学生時代に頑張ったことがない!?でも大丈夫!ゼミと学業がある!

学生時代に頑張ったことがない!?でも大丈夫!ゼミと学業がある!

エントリーシートを書く際に必ず聞かれること、それが「学生時代に頑張ったこと」または「学生時代に力を入れたこと」

あまりにも聞かれる質問なので、「ガクチカ」という愛称もつけられています。

この質問に対して、どのように答えることができれば、内定に近づくのでしょうか。

【必見!学生時代に頑張ったことがない人】ガクチカとは

ガクチカとは、「学生生活で力を入れたこと」です。

就活生が10人いれば10人それぞれが違った学生生活を過ごしています。

しかし、ガクチカの答えも全く違う内容になるかというと、そうではありません。

いざ学生生活を振り返ってみると、多くの方はアルバイトやサークル活動にたくさんの時間を割いています。

そのため、答えが十人十色になりそうな質問なのにもかかわらず、ほかの就活生と差別化できないという悩みが生じます。

多くの学生がガクチカについて困っているのも、いかにほかの就活生と差をつけるか非常に難しい質問です。

しかし、急に何もない状態からガクチカ向けのエピソードを作ることも難しいです。

しっかりと今までの学生生活を自己分析し、どのように「使える」「アピールできる」エピソードに仕上げていくかがポイントです。

【必見!学生時代に頑張ったことがない人】ゼミと学業は必ず通る道

「学生時代頑張ったことと言われても、頑張ったことが思いつかない…」と、落ち込んでしまう方もいるのではないでしょうか。

頑張ったことがないと落ち込んでしまうのは、「頑張ったこと=特別なこと」と勘違いしている人が多いから。

実は、頑張ったことは特別なことでなくてもいいのです。

大学生活を毎日送ってきた日々のエピソードの中から、頑張ったことを探してみましょう。

頑張ったことを探すときのポイントは、「企業が欲しがっている資質からエピソードを探す」ということ。

企業が「学生時代に頑張ったこと」を質問で聞くのは、その学生が「自分の会社に合う資質を持っているかどうか判断する」ため。

そこで、企業が欲しがるような資質を考え、その資質に合うようなエピソードを探してみましょう。

「資質といわれても、難しい…」という人は、「企業がどのような資質を欲しがるか」ではなく、「どのような能力を欲しがるか」という視点で考えてみるのもおすすめです。

また、実際にその会社で働く人に聞いてみるのも、おすすめの方法。実際に働いていれば、どのような資質が必要かよく知っているはずなので、ぜひ聞いてみましょう。

資質の点から頑張ったことを探しても見つからない場合は、「これから頑張ったことを作る」という方法もおすすめです。

4ヵ月間毎日、頑張ろうと決めたことに対して半日時間を使えば、約2,000時間程度頑張ることに対して没頭できるはず。

他のことを行う時間を削ってでも、頑張ろうと決めたことに対して、没頭してみましょう。

【必見!学生時代に頑張ったことがない人】ゼミと学業から見つけられる

画像:頑張ったことはどういったことから見つけられる?

実際にエントリーシートに頑張ったことを書くとき、どのような場面から見つければいいのでしょうか。

部活やサークル

部活やサークルにおいては、「自分がどのような役割を果たし、何に頑張って取り組み、どのような成果をあげたか」ということを重視し、頑張ったことを見つけてみましょう。

「役割=役職」ではありません。役職についており成果を残したのなら、素晴らしいこと。

ですが、役職についていなくても、自分なりにきちんとした役割を果たし成果を上げたのならば、それも素敵なエピソードです。

自信をもってエントリーシートに書きましょう。

趣味

趣味で頑張ったことを見つけるならば、偏った話題ではなく、「万人受けするようなエピソード」を探すようにしましょう。

ですが、アニメ業界など特定の業界に対してエントリーシートを書くならば、話は別です。

趣味のアニメの話にしてもいいでしょう。

ゼミ

ゼミは学校内における自分の部署のようなもの。

そんなゼミで頑張ったことを話すということは、企業でも頑張ってくれそうと高い評価を得ます。

研究でどのようなことを頑張ったのか、誰にでもわかりやすい、面接でも伝えやすいエピソードを選ぶことが大切です。

学業

学生の本分である学業を頑張ったということを話すということ自体、企業側にはプラスに映ります。

学業で頑張ったことを探すポイントは、「できる限り具体的に話せるエピソードがある経験にすること」

漠然と学業を頑張ったという内容は、大学生ならば誰でも話すことができます。

そうではなく、具体的にどのような学業を頑張ったのか話せるように、頑張ったことを探してみましょう。

インターンシップ

インターンした経験から頑張ったことを探すには、「ビジネスに関連したこと」を中心に探すことがおすすめです。

インターンした一番の強みは、すでにビジネスに取り組んだということ。その点を強みとして、話していきましょう。

アルバイト

アルバイトで頑張ったことを探す際には、具体的な数字を入れられることを探すようにします。

アルバイトは頑張ったこととして書かれる、代表的な例。

そのため、他の学生といかに差別化を図るかが重要です。

【必見!学生時代に頑張ったことがない人】ゼミと学業から濃いエピソードにするコツ

エントリーシートに頑張ったことをうまく書くために重要なのは、「順番」です。

書く順番としては以下のような順番で書きます。

1.結論

頑張った内容を端的にまとめて書く。

最初に結論を書くことで採用担当者が理解しやすくなります。

最初に全体像を理解しておくことによってそのあとの詳細な説明や議論が行いやすくなります

2.きっかけや動機

なぜそのことを頑張ろうと思ったのか、自分の思いを素直にはっきりとわかりやすく伝える。

あなたが生きていた中でどういった場面がきっかけとなり、行動しはじめたのかを伝えましょう。

そうすることであなたが何に対して動き出し、どのようなモチベーションを維持しているのか、あなたの価値観が最大限に伝わります。

3.目標とその理由

目標となぜそのような目標にしたのかという理由を説明します。

これにより、あなたが何を達成しようとしているか、そしてその達成がなぜ重要のかを明確にしておきましょう。

目標が具体的であることは、計画性や意欲を示すのにも有効です。

また、その理由を示すことで、あなたの価値観や判断力を示すことができます。

4.困ったこと

ここではあなたが直面した困難や課題を具体的に説明します。

あなたがどのような挑戦に直面したのかを伝えることで理解してもらうことができます。

挑戦や困難は成長の絶好の機会です。

これを示すことで、あなたの問題解決能力や忍耐力もアピールできます。

5.困難に対するアクション

「会社において困難にどのように立ち向かうのか」という視点で見られるため、とても重要なポイントです。

自分が行ったアクションをわかりやすく書きましょう。

困難に対してどのように対応したのか、具体的な行動を説明します。

これにより、あなたの行動力や創造性を具体的に示すことができます。 

そして問題に対するアプローチを具体的に示すことで、あなたの実行力やリーダーシップをアピールできます。

6.結果

ここではあなたの行動の結果を示します。

これにより、あなたの行動が実際にどのような影響を与えたのかや、そこで得た成果を具体的に伝えることができます。

結果を説明することで、あなたの行動が成功を収めたかどうかを評価できます。

また、結果を示すことで、あなたの行動の有効性を証明することも可能になります

7.学んだこと

なぜ成功したのか、失敗したのか。そこから得られた気づきや学びを書きます。

面接官は、自分の会社に役に立つ人材なのかどうなのかを判断するため、頑張ったことを聞いています。

そのため、できる限り自分が魅力的な人材に見えるよう、「入社後に働く姿が想像できる」文章がおすすめです。

ただ自分が行ったことだけを淡々と書くのではなく、自分が特性を生かして働いている姿を想像しながら書くといいでしょう。

【必見!学生時代に頑張ったことがない人】ゼミでアピールできること

ゼミでの活動はさまざまな内容でアピールすることができます。

それは研究テーマの設定から研究の進め方、その中での役割、発表と成果や学びといった点です。

自分が取り組んだ研究テーマを説明し、そのテーマを選んだ理由や意義を述べることができます。

特にこの研究をしたことによってどのような成果を出したことも重要ですが、そこであなたがどのようなスキルや経験を学んだのか、そして今後どのように活かすのかが重要になってきます。

【必見!学生時代に頑張ったことがない人】学業でアピールできること

学業においてもさまざまな内容でアピールすることができます。

それは優れた学業の成績、力を入れたプロジェクトでの成果、論文といった項目が考えられます。

あなたがアピールしたい内容に合わせてどのエピソードを使うのか、事前に知識があることで使い分けができて求めている人物像によりマッチした回答ができます。

自分の経験や成果を具体的かつ魅力的にアピールしてガクチカを効果的に記述しましょう。

まとめ:学生時代に頑張ったことがない人は、ゼミと学業を活用しよう

「学生時代頑張ったこと」通称「ガクチカ」は、エントリーシートで必ず聞かれる質問のうちの1つです。

それほど、企業が重視している質問でもあります。

ガクチカをうまく制して、少しでも内定に近づきましょう。

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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