業界研究を始めなくてはいけないと考えているそこのあなた。
業界研究は簡単そうに見えてとても難しいです。
いざ始めたはいいが、途中で挫折して、就活がはじまってしまうこともございます。
そこで本記事では、業界研究をステップ別でご紹介しております。
ぜひあなたもこの記事を参考に業界研究を進めていただければと思います。
・業界研究が必要な理由
・業界研究を行って得られること
・業界研究における留意点
・就職エージェントを利用して業界研究をするメリット
・自己分析を終えて、業界研究に取り組もうと考えている人
・業界研究のポイントを押さえたい人
・業界研究の進め方を知りたい人
・業界研究に必要な情報のおすすめの探し方を知りたい人
目次[目次を全て表示する]
【業界研究のやり方】業界研究はなぜ大事なの?
業界研究はなぜ大事なのでしょうか。
業界研究って言われてもよくわからないし、そもそもなぜ大事なのか以前に、なんで業界研究が必要かわからないという方も多いのではないでしょうか。
業界研究が必要な理由は、大きく2つです。
自分自身のため
1つは、自分のためです。
具体的には、自分の今後のキャリアを預ける企業が本当にその企業で良いのかを検討するために必要です。
たとえば、業界の成長率はどの程度かは把握しておきたいですよね。
業界の成長率が80%で年々市場が縮小していたら、そのトレンドはおそらく変わらないと考えられるでしょう。
それを知っていてあえて飛び込むのと、知らずにその業界に飛び込むのでは入社後の気分も大きく変わってくるでしょう。
志望する業界の知識をつけるため
業界研究を進めることで2つの知識を得られます。
1つ目は、自分が興味を持っている業界について理解を深め、知識が増えることです。
2つ目は、志望する業界だけではなく他の業界についても広く浅く知れることです。
この2つの知識は、志望業界に抱いていたイメージを広げることができます。
そのため、自分のやりたいこととマッチしているのかなど自分の選択をより良いものにしてくれます。
また、業界について理解を深められればその業界に該当する企業の特徴も理解できるようになり、志望企業を選択する際にも役に立ちます。
志望業界・志望企業に愛を示すため
2つ目は志望している業界/企業に愛を示すためです。
大げさに言っている訳ではなく、社会人になるうえで相手のことを思いやり、考えることはとても重要なことです。
たとえば、企業としてはどんな学生が欲しいかを考えてみてください。
「優秀な人」が一番すぐに思いつく答えではないでしょうか。
たしかにそれも間違っていないと思います。
他に出てくるものとして、
- やめなさそうな人
- 内定を辞退しなさそうな人
- 長く勤めてくれそうな人
などが思い浮かぶと思います。
これらの人を見分けるためにはどうすればよいのでしょうか。
多くの学生が口をそろえて、
- 御社が第一志望です
- ○○な理由で
- HPの△△という記載に惹かれて
などを発言する訳です。
面接官の立場に立って考えると容易に想像がつきますが、考えていない人の志望理由なんて、そもそも見分けがつかない訳がないですよね。
この“考える”と“考えない”の差を分けるものが業界研究なのです。
業界研究をしているかどうかで、このように差がつく可能性があるため前持って準備をしておくことが重要となるのです。
【業界研究のやり方】業界研究をすることで得られること
就活のスタートとして外せない業界研究ですが、業界研究を行うことで何が得られるのでしょうか。
得られることを踏まえ、得られる成果が出るような業界研究を行うことが大切です。
・本当に自分がやりたい仕事と出会える
・志望動機に深みが出る
・入社後に役立つ
本当に自分がやりたい仕事と出会える
子どものころから学生時代まで、就活生が接したことがある業界や仕事は、世の中にある多くの業界や仕事から見れば、ほんのわずかでしかないはずです。
生活をしていく中で、極身近な業界や仕事しか把握していないのではないでしょうか。
たとえば、子どものころから家族で通っていた愛用のファミレスやお気に入りのコンビニのお弁当、スーパーで買う大好きなアイスクリームなど、すべて食品業などとひとくくりにしていませんか。
ファミレスは飲食サービス業界ですし、コンビニは流通・小売業です。
アイスクリームなどの食品を製造するのは食品業界であり、製造業の1種です。
このように同じ食品を扱う業態でも、所属する業界が異なります。
もっとも、業界が違っても同じような仕事をする職種も存在しています。
たとえば、新しい食品の企画や開発の仕事がしたいなら、食品メーカーはもとより、ファミレスの本部やコンビニの本社の商品企画部や開発部でも行うことが可能です。
ご自身がやってみたい仕事をするには、どの業界がベストなのか、どの業界なら回り道せずに、すぐにその職種に就けそうかなど業界研究を通じて比較検討ができます。
やりたい仕事が営業という方なら、営業の仕事はほぼどの業界でも存在する職種です。
自分にとってもっともマッチする売りたい商品やサービスは何なのか、業界研究をしながら取捨選択していくことができます。
やりたい仕事がまだ漠然としている方にとっては、業界研究を通じて、やってみたい仕事や興味を持てる業界を見つけられる機会です。
志望動機に深みが出る
業界研究を通じてエントリーしたい企業が見つかった方も、業界研究をしなくても就職したい企業は決まっているという方も、業界研究を行うことで、志望動機をより堀り下げることができ、面接官を納得させる深みが出ます。
多彩な業界がある中で、他の業界ではなく、その業界を選んだのはなぜなのか、その業界の中でもその企業を選んだのはなぜなのかが、業界研究を深めることで、より明確になるからです。
入社後に役立つ
自分が希望する業界だけでなく、他の業界についても理解を深めておくことは、入社後の仕事をしていくうえでも役立ちます。
たとえば、飲食業界に就職したとして、ライバルは同業他社だけではないという意識が働きます。
同じ業態のレストランだけではなく、持ち帰ってどこでも食べられるコンビニのおいしい弁当や、高級ホテル並みの味と評価される食品メーカーが製造する冷凍食品も競争相手になるからです。
それぞれの業界は単独で成り立っているのではなく、それぞれの業界が関わり合ったり、連携し合ったり、つながり合っている関係にあります。
こうした関係性を理解することや各業界の特徴を理解しておくことが、入社後の仕事をしていくうえで役立ちます。
【業界研究のやり方】業界研究のポイント
ここでは業界研究を進めていく上で、意識してほしいことを紹介します。
まず、全体を俯瞰して理解してから、業界の特徴の把握を進めます。
そして、成長性や課題点はあるのかといった詳細の理解に努めます。
このように広く捉えてから理解を深める方向で行うと、全体像を見失うことなく効率よく業界研究を進められます。
・ポイント①業界全体を大まかにとらえる
・ポイント②業界の特徴を知る
・ポイント③業界の成長性や課題点を知る
ポイント①業界全体を大まかにとらえる
まず業界の全体像をしっかりと把握することが重要です。
ここでは、業界規模やその推移、最近の動向などを広く浅く捉えましょう。
例えば、業界規模を知ることで企業業績の安定性が高いかを推測できます。
また、業界規模の推移は、重厚長大産業なのか成長産業なのかの判断材料になります。
最近の動向からは、市場ニーズやトレンドなどが把握できます。
このように全体像を理解することで、志望業界を取り巻く状況を深く理解できます。
ポイント②業界の特徴を知る
広く浅く調べた後は深掘りすることを意識し業界内の詳細な現状を調べて、その業界の特徴を知ることが大切です。
業界の特徴やサービスがあるのか想定顧客のターゲット層など、市場全体での業界の立ち位置を把握します。
また、業界を代表する企業や同業他社の数などを確認します。
そして、主要な企業間の関係性も調べてみます。
そうすることで、寡占状態なのか多くのベンチャーが切磋琢磨しているのか見えてきます。
ポイント③業界の成長性や課題点を知る
業界が今後どのくらいの成長見込みがあるのかや、社会の中でどのような役割を果たすことを目指しているのか調べます。
さらに、業界が抱える課題点も確認しましょう。
