就活を始めるにあたり、あらゆる面で失敗はしたくないでしょう。
そのために、就活に限らず正しいマナーをしっかりと身につけておけば、就活生としても社会人としても役に立ちます。
ここではまず、就活生が知っておくべき、電話、メール、面接などでコミュニケーションをとる機会に備えましょう。
ビジネスマナーを理解し、自分らしさを持ちながら、円滑なやりとりができるようにしましょう。
次に、身だしなみや言葉遣いは、あなた自身のプラスポイントにもマイナスにもなります。
好印象を採用担当者などに持ってもらうとよりアピールができます。面接に進んだ際に、そうした第一印象も評価されます。
ここ数年、特に2020年以降は著しく増加したオンラインでの説明会や面接でも、見られるのものにはその清潔感などもあり、採用の可否や選考の合否の分かれ道を作ってしまいます。
企業側、採用担当者が判断するものは、にじみ出るあなた自身の人間性です。
採用したい、内定出しをすぐにしたい、一社に働く人材と思わせるアピールをしていきましょう。
ビジネスマナーとは
「ビジネスマナーってなに?」
まずはビジネスマナー全体を把握しましょう。
注意点は大きくは、5つに分類されますので、最低限のマナーを理解して、身につけていきましょう。
この5つというのが以下通りです。
- 電話でのやり取り
- メール送付
- 面接における身だしなみや履歴書の写真などのあなた自身が見られるシーン
- 面接やカジュアル面談などの言葉遣い
- 最後に面接での最低限の知識
が挙げられます。
それぞれが重要ではありますが、とても基本的なことです。知っておくべきマナーとして理解していきましょう。
失礼な学生とは
失礼な学生、NGな学生は、面接以前に問題が顕著に見られます。
就活生を企業が見極めるのに、非常に分かりやすいポイントが一目でわかってしまいます。
面接における身だしなみとして紹介しましたが、スーツや髪形は第一印象として、マイナスポイントをつけられやすいところが多く、話し方や面接でも印象が残ってしまいます。
特にカジュアル面接については、フランクに語り掛けられるので、つい、いつもの言葉遣いが出てしまいます。
ここで、NGな学生と思われないように注意しましょう。
志望動機や熱意も事前に伝わることがあります。
例えばOB・OG訪問で、どのような姿勢で挑んできたのかで、不採用が決まることもあります。
一つ一つ注意しましょう。
身だしなみ
身だしなみといえば、一番に清潔感が挙げられます。
企業が自社で働いてもらいたいと思うには、そうした好印象が得られる就活生を選考で進めていきたいと考えます。
説明会や企業訪問で、まずは好印象を与える必要があります。
その後の選考でも同様ですが、説明会で、ネガティブなイメージを植え付けてしまうケースが多いのも現状です。
まずは鏡を見ましょう。
全身が見れると一番良いですが、最初にパッと目につく髪と顔は意識レベルがどれほどか分かります。
以下の項目は最低限チェックしましょう
✔︎ 髪の毛の乱れはないか
この当たり前のことができているかいないかが、非常に大切です。
また、爪などはよく見られます。
短く切ってあるかは、書類を提出するときにも見えます。汚れもNGポイントになります。
些細なことでは、女性のマニキュアは透明かわずかにピンク色のもののいずれかが良い印象になります。
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髪型
採用担当者が気にする髪型について、より具体的に説明していきます。
採用担当者が気にする髪型について、より具体的に説明していきます。
懸念されるのは、長髪、茶髪といったものは、採用担当者がチェックするポイントでもあり、懸念材料です。
髪の乱れは、身だしなみでチェックしていますので、割愛します。
就活生の髪型に正解はあるかというと難しいですが、一般論でお伝えします。
前髪が垂れ流すような長さとスタイルですと、就活生としてはNGを出す企業もあります。
今はツーブロックの就活生もいますが、こちらは賛否が分かれます。
サイドがカットされているので、耳にかかっていないので、よく思われることもあります。
しかし、極端に短いなどのファッション性を懸念されることもあります。
極端な髪形は避けるべきとして、パーマが寝ぐせのように見えたり、ハネがあるような髪型と襟足は、身だしなみが整っていないと感じられるネガティブなポイントになりますので、注意しましょう。
▽髪型の詳しくはコチラ▽
服装
社会人としての基本である服装マナーを紹介していきます。
