【例文あり】自己PRで目標達成力をアピールする!企業から好印象を獲得するコツを解説

【例文あり】自己PRで目標達成力をアピールする!企業から好印象を獲得するコツを解説

はじめに

就職活動の自己PRは、就活生の個性が非常に色濃く出る設問です。

自分が目標に向けて諦めず取り組み、必ず達成にこぎつける力があるとアピールすることもできるでしょう。

そのような「目標達成力」を中心に自己アピールしたい方は、どのような文章を作れば良いでしょうか。

この記事では、就職活動において目標達成力をアピールする際の方法や注意点をまとめました。

記事の後半では具体的な例文も掲載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

【 目標達成力を自己PR】企業が自己PRを聞く理由

まず、企業が就活生に自己PRを聞く理由について考えましょう。

「あなたの長所は何ですか」という質問も頻出であり、同じく自身の長所について問われる自己PRを質問するのにはいくつかの理由があります。

自己PRのエピソードを考える際は、企業が知りたいポイントに対応した答えができなければなりません。

企業が自己PRで知りたいことを理解し、面接官の意図に沿った答えを返せるように準備しておきましょう。

以下の見出しでは、企業が自己PRを聞く理由について大きく3つ紹介しています。

人柄を見たい

企業が自己PRをたずねる大きな理由は、就活生の人柄を見たいからです。

多くの採用担当者は、就活生が自社の社風にマッチしているかを大きな判断材料にしています。

能力の高い学生でも、社風と性格・人柄が合わなければミスマッチとなり、早期退職のリスクが高くなるためです。

また、自己PRで述べられる答えは自己分析ができているかのバロメーターとなります。

自分の長所・短所について理解し、入社後に自分の個性を活かした働き方ができるかをチェックされていると考えてください。

そのため、自己PRの質問で困らないためにもっとも有効な対策は自己分析となります。

自分の長所をきちんと理解し、それが仕事をしていくうえでどのように役立つかもしっかり掘り下げましょう。

どんなスキルを持っているか知りたい

自己PRの設問では、就活生がどんなスキルを持っているかも問われています。

中途採用と違い、新卒の方は実務的なビジネス系の資格で差がつくことはほとんどありません。

そのため「目標を達成できる力」「周囲の方と協調して仕事ができる力」「周りのささいな変化に気がつける注意深さ」など汎用的なスキルが勝負となります。

もちろん、このスキルはビジネスで通用するものでなければなりません。

その点「目標達成力」は、ビジネスでも当たり前のように求められる資質です。

企業は必ず長期・短期で目標を設定していますし、その目標を社員一人ひとりが意識できる企業のほうが成長できることは言うまでもありません。

営業などの業種では、個人目標を設定することが要求される職場も多いです。

入社後に活躍してくれるか知りたい

就活生の回答した強みが入社後にどのように発揮されるかも、自己PRの回答からチェックされています。

「目標達成力がある」と答えた学生でも、その長所がどのように発揮されるかは人それぞれでしょう。

目標達成に向けて毎日コツコツ、地道な作業に取り組むのも1つのスタイルと言えます。

一方目標達成のためにしっかり計画を立てて効率化をはかる、または自分から積極的に未知の知識やスキルを身につけられるよう努める方もいるはずです。

そのため、自己PRでは最後に自分が入社後どんな社員になりたいか・どんなことに気をつけて仕事がしたいかのをしっかり説明しましょう。

入社後の自分の姿について言及することは、強い入社意志をもっていることのアピールにもなります。

【 目標達成力を自己PR】目標達成に向けて頑張れる学生のイメージ

続いて、自己PRで「自分は目標達成力がある」とアピールした学生に対して、企業がどのようなイメージをするのかについて考えましょう。

目標達成力を自分の強みと答えると、具体的には以下の見出しで紹介する2つのイメージを抱く面接官が多いです。

目標達成力は良いアピールになる材料ですが、その活かし方を間違えては、内定につなげられません。

