未経験から営業への転職|志望動機作成のポイントを徹底解説【例文付き】

未経験から営業への転職|志望動機作成のポイントを徹底解説【例文付き】

社内に籠って仕事をするのはもうイヤだし、人と話すのは得意だから営業職に転職したい!そんなことを考えている人はいませんか?みなさま、もう志望動機は書き上げましたか?未経験ですと、志望動機に何を書けばよいのか悩んでしまいますよね。そんなみなさまに向け、志望動機作成のポイントを例文付きで徹底解説しています。さらには営業職に求められるスキルやおすすめの資格についてもご紹介。気になる情報がきっと見つかるはずです。

営業職への転職は志望動機がカギを握る

営業職への転職を考えているのなら、最初の関門は書類選考です。転職時の書類選考通過率は3割ほどと言われており、かなりの狭き門です。まずはそれを突破しなくては転職成功はありえません。書類選考にはいくつかのチェックポイントがあるのですが、その中でも大きなチェックポイントの一つが志望動機です。志望動機は本気度を示すバロメーターだからです。

未経験から営業職への転職|志望動機作成の4つのポイント

それでは早速、志望動機作成のポイントをチェックしていきましょう。ポイントは大きく4つあります。それぞれ自分なりの答えを見つけ出してみてください。

1.なぜ営業職を選んだのかを明確に

未経験から営業職を目指す場合には「なぜ営業職を目指しているのか」を明確にしておきましょう。面接官は「未経験からなんで営業を目指すの?」と考えるもの。その答えを明確にできない限り、どれだけ言葉を重ねても「で、なんで営業なんだっけ?」という疑問を残すことになります。それでは内定を得ることは困難です。

「結果が明確に出る」「顧客と直接的にやり取りしたい」など、営業という仕事ならではの特性に注目すれば、営業を選んだ理由が書きやすくなるはずです。

2.なぜその企業なのかかを明確に

続いてはなぜその企業なのかを明確にしていきましょう。世の中には様々な企業があるなかで、なぜその企業でなくてはならないのでしょう?それは転職に対する本気度を示すもの。提供している製品やサービスが好きであったり、企業のスタンスが好きであったり、何かしらの理由があるはず。それを明確に示すことによって、あなたの本気度が伝わります。

3.これまでの経験・スキルをどう活かすのかを明確に

未経験者ですと、どうしても「営業としてやっていけるだろうか?」と思われてしまいます。その不安を払拭してくれるのがこれまでの経験・スキルです。接客の経験、プレゼンの経験、商材を利用した経験など、アピールできるポイントは沢山あるはず。出来る限り具体的に書くことがポイントとなります。

4.将来のキャリアビジョンを明確に

中途採用ですと面接官は「ウチでは長く働いてくれるだろうか?」と思うもの。何せ一度は仕事を辞めて、新しい仕事に就こうとしているワケですから、辞めるリスクを考えるのは当然です。採用活動にはそれなりのお金がかかりますから、少なくともそれを回収するまでは働いてもらわなくてはなりません。

「長く働きたいと思っています!」というアピールに直結するのが将来のキャリアビジョンです。5年後・10年後にどんな自分になっていたいのかを示しておけば、すぐに辞めることはなさそうですよね。

例文をチェック!

私が営業職を志望している理由は結果が目に見えてわかる仕事をしたいと考えたからです。現職では製造業の現場で、設備管理の仕事をしており、貴社製品では〇〇を利用しております。〇〇は故障が少なく、メンテナンスのやりやすさという意味でも非常に使いやすい製品です。これまでは利用する立場でしたが、それを世に広める仕事がしたく貴社を志望しております。ユーザーとして製品を利用してきた経験は営業でも役立つはずです。また貴社の主な顧客である製造現場を見てきた経験を活かし、顧客の要望をくみ取れる営業を目指していきたいと考えております。

営業職で求められるスキルもチェック!

