はじめに
サービス・接客業を志望する場合、どのようなことをアピールすればよいのでしょうか?この業界の特徴とアピールポイントについて説明していきます。
サービス・接客業の企業の特徴
この業界には多様な職種がありますが、全てに共通している特徴は「お客様におもてなしの心をもって接すること」です。常にお客様相手の仕事となるため、笑顔を絶やさずに、接客することが求められます。具体的な仕事内容としては、飲食店のホールスタッフ、販売スタッフ、ホテルや旅館のフロントスタッフ、アミューズメント施設のスタッフ、美容師、エステティシャンなどが挙げられます。この仕事を通して身に付けることのできるスキルは、正しい礼儀作法、臨機応変さ、コミュニケーション能力、気配りなどがあります。つまり、これらはこの仕事に欠かせないスキルということになります。いまの時点で全て完璧に備えている必要はありません。しかし、もしアルバイトなどで身についたスキルがあれば、それをアピールすることも効果的です。
どのようなことをアピールすれば良い?
志望業界・職種を決めたら、次にやることはES作成です。多くの企業で求められる自己PRですが、ただ自分をアピールすれば良いわけではありません。自分が企業の求める人材に合致していることをアピールする必要があります。では、サービス・接客業の場合、具体的に何をどうアピールすれば良いのでしょうか?
サービス・接客業にとって、コミュニケーション能力があることは大前提となります。そのため、コミュニケーション能力はアピールポイントとして自己PRに書くよりは、面接での受け答えを通してアピールする方が効果的です。それ以上に、次のようなポイントをエピソードをもとに書くと良いでしょう。
- 気配りができる
- 明るい
- 全体の動きを把握して行動できる
- 臨機応変に行動できる
また、自分がお客として訪れたお店で良い接客をされた際には、その店員さんのどのようなところが良いと思ったのかなど、メモを取っておくと良いのではないでしょうか。それらを参考に、自分が企業の求める人材と合致していることをアピールしましょう。
例文
私の長所は「全体の動きを把握して行動できること」です。
常に周りに気を配りながら、自分がとるべき行動を考えることができます。
大学1年生の頃からチョコレート専門店で販売のアルバイトを行っています。
バレンタイン直前は特に多忙です。
狭いスペースにお客様が十数人殺到してしまった時がありました。
その際に、全てのお客様に対応することができずに困っていた新人スタッフを見つけました。
会計担当をお願いし、自分が接客を引き受けました。
お客様個々に説明を行うと効率が悪いため、全てのお客様の注目を集められるように、実際の商品を手に持って商品説明を行いました。
全てのお客様に話しかけているという意識を持つことを心がけました。
質問された場合も全てのお客様に聞こえるように、質問を繰り返したうえで、回答していきました。
その結果、8人のお客様に購入していただくことができました。
現在もバイトリーダーとして、常に周りの状況を把握し、他のスタッフに指示を出したうえで、自分のとるべき行動を考えながら働いています。
最後に
いかがでしたか。サービス・接客業に求められるスキルは様々ですが、お客様相手の職業のため、常におもてなしの心を持つことが大切です。志望する企業の求める人材を把握し、適当な長所を自己PRとして書いてみましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート