エントリーシートを書く際に必ず聞かれること、それが「学生時代に頑張ったこと」または「学生時代に力を入れたこと」。あまりにも聞かれる質問なので、「ガクチカ」という愛称もつけられています。
この質問に対して、どのように答えることができれば、内定に近づくのでしょうか。
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【必見!学生時代に頑張ったことがない人】ゼミと学業は必ず通る道
「学生時代頑張ったことと言われても、頑張ったことが思いつかない…」と、落ち込んでしまう方もいるのではないでしょうか。
頑張ったことがないと落ち込んでしまうのは、「頑張ったこと=特別なこと」と勘違いしている人が多いから。実は、頑張ったことは特別なことでなくてもいいのです。大学生活を毎日送ってきた日々のエピソードの中から、頑張ったことを探してみましょう。
頑張ったことを探すときのポイントは、「企業が欲しがっている資質からエピソードを探す」ということ。企業が「学生時代に頑張ったこと」を質問で聞くのは、その学生が「自分の会社に合う資質を持っているかどうか判断する」ため。そこで、企業が欲しがるような資質を考え、その資質に合うようなエピソードを探してみましょう。
「資質といわれても、難しい…」という人は、「企業がどのような資質を欲しがるか」ではなく、「どのような能力を欲しがるか」という視点で考えてみるのもおすすめです。また、実際にその会社で働く人に聞いてみるのも、おすすめの方法。実際に働いていれば、どのような資質が必要かよく知っているはずなので、ぜひ聞いてみましょう。
資質の点から頑張ったことを探しても見つからない場合は、「これから頑張ったことを作る」という方法もおすすめです。4ヵ月間毎日、頑張ろうと決めたことに対して半日時間を使えば、約2,000時間程度頑張ることに対して没頭できるはず。他のことを行う時間を削ってでも、頑張ろうと決めたことに対して、没頭してみましょう。
【必見!学生時代に頑張ったことがない人】ゼミと学業から見つけられる
実際にエントリーシートに頑張ったことを書くとき、どのような場面から見つければいいのでしょうか。
部活やサークル
部活やサークルにおいては、「自分がどのような役割を果たし、何に頑張って取り組み、どのような成果をあげたか」ということを重視し、頑張ったことを見つけてみましょう。
「役割=役職」ではありません。役職についており成果を残したのなら、素晴らしいこと。ですが、役職についていなくても、自分なりにきちんとした役割を果たし成果を上げたのならば、それも素敵なエピソードです。自信をもってエントリーシートに書きましょう。
趣味
趣味で頑張ったことを見つけるならば、偏った話題ではなく、「万人受けするようなエピソード」を探すようにしましょう。ですが、アニメ業界など特定の業界に対してエントリーシートを書くならば、話は別です。趣味のアニメの話にしてもいいでしょう。
ゼミ
ゼミは学校内における自分の部署のようなもの。そんなゼミで頑張ったことを話すということは、企業でも頑張ってくれそうと高い評価を得ます。研究でどのようなことを頑張ったのか、誰にでもわかりやすい、面接でも伝えやすいエピソードを選ぶことが大切です。
学業
学生の本分である学業を頑張ったということを話すということ自体、企業側にはプラスに映ります。学業で頑張ったことを探すポイントは、「できる限り具体的に話せるエピソードがある経験にすること」。
漠然と学業を頑張ったという内容は、大学生ならば誰でも話すことができます。そうではなく、具体的にどのような学業を頑張ったのか話せるように、頑張ったことを探してみましょう。
インターンシップ
インターンした経験から頑張ったことを探すには、「ビジネスに関連したこと」を中心に探すことがおすすめです。インターンした一番の強みは、すでにビジネスに取り組んだということ。その点を強みとして、話していきましょう。
アルバイト
アルバイトで頑張ったことを探す際には、具体的な数字を入れられることを探すようにします。アルバイトは頑張ったこととして書かれる、代表的な例。そのため、他の学生といかに差別化を図るかが重要です。
【必見!学生時代に頑張ったことがない人】ゼミと学業から濃いエピソードにするコツ
エントリーシートに頑張ったことをうまく書くために重要なのは、「順番」です。書く順番としては以下のような順番で書きます。
1.結論
頑張った内容を端的にまとめて書く
2.きっかけや動機
なぜそのことを頑張ろうと思ったのか。自分の思いを素直にはっきりとわかりやすく伝える
3.目標とその理由
目標となぜそのような目標にしたのかという理由を書く
4.困ったこと
困難だったことを書く
5.困難に対するアクション
「会社において困難にどのように立ち向かうのか」という視点で見られるため、とても重要なポイント。自分が行ったアクションをわかりやすく書く。
6.結果
成功でも失敗でもいいので、結果を書く
7.学んだこと
なぜ成功したのか、失敗したのか。そこから得られた気づきや学びを書く
面接官は、自分の会社に役に立つ人材なのかどうなのかを判断するため、頑張ったことを聞いています。そのため、できる限り自分が魅力的な人材に見えるよう、「入社後に働く姿が想像できる」文章がおすすめです。
ただ自分が行ったことだけを淡々と書くのではなく、自分が特性を生かして働いている姿を想像しながら書くといいでしょう。
まとめ:学生時代に頑張ったことがない人は、ゼミと学業を活用しよう
「学生時代頑張ったこと」通称「ガクチカ」は、エントリーシートで必ず聞かれる質問のうちの1つです。それほど、企業が重視している質問でもあります。ガクチカをうまく制して、少しでも内定に近づきましょう。