企業の求める人材はどんなタイプか・自分の長所としてあげた強みと目標達成力に相反する要素がないかをよく確認してください。

数字にコミットしてくれる

「目標達成力がある」と述べる方に多くの面接官がイメージするのは「企業の求める数字にコミットしてくれそう」という点です。

企業は売り上げ・顧客満足度といった目標を掲げて活動しています。

年度ごとの長期目標を達成するためには、早い段階から目標を達成するための道のりをイメージし、社員一人ひとりに努力をしてもらわねばなりません。

目標達成力の強い社員がいれば「目標に向けた努力を絶えず積み重ねてくれるのではないか」と期待をもたれる可能性が高いです。

特に営業などの職種では、月ごと・決算期ごとのノルマに向けて頑張ってもらえる人材が強く求められています。

数字にコミットするための努力を惜しまない方は、業界を問わず多くの職場で高く評価されるでしょう。

忍耐力がある

目標達成力があると述べる方に対して、多くの方がイメージするもう1つは忍耐力です。

高い目標を掲げたときには、多くの場合、継続力や忍耐力が求められます。

スケジュールが狂ったときは、後れを取り戻すために、これまで以上の努力が必要になることもあるでしょう。

ビジネスでも、目標を掲げたときに、必ずしもスムーズに目標を達成できる場合ばかりではありません。

社員の努力ではどうにもならない外的要因により、目標達成の難易度が大きく左右されることもあります。

逆境にさらされたときでも目標を達成するためには、継続力・忍耐力といった資質をもっている社員の活躍が不可欠です。

目標達成力をアピールすることは、逆境への強さ・苦労もいとわない忍耐強さを遠回しにアピールすることになるでしょう。

目標設定能力がある

目標設定能力があると、企業はその学生が自己の目標をしっかりと設定して、計画的に取り組める積極的な姿勢を想像します。

あらかじめ目標を設定する能力が優れているという主張は、未来に対してしっかりとしたビジョンをもち、自らを成長させようとする意欲的な人物であることを示唆するからです。

達成させたい目標に向けて頑張るためには、地道に努力する粘り強さをもちあわせていなければなりません。

そのため、困難に直面したとしても決して立ち止まることなく、継続して努力を重ねて目標を成し遂げる能力があるのだと期待されます。

それはビジネスで成功するためには重要な要素であり、頼りになる人材であるという評価につながります。

ただし、実際の成果が伴わなければ信用されにくいため、具体的なストーリーを交えて裏付けしなければなりません。

計画性がある

目標達成力をアピールすることによって、その学生は自らに向けた、高いモチベーションと自己意識をもっているのだろうと考えられます。

さらに計画性があることを添えることにより、物事を順序立てて進める能力があるという評価につながります。

計画性があるということは、目標に向けて段階的にアクションプランが立てられて、なおかつスケジュールを管理するのが得意だと判断されるからです。

そのため企業としては、効果的なプロジェクト管理やタスクの遂行という面において、入社してから重要な貢献をしてくれるだろうと期待されます。

ただしこちらについても、実際の行動や成果が伴わなければ信用につながらないため、これまでに経験したことや実績を具体的に示すことが重要です。

【自己PR:誰とでも仲良くなれる】自己PRの作り方の手順

誰とでもすぐに打ち解けて仲良くなれることをアピールすれば、対人関係を良好に築くために欠かせないコミュニケーション能力を強調できます。

企業としては、その学生が協調性をもっていること、さらにはチームワークを重視しているのだろうと期待します。

ただし、アピールするには具体的なエピソードがなければならず、そうした経験を魅力的に伝えなければなりません。

そのためにはどのような方法で進めればよいのか、ここから順を追って確認しておきましょう。

自己PRの作り方の手順
  • どのようなエピソードでアピールするか準備する
  • あらかじめ文章構成を考えておく
  • 実際に文章を書いてみる
  • 一度書いたものを数日たってから見直して添削する

人と関わることが好きで、初対面でも親しくなれるということは、企業に対してチームプレーヤーとしての価値をしっかりアピールすることにつながります。

ただし人と話すのが好きというだけでは「協調性がある」とまでは言い切れず、コミュニケーションスキルを自分の強みとするには、少し説得力に欠けてしまいます。

そこで、過去の経験や学内における活動などを振り返り、人とのつながりを築いてきた事例をいくつかピックアップしておきましょう。

それは、サークル活動においてリーダーシップを発揮したということでもいいですし、学外におけるボランティア活動やアルバイトの経験でもいいでしょう。

その中で自らの性格をどのように活かしてきたのか、成長できたかを自己分析を通じながら把握しておくことが重要です。

自己PRの作成方法に悩んでいる人は、こちらの記事もチェックしてみてください。

2.文章構成を考える

具体的なエピソードがしっかり明確になったら、次は伝えたいメッセージを上手に組み立てなければなりません。

具体的な事例を取り上げることで説得力をもたせられるため、どのような場面において円滑なコミュニケーションを図ってきたのか、はっきり述べましょう。

たとえば、サークル活動において強みを発揮して、グループ全体のモチベーションを高めた経験などを相手にわかりやすくまとめましょう。

ただしアピールしたい思いが強すぎて、長くなってしまっては逆効果になる場合もあり、できるだけ短くシンプルに仕上げなければなりません。

さらに、相手がその状況を具体的にイメージしやすいように、興味を引くような魅力的なフックのようなものを加えておくと有効です。

自己PRの構成をより詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。

3.実際に書いてみる

どのようなエピソードによって、強みをアピールするのかが定まったら、いよいよ文章をして仕上げていきましょう。

その際にあらかじめ注意しておきたいのは、できるだけ自然な表現を心がけることです。

いくら大切な選考の場であるとはいえ、堅苦しすぎる表現では、読み手に魅力が伝わりにくくなってしまいます。

あるいは大げさな言い回しにすることで、かえって不信感を抱かれかねず、あくまでもわかりやすい言葉を選ぶように意識しましょう。

自分の個性や魅力を正直にそのまま伝えることで、場合によっては読み手に親近感を与えられます。

そのためにも伝えたいことは具体的に述べるようにして、抽象的な主張で説得力が薄くならないように気をつけてください。

4.添削をする

具体的な事例を踏まえてしっかりアピールできる内容に仕上がったと思っても、一通り完成させた後に手直しすると、より魅力的な文章に仕上がります。

できれば文章を書き終えたら、1日~数日くらい間をおいて、頭の中をクリアにしたうえであらためて客観的に読んでみるとよいでしょう。

そうすることで、表現として改善すべき点や、エピソードをより具体的に表すように補足すべき部分などに気づけます。

ただし自分について書かれているものを、自身で客観的に見るのは難しい場合もあり、可能であれば家族や先輩にフィードバックを仰ぐといいかもしれません。

他者から見た印象を知ることで、さらに改善点が見えてくることもあるため、念のため添削してくれるサービスを利用すると安心です。

自己PRを添削してくれるサービスについては、こちらの記事をご確認ください。

【 目標達成力を自己PR】目標達成力を自己PRとして伝える際の基本構成

次に、就職活動で自己PRを伝える際の文章構成について解説します。

これから説明する文章構成は、自己PRの内容を目標達成力とする場合以外にも幅広く使えます。

志望動機やガクチカでも、同じ文章構成が有効なので、ぜひマスターしておきましょう。

履歴書・エントリーシートの書き言葉だけでなく、面接での口頭説明でもこの構成を使うのがおすすめです。

論理的で簡潔な説明ができると、思考力・日本語力が高いことのアピールにもなります。

自己PRの内容をぼやけさせないためにも、論理的な文章構成は大切です。

結論

最初に述べるのは「私の長所は目標達成力です」とはっきり結論(要点)です。

これは結論を最初に述べることは、採用担当者に自分の主張したいことをはっきり理解してもらうために欠かせません。

1分2分と文章を読んだり聞いたりしてから最後に結論を述べられると、どこが要点なのかわかりにくくなってしまいます。

特にエントリーシートは、まだ応募者が絞りきれていない段階でチェックされることになるでしょう。

採用担当者は何百枚もの書類に目を通す可能性もあり、丁寧にすべてのシートを読み込むことは困難です。

少し見ただけで何をアピールしたいかわかる文章でなければ、いくら良い内容が書かれていても、採用担当者の印象に残らないでしょう。

理由

結論を述べたあとに、理由や具体的なエピソードを続けていきます。

「私の長所は目標達成力です」で始めた場合は、「アルバイトで非常に困難な目標を達成し社長から褒めてもらえた」「TOEICで高い目標を掲げて勉強に取り組み、留学につなげた」といった説明です。

ここで、具体的なエピソードがわかりやすく説得力のあるものであるかが、面接官の印象に大きな影響を与えます。

「どうしてその目標に対して取り組もうと思ったのか」「目標達成のためにどんなことを努力したか」「目標達成後に何を学べたか・どのように成長できたか」などを盛り込みましょう。

エピソードに説得力をもたせるには、具体的な数字などをあげるのも効果的です。

目標達成力は必然的に目標の数字を示すことができ、エピソードが具体的になりやすいという強みがあります。

入社後どのように活かすか

結論・理由(エピソード)と述べたあと、その強みを入社後どのように活かすのかを説明することも大切です。

目標達成力をアピールする場合なら「入社後も企業や部署の目標を強く意識し、自分の職掌以外にも積極的に携われる社員になりたい」といった続け方ができます。

自己PRでは入社後のイメージ・企業の掲げる社風とのマッチ度などをチェックされるので、この点を説明しておくのは非常に重要です。

面接官の方に「一緒に仕事をしてみたい」「ぜひ後輩・部下になってもらいたい」と思ってもらえるアピールを心がけましょう。

この点をよどみなく答えられることは、自分が社会人となった際の明確な理想をもっていること・仕事に熱意をもって取り組めることのアピールにもなります。

結論

説明の最後が、あらためて結論(「自分の長所は目標達成力である」)がわかる一文になるよう意識しましょう。

基本的には「入社後どのように活かすか」にこの結論が含まれます。

基本を守った構成にすると、自然と最後は「入社後も目標達成力を活かして頑張りたい」という内容になるでしょう。

これまで説明してきた結論→理由→エピソード→結論とつなげる文章構成は、PREP法と呼ばれます。

原則通りの文章を作るとPoint・Reason・Example・Pointの順番になるため、この頭文字が名前となりました。

この文章を意識すると、論理的で要点がわかりやすく、自己アピールをしやすくなります。

書き言葉でも話し言葉でも、就職活動中は常にこの構成を意識しましょう。

【 目標達成力を自己PR】目標達成力を自己PRする際のポイント

目標達成力をアピールするためには、以下のポイントを意識しましょう。

ポイントを意識した自己PRを作成することで、企業から好印象を獲得することができます。

目標達成力を上手にアピールして内定に一歩近づきましょう。

地道に努力した過程に焦点を当てる

目標達成力について、地道に努力した過程の方が、成果よりも重要になります。

短期間で容易に達成できることについてはアピール材料になりません。

時間をかけて、その目標に対してどのように努力や工夫したのか考えてみてください。

目標通りの成果を出すことも重要ではありますが、そこに至るまでの苦労が伝わらないと自身の本質的な魅力が伝わりにくくなります。

少し難しい課題に取り組んだ経験

先にも述べた通り、簡単に達成できてしまうような目標はアピールになりません。

少し難しい課題に対して努力した経験をアピールすることで、目標達成力が伝わります。

自分の実力より少し努力しないと達成できないような目標に向かって、どのように工夫したのかをきちんと伝えることが大切です。

努力することができる人材であることをアピールしましょう。

企業とのマッチ度を考慮する

目標達成力が企業の社風にマッチするか、また、企業とマッチするような内容かどうかを考えてみてください。

企業とのマッチ度を図るには、企業の行う事業やビジョン・ミッションを確認するといいです。

企業が目標達成力のある学生を欲していない場合、自己PRは他の内容の方が好ましいでしょう。

また、目標達成力を有効にアピールできる企業だとしても、エピソードや着眼点が企業とマッチしているかをさらに考える必要があります。

企業とのマッチ度は十分に考慮して自己PRを作成しましょう。

入社後に貢献する意思をアピール

企業は一緒に働く仲間を探しています。

そのため、内定をもらうこと目標とするのではなく、入社後に活躍できることを目標にする必要があります。

入社後に目標達成力を活かしてどのように活躍できるか自分なりに考えてみましょう。

入社後に貢献できることをアピールして、企業の印象に残りやすいよう工夫しましょう。

【 目標達成力を自己PR】自己PRとして目標達成力を伝える際の注意点

次に、自己PRを伝える際の注意点を紹介します。

自己PRは非常に自由度が高く、アピールをしようとする気持ちが強すぎると、失敗してしまうリスクの高い質問です。

以下の見出しで説明する落とし穴にはまらないよう注意しましょう。

自己アピールでは、自分の個性を出すことも求められます。

目標自体はほかの就活生と同じ(TOEIC800点など)でも、その目標を達成するまでの道のりは異なるでしょう。

大切なのは掲げた目標で個性を出すことではなく、どのように目標を達成したかで自分の人柄を示すことです。

ただの自慢にならないように

自己PRは、就活生の強みを伝える・就活生を採用するメリットがあることを示すチャンスとなる設問です。

そのため、目標が達成できたこと自体を過度にアピールしないよう気をつけましょう。

伝えたいのは「すごい目標を達成できた」こと自体ではありません。

自分が目標に向かって努力できる人間であること・目標を達成するために計画的に行動できる人間であることを示すほうがずっと良いアピールになります。

特に部活の成績・アルバイトの売り上げなどはどうしても数字が強調されがちなので気をつけましょう。

達成できた目標を具体的に述べる際はあくまで事実だけに留め、「この数字はこれだけすごい数字です」「ほかの人にはできなかったことです」といった説明は加えないほうが無難です。

