「ガクチカって何のために必要なの?」 「履歴書にガクチカを書くためのポイントは?」
このように、ガクチカを履歴書に書く上でどのように書けば良いのかわからないと困っている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、ガクチカの書き方についてポイントや注意点、面接でどのように伝えれば良いのかなどを紹介しています。
ガクチカは、何も目立ったものでなくても構いません。経験から得た出来事を効果的に書き、企業が求める人物であることをアピールできるガクチカを書いてみましょう。
- ガクチカとは何か
- ガクチカで伝えるべき要点
- ガクチカを書くポイント・注意点
- ガクチカの例文
- ガクチカをはじめて書く人
- 履歴書にはじめてガクチカを書く人
- ガクチカの書き方がわからない人
- ガクチカに何を書けばいいかわからない人
目次[目次を全て表示する]
【ガクチカの書き方】ガクチカとは?
ガクチカとは、学生時代に力を入れて取り組んだことや、学業の他に力を入れた活動を意味する略語です。
ガクチカは履歴書やエントリーシートで就職活動者を評価する上で、重要な項目となります。
人事担当者はガクチカを見聞きすることから、人柄や、課題解決能力、伝える力などを見極めています。
ガクチカを自分のポテンシャルとして、人事担当者に適切に伝えるにはコツが必要です。
ガクチカの書き方のポイントをさまざまな角度から詳しく解説していきます。
【ガクチカの書き方】ガクチカを聞かれる3つの理由
ガクチカは、自分の魅力を人事担当者にアピールし、企業にどのように役に立てるのかを伝えるツールとなります。人柄、伝える力、課題解決力、説得力などが明確に伝わるような創意工夫が必要です。
ガクチカが履歴書に必要な理由を3つにまとめたものを、それぞれ紹介していきます。
- 人柄を判断するため
- 伝える力を把握するため
- 課題解決力を見極めるため
1:人柄を判断するため
企業が就職活動でガクチカを問う理由は、学生時代に力を入れて打ち込んだ背景にある熱意を知り、その人の人柄などを判断するためです。
学生時代の経験で培われた、感謝の気持ちや仲間との絆、物への愛情、向上心など、強い思いと行動力をアピールし、自分の人柄をより正確に表現することが求められています。
2:伝える力を把握するため
ガクチカが人事担当者にわかりやすく伝わることで、伝える力が優れていることが評価されます。自分の実績や成果の根拠を具体的に盛り込み、わかりやすくガクチカを説明できるよう工夫が必要です。
また価値観が企業とマッチしているのかもポイントになるため、事前に企業理念や経営方針をリサーチしておくと良いでしょう。この記事の後半ではガクチカを書くためのコツも紹介しているので参考にしてください。
3:課題解決力を見極めるため
人事担当者は、学生時代に課題を克服するためにどのような行動をしたのかに注目してガクチカを見ています。ガクチカからわかる課題解決力で、その人がどのように社会で活躍できるのかを見極めようとしているためです。
ガクチカのエピソードを通して、企業に相応しい課題解決力がアピールできるように、問題を解決したアプローチ方法の詳細を盛り込んで明確に書くことが重要です。
【ガクチカの書き方】履歴書とESのガクチカの違い
就職活動において、履歴書とエントリーシート(ES)はあなたの魅力を企業に伝える重要なツールです。
特に「学生時代に力を入れたこと」(ガクチカ)は、採用担当者があなたの個性や潜在能力を測る上で非常に注目する項目と言えるでしょう。
履歴書とESでは、フォーマットや文字数の違いから書き方を調整する必要がありますが、伝えたい核となる内容は一貫させるのがポイントです。
- 書き方の基本は同じ
- 履歴書のガクチカは簡潔に
- 話しやすい内容に
ここでは、履歴書とESそれぞれのガクチカの書き方について、具体的な注意点と効果的なアピール方法を解説します。
この違いを理解し、両方の書類で最大限に自分をアピールできるよう準備を進めましょう。
書き方の基本は同じ
履歴書とES、どちらにガクチカを記述する際も、書き方の基本的な要素は共通しています。
重要なのは、「何に力を入れたのか」「なぜそれに力を入れようと思ったのか」「どのような課題に直面し、どう行動したのか」「その結果、どのような成果を得られたのか」「その経験を通じて何を学んだのか」という一連の流れを明確に伝えることです。
これは、PREP法(結論→理由→具体例→結論)やSTAR法(状況→課題→行動→結果)といったフレームワークを活用することで、論理的かつ説得力のある文章を作成できます。
企業は、あなたがどのような経験をし、そこから何を学び、どのように成長したのかを知りたいと考えています。
そのため、取り組んだ内容そのものだけでなく、その過程であなたが何を考え、どのように行動し、そこから何を身につけたのかを具体的に記述することを心がけましょう。
履歴書のガクチカは簡潔に
履歴書におけるガクチカは、限られたスペースの中であなたの魅力を最大限に伝える必要があります。
ESに比べて文字数が少ない場合が多いため、要点を絞り込み、結論から簡潔に記述することが求められます。
冗長な表現を避け、一文一文に意味を持たせる意識を持つことが重要です。
数字を使って具体的な成果を表現したり、「私は〇〇に力を入れ、△△という結果を出しました」のように、最初に結論を持ってくることで、採用担当者は短時間であなたのガクチカの全体像を把握できるようになります。
あくまでも、履歴書は「面接でさらに詳しく話を聞きたい」と思わせるためのフックと捉え、詳細なエピソードはESや面接で語るように準備しておきましょう。
話しやすい内容に
ガクチカは、書類選考を通過した後の面接で最も深掘りされやすいテーマの一つです。
そのため、履歴書やESに書く内容は、あなたが自分の言葉で自信を持って話せるエピソードを選ぶことが非常に重要です。
たとえ素晴らしい成果を挙げた経験であっても、内容を細部まで覚えていなかったり、自身の言葉で説明するのが難しいと感じる場合は、面接で説得力に欠けてしまう可能性があります。
アルバイト経験をガクチカにする場合でも、単に業務内容を羅列するのではなく、あなたがその中でどのように工夫し、どんな感情を抱き、何を学んだのかを具体的に語れるエピソードを選びましょう。
面接官は、あなたが話す内容だけでなく、話す姿勢や熱意からも人柄や能力を判断しようとします。
そのため、心から語りたいと思えるエピソードを選ぶことで、面接での受け答えも自然と説得力が増し、あなたの魅力を最大限に伝えることができるはずです。
【ガクチカの書き方】企業・業界ごとのおすすめアピールポイント
ガクチカを履歴書に書くときは企業や業界ごとに変えてアピールしていくと採用担当者から評価を得られやすくなります。
ここからは以下の企業・業界別にアピールするポイントを紹介します。
- 大手企業
- ベンチャー企業
- 金融企業
- 広告企業
- IT企業
- 商社
- エンタメ業界
自身が志望する企業や業界に合わせて適切なガクチカを書けるように参考にしてくださいね。
それぞれ、詳しく解説をしていきます。
大手企業
大手企業では実績やスキルだけでなく、堅実さや着実な努力を評価する傾向があります。
そのため、大企業向けにガクチカを記載するときは、「計画性」「継続力」「責任感」を具体的に伝えることが重要です。
例えば、「学業とアルバイトを両立させながら、毎月のスケジュールを綿密に管理し目標を着実に達成した経験」「チーム活動において、課題解決に向けて地道な取り組みを続けた結果、成果を上げた」エピソードなどが効果的です。
また、単なる成功体験ではなく困難をどのように乗り越えたかを具体的に示すことで、堅実で信頼できる人柄をアピールできます。
これにより、大手企業が求める「安定感のある人材」としての印象を強く残すことができます。
ベンチャー企業
ベンチャー企業では、挑戦を恐れず自ら行動を起こす積極性や成長への貪欲さが重視されます。
そのため、ガクチカを書くときには「主体性」「スピード感」「挑戦への意欲」を強調していきましょう。
例えば、「大学のイベント運営で、新しい企画を提案し、実現に向けて積極的に交渉や調整を行った経験」「短期間で成果を求められるインターンに参加し、限られたリソースの中で成果を出したエピソード」などが効果的です。
また、失敗から学び成長した経験や自ら課題を見つけて解決に取り組んだ姿勢を具体的に示すことで、挑戦を楽しみながら成果を追求できる人材であることを伝えられます。
これにより、ベンチャー企業が求める「行動力と成長意欲を持つ人材」としてアピールすることができます。
金融企業
金融業界では、高い計画性や忍耐力、そして責任感を持って取り組む姿勢が重要視されます。
そのため、ガクチカを記載するときは、目標達成に向けた綿密な計画の立案と実行したことや長期的な努力を惜しまない姿勢があることを伝えてみましょう。
「資格取得のために学業と並行して計画的な勉強時間を確保し、継続的に努力した経験」や「部活動やアルバイトで予期せぬ困難に直面しながらも、冷静に対応策を考え、目標を達成したエピソード」
上記のようなエピソードは数字やデータを活用して具体的な成果をだしたことを説明できてアピールすることができるでしょう。
これにより、金融企業が求める「慎重かつ粘り強く取り組む人材」として好印象を与えることができます。
広告企業
広告業界では積極的に行動し、新しい価値を生み出すアイデア力が評価される傾向があります。
そのため、ガクチカを書くときには「独自の発想」「行動力」「積極性」を強調するといいでしょう。
例えば「大学の文化祭で既存の企画に新たな要素を取り入れ、多くの来場者を集めた経験」や「SNS運用を任され、ターゲット分析と独自のコンテンツ制作でフォロワー数を大幅に増やしたエピソード」などを伝えるとチームと協力しながら最適なアイデアを提案したプロセスをアピールできるため採用担当者への説得力が高まります。
これにより、広告企業が求める「クリエイティブかつ主体的に活躍できる人材」であることを効果的に伝えられます。
IT起業
IT企業では、最先端技術に関心を持ち、自ら学び続ける向上心があると採用担当者から評価される傾向があります。
そのため、ガクチカを書くときには技術習得への意欲や課題解決能力があることを伝えてみましょう。
プログラミング未経験から独学でスキルを習得し、実際にアプリケーションを開発した経験やゼミ活動でデータ分析ツールを活用し、効率的な分析手法を提案したエピソードなどを伝えると効果的です。
また、新しい技術やツールを活用した取り組みやそれによる成果を具体的に示すと説得力が増します。
これにより、IT企業が求める技術に積極的に取り組み、変化に対応できる人材として好印象を与えることができます。
商社
商社で働く場合は、たくさんの人々と関係を築いていくため、どんなときでも交渉を成立させるコミュニケーション力が求められます。
そのため、ガクチカを書くときには対話力や調整力があることを伝えられるといいでしょう。
例えば、ゼミ活動で意見が分かれる場面で積極的に仲介役を務め、全員の意見を取り入れてまとめた経験やアルバイトで異なる価値観を持つスタッフ間の橋渡しをし、職場の生産性を向上させたエピソードなどがいい事例になります。
このように相手のニーズを把握しつつ柔軟に対応した結果、成果を上げた具体例を示すと採用担当者も評価をしてくれるでしょう。
商社が求める人材は信頼を基盤に成果を創出できる人材であることを効果的にアピールできます。
エンタメ業界
エンタメ業界では、斬新なアイデアを生み出す力とそれを形にする行動力が求められます。そのため、ガクチカを書くときには「創造力」「実行力」があることを伝えられるといいでしょう。
例えば、学園祭の企画で、従来にないエンタメ要素を取り入れ、多くの来場者を集める成功を収めた経験があるとガクチカとしてとても有効です。
また、アイデアの発案から実現までのプロセスやそれに伴う課題を乗り越えたエピソードを含めて履歴書に書くと説得力が増します。
これにより、エンタメ業界が求める新しい価値を創造し、実現できる人材としてアピールすることができます。
【履歴書のガクチカ】履歴書のガクチカ例文20選
履歴書に記載する「学生時代に力を入れたこと」(ガクチカ)は、あなたの個性や潜在能力を企業にアピールするための重要な項目です。
単に経験を羅列するだけでなく、その経験から何を学び、どのように成長したのか、そしてそれが志望企業でどう活かせるのかを具体的に伝える必要があります。
採用担当者は、ガクチカを通じてあなたの主体性、課題解決能力、協調性、そして企業への適応力を見極めようとしています。
ここでは、様々なタイプのガクチカ例文を20種類ご紹介します。
それぞれの例文には、効果的なアピールのポイントを解説していますので、ぜひ自分の経験と照らし合わせながら、魅力的なガクチカを作成するための参考にしてください。
履歴書のガクチカ例文1. 部活動のエピソード
ガクチカ例文
私は大学のサッカー部で、レギュラーとしてチームの勝利に貢献することに最も力を入れました。
入部当初はベンチを温める日々が続きましたが、自身の課題であるフィジカル強化とシュート精度向上に向け、毎日朝練と自主トレーニングを欠かしませんでした。
特に、シュート練習では、ゴールネットに100本入れるまで帰らないと決め、徹底的に反復練習を行いました。
その結果、半年後にはレギュラーの座を掴み、チームの主力としてリーグ戦での優勝に貢献することができました。
この経験を通じて、目標達成のために地道な努力を継続する力と、目標から逆算して計画を立てる重要性を学びました。
部活動でのガクチカでは、単に所属していただけでなく、どのような目標を設定し、それに対してどのような努力をしたのかを具体的に述べることが重要です。
特に、チーム内での役割や、困難な状況に直面した際にどのように課題を乗り越えたのかを具体的に説明することで、あなたの主体性や問題解決能力をアピールできます。
また、個人としての成果だけでなく、チームへの貢献も加えることで、協調性も示すことができます。
履歴書のガクチカ例文2. サークルのエピソード
ガクチカ例文
私は大学のボランティアサークルで、地域の子どもたちを対象とした学習支援活動の企画・運営に尽力しました。
当初は参加者が伸び悩み、活動の継続が危ぶまれる状況でしたが、私たちは原因を探るため、過去の参加者にアンケートを実施。
その結果、「勉強が楽しいと感じられない」という声が多いことが判明しました。
そこで、私はメンバーと協力し、ゲーム形式の学習を取り入れたり、個別指導の時間を増やしたりと、子どもたちが楽しみながら学べる工夫を凝らしました。
この改善策が功を奏し、参加者数は半年で倍増、活動の継続が決定しました。
この経験から、課題の原因を分析し、周囲と協力しながら解決策を実行する力を身につけました。
サークル活動でのガクチカでは、単なる参加経験に終わらせず、具体的な役割や、直面した課題、そしてそれをどのように解決したのかを明確に伝えることが重要です。
特に、リーダーシップを発揮した経験や、チームの中でどのように貢献したのかを具体的に述べることで、あなたの協調性や企画・実行力をアピールできます。
数値などの客観的な成果を盛り込むと、さらに説得力が増します。
履歴書のガクチカ例文3. アルバイトのエピソード
ガクチカ例文
私はカフェでのアルバイトで、お客様満足度向上に力を入れました。
私が働き始めた当初、お客様からのクレーム件数が多く、リピーター獲得に課題がありました。
そこで、私はお客様の声を直接聞くためにアンケートを実施し、「提供スピードが遅い」「店員が無愛想」といった具体的な改善点を発見しました。
私はこれらの課題に対し、スタッフ間で提供手順を見直したり、笑顔での接客を徹底するためのロールプレイングを提案したりと、具体的な改善策を実行しました。
その結果、3ヶ月後にはクレーム件数が半減し、お客様アンケートでも「スタッフの対応が良くなった」という評価を多くいただくことができました。
この経験を通じて、顧客視点で課題を発見し、改善策を実行する力を培いました。
アルバイト経験をガクチカにする際は、単に業務内容を羅列するのではなく、自分がどのような課題意識を持ち、それに対してどう行動し、どのような成果を出したのかを具体的に伝えることが重要です。
特に、顧客との接点があるアルバイトであれば、顧客満足度向上への貢献や、売上アップなどの具体的な成果を数値で示すことで、あなたの主体性や貢献意欲を効果的にアピールできます。
履歴書のガクチカ例文4. ゼミのエピソード
ガクチカ例文
私は大学のゼミで、環境問題に関する政策提言グループのリーダーを務め、地域住民への意識調査と提言書の作成に尽力しました。
グループメンバーは多忙で、意見がまとまらないこともありましたが、私は週に一度のミーティングを義務付け、各自の進捗状況を共有する場を設けました。
また、意見の対立が生じた際には、それぞれの主張の根拠を明確にさせ、建設的な議論を促すことで、全員が納得できる結論を導き出しました。
最終的に、私たちは地域住民の意見を反映した具体的な政策提言書を作成し、地方自治体の環境政策担当者に提出することができました。
この経験から、多様な意見をまとめ上げ、目標達成に向けてチームを牽引するリーダーシップを学びました。
ゼミでのガクチカでは、研究テーマへの取り組み方や、グループワークでの役割、そして直面した課題と解決プロセスを具体的に伝えることが重要です。
特に、学術的な探求心や論理的思考力、そしてチームでの協調性やリーダーシップを発揮した経験をアピールすると良いでしょう。
専門用語を多用せず、誰にでも理解できるように説明することも大切です。
履歴書のガクチカ例文5. インターンシップのエピソード
ガクチカ例文
私はIT企業の長期インターンシップで、新規Webサービスのマーケティング戦略立案プロジェクトに参加しました。
データ分析を担当する中で、ユーザーの離脱率が高いという課題を発見。
私はその原因を探るため、ユーザー行動データの詳細な分析に加え、競合サービスの調査も行いました。
その結果、サービス利用開始時のチュートリアルが複雑であることが離脱に繋がっていると仮説を立て、チュートリアルの簡素化を提案しました。
この提案が採用され、実際に改善を行った結果、ユーザーの離脱率を15%削減することに成功しました。
この経験を通じて、データに基づいた課題発見力と、仮説を立てて実行する実践力を身につけました。
インターンシップ経験をガクチカにする際は、単に「参加しました」で終わらせず、具体的なプロジェクト内容、自身の役割、直面した課題、そしてそれに対する具体的な行動と成果を明確に伝えることが重要です。
特に、企業で働く中で得た学びや、ビジネスへの貢献意欲を示すことで、入社後の活躍を期待させることができます。
数値などの具体的な成果を盛り込むと、さらに説得力が増します。
履歴書のガクチカ例文6. ボランティアのエピソード
ガクチカ例文
私は東日本大震災の復興支援ボランティア活動に、大学1年生の夏休みから毎年参加しています。
主な活動内容は、仮設住宅に暮らす高齢者の見守りや、地域コミュニティの活性化を目的としたイベントの企画・運営でした。
最初は住民の方々との距離がありましたが、私は一人ひとりの話に耳を傾け、積極的に交流を深めることで信頼関係を築いていきました。
特に、地域のお祭りイベントでは、住民の方々から意見を募り、一緒に準備を進めることで、多くの笑顔と活気を取り戻すことができました。
この経験を通じて、傾聴力と共感力、そして多様な価値観を持つ人々と協力して目標を達成する力を学びました。
ボランティア活動をガクチカにする際は、なぜその活動に参加しようと思ったのかという動機を明確にし、活動を通じてどのような課題に直面し、どのように貢献したのかを具体的に述べることが重要です。
特に、社会貢献への意識や、多様な背景を持つ人々と協力する姿勢をアピールすることで、あなたの人間性や協調性を示すことができます。
履歴書のガクチカ例文7. 留学のエピソード
ガクチカ例文
私は大学2年次に、半年間の交換留学でアメリカの大学に滞在しました。
留学当初は言葉の壁にぶつかり、授業についていくことや現地の学生と交流することに苦労しました。
しかし、私はこの状況を克服するため、毎日欠かさず語学学習に取り組むだけでなく、積極的に現地の学生に話しかけ、ディスカッションに参加するよう心がけました。
また、現地の文化に触れるため、学生寮のイベントにも積極的に参加しました。
その結果、語学力が飛躍的に向上しただけでなく、異文化理解を深め、多角的な視点から物事を捉える力が身につきました。
この経験を通じて、困難な状況でも諦めずに努力を継続する力と、異文化適応力を培いました。
留学経験をガクチカにする際は、語学力の向上だけでなく、異文化理解、多様な価値観への適応力、そして困難を乗り越えた経験を具体的に伝えることが重要です。
特に、留学中の具体的なエピソードを盛り込み、それがどのように自己成長に繋がったのかを明確に述べることで、あなたの行動力や適応力をアピールできます。
履歴書のガクチカ例文8. 資格取得のエピソード
ガクチカ例文
私は大学3年次に、TOEICで900点取得という目標を掲げ、学習に励みました。
当初は英語学習への苦手意識があり、途中で諦めそうになったこともありましたが、将来グローバルに活躍したいという強い思いから、毎日2時間の学習時間を確保し、通勤・通学中もリスニングを行うなど、時間を有効活用しました。
特に、苦手なリスニング対策として、英語のニュース番組を毎日視聴し、シャドーイングを繰り返しました。
その結果、半年後には目標を達成し、915点を取得することができました。
この経験を通じて、高い目標を設定し、計画的に努力を継続する粘り強さを身につけました。
資格取得をガクチカにする際は、単に資格名と点数を述べるだけでなく、なぜその資格取得を目指したのかという動機を明確にし、目標達成のためにどのような努力や工夫をしたのかを具体的に伝えることが重要です。
特に、計画性や継続力、目標達成へのコミットメントをアピールできると良いでしょう。
履歴書のガクチカ例文9. 学園祭実行委員のエピソード
ガクチカ例文
私は大学の学園祭実行委員として、広報部門の責任者を務め、来場者数〇〇万人達成という目標に尽力しました。
前年の学園祭では集客に課題があったため、私はSNSを活用した情報発信に注力しました。
具体的には、学生が興味を持つようなコンテンツを企画し、毎日更新することで、SNSフォロワー数を〇〇%増加させました。
また、学外のイベントにも積極的に出向き、チラシ配布や学園祭の魅力を直接伝えることで、来場意欲を高める活動も行いました。
その結果、目標を上回る来場者数を達成し、学園祭を成功に導くことができました。
この経験を通じて、目標設定から実行、改善までの一連のプロセスをマネジメントする力と、人を巻き込む行動力を学びました。
学園祭実行委員の経験をガクチカにする際は、担当した役割、具体的な目標、直面した課題、そしてそれをどのように解決したのかを明確に伝えることが重要です。
特に、企画力、実行力、リーダーシップ、チームワーク、そして困難を乗り越えた経験を具体的に示すことで、あなたの多面的な能力をアピールできます。
履歴書のガクチカ例文10. 個人プロジェクトのエピソード
ガクチカ例文
私は大学で、地域活性化を目的としたWebサイト「〇〇(サイト名)」を個人で立ち上げ、運営に力を入れました。
当初はWebサイト制作に関する知識が全くなく、手探りの状態でしたが、プログラミング学習サイトや関連書籍を参考に、独学で知識を習得しました。
また、サイトに掲載する情報収集のために、地域のお店やイベントに足繁く通い、積極的に取材活動を行いました。
サイト公開後は、SEO対策にも取り組み、アクセス数を〇〇倍に増加させることに成功しました。
この経験を通じて、未知の分野にも積極的に挑戦し、自ら課題を設定して解決していく自律性を身につけました。
個人プロジェクトの経験をガクチカにする際は、なぜそのプロジェクトを始めたのかという動機、具体的な目標、直面した課題、そしてそれをどのように解決したのかを詳細に伝えることが重要です。
特に、主体性、探求心、計画性、実行力、そして困難を乗り越えた経験を具体的に示すことで、あなたの潜在能力をアピールできます。
履歴書のガクチカ例文11. 長期旅行・バックパッカーのエピソード
ガクチカ例文
私は大学2年次に、約2ヶ月間のヨーロッパ周遊バックパッカー旅行に挑戦しました。
この旅行では、移動手段や宿泊先、予算管理など、すべてを自分で計画・手配する必要があり、予期せぬトラブルに直面することもありました。
例えば、予約していた宿が急遽閉鎖されてしまい、真夜中に新たな宿泊先を探す羽目になったこともありました。
しかし、私はそのような状況でも冷静さを保ち、持ち前の情報収集力と交渉力を活かして問題を解決しました。
この経験を通じて、予期せぬ事態にも冷静に対応し、臨機応変に課題を解決する力を身につけました。
また、多様な文化や価値観に触れることで、異文化理解力と適応力も養われました。
長期旅行やバックパッカー経験をガクチカにする際は、旅の目的、直面した困難、そしてそれをどのように乗り越えたのかを具体的に伝えることが重要です。
特に、自己管理能力、問題解決能力、異文化理解力、適応力、そして新しい環境への順応性をアピールできると良いでしょう。
履歴書のガクチカ例文12. 創作活動のエピソード
ガクチカ例文
私は大学入学後から、オリジナルの短編小説を執筆し、Webサイトで公開する創作活動に力を入れてきました。
当初は読者の反応が得られず、モチベーションが低下することもありましたが、「多くの人に自分の作品を届けたい」という思いから、様々な小説を読み込み、表現技法やストーリー構成について研究しました。
また、読者からのコメントにも真摯に耳を傾け、物語の改善に活かしました。
その結果、私の作品は人気ランキングで〇位を獲得し、多くの読者から共感のコメントをいただくことができました。
この経験を通じて、目標達成に向けた継続的な努力と、読者のニーズを捉え、表現力を磨く探求心を培いました。
創作活動をガクチカにする際は、なぜその創作活動に取り組んだのかという動機、具体的な目標、直面した課題、そしてそれをどのように解決したのかを明確に伝えることが重要です。
特に、創造性、表現力、継続力、そして他者の評価を受け入れ、改善に活かす柔軟性をアピールできると良いでしょう。
履歴書のガクチカ例文13. オンラインコミュニティ運営のエピソード
ガクチカ例文
私は大学時代に、〇〇(テーマ)に関するオンラインコミュニティを立ち上げ、運営に力を入れました。
コミュニティの活性化のため、週に一度のオンラインミーティングを企画し、メンバーが自由に意見を交換できる場を設けました。
しかし、最初は発言するメンバーが少なく、盛り上がりに欠けることが課題でした。
そこで私は、メンバーそれぞれの興味関心を引き出すような質問を投げかけたり、少人数のブレイクアウトルームを活用して話しやすい雰囲気を作ったりと、様々な工夫を凝らしました。
その結果、活発な議論が交わされるようになり、メンバー数は半年で〇倍に増加しました。
この経験を通じて、多様な人々を巻き込み、主体的にコミュニティを活性化させる力を身につけました。
オンラインコミュニティ運営の経験をガクチカにする際は、なぜそのコミュニティを立ち上げたのかという動機、具体的な目標、直面した課題、そしてそれをどのように解決したのかを明確に伝えることが重要です。
特に、企画力、実行力、リーダーシップ、コミュニケーション能力、そしてデジタルツールを活用する能力をアピールできると良いでしょう。
履歴書のガクチカ例文14. 家族との協力のエピソード
ガクチカ例文
私は高校時代から、共働きの両親に代わって、家事分担と弟の学習支援に力を入れました。
特に、高校受験を控えた弟の勉強を見ていましたが、なかなか成績が伸びず、モチベーションが低下していることが課題でした。
そこで、私は弟の得意な科目と苦手な科目を把握し、一緒に学習計画を立て、毎日進捗を確認するようにしました。
また、単に勉強を教えるだけでなく、弟が興味を持てるような教材を探したり、一緒に息抜きをしたりと、精神的なサポートも心がけました。
その結果、弟は無事志望校に合格し、私も家族を支えることの重要性と喜びを実感できました。
この経験を通じて、相手の状況を理解し、目標達成に向けて主体的にサポートする力を培いました。
家族との協力のエピソードをガクチカにする際は、具体的な状況、自身の役割、直面した課題、そしてそれをどのように解決したのかを明確に伝えることが重要です。
特に、責任感、課題解決能力、傾聴力、共感力、そして周囲をサポートする姿勢をアピールできると良いでしょう。
履歴書のガクチカ例文15. 地域活動のエピソード
ガクチカ例文
私は大学2年次に、地元商店街の活性化イベント「〇〇祭り」の実行委員として活動しました。
私は特に、若い世代の来場者を増やすための企画を担当しました。
前年の祭りでは来場者の高齢化が課題だったため、私はSNS映えするフォトスポットの設置や、地元の大学生バンドによるライブステージの企画を提案しました。
最初は商店街の方々から「本当に人が来るのか」と反対の声もありましたが、私は熱意を持って企画の意図を説明し、説得を重ねました。
その結果、私の企画が採用され、当日は多くの若者が来場し、祭りは大成功を収めました。
この経験を通じて、周囲を巻き込み、新しいアイデアを実行する企画力と行動力を身につけました。
地域活動をガクチカにする際は、なぜその活動に参加したのかという動機、具体的な役割、直面した課題、そしてそれをどのように解決したのかを明確に伝えることが重要です。
特に、地域貢献への意識、企画力、実行力、交渉力、そして多様な世代の人々と協力する姿勢をアピールできると良いでしょう。
履歴書のガクチカ例文16. イベント企画・運営のエピソード
ガクチカ例文
私は大学の〇〇(イベント名)の企画・運営に携わり、特に広報戦略に力を入れました。
前年度のイベントでは告知不足が課題だったため、私はSNS広告の運用と、学内でのポスター・チラシ配布を組み合わせた複合的な広報戦略を立案しました。
広告の効果を最大化するため、ターゲット層に響くようなキャッチコピーやデザインを工夫し、メンバーと連携して迅速に情報を発信しました。
その結果、イベントの認知度が向上し、当初の目標を上回る〇〇人の来場者数を達成することができました。
この経験を通じて、目標達成のために戦略を立て、周囲と協力しながら実行する計画力と実行力を身につけました。
イベント企画・運営の経験をガクチカにする際は、担当した役割、具体的な目標、直面した課題、そしてそれをどのように解決したのかを明確に伝えることが重要です。
特に、企画力、実行力、リーダーシップ、チームワーク、そして課題解決能力を具体的に示すことで、あなたの多面的な能力をアピールできます。
履歴書のガクチカ例文17. スポーツ活動のエピソード
ガクチカ例文
私は大学のバスケットボール部で、スタメン入りを目指し、練習に励みました。
入部当初はチームのレベルについていくのが精一杯で、自分のスキル不足を痛感しました。
しかし、私は目標を達成するため、日々のチーム練習に加え、個人的に週に3回、フリースローの練習と体幹トレーニングを欠かさず行いました。
特に、苦手だったフリースローは、プロ選手の動画を参考にフォームを改善し、毎日100本以上練習することで、成功率を飛躍的に向上させました。
その結果、〇ヶ月後にはスタメンに選ばれ、チームの勝利に貢献することができました。
この経験を通じて、目標達成のために自ら課題を設定し、継続的な努力で克服する粘り強さを培いました。
スポーツ活動をガクチカにする際は、単に所属していただけでなく、どのような目標を設定し、それに対してどのような努力をしたのかを具体的に述べることが重要です。
特に、困難に直面した際の乗り越え方や、チームへの貢献、そして目標達成に向けた継続的な努力をアピールできると良いでしょう。
履歴書のガクチカ例文18. ブログ・SNS発信のエピソード
ガクチカ例文
私は大学で、自身の専門分野である〇〇(テーマ)に関するブログを立ち上げ、情報発信に力を入れました。
始めた当初はアクセス数が伸び悩み、モチベーションを維持するのが難しいと感じていました。
そこで、私は読者のニーズを深く理解するため、関連するキーワードの検索ボリュームを分析したり、競合ブログの記事を研究したりしました。
また、SNSを活用してブログ記事を積極的に拡散し、読者からのフィードバックにも丁寧に返信することで、読者との交流を深めました。
その結果、ブログの月間アクセス数は〇〇倍に増加し、多くの読者から「分かりやすい」「参考になる」という声をいただくことができました。
この経験を通じて、読者視点で情報発信を行う企画力と、継続的な改善による目標達成力を身につけました。
ブログ・SNS発信の経験をガクチカにする際は、なぜその活動を始めたのかという動機、具体的な目標、直面した課題、そしてそれをどのように解決したのかを明確に伝えることが重要です。
特に、情報収集力、分析力、企画力、発信力、そして継続的な改善意欲をアピールできると良いでしょう。
履歴書のガクチカ例文19. コンテスト・大会への挑戦のエピソード
ガクチカ例文
私は大学の〇〇(分野)コンテストに、チームで挑戦しました。
私たちのチームは、〇〇(具体的な課題)を解決するための独自のアイデアを提案しましたが、実現可能性の面で課題がありました。
私はこの課題に対し、チーム内でブレインストーミングを重ね、専門家のアドバイスも積極的に求めることで、実現可能な具体的なプランへと落とし込みました。
また、プレゼンテーション資料の作成では、聴衆にアイデアの魅力が伝わるよう、視覚的な工夫を凝らしました。
最終的に、私たちは惜しくも入賞は逃しましたが、審査員の方々から「独創的な発想と緻密な計画性」を高く評価していただきました。
この経験を通じて、困難な課題にも臆することなく挑戦する探求心と、チームで協力して目標達成を目指す協調性を培いました。
コンテスト・大会への挑戦のエピソードをガクチカにする際は、なぜそのコンテストに挑戦したのかという動機、具体的な役割、直面した課題、そしてそれをどのように解決したのかを明確に伝えることが重要です。
特に、チャレンジ精神、問題解決能力、協調性、企画力、そして結果だけでなくプロセスから得た学びをアピールできると良いでしょう。
履歴書のガクチカ例文20. 研究・論文執筆のエピソード
ガクチカ例文
私は大学の研究室で、「〇〇(研究テーマ)」に関する研究に取り組み、卒業論文を執筆しました。
研究を進める中で、想定通りの実験結果が得られず、何度も壁にぶつかりました。
しかし、私は諦めず、指導教員や先輩に積極的に相談し、関連する先行研究を徹底的に読み込むことで、新たなアプローチ方法を見つけ出しました。
また、実験データの分析では、統計解析ソフトウェアを独学で習得し、より正確な結果を導き出すことに尽力しました。
最終的に、私は独自性の高い考察を盛り込んだ論文を完成させ、高い評価をいただくことができました。
この経験を通じて、探求心と論理的思考力、そして困難に直面しても粘り強く課題を解決する力を身につけました。
研究・論文執筆のエピソードをガクチカにする際は、研究テーマの選び方、研究における自身の役割、直面した課題、そしてそれをどのように解決したのかを明確に伝えることが重要です。
特に、専門性、論理的思考力、課題解決能力、探求心、そして地道な努力を継続できる粘り強さをアピールできると良いでしょう。
【ガクチカの書き方】ガクチカを履歴書に書く際の3つの注意点
ガクチカを書く際の注意点は、読み手の人事担当者に伝わりやすいのかを意識することが重要です。
エピソードは1つに絞り、その1つをより具体的にわかりやすく、そして誇張しすぎない、という絶妙なバランスが必要になります。履歴書にガクチカを書く際の注意点を6つにまとめたものをそれぞれ解説してきます。
1:エピソードは1つに絞る
ガクチカに求められる文字数はそれぞれの企業で規定があるため、複数のエピソードを書くと読み手に伝わりにくい文章になってしまいます。企業に評価されるようなガクチカにするためには、エピソードを1つに絞って具体的に書くのがポイントです。
ガクチカで目標を達成するために実行したことや、ガクチカの原動力となった思いを書き足すことで人事担当者に、伝わりやすいガクチカとなります。
2:専門用語を使わない
専門用語や難しい説明が必要な用語を使わないようにすることも大切です。
採用担当者は必ずしもあなたが取り組んだ活動や分野に精通しているわけではないため、誰にでも分かりやすい表現を心がける必要があります。
例えば、研究活動や専門的なプロジェクトを取り上げる場合でも、その内容を簡潔で平易な言葉で説明することが求められます。
専門用語を多用すると内容が分かりにくくなり、伝えたいポイントが正確に伝わらない可能性があります。
また、専門用語を避けることで、採用担当者が読みやすく親しみやすい文章を作成することができます。
重要なのは、自分の経験や成果を誰にでも理解できる形で伝えることです。
具体的なエピソードや結果に焦点を当てつつ、分かりやすい言葉で表現することで、読み手に自分の魅力をしっかり伝えることが可能になります。
ただし、専門性の高い職種を目指す場合で、採用担当者も知っていて当然と思われる用語や情報は、用いても構いません。
3:抽象的で中身がない
ガクチカで「頑張りました」という表現だけでは、採用担当者にあなたの努力や成果は伝わりません。
どのような場面で、何に力を入れ、どのように工夫し、どのような結果が出たのかを具体的に記述することが重要です。
例えば、「アルバイトで売上向上に貢献しました」と書くのではなく、「顧客のニーズを分析し、新しい商品陳列方法を提案した結果、1ヶ月で売上を15%向上させることができました」のように、具体的な行動と数字を交えて説明することで、あなたの主体性や問題解決能力をアピールできます。
また、「売上向上に直結していなくても、新人スタッフの教育を担当した、接客マニュアルの改善に関わった、チーム内のコミュニケーションを活性化させたなども、立派な成果として評価されます」とあるように、どんな内容であっても、自分なりに工夫して取り組んだ姿勢や、チームへの良い影響を具体的に説明できれば、十分なアピールになります。
曖昧な表現を避け、読み手が情景を思い描けるような記述を心がけましょう。
4:自分らしさがない
ガクチカは、あなたの個性や価値観を伝える大切な場です。
誰が書いても同じような内容になってしまっては、あなたの魅力を十分にアピールできません。
大切なのは、あなたがその経験を通じて「何を考え、どのように行動したのか」を具体的に示すことです。
例えば、アルバイト経験をガクチカにする場合でも、ただ業務内容を説明するだけでなく、あなたが直面した課題に対してどのように考え、どんな工夫をして、最終的にどう乗り越えたのかという「あなたならではの視点」を盛り込みましょう。
これにより、採用担当者はあなたの人間性や潜在能力をより深く理解できるようになります。
5:エントリーシートと内容を変える
履歴書とエントリーシートでは、文字数や記入欄の自由度が異なります。
一般的に、履歴書は簡潔さを求められるのに対し、ESはより詳細な記述が可能です。
そのため、履歴書では要点を絞り、ESではそのエピソードを深掘りして具体的に説明するなど、内容を調整する必要があります。
履歴書には「結論」や「核となる成果」を簡潔に記述し、ESではSTAR法(状況→課題→行動→結果)などを用いて、その背景や具体的な取り組み、そこから得た学びを詳しく説明しましょう。
しかし、内容を変えるといっても、根本的に異なるエピソードを記述するのではなく、同じ経験を異なる深さで表現するという意識が大切です。
【ガクチカの書き方】ガクチカを企業ごとに調整する方法
- 求められている人物像を調べる
- 経験の伝え方を少し変える
- どの企業でも伝えられる軸を持つ
就職活動において、ガクチカはあなたの経験や能力を企業に伝える上で非常に重要な要素です。
しかし、全ての企業に対して同じ内容のガクチカを提出するだけでは、真のあなたの魅力や企業への適性を十分にアピールすることは難しいでしょう。
企業はそれぞれ独自の文化、求める人物像、そして解決したい課題を持っています。
そのため、応募する企業ごとにガクチカを微調整し、その企業にとって最も魅力的な形であなたをアピールすることが、内定獲得への近道となります。
ここでは、ガクチカを企業ごとに調整するための具体的な方法について解説します。
求められている人物像を調べる
ガクチカを企業ごとに調整する上で最も重要なのは、応募先の企業がどのような人物を求めているのかを事前に把握することです。
企業の採用情報ページや企業ホームページ、採用パンフレットなどを丁寧に確認し、企業の理念やビジョン、求める能力や価値観を理解しましょう。
例えば、チームワークを重視する企業であれば、あなたが協力して成果を出した経験を強調したり、リーダーシップを求める企業であれば、周囲を巻き込んで行動した経験を具体的に記述したりするなど、自身の経験の中から最もマッチする要素を選び、強調して伝えることが効果的です。
これにより、「この学生は当社の求める人材に合致している」という印象を与えられます。
経験の伝え方を少し変える
ガクチカで語る経験そのものを毎回変える必要はありません。
同じアルバイト経験であっても、強調するポイントを変えるだけで、企業に与える印象は大きく変わります。
例えば、ある企業では「問題解決能力」を重視しているため、アルバイトで直面した課題をどう解決したかに焦点を当てて説明する。
一方で、別の企業が「コミュニケーション能力」を重視している場合は、顧客や同僚との関わりの中で、どのようにコミュニケーションを工夫し、良好な関係を築いたかという側面に焦点を当てて説明する、といった具合です。
このように、話の内容は同じでも、企業が求める能力に合わせて、あなたの経験のどの側面をアピールするかを戦略的に調整することで、より効果的なガクチカを作成できます。
どの企業でも伝えられる軸を持つ
企業ごとにガクチカを調整することは重要ですが、だからといって一貫性のない内容にしてしまうのは避けるべきです。
あなたの経験の中から、「自分の核となる強み」や「どんな場面でも共通して発揮できる能力」といった「軸」を見つけ出し、それを一貫して伝えるようにしましょう。
例えば、「私は常に課題を見つけて改善することにやりがいを感じる人間です」という軸があるなら、アルバイト経験でもサークル活動でも、その軸に沿ったエピソードを選び、具体的な行動や成果を説明します。
そうすることで、多様な経験をアピールしつつも、あなた自身の人物像にブレがなく、信頼感を与えることができます。
軸が明確であれば、複数の企業を受ける際も効率よくESを作成できるでしょう。
【ガクチカの書き方】履歴書に書くものがない場合の探し方
履歴書に書けるガクチカがないと思っていても、じっくりと掘り出していけば、ガクチカに該当するエピソードが見つけ出せるものです。
学生時代に好きでやってきたことや、それが1番に力を入れていなくても、「頑張りの質」が伝わることが大切です。ガクチカが自分で探せない場合の対処法を6つ紹介していきます。
- ありきたりな内容でもOK
- 本気で取り組んだことを思い出す
- 企業の求める人材を把握する
- 周囲の人に聞いてみる
- 先輩の意見を参考にする
- 自己分析ツールを使う
1:ありきたりな内容でもOK
エピソードが普通でも、その原動力が明確に掘り下げてあれば、適切な評価対象となります。
ガクチカではめざましい実績やインパクトの強いエピソードが求められているわけではなく、目的のために起こした行動やその時の思いなど、プロセスがより評価されていることを意識しましょう。
2:本気で取り組んだことを思い出す
ガクチカが見つからない場合は、本気で取り組んだ何かを糸口に考えてみると良いでしょう。
今までに1番時間を割いてきたことなど、本気で取り組んでいる情熱が伝わるエピソードは、仕事にも真摯に向き合えることを印象づけます。
それが漫画を読むことであれば、豊富な知識量や、発想力が優れていることなどが評価対象となります。
3:エピソードを作る
履歴書に書くガクチカがない場合でも、新たにエピソードを作ることも一つの方法です。
まず、自分が興味を持つ分野や学びたいことを明確にし、資格を取得するなど小さな挑戦から始めてみましょう。
そのほかにも、インターンに参加するとガクチカに書くことができるので、志望先の企業でインターンがあれば参加してみるといいでしょう。
このときに結果だけでなく、その過程で直面した困難や工夫した点を記録しておくと、あとでエピソードとしてまとめやすくなります。
このように、自ら行動を起こして経験を積むことで、履歴書に自信を持って書けるガクチカを作り出すことができます。
以下の記事ではインターンシップをガクチカに書くときの方法やポイントを解説していますので、ぜひ参考にしてください。
4:周囲の人に聞いてみる
ガクチカが見つからない場合は、家族や友人に自分が過去に取り組んでいたことを具体的にフィードバックしてもらいましょう。
自己評価では見つからなかったガクチカでも、家族や友人からの他者からのフィードバックを参考に、客観的な視点からガクチカにふさわしいエピソードが聞けることがあります。
5:先輩の意見を参考にする
ガクチカが見つからない場合は、先輩の意見を参考にして、エピソードを書き出すきっかけにすると良いでしょう。
先輩はひとりに絞らずに、社会で活躍する複数人の先輩にガクチカを聞くことで、自分の持つエピソードから、企業に相応しいトピックを見つけ出す糸口につながります。
6:自己分析ツールを使う
ガクチカが見つからない場合は、自己分析ツールを使い自分では気が付かなかった自分の強みを見つけ、ガクチカを書く糸口にしていきましょう。
ガクチカを思い付かないケースの大半は、自己分析が足りていないことが原因にあげられます。ガクチカは優秀な成果や特別な経験だけが高く評価されるわけではありません。
自己分析をじっくり行い、自分で気が付かなかった人柄や、強みを見つけてアピールすることが大切です。
【ガクチカの書き方】ガクチカを履歴書に書いてアピールしよう
履歴書にガクチカを書く際に大切なのは、ありのままの経験から自分の人柄を伝えることです。
特別な成果や、珍しい経験でなくても、頑張って取り組んだという事実は、周りから的確に判断されるので、面接での評価にもつながります。
嘘や虚像でエピソードを偽るのではなく、自分の言葉を使って、具体的にガクチカで学んだことを伝えることが大切です。
この記事を参考に就職活動の輝かしいゴールに自分を導いていきましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート