応募者の人となりを知るために、自己PR動画の提出を求める企業が多くなってきました。
就活生の方々の中には、自己PR動画の撮り方のコツや、気を付けるべきポイントについて知りたい方もいるのではないでしょうか。
本記事では、自己PR動画を撮るための準備や撮影のポイント、好印象を与えるコツや、規定時間内に収まる自己PRの作り方などを紹介しています。
自己PR動画の撮り方がよく分からない、企業に好印象を残したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
【自己PR動画】自己PR動画の提出が求められる理由
自己PR動画とは、ESや履歴書といった書類選考に加え、面接の要素をプラスした選考方法です。
企業は面接において、就活生のいつもの様子や人柄を確認したいと思っています。
しかし、失敗したくないという思いから、保守的な行動に移る就活生は多いです。
また、応募者が多い企業においては、面接を通じて人柄を知ることは時間の制限があるため困難です。
振るい落とした応募者の中に、企業が求める人材がいたということがあれば、それは機会損失と言えます。
そこで、自己PR動画を選考に取り入れることで、面接をすることなく応募者の人柄や雰囲気を確認できるのです。
【自己PR動画】企業が自己PR動画から見ていること
企業は自己PR動画から、主に「書類ではわからない就活生の人柄」「熱意・志望度」の大きく2つを見ています。
以下では、企業が自己PR動画でチェックしているポイントについて解説します。
人柄
自己PR動画は応募書類だけではわからない、人柄や雰囲気を見るために使われます。
企業は新卒採用において、人柄を重視しています。
企業は応募者の人柄を知り、入社後にどのように働いてくれるのかを確認したいと考えています。
次のステップである面接に繋がるよう、書類からはアピールできなかった人柄や雰囲気のアピールが大変効果的です。
熱意・志望度
自己PR動画のアピールからは、応募者の熱意や志望度が伝わります。
動画では書類よりも多様な表現を用いたアピールが可能となります。
そのため動画上での工夫やアピールの仕方から応募者の熱意を確認しているのです。
この場合、話の内容や上手く話せているかどうかよりも、話し方やアピールがより伝わりやすいように工夫されているかといった姿勢が重視されます。
こういった熱意や気持ちは、実際に話す姿が見える動画だからこそ伝わる要素だと言えるでしょう。
自己PR動画と自己紹介動画は別物
自己PR動画と自己紹介動画は、動画を通じて自分のことを説明するという点が共通しています。
しかし、アピールする目的に大きな違いがあります。
自己紹介の目的は、初対面の人に自分のことを簡潔に相手に伝え、自分に興味を持ってもらうことです。
企業に志望者の中の一人としてではなく、一人の人間として印象に残るようにすることを目指します。
一方、自己PRは、自分という人間をアピールし売り込むことが目的です。
企業に、この人はこの企業に必要な人材だと思ってもらうことが目的となります。
両者の違いを押さえ、アピールの目的や質問の意図に合った回答を行いましょう。
【自己PR動画】自己PR動画が求められやすい業界は?
自己PR動画を求められる業界は、主にコミュニケーション能力や表現力が重視される業界が主です。
なぜなら、顧客との対話などが多い職種では、動画を通じて実際の態度や言葉遣いを確認することが企業側にとって有益になる場面が多いという理由があげられます。
エンターテインメント業界や広報、営業など、対人スキルが求められる職種で、自己PR動画が使用されることが多く、応募者の人柄や表現力を映像で見たいというニーズがあります。
顧客とのコミュニケーションが多い業界
顧客との直接のコミュニケーションが重要な業界では、自己PR動画が求められることが多いです。
営業職やカスタマーサポート、接客業など、対面やリモートでの顧客対応が求められる職種では、応募者の話し方や態度を実際に見て判断する必要があります。
動画を通じて、自分のコミュニケーションスキルや信頼感を伝えることができるため、言葉だけの履歴書や書面のアピールとは異なり、企業は応募者の対人スキルや性格を具体的に確認できます。
エンターテインメント系の業界
エンターテインメント業界でも、自己PR動画は重要なアピール手段です。
特に俳優、タレント、YouTuberなどの職種では、表情や話し方、演技力が評価の大きなポイントとなります。
企業は応募者の魅力を短時間で把握したいと考えるため、動画を通じて自分のパフォーマンスや個性を直接伝えることが効果的です。
