※この記事は2017年8月に公開された記事の再掲載です。
こんにちは、就活市場編集部です。
せっかく予約をしていた説明会であっても、別の面接と日程がかぶってしまい、急遽欠席しなければいけないこともあるでしょう。キャンセルしたら印象が悪くなるのではないか、内定がもらえないのではないかと心配する人もいるかもしれません。実際には、説明会のキャンセルは珍しいことではありませんが、対応方法について適切に理解をしておかないと、企業に悪い印象を与えかねません。
ここでは、説明会をキャンセルする方法と、選考への影響について説明します。
説明会をキャンセルできるか
企業説明会に参加するには通常、事前に参加申し込みして席を確保する必要があります。そのため、人気企業の説明会がキャンセル待ちになることもしばしばです。企業にとっては、説明会のために事前に準備をし、配布物を印刷、場合によっては別会場を手配して行うため、キャンセルは喜ばしいことではありません。
しかし、直前になって用事ができることや当日に体調が悪くなることもあるでしょう。人事担当者はキャンセルがあることも予想していますので、あまり神経質になりすぎる必要はありません。志望度が高い企業であればあるほど、説明会のキャンセルは避けたいところですが、やむを得ない場合には必ず連絡をしてキャンセルをし、別日程で参加できるかどうか確認しましょう。
無断欠席はダメ!
一方で、絶対やってはいけないのは無断欠席です。事前にキャンセルの連絡をしていれば、キャンセル待ちをしていた別の学生が参加することも可能ですが、無断欠席は企業にとって大きな機会損失になります。
社会に出れば、顧客や取引先とのアポイントを無断でキャンセルするなど言語道断です。無断で説明会を欠席する行為は、その企業への志望度が低いことを示すだけではなく、その学生の非常識さを露呈することにもなるでしょう。
企業によっては、無断欠席の学生をチェックしている可能性もあります。別日程で再度申し込みをしても、その後選考に進めるかどうかはわかりません。
内定に関係する?
このように、無断欠席をした場合にはその後の選考、つまり内定に影響を及ぼす可能性があります。せっかく優秀な学生でも、平気でドタキャンをするようでは信頼関係を築くのが難しいと判断する企業もあるということです。しかし、事前に日程変更をしたりキャンセルしたりする場合には、内定に響くということは考えにくいでしょう。
仮に当日の朝であっても、丁寧に電話をして説明をすれば、それだけが理由で内定がもらえないという事態にはなりにくいと言えます。問題は、欠席することよりも連絡の有無や説明の仕方にあると考えられます。
キャンセルの仕方
それでは、どのようなキャンセルの仕方が適切と言えるでしょうか。
まず、就活サイトなどから申し込みをした場合には、サイト上でキャンセルをすることが可能です。また、企業と直接やりとりをしている場合でも、事前に連絡できるのであればメールでも構いません。
しかし、当日の連絡であれば電話するほうが好ましいでしょう。担当者が準備で忙しく席を外している可能性もありますが、多くの企業では人事部のほかのスタッフが電話を受けることもできるため、電話で事情を伝えたほうが丁寧と考えられます。欠席の理由については、寝坊、日程を忘れていた、他社の選考のため、という理由は正直に言わずに、急用、体調不良とにごすほうが良いでしょう。
また、最後に迷惑をかけてしまったことを詫び、別の日程で参加したいという旨を伝えることも重要です。
社会人としてのマナーを忘れずに
企業の採用担当者にメールや電話をすることは、正直面倒と考える学生もいるかもしれませんが、参加予定だった説明会を欠席するということはそれだけ相手に迷惑がかかる行為です。非常識な学生と思われないように、なるべく早くキャンセルの連絡を入れるようにしましょう。