【例文11選】学生時代に頑張ったことがない?ガクチカ発見・作成の方法を徹底解説!

【例文11選】学生時代に頑張ったことがない?ガクチカ発見・作成の方法を徹底解説!

エントリーシートを書く際に必ず聞かれること、それが「学生時代に頑張ったこと」または「学生時代に力を入れたこと」

あまりにも聞かれる質問なので、「ガクチカ」という愛称もつけられています。

この質問に対して、どのように答えることができれば、内定に近づくのでしょうか。

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【ガクチカ】学生時代に頑張ったこととは

ガクチカとは、「学生生活で力を入れたこと」です。

就活生が10人いれば10人それぞれが違った学生生活を過ごしています。

しかし、ガクチカの答えも全く違う内容になるかというと、そうではありません。

いざ学生生活を振り返ってみると、多くの方はアルバイトやサークル活動にたくさんの時間を割いています。

そのため、答えが十人十色になりそうな質問なのにもかかわらず、ほかの就活生と差別化できないという悩みが生じます。

多くの学生がガクチカについて困っているのも、いかにほかの就活生と差をつけるか非常に難しい質問です。

しかし、急に何もない状態からガクチカ向けのエピソードを作ることも難しいです。

しっかりと今までの学生生活を自己分析し、どのように「使える」「アピールできる」エピソードに仕上げていくかがポイントです。

【ガクチカ】企業が学生時代に頑張ったことで評価しているポイント

企業が面接や選考を行っているときにガクチカで評価しているポイントが以下3つあります。

Point
  • コミュニケーション能力
  • 人柄
  • 主体性

採用担当者の意図を理解して、個性的な自己PRを作成できるようにしましょう。それぞれ、詳しく解説をします。

コミュニケーション能力

企業が学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)を評価するときは、コミュニケーション能力があるかをみています。

その理由は、現代のビジネス環境ではチームでの協力や他者との調整が欠かせません。

企業は、ガクチカを通じて就活生が上司やチームメンバー、取引先との関係をどのように築いていけるのか、意見の違いや困難な状況をどう乗り越えたかを知ろうとします。

これらは社会人としての適応力や問題解決能力を測る上で非常に重要です。

そのため、ガクチカを伝えるときには、単なる成果だけでなく具体的なエピソードを交えながら自分のコミュニケーション能力がどのように役立ったかをアピールするといいでしょう。

