ガクチカの構成を徹底解説!例文も紹介!

ガクチカの構成を徹底解説!例文も紹介!

「面接やESで必要なガクチカってどうやって書くの?」

「採用担当者が納得するようなガクチカを知りたい」

このように、これからガクチカを書く就活生には沢山の疑問や不安があるのではないでしょうか。

ガクチカ」というのは、よくある選考の質問内容の短縮形で「学生時代に力を入れたこと」「学生時代に頑張ったこと」を聞く質問を意味しています。

面接において、ほぼ全ての企業がこの「ガクチカ」を聞いてきます。

エントリーシートにおいても、「ガクチカ」の記入欄が設けられていることがほとんどです。

よくある聞かれ方

「あなたが学生生活で最も力を入れたエピソードを、そこから学んだことを踏まえて教えてください。」

  • 企業はガクチカからどんなことを知りたいのか
  • 自分の長所を上手にアピールするためにはどのような構成であれば良いのか

これらをよく理解しておくことが、選考通過のコツとなってくるのです。

ガクチカの構成で行き詰っている就活生は、ぜひこの記事をチェックしてみて下さい。

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【ガクチカの構成】作る前に知っておいた方が良いこと2選!

この記事ではガクチカの構成を解説しますが、まずはガクチカの構成を考える前に知っておいていただきたいことが2つありますので、そちらから解説します。

構成を考える前に、必ずここで紹介する内容を理解してから、意識した上で進めましょう。

1.ガクチカと自己PRの違い

ガクチカと自己PRは、自分の長所をアピールすることが求められています。

そんなガクチカと自己PRの違いは、エピソードの内容が指定されているかどうか、という点です。

ガクチカでは、学生時代に自分が最も力を入れたエピソードを使用して、自分の強みをアピールする必要があります。

一方「自己PRをしてください」と言われた際には、学生時代に最も力を入れたエピソードである必要は無いのです。

ガクチカの方が回答難易度が高いため、より準備を求められます。

2.なぜガクチカが問われるのか

ガクチカの構成を考える前に知っておいていただきたいことの2つ目は、なぜガクチカが問われるのかです。

企業がなぜ「学生時代に最も力を入れたこと」に絞って自己PRを求めるのかを理解することで、より魅力的なガクチカの回答を作成することができるのです。

しかし、ガクチカが問われる理由は非常に多いため、こちらは次の見出しで解説します。

【ガクチカの構成】企業がガクチカを求める理由は?

それでは、企業はなぜガクチカを求めるのかを解説します。

ただの自己PRではなく、学生時代に力を入れたことを聞くことで何が分かるのか、よく理解してから構成に進みましょう。

重要なのは企業側がなぜガクチカを聞くのか、その真意を知ることです。その理由である3つのポイントを解説します。

①どのような価値観を有しているか知りたいから

一番力を入れたこと、一番頑張ったことからは、その人の価値観を探ることができます。

例えば、アルバイト三昧だった人は、労働してお金を稼ぐことを重視する価値観を持っているかもしれませんし、ボランティア活動にいそしんだ人は、社会貢献を第一に考える価値観を持っているかもしれません。

本当のところはどのような考えでそれを行ったか直接会って話をしてみないとわかりませんが、少なくともどのような考え方の傾向があるかが推測できるでしょう。

価値観は仕事をするうえでとても大切な原動力となりますので、企業はそれをとても重視します。

言葉だけでなく実際の行動を通じて、その人が何に重きを置いて行動するかがわかるのがガクチカなのです。

②人柄を知りたいから

何かの物事に力を注ぐには多大な労力を要しますし、貴重な人生の時間を費やすことになります。

その対象がなんなのかを知ることで、その人の人柄を探ることができるのです。

例えば、スポーツに力を注いだ人は、目標に向かってひたむきに頑張れる情熱や持続性、チャレンジ精神などが垣間見えます。

チームスポーツならチームワークやコミュニケーション上手、個人種目ならストイックさや達成感、自分と闘う精神力なども期待できるでしょう。

創作活動や情報発信、趣味や研究など、学生時代の時間を使って一生懸命に力を注げることはいくらでもあります。

たとえどんなことでも熱意を持って取り組んだことがあれば、そこからその人の人柄を知ることが可能なのです。

③企業とマッチしているか知りたいから

企業側は、ガクチカを聞くことで、「あの場面であんな行動したのであれば、うちではこのように活躍してくれるだろう」ということを読み取ろうとしています。

そこから、企業と就活生のマッチング度を測ろうとしています。例えば、営業職を志望する場合は、「アルバイト先でお客様の困りごとを察知して行動できたのか。

ならば、営業職でも、顧客に細かい気遣いができ、契約につなげられるだろう。」と想像し、就活生が企業とマッチング度が高いと判断するでしょう。

④人材のスペックやスキルのレベルを知りたいから

企業側は、ガクチカを聞くことで就活生のスペックやスキルレベルを把握したいという目的があります。

在学中に何らかの経験や実績を残している学生は、努力する姿勢や向上心の高さなどが評価されやすいでしょう。例えば、部活動で輝かしい成績を残したり、自身の研究が学会で表彰されたりといった経験が該当します。

企業の評価基準として、何かに取り組んで目に見える成果を得た経験を持つ人材は、高評価となる傾向が強いでしょう。

⑤自分で考える力があるか知りたいから

ガクチカでは、就活生が自分で考える力があるかどうかを試しています。

いわゆる思考力と呼ばれますが、1つの物事に対して考えることができ、どのようにして行動につなげていくかという点は、職種を問わず必要な資質です。

社会人では積極的な行動や新しいアイデアの提案が評価されるため、企業の立場からすれば、その能力を持っている人材を優先的に採用するでしょう。

⑥コミュニケーション能力を知りたいから

ガクチカは、自身が経験・体験したことのみが評価対象ではありません。

企業は面接において、相手にわかりやすく筋を通して伝えるコミュニケーション能力も同時に見ています。例えば、営業職に就いた場合、論理的な商品説明ができなければカスタマーは納得しません。

また、社内のプレゼンや会議においてもコミュニケーション能力は求められるため、説得力のある話し方や相手の意図をくみ取る力は重視される傾向にあるでしょう。

回答の内容がより絞られているため、ガクチカの回答は難しく、多くの学生がつまずくのです。

学生時代に力を入れたことのエピソードだから分かることは何か?を考えることが大切です!

【ガクチカの構成】構成を解説!おすすめは3部構成

ガクチカを、相手に興味を持って読んでもらうためには、書き方にも気をつけるポイントがあります。

ガクチカに限りませんが、読みやすく興味を惹かれる文章にするため、文章構成を意識することが大切です。

ガクチカの文章量は300〜400字程度が一般的です。構成を考える際は、「序論・本論・結論」という3部構成にすると書きやすく、また、読みやすくなります。

この序論・本論・結論の3部構成は社会人になってからもずっと使えますので、ぜひここでマスターしておきましょう。以下で、それぞれの書き方のポイントを確認していきましょう。

【書き方解説】①序論

序論では「私は〜を頑張りました」「私が一番力を入れたのは〜です」といった書き出しが良いでしょう。

序論というのは質問に対する答えの要約となり、そこを読めば言いたいことの大半は即座に理解できるようにすることが理想です。

特に、ビジネス文書ではアンサーファーストという鉄則がありますので、質問に対する答えがファーストになるのはビジネス文書的にもふさわしいと言えます。

【書き方解説】②本論

序論に次いで本論は、答えに関する裏付けとなるエピソードを紹介することがふさわしいです。

答えを単発で述べても説得力はありません。なぜそうなのか、本当にそうなのかを理解してもらうため、実際にあったことを紹介して相手へ伝えることが重要です。

ただし、長々とエピソードを語るのは逆効果ですので、事実を端的にまとめ、要点が際立つようにするのがポイントです。

また、箇条書きを上手く使う人も増えています。このように、一番伝えたいことをピンポイントで抜き出す際には箇条書きも効果的でしょう。

【書き方解説】③結論

結論で述べるべき内容は、質問に対する答えではなく、自分が結果的に言いたいこと、相手に伝えたいことになります。

結論で「自分が伝えたいこと」を述べる目的は、こうした自分の行動や人となりが相手企業にとってもプラスになる、戦力になるということを伝えるためです。

言ってしまえば、「以上から、自分をぜひ採用して下さい」ということになりますが、経験や長所を活かして企業に貢献したいという意欲のアピールにつなげるのがセオリーです。

【ガクチカの構成】ガクチカは複数用意しておこう!

ガクチカは複数用意しておいた方が、選考を有利に進められる可能性が高いです。

その理由を2つ紹介していきますので、確認していきましょう。

理由1:企業によってどんなエピソードがウケるかわからないため

志望企業や採用担当によって、ガクチカの評価は異なります。

例えば、自分がメインだと思っていたエピソードより、サブだと思っていたものの方が評価が良かった、ということもあり得るのです。また、「学業以外で」など、ガクチカのテーマ自体を指定する企業も一定数存在しています。

バラエティーに富むため、臨機応変に対応できるためにも、ガクチカは複数用意しておいた方がよいと言えます。

理由2:書いているうちに精度が上がるため

ガクチカを書くうちに、曖昧だった自分の芯やモットーがはっきりしてきます。

そのため、書いているうちに、自分の持つ一貫性に気づくことができ、質の良いガクチカを書くことができるのです。先ほど紹介したように、一貫性は質の良いガクチカを書くために、重要な要素となります。

ガクチカの精度を上げるのに、複数用意することは有効と言えます。

質のいいガクチカの特徴8選

質のいいガクチカをつくるためには、いくつかのポイントを押さえるとよいでしょう。

自身がいくら素晴らしい体験や経験をしてきても、書き方1つで面接官に伝わりきらない場合があります。

相手に好印象を与える内容や書き方
  • 一貫性がある
  • 具体的である
  • 結論から話している
  • 人柄がわかるエピソードである
  • 問題解決のために工夫した部分がわかる
  • 学んだことを仕事に活かす方法がわかる
  • 動機や目標がわかる

①一貫性がある

ガクチカで話したものと、他の設問の回答に一貫性がないと、「この学生はもしかしたら嘘をついているのではないか」と採用担当者に疑われてしまいます。

また、ガクチカに興味を持ってもらえた場合、深堀りされることも…その際、一貫性のない、ブレた回答をしてしまうと、不審がられてしまいます。

一貫性があるとブレた回答にならず、採用担当側に疑われることもなく、説得力を持たせることができます。

②具体的である

何を言いたいのか伝わらない、抽象的でふわふわしたガクチカは面接官の心に響きません。

そのようなガクチカでは、内定獲得は難しいでしょう。採用担当者は、ガクチカで、特にどんな問題や困難に直面し、どのように切り抜けてきたのかを一番知りたいと考えています。

採用担当者が何を聞きたいのかという意図を意識し、わかりやすく話すことで、面接官がイメージしやすい、質の良いガクチカをつくることができます。

そのようなガクチカでは、内定獲得は難しいでしょう。

採用担当者は、ガクチカで学生がどんな問題や困難に直面し、どのように切り抜けてきたのかを一番知りたいと考えています。

「はじめは○○だったが、このような努力をした結果××になることができた」

といったように、比較表現を用いることでよりわかりやすく具体的な成長を表現できるでしょう。

特に、数字を用いた表現は強い具体性を持たせられます。

例えば

「△△大会では□位になれた」

「目標数値を○とし、××%達成できた」

といった表現がこれにあたります。

採用担当者が何を聞きたいのかという意図を意識し、わかりやすく話すことで、面接官がイメージしやすい、質の良いガクチカをつくれるのです。

③結論から話している

ガクチカを書く際は、PREP法を用いることで論理的でわかりやすい文章に仕上がります。

PREP法とは、Point(結論)Reason(理由・根拠)Example(具体例)Point(結論)の単語の頭文字からとったフレームワークです。はじめに結論を述べ、その理由や根拠を示します。さらに具体的な事例を引用して再び結論を述べてまとめます。

