はじめに
IT業界への就職を目指すのなら、企業の就活偏差値をチェックしておきましょう。
就活偏差値の高い企業に就職できれば、周囲からはうらやましがられたり、待遇も良く働きやすかったりする能性が高くなります。
競争率が高く入社難易度も高いことを理解していれば、選考に挑む際に、無謀な挑戦をせずにきちんと準備できるはずです。
また、ほかの企業を選ぶ際にも役立ちます。
就活偏差値の高い企業の特徴を知ることができれば、今後伸びていく企業を見つけられるかもしれません。
【IT業界の偏差値ランキング!】ITとは
ITというと、インターネットをイメージする人が多いようです。
確かに、ITを語るうえで、インターネットの存在は欠かせません。
インターネットが発達したことで、急速にITが発達したことは事実だからです。
しかし、インターネットだけでなく、ITは私たちの身の回りにあふれています。
ITはInformation Technologyの略称です。
直訳の通り、情報技術の全般を指す言葉で、パソコンやスマートフォンなどのネットワークを使って、情報をやりとりしたり保存したりする技術の総称です。
つまり、インターネットを使うことを可能にしているパソコンやスマートフォンなどのデバイスもITに含まれます。
情報処理だけでなく、情報を守るセキュリティや電子マネーもITに含まれるのです。
IT分野が発展したことで私たちが得られたメリットは非常に大きいですし、この先もさらなる発展によって私たちの社会に大きなメリットをもたらしてくれることが予測されています。
十分な将来性があるうえに、膨大な商品やサービスが生まれている非常に大きな業界だと言えます。
【IT業界の偏差値ランキング!】IT業界の種類
数多くの分野が存在しているIT業界ですが、大きく5つの種類に分けて説明することができます。
通信業界、ハードウェア業界、ソフトウェア業界、情報通信サービス業界、インターネット業界です。
IT業界へ就職を志しているのなら、最低限これらがどういうものかを理解しておかなくてはいけません。
扱っている商品やサービスも異なりますし、それぞれの分野での仕事内容も大きく違ってきます。
以下で詳しく説明するので、よく読み理解しましょう。
通信業界
通信業界は、情報通信を可能にするためのインフラを提供しています。
たとえば、電話をするためにはスマートフォンや固定電話などの通信機器と電話回線が必要です。
インターネットを利用するには、タブレットやパソコンなどの通信機器と、Wi-Fiなどのインターネット回線が必要です。
これらの通信機器と、回線を提供しているのが通信業界です。
通信業界が提供しているインフラが利用できなくなれば、現在私たちが利用しているほとんどすべての情報通信が遮断されてしまいます。
私たちが日常生活で情報通信するために関わる一番身近な存在と言えます。
通信業界はそれほど、IT業界の根幹を担っている存在です。
他の業界は、通信業界から派生した部分もあり、通信業界だけでは担えない、さらなる便利さや娯楽を提供してくれます。
ハードウェア業界
スマホやダブレット、パソコンやテレビ、ほかの家電など情報通信を行うための機器を開発、販売しているのがハードウェア業界です。
DSやスイッチなどのゲーム機器もハードウェアに含まれます。
電話やラジオなど雑音の多い音声の受信などから始まり、テレビなど映像を受信できるようになり、パソコンなどでその他のデータの送受信が可能になり、現在では5Gなどきれいな映像データの送受信が瞬時に行えるようになりました。
膨大なデータ量の送受信を可能にしてきたハードウェアの発展はすごいものです。
インターネットを経由して物を購入する現在の購買スタイルの確立に大きく貢献してきました。
特にスマホ開発は、現在存在するほとんどすべての情報通信を、いつでもどこでも片手の中で行えるという革新を起こしました。
ソフトウェア業界
ソフトウェア業界は、パソコンやゲームのソフトやスマホアプリの開発、OS開発をしています。
ソフトやアプリを利用することで、私たちはドキュメントを作成したりゲームで遊んだりすることが可能です。
スマホでは、インターネットにアクセスすればさまざまなアプリをダウンロードして使うことができます。
OSとは、オペレーションシステムの略称で、コンピューターを動かすためのシステムです。
スマホの場合はiOSやAndroidがOSにあたります。
スマホやパソコンが問題なく機能し、私たちがゲームや仕事をすることや他の情報通信が行えるのはOSがコンピューターシステムを動かしてくれているからです。