企業が求めるのは、チームの一員として価値を発揮できる人材です。その基盤となるのがコミュニケーション能力なのです。

人柄

ガクチカを評価するときにみられるポイントが「人柄」です。

採用活動において、スキルや経験も重要ですが、最終的には一緒に働きたいと感じられる人材かどうかが大きな決め手となります。

その理由は、ビジネスの多くがチーム間の協力や顧客との信頼関係によって成り立っているからです。

企業は、ガクチカを通じて学生がどのような価値観や姿勢を持ち、人とどのように関わってきたかを知ろうとします。

困難な状況でも周囲を支えたエピソードや多様な意見を尊重しながら成果を上げた経験などはアピール材料になります。

人柄は職場環境や人間関係の良し悪しに直結し、長期的な成長や貢献度にも影響を与えます。

そのため、ガクチカを伝えるときには、自分の性格や行動がどのように周囲に良い影響を与えたかを具体的に示していきましょう。

主体性

ガクチカで評価されるのは、主体性があるかどうかです。

主体性とは、自ら考え行動する力のことで現代の職場環境では、指示を待つのではなく自ら課題を見つけ解決策を提案する能力が求められます。

その理由は、変化の激しい社会や多様化する業務のなかで主体的に動ける人材こそが組織に新しい価値をもたらすと考えられるからです。

自分から役割を引き受けたり、新しい取り組みを提案して実現した経験は主体性を示す強いアピール材料となります。

自分一人で解決するだけでなく、周囲を巻き込んで成果を出したエピソードも高く評価されます。

ガクチカを伝えるときには、自ら動いたことでどのような成果を上げたかや主体的な行動が周囲にどのような影響を与えたかを具体的に説明するといいでしょう。

【ガクチカ】学生時代に頑張ったことを見つける方法

学生時代に頑張ったことを考えてもなかなかみつからない方もいるでしょう。そんな方は以下の方法を試してみましょう。

頑張ったことを見つける方法
  • 自分の過去を振り返ってみる
  • 友達や家族に聞いてみる
  • 自己分析をしてみる

今までやってきたことをリストアップして考えることでガクチカを見つけることができますので、ぜひ参考にしてください。

自分の過去を振り返ってみる

ガクチカを見つけるには、自分の過去を振り返ってみましょう。

特に日常的に取り組んできたことや目標に向かって努力した経験を思い出してみるといいでしょう。多くの人は特別な成果がないと思いがちですが、小さな積み重ねも立派な頑張りの証です。

部活動での練習方法を工夫したり、アルバイトで業務効率を上げる提案をした経験があるかもしれません。

過去を振り返る際には、どんな困難があったか、それをどう乗り越えたか、その結果、何を得たかを考えると、より具体的に思い出せます。

自分の取り組みを振り返ることで、意外な強みや成長に気づけることも多いです。こうした振り返りを通じて、自信を持って語れる経験を見つけることができるでしょう。

友達や家族に聞いてみる

ガクチカを見つける方法として、友達や家族に聞いてみるのは非常に有効です。

自分では特別なことをしていないと思っていても、他人から見た自分の姿は違うことがよくあります。

第三者の視点を取り入れることで、自分では気づかなかった努力や強みを発見できる可能性があります。

友達に「いつも○○に真剣に取り組んでいたよね」と言われることで自分が頑張ってきたことを再認識できるかもしれません。

家族から「困ったときに周りを助けていたよね」とアドバイスをもらえれば、それが自分の強みであると気づくきっかけになるでしょう。

他人の意見を聞くことで自分の価値を客観的に見ることができ、エピソードを具体化しやすくなります。

身近な人々との会話を通じて思い出話が広がり、新たな視点が得られることもあります。

自己分析をしてみる

ガクチカを見つけるためには、自己分析をしましょう。

自己分析とは、自分の経験や行動を振り返り自分が何を大切にしてきたか、どんな場面で努力をしてきたかを整理する作業です

このプロセスを通じて、自分では気づいていなかった強みや成長を見つけることができます。

「なぜその部活動を選んだのか」「アルバイトでどんな場面にやりがいを感じたのか」など、自分の選択や行動の理由を掘り下げて考えてみると、そこに一貫した価値観や目標が見えてくることがあります。

自己分析をするときは、紙に書き出してみるのがおすすめです。

過去の出来事を「どんな目標を立てたか」「何を工夫したか」「どんな結果が得られたか」という視点で整理すると、具体的なエピソードが見つかりやすくなります。

【ガクチカ】学生時代に頑張ったことは大学より前の経験でもいいの?

はい、頑張ったことは大学前の経験でも問題ありません。

ガクチカという言葉から大学での経験に限定されると考える人も多いですが、高校時代やそれ以前の経験も立派なアピール材料になります。

企業がガクチカで評価したいのは、あなたの価値観や行動力、課題解決能力など「人となり」を知ることです。

そのため、大学時代に限定する必要はなく、自分が特に力を入れた経験や誇れる成果があれば、それを堂々と語って大丈夫です。

大学以前のことを書くときのポイント

大学以前に頑張ったことを書く際には、以下のポイントを押さえると効果的に伝えられます。

Point
  • 現在の自分との繋がりを示す
  • 取り組みの過程を具体的に示す
  • 学びや成長を明確にする
  • 簡潔に分かりやすく伝える

これらを意識して、「過去の経験が今の自分を形作っている」というストーリーを作ることで、大学以前の頑張りも強力なアピール材料になります。

その経験が現在の自分にどう活かされているかも伝えると効果的です。「高校時代の努力が、大学でのチャレンジ精神や粘り強さにつながっている」といった形で、過去の頑張りを現在や未来に結びつけることで、説得力が増します。

【ガクチカ】学生時代に頑張ったことがない!短期間でのガクチカ作成方法!

ガクチカを書くにあたって「頑張ったことがない…」と悩んでいる人は、短期間でガクチカを作成できる方法をチェックしておきましょう。

主な方法は次のとおりです。

ガクチカ作成方法
  • インターンに参加する
  • 大学以外の活動に参加してみる
  • アルバイトで新しいスキルを磨く
  • 自分の趣味に目標を設定して取り組む
  • 資格取得に挑戦する

以上の方法であれば、今からでもガクチカを作ることができるため、焦る必要はありません。

では、詳細を見ていきましょう。

インターンに参加する

ガクチカを作るなら、まずは、インターンに参加してみましょう。

1dayインターンや数日の短期インターンであれば、時間がなく忙しい人でも気軽に参加できることがメリットです。

インターンの中では、グループワークやディスカッション、座談会などが実施される場合があり、その際は周りと協力したり積極的に発言したりすることが求められます。

自分自身を試す場として良い機会になるため、インターン参加はおすすめです。

グループワークやディスカッションで良い結果を残せれば、人事担当者の目に留まり、早期選考に対する優遇チャンスをもらえる場合もあります。

もちろん、業界・企業研究としても役立つことは間違いないため、インターン参加には多くのメリットがあります。

なお、インターンによって具体的なプログラムは異なるため、参加の際は必ず内容を確認しましょう。

ほとんど一方的に説明を聞くのみの説明会的なインターンは、ガクチカのエピソードには使えない可能性があるため注意が必要です。

大学以外の活動に参加してみる

大学以外の活動に参加して経験を積むのも有効な方法です。

大学生活だけに限らず、さまざまな場所で得た経験が自分の個性や強みを引き出すきっかけになります。

大学以外の活動としては、地域のボランティア活動やイベントの運営、オンラインでのコミュニティ活動などがあります。

これらの活動に参加することで、普段の大学生活では出会えない人々と関わり、新しい価値観やスキルを学ぶ機会が得られます。

地域の清掃活動に参加する中でリーダーを任され、チームをまとめた経験は、ガクチカとして十分アピールできるものです。

大学以外の活動に取り組む理由は、実践的な経験を通じて、自分の得意なことや興味のある分野を具体的に見つけやすくなるからです。

アルバイトで新しいスキルを磨く

アルバイトを通じて新しいスキルを磨くのはいい方法です。

アルバイトはただの収入源にとどまらず、実社会で役立つスキルや経験を積む場として活用できます。

接客業であればお客様とのコミュニケーションを通じて対人スキルが向上し、裏方作業では効率的な作業手順や時間管理を学ぶことができます。

また、リーダーシップを求められるポジションに挑戦すれば、チームをまとめる力を鍛えることができるでしょう。

アルバイトを通じてスキルを磨く理由は、実践的な経験が自己成長に直結するからです。

ガクチカが見つからないと悩んでいるなら、アルバイトで新しいスキルを磨き、実践的な経験を積むことで、自信を持てるエピソードを作り上げましょう。

自分の趣味に目標を設定して取り組む

自分の趣味に目標を設定して取り組むことも有効な手段です。

趣味は自分が楽しんで続けられる活動であり、それに具体的な目標を加えることで努力の成果や成長を実感できる経験に変わります。

スポーツを趣味とする場合、記録を更新する目標を立てる、または大会に挑戦することで具体的な成果を追求できます。

このような取り組みをすることで、趣味が「挑戦」と「達成」のエピソードに変わり、面接でも説得力を持って語ることができます

好きなことを活かして自分の成長をアピールできるエピソードを作りましょう。それがガクチカとして企業にも伝わる貴重な経験になります。

資格取得に挑戦する

資格取得に挑戦するのも経験を作るいい手段です。

資格取得は目標が明確であり、努力の過程や結果が形として残るため、アピールしやすいエピソードを作ることができます。

TOEICや簿記、IT系資格など就職活動や将来のキャリアに役立つ資格に挑戦するのも良いですし、自分の興味がある分野の資格に挑むのもおすすめです。