また、映像編集スキルやカメラ映えする姿勢も評価される場合があるため、クリエイティブな演出も重要です。
【自己PR動画】自己PR動画で伝えるべき内容
自己PR動画ではどのような伝えるとよいのでしょうか。
結論から言うと、ESや履歴書に書く内容と変わりはありません。
ただし、制限時間がある分、比重が変わります。
以下では、自己PR動画に含めるべき内容と構成について説明します。
ぜひ、台本作りの参考に生かしてください。
結論
まずは結論から言い始めましょう。
自己PRの結論は「自分の強みは何か」ということです。
簡潔に「私の強みは○○です」と伝えるとよいでしょう。
また、動画では文面では伝わらない抑揚や声の大きさという点から印象付けることが可能ですので、その部分にもこだわると企業の印象に残ることができるでしょう。
言い出しの部分が第一印象を左右しますので、企業に好印象を残せるよう、自分らしく工夫してみましょう。
エピソード
次に、あなたの強みの根拠となる「強みを発揮するエピソード」を伝えましょう。
このエピソード部分が1番比重を多くすべきポイントと言えます。
「強みを発揮するきっかけ」「強みを発揮する中での葛藤・課題」「強みを発揮した結果どうなったか」などを伝え、あなたの人柄をアピールしましょう。
入社後にどう生かすか
最後に「強みを入社後にどう生かすか」を伝えましょう。
強みを伝えるだけで終わらず、どう生かすかまで伝えることがポイントです。
企業研究や、あなたのキャリアプランを踏まえ、具体的で実現可能性のあるビジョンを伝えましょう。
おすすめの比重
自己PR動画では、話の比重を意識することが重要です。
例えば1分の自己PR動画の場合、以下の比重がおすすめです。
- 挨拶
- 結論(10秒)
- エピソード(20秒)
- 入社後にどう生かすか(20秒)
- 締めの挨拶(5秒)
上の比重を参考に、自分のアピールポイントに合わせて調整してみてくださいね。
【自己PR動画】自己PR動画を撮る前にしておくといいこと
自己PR動画を撮る前にしっかり準備しておくことで、撮影をスムーズに進められるとともに、より良い動画を撮影できるようにもなります。
以下では、自己PR動画を撮影する前に準備すべき3つのことをお伝えしていきます。
自己PR動画を撮影する前に準備すべきこと
- 規定時間にあわせて台本を作る
- 撮影する部屋をきちんと整える
- 実際に動画を撮影して練習をする
- 就活エージェントを利用する
規定時間にあわせて台本を作る
企業に余すことなく魅力をアピールをするため、あらかじめ台本を作っておくとスムーズです。
また、自己PR動画では規定時間どおりに撮影することも重要です。
自己PR動画では、30秒~3分の範囲で設定されていることが多いです。
規定より長すぎる動画はもちろんのこと、短すぎても「規律を守れらい=志望度が低い」という印象を持たれてしまいます。
以下で台本を作成するポイントを解説しますので、そちらを参考に作成してください。
台本作りのコツ
台本を作る際は、まず言いたいことやアピールしたいことをひとまず文字に起こしましょう。
箇条書きにしておくと簡潔にまとめられ、見返しやすくなるためおすすめです。
その後、アピールしたい個所を厳選し、具体的に文章を作成していきましょう。
そして、それを読んでどのくらいの時間がかかるか計りましょう。
参考として、1分で話せる文字数は300文字程度と言われています。
時間内に収まらないようであれば文を削り、逆に時間が大きく余るのであれば文を付け足し、規定時間から大きくずれないよう文量を調節しましょう。
分量を調整する際は、最も大切なアピールの部分の比重を多くし、挨拶は時間をかけず、簡潔にまとめるといいでしょう。
撮影する部屋をきちんと整える
自宅で撮影する場合は、撮影する部屋を綺麗に片付け、環境を整えておきましょう。
このとき、撮影に関係のないものは映らないようにすることがポイントです。
関係ないものを映してしまうと、企業の関心がそちらに行ってしまい、あなた自身の印象が残りにくくなってしまうという恐れもあります。
また、あなたが自分を魅力的にアピールしたいという際は、身なりを整えることでしょう。
動画でも同じです。
環境を整え、背景を綺麗に整えておくことで、清潔さはもちろん、熱意や志望度、誠実さをアピールできます。
以下で部屋を片付ける以外の環境を整えるポイントを確認しましょう。
自然光を利用する
自己PR動画を撮影する場合には、できるだけ自然光を利用するようにしましょう。
自然光を用いることで、表情が明るく見え、ポジティブで柔らかい印象を与えます。
自然光の入る日中の時間帯に、日当たりの良い部屋で撮影するとよいでしょう。
ただし、雨の日や夜間など、やむを得ず自然光が利用できないとう場合もあるでしょう。
また、部屋のつくり上、顔に影が入ってしまうということもあるかと思います。
その際は、白い板などを併用して光を反射させ顔を明るく見せたり、ライトを利用したりするのも手です。
ライトは、ネットショップなどで買える安価な自撮り用ライトで十分です。
環境を整えるために、グッズを活用することも考えてみてはいかがでしょうか。
静かな部屋で撮る
せっかく魅力的な内容の自己PR動画を撮っても、雑音が入ってしまうと動画を邪魔してしまいます。
自己PR動画は、静かな部屋で撮るようにしましょう。
動画に雑音を入れないポイントは、外の音が入りやすい部屋を避ける、窓を閉める、エアコンや扇風機のような動作音が気になる家電の電源を切るなどです。
撮影前に何秒か撮影を行い、雑音が入らないかテストするというのもポイントです。
白やグレーの背景にする
自己PR動画を撮る際に、背景の色が暗いと顔の印象も暗くなってしまいます。
また、カーテンやポスターなどが背景にあると、散漫な印象を与えてしまいます。
自己PR動画を撮る際には白やグレーの背景を選びましょう。
自宅に背景として使える空間がない場合には、模造紙を壁に貼ることも有効です。
実際に動画を撮影して練習をする
撮影本番前に、実際に動画を撮って練習をしてみましましょう。
練習した動画で振り返りを行うことで、話の内容やスピード、言葉遣い、言い回し、表情などが客観的に確認でき、改善しやすくなります。
その後、改善を繰り返し、自分が満足がいくまで撮影を繰り返してみましょう。
友達や家族など、第三者に見てもらって意見をもらうのも良い方法です。
就活エージェントを利用する
自己PR動画の作成に自信がない場合は、就活エージェントを利用することも有効です。
プロの視点からアドバイスをもらうことで、自己PRの内容や動画の見せ方をより効果的にすることができます。
エージェントは、自分の強みや適性に合った表現方法を提案してくれるため、自己PR動画をより魅力的に仕上げる手助けとなります。
特に、動画制作が初めての人にとっては、専門家のアドバイスが大きな助けとなります。
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【自己PR動画】時間ごとの例文
上手く自己PRが作成できないという方は、例文を参考にしてみてはいかがでしょうか。実際にどういった構成で書けばいいか知っておくことで、完成形のイメージが湧きやすくなります。
ここでは、30秒から1分の自己PR動画を想定した例文を3つ用意しましたので、ぜひ参考にしてください。
30秒の場合の例文
30秒の場合は、150字~200字程度の文章でまとめるようにするといいでしょう。
目標達成のために継続的に努力できることが私の強みです。
高校時代は3年間サッカー部に所属していました。レギュラーになるため、体力や持久力が必要と考え、毎朝自主的にランニングに取り組みました。
その結果、試合で最後まで走り切れるスタミナが評価され、3年生の頃にはレギュラーとして試合に出場できました。
この経験を通して、目標を立てて努力を続けることの大切さを学びました。貴社でもこの継続力を活かして活躍したいと考えています。(208文字)
1分の場合の例文
1分の場合は350~400文字程度にまとめるとよいでしょう。
1分間の自己PRでは、300~400文字程度の内容にすれば、面接官が聞き取りやすいスピードで話せる分量になるでしょう。
私は好奇心旺盛で、新しいことでも恐れず挑戦できるのが強みです。
私の趣味はパソコンでゲームをすることです。最新のゲームは高いスペックのパソコンでないと快適に楽しめないため、より安価で高性能のパソコンを求めて、パソコンの自作に挑戦することにしました。
パソコンの自作についての知識はほとんどなかったため、まずは書籍やネットで、パーツの選び方や組み立て方などを勉強することから始めました。そして試行錯誤の末、自分が理想とする性能の自作パソコンを完成させることができました。
限られた予算内で、自分が求める性能のパソコンを自作するためにはどうすればいいのかを考え、実践することはとても楽しかったです。また、パソコンのパーツの役割や、それらが動く仕組みを知ることもでき、良い経験になりました。
仕事においてもこの経験を活かし、自分で仮説を立てながら挑戦していく姿勢を持ちたいと思います。(385文字)
私の強みは分析力であり、それを活かして目の前の課題を解決することに自信を持っています。
大学時代、私は自宅の近くのスーパーでアルバイトをしていました。店舗ではアルバイトの離職率の高さが問題になっており、店長と協力して原因の分析にあたりました。その結果、新人の離職率が特に高く、新人の教育方法に問題があることが分かりました。
そこで、新人には最初の一週間で業務内容やレジの操作方法を徹底的に指導するとともに、半年間は指導係が業務のフォローにあたるという教育プログラムを提案しました。
すると、新人が業務に必要な知識をしっかり習得でき、指導係とも良好な関係を築くことができるようになりました。その結果、前年では4人いた離職者をゼロにすることに成功しました。
私はこの経験から、課題を分析し解決することが人の役に立つと考えるようになりました。貴社でもさまざまな課題の解決の糸口を見つけることで貢献できるよう尽力します。(402文字)
【自己PR動画】アピールポイントの例文
自己PR動画では、自分の強みを簡潔かつ具体的に伝えることが重要です。
ここでは、自己PR動画でよく使われるアピールポイントの例文をいくつか紹介します。
自分の経験やスキルを最大限に伝えるために、PREP法(Point, Reason, Example, Point)を意識するようにしましょう!
私は、顧客やチームメンバーとの円滑なコミュニケーションを強みとしています。
大学時代、ゼミのリーダーとして、意見が対立するメンバーの間で調整役を務め、プロジェクトを成功に導きました。
特に、相手の立場を理解し、双方の意見を丁寧にまとめることを意識しました。
例えば、研究発表の準備時に意見が食い違った際、私は両者の共通点を見つけ、全員が納得できる解決策を提案しました。
その結果、発表はスムーズに進み、高評価を得ることができました。
このようなコミュニケーション力を活かし、貴社では顧客やチームとの信頼関係を築き、円滑なプロジェクト推進に貢献したいと考えています。
私は、常に自ら考え行動する主体性を発揮してきました。
大学時代、ボランティア活動のリーダーとして、資金調達のための新しいイベント企画を提案し、成功に導きました。
具体的には、資金集めのために新たな広報戦略を自ら考案し、実行に移しました。
その結果、目標額を大幅に超える資金を調達し、活動範囲を拡大することができました。
貴社においても、主体性を持って積極的に提案し、業務の改善や新たなプロジェクト推進に貢献していきたいと考えています。
私は、問題解決に向けた迅速な行動力を強みとしています。
大学時代、部活動でキャプテンを務め、突発的な問題が発生した際にも即座に対応し、解決策を提示してきました。
例えば、大会直前にチームメンバーの一人が怪我をした際、私はすぐに代替プランを考え、他のメンバーを適切に配置しました。 その結果、チームは大会で好成績を収めることができました。
貴社でも、この行動力を活かして、迅速な意思決定やトラブル対応に貢献し、プロジェクトの成功をサポートしていきたいと考えています。
私は、チームワークを重視し、協調性を持って業務に取り組むことを得意としています。
大学時代、ゼミでのグループ研究において、メンバーの意見を調整し、プロジェクトを円滑に進行させました。
特に、メンバー全員が最も力を発揮できるように役割分担を見直し、効率的な作業体制を整えることに努めました。
その結果、全員が満足のいく成果を出し、研究は高く評価されました。
貴社でも、協調性を活かしてチームと連携し、プロジェクトの成功に貢献したいと考えています。
私は、誠実に業務に取り組む姿勢を大切にしています。
大学時代、アルバイトでの接客業務において、常にお客様に誠実な対応を心がけ、信頼関係を築いてきました。
特に、クレーム対応時には、問題を迅速に解決するだけでなく、再発防止策についても提案し、安心感を提供するよう努めました。
その結果、多くのお客様から感謝の言葉をいただき、リピーターを増やすことができました。
貴社でも、誠実な姿勢を貫き、顧客との長期的な信頼関係を築き、貢献していきたいと考えています。
【自己PR動画】業界ごとの例文
業界によって求められるスキルやアピールすべきポイントは異なります。
ここでは、営業系、エンターテインメント系、コンサルタント系の業界ごとの自己PR動画の例文を紹介します。
それぞれの業界の特性を踏まえた自己PRを行うことで、説得力のあるアピールが可能です。
私は、粘り強さと顧客との信頼関係を築く力を強みとしています。
大学時代、営業インターンとして新規顧客の開拓に挑戦し、何度も断られた相手にも粘り強くアプローチを続けた結果、最終的には契約に結びつけることができました。
具体的には、顧客が何に悩み、どのような課題を抱えているのかをしっかりヒアリングし、その解決策を提案することで信頼を得ることに成功しました。
この粘り強さを活かし、貴社でも顧客との信頼関係を築きながら、長期的な売上向上に貢献していきたいと考えています。
私は、表現力とコミュニケーション能力に自信があります。
大学時代、演劇サークルで主演を務め、観客に感動を与える演技を心がけてきました。
具体的には、表情や声のトーンを細かく調整し、観客の反応に応じて臨機応変に対応することで、一貫したリアリティのある演技を実現しました。
その結果、観客からの好評を得て、サークルの公演は大成功を収めました。
この表現力とコミュニケーション能力を活かし、貴社でのエンターテインメント事業において、人々に感動や喜びを届けることに貢献したいと考えています。
私は、データ分析力と問題解決能力に強みがあります。
大学でのゼミ活動を通じて、企業の業績データを分析し、改善策を提案するプロジェクトに取り組みました。
具体的には、データの中からパターンを見つけ出し、それを基に現実的な施策を提案することで、企業の売上改善に寄与しました。
この経験を通じて、複雑な問題に対しても冷静に対処し、データに基づいた解決策を提示するスキルを身につけました。
貴社でも、分析力を活かしてクライアントの課題解決をサポートし、持続可能な成長に貢献していきたいと考えています。
【自己PR動画】動画を撮影する際のポイント
自己PR動画では内容以外の様々な要素があなたの印象を左右します。
動画の移り方なども大切にすべきポイントの1つです。
以下では、動画撮影の際に意識すべきポイントを紹介します。
スマホは横向きにして撮る
動画を撮影するためのカメラは、本格的なものを用意する必要はありません。
テレビ局にある機材のような本格的なものでなくても問題ありません。
スマホでも十分に映像が撮影できますので安心してください。
ただし、映りをよくするためのポイントを押さえる必要があります。
それは、スマホを横向きにして撮影することです。
なぜなら、縦向きのまま撮影してしまうと足先まで写ってしまい、冗長な印象を与えてしまうためです。
自己PR動画をスマホで撮影する場合には、スマホの向きを横向きして撮影するようにしましょう。
また、横向きでスマホを固定する場合には、手で持つことは避け、三脚やスマホスタンドなどを活用し固定しましょう。
誰かに撮ってもらう場合も、手がぶれてしまうため、できるだけ三脚やスタンドを使用しましょう。
目線はカメラレンズ
スマホには、画面側のカメラ(インカメラ)と、背面側のカメラ(アウトカメラ)の2種類のカメラが搭載されています。
自己PR動画を作成する際は、アウトカメラを用い、背面側のカメラレンズを見て撮影を行うことがおすすめです。
なぜなら、インカメラを用いてしまうと目線がずれてしまい、企業側にアピールする際に印象が悪くなってしまう恐れがあるからです。
そのため、スマホで自己PR動画を撮影する際は、なるべくアウトカメラを使い、レンズに注目して撮影しましょう。よいでしょう。
胸元か腰あたりの高さで撮る
自己PR動画の構図は、胸元か腰あたりの高さで撮るとよいでしょう。
イメージとしては、ニュース番組のアナウンサーのような構図です。
胸元か腰あたりの高さにすることで、より表情がくっきり見えるため好印象を与えられます。
【自己PR動画】自己PR動画で好印象を与えるコツ6選
自己PR動画で企業に好印象を与えるにはどのような工夫が効果的なのでしょうか。
以下では、自己PR動画で好印象を与える6つのコツをお伝えしていきます。
自己PR動画の準備を始める方や自己PR動画の構成を考えている方は、以下の内容をぜひ参考にしてみてください。
自己PR動画で好印象を与える6つのコツ
- 始めと終わりは挨拶をする
- 笑顔と明るい声を心がける
- 台本をしっかり覚える
- フリップを用いる
- 小道具を使用する
- 屋外で撮影する
1:始めと終わりに挨拶をする
自己PR動画に限らず、就活では挨拶ができることが社会人としての最低限のマナーとして重視されます。
そのため、自己PR動画でも始めと終わりに挨拶をしっかり入れるようにしましょう。
出だしでは「初めまして」「こんにちは」といった言葉から始め、自己紹介に移ります。
最後の締め方としては、「ご清聴ありがとうございました。」といった文言で締めるのが好ましいでしょう。
2:笑顔と明るい声を心がける
自己PR動画の大きなメリットとも言えるのが、書面で伝わらない人柄をアピールするという点です。
しかし、動画の場合、対面で話す時以上に声が聞き取りにくく、顔の印象が暗くなりがちです。
自己PR動画では笑顔を絶やさずに、明るい声で話すように心がけましょう。
また、声は張るだけでなくハキハキとした話し方で、さらに早口になってしまわないよう気を付けながら話すようにしましょう。
そして姿勢も重要です。
背筋を伸ばし、笑顔でハキハキと話しましょう。
3:台本をしっかり覚える
自己PR動画は使える時間が限られていることから、台本を用いることが効果的です。
そこで需要なのが台本のうち、伝えたいポイントをしっかりと覚えておくことです。
伝えたいことを考えながら話すと必要以上に時間を使ってしまったり、準備不足といった印象を与えてしまったりします。
一言一句同じにする必要はありませんので、時間内にしっかりとアピールできるよう、要点や流れを押さえておきましょう。
4:フリップを用いる
自分の名前やアピールポイントをフリップにまとめ、持ちながら自己PRすることも手です。
カメラにすべて収まるよう、胸の前に持つとよいでしょう。
ただし、情報を詰め込みすぎないよう注意しましょう。
また、文字の大きさや太さが見やすいようにすることもポイントです。
フリップに自分を印象付けられるようなイラストを描くという工夫もできます。
5:小道具を使用する
自己PR動画では、小道具を上手に活用しながら動画撮影することも効果的です。
例えば、最初の挨拶でアイスブレイクとして、特技や趣味がある場合は愛用の道具やユニフォームを見せるのもよいでしょう。
このように、視覚的なアピールを行うことで印象に残ることができます。
6:屋外で撮影する
自己PR動画では、あえて屋外で撮影をするというのも手です。
企業側から特に撮影場所の指定がなければ、自己PR動画を屋外で撮影してもよいでしょう。
ただ、屋外での撮影は、どうしても風や車の音などの雑音を拾ってしまうため、自分の声が聞き取りづらくなってしまいます。
また、音だけでなく光や影の具合など、屋外は自分でコントロールするのが難しい要素が多い環境です。
基本的に屋内での撮影をおすすめしますが、自分の魅力が屋外で撮影したほうが伝わるという場合は、屋外で撮影してもよいでしょう。
【自己PR動画】自己PR動画撮影の注意点
ここからは、自己PRを撮影する時の注意点を4つ紹介します。
これらのポイントを押さえておかないと、面接官に良くない印象を与えてしまうこともあるので、動画撮影時には気を付けるようにしてください。
1:カメラがぶれないようにする
カメラがブレると、見る側に不快感を与えるだけでなく、あなたの自己PR内容にも集中しづらくなります。
ブレを防ぐためには、スマートフォンやカメラを固定できる三脚やスタンドを使用するのが効果的です。
安定した映像を提供することで、プロフェッショナルな印象を与えることができます。
もし三脚がない場合は、平らな場所にカメラを置き、できるだけ安定した環境で撮影を行うよう心がけましょう。
2:画面が暗くならないようにする
自己PR動画では、顔や表情がしっかりと見えることが非常に重要です。
画面が暗いと、視聴者が表情や話している内容に集中できず、印象を損ねる可能性があります。
そのため、撮影場所の明るさに十分配慮しましょう。
自然光が入る昼間に撮影するか、室内照明やライトを使用して顔が均等に明るく映るように工夫してください。
照明が暗すぎると陰影が強調され、逆に明るすぎると白飛びしてしまうので、適切なバランスを意識しましょう。
3:早口になりすぎないようにする
自己PR動画では、緊張から早口になってしまうことが多いですが、伝わりにくくなるため、注意が必要です。
ゆっくりと、はっきりと話すことを心掛け、話すペースを適切に保つことで、視聴者があなたのメッセージを理解しやすくなります。
話す内容に重点を置きつつ、余裕を持って発言することで、自信を持っている印象を与えることができます。
練習を繰り返すことで、自然なペースで話せるようになるので、リハーサルも重要です。
4:相手が目の前にいると思って撮影する
自己PR動画は、一方的に話すのではなく、実際に面接官が目の前にいるかのように撮影することが大切です。
カメラに向かって話しかけるときも、表情や仕草を意識し、まるで会話をしているかのような雰囲気を出しましょう。
カメラ目線を保ちつつ、落ち着いた態度で話すことで、視聴者に自然な印象を与えることができます。
相手を意識したコミュニケーションは、動画をより魅力的にする要素の一つです。
自己PRの注意点はこちらを参考に!