ソフトやアプリとハードウェアをうまくつないで機能させる役割も、OSが担っています。
情報通信サービス業界
システムインテグレーターと呼ばれる企業が属しているのが情報通信サービス業界です。
情報システムの企画、開発、運用、設計などを総合的に行っています。
ハードウェアやソフトウェアを企画開発、販売する企業から商品を買い取り、利用者が使いやすいように組み合わせて一つの商品として完成させています。
どんなに高性能なハードウェアや、便利なアプリがあっても、適切に組み合わせないと力を発揮できず宝の持ち腐れです。
プログラミングによっては相性が悪く、組み合わせるとうまく機能しなくなるものもあります。
その一方で、いくつかのアプリや機能を組み合わせると、より使いやすくなるものもあるのです。
いろいろな商品やサービスを組み合わせることによって、それぞれの企業の悩みを解消し、利用者にとってもより良い商品を作っています。
インターネット業界
検索エンジンやECサイトの提供、Webサイトの作成、Web広告の掲載、SNSの提供などがあります。
これらの、インターネットを利用したサービス全般を指します。
インターネットを通じて情報のやりとりができるのは、これらのサービスによるものです。
通信機器や回線、アプリやソフトなど、さまざまなシステムが複合的に機能し合って、企業や個人が大量の情報をやりとりしたり、半永久的に情報を残したりすることができるようになりました。
Webサイトの数は、銀河系の星の数よりも多いと言われるほど発展しています。
また、1対多数のコミュニケーションを実現したことで、ビジネスモデルにも大きな変化をもたらしました。
広告ビジネスやフォロワー獲得競争になくてはならない存在になっています。
【IT業界の就活偏差値ランキング!】就活偏差値とは
就活偏差値という言葉は聞きなれないかもしれません。
高校偏差値や大学偏差値などの言葉からなんとなく意味を察することができる人はいるでしょう。
就活偏差値とは、内定を得る難易度を表すために企業に付けられた数字です。
就活偏差値が高い企業ほど、人気があり入社が難しい傾向があります。
学校の偏差値は学力テストなどによって決まるため、ある程度の正確さと普遍性が保たれますが、就活偏差値はそうはいきません。
企業の業績や、知名度、求人倍率などの要素によって変わります。
知名度や人気は企業イメージなど曖昧なものが作用して決まることもあるため、どうしても不確実性が伴います。
知名度が高くイメージが良いと事業規模や業績に比べて過大評価されることもありますし、不祥事があったり他の企業の人気が急上昇したりすると、偏差値が急に下がることもあります。
就活での企業選びに大いに役立つことは間違いありませんが、必ずしも企業の実態を反映しているわけではないということを理解しておきましょう。
【IT業界の就活偏差値ランキング!】就活偏差値を決める要素
就活偏差値を決めている具体的な要素を3つ紹介します。
入社難易度、労働環境、民衆の評判です。
入社が難しく、労働環境が良く、周囲の人々からの評判が良いほど、就活偏差値は高くなります。
入社難易度や労働環境は企業がある程度は独自にコントロールできるものですが、民衆の評判は企業努力の限界があったり、改善に時間がかかったりすることもあるため、実態とは違った評価がされていることもあるでしょう。
以下で、それぞれについて詳しく説明します。
入社難易度
入社難易度は、就活偏差値を決めるための最も重要な基準です。
入社難易度が高い企業ほど、内定者やエントリー者は高学歴の傾向があります。
書類選考を行ううえで、学歴が最初の足切りとなっている場合もあるのです。
また、社員の年収が高い企業ほど、入社難易度も高くなっています。
年収が高いということは、社内でそれだけ重要な人材であり、仕事ができる優秀な人が入社しているということです。
入社するには、そうした社員に負けず劣らず優秀な人材になる可能性があることを証明しなくてはいけません。
さらに、求人倍率も入社難易度を左右します。
人気のある企業ほど、採用人数に対して応募人数が多くなり、求人倍率が高くなるでしょう。
倍率が高いと、それだけ選考を通過して内定を得られる可能性は低くなります。
労働環境
職場環境や残業時間なども就活偏差値を決める基準の一つです。
労働者にとって、労働環境は働くうえでとても重要だからです。
いくら賃金が良くても、環境が悪くては心身を悪くし、働き続けることができなくなったり、生活に支障が出たりしてしまいます。
できる限り自分に合う時間や環境を選びたいと考えるのは当然です。
そして、人々が理想として抱く仕事の時間や環境はそう大差ありません。
平日の昼間が主な時間帯で、休日が確保でき、重労働が少なく、人間関係が良いなどの条件が主に挙げられます。
深夜や休日出勤、重労働が悪いというわけでは決してありません。
ただ、多くの人が理想として上げ、希望するような労働環境が整っている企業は就活偏差値が高いです。
民衆の評判
企業の知名度や人気によっても就活偏差値は変わってきます。
知名度が高く人気のある企業は、求人数に対して応募者が多く求人倍率が高くなる傾向があるからです。
知らない企業に応募はできませんし、とりあえず知っているからという理由だけで応募する人もいるくらいです。
また、認知度や人気が高いと、商品やサービスの売れ行きも良く、業績も良くなっていくことが見込まれます。
企業の景気が良いと、社員の収入も上がりやすくなるのです。
将来性を考慮しても、知名度や人気のある企業に応募が集まりやすくなります。
かつて、日本の大企業に就職すると親戚や友人などからちやほやされた時代がありましたが、今は、知名度や影響力のある企業に就職すると周囲から一目置かれる時代でもあります。
【IT業界の就活偏差値ランキング!】IT業界の業界別就活偏差値ランキング!
IT業界で就活偏差値の高い企業を紹介します。
先ほどIT業界を4つの分野に分けて紹介したように、ここでも4つの業界に分けてそれぞれ偏差値の高い企業をピックアップしました。
就活偏差値は変動するものですが、変化の激しいIT業界で長らく上位をキープしている企業ですので、確かな実力があります。
また、比較的入社しやすいと言われている、就活偏差値の低い企業も紹介しています。
興味を持ったら自分でじっくりと企業研究を行ってみてください。
ハードウェア業界
まずはハードウェア業界の高偏差値をキープしている企業を紹介します。
二大企業として、AppleとMicrosoftが特に高い偏差値を出しています。
やはり、スマートフォンとパソコンという電子機器の分野において、世界で圧倒的なシェアを取っているのが強みです。
ハードウェア業界で、大きなシェアを占めているこの2つの企業がIT業界の基盤となっていると言えます。
これらの企業では、優秀な人材が世界中から集まり、効率的でユニークな働き方を追及し、知名度や人気も群を抜いて高いため、高偏差値を出しているのです。
続いて、日本IBM、富士通、NECなどがあり、続いて日立、三菱電気、SONYがあります。
日本国内の大手企業の中では、東芝と日本ユニシスの就活偏差値が低い水準にあります。
Apple
Appleはスマートフォンの開発によって、一気に知名度とシェアを獲得していきました。
スマートフォンだけでなく、Macbookの発売によってパソコン市場でも近年急速にシェア数を伸ばしているため、さらなる成長が見込まれています。
Microsoft
Windowsを発売したことで、世界中にシェアと認知を広げました。
現在でもパソコン市場で多くの人に愛用されており、Appleに注ぐ時価総額をキープしています。
AppleとともにIT発展に大きく貢献してきた実績があり、将来性も期待されています。
日本IBN
アメリカのIBMの日本法人として設立されたことで始まったのが、日本IBMです。
ハードウェアの企画開発も行ってきましたが、近年ではそれだけにとどまらず、さまざまなインターネット関連サービスを展開し、実績を重ねています。
富士通
日本国内では有数のITサービス提携企業です。
スマホやパソコンなどのハードウェアのほかにも、ソフトウェアやアプリケーション基盤やセキュリティなどソフトウェアでも高品質な商品を生んでいます。
環境保全にも積極的に取り組んでいることも話題を生んでいます。
NEC
日本国内で1番最初にハードウェア業界で有名になったのがNECです。
パソコンやタブレットとその周辺機器の商品が充実しています。
有線、無線ともに通信機器の開発も進んでおり、AI関連の事業にも積極的に乗り出しています。
日立
日立の特徴は、日本でも有数の多国籍企業になっていることです。
世界中のいたるところに製造と販売の拠点を持っています。
日本でも多くの人に支持されている企業ですが、売上の半分くらいが海外からあがっています。
三菱電機
国内の総合電機メーカーとしては、日立に次いで国内で2番目に売上を出しています。
特に、産業用の電気機器の売上が国内でトップのシェアを誇っています。
国内の数多くの企業を支えている大手企業ということです。
SONY
過去に携帯型音楽プレイヤー「Walkman」が爆発的な流行をし、大きな売上をあげました。
ほかにもカメラやスマホなど高品質な電子機器を取り扱っており、信頼を集めています。
ゲームやネットワークサービスにも力を入れて取り組んでいます。
ソフトウェア業界
ソフトウェア業界の就活偏差値で1位になっているのは日本オラクルです。
日本オラクルと並び、Microsoftも国内1位の就活偏差値を出しています。
続いて同列3位として並んでいるのが、セールスフォース、SAP、日本IBMです。
次に、富士ゼロックスやジャストシステムといった企業が入ってきます。
ソフトウェア業界の中で、比較的、就活偏差値が低く入社しやすいと言われている大手企業もあります。
ワークスアプリケーションズやskyなどです。
大手IT企業に入りたいけれど、学歴や選考の基準が高く感じる人は、こうした企業も要チェックです。
ハードウェア業界で実績を出しており、ソフトウェア業界でも強い影響力を持っている企業が多々あるのが注目ポイントとなっています。
日本オラクル
日本オラクルは、米国企業のオラクルコーポレーションが日本で事業を行うために設立した外資系IT企業です。
OSやアプリケーションなど幅広く手がけていますが、最大の強みはデータベース管理ソフトです。
情報教育系の事業も行っています。
Microsoft
ハードウェア業界での就活偏差値もトップクラスでしたが、ソフトウェア業界でも同様に高い水準にあります。
ワードやエクセルなど、自社のハードウェアに合ったソフトウェアの開発と販売に成功していることが最大の強みです。
セールスフォース
セールスフォースは、世界で初めてできたクラウドコンピューティング・サービスです。
それまで個々のソフトウェアで行っていた作業が、クラウドを通してできるようになる革新を起こしました。
こちらもアメリカに本社がある外資系IT企業です。
SAP
米国系の企業が名を連ねる中、SAPはヨーロッパに拠点を置くソフトウェアの企業です。
ソフトウェア業界において、ヨーロッパ内最大級の規模です。
売上だけを見ても、Microsoft、オラクル、IBMに次いで世界第4位の実力を持っています。
日本IBM
Microsoftと同様に、ハードウェアで強い日本IBMはソフトウェア業界でも高水準にあります。
他社製品を取り入れて多様な商品の提供を行っていますが、やはりMicrosoftと同様、自社独自のインフラを活用した商品開発や販売が最大の強みです。
富士フィルムビジネスイノベーション
レーザープリンターやコピー機などの製品が有名な富士フィルムビジネスイノベーションですが、近年ソフトウェア開発やクラウドサービスの提供なども行っています。
オフィスの書類管理などのIT化を加速させ、業務の効率化に貢献しています。
ジャストシステム
ジャストシステムは東京に本社がある国内企業です。
アプリケーションソフトウェアの分野で業績をあげています。
特に、授業支援ソフトなどが話題となっており、学校教育など教育システムのIT化に役立つのではないかと注目されています。
ワークスアプリケーションズ
ワークスアプリケーションズは、企業向けのアプリケーション開発に特化している企業です。
会計や購買データの管理、業プロセスの管理などを簡単に管理できる企業向けのアプリ開発、販売を行っており、多くの企業から支持されています。
情報通信サービス業界
情報通信サービス業界では、CiscoとGoogleの就活偏差値が最も高い水準です。
特にGoogleは知名度もさることながら、社員や労働環境の質もどんどん良くしていこうという企業努力も話題となっており、圧倒的な人気を誇っています。
検索エンジンだけでなくYoutubeというプラットフォームも大成功したことで、広告事業などもさらに拡大しているのです。
CiscoやGoogleの次に、NTTデータ、野村総研、日立製作所、アクセンチュアなどの企業があります。
そして、NTTコミュニケーションズ、伊藤忠テクノソリューションズなどの企業が続きます。
日系企業でも世界有数の実績を持つIT企業が入っているのです。
情報通信サービス業界で就活偏差値が低い大企業は、ニッセイ情報テクノロジーやNTTコムウェアなどです。
Cisco
世界最大のコンピューターネットワーク機器開発会社がCiscoです。
シンプルで無駄のないインターネットシステムが強みです。
その使い勝手の良さから、世界中で多くのシェアを獲得しています。
数多くの企業と協力関係にあり、世界のITとネットワークのリーダー的存在です。
世界最大の検索エンジンを開発したことで業界のトップに躍り出てきたのがGoogleです。
クラウドコンピューティングやオンライン広告などさまざまなジャンルで事業を行っています。
スマホやパソコンなどの機器の開発販売にも挑んでいます。
NTTデータ
NTTデータは日本最大級の情報通信専業企業です。
MicrosoftやIBMのように複数の業界に根を張っている大企業が多い中、NTTデータは情報通信に特化していることが特徴です。
外資系の企業が目立ちますが、こうした日本の大企業も高い就活偏差値をキープしています。
野村総研
野村総研は、金融業や流通業を顧客としてシステム構築や運用に取り組んできた企業です。
情報サービス業として国内で確かな実績を積んでいます。
電子化を軸に、これまで多くの企業の業務改革や生産性の向上に貢献してきました。
日立
ハードウェア業界からも名前が挙がっている日立ですが、情報通信サービス業界でも有力な企業です。
あらゆる機器の通信をスムーズにする部品や回線、システム構築、セキュリティ管理などをトータルで企画開発、販売しています。
アクセンチュア
アクセンチュアは多国籍企業です。
世界で120ヵ国以上の企業を顧客に抱えています。
IT技術の活用やデジタル広告、システム設計など中心とした総合的な経営コンサルティングを、さまざまな企業や産業に対して行っています。
NTTコミュニケーションズ
NTTコミュニケーションズは、国際通信事業の担い手として、顧客企業のグローバルビジネスをサポートするための事業を行っています。
具体的には、クラウドを提供したりIT技術活用のためのコンサルティングを行ったりしています。
伊藤忠テクノソリューションズ
伊藤忠テクノソリューションズはシステムインテグレーターと言われる企業です。
他社製品や回線などをうまく組み合わせて便利でスムーズな情報通信を可能にするトータル・ソリューションの提供を行っています。
特に、ITインフラの構築や情報機器販売を得意としています。
インターネット業界
インターネット業界でも最も就活偏差値が高いのは、やはりGoogle、Amazon、Facebookです。
IT企業のトップに君臨し、世界を征服しているとも言われるGAFAの文字を作っている頭文字の企業たちです。
その世界の大企業に次いで、DeNAやリクルートが入ってきます。
さらにその次に、LINE、YAHOO、楽天などの企業の就活偏差値が高いです。
インターネット業界の中で、偏差値が低いのはGMOインターネット、グリー、ワークスアプリケーションズなどがあります。
インターネット業界は、企業だけでなく消費者が企業に直接関わる機会が多いため、企業名を聞いただけでその事業がイメージできる人が多いのが特徴です。
ネットショッピングやSNSなど、個人で身近に利用できるサービスも多いです。
世界最大級の検索エンジンや、動画投稿サイトYoutube の運営、無料のメールサービスGmailの提供、利用者に合わせたWeb広告の掲載など、幅広い事業を行っています。
膨大なデータを収集、分析し活用することを得意としています。
Amazon
小売業界に革命を起こしたと言われているAmazonですが、手がけているのは小売業だけではありません。
クラウドコンピューティング、音楽や動画の配信、ダブレットやスピーカーなど電子機器の開発、販売など幅広い事業を行っています。
アメリカの情報技術産業を代表する企業としても名高いのがFacebookです。
世界的なSNSサービスを提供しており、大きな影響力を持っています。
Instagramも加わったことでさらに話題になり、成長を見せているため株価も上がっています。
DeNA
DeNAは、スマートフォン用ゲームアプリの開発をメインで行う、日本のインターネット関連企業です。
ライブ配信アプリやカーシェアリングのためのアプリなど、さまざまなアプリを手がけています。
プロ野球の横浜DeNAを保有していることでも有名です。
リクルート
リクルートは国内向けに、求人広告や人材派遣などのサービスを行っています。
ITと広告事業に得意とすることから、グローバル斡旋に挑んだり、販売促進やITソリューションにも取り組んだりしており、企業の業務と経営を支援しています。