続いては営業職に求められるスキルをチェックしていきましょう。求められるスキルを意識しながら志望動機作成や面接対策などの転職活動をしていれば、内定を得られる可能性がグッと高まるものです。また、スキルを身に着けるために、常日頃から意識しておいてください。

営業職は「聞く力」が大切

営業職にとって最も大切な要素の一つが「聞く力」です。「営業って喋りが重要なんじゃないの?」という声も聞こえてきそうですが、喋りよりもむしろ聞く力の方が大切です。なぜ「聞く」なのかといいますと、顧客の状況や希望などを把握できない限り、まっとうな提案ができないからです。

顧客にとって不要なものをいくら売り込んだところで、契約には繋がらないですよね。ですから営業はとにかく顧客が何を求めているのかを探ります。そこで活きるのが「聞く力」というワケです。

営業職は「想像力」が大切

営業職には「想像力」も欠かせません。顧客が「〇〇が欲しい」といった時に〇〇を提供するだけでも、十分に仕事になるのですが、それ以上の成果を出すには「なぜ〇〇が欲しいのだろう?」と考えてみなくてはなりません。その裏には色々な要望が隠されている可能性があるからです。

新たな客層を取り込もうとこれまでにない商品を欲しがっているのかもしれませんし、何かしらの課題を解決するためのソリューションを求めているのかもしれません。そういったことを想像し、それを含めて提案できれば、顧客満足度がグッと高まるものです。それは長きにわたる取引を作り出してくれます。

営業職は「提案力」が大切

「聞く力」で顧客の要望をつかみ、「想像力」で顧客の問題をとらえ、それに対するソリューションを見つけたのなら、商材を「提案」しなくてはなりません。それが通るか通らないかは、結局のところ提案力です。「コレは絶対に良いものですからぜひ買ってください」なんてことを言われても、素直に応じる人はいないですよね。

この商品は御社にとって〇〇というメリットをもたらしてくれます。導入費用は〇〇円でランニングコストは××円です。導入後およそ5ヶ月で投資分を回収できる予定です」という提案ができれば、相手も検討する気になるものです。

提案力のカギとなるのは、顧客側の立場に立って考えるということです。「提案される側としては何が気になるだろうか?」そういったことを突き詰めていけば、プレゼンすべき項目は自ずと見えてきます。提案力をサポートする意味でも想像力は重要ですね。

未経験から営業職への転職におすすめの資格3選

続いては未経験から営業職を目指す際におすすめの資格をご紹介していきたいと思います。経験者と比較しますと、どうしてもハードルが上がってしまいますが、資格はそのハードルを渡りやすくしてくれるものです。

営業士検定

未経験者が「営業」という仕事への情熱を示すのにもってこいの資格が営業士検定です。名前の通り「営業」に特化した資格で、問われる内容も「営業活動の基礎」「プレゼンの基礎」「マーケティングの基礎」など営業として知っておきたいことばかり。営業希望者としては、資格を実際に取得しなくとも、勉強して損することはありません。

試験の日程は6月と11月の年2回。それらチャンスをお見逃しなく。なお、営業士検定には初級・上級・マスターの3種類が用意されており、初級でれば、独学でも十分対応可能です。

営業力強化検定

営業としてどんな点に強みがあり、どんな点に弱みがあるのか、それを判断してくれるのが営業力強化検定です。一口に営業と言っても、その仕事内容は顧客とののやり取りであったり、プレゼンであったり、アフターフォローであったりと様々です。そういった様々な軸から営業という仕事を切り取り、それぞれの能力をチェックしてくれます。

営業力強化検定はWEB受験が可能で、結果はレーダーチャートで示されます。合否という判断はないのですが、70点というのが一応の合格基準です。WEBテストですから、申し込んだらすぐに受験が可能です。結果もその場でチェックできるので、履歴書の資格欄が寂しい…という人にもおすすめです。

TOEIC

なんだかんだと英語力はあった方が仕事上重宝されるもの。国内顧客向けの営業であれば、仕事で英語を使う機会はそれほど多くないのですが、それなりに使えると便利というシーンは多々あります。グローバル化が進んだ現代において、トレンドは海外から突然やってくることもありますし、少子高齢化が進み国内需要が縮小する中で、海外需要に頼らざるを得ない企業も少なくありません。

そんな時にとりあえず下調べをしたいもの。完璧に英語を使いこなせなくとも、ある程度読めれば、それだけで仕事の役に立つというワケです。高校・大学とそれなりに英語を勉強した人であれば、ある程度の点数を狙えるのがTOEIC。ぜひ挑戦してみてください。定期的に勉強し、定期的に受け続ければ、点数は着実に伸びていきます。

まとめ:ポイントを押さえた志望動機で営業職への転職を成功させよう

営業職を目指す人に向け、志望動機作成のポイント、営業職に求められるスキル、そしておすすめの資格についてご紹介してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?

最初にご紹介した通り、中途採用最初の関門は書類選考です。それを着実にパスするためには面接官の心にしっかりと伝わる志望動機が欠かせません。今回ご紹介したポイントを押さえ、自分なりの志望動機を作成してみてください。それはきっと素敵な結果につながるはずです。

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