もし、課題点が見つかったとしても、良い面と悪い面の両方の視点から考えてみます。
そうすれば、課題を改善するための方針と自分のキャリア目標と合っているか確認できます。
自分が就活で目指している目標とミスマッチしないことが就活では大切なことです。
【業界研究のやり方】業界研究における留意点
・没頭しすぎない
・基準を明確にして比較する
・業界の現状をチェックする
・目的を見失わない
・アウトプットを忘れない
没頭しすぎない
業界研究は就活の最初の糸口であり、業界研究の後には企業選びや、職種選び、エントリーしたい企業の研究なども待っています。
業界が多いからとあらゆる業界を網羅して、細かく追及していては時間がなくなります。
すでに志望業界やエントリーしたい企業が決まっている方なら、その業界に関連する業界を中心に研究するといった方法でもかまいません。
また、やりたいことがまだわからない方なら、自分が興味を持った業界から派生して関連業界をチェックしてみましょう。
興味がある業界もわからない方は、大学での専攻に合わせ、理系に人気の業界、文系に人気の業界からスタートし、ランキング上位から順にチェックするというのがオススメです。
基準を明確にして比較する
やりたい仕事や興味ある業界がまだ見つかっていない方は、比較の基準を自分なりに作って、ポイントを抑えながら比較するのがオススメです。
たとえば、将来性のある業界か、今業界として抱えている問題や課題は何か、環境に優しい業界か、働き方改革に積極的な業界か、世間の評価はどうか、過去に大きな問題が起きた業界ではないか、BtoBかBtoCがメインか、どんな職種がメインかといった基準です。
業界の現状をチェックする
業界研究はともすると、経営学の本やビジネス書などに書かれた形式的な内容だけにとどまってしまうことがあります。
実際に就職して働いていくうえでは、あるべき姿の机上の空論ではなく、業界の現状を知ることが大切です。
理想的な業界だと思ったのに問題が山積みだった、少子高齢化の影響を受けやすい業界である、働き方改革とは程遠い業界であるなど、今社会問題となっている事柄の影響を大きく受ける業界ではないかや、それを打開する策はあるかなどをチェックしたいものです。
業界の過去数年の動向や業績、売上規模などのデータも合わせてチェックしましょう。
目的を見失わない
業界研究を進めていくうえで留意したいのは、目的を見失わないことです。
業界研究をする目的は、自分に合った業界を見出すことです。
興味がある業界が自分に合っているか、自分の能力などを活かすことができるかを調べることに本来の目的があります。
にもかかわらず、業界をどんどん広げていき、ここは自分が大学で学んだ知識や素養とはかけ離れた世界だけれど、将来性がありそうと追求するなどしていると、無駄な時間を取られてしまいます。
自分に合った業界や志望するか検討している業界と、その関連業界の知識を得ることは大切ですが、手を広げすぎると次のステップに進めず、就活の準備としてなすべきことが疎かになりかねません。
志望したい業界で求められる素養を理解し、自身のスペックとの合致を考えることに真の目的があることを忘れないようにしましょう。
アウトプットを忘れない
業界研究をして志望したい業界が絞り込めたら、そのまま放置せず、業界について理解したことと、業界で求められている能力や素養を書き出し、自分にマッチしているポイントをまとめてみましょう。
実際にその業界に決めた理由やどのように活躍したいか、簡単に志望動機をまとめてみる練習も大切です。
エントリーシートには、業界研究を行った後、企業研究をして絞り込んだ企業に対して志望動機を書きますが、なぜその業界に決めたのかを問われた際の準備として、アウトプット練習を行っておくと、エントリーシートを書く練習にもつながります。
選考者に伝わりにくい書き方を身につけてしまわないよう、早めに添削を受けておくこともおすすめです。
また、面接のときに業界研究したことをアピールすることも大切です。
面接練習も早めにするようにしましょう。
【業界研究のやり方】業界研究のやり方って?
業界研究をやれ。と言われてもどうやって業界研究をすればいいのでしょうか。
【業界研究 やり方】で調べるといくつもやり方が出てくるでしょう。
ここでは業界研究のやり方の全体像と、それぞれどの程度行えばよいのかを説明します。
Step1 業界を知る
Step2 興味ある業界をいくつか抽出する
Step3 業界をよく知りましょう
Step4 自分と掛け合わせましょう
Step1 業界を知る
まずは、業界が決まっている/決まっていないにかかわらず社会にはどんな業界があるのかを知りましょう。
業界研究本の記事などに記載のあるように業界四季本などを用いて、全体像をつかみましょう。
広く知ることが第一ステップです。
Step2 興味ある業界をいくつか抽出する
次は興味がある業界をいくつか抽出しましょう。
「全業界を受けたいです」といった方はあまりいないとは思いますが、2~3個程度に絞った方がスムーズに進めることができるでしょう。
選択と集中です。
2~3に業界を絞ったら
- その業界の主要企業はどこか
- 顔ぶれや売り上げ順位
などを大まかに把握してください
Step3 業界をよく知りましょう
次は2~3の絞った業界に関して、さらに詳しくなりましょう。
それぞれ2つの方法で業界研究を進めていくことが有効です。
セカンダリーリサーチ
1つはセカンダリーリサーチです。
本やインターネットなどの二次情報源から情報を集めましょう。
- 売り上げトップ企業はどこか
- その特徴は何か
- 業界内の環境変化は起きているか
- 今後数年間の課題
- 業界全体の傾向はなにか
などわかることを調べていきましょう。
プライマリーリサーチ
2つ目はプライマリーリサーチです。
自分の足を使って情報を集めましょう。
具体的には、合同説明会、企業セミナー、インターンシップへの参加、OB訪問などです。
ここではセカンダリーリサーチで集めたデータ、情報をもとに1段深い情報を集めましょう。
たとえば、
御社の求める人材像は環境変化に適応できる人とありますが、これは直近○○業界で起きている変化への対応を意識されているのでしょうか。
もしそうなのであれば、このようなスキルやマインドが重要になると思うのですが、××さんはどのようにお考えですか?
などです。
ここで××さんが言ったことは面接でも使えるのでメモしておいて面接等で使えば自分だけの武器になります。
××さんにOB訪問させていただいたのですが、その際に~と申しておりまして、そこに非常に共感しました。
なぜなら…
といった感じです。
Step4 自分と掛け合わせましょう
最後にStep4では自分と掛け合わせることで志望理由や将来やりたいこと等を明確にしていきましょう。
大きくは2つあります。
面接対策
1つは面接対策です。
これは業界研究の結果分かったことと、自分の経験や価値観と結び付けていきましょう。
○○な業界のため、自分の××な能力が生かせると思います。
その理由は△△の経験に基づきます。
といったイメージです。
将来やりたいこととの対応
2つ目は将来やりたいこととの対応です。
ここでは将来自分がやりたいことが志望業界でできるかを考えましょう。
たとえばA君の志望業界が実は年々規模が縮小しており、「売り上げを伸ばしていく活動」より「いかに効率的に少ない人数で回していくか」が重要になってきていたとします。
しかし、A君は伸びている市場で様々な事業をどんどん作り、伸ばしていきたいと考えていました。
このA君の願いを叶えるためには、業界全体の影響を受けづらい企業に行くか、伸びている業界に行くかのどちらかの選択になるでしょう。
このようにStep1から4までを通じて、業界研究を進めていくことで、業界や企業に詳しくなりましょう。
【業界研究のやり方】まとめ
業界研究は重要であり、前持って進めていくことが重要です。
業界研究のやり方は記載の通り、Step1~4を順にこなしていくことで業界に詳しくなり目標を達成することができるでしょう。
就職活動を円滑に進めるためにも余裕をもって早い段階で業界研究に臨みましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート