【例文つき】企業に「長く勤めたい」ことを志望動機でアピールして企業から好印象を獲得しよう

【例文つき】企業に「長く勤めたい」ことを志望動機でアピールして企業から好印象を獲得しよう

1社で「長く働きたい」ことを積極的にアピールしたいと思う人もいるでしょう。

ですが、志望動機はもっと積極的な理由にした方が良いのかなと感じる不安もあるかもしれません。

確かに、単に長く働きたいだけではなく、経営理念や社風、事業内容へのアプローチも合わせて必要です。

とはいえ、会社も社員が長く働いてくれることにメリットを感じるのも事実です。

この記事では、志望動機で「長く働きたい」をアピールするメリットや伝え方のポイント、志望動機を伝えるときに使う文章構成などを紹介します。

長く働きたいことを志望動機にして良いのか不安な人や、具体的に伝えるのが難しいと感じている方はぜひ参考にしてください。

【この記事を読んでわかること】

・長く働きたいことをアピールするメリット

・企業が志望動機を聞きたいと思う理由

・長く勤めたいことをアピールするときのポイント

・志望動機を伝えるときの最強の構成

【この記事をおすすめしたい人】

・「長く働きたい」を志望動機にして良いのか悩んでいる人

・長く勤めたいと伝えるときに注意することを知りたい人

・例文を参考にして志望動機を作りたい人

・なぜ長く働きたいのかを具体的に伝えられないと感じている人

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【志望動機:長く働きたい】志望動機を「長く働きたい」にするのはアリ?

企業は採用するにあたり、「長く勤めてくれる人」を望んでいます。

ただ、これは大前提の条件ともいえるのです。

「志望動機としては弱いかもしれない」と考える人もいるでしょう。

「長く勤めたい」ということを志望動機とするのは、アリかナシかでいえばこれはアリです。

しっかり企業について調べてから応募してくれているから「長く勤めたい」のであり、辞めずに働いてくれたら成長も見込めるという好印象を与えられるからです。

志望理由や意欲をアピールするのがポイント

志望動機として「長く働きたい」ということを伝える際は、それだけをメインにするのは避けましょう。

というのも、「長く働きたい」という志望動機のみでは「うちである必要とは?他社でも問題ないのでは?」と思われてしまうからです。

そのため長く働きたいことをアピールすること自体はNGではありませんが、以下の点を重点的にアピールすることがまずは大事です。

・その企業でなければならない理由・根拠

・入社後にどう活躍したいか

これらの意欲をしっかりアピールすることで、「だからこそうちで長く働きたいんだな」と採用担当者に納得してもらうことが重要です。

また、「なぜ長く働きたいのか」という理由や自分自身のバックグラウンドを伝えることも大事になってくるでしょう。

福利厚生を志望動機にしたい人におすすめ

志望動機として長く働きたいことをアピールすることは、特に企業の志望理由が福利厚生という人におすすめです。

たとえば「休暇制度が充実しているから」といったように福利厚生をそのまま志望理由にしてしまうと、企業からは「仕事内容には興味なし?」「福利厚生がより手厚い企業があれば、今後はそちらに転職するの?」と思われてしまうでしょう。

