの会計経験は自己PRしてよいのか
- 自己PRとガクチカの違い
- サークルの会計経験からアピールできること
- サークルの会計経験から自己PRを作成する方法
- サークルの会計経験を活かした自己PR例文
- サークルの会計経験で自己PRを作成する際の注意点
目次[目次を全て表示する]
サークルの会計経験は自己PRできる?
大学のサークル活動で会計担当であったことは、就職活動の自己PRにおいても魅力的なアピールポイントです。
役職で身につくスキルだけではなく、自分から役職について責任を全うできる力は、社会人になってからも重要視されます。
しかし、会計という役職名だけでは、あなたの強みやスキルが想像しにくい点に注意が必要です。
そこで、本記事ではサークルの会計経験を自己PRする際に重要なポイントをご紹介します。
しっかりとポイントをおさえて、効果的な自己PRを作成しましょう。
自己PRでもガクチカでも使える
サークルの役職経験に力を入れていた場合は、ガクチカのエピソードとしても活用できます。
しかし、ガクチカと自己PRでエピソードは被らないほうが良いです。
違いをおさえて、アピールしたいポイントを明確にしたうえで、どちらのエピソードとして活用するか決めましょう。
自己PRとガクチカの違い
自己PRとガクチカの大きな違いは、仕事に繋がる強みを話すべきかどうかといった点にあります。
主に自己PRでは、実際に働くうえでの活躍ビジョンが見えるかどうかを判断します。
一方で、ガクチカではあなたがどんな価値観や人柄を持っているのか、学生時代の具体的なエピソードから知ることが目的です。
以下で詳しく解説していきます。
自己PRでは仕事に繋がるあなたの長所を伝える
自己PRでは、あなたが入社後に活躍してくれるスキルや人間性を持っているかを見られています。
そのため、あなたがどう働いていきたいのか、あなた自身の強みを業務にどう活かすつもりでいるのかを伝える必要があります。
あなたの価値観、人柄、持っているスキルなどを、どのように実際の業務で活かすのかをアピールしましょう。
ガクチカでは学生時代に力を入れた具体的なエピソードを伝える
ガクチカでは、あなたならではの価値観や人柄の他、学生時代に頑張った経験や継続した経験があるかどうかを問われています。
そのため、学生時代に力をいれたことと、その動機を伝えましょう。
エピソードは基本的に何でも良いですが、できれば企業の求める人物像と重なると好印象です。
サークルの会計経験の自己PRでアピールできること3選
サークルの会計経験からは様々なことがアピールできますが、就職活動の自己PRでアピールすべきポイントは以下の3つです。
- 会計担当になった理由
- 会計担当としてあなたがした行動
- 会計担当で身についたスキル
ここから詳しく解説していきます。
会計担当になった理由
会計担当になった理由、つまり役職についた動機からは、あなたの人柄や考え方を伝えることができます。
自ら手を挙げた、他者に推薦されたなど、会計担当になった理由を伝えましょう。
しかし、ESの文字数や、面接での自己PRに時間指定がある場合は理由は省いても良いでしょう。
気になる場合には面接官から追加で質問がある場合も多いため、そういった場合には必要に応じて話すようにしましょう。
理由がない場合は、会計担当になった後にどんなことを考えて行動したかを強く伝えましょう。
会計担当としてあなたがした行動
実際に会計担当として行った業務内容や、起こした行動を具体的に伝えましょう。
人事は、成果よりも、あなたがどういった考えとモチベーションを持って仕事に取り組める人なのか知りたがっています。
そのため、行動の内容だけでなく、なぜその行動をしたのか、どういった工夫をしたかなどを伝えるようにしましょう。
会計担当で身についたスキル
業務の中で身についたスキルがあればそれもアピールポイントになります。
エクセルやスプレッドシートを使って会計管理を行っていたり、大学に提出する書類作成などを行っていたりすれば、持っているスキルとしてアピールしてよいでしょう。
このとき、志望業種とアピールするスキルの関連性にも注意しましょう。
アピールするスキルが志望企業の業務と全く関係ないものだと、会社理解が不足していると思われる可能性があります。
サークルの会計経験で自己PRを作成する方法
ここからはサークルの会計経験から自己PRを作成する方法についてご紹介します。
会計担当になった動機を深掘る
やる人がいなかったなどの受け身な理由ではなく、なぜそれをやろうと思ったのかについて深掘りしましょう。
動機にはあなたの価値観が現れています。
あなた自身がどういった価値観を持っていて、具体的な行動を起こすことができる動機はどんなものなのかを明確にすることで、自己PRを作成する際の軸も見つけることができます。
会計担当として行ったことを洗い出す
実際に行った行動の内容をまとめましょう。
業務の内容だけでなく、独自に取り組んだ活動がある場合にはそれもまとめて書き出してみましょう。
動機だけでなくそこに具体的な行動が伴っていることを示すのに必要です。
会計担当で身についたスキルを書きだす
実際に身についたスキルがないか書き出してみましょう。
エクセルを使って会計資料を作成していた場合などは、それがアピールポイントになる可能性があります。
数字に強いことは多くの業界で重宝される強みですので、抵抗なく数字の管理ができることもスキルの一つとして書き出しても良いでしょう。
PERP法で文章をまとめる
洗い出した内容をPREP法でまとめます。
PREP法とは、以下のような文章フォーマットのことを言います。
-
1
- Point(結論)
- 要点・結論・主張を先に述べる。
-
2
- Reason(理由)
- その主張をする理由について話す。
-
3
- Example(具体例)
- 具体的なエピソードを話す。
-
4
- Point(結論)
- 最後にもう一度結論をまとめる。
就職活動でおさえておくべき文章フォーマットですので、これを機に身に着けるようにしましょう。
PREP法について詳しくは以下の記事で解説しています。
作成後には添削をしよう
作成後には第三者の添削を受けるのがオススメです。
- OB、OGなど第三者
- 大学のキャリアセンター
- AI添削
- エージェントなどプロの添削
今すぐ添削がしたい方には、すぐに返ってくるAI添削ツールがオススメです。
添削ツールについては以下の記事でご紹介しています。
サークルの会計経験の自己PR例文3選
ここでは、PREP法と今までのポイントをおさえた自己PRの例文をご紹介します。
例文を参考に作成・自己添削を行いましょう。
例文1:動機をアピールする場合
私は会計役員としての経験から、数字に対する興味と責任感を持っています。
もともと会計業務に興味があったことと、自身に責任のある仕事を担当したいと考えていたことから、会計担当に立候補しました。
会計はサークルの活動を支える重要な役割であり、メンバーの信頼を得るためには正確性が求められます。
そのため、サークル内の収支管理や予算編成を行い、メンバーに透明性を持った報告を心掛けました。
結果、メンバーからの信頼が厚くなり、活動がスムーズに進行しました。
この経験から、私は数字に対する興味を深め、責任感を持って業務に取り組む姿勢を身につけました。
若手に裁量権のある御社でも、自身の持つ数字や業務への責任をもって貢献してまいります。
例文2:行動や成果をアピールする場合
私の会計役員としての経験では、収支管理を通じてサークルの活動を活性化させました。
効果的な資金管理がなければ、活動の幅が狭まってしまうことを痛感したからです。
そこで、私は月次報告を行い、メンバー全員が予算を理解できるようにしました。
また、不要な支出を削減し、年間予算を10%削減することに成功しました。
これにより、新たなイベントを企画する資金を確保できました。
この成果から、私は資金管理の重要性を実感し、チームの活動に貢献できる喜びを得ました。
例文3:身についたスキルをアピールする場合
会計役員としての経験を通じて、私は問題解決能力とコミュニケーションスキルを身につけました。
サークル内での意見の対立や予算の制約に直面した際、適切な解決策を導くためのスキルが不可欠でした。
例えば、メンバーの意見を集約し、皆が納得できる予算案を作成しました。
この過程で、各メンバーとの対話を重視し、全員が参加できる環境を整えることに努めました。
結果、予算案は全会一致で承認され、メンバーの結束力も高まりました。
この経験により、問題解決能力とコミュニケーションスキルを磨くことができ、今後の職場でも大いに活かせると確信しています。
サークルの会計経験で自己PRを作成する際の注意点
サークルの会計経験をアピールする際には、以下の3つに注意する必要があります。
- 受け身な動機を話さない
- 成果だけを伝えない
- スキルだけをアピールしない
以下で詳しく解説します。
受け身な動機を話さない
やる人がいなかったために自分が任された、などの受け身な動機は、必ずしもマイナスではありません。
しかし、当然プラスにもなりません。
面接は減点方式であることも多いため、プラスにならないような内容については伝えず、他のことを強く伝えるようにしましょう。
成果だけを伝えない
成果だけを伝えてしまうと、再現性が伝わりません。
自己PRにおいて、仕事にも生かせる強みを伝えることが重要です。
再現性のない強みでは、入社後にもそれを活かして活躍してくれる姿が想像しにくくなります。
何を考えて行動したのか、どういった工夫をしたかを伝えるようにしましょう。
スキルだけをアピールしない
身に着けたスキルだけをアピールすることは避けるようにしましょう。
新卒採用の場合、多くの場合はポテンシャル採用です。
そのため、今持っているスキルも重要ですが、入社後にもスキルを身に着ける努力ができる人なのか、ということが非常に重要です。
なぜそのスキルを身に着けたのか、どのように身に着けたのか、仕事にどう活かすのか伝えましょう。
サークルの会計経験を正しくアピールして内定を獲得しよう
会計経験を正しくアピールすることで他の就活生と差別化した自己PRを作成することが出来ます。
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明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート