Webエントリーシートの提出時間の3つの落とし穴!ギリギリだと読まれないってホント!?

Webエントリーシートの提出時間の3つの落とし穴!ギリギリだと読まれないってホント!?

就職活動が本格化すると、エントリーシートを書く機会が増えます。

多くの就活生が「エントリーシートは、ここまで書くのが大変なのか」「いつも時間ギリギリになる」と、思っているのではないでしょうか。

就職活動は想像以上に忙しいのだと実感していることでしょう。

ここでは就活生が、必ず耳にしたことがある「エントリーシートを時間ギリギリに提出すると、読まれない」という、うわさの真偽について明らかにします。

また提出時間に関するいくつかのポイントも確認していきましょう。

【ESギリギリ提出】Webエントリーシートは提出時間ギリギリだと見てもらえない?

まず提出時間ギリギリになってしまったエントリーシートの扱いについてです。

この疑問は「この就活生は時間の管理ができない」「時間ギリギリに提出するなんて、非常識だ」と企業側に思われてしまうのではないかという不安から生まれています。

その不安はよくわかります。

大変な中頑張って書き上げたエントリーシート、しかも遅くなったとはいえ一応提出時間には間に合っていることもあるでしょう。

そのエントリーシートの扱いがどうなるかは気になります

実際のところはどうなのでしょうか。

以下より詳しく解説をしていきましょう。

ギリギリでも見てもらえるが、早めの提出を心がけよう

結論からいえば、たとえ時間ギリギリに提出されたエントリーシートであったとしても見てもらえます。

なぜなら企業の人事担当からすれば、時間ギリギリにエントリーシートを提出してきた就活生は取り組むのが遅れたのか、手を抜きたくなかったのか判断できません。

少しでもよい人材を採用したいというのが、人事担当の本音です。

提出期限を守って出されたエントリーシートを、見ないという選択肢は取らないでしょう。

ただ企業によって扱いは異なるところであり、時間ギリギリに提出するのは多くのデメリットがあります。

遅くなっても提出期限の、2~3日前の提出がおすすめです。

【ESギリギリ提出】Webエントリーシートを提出時間ギリギリで出すデメリット

「どうしても気になる企業だから、手を抜きたくないと思っている就活生」もいると前述しました。

しかし「これ以上遅くなったら書き上げられない」という、ギリギリのタイミングで書きはじめている就活生も多いものです。

そのような状況で取り組んだ場合、次のようなデメリットが生じるかもしれません。

  • 提出期限に間に合わない
  • エントリーシートの質が低下
  • 企業に流し読みされてしまう

以下でより詳しく解説をしていきます。

提出期限に間に合わなくなるかも

提出時間ギリギリになってしまう、一番大きな理由は「取り組むのが遅くなってしまったから」でしょう。

サボっていたわけではなくても、ただでさえ忙しいのが就活生です。

取り組むのが遅くなってしまうことは、いくらでもあります。

それでも提出できればまだよいでしょう。

しかしいざエントリーシートを書いてみると、思ったよりエントリーシートの設問が多かったり設問の字数が多かったり、設問の難易度が高かったりします。

それでなかなか書き進められないこともありうるのです。

そうなってしまうと余計に焦ってしまって、筆がさらに進まない状態になることもあるでしょう。

エントリーシートを書くのが間に合わず、提出できないという事態はなんとしても避けたいところです。

タイムマネジメントに気をつけて、早めに取り組むようにしましょう。

ESの質が落ちてしまうかも

提出期限を意識し続けた書いたエントリーシートは、しっかりと見直しできていない可能性が高くなります。

答えるべきことに答えられていない、文脈がおかしいなどのミスが発生しがちです。

体感的にわかっている人も多いかもしれませんが、質の高い文章を作成するためにはある程度の時間を使って推敲することが大切となります。

なぜなら書き終えた直後は頭が冷静でいないため、落ちついて文章を見直せないからです。

また「書き直しが大変なので、つながっていない文脈を(勝手に)補完する状態」になってしまった場合にはよりしっかりとした見直しができなくなります。

一晩くらいは時間を空けて、文章に向き合うのがよいでしょう。

自分では大丈夫だと思っていても、誤字や脱字が増えてしまう傾向にあります。

特にWebエントリーシートの場合は、変換ミスなどもありえます。

丁寧に推敲をし、少しでも質のよいエントリーシートにしたいところです。

企業に流し読みされてしまうかも

先ほど「少しでもよい人材が欲しいと考えている人事担当者が、提出期限内に届いたエントリーシートを読まないわけはない」と述べました。

しかし人事担当者も1人の人間ですから、提出されたエントリーシートへの向かい方には差が出ます。

最初のほうに見たエントリーシートは新鮮に読めますし、読み続けて疲れてしまっていると集中力が落ちることも考えられます。

結局はそれぞれを比較して選考を進めるわけです。

同レベルのエントリーシートであれば、単純に早く取り組んで、それなりの成果を出している就活生のほうを採用したくなります。

先ほどの項目とも関わりますが、時間ギリギリになってしまうのであれば、人事担当者の目に留まるエントリーシートを書き上げたいところです。

【ESギリギリ提出】Webエントリーシートの提出時間の3つの落とし穴

次はエントリーシートをギリギリで提出しがちな、就活生によくあるミスを3つ紹介します。

  • エントリーシート提出時にWebテストがセットだった場合
  • 提出期限がその日の昼までだった場合
  • 通信トラブルに見舞われた場合

以下で詳しく見ていきますが、この3つのミスはすべて早めにエントリーシートを書き上げていれば避けられるものです。

忙しい中ではありますが、思わぬ事態に陥ることのないよう、スケジュール管理を徹底してください。

Webテストもセットだった

企業にエントリーする際に、Webテストがセットになっていることもあります。

これはエントリー段階でふるいにかけられるという点で、多くの就活生の選別で非常に便利だからです。

自宅でのWebテストは替え玉受験が危惧されるため、今後もこの傾向が続くかどうかはわかりません。

しかし就活生はエントリーシートの提出とWebテストが、同じタイミングになることがあると承知しておく必要があるでしょう。

エントリーシートを提出できる状態にしたとしても、ギリギリで書き上げてしまうとWebテストを受けきれないことがありえるからです。

その日の昼までだった

たとえばある企業のエントリーシートの提出期限が10日だったとして、10日の23:59が必ず提出期限になるとは断言できません。

なぜなら企業によってはその日の正午や午前10時に、締め切りを設定しているところがあるからです。

事前に提出締め切りをよく確認しておけば、回避できる事態です。

しかし締め切りに追われているときに、そういった細かな点のチェックまで気がまわらないことも十分考えられるでしょう。

またそもそも23:59までに提出すればよいのかという点は、気になるところです。

翌日に作業する企業であれば問題ないかもしれません。

しかし「当日の営業時間(17:00)までに提出しておくのが当然だろう」と、判断する企業もあるでしょう。

明確な締切時間が設定されていなかったとしても、23:59までに提出すればよいとは考えないほうがよいでしょう。

通信トラブルに見舞われた

この「通信トラブルに見舞われた」もありがちなミスの1つです。

早めにエントリーシートを書き上げようとは思っていても、忙しいのが就活生でしょう。

結局提出期限ギリギリになってしまう人たちも、かなり多いのです。

つまり多くの就活生が提出期限ギリギリで、ホームページにアクセスするケースが発生しがちです。

アクセスが集中すると通信トラブルに巻き込まれる可能性があって、提出できないことが考えられます。

また状況次第では書き上げたエントリーシートの内容が、失われてしまうこともあります。

深夜に提出しようとしたらホームページがメンテナンス中だったなども、ありうるでしょう。

通信トラブルの問題とはいえ、企業側がエントリーシートの提出を保障してくれるかどうかはわかりません。

入社前から迷惑をかけないよう、慎重に行動しましょう。

【ESギリギリ提出】Webエントリーシートをギリギリで出してしまう3タイプの人とその対策をご紹介

Webでのエントリーシートはパソコンを使って作成できるため、手書きよりも手軽で場所を問わず作成できるメリットがあります。

しかし、その手軽さによって提出がギリギリになってしまう人もいるのではないでしょうか。

ギリギリには提出が集中する傾向があるので、1人に使う時間が少なくなるデメリットもあります。

ここでは、Webエントリーシートの提出がギリギリになってしまう人の特徴とその対策を3つご紹介していきます。

自分のエントリーシートに自信がない人

自分が作成したエントリーシートの内容に自信がない人は、提出が遅くなる傾向があります。

エントリーシートは就活特有の書類で、評価される内容に作成するには経験と時間が必要です。

そのため、初めて作ったエントリーシートの内容に自信が持てない人が多いです。

自分で作成した内容に自信が持てない人は、周囲の人や就活エージェントにエントリーシートをみてもらいましょう。

文章の構成やエピソードとの関連性やそのインパクトから、基本的な1文の長さや誤字脱字がないかなども大切なチェック項目です。

特に、就活エージェントだと企業目線でエントリーシートのチェックも可能です。

詳しくはこちらの記事を読んでみてください。

やることが多すぎてエントリーシートに手を付けられない人

優先順位を付けられずエントリーシートに手を付けられない人に、提出が遅れる傾向があります。

就活を始めると説明会に参加したり面接を受けたりと、とにかくやるべきことが多くなります。

それに加えて、学業やアルバイト、サークルなども引き続き行わなければいけません。

多忙を極める中で、エントリーシートに割ける時間も自ずと無くなってしまいます。

そこで、この限られた時間の中で優先順位を決め、どのように調整すれば良いのかを考えるのにおすすめなのがマインドマップです。

マインドマップとは、中央に主題を置きそこから連想するものをつなげていくことで、やることを整理したり管理したりできます。

詳しくはこの記事で解説しています。

エントリーシートが面倒でやる気が起きない人

就活に疲れたり目的を見失っている人は、提出が遅くなる傾向がみられます。

就活を進めていく中で、面倒くさい、つらい、やめたいと感じる人も多いのではないでしょうか。

特に、エントリーシートなどの提出物を求められると、なおさらやる気が失せてしまうという人もいることでしょう。

そのような心境では、エントリーシートの提出がギリギリになってしまうのも無理はありません。

しかしながら、就活は大学卒業した後に、これからの人生で何をするのかやどのようなことを成し遂げたいのかを時間をかけて考える最大のチャンスとも言えます。

主体的にやる気を持って就活に取り組むには、こちらの記事を一読することがおすすめです。

【ESギリギリ提出】提出時間を過ぎてしまったときの対処法

それでは提出時間を過ぎてしまったら、エントリーシートの提出は諦めるしかないのでしょうか。

どうしても気になる企業の場合、エントリーシートの提出ができなかったからといってなかなか諦められるものではありません。

本当にどうしようもない事情だった場合もあるかもしれません。

企業によっては今後の就職活動に影響をおよぼすことも考えられます。

確実ではありませんが、対処法がないわけではありません。

次の項目で詳しく述べていきます。

企業に連絡をしてみる

提出期限を過ぎてしまった場合に唯一取れる手立てとして考えられるのが、企業に直接連絡をしてみることです。

連絡手段は企業側の窓口に対応していれば、メールでも電話でもかまいません。

どうしようもない就活生の事情であれば聞き入れ、提出を受け付けてくれる企業があるかもしれません。

事情を話すうえで大切なのは、きちんと事実を話すことです。

取り繕うために誇張するようなことはせず、提出できなかった事実と企業の担当者に真摯に向き合って話をするようにしましょう。

ただエントリーシートの提出期限は、忙しい就活生のことを考えて余裕をもって設定されているものであります。

期限を過ぎてからの提出は、あまり期待できないことは理解しておいてください。

【ESギリギリ提出】Webエントリーシートは時間に余裕を持って取り組もう!

今回はエントリーシートの提出が時間ギリギリになってしまった場合に、発生しうるデメリットやミスについて解説しました。

このような項目があること自体、多くの就活生の悩みであることが理解できるでしょう。

裏を返せば計画的に行動して締め切りの3日前くらいにエントリーシートを提出できれば、それだけでほかの就活生よりも精神的に余裕のある状態になれるはずです。

精神的に余裕があれば、さらによいエントリーシートを書き上げられるうえに、企業に送るエントリーシートの質の向上も望めます。

自分自身の成長につながる機会とポジティブにとらえ、就職活動・エントリーシートの作成に取り組んでください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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