LINE
アプリケーション「LINE」を開発したことで一躍有名になりました。
国内を中心に圧倒的なシェア数を誇っています。
情報配信などコンテンツを増やし利用の幅が広がっている「LINE」のほかにも、アプリケーション開発に力を入れています。
YAHOO
検索エンジンとして一時代を築いた経歴があります。
Googleにシェアを奪われ買収されましたが、現在でもYAHOOニュースなど国内で大きな話題を生むことも多いです。
さまざまなインターネット関連サービスを提供するアメリカのIT企業です。
楽天
楽天は日本最大級のECサイト「楽天市場」を運営していることでも有名な日本企業です。
さまざまな種類の企業が楽天の傘下に入っています。
小売業だけでなく、広告事業やケータイキャリアへの参入、金融など幅広くインターネット関連サービスを展開しています。
【IT業界の就活偏差値ランキング!】IT業界で求められるもの
IT業界へ進む人には、以下の要素が求められます。
ITに関する知識、プログラミングスキル、ドキュメント作成スキルです。
もちろんほかにもいくつか身につけておくと役立つスキルはありますが、この3つはIT業界のどの分野でも必須のものとなります。
就職後に勉強することも不可能ではありませんが、IT業界への就職を試みているのなら、就活前にできる限り身につけておくと有利です。
具体的にどのようなスキルが、どのような場面で必要になるのか、詳しく解説します。
ITに関する知識
まずはITの基礎知識が、どの分野でも必須です。
通信業界、ハードウェア業界、ソフトウェア業界、情報通信サービス業界、インターネット業界のそれぞれの有力企業とそのサービス、経歴などは把握しておきましょう。
IT業界の変遷を追いながら、わからない専門用語などをチェックしていくとおおかたの基礎知識を身につけることができます。
就職後、特定の分野に関わることが決まっているのなら、その分野の深い知識も必要です。
たとえば社内SE部門で社内ネットワーク構築に携わるなら、最新のセキュリティに関する知識は必須ですし、自社で扱うソフトウェアについても熟知していなくてはいけません。
やりたい分野が決まっていたり、志望する企業の業務内容が把握できたりするのなら、それに合わせて専門的な内容をあらかじめ勉強しておくべきです。
プログラミングスキル
システムやプログラム構造の理解や、プログラミング言語の理解が必要です。
職種によっては、プログラミングをまったく書かないこともありますが、理解をしていないと社内で連携が取れなかったり、自分の業務に支障が出たりします。
最低限、構造を理解して、内容を把握できるようになっておく必要があります。
アプリケーション開発や社内システム構築を担当するような業務では、高度なプログラミングスキルが必須です。
自身でプログラムを書き、システム構築をしていくスキルが要求されます。
現在、大学生で高度なプログラミングスキルを獲得している人は珍しくありません。
プログラミングスキルの習得は、就活生の差別化というよりも、もはやIT業界へ進む人材の最低条件になりつつあります。
ドキュメント作成スキル
業務では、要件定義書や詳細設計書、総合テスト仕様書といったように、さまざまなドキュメントを作成する機会があります。
アプリケーション開発やシステム構築の際に、これらのドキュメントの作成は必須です。
ドキュメントを作成するプロセスやコツがわかっていないと、時間がかかるうえに完成度も落ちてしまいます。
課題やチェック要項を的確にピックアップしたり、調べたことやヒアリングしたことをわかりやすくまとめたりと、意外と段取りが多いのがドキュメント作成です。
文書作成やパソコン操作などはもちろん、基本的な段取りや必要要項をあらかじめ理解している人は、スムーズに業務を遂行できます。
就職してから差が出るため、ITに関わる人材になろうというのなら、ドキュメント作成スキルは身につけておきたいものです。
まとめ
就職の難易度を数字で表した就活偏差値というものがあります。
企業人気が高く、社員の待遇が良いほど、その企業の就活偏差値は高くなります。
IT業界を大きく分類したうちの4つの業界について、それぞれ就活偏差値の高い企業と低い企業を紹介しました。
企業研究や、応募する企業を選ぶ際の参考にしてみてください。
IT業界への就職を目指すのなら、ITに関する知識とプログラミングスキルとドキュメント作成スキルが必要なので、あらかじめ勉強しておきましょう。