再現性があることをアピール

自己PRの文章を作る際は、入社後も、その目標達成力に再現性があることを示せるものであるかを確認してください。

たとえば「ダイエットの目標を達成した」「1年で〇円貯金を作った」などは、ビジネスに通じるところがあるとはみなされない可能性が高いでしょう。

趣味などのために頑張ることは、多くの方ができることです。

しかし自分の成長や組織(部活・バイト先の会社)のために目標を立てて頑張ってきたことは、良いアピール材料になります。

ビジネスの現場でも目標のために頑張れる方は、自分の成長のために努力を惜しまない方・チームの目標を自分のものとして共有できる方です。

エピソードを書き上げたあとは、必ずそのエピソードと入社後の仕事に関連性をもたせられているか確認してください。

当たり前のことを言わない

もう1点気をつけたいのが、目標達成力のエピソードで持ち出した目標が「当たり前」と思われないかです。

低すぎる目標・全員が達成するよう求められている目標を達成できたとアピールしても、あまり意味がありません。

具体的には「大学の授業で単位を落とさなかった」「アルバイトで皆勤を達成した」といった内容です。

ビジネスにおいても、与えられた仕事を確実にこなす・毎日出社するのはできて当然であり、そもそも評価対象になりません。

目標達成力をアピールするのなら

「必修以外の単位にも意欲的に取り組みすべての単位で優以上を取れるように頑張ってきた」

「アルバイトを通じ〇〇に興味をもち、資格取得を目指すようになった」

など自主性の見える内容にしましょう。

【 目標達成力を自己PR】目標達成力をアピールした例文

最後に、目標達成力を自己PRで説明する際の例文を2つ紹介します。

1つはサークル経験で目標に向かって取り組んできた例文で、もう1つは受験勉強で高い目標を設定した例文です。

どちらの文章でも、結論を最初に述べ、そのあとで理由・エピソードを紹介していく文章構成にのっとっています。

違うエピソードで自己PRをする方も、この文章構成をなぞるのがおすすめです。

これから履歴書やエントリーシートで自己PRを記入する方は、ぜひ参考になさってください。

サークル経験

私が一番自己アピールできるのは、目標達成力です。

私は大学に入学してから軽音サークルに入り、はじめてギターに触れました。

そのときに立てた目標は「半年で自分の好きな曲を弾けるようになり、発表会で先輩たちと遜色ない演奏ができるようになる」ことです。

授業やアルバイトの時間を縫い、毎日2時間練習する時間を確保できるようスケジューリングしました。

苦手な部分は、積極的に先輩の指導を仰ぐようにも心がけた結果、初心者の中で一番上達が早く、半年後には好きな曲で先輩とセッションする目標を達成できたのです。

簡単な曲からでも、毎日目標を立てて取り組めば大きな力になることが学べました。

社会人となってからも、目標達成力を常に意識し自分の成長を日々感じられる社員となることで、貴社に貢献したいです。

受験勉強

私がもっともアピールしたいのは、目標達成力の高さです。

私は受験勉強を始めたとき、偏差値が32しかありませんでした。

しかし希望する大学は偏差値が58で、そのままでは絶対合格できません。

そこで、ギャップを埋めるために受験科目を絞るところから勉強をスタートしました。

先生に勉強方法をたずねながら自分なりのスタイルを確保し、学校のない土日は1日12時間以上勉強することをノルマとしたことで、今の大学に合格しています。

単調な勉強が続き精神的につらい時期は、大学に入った先輩たちのインタビューなどを読み、励みとしました。

貴社に入社できたときも、自分の現状に満足せず常に高い目標に向かって努力し続けられる自分でありたいです。

受験勉強で発揮してきた目標達成力をいかんなく発揮し、貴社で一番の努力家であるという評価を得られるよう努めます。

ゼミの経験

私はゼミ活動におけるグループ研究を通じて、目標に向かって合理的に進める計画性を磨いてきました。

計画をあらかじめ綿密に立てて、実行力をもって実践した結果として、目標を達成できたのです。

最初に計画を立てる際には、スケジュールやタスクの分担を考慮したうえで、メンバーの意見を取り入れつつ、全員にわかりやすい説明を心がけました。

計画が整ったうえでいよいよ実行に移るわけですが、私はとくに進捗を管理することを心がけました。

実行する過程においては、メンバーが体調不良で離脱するなど困難な状況もありましたが、適切な役割分担を講じることで、支障をきたすことなく目標達成に向けて推進できたのです。