実際に福利厚生に魅力を感じて志望先企業を見つける方は多いですし、福利厚生を含む待遇は企業を選ぶうえで重要なポイントです。

しかし、それのみを志望動機にすると、マイナスな印象が先行してしまうのは事実です。

そんなとき、「福利厚生が魅力的に感じた」を「長く働きたい」と言い換えることは効果的といえます。

福利厚生が充実していることを長く働けることにうまく言い換えて、長期的にその企業に貢献したい姿勢をアピールしてみましょう。

【志望動機:長く働きたい】「長く働きたい」をアピールするメリット

「長く働きたい」という志望動機は、一見するとややマイナスな印象を持たれがちな志望動機ですが、志望動機としてアピールすることには意外とメリットがあるものです。

そのため志望動機がわからないときは、参考の一つとして「長く働きたい」という理由も検討してみましょう。

なお、具体的なメリットは次のとおりです。

メリット

・辞めない

・成長してくれる

・志望度が高い

いずれも企業にとっては、魅力を感じる要素になります。

以下からは、メリット一つひとつを詳しく解説していきます。

辞めない

まず大前提の「すぐ辞めない人」であると想像できるので、「長く勤めたい」と志望動機に書くのはアリです。

人生においてたくさんの時間を使う「仕事」の選択をする中で、長期間働きたいと思えるものはそう多くありません。

わざわざ狭い志望動機欄に「長く勤めたい」と書いているということは、本当に望んで応募していると判断できます。

さまざまな求人サイトがあり、簡単に転職することが叶う時代です。

すぐ辞めない人はそれだけで希少価値の高い人材です。

企業は採用活動をするにあたって面接官などの担当者を用意し、採用後も大事な戦力であるベテラン社員を教育担当に据えなくてはいけません。

新入社員を採用するのはそれだけで時間もお金もかかるため、決して失敗したくないと思っています。

成長してくれる

長く働いてくれるということは、業務をこなし、経験を積んでいく中で、次第に戦力へと成長してくれることでもあります。

もちろん、即戦力として使える人材が入ってくれたらいうことはありません。

しかしそれは、中途採用でもない限りまずあり得ません。

新入社員は最初こそ足を引っ張ることもあるでしょうが、仕事に慣れてくればそれなりに役に立ってくれるものです。

自社で成長すれば、いずれ企業理念を理解し高いスキルをもった頼れる社員となることでしょう。

志望動機に長く勤めたいと書くことで、採用担当者に自分を雇うことで起きる今後の良い展開を想像させることができます

その速度に差はあれど、成長してくれそうというイメージをもてるかどうかだけで、随分と印象は違ってくるものです。

志望度が高い

あまり知りもしない企業に対して長く勤めたいと思う人はまずいないでしょう。

自分のやりたいことと合っているからこそ「長く勤めよう」という気持ちが湧いてくるはずです。

企業は「長く勤めたい」と書かれた志望動機を見て、この応募者は自社のことをしっかりと調べてくれているのだという印象をもちます。

つまりは「志望度が高く、意欲や熱意をもって本気で応募してきた人だ」というイメージを与えられるに違いありません。

少なくとも、いわゆる滑り止め応募だと思われることはないでしょう。

意欲のある応募者の話は面接官もしっかりと聞いてくれます。

志望度が高い人は「採用後も一生懸命業務に取り組んでくれるだろう」という印象を与えられるはずです。

【志望動機:長く勤めたい】企業が志望動機を聞く理由

志望動機は履歴書の記載欄に加えて、さらに面接でも必ず質問されるとても重要な項目です。

企業が志望動機を重視する理由は、応募者が自分のやりたいことを分析し、企業について調べたうえで応募してきているのかを把握したいからに尽きます。

企業は採用活動や新人教育に、非常に多くの時間とコストをかけています

そのため、すぐ辞められてしまうのは大変な痛手です。

そこで応募者の希望と、実際の業務内容がマッチしているのかをまず知っておきたいという思惑があります。

自己分析ができているか

企業は志望動機から、応募者の希望する業務、伸ばしたいスキルや今後のビジョンの明確さや完成度などからなど、さまざまな面で自己分析ができているか、を見ています。

高い給与や充実した福利厚生などの待遇につられて、本当にやりたいこととかけ離れた企業に応募する人も中にはいるでしょう。

また、自分の目指す社会人像が確立しないまま、とりあえず就職活動をしている場合もあります。

そういう人は、より良い条件のところがあればすぐさま転職したり、仕事を覚え始めた頃にやりたいことではないと気づいて辞めてしまったりする可能性も低くありません。

企業は自己分析ができていない応募者は採用する可能性は低いでしょう。

なぜなら、自己分析がしっかりできていないとミスマッチが起き早期離職に繋がるため、結果としてこれまでにかけた時間とコストが無駄になってしまうからです。

自分に合った企業を見つける以外に、企業にアピールをする上でも自己分析は非常に重要と言えます

企業研究はできているか

自分の応募しようとする企業が、どんなビジョンをもって企業活動をしているのか業務内容や必要とされるスキルはどういったものなのかを事前に研究しているかも、大切なことです。

ろくに下調べもしないまま応募してきているような人は「たくさん応募して、どこかに採用されたらラッキー」と気楽に考えています。

企業は多くの応募者から熱意のない人を選別し、企業理念に共感できる人や、成長が見込める人だけを採用したいのです。

ここでもミスマッチが起きてしまうと早期離職となってしまいます。

企業としては、きっちり見極めたい部分でしょう。

また、応募者側も早期離職をすると次の就職活動で避けられる場合があります。

つまり、お互いに不幸な状況になってしまうのです。

求める人物像に合っているかの確認

企業は志望動機を聞くことで、求める人物像にマッチしているか確認しています。

企業にはそれぞれ社風や雰囲気、理念、事業内容に基づく理想の人物像があるため、採用活動のなかでは、求める人物像に近い人材に注目するものです。

求める人物像とのマッチ度が高い学生を採用すれば、企業にとっては以下のようなメリットがあります。

・長く働いてくれる

・より積極的に活躍してくれる

・業績を伸ばすきっかけになる

求める人物像とのミスマッチが起こると、学生にとっても、企業にとっても大きなデメリットにつながります。

だからこそ企業は志望動機をより具体的にヒアリングし、それぞれの目標やこだわり、価値観、興味関心などからマッチ度を測っているのです。

【志望動機:長く勤めたい】志望動機で長く勤めたいことをアピールする際のポイント

志望動機で、企業に長く勤めたいという意思をアピールする際のポイントについてお話します。

長く勤めたいと思ってくれる学生は企業にとって魅力的です。

そのため、上手にアピールすればとても好印象を与えることができます。

ここでは、長く勤めたいことを上手にアピールするコツについてお話します。

「長く勤めたい」だけではダメ

長く勤めたいというだけではあなたの魅力が十分に伝わり切りません

長く勤めたい意思をアピールするときにはその理由も伝える必要があります。

他にも長く勤められると考える理由や、自分の人柄と結び付けた伝え方を心がけて自分を上手にアピールできるような構成にしましょう。

企業の魅力も併せて伝える

長く勤められるのは企業の社風や雰囲気に依拠していることもあります。

自分が長く勤めたい理由として企業のことを褒めると評価が高いでしょう。

しかし、企業の魅力を伝える際には伝え方に注意が必要です。

企業のことを褒めすぎると、環境に頼り切りすぎて主体性のなさなどの悪い印象がついてしまうこともあります

企業の魅力を伝えるだけでなく、自分の人柄なども伝えていきましょう。

なぜ長く勤めたいのか

先述の通り、なぜ長く勤めたいのかという理由の部分がすごく重要です。

長く勤めたい理由は自分なりにあるはずです。

企業への志望度の高さや、仕事への姿勢など、自分の考えを特に意識してみてください。

長く勤めたい理由を今一度考えてみて、企業への伝え方を工夫してみましょう。

他の回答とも一貫させる

他の回答とも一貫させることが、企業で長く勤めたいことをアピールする際のコツになります。

例えば、自己PRや長所を聞かれた際に、「継続力」や「実行力」があると伝えた場合にはそれらのアピールポイントを活かして長く勤めたいことに説得力を持たせましょう

他の質問への回答を後ろ盾にすることで企業からの印象もさらに向上します。

他の回答との流れや一貫性を意識して企業に長く勤めたいことを志望動機としてアピールしましょう。

【志望動機:長く勤めたい】志望動機を伝える際最強の構成

それでは履歴書の志望動機に「長く勤めたい」と記入し、面接でもそれを伝える場合の構成を考えていきましょう。

就活をしていて幾度となく目にしたこともあるかもしれませんが、最強の構成としてはPREP法がとても有効です。

PREP法とは、まず結論を述べて次に根拠、それから具体例ともっていき、最後にもう一度結論で話を締めくくる方法です。

この手法を用いると、短い時間でも話の要点が相手に伝わりやすく、説得力を高めることができます。

結論

志望動機の導入部分には必ず結論をもってくるようにします

長く勤めたいと考えている場合はその思いをストレートに伝えましょう。

余分な装飾を入れると、本当に伝えたいことがぼやけてしまう場合もあります。

できる限りシンプルな言葉を選びましょう。

PREP法では最後にもう一度同じように結論を述べるため、冒頭ではたった1行程度の短い文でもかまいません。

面接官などの担当者は採用活動において非常に多くの履歴書を見ています

その中で少しでも目を引く、印象に残りやすい志望動機を書くためにはビジネスでも一般的に使われているこのPREP法に則るべきです。

そうすることで採用担当者にこの応募者はすぐ辞めない、必要としている人材かもしれないと思わせることができます。

根拠

履歴書の志望動機欄でまず結論を述べたら、次はそう考える根拠を記入します

ここは最初の結論よりもやや長めにしますが、このあとの具体例より短くてかまいません。

しっかりとした理由があることで説得力を増すことができるでしょう

ポイントはやはりシンプルにすることです

履歴書に記入するのも、面接時に口頭で説明する場合もそこまで多くの言葉は伝えられません。

話の要点だけをしっかりと伝える必要があります。

何度も練り直し文を削ぎ落として、スリムにするよう心がけます。

不要なところ、つまり無駄が多い文章は残念ながら人には伝わりにくいものです。

物足りず書き足したくなるかもしれませんが次の具体例まで取っておいてください。

入社後どうなりたいのか

さて、志望動機でもっとも文字数を多く充てたいのがこの「入社後どうなりたいのか」という具体的な部分です。

就職活動は採用されて入社することがゴールなのではありません。

入社して右も左もわからない状態から、少しずつ仕事を覚えて一人前の社員になっていくその成長のステージです。

自分がどのような目標をもち、今後スキルを身につけながらどういった社会人を目指しているのかを論理的に説明しましょう。

採用担当者としては当然やる気のない人より熱意の感じられる人に入社してほしいと思っています

応募者の目指している社会人像が、企業の活動理念や必要な人材に合っているかというのは非常に重要です。

入社後も意欲あふれる働き方をしてくれるなら、きっと理想の社員に成長してくれるだろうと考えるでしょう。

結論

自分の熱意を伝えたあとは、再度結論をもってきます。

「長く勤めたい」と最初に述べ、根拠や具体例を語ってからもう一度結論を伝えることで話の説得力はさらに増します。

採用担当者を思わずうなずかせてしまうような魅力的な文章を目指しましょう。

一通り構成を考え終わったら、読み返しておかしいところがないかしっかり確認します

当たり前のことですが、履歴書に書く場合は誤字脱字にも注意しましょう

また、この志望動機は面接時にも必ず聞かれる項目です。

履歴書に書くだけで済ませず、実際に声に出して読んでみると良い練習にもなります。

可能であれば家族や友人に頼んで面接の練習をし、志望動機やそのほかの部分で矛盾していないか聞いてもらうのも良いかもしれません

【志望動機:長く勤めたい】長く勤めたいと伝える際の注意点

志望動機として長く勤めたいことを伝える場合にはいくつか注意点があります。

それは、企業が知りたいと思っている情報が盛り込まれているかということです。

企業は長く勤めてくれる人を採用したいと思っています。

しかし、あくまでそれは最低限の条件にすぎません。

応募者が入社したあとにどんな成長をしてくれそうなのか、将来はどうなりたいのかを重視しています。

また、自社のことをどれだけ調べてから応募しているのかも伝わるようにすべきでしょう。

入社がゴールになっていないか

就職活動は、企業に内定をもらうことが目標の1つです。

しかし、実際に入社することがゴールなのではありません。

企業がいくら長く勤めてくれる人を欲しているからといって、そのことだけを熱心に伝えるのはやめましょう。

採用されて入社してからがスタートです。

入社後にどのような働き方をし、スキルを磨いていくつもりでいるのかがきちんと伝わらないと、意味がありません。

企業は企業の求める人物像に合致する、入社後に活躍してくれそうな人材かどうかという点を重視しています。

自分のことを今一度振り返り、本当にやりたいことや目指す社会人像を整えてから、志望動機の構成を考えるようにしましょう。

上辺だけ取り繕って書いても、面接のときにぼろが出てしまいます。

将来のビジョンが明確か

次に、将来のビジョンを明確に描けているかという点も気をつけるべきことの1つです。

長く勤めてくれることはもちろん大事なことです。

しかし、いつまでも成長が見られないようでは困ります

人が成長していくためには、周囲からの教育よりもむしろ自らの意欲が重要です。

はっきりとした将来のビジョンがあれば、そこに向かってひたすら進んで行くことができるでしょう。

企業の採用担当者が、応募者の履歴書を読むだけでなく面接でも同じことを質問してくるのはこのあたりをしっかりとヒアリングしておきたいからです。

また、長く勤めたいとは言っても、仕事を一通り覚えた頃に自社を足掛かりとしてほかへ転職してしまうのではないかという懸念もあります。

企業研究はどれだけできたか

そして、しっかりと企業研究をしてきたことをアピールすることも重要です。

長く勤めたいというだけなら、別にその企業でなくても良いわけです。

採用担当者としては、他社でなく自社を選んだ理由について知りたいと思っています

たとえば待遇や職務内容だけではなく、企業の活動理念や社風といったものに魅力を感じているからなのかということです。

できれば、応募する企業が重んじているところを入念に研究しておき、それに沿った内容を考えると採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

ただし、無理に創作して採用されたとしても、のちのち自分がつらくなるだけです。

本当に共感できるのかは自問自答する必要があります。

【志望動機:長く勤めたい】長く勤めたいことをアピールする志望動機例文

以下からは例文を4つ紹介します。繰り返しになりますが、志望動機の構成はPREP法を意識して作成してみましょう。

結論として、「長く勤めたい」から始め、次に根拠として具体例である「どうなりたいのか」につながるように考えていきます。そして、志望動機のメインともいえる「入社後どうなりたいのか」については文字数を多めに充てましょう最後に結論をもってきたらひとまず完成ですが、読み返して何度も練り直すようにしましょう。

以下の例文を参考に、あなたらしさがあふれる志望動機に仕上げてくださいね。

また以下の記事では簡単に志望動機を作成できるツールについて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

例文①:医療事務

例文①

私が貴社を志望する動機は、1つの企業に長く勤めたいからです。

将来、子どもが生まれたときに育児休暇を取得してから、社会に復帰したいと考えています。

就職活動をする中で、貴社はスキルを身につけられる環境があり、それに加えて育児休暇や復職の制度が整っていると伺い、まさに自分の理想とする職場であると感じました。

私は医療従事者の負担が少しでも減るように、新しい器具等を提案する営業の仕事に就きたいと思っています。

教えていただきながら少しずつ仕事を覚え、いずれ複数の現場を安心して任されるようなリーダーになりたいです。

そのためにまず医療用語から勉強しようと思って、今コツコツ取り組んでいます。

ぜひ環境の整った貴社で長く勤めさせていただき、医療従事者の役に立つ仕事をしたいです。

例文②:介護スタッフ

例文②

私が貴社を志望する動機は、介護業界に長く勤めたいと考えているからです。

介護業界で働きたいと思ったのは、祖父が認知症になったときに、貴社のサービスに家族が随分と助けられたことがきっかけでした。

貴社は介護をされる本人のことだけではなく、普段そのお世話をしている家族のこともしっかりと考えてくださいました。

特に企業理念として掲げられている「利用者と利用者に関わるすべての人の幸福を願って行動する」という言葉に感動したのを覚えています。

一利用者として企業を見ても、貴社のサービスがもっともユーザーに寄り添っていると感じられます。

自分もぜひその一員として介護業界に長く勤めさせていただき、祖父のような人、そしてその家族をサポートしていきたいです。

例文③:営業職①

例文③

私が貴社を志望する理由は、チームを大切にする社風に魅力を感じ、そのような環境のなかで長く活躍し続けたいと考えているためです。

大学の頃、私は野球部に所属していた経験から、チームで動くことの重要性を学びました。

チーム内の連携を意識しているときとしていないときでは、部内の雰囲気も違いますし、成績にも影響が出ました。

私の所属していた野球部では、チームワークが不足していることが課題だったため、私が2年生の頃から「ワンチームであること」を目標に行動してきました。

一人ひとりの動きを見ながら行動することを意識し、連携のスキルが高まった結果、大会で3位に入賞できたことは非常に印象的でした。

そのため貴社に入社した際は、この経験を活かしてチームで協力し合い、ノウハウを積極的に共有しながら利益をもたらしたいと考えています。

目標を達成できるよう、向上心を強く持ったうえで、貴社に欠かせない社員になりたいです。

例文④:営業職②

例文④

私が貴社に応募させていただいたのは、女性の働き方をサポートする体制が整っていることに魅力を感じたことから、長く働きたいと考えたためです。

学生時代は、就職を意識するなかで、テレアポのインターンを経験いたしました。

テレアポの仕事をすることは初めてだったため、最初こそ戸惑いはありましたが、ようやくお客様から「YES」のお返事をいただけた際は非常に達成感とやりがいを感じました。

結果、インターンではコミュニケーション能力や臨機応変な対応力が鍛えられたと考えています。

貴社に入社した際は、インターンで身につけたコミュニケーション能力を活かし、継続して契約を取ったうえで積極的に貢献したいです。

この思いはもちろん将来的に家庭を持っても変わらないため、女性の働き方を積極的に支援する貴社を志望した次第です。

【志望動機:長く働きたい】なぜ長く働きたいのか具体的に伝えられない時の対処法

長く働きたい理由を具体的にするにはまず自己分析が大切です。

自分のことを知り将来どうなりたいのかを明確にしましょう。

その次に企業分析をして企業のことを詳しく知ることで、描いた将来のビジョンとあっているのか確認します。

さらに、OB・OG訪問をすると実際に働いた生の情報を得ることができます。

それでも、不安な方は就活エージェントに相談してみましょう。

豊富な経験をもとにアドバイスが得られるでしょう。

自己分析をする

自分の価値観やモチベーションを感じることを深く理解できていないのに、良い志望動機を考えることは難しいです。

長く働きたいだけではなく、その企業で具体的に何を成し遂げたいのかを考えることが重要です。

そのためには自己分析に取り組み、将来何を成し遂げたいのかや将来どうなっていたいか、どのようなポイントは譲れないかを自問自答することで、より明確な目標が見えてきます。

そして目標を達成するために、なぜその企業で働く必要があるのかを明確にしましょう。

さらに気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください。

企業分析をする

志望動機で重要なのは「なぜその会社で長く働きたい」と思うのか、理由が明確なことです。

そのためには、企業の事業内容を始め何を重んじているのかなど、あらゆる情報を収集し徹底した企業分析を行います。

この取り組みを行うことで、具体的な企業像が浮かび上がってきます。

さらに分析結果の企業像と、自分の目指す将来像とのギャップがないかも確認できます。

待遇や福利厚生だけではなく、企業理念やこれまでの事業展開、社会貢献などに踏み込んだ志望動機にしましょう。

さらに気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください。

OB・OG訪問をする

実際に、その企業で働いているOB・OGに、直接話を聞く機会はとても重要です。

企業分析で把握できる情報よりも具体的な現場の声を聞くことができます。

特に、長く働くことを前提にするのであれば、入社後の具体的な業務内容やキャリアステップを聞きイメージすることは大切です。

OB・BG訪問は主体的な行動を求められる場面も多く、業務や就活についてインタビューをさせていただくことに近いです。

実現した際は、社会人マナーに気を配り感謝を伝えましょう。

さらに気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください。

就活エージェントに相談する

「転職とか考えるの面倒だから新卒で入った会社で長く働きたいけれど、特にいきたい会社が見つからない」そんな方は就活エージェントに相談してみるのも一つの手段です。

自力で行う就活に限界を感じたときや、客観的な視点からのアドバイスが欲しいときにも盲点となっていたことを知るきっかけになります。

ジョブコミットなら全ての就活サポートが無料で受けられて、志望動機の作成から面接対策まで徹底的にサポートしてくれます。

あなた専属のエージェントが、数ある企業の中からあなたに最適な企業を紹介してくれるでしょう。

おわりに

今回は、長く勤めたいことを志望動機として履歴書を作成する場合の構成や、注意点を例文つきで解説しました。

長く勤めてくれるというのは、企業にとっても非常に重視するポイントではあります。

しかし、それだけではアピールする力が少々弱いです。

数多くのライバルを差し置いて、自分の履歴書が採用担当者の目に留まるよう、熱意やビジョンをしっかりと伝える構成を考える必要があります。

特に将来どうなりたいかという部分は、志望動機でもメインとなるところです。

ほかの質問項目と照らし合わせて、矛盾点がないかどうかも忘れずに確認しておきましょう。

家族や知人にも協力してもらい、力強い志望動機が書けたなら、きっと嬉しい内定の知らせに一歩近づけるはずです。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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