挑戦するなかで計画的な学習を行い、苦手分野を克服したり、試験本番に向けて集中力を高めるなど、努力のプロセスそのものが評価対象になります。

ガクチカが見つからないと悩んでいるなら、資格取得を通じて新しいスキルや知識を身につけ、自分の成長を実感できる経験を作りましょう。

それは面接だけでなく、将来の仕事にも活かせる大きな財産となります。

【ガクチカ】学生時代に頑張ってきたことを書く際の構成

学生時代に頑張ってきたことをエントリーシートに書く際に意識したい文章構成は以下です。

頑張ってきたことの構成
  • 結論
  • きっかけや動機
  • 具体的な行動
  • 挫折経験
  • 結果や学んだこと
  • 入社後に活かせること

上記の順番を意識して文章を構成すると採用担当者へあなたの魅力を伝えやすくなりますので、ぜひ参考にしてください。

1.結論

ガクチカを書くときには、まず結論から書きましょう。

結論を最初に提示することで、読み手は何を伝えたいのかをすぐに理解でき、文章全体の焦点が明確になります。

特に採用担当者は多くの就活生と面接をしているので、簡潔に自分のアピールポイントを伝えることが求められます。

たとえば、「私はアルバイトで接客スキルを磨き、売上向上に貢献しました。」と結論から書き、その後に具体的なエピソードや方法を説明する形にすると、採用担当者に強い印象を与えることができます。

2.きっかけや動機

次に「きっかけ」や「動機」を書きましょう。

なぜその活動に取り組んだのかを伝えることで、採用担当者はあなたの行動に対する理解を深め、納得感を得やすくなります。

きっかけや動機を書くことで、単なる結果だけでなく、あなたがどのような意図で行動したのかを伝えることができます。

たとえば、「お客様からのクレーム対応がきっかけで、接客スキルを向上させようと思った」と書くことで、単なるスキルアップではなく、実際に直面した課題に対して具体的な動機を持って行動したことが伝わります。

3.具体的な行動

次に「具体的な行動」を書きます。

どんな結果を出したのかだけでなく、その結果に至るまでにどのような具体的な行動を取ったのかを詳細に説明することで、あなたの実行力や問題解決能力をアピールできます。

たとえば、「接客のスキル向上のために、毎回のシフト後に自己評価を行い、上司からフィードバックをもらった」といった具体的な行動を記載することで、単なる成果だけではなく、自己改善に向けた姿勢や計画的な行動が伝わります。

4.挫折経験

次に「挫折経験」を書いていきます。

挫折経験を含めることで、あなたが困難に直面したときの対応力やどのように問題を克服したのかをつたえていきます。

挫折を乗り越えた経験は、単に成功したエピソードよりもあなたの成長過程を深く示すことができ、面接官にとってしりたいポイントになります。

たとえば「アルバイトで目標の売上を達成できなかったが、原因を分析して営業方法を見直し、翌月には売上目標を超える結果を出した」といった挫折のエピソードを盛り込むことで、問題解決能力や粘り強さがアピールできます。

5.結果や学んだこと

次に「結果や学んだこと」を書きます。

結果や学びを明確に記載するとあなたがどのような成果を上げたのか、またその経験を通じてどんな成長を遂げたのかが伝わります。

成功だけでなく、失敗から得た教訓も含めることで、成長の意欲があることをアピールできます。

たとえば「売上目標を達成したことで、チーム内でのコミュニケーションの重要性を再認識し、その後の業務に活かすことができた」と記載することで、成果とともに学びを具体的に示すことができます。

6.入社後に活かせること

最後に「入社後に活かせること」を書いていきます。

自分がどのように成長したのか、その経験が今後の仕事にどのように役立つのかを伝えることで、企業があなたを採用した場合のメリットをイメージしてもらえます。

「チームでの協力を学んだ経験を活かし、入社後はチームワークを重視して業務を進めたい」といった具体的な活用方法を示すことで、企業が求める人物像にマッチしていることをアピールできます。

ガクチカを締めくくる際には、自分の成長が企業にとってどう価値を生み出すかを伝えることが大切です。

【ガクチカ】学生時代に頑張ってきたことを書くときの注意点

学生時代に頑張ったことを書くときには以下3つに注意をして考えましょう。

頑張ってきたことを書くときの注意点
  • 頑張ったことだけどを並べてしまう
  • 抽象的な内容になっている
  • 他人を否定して自分をよく見せる表現を使う

ありきたりな内容にならないように気をつけましょう。それぞれ、詳しく解説をします。

頑張ったことだけを並べてしまう

ガクチカを書くときに注意すべきことは、頑張ったことをただ並べてしまうことです。

よく見られるのが、学生時代に取り組んだ複数の活動を羅列して、それぞれの成果を簡単に説明するだけの内容です。

しかし、こうした書き方では、どれも中途半端に見えてしまい採用担当者に印象を与えることができません。

重要なのは、1つの経験に焦点を当てその過程や結果を深掘りして伝えることです。

たとえば、アルバイトでの接客業務を頑張ったのであれば、その業務を通じて学んだスキルやどのような困難を乗り越えたのか、どんな成長があったのかを具体的に説明しましょう。

このように、1つのエピソードを掘り下げることで、あなたの行動力や課題解決能力、成長をしっかりと伝えることができます。

抽象的な内容になっている

2つ目の注意すべき点は、内容が抽象的になってしまうことです。

困難な状況を乗り越えたなど、具体性に欠ける表現は避けましょう。

抽象的な内容では、実際に何をどう頑張ったのかが分かりづらく、あなたの強みや実力が伝わりません。

たとえば、「チームワークを大切にした」と書く代わりに、「チームで役割分担を明確にし、意見を調整しながらプロジェクトを進めた」と具体的に表現することで、あなたの行動や貢献が具体的に伝わります。

また、困難を乗り越えた経験についても、「どのような困難があったのか」「どのように解決したのか」を具体的に書くことで、説得力が増します。

それによって、採用担当者はあなたがどれだけ努力し、どんな成果を上げたのかを具体的に理解できるため、印象が大きく変わります。

他人を否定して自分をよく見せる表現を使う

他人を否定して自分をよく見せようとする表現を使うことは避けましょう。

「他のメンバーはやる気がなかったが、私は最後までやり抜いた」といった内容は、自分を強調するつもりが逆効果になります。

他人を否定する表現は、協調性やチームワークの重要性を軽視している印象を与えかねません。

企業は、個人の能力だけでなく、チームで協力して成果を上げる能力も重視します。そのため、他人を貶めて自分を引き立てるよりも、チームとしてどんな役割を果たしたのかを強調しましょう。

ガクチカでは、他人を立てながら自分の強みを伝えるバランスが重要です。

嘘をつく

ガクチカを書くとき、嘘をつくのは絶対にNGです。

頑張ったことがないからといって、嘘のレベルで脚色したエピソードを伝えたり、まったく体験したことのないエピソードを述べたりするのは避けましょう。

就活のアピールにおける嘘はバレやすいうえに、あとで矛盾が出れば信頼を失うからです。

企業の人事担当者や面接官は、たくさんの就活生のガクチカに触れているため、「嘘っぽい内容」には経験上気づきやすいのです。

また、嘘をつくと、ほかの回答やアピールとの間で一貫性が見られなくなることも多いです。
嘘だとわかれば、不誠実な印象を与えてマイナスな印象につながるだけなので、必ず自ら経験したことを正直に伝えましょう。

どうしてもエピソードが思いつかない、頑張ったことがない…と困っているなら、今からでも積極的に行動してガクチカを作ることが大切です。

【ガクチカ】学生時代に頑張ったことが本当にない人のための例文11選!

ここからは、学生時代に頑張ったことがないがゆえにガクチカ作成に困っている人に向けて、いくつかの例文を紹介していきます。

紹介するガクチカ例文のテーマは以下のとおりです。

例文テーマ
  • アルバイト
  • 自己管理
  • ボランティア
  • 趣味
  • グループワーク
  • 海外旅行
  • 資格取得
  • 勉強
  • サークル
  • 目標設定
  • インターン

例文を参考にすれば、似た経験からガクチカが見つけやすくなる場合もあります。

では、例文を一つひとつチェックしていきましょう。

1.アルバイト

私が学生時代に力を入れたことは、大学のカフェでのアルバイトです。

カフェではスタッフ間の連携が課題となっており、忙しい時間帯に業務が滞ることがありました。

そこで私は、経験が長かったため率先してシフト調整を工夫し、適材適所で配置できるよう改善しました。

また、新人スタッフが早く業務に慣れるように、マニュアル作成にも尽力しました。

結果、業務の流れがスムーズになり、スタッフ同士の協力体制が強まりました。

この経験を通じて、チームワークの大切さと、全体を見ながらリーダーシップを発揮する重要性を学びました。

入社後も、仲間と協力しながら円滑に業務を進めることを意識し、組織の一員として成果に貢献していきたいと考えます。

2.自己管理

私が学生時代に力を入れたことは、自己管理を意識し、学業とアルバイトを両立したことです。 当時は、アルバイトと勉強の両立が難しく、試験前に十分な学習時間を確保できないことが課題でした。

そこで私は、試験の1か月前から綿密な計画を立て、学習時間とアルバイトのバランスを調整しました。

特に勉強を進める際は、試験範囲を細かく区切り、隙間時間を活用して効率的に学習するようにしました。

その結果、試験の成績を維持しながら、アルバイトにも安定して取り組むことができました。

今回の経験を通じて、計画的に行動することの重要性と時間管理のスキルを身につけました。

入社後も身につけた計画性と時間管理能力を活かし、業務の優先順位を考えながら、効率的に仕事を進めていきたいです。

3.ボランティア

私が学生時代に力を入れたことは、地域のイベントでのボランティア活動です。

ボランティアに初めて参加した際は、来場者の誘導や運営スタッフとの連携が上手くいかず、円滑に進行できない場面がありました。

そこで私は、事前にスタッフの役割分担をしっかりと考え、情報共有を徹底するよう働きかけました。

また、来場者への対応をスムーズに行うために、積極的に声をかけてわかりやすい案内を心がけました。

結果、イベントは滞りなく進行し、参加者や運営スタッフから感謝の言葉をいただくことができました。

この経験を通じて、私は、円滑なコミュニケーションと協力の大切さを学びました。

入社後も、社員同士で協力しながら積極的に業務に取り組み、チームの一員として会社に貢献したいです。

4.趣味

私が学生時代に力を入れたことは、趣味の絵画です。

もともと絵を描くことが好きでしたが、さらに上達したい気持ちがあったため、私は「1年間で30枚の絵を描く」という目標を立てました。

しかし、学業やアルバイトと並行しながら制作を続けるのは容易ではなく、途中でモチベーションが下がることもありました。

そこで私は、スケジュールを立てて計画的に制作を進め、SNSで経過を発信することで継続意識を高めました。

その結果、目標を達成するだけでなく、表現力の向上や新しい技法の習得にもつながりました。

私は今回の経験から、目標を持って努力を続けることの大切さを学びました。

入社後も養ってきた継続力や忍耐力を活かし、粘り強く課題解決に向けて尽力していきたいです。

5.グループワーク

私が学生時代に力を入れたことは、ゼミのグループワークです。

ゼミに所属した当初は、私は自分の意見を発言することが苦手で、議論に積極的に参加できませんでした。

 

しかし、このままではグループに貢献できないと感じ、まずは自分の考えを整理してから発言することを意識しました。

また、ほかのメンバーの意見をよく聞くことで、共感や質問を交えながら会話を広げる工夫をしました。

その結果、徐々に自信を持って発言できるようになり、最終的にはグループの進行役を務めるまで成長しました。

この経験を通じて、主体的に行動することの大切さと、チームで協力しながら成果を出す力を学びました。

入社後も周りと積極的にコミュニケーションを取りながら、自らの意見を発信し、成果の最大化に向けて貢献したいと考えます。

6.海外旅行

私が学生時代に力を入れたことは、一人での海外旅行です。

初めての海外一人旅では、言語や文化の違いから戸惑うことが多く、現地の人とのコミュニケーションに苦労しました。

しかし身振り手振りで積極的にコミュニケーションを取ったり、簡単な現地の言葉を覚えたりすることで、徐々に会話ができるようになりました。

また、自ら現地の人と交流して異なる価値観に触れることで、自分の視野を広げることもできました。

私は経験を通じて、柔軟な考え方や適応力の大切さを学べたと実感しています。

入社後も学んだ柔軟性と適応力を活かし、新しい環境や変化にも前向きに対応しながら、多様な価値観を尊重しつつ業務に取り組んでいきたいです。

7.資格取得

私が学生時代に力を入れたことは、TOEICのスコア向上のための勉強です。

私は英語の長文読解が苦手で、時間内に解き終えることができないという課題がありました。

そこで私は、毎日30分間の学習を習慣化し、単語の暗記やリスニングの強化、模擬試験を繰り返し行いました。

この結果、目標としていた700点以上のスコアを達成し、継続的な努力が成果につながることを実感しました。

私は今回の経験を通じて、自己管理能力や、計画的に物事を進める力を身につけることができました。

入社後も目標を明確に設定し、地道な努力を続けながら成長することで、会社に貢献していきたいと考えています。

8.勉強

私が学生時代に力を入れたことは、法律の勉強です。

当初、民法の講義では判例の理解に苦戦し、思うように成績が伸びませんでした。

そこで私は、自分に合った勉強方法を見つけるためにノートの取り方を工夫し、判例の要点をまとめる習慣をつけました。

また、過去問を分析し、論理的に考える力を養うことで徐々に理解が深まりました。

結果、民法の試験では高得点を獲得し、成績を向上させることができました。

私は今回の経験を通じて、粘り強く取り組む姿勢や自己分析力の重要性を学びました。

貴社に入社した際も自ら課題を見つけ、最適な方法を模索しながら努力を続けることで、組織に貢献していきたいと考えています。

9.サークル

私が学生時代に力を入れたことは、イベントサークルでの活動です。

当初、サークル内では意見がまとまらず、イベント準備がスムーズに進まないことが課題でした。

そこで私は、リーダーとしてメンバーの意見を積極的に聞き、それぞれに適した役割を与えることでチームをまとめました。

また、メンバー全員が納得できるように、話し合いの場を設けるなどの工夫を重ねました。

その結果、イベントは滞りなく成功し、参加者からも好評を得ることができました。

この経験を通じて、私は目標達成のためにチームをまとめるリーダーシップと、周囲と協力する大切さを学びました。

入社後も社内外の人と円滑にコミュニケーションを取りながら、成果を生み出せる人材を目指します。

10.目標設定

私が学生時代に力を入れたことは、読書です。

当時は、毎月1冊本を読むという目標を立て、計画的に読書を進めることを心がけました。

しかし、学業やアルバイトで忙しい時期は読書の時間を確保するのが難しく、計画通りに進まないこともありました。

そこで私は、通学時間や隙間時間を活用し、無理のないスケジュールを組むことで継続的に読書を続けました。

その結果1年間で12冊以上の本を読み切ることができ、知識の幅が広がっただけでなく、計画的に物事を進める力が身につきました。

この経験から、私は、小さな挑戦を積み重ねることの大切さを学びました。

入社後も積極的に目標を持ち、計画的に行動することで自己成長につなげていきたいと考えます。

11.インターン

私が学生時代に力を入れたことは、大学の夏休みに参加した短期インターンです。

初めての業務に挑戦する中で、特にチームでのプロジェクト推進においては、当初は意見をうまく伝えられないことで業務の進行がスムーズにいかないことがありました。

そこで私は、事前に議論のポイントを整理し、簡潔に伝える練習を重ねました。

また、ほかのメンバーの意見を積極的に聞き、それぞれの意見の要点をまとめながら議論することを心がけました。

その結果、チームの意思疎通が円滑になり、プロジェクトを効率的に進めることができました。

私はこの経験を通じて、協調性や論理的な伝え方の重要性を学びました。

入社後も培ってきた協調性と論理的な伝え方を活かし、周囲と協力しながら円滑にプロジェクトを進めていきたいです。

【ガクチカ】まとめ

ガクチカとして書くエピソードは、特別なものである必要はありません。

そのため、頑張ったことがない…と悩んでいる人は、身近な成功体験や集中して取り組んだことをぜひ振り返ってみましょう。

普段の生活や大学の授業などを思い出せば、エピソードは見つかる可能性があります。

また、どうしても思いつかない場合は、これから行動を起こすことで新たにガクチカを作ることもおすすめです。

ガクチカの書き方のポイントを押さえたり例文をチェックしたりしながら、魅力的なアピールにつなげましょう。

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柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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