自己PR動画を撮影する際、自己PR自体の構成や内容も重要です。
自己PRのコツやポイントについての他のリソースを参考にし、効果的なアプローチを学ぶことで、さらに完成度の高い動画を作成できます。
以下の記事で、さらに詳しい自己PRの注意点を紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
【自己PR動画】自己PRの完成度を高める3つの方法
より企業に好印象を与えられる自己PR動画を撮影するために、以下では自己PRそのものの完成度を高める方法を3つお伝えしていきます。
自己PR動画の台本をもっと上手に書きたい、動画は完成させたけどこれで選考を通過できるか自信がないという方は、ぜひ参考にしてみてください。
1:第三者に撮影、添削してもらう
完成した動画は企業に送る前に、第三者に添削してもらいましょう。
客観的な視点から、問題点や改善点などのアドバイスがもらえるかもしれません。
動画を見せる相手は友人や先輩、先生などでも構いませんが、自己PRを添削してくれる就活サービスを利用してみるのもおすすめです。
2:すでに内定を得た人のエントリーシートを参考にしてみる
自己PRの完成度をより高めたいなら、すでに内定を得た人のエントリーシートを参考にしてみてはいかがでしょうか。
ネット上には、無料で内定を得た人のエントリーシートを閲覧できるサービスがあります。
内定を得た人が実際にどのようなエントリーシートを書いたのかを参考にすれば、より選考通過率の高い自己PRが作成できるでしょう。
3:診断ツールを使ってみる
自己PRに使える自分の長所や強みがよく分からない、自分が長所や強みだと思っている要素がアピールポイントになるか自信がないという方は、自己分析診断ツールを使ってみてはいかがでしょうか。
自己分析診断ツールを使えば、いくつかの質問に答えるだけで自分の強みや性格がわかります。
ネット上で簡単に、無料で診断でき、時間も10分ほどしかかからないので、気軽に客観的な自己分析がしたい方にはおすすめのツールです。
【自己PR動画】撮影時に用意できると良いもの
自己PR動画をよりプロフェッショナルに見せるためには、いくつかの道具を準備することで撮影環境を整えることができます。
特に、ライティングやカメラの安定性に配慮することで、映像のクオリティが大きく向上します。
自己PR動画は、視覚的な要素も評価に影響するため、画質や音質、全体の映り方にも注意を払いましょう。
以下では、撮影時にあると便利な道具について詳しく説明します。
ライト
自己PR動画では、適切な照明がとても重要です。
照明が良ければ、顔の表情や仕草が鮮明に映り、見る側に自分の印象をより良く伝えることができます。
リングライトやLEDライトなど、撮影用のライトを使用することで、映像全体が明るく均等に見えるように調整できます。
自然光がない夜間や暗い場所での撮影でも、ライトがあれば顔が暗くなる心配がありません。
特にリングライトは、顔全体を明るく映し出すため、肌色も自然に見せる効果があります。
三脚
カメラを安定させるための三脚は、自己PR動画のクオリティを高めるために重要です。
手で持ちながら撮影すると、手ブレが生じて映像が不安定になります。
三脚を使ってカメラを固定することで、映像を安定させ、よりスムーズで見やすい動画を作成できるようにしましょう。
特に長時間の撮影や複数回のリハーサルを行う場合、三脚を使用すると疲れずに撮影が進められるという利点もあります。
【自己PR動画】まとめ
ここまで、自己PR動画を撮る際のポイントについてお伝えしてきましたが、いかがでしたでしょうか。
自己PR動画を撮る際には背景や周囲の音に注意するなど環境を整えましょう。
また、結論から話すことや始めと終わりの挨拶をしっかりするなど、構成や内容に注意することが好印象に繋がるポイントです。
自己PR動画は工夫次第で自分の良さを最大限にプレゼンできる面接方法です。
記事で紹介した自己PR動画を撮る際のポイントを参考にしながら、自分自身の良さが伝わる自己PR動画を作り上げてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート