【例文3選】ガクチカで読書は通用する?読書を武器にするコツを徹底解説!

【例文3選】ガクチカで読書は通用する?読書を武器にするコツを徹底解説!
  • 「学生時代に人に自慢できるほど、頑張ったことがない?」
  • 「ガクチカには何を書けばいいの?」
  • 「採用担当者から評価されるガクチカとは?」

就活中の人の中には、履歴書や面接で質問されるガクチカについてこのような疑問があるのではないでしょうか。

この記事では、就活で使えるガクチカの例文22個やガクチカを上手にまとめるポイントや注意点、ガクチカがないときの対処法などを紹介しています。

また、企業がガクチカを問う理由やガクチカで見ているポイントも紹介しています。

この記事を読むことで、企業の意図を汲み取りながらガクチカを作成できますし、ガクチカがないと悩んでいる人でもガクチカを考えられるでしょう。

就活中の人は、ぜひこの記事を参考にしてください。

この記事を読んで分かること
  • 就活で使いたいガクチカの例文
  • ガクチカで読書は通用する理由
  • ガクチカで読書を使う際の例文
  • 就活におけるガクチカの基本の構成
この記事をおすすめしたい人
  • 就活で使いたいガクチカの例文を読みたい人
  • ガクチカで読書は通用する理由を知りたい人
  • ガクチカで読書を使う際の例文を読みたい人
  • 就活におけるガクチカの基本の構成を知りたい人

目次目次を全て表示する

【ガクチカで読書は通用するの?】ガクチカで読書は通用するのか

まず結論として、ガクチカで通用します読書は幅広い知識や教養を身につけるのに最適な手段の1つです。

また、読書によって得た知識やスキルは仕事にも活かすことができますし、普段からビジネス書などを読んでいる方は仕事ができる場合が多いです。

普段から本を読むことが多い方は学生自体に力を入れたこととして読書を紹介しても良いでしょう。

ガクチカで読書が通用する理由

「学生時代に力を入れたこと」として読書が通用する理由は大きく分けて3つあります。

それぞれを確認し、回答につなげることでより採用担当に良いイメージを与えられます。

ガクチカで読書が通用する理由
  1. 自己啓発に繋がる
  2. 思考力や表現力を養える
  3. 読書を仕事に活かす

1.自己啓発に繋がる

読書は自己啓発に繋がるので、学生時代に力を入れたこととして紹介できます。

さまざまな本を読むことより幅広い教養を身に付け、考え方や価値観を深化させられるのも魅力です。

特に自己啓発系の本で学べる考え方の多くは仕事に直結するものであり、仕事に対する姿勢や考え方がしっかりしている印象を与えられます。

2.思考力や表現力を養える

思考力や表現力を養えることができるという点も読書のメリットであり、ガクチカに書ける内容です。

読書の最も大きな魅力はその内容から新たな知識や考え方を学ぶということはもちろんですが、数多くの文章を読むことを通して思考力や表現力を養うというものもあります。

また、内容を要約して理解や意見を述べることでコミュニケーション能力も向上します。

3.読書を仕事に活かす

読書を通してさまざまなスキルを見つけることができる点も、就活において学生時代豊富に本を読んだことをアピールするメリットです。

ビジネス書、自己啓発本、歴史書、哲学書、小説など、さまざまなジャンルの本を幅広く読んだことで、さまざまな知識や教養を身につけることができたことを説明しましょう。

また、その結果どのようなスキルや考え方を身に付け、それを今後どのように仕事に活かしていくのかを述べられるとなお良いでしょう。

読書は「読むこと」が目的ではなく、「使うこと」が目的です。本を読んだ結果、自分にどのような学びがあったのかを話すようにしましょう。

読書から得られたスキルや知識

読書を通して身についた経験や知識、スキルについて伝えることが非常に大切です。

「ビジネス書、自己啓発本、歴史書、哲学書、小説などさまざまなジャンルを幅広く読んだことで、豊富な教養を身につけることができた」などが良いでしょう。

また、読書から得られたスキルや知識もアピールできるでしょう。

「読書を通じて語彙力などを身につけることができ、どのような世代の方や、難しい言い回しをする人と会話をする際も何を言っているのか理解することができるようになった」なども選択肢の1つです。

【ガクチカで読書は通用するの?】就活で企業がガクチカを問う理由4つ

就活でガクチカが問われる理由は、企業にふさわしい人柄であるかを見極めたうえで、問題解決力や説明力などの能力値を判断するためだといわれています。

企業がガクチカを問う理由を4つにまとめたものをそれぞれ解説していきます。企業の求めるガクチカが書けるように理由を理解しておきましょう。

企業がガクチカを問う理由
  1. 企業の理念や経営方針を理解しているか確認するため
  2. 問題解決のプロセスを確認したいため
  3. 人柄を見るため
  4. プレゼンテーション力を確認するため

1:企業の理念や経営方針を理解しているか確認するため

ガクチカが問われる1つ目の理由は、企業の理念や経営方針を理解しているか確認するためです。

価値観が企業の理念とマッチしているかを見極められているので、事前準備の段階で、志願している企業の理念や経営方針を把握している必要があります。

アピールの根拠となる実績や成果は、その企業に相応しいのかなども意識してガクチカを書くのがポイントです。

2:問題解決のプロセスを確認したいため

ガクチカが問われる2つ目の理由は、問題解決のプロセスを確認するためです。

ガクチカのエピソード内でどのように問題を解決し、尽力したかという点に注目されていることを意識しましょう。

ガクチカのトピックが他の応募者と同じでも、問題解決のプロセスを自分の個性を活かした表現にすることで、他との差別化につながります。

3:人柄を見るため

ガクチカが問われる3つ目の理由は、人柄を見るためです。

学生時代に何に力を入れて取り組んだのか、何を思い行動したのか、そして何を学んだのかを知ることで、人柄を見極めようとしています。

志願している企業の面接官に自分の魅力を伝えられるようガクチカには書き方の工夫が必要です。

4:プレゼンテーション力を確認するため

ガクチカが問われる4つ目の理由は、プレゼンテーション力を確認するためです。

ガクチカでの実績や成果は論理的かつ具体的にわかりやすく伝えるのがポイントです。

面接官はガクチカの様々なテーマにおいて、専門的な知識があるわけではないため、専門用語の使い過ぎには注意が必要です。

内容を明確にイメージしやすい、かみ砕いた表現になるように配慮しましょう。

【ガクチカで読書は通用するの?】企業がガクチカでみているポイント5つ

企業がガクチカで求めているポイントを理解することによって正しくガクチカでアピールすることができます。

ガクチカはあなたがどういった人柄でどういったことを頑張ってきたのかということがわかるため、企業も力を入れて聞いてくるポイントになります。

ここでは企業がガクチカのどういったポイントを評価しているのかについて詳しく解説していくのでぜひ参考にしてみてください。

企業が評価しているガクチカのポイント
  • 論理構成
  • 深掘りに答えられるか
  • 入社後生かすことができるか
  • 印象に残るエピソードか

論理構成

論理構成とはあなたのガクチカのエピソードの説明のことです。

ガクチカを聞かれているため、最初にはまずあなたのガクチカを答えて、それを説明するようなエピソードを紹介することで説得力を持ったアピールをすることができるようになります。

論理構成がズレていると、企業は地頭が悪いと判断して選考を見送ってしまうことがあります。

そうなってしまってはせっかく用意したガクチカももったいないため、何度も添削などを繰り返しましょう。

深掘りに答えられるか

企業はガクチカからあなたのことを詳しく知ることができると考えています。

そのため、あなたのガクチカを聞いて終わりではなくその後に、ガクチカを聞いて気になった部分を深掘りすることが多いです。

その深掘り質問に答えることができなければ企業はあなたが嘘をついているのではないか、入社後もマネジメントで苦労することになるのではないかという懸念から選考を通過することができなくなってしまいます。

あなたのガクチカについて何を聞かれても答えられるくらい自己分析を繰り返していきましょう。

入社後生かすことができるか

あなたがガクチカを通して得ることができた経験やスキルは入社後に活かすことができるものかどうかを企業は気にしています。

例えば、テニスで全国優勝したという方がテニスの経験をアピールしても企業は入社後に活かすことができないと考えてしまいます。

テニスで全国優勝したのであれば、その結果でなく、そのためにどれだけ努力をしたのか、何を考えて行動していたのかといった部分についてまでアピールをすることができれば企業にとって非常に魅力的な人材であるといえるでしょう。

印象に残るエピソードか

採用担当者にインパクトを与えられるような経験があれば評価は高くなるでしょう。

「部活動の全国大会で優勝した」など、他の就活生が経験していないようなエピソード、実績があると採用担当者の目を惹くことができます。

ただ、ガクチカで必ず印象に残るエピソードを用意しなければいけないかというとそうではありません。

インパクトは評価基準のひとつに過ぎず、重要なことはガクチカから読み取れる人柄や価値観です。

印象に残るエピソードがなくても、ガクチカから読み取れる人柄や価値観が企業とマッチしていれば、評価は高くなるでしょう。

入社後、どのように貢献できるのか

学生時代に豊富に本を読んだことで、どのように業務に活かすことができるのかについても述べましょう。

例えば顧客のニーズを理解する方法を学んだ方やそれに応える提案の方法について学んだ方はそれをアピールするのも良いでしょう。

いくら読書をしていても、それを仕事に活かせないならばアピールすることはなかなか難しいです。

読書を通じてどのようなことを学び、それをどのように業務に活かしていくのかということを表現することが大切です。

【ガクチカで読書は通用するの?】就活におけるガクチカの基本の構成

ガクチカの基本構成は「序論」「本論」「結論」の3部構成を意識して書くことで伝わりやすい文章になります。

序論は、ガクチカの要約と「私が一番頑張ってきたことは~です」のような書き出しをしましょう。

本論は、序論のエビデンスとなる一番伝えたいポイントを書きましょう。事実を端的にまとめた箇条書きを活用するのもおすすめです。

結論では、序論と本論の流れから企業に伝えたい、自分と働くことでのメリットを明確に伝えましょう。

結論:私は学生時代、〇〇に力を入れました(アピールポイント)

ガクチカを作成する際は、まずは結論を述べることが非常に重要であると言えます。

これまでの自身の学生時代の経験を振り返り、頑張ったこと、印象に残っていることなどについて伝えることができれば良いでしょう。

だらだらと長く話しすぎてしまうと、何が言いたいのか、採用担当者が理解することができません。

良い印象を与えることもできないでしょう。

学生時代に力を入れたことに関する質問は、その人の強みや長所の方から、活躍できる人材なのか知りたいという意図があるので、その点を理解して、しっかりと長所につながるような結論を述べることができれば良いでしょう。

エピソード:私は〇〇で〇〇をしていました

続いて、エピソードについて結論を述べた後に説明していく必要があります。

理由へと繋がる部分であり、非常に重要なものです。

ただ、結論を述べただけでは相手を納得させることはできません。

そこで、誰が聞いても理解できるようなエピソードを話していく必要があると言えるでしょう。

その次につながる問題や、取った行動や結果への流れがわかりやすい出来事を盛り込んでいく必要があります。

これにより、好印象を与える回答を作ることができるでしょう。

エピソードの部分では、短所だと感じてしまうのではなく、強みや長所だと納得できるようなものを選ぶことがポイントであると言えます。

問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

その経験でどのような問題に直面したのかについても詳しく説明していくことができれば良いでしょう。

結論やエピソードを簡潔に述べることができた後は、次にその時に経験した問題などについても述べていく必要があります。

思い出してみて思いがけない問題や困難に見舞われたことが頭に浮かんでくることがあるでしょう。

頭を抱えてしまうような出来事や困った出来事を思い出してみてください。

実際に体験した問題を挙げたら、それを解決するためにどのように行動に移したかに関する部分へと続いていくため、ネガティブなエピソードでも問題はありません。

行動:私は〇〇と考え、〇〇を行いました

問題について説明することができたら、続いて実際に体験した問題を解決するためにどのような行動を取ったのかについて、分かりやすく説明していく必要があると言えるでしょう。

具体性のない説明では、企業の採用担当者を納得させることはできません。

ここでは、行動力があることをアピールするだけでなく、問題解決能力がある人物だということをしっかりと伝えていくことが大切であると言えます。

直面した問題や困難を解決するために自身がどのような行動をとり、他にどのように考えたのかを分かりやすく、そして簡潔にまとめていく必要があると言えるでしょう。

結果:その結果、〇〇となり、〇〇に大きく貢献しました

ガクチカにおいては、どのような結果が生まれたのかについても説明していく必要があります。

なぜなら、ガクチカにおいては結果は必ずしも重要なものではありませんが、結果について言及していないと、何か後ろめたいことがあるのではないかと思われてしまう可能性があるからです。

問題解決能力がある人物は、活躍の場が広がる可能性も高いので、可能な限り問題が解決したエピソードについて説明することができれば良いでしょう。

どのような結果を残すことができ、さらにその結果からどう貢献することができたのかについて説明していくことができれば、非常に良い文章になることでしょう。

結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

結論においては、その経験を活かしてどのように活躍していくのかについても説明していく必要があります。

ガクチカに関する結論を述べた上で、その企業でその経験を活かしてどのように貢献していきたいのかについても詳しく説明していきましょう。

ここでは、企業の採用担当者にポジティブな印象を与えるような回答をすることが非常に重要です。

ただし、事前に企業研究を行い、エントリーした企業に適した目標を述べなければなりません。

いくらポジティブな将来の目標を伝えていたとしても、企業で実現できそうもない回答である場合は、求めている人物像と大きくかけ離れてしまっていると思われてしまう可能性があり、自社には見合わない人物だと判断されることもあるでしょう。

ガクチカを通して自身の魅力をアピールすることで、入社後の意欲について伝えることが非常に重要です。

【ガクチカで読書は通用するの?】読書のガクチカでアピールできる能力4選

読書経験についてガクチカで話すことでアピールできる能力は大きく分けて4つ存在します。

おそらく読書をしてきた皆さんは4つの特徴がいずれも当てはまっていることでしょうが、すべてに触れてしまうと、おそらくESならば文字数、面接ならば時間をオーバーしてしまいます。

そこで、以下の4つの能力の中から「特に自分に当てはまる」と思う能力を1つ選定して、ガクチカの主題としてアピールすることを推奨します。

想像力が豊か

読書の経験を通じてアピールできる能力の1つとして、想像力の豊かさが挙げられます。

特に小説などのフィクション作品を多く読む人は、物語で描かれる世界や登場人物の感情に対して深く思いを巡らせることができ、これが想像力の豊かさにつながるのです。

想像力が豊かであるということは、ただ物語を楽しむだけではなく、他者の立場や感情を理解し共感する力があるということでもあります。

この想像力はビジネスの場面で相手のニーズや期待を読み取る能力として活用でき、プレゼンテーションや提案の際に聞き手の視点を考慮したコミュニケーションが可能になります。

例えば、プレゼン資料を作成する際には相手が何を知りたいのか、どのような情報が盛り込まれていると良いのかを想像し、それに応じて作成できるのです。

また、想像力は問題解決能力とも密接に関係しており、複雑な状況に対して柔軟かつ斬新なアイデアを提案する際にも役立ちます。

知識・教養深い

知識や教養の深さも読書を通じて得られる能力です。

特にビジネス書や専門書を多く読む人は最新のビジネスのトレンドや業界動向、経済理論などに精通していることをアピールできます。

これにより知識が豊富であることを示せるのです。

また、幅広いジャンルの本を読むことで、異なる分野の知識を掛け合わせて新しい視点を得ている人も少なくありません。

多角的なアプローチで問題を解決する力や、新しいビジネスアイデアを生み出す創造性についてもアピールできるでしょう。

また、読書を通じて得た知識は会議やディスカッションの場でも役立ち、自分の意見を裏付ける根拠として活用できることも多いです。

このように、読書から得た教養や知識の深さは、自分の専門性やスキルの高さをアピールするための大きな武器となるでしょう。

論理的思考力が高い

読書を通じて論理的思考力が培われた人も多いでしょう。

論理的思考力は就職活動で強力なアピールポイントとなる力であるため、積極的にアピールすることを推奨します。

特にビジネス書や評論、エッセイなどの論理的な文章を読むことで、物事を筋道立てて考える力が磨かれます。

これらの文章は「どのように読者に情報を伝え、納得させるか」を重視して書かれているため、その思考過程を追うことで、自らの論理的思考力もおのずと高まっていることが多いです。

また、文章の構成や論文の展開方法を学ぶことで、自分自身が情報を伝える際にも分かりやすく、説得力のある説明ができるようになります。

就活においては、面接やグループディスカッションの場で論理的な思考を持って物事を説明できることは非常に評価されます

読書を通じて培った論理的思考力は、問題解決や意思決定の場面で適切な判断を下すための基盤となり、仕事の質を向上させるための重要なスキルとなるのです。

集中力が高い

集中力の高さも読書経験を通じてアピールできる能力の1つです。

どの分野の本であったとしても、特に長時間読書に没頭できる人はその集中力は非常に高いと言えます。

1日に何冊も読んだり、難解な専門書を読み切ったりするためには、途切れることなく内容に集中し続けなければなりません。

このような集中力はビジネスの現場でも当然、役立つものです。

例えば、タイトな締め切りの中で資料を作成したり、長時間の会議でのディスカッションに集中し続けたりする能力として応用できます。

また、集中力の高さは仕事のパフォーマンスを向上させるだけでなく、ミスを減らす効果もあります。

集中力が高い人物は、正確性が求められる仕事で特に信頼される存在となり得るでしょう。

読書によって鍛えられた集中力は日々の業務を効率的かつ効果的に進めるための基盤であり、他者との差別化を図る大きな強みとしてアピールできるのです。

【ガクチカで読書は通用するの?】裏付けるエピソードを一つ伝える

結論で明示した内容について、それを裏付けるエピソードを一つ選びましょう。

このとき、エピソードは一つに絞る事が大切です。

エピソードは量よりも質を重視しましょう。

企業は、あなたの人柄を知りたいと考えています。

そのため、一つのエピソードを詳しく掘り下げることで、より人柄が伝えやすくなるのです。

複数のエピソードを取り入れようとすると、その分一つずつのエピソードの説明が浅くなってしまいます。

エピソードの動機や工夫、努力を明確にアピール

エピソードについて、詳しく説明するには、その経験に至った動機、挫折や工夫、努力などをアピールしましょう。

先述の通り、企業は面接を通して学生一人一人の人柄を見極めています。

即ち、ここでいかに掘り下げられるかが大事なのです。

自身の自己PR等他の回答を踏まえてそれらと結び付けてみましょう。

エピソードを詳細に伝えることは、人柄をアピールすることに直結するのです。

企業に貢献できることを伝えて締めよう

ガクチカは、「学生生活での経験を経て、どのように企業に貢献できるのか」を伝えて締めます。

企業目線で考えると、企業の一員として働く上で、活躍してくれる学生を欲しいと思いますよね。

そのため、学生から積極的に企業に貢献できることを伝えると、今までのエピソードがきちんと昇華されます。

企業に貢献できること以外にも、社会人になった際の目標など、未来を見据えた発言を心がけましょう。

【エピソード別】就活で使えるガクチカの例文3選

ここからは、就活で使えるガクチカの例文をエピソード別に紹介していきます。

ガクチカを考える場合に参考にできそうなエピソードがないか考えながら読んでみてください。

自分のこれまでの経験に近いものがあれば、参考にしながらガクチカを作成すると良いでしょう。

1:読書をガクチカにしたエピソードを交えた例文

読書のガクチカ例文1

私は読書を通して自分の世界観を広げ、さまざまな視点や考え方を学びました。

私は幼い頃から本が好きで、さまざまなジャンルの本を読んできました。

特に政治や経済、社会問題などの本を読み、さまざまな視点や考え方を学び、自分の世界観を広げることができました。

貴社に入社した暁には、読書で得た知識や視点を活かして貢献していきたいと思います。

2:読書をガクチカにしたエピソードを交えた例文

読書のガクチカ例文2

人の役に立つ仕事がしたくそのためには、まずは自分の強みや能力を磨く必要があると思い、さまざまな本を読みました。

大学に入学した当初は、漠然と「社会に貢献したい」という思いがありました。

そこでさまざまなジャンルの本を幅広く読み、見聞を広げました。

読書を通して得た幅広い知識や教養を活かして、顧客のニーズを理解し、それに応える提案を行うことで、社会に貢献していきたいと考えています。

3:読書をガクチカにしたエピソードを交えた例文

読書のガクチカ例文3

私が学生時代に力を入れたことは読書で、さまざまな見聞を深めることができました。

幼い頃から外国の文化や言葉に興味があり、大学では、海外文学の授業を履修し、さまざまな国の文学作品を読みました。

その結果、異文化への理解を深めることができました。

入社後は異文化への理解を活かして世界中の人々と協力し、新しい価値を生み出していきたいと考えています。

【ガクチカで読書は通用するの?】 読書のガクチカを上手にまとめるポイント8つ

ガクチカを上手にまとめるためには、企業がガクチカを問う理由を把握し、構成を練る必要があります。

社会にどう貢献できるのか、組織内での自分の強みは何かなど、企業の人事担当者にわかりやすく伝えることが大切です。

ここからは、ガクチカを上手にまとめるポイント8つを詳しく解説していきます。

ガクチカを上手にまとめるポイント8つ
  1. STAR法に沿ってまとめる
  2. 会社が求める人物像に合わせる
  3. 数字を入れて具体性を持たせる
  4. 入社後や社会でどう活かせるかを考える
  5. どう頑張ったかを自分の言葉で伝える
  6. エージェントや逆求人サイトを活用する
  7. ES閲覧サービスを活用する
  8. 読書について探求してみよう

1:STAR法に沿ってまとめる

STAR 法とは、Situation(状況)・Task(課題)・Action(行動)・Result(結果)のそれぞれの英単語の頭文字をつなげた言葉で、この順序で話すと論理的に展開するため相手に主旨が伝わりやすいといわれています。

STAR法では、まず一番始めに結論から伝えます。

そして、詳細な状況を書き加えていきます。

課題や行動などは具体的な数値で表現し伝わりやすさを際立たせると良いでしょう。

課題に対して自分で起こした行動から結果として、何を学んだかを最後にまとめていきます。

2:会社が求める人物像に合わせる

ガクチカを書くためには、企業を研究し、どのような人物を採用したいと考えているかを推測することが重要です。

企業理念や経営方針だけではなく、業界における位置づけなども確認すると良いでしょう。

また、実際にその会社のOB・OG訪問など面接内容の聞き取りができると、ガクチカの方向性も定まりやすくなります。

3:数字を入れて具体性を持たせる

面接で他の志願者とガクチカのエピソードが似ていても、数字などで実績や成果が具体的であれば、印象に残りやすいガクチカになります。

エピソードの実績や成果は立派なものだけが評価されるわけではありません。

数字を入れて具体性を持たせることで、他の志願者との差別化を図り、自分をより良くアピールすることにつながります。

4:入社後や社会でどう活かせるかを考える

ガクチカはアピールしたいことが入社後にどう活かせるかを考えると、上手にまとまります。

面接ではガクチカを通じて得た学びがそれぞれの企業の業務や、社会人としての活動にどう活かせるかが評価対象となります。

経験からわかるモチベーションや人柄も評価の対象になるため、成功結果だけではなく失敗から結果に結びつけた問題解決力が社会にどう活かせるかをアピールしましょう。

5:どう頑張ったかを自分の言葉で伝える

就活では「過去の自分の言動」と「現在の自分の言動」の大きく2つに分けて考えて何を一番伝えたいのかを明確にしましょう。

昨今の面接では、過去に取り組んできたことが注目される傾向にあります。

これまで自分がどう頑張ってきたのかを自分の言葉で伝え、面接での問いかけに対しては、会社で自分がどのように貢献できるかをアピールするのが大切です。

学生時代に持っていた特性や、能力、考え方などを意識的にアピールするガクチカを書きましょう。

6:エージェントや逆求人サイトを活用する

エージェントや逆求人サイトを活用するメリットは、効率的で早期内定を獲得できるチャンスに恵まれやすいという点です。

このようなサービスでは1度に多くの企業の情報が把握できるため、時間効率の良い就活が可能になるでしょう。

また、自己紹介や自己PRを繰り返し話す必要があるため、面接の練習にもなります。

受け答えに対してのアドバイスがもらえることもあり、就活中に多くのメリットを実感できるでしょう。

7:ES閲覧サービスを活用する

ES閲覧サービスを活用することは、多くのガクチカを参考にできる魅力があります。

ES閲覧サービスではそれぞれの企業の選考基準や、内定者のESが閲覧できるためガクチカの作成に有意義な情報の入手が可能です。

このような就活に関するサイトは会員登録が必要なことが多いですが、無料で閲覧できるサービスもあります。

具体的なガクチカの例文を参考にしたいという方は、ぜひ参考にしてください。

8:読書について探究してみよう

どんなジャンルの本を読んでいたのか、どれくらいの頻度で読んでいたのかはもちろんのこと、読んでいる中で自分のロールモデルとなるような人や、尊敬できる人に出会えたかについても考えてみましょう。

学業や就職活動で役立つスキルや能力を身につけられたと考えるならば、どのような本を読んでどのような点に感動し、影響を受けたかなどについて述べられると非常に良いでしょう。

【ガクチカで読書は通用するの?】読書についての探究方法5選

読書をガクチカとして話す際に、どのようなことを重要視して分析を行えば良いのかについても解説します。

読書をガクチカとしてアピールするためには、その取り組み自体の内容をより深める必要があります。

ぜひ以下の5つを確認して、どうすればより読書経験を良いものにして、本番でもアピールできるかを考えてみてください。

印象の良いジャンルとは

採用担当から印象が良い読書として「自分の成長や興味に繋がる本を意図して選んでいる」ことが挙げられます。

「自分の成長のために取り組み、将来のために取り組んでいる」というストーリー性自体が、採用担当に響くのです。

例えば、ビジネス書は営業職やマーケティング職、管理職や経営者まで活用できるものですが、業務のどのような部分に活かせると考えて読んだのかを伝えることが大切です。

また、ガクチカに使えないと思っている人が多い小説の読書体験でも、それを通して何を学んだのかを述べることができれば非常に有用です。

コミュニケーション力や想像力、論理的思考を身に付け、研究職やコンサルタントとして活かすという話をしても良いです。

理想の頻度

どのくらいの頻度で本を読むかについては、人によってさまざまなので特に指定はありません。

「読めれば読めるだけ」と言いたいところですが、数を読むことだけに集中してしまい、簡単な本ばかり読んだり内容を理解せず目で文字を追うだけで満足してしまうのも意味がありません。

自分がストレスを感じずに、興味深いと感じ、楽しんで読めるペースで読書を続けることが最も大切です。

学費を稼ぐために毎日のようにアルバイトをし、授業にもきちんと出席している人に「1ヶ月50冊本を読め」とは言えません。

反対に、「大学の授業以外特に何もしておらず、毎日YouTubeを見てダラダラ過ごしている」という人ならば、もう少し本を読んでも良いでしょう。

年間の目標を設定する

年間どれくらいの本を読むか大まかに数を設定しておくのも良いでしょう。

例えば年間100冊読むならば、1ヶ月に8冊本を読む必要があります。

もちろん内容の難しさや文字やページの多さによって1冊を読むのにかかる時間は変わってはきます。

しかし、だいたい自分が1冊本を読むのにどれぐらいかかるかを計算し、1週間のうちどのくらい読書に時間を費やす必要があるかを計算しておけば難しくありません。

年間100冊も目標として高すぎるものではありません。

ただ、この数字にも無駄なプレッシャーを感じてはいけません。

設定した目標を達成するというのは成功体験を積むためにも非常に必要なことです。

ただし数を読むことだけに集中し、お金がないのに本をたくさん買ってしまったり、先ほども言ったように目で文字を追うだけで満足してしまうというのは本末転倒です。

読書に集中できる環境を作る

読書に集中できる環境を作るというのも非常に大切です。

例えば下宿するお金がなくシェアハウスに住んでいる人もいるでしょうが、そうした環境ではなかなか本を読むのも難しいです。

また、いくら静かな環境でも本を読む習慣ができていないと本を読み始めるまでのハードルも高いです。

そこでまずは簡単なことから始めてみましょう。

・机の上に無駄なものを置かない

・電車など移動時間に少しだけ読むようにする

など本を読み始めることに対するハードルを下げることが大切です。

また、人によっては静かな環境でないと本を読めない人もいます。

そういった方は、例えば「大学の授業が終わった後に、毎日30分間だけ大学の図書館に寄って読書してから帰る」など習慣をつけるのも良いでしょう。

読んだ内容をアウトプットする

読んだ内容をアウトプットするのも非常に大切なことです。

本はただ読んで終わりのものではなく、学んだ内容を実践してこそ役に立ちます。

本は読み終わることがゴールではなく、使うことがゴールなのです。

読んだ内容をアウトプットし、自分のものとする必要があります。

これはSNSに引用して、「本を読んだアピール」をしろと言っているのではありません。

自分の中で心を揺さぶられた表現や言葉、考え方などをメモしたり、真似できるものは実践してみたりすることで、自分のものとしていくことが大切です。

【ガクチカで読書は通用するの?】就活におけるガクチカを作成する際の注意点

ここまでガクチカの押さえておくべきポイントや、使いやすい構成について解説してきました。

次はガクチカ作成における注意点を確認していきましょう。

ガクチカは就職活動の序盤から終盤まで聞かれる可能性のある、重要な質問です。

そのため、問題のあるガクチカは就職活動全体に悪い影響を与えかねません。

以下の注意点に当てはまるものがないか、しっかり確認してください。

なおこれらのポイントは、時間が足りずに焦って作られたガクチカで特に多く見られる問題です。

余裕をもってガクチカ作成に取り掛かり、完成度を上げておきましょう。

ガクチカ作成における注意点
  • 嘘をつかない
  • テンプレを丸パクリしない
  • 伝える内容は1つに絞る
  • 知識アピールにならないようにする

嘘をつかない

1つ目の注意点は嘘をつかないことです。

ガクチカに嘘のエピソードを盛り込んだり、行動や結果をねつ造したりしてはいけません。

これは単にモラルの問題というだけではなく、就職活動を成功させるためにも重要なポイントです。

企業の人事担当者は、学生が思う以上にしっかりと履歴書を読み、面接での話を記録しています。

さり気なく触れた話がのちに深掘りされることもあり、ガクチカに嘘を混ぜ込むと、そういった際にスムーズに答えられなかったり、矛盾した回答をしたりしてしまう可能性があります。

ガクチカが作れないからといって、嘘をついてしまうのは悪手でしかないのです。

ガクチカの内容は必ずしも他人より優れた経験や、素晴らしい結果をともなうものでなくてもかまいません

どうしてもエピソードが見つからない場合は、自己分析が足りていない可能性も高いでしょう。

テンプレを丸パクリしない

2つ目の注意点はテンプレを丸ごとパクらないことです。

現在、インターネット上には就活に役立つさまざまな情報が掲載されており、ガクチカの例文も多数見つけられます。

もちろん、そういったテンプレの構成やエピソードの傾向、文体などを参考にするのは問題ありません。

しかし内容を丸ごとコピーしてしまうと、それは先ほど紹介した嘘をついているのと同じです。

むしろ自身の言葉にしていないだけ、ただ嘘をつく以上に悪質と判断されるかもしれません

たとえそのエピソードが自身の経験と一致する場合でも、丸パクリした場合は、まじめに就活へ取り組む気がないとみなされるでしょう。

企業の採用担当者も就活に関する情報はしっかりチェックしているため、パクリは必ずばれてしまいます。

自身のエピソードと自身の言葉でガクチカを作ってください。

伝える内容は1つに絞る

3つ目の注意点はガクチカで伝える内容を1つに絞ることです。

ガクチカや自己PRでやりがちな失敗として、文量に対して情報を盛り込みすぎることがあげられます

なるべく自身の長所や頑張りを多く伝えたい気持ちはわかりますが、それで説得力を失ってしまったり相手に伝わりづらくなってしまったりしては、意味がありません。

最終的に伝えたい内容を1つに絞り、それが明確になるような構成を考えましょう。

最初に結論を述べるなど相手に伝わりやすくする工夫も大切です。

また焦ってガクチカを作ると、伝えたい内容を強調するあまり、文章のねじれや論理の飛躍が発生する場合もあります。

時間を置いて自分で読み返す、ほかの人にも読んでもらうといった方法で、きちんと文章として成立しているかを確認しておきましょう。

知識アピールにならないようにする

学生時代に力を入れたこととして読書をアピールする際、知識のアピールをしただけで終わらないようにしましょう。

「このような本を読むのが好きで、自分はこのような知識がある」と自慢げに語って終わりの学生は、どの企業からも欲しがられません。

本は先ほども申し上げたように、読むことがゴールではなく、使うことがゴールです。

読書によって身につけたスキルや能力、今後の人生に生きて生かしていきたい考え方などを表現しましょう。

また、得られた能力や学んだ内容を入社後どのように業務に生かしていくかについて述べることができれば、なお良いでしょう。

企業が求めているのは、読書をはじめとしたさまざまな経験から自らのスキルや能力を高めていくことができる人材です。

また可能な限り、読書で学んだ内容と受験する企業のスローガンやビジョンなどが一致するようにしましょう。

「同じ方向を向いて働いていける人材」というものはどの企業も欲しがるものです。

【ガクチカで読書は通用するの?】ガクチカは添削をしてもらおう

ガクチカに不安を感じている方は一度完成したガクチカで満足することなく、誰かに添削してもらいましょう。

どうしても自分1人で作成したものでは完成した時点でそこからの改善点がわからないこともあります。

そのため、客観的な視点を入れることができる添削は非常に重要になるのです。

就活アドバイザー

就活アドバイザーとは大学のキャリアセンターや企業の就活エージェントなどです。

就活アドバイザーに添削を依頼することで他の就活生に比べてあなたのガクチカがどの程度完成度が高いのかといった視点を得ることができます。

また、添削だけでなくその他の選考対策までしてもらうことができる場合が多いため非常におすすめです。

就活市場でもES添削から面接対策まで全て無料で行っているため、ぜひご利用ください。

OB・OG

また、読書を通じて獲得できる能力には様々なものがあります。

先ほど紹介した想像力や知識、教養、論理的思考力や集中力が代表的ですが、その他にも身につけられるものは多岐にわたります。

そこで、自分が読書を通じて身につけた能力を箇条書きでまとめておき、その情報を踏まえた上でOB・OG訪問をしてみてください。

すると、どのような能力が求められているかが明確になり、自分がアピールすべき能力が自然と浮かび上がってきます。

企業研究だけでも求められている人物像はある程度理解できるかもしれませんが、理想は実際に企業で働いている人と接して、どのような要素が求められているか理解することです。

そこで、自分が読書を通じて身につけた能力の中から、特に企業で何が求められているのかを考えるためにも、OB・OG訪問を行いましょう。

【ガクチカで読書は通用するの?】就活で使えるガクチカの例文を参考にしよう

就活のガクチカは実際に採用された先輩の例文や、就活アドバイザーなどプロの例文を参考にしてみてください。

参考にした例文から構成パターンをしっかりと把握し、「自分をぜひ採用してください」という熱意と自分の魅力を明確にアピールするようにしましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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