入社後でも使える手法であるため、早めに身につけておくといいでしょう。

④人柄がわかるエピソードである

上記で触れた通り、企業は自社にマッチしている人材を求めています。

企業が設ける採用基準には、スキルや経験などのほかに就活生の人柄も含まれます。就活においての人柄とはその人の性格や価値観を指し、企業が掲げる理念やビジネスモデルとフィットする人材であれば高評価になりやすいでしょう。

志望する企業の特色に合わせたエピソードを盛り込むことで、自身の価値を面接官に伝えやすくなります。

⑤問題解決のために工夫した部分がわかる

企業は、就活生が入社後に起こるであろう問題に対して、どのような行動や考え方を持って解決していくかを知りたがっています。

これらを面接官に上手に伝えるためには、問題を見つける能力と解決する能力をエピソードを交えてアピールすることです。過去の経験から、これらに該当する具体例を引用して端的に話しましょう。

注意点として、羅列しただけの文章は評価されにくいことから、PREP法を用いて奥行きを持たせると高評価に繋がります。

⑥学んだことを仕事に活かす方法がわかる

学んだことを仕事に活かす方法が明確である場合、面接官にポジティブな印象を与えることができます。

勉学や部活だけでなく、アルバイトや社会貢献などの課外活動を含めた経験からも得ることはあるでしょう。具体例として、その経験に取り組んだ経緯や取り組み方、課題に対する改善方法をまとめるとよいでしょう。

学びを仕事に活かす方法がわからない、または不明瞭である場合は、評価に悪い影響を与えかねません。

⑦動機や目標がわかる

はっきりとした動機や目的があるガクチカは、採用の評価基準に大きく影響します。

なぜそのような行動をしたのか、という点を論理的に説明できると責任感があり、考えて行動できる人と見なされるでしょう。逆に自身でもわからないような動機では、ビジネスにおいてマイナスな評価になりがちです。

また、動機が明確であれば目標も鮮明です。目標を設定し、自身で考えて行動するエピソードを盛り込むことでプラスに働くでしょう。

【ガクチカの構成】6パターンの例文を紹介!

ガクチカの書き方がわかったところで、ここからはシーンごとに例文を紹介していきます。

文章の構成や流れ、内容などを参考にしてオリジナルのガクチカを練り上げて下さい。

例文1:ゼミのガクチカ

私が学生時代に一番力を注いだのは、経済学ゼミの活動です。(序論)

専攻が政治経済学ということもありますが、経済に関する研究は、将来どのような職業に就くにしても必ず役立つ幅の広い学問だと考え、1年のころから力を入れておりました。

特に興味を持ったのがミクロ経済学で、人間の行動分析により、例えばラーメン店の立地競争まで分析できることはとても面白い手法だと思いました。

また人の行動原理が働く以上、実際の土地はないWeb上の店舗でも同様の行動分析が可能であることに気づき、この先のネットワーク経済にも十分に活用が可能なマターもストックできました。(本論)

こうした経済研究の成果は、御社のWebマーケティング分野においても十分に貢献できると考えています。(結論)

例文2:サークル活動のガクチカ

私は大学の3年間、バスケットボール部に全力を投入しました。(序論)

入学後すぐに入部し、自分がスタメンとなって県大会へ出場するという目標を立て、毎日の部の練習とあわせて早朝にも自主練習を継続しました。その甲斐あって2年の夏に念願のスタメン入りを果たしましたが、大会では予選を突破できずとても悔しい思いをしたのです。

そこからは自分一人が頑張っても結果は出せないと反省し、チームメンバーととことん話し合い、チームの練習量を2倍に増やしてリベンジを目指しました。そして3年の終わりに初の予選突破を実現し、5位入賞という成績を勝ち取ることができたのが一番の達成感です。(本論)