説明会や面接選考の際などのビジネススーツについては、サイズや色は無難なものにして、オールシーズン使えるようなものがよいでしょう。
ネクタイは結び目と真っ直ぐになっているかは、直前にも確認しましょう。
女性のスカートは座った時に膝から上が見えないようにしましょう。
靴の重要性は健在で、きれいに磨くことと、スカートスタイルにはパンプス、それ以外は、ローファーやパンプスが主流です。
靴の色は黒や茶色、靴下も同様にマッチするものを選ぶのは当然ですが、よく運動をされている就活生でくるぶしソックスなどを履いている場合がありますが、すねが見えてしまうため、避けましょう。
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言葉遣い
言葉遣いは敬語の基本を習得しておくことでマイナスポイントを回避できます。
丁寧語・尊敬語・謙譲語をまずは理解しましょう。
就活においては、敬語は以下の通りです。
丁寧語とは、企業側に対して丁寧に表現する敬語で、「です・ます」で話を終えることで、ほぼ問題ありません。
尊敬語は、企業側に対して敬意をもって話す言葉です。
謙譲語は、企業に対してあなた自身をへりくだるときに使います。
以上が基本となります。
まずは、目上の方に使う言葉遣いです。
次に考えるべきは、あなた自身が正しいと思っている言葉遣いに誤りがあり、敬語知らない就活生と思われるのは、ネガティブな印象しか与えません。
注意すべき言葉遣いのいくつかを例として挙げていきます。
よくあることが、丁寧に話そうという意識が強くなりすぎてしまいがちですが、二重敬語を使ってしまうことがあります。
同じ種類の敬語を複数使うことを言います。
簡単な言い回しですが、「お越しになりますか」というつもりが、「お越しになられますか」のように使用することです。
使い慣れることで回避されるもので、繰り返すことで自然に使えるようになります。
質問
好印象を残す質問への解答方法を紹介していきます!
説明会、面接、OB・OG訪問において、質問することや質問があるか問われるシーンは沢山あります。
ここでは、印象を悪くしたり、ネガティブなイメージをつけないような質問について、説明していきます。
重要なことは、準備不足や時間を無駄にさせることです。
ただ印象を悪くするだけで、就活生のメリットになりません。
往々にして、何を質問すればいいのか分からない大学生の方も多いと思います。
おすすめの質問や避けるべき質問をご紹介します。
有意義な時間に変える、選考において優位に立てるような良い質問を説明しています。
結論からいうと、リサーチしても分からないことや出ていない情報を収集する質問です。
OB・OG訪問で考えると、現在や入社してすぐに取り組んだ仕事内容などです。
事業やサービスについては、説明会などで聞いても不明な点は、質問することでよく聞いているという好印象になります。
企業HPや新卒求人サイトだけでは分からないことは多いので、そうした記載されていない内容を質問するのはおすすめです。
アウトポットとして、入社後にあなた自身が活躍できるイメージを持つことと、採用担当者など企業側に、活躍している姿をイメージしてもらうことです。
実際に働いている社員がどういった魅力を感じて日々の業務に取り組んでいるのか、業務の難しさなどを聞いてみるのも良いでしょう。
NGな質問
説明会、面接、OB・OG訪問において、避けるべき質問を紹介いたします。
原則として、企業HPや新卒求人サイトに掲載されている情報はあなた自身で調べて理解するものなので、質問から除外しましょう。
業界研究、企業研究、インターネット情報から、業界全体の動きを知り、企業の取り組みを理解した上で質問を考える必要があります。
NGな質問は、以下の項目を含むものは調べられるものです。
企業の売上高や転勤の可能性、海外展開についても説明会までの間に知ることができます。
他社競合は事前にリサーチできます、また、企業HPに掲載されているような数字などは、事前リサーチをしていないと伝えていることと同じです。
どの質問も的を射ておらず、ネガティブにしか聞こえません。
何が聞きたいのか、何が分からなかったのかを採用担当者やOB・OGの方に質問しましょう。
また、あなた自身が希望企業においてどのように活躍できるかは、アピールするもので質問事項とは異なりますので、注意しましょう。
好印象を与える質問例
質問について、説明会、面接、面接選考以外で聞く事が出来るOB・OG訪問において、得たい情報を考えて挑みましょう。
NGな質問から分かるように、リサーチしても出ていない情報や実際の現場に関する質問が、就活生に求められています。
そのため、具体的な仕事内容や働き方や生活全般のように働いている社員の印象とあなた自身が働くイメージを構築するための質問が好印象につながります。
就活初期に限っては、就活全体の情報を得ることも良い質問になります。
特にOB・OG訪問では、入社した企業にどのように辿り着き、決めたのかを知ることができます。
複数の内定が得られた場合に、最終的な企業選びの参考になります。
OB・OG訪問先の企業を志望している場合は、実態を深掘りして、あなた自身にあうかどうか判断できる情報を得る場と変わっていきます。
もう少し踏み込んでいくと、仕事と生活の両面からあなた自身にあった企業かどうかを検討することができます。
とは言え、あらゆることがあなた自身の中で決まっていない場合でも、どんな働き方をしているのかを聞いて、あなた自身の進みたい業界・職種を考えることができます。
メール
ビジネスマナーが顕著に出てしまうのが、メールでのやり取りです。
ここでいうメールは就活のためだけと考えず、ビジネスメールと同じであると考えてください。
基本的な書き方については、流れと合わせて説明いたします。
送付するメールは、件名は簡潔にして自分の名前も入れると良いでしょう。
理由としては、採用担当者は、非常に多くのメールのやり取りがあります。
その中で、漏れてしまう、ないしは迷惑メールにならないように注意しましょう。
宛名をしっかり書き、部署でひとつのメールアドレスを使っている場合でも、あて名があれば、誰に当てたメールか分かり、対応も円滑に進められます。
次に、あなたが誰なのか分かるように、大学名・氏名を記載して送りましょう。
内容としては、御礼メールなのか、質問メールなのか、日程調整なのか、簡潔にテーマを書きましょう。
文章が完成したら、送る前には自分でも読み返して、改行などができて読みやすいかどうかを確認してください。
メール本文の最後には、あなたの連絡先を署名として記載しましょう。
就活生のほぼ全員が、初めてのビジネスメールのやり取りになります。
そのため、ルールを守って正しいメールのやり取りをすることで好印象にもなりますし、ビジネスマナーが身についているという印象付けにもなります。
▽メールについて詳しくはコチラ▽
電話
最近では、メール・チャット・LINEで応募企業とのやり取りが多くなっておりますが、最もマナーが出てしまうのが、電話です。
その受け方で、採用選考の合否が決まるわけではありません。
しかしながら、良い受け方をする就活生には採用担当者がプラスの印象を持つことはあります。
反対に、受け方のマナーに欠けていた場合や雑な対応をする就活生には、企業側も不安を抱く可能性があります。
そのため、電話においても、マナーを忘れずに覚えておきましょう。
応募企業からの電話には、適切な受け方・マナーがあります。
まず、企業からの電話は非通知のケースが、稀にあります。非通知設定や非通知拒否設定は事前に解除しておきましょう。
着信に出られなかったために、せっかくのチャンスを逃すこともあるかもしれません。
ビジネスマナーでの常識とされているのが、コールは3回以内に出るのが一般的であり、就活における着信についても、同様にできるように意識しましょう。
固定電話とは違うので、難しいと思いますが、あくまで待たせることが無いようにする配慮だと考えてください。
就活生が注意する点としては、日々の着信についても、「もしもし」を使わないで「はい」といった後に名前を名乗りましょう。
そのためにも、事前に企業の電話番号を登録しておくことも一つの手段です。
細かな配慮を挙げるときりがないので、電話は自分から切らないこと、言葉遣いには最低限注意しましょう。
▽詳しくはコチラ▽
他にも
マナーの根本は、相手の立場になって考えることが大事です。
就活生であればというように、採用担当者は見ています。
企業によっては、昔ながらのスタイルでノックの仕方や書類の提出方法、書類郵送の際の封筒などもチェックしています。
履歴書の顔写真ものりで添付する場合は、はがれても分かるように裏面に名前を記載しておくなどもあります。
調べれば調べるほど、山のようにマナーについては出てきます。
ここでお伝えしたいのは、配慮すべき点とNGとされていることを理解してもらうことです。
一つの企業の選考を受けられるのは一度だけですので、丁寧に取り組んでいくことが、就活を失敗せずに進めることにつながります。
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