【就活がやばい】はじめに
「就活、やばい。」
自身の就職活動に焦りを感じている学生は、数多くいらっしゃいます。
なかなか次の選考に進めない。
そもそも足がすくんで動き出せない。
皆さんもその一人ではないでしょうか。
今回は、そんな「就活がやばい」と感じる学生の皆さんに向けて、
・本当にやばいと判断できる状況
・そこから挽回する方法
について丁寧に解説していきます。
まずは自分がそれに当てはまっているか否かを確認し、そこから挽回する方法を学んでいきましょう。
【就活がやばい】ほとんどの人は就活がやばいと感じている
そもそも就活とは大変なイベントです。
身だしなみや言葉遣いに注意し、慣れないスーツに身を包んで挑まなければなりません。
あらゆる言動が情報として蓄積されるので、常に緊張していなければなりません。
それだけでなく、冬季インターンや説明会の時期が、大学の試験期間と重なっていたり、ゼミやバイト、サークル活動との両立が求められたりと、身体的にも疲労が溜まりがちです。
そんな中、ESや面接で落とされてしまうと、精神的にストレスがかかるのは当然のことです。
そのため、「就活がやばい」と考えているのは、決してあなただけではありません。
多くの学生が、先の見えない不安感の中で戦い続けています。
焦燥感や不安感を抱えてしまうのは、あなたの心が弱いからではありません。
それが普通なのです。
【就活がやばい】本当にやばい時ってどんな状況?
しかし、客観的にみても焦りを感じるべき状況というのは存在します。
それは、
①大学4年生の夏なのに、まだ内定先がない。
②ES選考でほとんど不採用になってしまう。
③そもそも企業にエントリーしていない。
という状況です。
下に行くにつれて、事態は深刻です。
まずはこれに該当しているか確かめてください。ここからは、これらの状況について詳しく解説していきます。
自分の状況を把握したら、後述の「【就活がやばい】就活がやばいと感じたらまずこれをやろう!」を読み、現状からの打開を図りましょう。
大学4年の夏で内定がない
第一に、「大学4年の夏で内定がない」状況です。
大学4年の夏時点で内定が一つもない人は、少し焦ったほうが良いです。
新卒募集を、一次募集、二次募集、三次募集と続けていく企業や、夏以降も採用を行っている企業も確かに存在します。
しかし、
・後半の募集になるにつれて採用枠が減る
・全国大会に出場していた体育会系や、留学から帰国した学生が参加してくる
などの事情により、競争はますます激化してしまいます。
就職活動の前半戦よりも、過酷な戦いになることでしょう。
ここに当てはまる皆さんは、「ESやWEBテスト、一次面接は突破できるが、それ以降の選考が突破できない」という問題に直面していると考えられます。
原因としては、二次面接以降で重視される、
・企業への理解度
・志望度の高さ
・企業とのマッチ度
などの項目があまり評価されていない可能性があるので、対策が必要です。
ES選考でほとんど不採用になる
第二に、「ES選考でほとんど不採用になる」状況です。
ES選考の段階で通過しない事が何度もある場合は、内定に近づく可能性がかなり低く、危機的状況であるといえるでしょう。
ESの段階で弾かれてしまう場合、「ESの内容がわかりにくい」「ESに書かれている内容が、あって話を聞いてみたいと思えるものではなかった」という理由が大きいです。
いわゆる「学歴フィルター」の存在を疑う前に、自身のESの質を省みましょう。
誤字脱字の有無を確認するのはもちろんのこと、文章が論理立てて構成されているかを確認しましょう。
自分ではわからないという場合は、先輩方に添削してもらうのも一つの手です。
ES選考と同時期にWEBテストの受験が求められる企業の場合は、WEBテストの出来が悪くて落とされてしまうことがあります。
その場合は、WEBテスト用の問題集を解くなど、テスト対策が必要となります。
そもそも企業にエントリーしていない
第三に、「そもそも企業にエントリーしていない」場合があります。
4年になっているにもかかわらず、そもそも企業にエントリーすらあまりしていないという人もいらっしゃるでしょう。
そのような人は、世の中の就活スケジュールに完全に出遅れてしまっているため危機感を抱くべきです。
確かに、以前までは経団連(日本経済団体連合会)が「採用選考に関する指針」を定め、表向きは「広報解禁が3月1日、選考解禁が6月1日、内定解禁が10月1日」という就活ルールが存在していました。
しかし近年はそれらのルールが形骸化し、選考が水面下で進められていたのが現状です。
徐々に選考は早期化して来ており、就職活動は大学3年の夏から秋ごろに始まり、大学4年の6月には終わりを迎えるのが主流です。
そのため、大学4年生から動き始める場合は、スタートがかなり出遅れているという自覚が必要です。
特に行きたい企業がなくとも、とりあえず興味がある企業からエントリーしてみましょう。
【就活がやばい】就活がやばいと感じたらまずこれをやろう!
ここまでで、本当に危機感を感じるべき3つの状況について解説してきました。
上記の3つの状況に当てはまらないという方は、内定先が一社以上あるわけですから、焦らず気長に、より志望度の高い企業への内定を目指して就職活動を継続しましょう。
上記の3つの状況に当てはまってしまった方は、現状からの脱却が必要です。
ここからは、そのための打開策を3つご紹介いたします。
何が上手くいってないのか分析する
第一に、何がうまくいっていないのか、分析しましょう。
一口に「就活がやばい」といっても、そのおかれている状況は人それぞれです。
自分がどの時点で躓いているのかを振り返り、明確にすることで、対処法がわかります。
例えば、2次面接、最終面接で落ちてしまう場合は、企業理解、志望度、企業へのマッチ度が低いと評価されてしまっている可能性があります。
OB訪問や企業HP、業界解説書を読むなどで理解を深めたり、ガクチカエピソードの深堀りに耐えられるように面接練習を行ったりするなどの対策が必要です。
ESやWEBテストの時点で落とされてしまう場合は、ES添削を行ったり、WEBテストの問題集を解いたりするなどの対策が必要です。
就活がやばいと感じる人は、まず何が足を引っ張っているのかを突き止めましょう。
自己分析をもう一度やってみる
第二に、自己分析をもう一度やってみるのも手です。
自己分析がしっかりできていないと「就活の軸」がブレてしまいます。
そうなると、
・自分に合った仕事と出会える確率が低下する
・志望動機等の説得力が低下する
という問題が生じます。
自分に合った仕事と出会える確率が低下すると、企業探しの効率が低下しますし、もし内定をもらえたとしても仕事との相性が悪いと短期離職につながってしまいます。
また、企業に自身をアピールするためには自分自身を理解しておくことが必要不可欠です。
「自分の強み」や「自己PR」、「志望動機」などの定番質問では、企業も学生の自己理解の深さを見ています。
いろいろな企業に目移りしてしまう。面接でうまく自分をアピールできないなどの問題に困っている人は、まずは自己分析をもう一度やってみて、就活の軸や自分の強みを整理しましょう。
業界研究や企業研究をやり直す
最後に、業界研究、企業研究をやり直すのも一つの手です。
業界研究、企業研究が甘いと、志望度が低いと判断されてしまっている可能性があります。
例えば、その企業の強みや良さ、価値観などの理解が甘いと「それ、うち以外でもよくない?」と思われてしまう可能性もありますし、「そもそもこの業界に向いてなさそう」と思われてしまう可能性があります。
ネットや企業HPからだけではなく、積極的にOB訪問を行うようにして、現場からの生の声を聞くようにしましょう。
また、業界研究を進めていけば、今まで知らなかった業界と巡り合う可能性も出てきます。
そうすれば、志望企業の対象が広がるので、「持ち駒」を増やすことができます。
【就活がやばい】不安な人は就活のプロに相談しよう
それでも、就活が不安という方は、「就活エージェント」を頼ることをお勧めします。
就活エージェントはプロの相談員が就活相談、ES添削、面接練習、業界別対策と、様々な就活対策の相手になってくれます。
また、皆さんの強みや価値観、資質に合わせてあなたに合った企業を紹介してくれるので、今までは出会えなかったような企業と巡り合うことができます。
大学で頼りになる先輩がいない、大学の就職支援課が頼りにならないという場合は良い相談相手となるでしょう。
【就活がやばい】まとめ
いかがでしたか。
ここまで、
・本当に就活がやばいといえる状況
・やばい状況から抜け出す方法
について解説してきました。
基本的には多くの就活生が就活に焦りや不安を感じていますが、今ご自身がおかれている状況を冷静に振り返り、状況に合わせて対処することが大切です。
もし1人ではどうしようもないという場合は、就活のプロである、就活エージェントを利用するのも一つの手です。
皆さんがご自身に合った企業に巡り合えることを祈っております。