そこで培ってきた計画性と実行力は、私が将来の仕事においても貢献できると確信しています。

アルバイト

私は、アルバイトの売り上げ目標に向けて積極的に取り組み、社員さんと協力して売り上げを上げる施策を考えて目標を達成しました。

そこで重視したのはチームとしての一体感で、みんなで意見を出し合いながら、売り上げ向上のアイデアを共有することです。

私自身のアイデアも提案し、コミュニケーションを大切にしながら、具体的で効果的な施策を策定しました。

実行段階では自ら率先して行動し、社員さんと協力しながら売り上げ向上のための効果的な販促活動を行いました。

チーム全体で協力し合い努力を惜しまずに取り組んだ結果、売り上げ目標を見事に達成できたのです。

この経験を通じて、目標達成には計画性と実行力が不可欠であると学びました。

私のこの価値観は、将来においても組織の目標達成に貢献するために役立つと考えています。

部活動

私は、部活動において県大会出場という目標を掲げ、自分から積極的に提案や改善を重ねることで目標を達成しました。

最初の段階では、目標達成に向けての具体的な計画が不足していたため、私は練習メニューの改善や戦術の見直しを提案しました。

より効果的な準備を行うことをチームに働きかけて、提案が実行されるうちにチームの士気が高まり、目標達成への意欲が高まったことを覚えています。

当初は市でベスト4入りが難しい状況ではありましたが、全員が一丸となって目標に向かって努力したところ、最終年に県大会出場を果たしました。

この経験を通じて、目標を達成するには計画性とリーダーシップが不可欠であることを学びました。

私のこの能力は、将来にわたって活かせると自信をもっています。

【 目標達成力を自己PR】自己PRの添削のポイント

目標達成力をアピールするには、具体的なエピソードを取り上げながら、どのような目標を設定して、どのように実行したのかを説明しなければなりません。

抽象的な表現では、なかなか伝わりにくいこともあり、具体例を交えるようにすると説得力をもたせられます。

さらに、困難を乗り越えた過程を強調することや、個人の努力だけではなくチームワークやリーダーシップ力を示すことも重要です。

そのほか文章を魅力的に仕上げるために注意すべきこと、添削する際に意識しておきたいことを確認しておきましょう。

自己PRの添削のポイント
  • 第3者視点で見てもらうこと
  • 最もおすすめなのはエージェント

第3者視点で見てもらうこと

自分自身のことを客観的に評価するのは難しいため、信頼できる友人や家族など、親身になってアドバイスしてくれる人を選んで見てもらうとよいでしょう。

そうすると、客観的な視点から評価してもらえるだけでなく、自分では気づかなかった長所や強みを発見できるきっかけになるかもしれません。

具体的なフィードバックを受けることで、改善すべき点に気づくこともあるでしょうし、相手にわかりやすく魅力を伝える内容になっているかをあらためて確認できます。

自己PRは、就活や転職において重要な項目であり、自分の魅力をアピールするための大切な機会です。

自分自身では気づかなかった視点を取り入れて、企業へのアピール力が高い魅力的な自己PRを完成させるよう心がけましょう。

最もおすすめなのはエージェント

自己PRでは、自分の得意分野や経験を明確に示すのが重要です。

自分のスキルや、これまでに取り組んできたことの成果を具体的に挙げて、自信をもって伝えましょう。

さらに、自己分析の結果を反映させることも大切であり、自分自身に対する客観的な評価を盛り込むと説得力が増します。

そこで第3者の視点がどうしても必要になるのですが、とくに心強いのは就活生のためのサービスを利用することです。

各大学にあるキャリアセンターでも有効なアドバイスがもらえますが、より企業目線でのサポートが充実しているのが就活エージェントです。

就活に特化した専門的な知識やノウハウをもつ就活エージェントであれば、企業側のニーズや要望に精通しているため、より具体的なアドバイスがもらえます。

就活エージェントの詳細は、こちらの記事からご確認ください。

【 目標達成力を自己PR】 まとめ

売り上げ・契約件数などの目標を掲げてビジネスをする以上、企業で働く方は、目標に向かって努力することを必ず求められます。

そこで目標達成力をアピール材料にして就職活動を展開することは、自分が目標に我慢強く取り組める人間であることを示すことになるでしょう。

目標達成力は、志望度の高さ・入社後の仕事に対する熱意とも相性の良いアピール材料です。

求める人物像に「会社を好きであること」や情熱などがあげられている企業を志望する場合、特に良いアピールになり得ます。

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