【IT業界】面接の逆質問は何を聞くべき?最も内定が取れる質問を徹底解説!【新卒】

【IT業界】面接の逆質問は何を聞くべき?最も内定が取れる質問を徹底解説!【新卒】

面接の最後で聞かれる「何か質問はありますか?」という一言。

何を答えればよいのか…と悩んでいる人も多いですよね。

本記事ではIT業界の面接ではどんな逆質問をすれば良いのかポイントと質問例5選をお届けしていきます。

一次面接、二次面接、役員面接、最終面接と面接ごとにも解説していますので、ぜひ参考にしてみてください!

面接の逆質問で何を聞けばよいのか、その答えがきっと見つかるはずです。

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【IT業界の面接】逆質問ってどれくらい内定にかかわる?

IT業界の面接において、逆質問は内定に直結するほど大切です。

面接で志望動機も自己PRもうまく答えられなかったが、逆質問でアピールができたため内定を獲得した、という例も多いです。

逆質問は、入社後のことを聞くだけではなく、自分の強みや入社意欲、熱意、業務への理解などをアピールすることができる場です。

事前に何を質問したら良いのかを確認し、情報収集を済ませた上で具体的な質問をすることが回答のポイントになります。

気をつける点

逆質問には、面接の結果を覆すほどの好印象を残せる可能性が秘められています。

しかし、NGな質問をすることにより、内定が覆る、なんてこともあります。

どんな質問を聞いて良いのか、どんな質問は聞かない方が良いのか、必ず事前に確認しましょう!

この記事の後半でも回答例を紹介していますので、チェックしてください!

【IT業界の面接】逆質問では求められていることとは?

逆質問の時間に何を質問するのかを考える前に、そもそもなぜ逆質問の時間が設けられているのかを理解する必要があります。

面接官は、逆質問の時間で、応募者のどんなところを見ているのか、一次面接、二次面接、役員面接、最終面接とフェーズごとに解説します。

一次面接の場合

一次面接で最も求められるのは、志望動機をアピールすることです。

つまり、なぜその企業に志望しているのか、具体的な理由をアピールする必要があります。

逆質問でアピールするには、面接官に志望動機に絡めた逆質問をするのが効果的です。

質問例

私は御社の社員同士の仲が良いところに惹かれて志望させていただいたのですが、(面接官)様から見て社内の雰囲気はいかがでしょうか?

二次面接の場合

二次面接では、企業理解自己PRが求められます。

ここでは企業の事業や強みへの理解度や、入社後に活かせるスキルをアピールする必要があるのです。

企業理解度をアピールするためには、過去の業績やプロジェクトに関する質問をするのが効果的です。

また、自己PRをするためには、自分の能力が活かせる場があるかどうかを質問するのがよいでしょう。

質問例
  • 御社ではWebサイトをエンジニアチームと協力して1から作り上げたと存じ上げていますが、その際に最も苦労されたことはなんでしたか?
  • 私は新しいことを思いつき提案することが得意だと自負していますが、御社では新規プロジェクトの立ち上げなどに関わる機会は自分で取りに行くことができるでしょうか?

役員面接の場合

役員面接の場合は、志望企業のビジョンや経営方針への理解、共感が求められます。

企業の目指す方向性をどれほど理解し、どれほど共感しているのか、役員は注意深くみています。

企業の今後を具体的にイメージできているかどうかを確認することで、入社後のミスマッチを防ぐことに繋がるのです。

経営層に近い考え方をもてていることをアピールできると良いです。

質問例

御社では社員同士の交流を大変重要視されているかと思いますが、それは企業形成にどのようなメリットをもたらしているでしょうか。

最終面接の場合

最終面接では、とにかく志望度の高さをアピールしましょう。

最終面接では社長や人事部長の方が面接官として対応することが多いです。

そこで面接官が最もチェックしているのは、この学生の入社意欲が高いかどうか、という点です。

入社後にどんなことをしたいか、入社にあたって事前に確認しておきたいことは何か、といった質問ができると効果的です。

質問例

私は御社に内定をいただければ就活を終えるつもりなのですが、入社前に取っておいた方が良い資格などはあるでしょうか?

逆質問に備えて準備しておくこと

続いて、逆質問に備えて準備しておきたい項目について紹介します。

以下の3つの準備を入念に行っておけば、質の高い逆質問を用意できることでしょう。

もちろん面接の途中に気になったことがあれば、そちらを聞いても良いですが、ある程度質問項目を準備しておくと心に余裕を持って本番に臨めます。

企業研究をする

質の高い逆質問を行うためには、事前の企業研究は絶対に欠かせません。

面接の終盤に行われる逆質問では、その企業にどれだけ関心を持っているか、どれほど志望度が高いかが現れます。

企業研究をしっかりと行っていれば、的確で具体性のある質問ができ、主体的な姿勢をアピールできます。

特にIT業界の場合、企業ごとに事業戦略や技術の強みが大きく異なるため、志望先の開発分野や主力製品、成長戦略、導入している技術などを把握しておくと良いでしょう。

「御社が展開されている◯◯というサービスは、どういった点が強みだとお考えですか?」というように、企業独自の特性に踏み込んだ質問ができると、事前に入念に企業研究を行っていることが伝わります。

アピールポイントを考える

逆質問の時間はただの質問の時間ではなく、最後にもう一度アピールできる貴重な場面です。

したがって、あらかじめこの場面で何を伝えるか、自分のどの強みを補足するかを考えておくことも欠かせません。

「プロジェクトチームはどのように連携を取られていますか?」という質問をした後に「私も大学の開発プロジェクトで、チーム内の情報共有を意識して取り組んできました」などと付け加えると、質問だけでなく自分の経験を絡めてアピールにもなります。

面接の最後は印象に残りやすいタイミングなので、強みや熱意をしっかりと補足できるように、逆質問の構成を準備しておくことを心がけてください。

質問し返された場合を考える

逆質問ではこちらが質問した内容について、さらに面接官から「その質問をした理由は何ですか?」などと問い返されることもあります。

準備していないと戸惑ってしまうため、質問の意味をあらかじめ整理しておきましょう。

逆質問をした後「なぜそれが気になったのですか?」などと聞かれた場合を想定して、対策することが大切です。

「新しい環境でも早く貢献したい」「入社前の期間を使って、スキルを磨いておきたい」など、前向きな姿勢から生まれた質問であることを補足できるよう準備しておくと、さらに印象が良くなります。

【IT業界の面接】避けておくべきな逆質問は?

1.労働条件にかかわる質問

給与や福利厚生、労働時間に関する質問は避けた方が良いです。

一次面接、二次面接では特に注意しましょう。

労働条件、雇用条件に関する逆質問をしてしまうと、志望理由が弱いと判断される可能性が高くなります。

面接では、志望企業の業務や雰囲気、働いている人などに焦点を当てるようにしましょう。

2.個人的な事情に関する質問

次に注意していただきたいのは、社員の個人的な事情にかかわる質問です。

NG理由は、プライバシー保護にかかわる、回答が難しい質問になってしまうことです。

たとえば、障がいを抱えた社員がいるか、などと聞かれたら、面接官は回答に困るでしょう。

面接官を困らせてしまうことは、悪印象に直結してしまいます。

十分に配慮した質問を用意するようにしましょう。

3.ネガティブな質問

最後に紹介するのは、ネガティブな質問です。

例えば、過去に部活になじめなかった、家族とうまくいっていない、などといった、ネガティブな情報を面接官に知られてしまうと、入社後にうまくやっていけるかどうかを疑われることになってしまいます。

ポジティブで将来に前向きな逆質問をすることで、面接官に、今後活躍している姿を想像してもらいましょう。

気をつける点

給与や福利厚生、労働時間に関する質問は、一次面接や二次面接で特に慎重に避けるべきです。

また、社員の個人的な事情に関する質問、ネガティブな質問も避けるべきです。

ポジティブで将来志向的な逆質問を心掛け、面接官に良い印象を与えるようにしましょう。

【IT業界の面接】おすすめの逆質問例

続いて、おすすめの逆質問例について紹介します。

アピールのポイントや注意しなければならない点についても紹介するため、解説を熟読しながら、どのように自分が本番で質問するか考えてみてください。

おすすめの逆質問① あらかじめ勉強しておくべきことはありますか?

IT業界に限らずどんなシーンでも使いやすいのが「あらかじめ勉強しておくべきことはありますか?」という質問です。

この質問は「心はもう入社する気で一杯です!」というアピールに繋がります。

また、少しでも早く活躍できるように、あらかじめ勉強しておきたいんです、ということも伝えられます。

入社意欲を伝えるのにピッタリの質問になっているので、ぜひ使ってみてください。

アピールのポイント

この質問で好印象を残すためには答えに対して「ぜひ勉強したいと思います!」というアピールをすることです。

例えば「資料を読むのに時々英語をやっぱり使うから勉強しておいた方が良いよ」というのであれば、

「ありがとうございます。もし入社できるのであれば英語力を高めた自分をお見せします!」といった返事をしておきましょう。

気をつける点

「あらかじめ勉強しておくべきことはありますか?」という質問は、入社意欲を示すのにとても良い逆質問になります。

この質問を通じて、「心はもう入社する気で一杯です!」という意気込みを伝えつつ、早く活躍するために必要な知識やスキルに対して、積極的に取り組む姿勢をアピールできます。

具体的なアドバイスが返ってきたら前向きな返答をし、自身の成長意欲を強調しましょう!

おすすめの逆質問② 〇〇アプリの開発に興味があります。新人も携わることはできますか?

御社についてしっかりと調べてきましたというアピールができるのが「〇〇アプリの開発に興味があります。新人も携わることはできますか?」という質問です。

そして、そのサービスについて興味を持っているというアピールも可能となります。

逆質問の時間では、企業研究がしっかりできていて、業務理解度が深く、またその業務に関わることへの意欲度が高いことをアピールすることが効果的です。

この質問であれば、漏れなくアピールすることができます。

アピールのポイント

好印象を残すポイントとしては、企業研究ををしっかりしておくことになります。

何か業務理解を試されるような質問をされたときに、ボロが出ないよう企業研究を完璧にしておきましょう

気をつける点

逆質問で「御社についてしっかりと調べてきました」とアピールするためには、「〇〇アプリの開発に興味があります。新人も携わることはできますか?」というような質問が効果的です。

この質問を通じて、企業研究が徹底されていて業務理解が深く、またその業務に対する強い意欲があることをアピールできます。

徹底的な企業研究が好印象を残すポイントであり、ボロが出ないように注意が必要です。

おすすめの逆質問③ 主にどんな言語や開発環境を使用していますか?

IT業界にプログラムは欠かせません。そしてプログラムには色々な言語があります。

主にどんな言語や開発環境を使用していますか?」という質問からは、あらかじめ勉強しておきたいという気持ちが伝わってきます。

またITに関する知識もアピール可能です。

IT業界にどれほど理解度があるか、という点はよくみられています。

面接では、企業理解だけでなく、業界理解も求められるため、業界研究も欠かさずにしておきましょう。

アピールのポイント

この質問をする場合、プログラミング言語や開発環境についてある程度の知識を持っている必要があります。

面接官としては「この学生本当にわかって質問してるのかな…」と不安になってしまいますよね。

そんなことの無いように、ある程度の知識を持っておきましょう。そして「なるほど納得」という顔をしながら話を聞くようにしてください。

場合によっては「RubyMineではなくEclipseなんですね?」と質問しかえすのもアリです。

この場合、しっかりと理解してますよというアピールができます。

気をつける点

この質問からは、熱心な学習意欲や業界理解が伝わります。

IT業界ではプログラミング言語や開発環境の知識が重要であり、面接官に安心感を与えるためにも予め学習しておくことが必要です。

質問をする際には、面接官の説明に理解を示すことで、信頼性を高めましょう。

おすすめの逆質問④ 平均的な一日の流れを教えていただけますか?

実際に働く姿が知りたいという姿勢をアピールできるのが「平均的な一日の流れを教えていただけますか?」という質問です。

メールのチェックや会議など、仕事には様々な付帯作業がつきものですが、それらについて知ることが可能となります。

社員の実際の動きは、インターンをしていたり、企業見学をしていたりしないとなかなかわからないものです。

聞いておくことで自分の将来を具体的にイメージすることができますし、面接官に対しては、細かいところまで知りたがっている、熱意のある応募者だな、と印象付けられます。

アピールのポイント

この質問をしますと「午前中はメールのチェックをして、作業。午後はお客さんとの打ち合わせか、自社での作業が多いかな。」といった回答が得られるはずです。

それに対し、興味を持っていますという雰囲気を出すことが大切です。

この場合ですと「もし入社できれば、一刻も早く打ち合わせに同行できるよう頑張ります」といったことを伝えられれば、興味を持っていることに加え、前向きな姿勢のアピールにもなります。

気をつける点

「平均的な一日の流れを教えていただけますか?」という質問は、実際の働き方を知りたい姿勢をアピールする有力な手段です。

これにより、業務について具体的な情報を得ることができ、将来の仕事イメージを具体的に描くことができます

この質問で重要なのは、興味を持っている雰囲気を強く出し、実際に働くことに前向きな姿勢をアピールすることです。

おすすめの逆質問⑤ ITの知識や技術の他に大切なものはありますか?

IT業界といえばプログラミングというイメージもありますが、そこで働くためにはプログラムだけ書ければよいというワケではありません

むしろプログラミング自体は作業量としてそれほど多くありませんし、それほど重要視もされていません。

むしろ、クライアントと間違いなくやり取りできるコミュニケーション能力や、誰が読んでも分かりやすいドキュメントを作れる能力などが重要です。

この「ITの知識や技術の他に大切なものはありますか?」という質問からは業界研究をしっかりと行い、IT業界の事情をある程度理解しているという点をアピールできます。

アピールのポイント

この質問で好印象を残すためには、「とにかく御社のことについて知りたいんだ!」という雰囲気を出すことです。

面接官は何かしらの答えをくれるはずですから「一言も聞き漏らすまい」といったアクションが必要となります。

目をじっとみて、時々うなずいてみる。そういったボディランゲージも欠かせません。

気をつける点

「ITの知識や技術の他に大切なものはありますか?」という質問は、単にプログラミングだけでなく、業界研究を通じてIT業界の事情を理解していることをアピールする良い質問です。

この質問で好印象を残すには、徹底的な企業理解と積極的な姿勢を示すことが重要です。

おすすめの逆質問⑥活躍している方の共通点や特徴などがあれば教えてください

活躍している人の共通点や特徴について聞くと企業が職場の中で求めている人物像やスキルセットを明確に把握できるため、おすすめです。

特にIT業界ではプロジェクトごとに求められる能力や働き方が異なるため、活躍している人の共通点を聞くことで、企業が重視している文化を知ることも可能です。

また、入社後の自分をイメージしやすくなるという利点もあります。

そして「自分がその企業でどう成長すべきか」「どのような行動を意識すべきか」を考える手がかりにもなるでしょう。

アピールのポイント

この質問を通じて、自分の強みや伸ばしたい部分と、企業の求める人物像との共通点を探っている姿勢を見せることが大切です。

「私もそのような姿勢を大切にしてきました」「ご回答ありがとうございます。その点をさらに磨いていきたいと考えています」といったリアクションを加えれば、自分の強みを自然にアピールできます。

また「ただ関心がある」「なんとなく興味がある」といった雰囲気ではなく「活躍したい」「戦力になりたい」という意欲も伝わるため、ポジティブな印象を与えやすいです。

気をつける点

良い質問ではあるのですが、聞き方が曖昧だったり質問の幅が広すぎたりすると、面接官も答えにくくなってしまいます。

「活躍してる人って、どんな感じですか?」といった漠然とした聞き方では相手もどう答えていいか迷ってしまい、正確な印象に残らなくなってしまいます。

「活躍されている若手社員にはどのような共通点がありますか?」

「御社で成果を上げているエンジニアの方に共通する特徴があれば教えてください」

といったように、対象や内容を絞って聞くようにしましょう。

おすすめの逆質問⑦若手の活躍事例にはどのようなものがありますか?

若手の活躍事例について聞けば、若手社員でも裁量を持って働けるか、実際にチャレンジできる風土があるかの手がかりを得られるでしょう。

IT業界は技術革新が非常に早く、若手でも即戦力として期待される場面が多くあります。

しかし、企業によっては年功序列の制度がまだ残っているところも少なくありません。

そこで、実際に若手社員がどのように活躍しているのかを知ることで、入社後の自分の働き方をより具体的に想像できるようになります。

アピールのポイント

「若手でも活躍している事例を知りたい」という姿勢は「自分も積極的にチャレンジして、貢献したい」という意思の表れそのものです。

実際の事例を求め「私もそのように主体的に取り組み、学びながら力を発揮したい」という意欲を伝えることで、入社への強い気持ちもアピールできます。

企業側から見ても「育て甲斐がある」「早い段階で戦力に成長するだろう」と感じさせられるため、有力な逆質問の選択肢の1つです。

気をつける点

この質問をする際に特に気をつけたいのが「年次・年齢にこだわりが強すぎつ人物だ」と受け取られてしまう可能性があるということです。

あくまで「どのような環境で成長できるか」「どのような役割が任されているのか」を確認する意図であることを、質問の仕方や表情でしっかり伝えましょう。

おすすめの逆質問⑧業務の中でやりがいを感じるのはどのようなときですか?

業務の中でやりがいを感じるのがどのようなときかを聞くことで、どのようなときに達成感を得られるかを知ることが可能です。

特にIT業界ではプロジェクトの進行が非常に長期にわたることがあり、常に目に見える成果があるわけではありません。

その中で、社員がどのような瞬間にやりがいを感じているのかを知ることで、働くモチベーションや成長の方向性が自分に合っているかを判断することが可能です。

アピールのポイント

やりがいに関心を持っていることを示すことで「ただ就職するだけでなく、主体的に働きたい」「仕事を通して成長したい」といったモチベーションの高さをアピールできます。

「私自身も、課題を乗り越えて達成感を得られた時にやりがいを感じるため、御社の社員の方がどのようなときに達成感を得ているか知りたい」と言えば、自分の価値観と会社とのマッチ度を見極めていることが伝わることでしょう。

気をつける点

「やりがいはありますか?」という聞き方は抽象的で、面接官も答えにくく、表面的な会話になってしまう恐れがあります。

そこで「具体的にどのような瞬間に達成感を感じられますか?」「プロジェクトのどの工程でやりがいを実感されていますか?」など、相手が具体例を挙げやすい聞き方を意識しましょう。

おすすめの逆質問⑨実際に働いていて感じる、他社にはない強みはありますか?

実際に働いていて感じる、他社にはない強みについて聞くことで、企業の独自性や競争優位性について、現場の視点からの情報を得ることが可能です。

公式サイトや説明会などで語られる内容と、実際に社員が感じる強みとの間には視点の違いがある場合も少なくありません。

現場で働く社員が他社と比べて「ここが違う」と感じている部分を知ることで、その会社ならではの魅力や文化を深く理解できるため、入社後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

また、その企業に対する関心度や理解度の高さも伝わりやすいため、おすすめの質問の1つです。

アピールのポイント

企業の強みに関心を持つことは志望度の高さや入社後の貢献意欲を伝える良いチャンスです。

質問後には「ありがとうございます。私もその強みをさらに伸ばす一員として働きたいと思います」などと一言添えることで、自分が企業にどう貢献していきたいかを表現できるでしょう。

また、競合他社との違いを理解しようとしている姿勢を示すと「企業研究が深く、目的意識を持って就活している」という印象を与えられます。

特にIT業界では技術・組織・文化の違いが競争力に直結するため、差別化ポイントに関心を持つ姿勢は高く評価されるでしょう。

気をつける点

この質問をする際に気をつけたいこととして、他社との比較ではなく「批判」になってしまわないようにすることが大切です。

「◯◯社よりも優れている点は何ですか?」といった聞き方は企業間の競争を煽るような印象を与えるため、避けるべきです。

あくまで「強みを理解して、それを活かして働いていきたい」という前向きな姿勢であることを示しましょう。

意外と印象に残る逆質問

ここまでは代表的なおすすめの逆質問について紹介しましたが、ここからは「意外と印象に残る逆質問」について紹介します。

以下のような質問をすれば面接官の印象に残りやすいですし、良い印象を与えられる可能性が高いです。

自分への評価を聞く

「今日の面接を通して良かった点と、改善点があれば教えていただけますか?」などと自分の印象について聞くと、大胆ではありますが、非常に印象に残りやすいです。

多くの就活生は「評価される側」という立場に終始しますが、自らフィードバックを求めることで素直な姿勢や向上心、柔軟性のある人物であることを印象付けられます。

IT業界ではプロジェクトの中でPDCAを回しながら成長していくことが必須であるため、改善・成長への意欲を見せられるこの質問をすれば、さらに適性をアピールできます。

気をつける点

確かにこの質問にはメリットも多いですが、聞き方を間違えると面接官に不快感を与える可能性が高いため、注意が必要です。

「評価を教えてください」などと直球な聞き方をしてしまうと「面接結果を強引に引き出そうとしている」と思われ、不適切と判断されてしまいます。

「評価を教えてください」ではなく「私の話の中で良かった点や改善する機会があれば、今後の参考にしたいので教えていただけますか?」など、あくまで「今後の成長のため」という目的を明確に示しましょう。

まとめ:これぞという逆質問でIT業界の内定をゲットしよう!

面接には欠かせない逆質問、IT業界に絞っておすすめの質問をご紹介してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?

結局のところ、面接で大切なことは「なにがなんでも御社に入りたいんです!」という雰囲気を出すことです。その情熱を上手く伝えることができたなら結果は自ずとついてくるものです。

今回ご紹介した例を参考に、自分なりの逆質問を考えてみてください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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