目標を立てて毎日努力することは、決して自分を裏切らないと思います。この経験を活かし、御社の営業部門においても常に目標に向けて努力し、結果を出したいと考えています。(結論)

例文3:アルバイトのガクチカ

私が大学時代に頑張ったのは、御社の系列の○○カフェでのアルバイトです。(序論)

始めたのは高校3年生からで4年以上になりますが、ユーザーだったころから大好きなカフェだったので、自分もスタッフの一員になりたいと思い始めました。

サービスを提供する側に回って感動したのは、お客様が気持ちよく利用できるための配慮が想像以上にきめ細やかだったことです。

心から尊敬できる店舗に少しでも貢献したいと努力した結果、2年目からはバイトリーダーに任命され、新人教育やシフト組みなども任せていただいていました。(本論)

就職にあたり、そのような素晴らしい店舗を展開している御社に強い魅力を感じ、ぜひ入社して貢献できればと考えております。(結論)

例文4:部活動のガクチカ

私は大学時代、陸上部に所属しており、大学生活の大半を陸上競技に費やしていました。(序論)

元々、走ることが好きだったため、中学生から陸上部に所属して様々な大会に出場していました。はじめて出場した大学生の選手権では、競技レベルの高さについていけず心が挫けそうになりました。

しかし、部活の先生方や仲間たち、いつも応援してくれる家族や友達の助けもあって自身の弱さと向き合うことができるようになりました。自身を客観視することで見えた弱点を克服し、大学生活の最後の大会において準優勝することができました。(本論)

行き詰ったときこそ客観的な視点を持ち、物事を多角的に捉えることが重要であることを部活動から学びました。陸上部で培った経験を、御社において思う存分発揮させて頂き、貢献したいと考えています。(結論)

例文5:留学経験のガクチカ

私は、1年間スペインのハエンという都市に留学していました。(序論)

ハエンは、調理用油で使われるオリーブの生産が盛んであり、至る所にオリーブ畑が点在している都市です。また都市の歴史も古く、あちこちで昔に建てられた教会や城などが残っています。

料理や歴史好きである私には留学先としてマッチしていましたが、公用語であるスペイン語に不慣れであったため、日常生活を送るだけでもわからないことだらけでした。

ただ、現地の方が外国人である私に親身に接してくれたおかげで、有意義な留学生活を送ることができました。(本論)

この留学生活によって、言語は違えど気持ちが伝わることを実感し、それまでの対人関係の価値観が変わりました。この経験が御社の経営理念とマッチすることから、私自身の成長も兼ねて貢献したいと考えています。(結論)

例文6:資格取得のガクチカ

私は大学在学中に、世界で公認されているスペイン語の資格DELEの資格を取得しました。(序論)

高校生のときにスペインを舞台にした映画を見て以来、将来はスペインに住むことを目標にしてきたため、わからないことだらけの外国に住むとなれば言葉の壁を越えなければなりません。

大学に入学後、授業のあとに週5日語学学校へ通い、隔週日曜日にはスペイン語のコミュニティに参加していました。また、通学や授業の休憩時間にもスペイン語の音声を聴くなどして、語彙力の向上に努めていました。

私が目指したC1は、ビジネスで通用するレベルであり、生半可な努力では合格できないことは目に見えていました。あまりの難しさに音を上げそうになりましたが、人生は1回きりだと考え、自分を奮い立たせて無事に合格することができました。(本論)

資格を取得した経験から、努力は裏切らないことを痛感しました。これからは努力して得た経験を、御社の営業部門にてさらに洗練させていきたいと考えています。(結論)

ガクチカにアルバイト経験はアリ?

「ガクチカにアルバイト経験はありなのか?」という質問をよくいただきます。アルバイト経験はガクチカとして全く問題ありません。

【ガクチカの構成】どうしても内容が思いつかない時の対処法

最後に、どうしても内容が思いつかない方のために、対処法を解説します。

実践することで、エピソードが見つかったり、内容が作成できたりしますので、合わせて読んでみてください。

対処法6選
  • 日常的なエピソードをプロセス重視で書いてみる
  • 最近のエピソードを書き出してみる
  • 学生時代に続けてきたことについて書いてみる
  • ガクチカのために新たな行動をしてみる
  • ガクチカと自己PRの内容をつなげて考えてみる
  • キャリアアドバイザーに相談する

日常的なエピソードをプロセス重視で書いてみる

ガクチカは、面接官の心を動かすようなエピソードが評価されるわけではありません。

そもそも、優れた成果や衝撃的な経験を持ち合わせている人は多くないでしょう。むしろ普段の日常生活における気づきをエピソードにすることで、面接官の共感を得やすいと言えます。

例えば、アルバイトで工夫したことだったり、健康のために運動をしていることだったりなど、身近なエピソードをプロセスを重視して書いてみるとよいでしょう。

最近のエピソードを書き出してみる

それでもエピソードが思い浮かばない、わからない場合は最近身の回りで起こったエピソードを書き出してみるといいでしょう。

上記で触れた通り、ガクチカは日常生活の些細な出来事でも、構成を組み立てるエピソードとして昇華させることができます。

学業やアルバイト、趣味、旅行、世間を賑わせた出来事なども視野に入れてみましょう。

精度を高めていくことで、面接官の心に響くエピソードとして通用するでしょう。

学生時代に続けてきたことについて書いてみる

大学生活において、継続して行っていたことを書いてみるといいでしょう。

それは趣味でもスポーツでも構いません。それを行った動機と継続できた理由、課題への対策とそこから得た学びについて書いていきます。

例えば、ギターを毎日弾いていたのであれば、「ギターを弾きはじめたきっかけ」「日々上達していくことを実感できた」「きれいな音を出すために指を鍛えた」「努力することの大切さを知った」というガクチカが完成します。

ガクチカのために新たな行動をしてみる

ガクチカ向けのエピソードがなければ、自ら作り出すことも1つの方法です。

経験しなければわからないエピソードを書くために、アルバイトや長期インターンを始めてみることで、ガクチカのエピソードとして通用します。

しかし、あまりにも短期間であれば内容が薄くなり、面接官から評価されづらくなります。

そのため、選考が始まる半年前ほどから行動しましょう。

ガクチカと自己PRの内容をつなげて考えてみる

何を書けばわからない場合の対処法として、ガクチカと自己PRをつなげて考えてみましょう。

ガクチカと自己PRの違いは、文章の組み立て方や構成が異なる点です。同じ出来事を扱う場合でも注視するポイントを変えることで、違った自分を伝えることが可能です。

自己PRが上手く仕上がったのであれば、同様のエピソードをガクチカ向けにアレンジするといいでしょう。

キャリアアドバイザーに相談する

最後に紹介するのは、キャリアアドバイザーに相談する方法です。

キャリアアドバイザーとは、大学のキャリアセンターや民間の就活エージェントに所属する、学生の就職活動をサポートする職業の方々です。

キャリアアドバイザーであれば、年間100人以上のガクチカを見ていますので、あなたに合ったエピソードを作るサポートをしてくれます。

弊社の就活市場でも、ガクチカ作成のお手伝いをしておりますので、ご気軽にご利用ください!

memo

もし誰かに相談するのはハードルが高い、というときには、無料で利用できる作成ツールを利用するのも手です。例えば就活市場LINEでは、LINEでガクチカを作成できるツールを提供しておりますので、ぜひお気軽にご利用ください!

 

 

企業側の意図を理解してガクチカの構成を考えよう

企業がESや面接でガクチカを聞くのは、その人の価値観や人となりを予想し、自社の社風に馴染めるか、経営理念や事業方針に賛同し活躍してくれるかを探るためです。

何をしたのかではなく、どのような考えを持って物事に臨む人なのか、この先自社でどのような働きをしてくれそうかという、将来の姿をイメージできるかどうかが重要なポイントといえます。

実際に時間を費やしたことを述べることが大切ですが、まず相手に何を伝えたいかを自分なりに考え、構成から練りこむことが大切です。

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