【例文付き】第二新卒の面接で退職理由を答える際のポイントと注意点

【例文付き】第二新卒の面接で退職理由を答える際のポイントと注意点

はじめに

一度は大学を卒業して企業へ就職したものの、数年以内に離職して転職活動を行う第二新卒者の方もいるかと思います。

近年は離職率が増加傾向にありますが、新卒社員と違い、第二新卒者は退職理由を面接で尋ねられることが多いです。

伝え方や内容次第では、採用に大きく影響を及ぼします。

今回は、第二新卒の方が面接で退職理由を答える際のポイントについて紹介しましょう。

転職先の面接で退職理由を聞かれる3つの理由

企業の採用担当者は、必ずと言っていいほど第二新卒者に退職理由を質問します。

企業側としてはせっかく入社してもすぐに辞めてしまうのではないかと懸念し、退職に至った経緯について確認しなくてはいけません。

退職理由は人によってさまざまですが、面接前に採用担当者が何を探ろうとしているのか理解する必要があるでしょう。

まずは、面接で企業が退職理由を尋ねる3つの目的について紹介します。

早期離職の危険性がないかを確認するため

退職理由を尋ねる一番の目的は、応募者が同じ理由で退職する可能性があるかどうか確認するためです。

せっかく入社しても早期に退職してしまった場合、企業側にとっては時間や費用の損失になりかねません。

企業側は前の会社と同じような理由の退職が自社で起こり得る可能性を考慮しながら雇用するか検討します。

人柄や能力に問題ない場合は、早期離職の危険性も少ないと判断されるでしょう。

逆に、繁忙期は残業が発生することを明示している企業に対し「残業が嫌なので退職しました」と答えてしまうと、またすぐに離職してしまうのではと判断される可能性があります。

必要最低限のスキルが身についているか確認するため

第二新卒者の中には毎日の業務をこなすことが難しいと感じ、辞めることを決断した方もいるかもしれません。

当然ながら企業は即戦力となる人材を求めています

そのため、必要最低限のスキルを持っているかどうかも選考基準の1つです。

もし仕事についていけないと感じた理由が、処理能力が追い付かずにミスが続いてしまったというような場合は、退職理由を聞かれた際に正直に答えてしまうと、マイナス評価となってしまうでしょう。

新卒者の多くは未経験の状態でスタートしますが、企業が求めている知識やスキルについては、あらかじめ企業研究などで把握し、対策を練る必要があります。

入社した後でスキルを身につけるという方法もあります。

しかし現場での即戦力を求めている企業に対しては、就職する前にスキルや知識を身につける必要があるでしょう。

転職後に自社に馴染めるかを確認するため

会社や職場環境に問題があって退職した場合、その問題に対してどのように行動し、改善しようとしたかも企業側が知りたいポイントです。

円滑に仕事を進めるためには、社風を理解し、周囲と協力する必要があります。

人間関係の悪化が退職理由だった場合は、答え方によっては採用担当者に不安を与える可能性があります。

面接官は応募者の人柄を見ていますので、自社の社員と馴染めるかどうかは確認されるでしょう。

社内で暴力やセクハラを受けた場合なども、伝え方は工夫する必要があります。

面接の際は、相手にわかりやすく説明することももちろんですが、あくまでもポジティブに伝えることが大切です。

面接で退職理由を答える際に意識すべきポイント

第二新卒者が面接で退職理由を聞かれた際は、面接官にマイナスのイメージを与えないように、意識すべきポイントがあります。

言いたくないからという理由で嘘の退職理由を考える方もいるかもしれませんが、会社への誠意を示すためにも、正直に話すことが大切です。

それでは、実際に面接官から退職理由を聞かれた際に、どのような点を意識するべきか、上手に答えるための3つのポイントを紹介します。

嘘をつかずに誠実に話す

面接では対面した状態で話をするため、嘘の退職理由を伝えてしまうと、相手に見抜かれてしまう可能性があります。

また、仮に嘘をついていることが相手に知られなかったとしても、嘘をついたことがトラブルの引き金となる可能性もゼロではないでしょう。

信頼を損ねないためにも、言葉を工夫することで、ポジティブに退職理由を伝えることが大切です。

面接では退職理由以外にも自己PRや志望動機などを聞かれますが、正直に真実を話すことで人柄や熱意、仕事に対する姿勢などを相手に伝えられます。

転職を必ず成功させるためにも、嘘をつかずに誠実に話すことを心がけましょう。

退職理由を自責に捉える

転職活動でなかなか内定をもらえないという場合は、退職理由の伝え方に問題があるでしょう。

伝え方に悩んでいる方は、自責の念を持って退職理由を考えてみるのがオススメです。

たとえば、残業時間が多いことを理由に退職した場合は、その事実を伝えながらも、入社前に働き方についての情報収集を怠っていたなど、自責に捉えた言い方をすると印象が大きく変わります。

短期離職の原因に至った経緯が、自分にも責任があるという考えは持っていた方がいいでしょう。

仮に100%会社側に責任があって退職した場合も、努力が足りなかったなど、問題に対して自分ができたこととできなかったことを整理できます。

退職理由と志望動機を関連付ける

退職理由は、あくまでポジティブに伝えることが大切です。

そのためにも、退職理由と志望動機を関連付けて伝えることで、転職がプラスになることをアピールできます。

もし仕事内容が合わなかったことが退職理由だった場合は、希望する部署への配属が叶わなかったなど、具体的に話してみるとわかりやすいかもしれません。

なぜその部署で働きたいと思っているのか、どのように貢献できるかなど、退職理由を志望動機と組み合わせることで入社意欲をアピールできます。

不満に感じたから退職したのではなく、自分が成長していくためにキャリアプランの練り直しが必要になったことを説明できるといいでしょう。

勉強中の資格などがある場合は、前向きな転職理由として受け取られる可能性もあります。

前向きな言葉使いを意識しよう

自責で謙虚さをアピールできるのはいいことですが、あまりにも自責の念が強いと転職先の企業はいい印象を持ちません。

できるだけ前向きな言い回しを心掛けて悪い印象を与えないようにしましょう。

退職した企業のことを落とすような理由はよくありませんが、かといって自分を落とすような表現も度が過ぎてはいけません。

人が聞いて違和感をもたない程度の表現を意識してください。

【シチュエーション別】退職理由例文4選

それでは、実際に退職理由を答える際の例について、項目別に紹介します。

退職理由で最も多いと言われているのが、社内の人間関係です。

人間関係が原因と聞くと、マイナスのイメージが持たれやすいですが、工夫次第でポジティブに言い換えることが可能です。

その他にも、長時間労働や、労働条件の不満、さらに仕事内容に不満があった場合の退職理由について紹介します。

これまでのポイントを踏まえた上で、マイナスのイメージを持たれることなく伝えることが大切です。

社内の人間関係

同僚や上司など、社内の人間関係がストレスになり、退職を決意する方が多いと言います。

その場合は、そのまま正直に伝えるのではなく、チームワークを活かして働きたいなど、前向きな志望動機と関連付けて答えることを心がけましょう。

前職と同じように人間関係に問題を抱えるのではないか、と誤解を与えないように伝えることが大切です。

例文
企画に携わる部署で働いていましたが、成果が求められるあまり、個人主義が徹底され、情報共有がしづらい環境にありました。
周囲とコミュニケーションを取りながら仕事を進めることが大切だと感じ、競争意識を推奨する環境にもどかしさを感じていました。
御社では社員が一丸となってプロジェクトを遂行していることで知られています。
これまでの経験を活かし、チームに貢献できる即戦力として働きたいという考えから転職を決めました。

労働時間が長い

近年は働き方改革を推奨する企業が増えていますが、長時間労働の問題はまだまだ根強いと言います。

労働時間が長いことを理由に退職を決意した場合は、会社のせいにするのではなく、自身の仕事に対する姿勢についても退職理由に盛り込むといいでしょう。

例文
以前働いていた職場は、深夜12時までの勤務が定着しておりました。
同僚も同じ状況でしたが、変化を好まない社風だったことから、増員要望やアウトソーシングなどの提案も受け入れられませんでした。
ワークライフバランスを改善することで、より業務の効率化を図りたいと考え、転職を決めました。

条件面に不安があった

給与水準が低いことが転職理由の場合は、数字を具体的に交えて説明するといいでしょう。

また、それだけではなくなぜ給与条件を改善したいのか、将来達成したいことは何かなど、具体的な展望を述べることでポジティブな印象を与えられます。

例文
手取りの支給額が低く、経済的なゆとりがないことから転職を決意いたしました。
現在は月収17万円ほどですが、先輩社員や上司に話を聞いたところ、昇格なども見込めない状況です。
実家への仕送りも行っており、将来は家族を持つなどのライフプランを考えると、この状況のまま働き続けることは難しいと判断しました。
御社は成績に応じたインセンティブ制度があると伺いましたので、これまでの経験を活かして売上貢献の即戦力として働き、経済的な問題を克服し、個人として成長したいと考えています。

仕事内容に不満があった

仕事内容に不満があり、退職を決意した場合は、どうしてもネガティブな表現になりがちです。

たとえば、営業職で新規顧客開拓にやりがいを感じられなかった場合は、以下のように表現を工夫してみましょう。

例文
人と接することが好きで、お客様と話をすることやサポートすることにやりがいを感じていました。
しかし、前職ではお客様一人ひとりに割ける時間が少なかったこともあり、業務体制を工夫する必要があるのではないかと日々感じていました。
お客様との信頼関係を長く築いていく仕事がしたいと考えたため、御社の社内理念である「人と長く付き合う大切さ」に魅力を感じ、転職を決意しました。

職理由を答える際の注意点

前職の退職理由を面接で答える際にはどのようなことに注意すべきでしょうか?

以下3点に分けて注意すべきポイントをお伝えします。

ネガティブな印象を与えないように

先述しました通り、転職理由はネガティブな印象を与えがちです。

しかしどんな理由であれ、言い換えは可能なのです。

一文ずつ、後ろ向きな表現が含まれていないか・言い換えることはできるかを確認して添削を重ねましょう。

漠然とした答え方はしない

退職理由をできるだけ具体的に伝えることで転職先の企業の不安や疑念も払しょくされることでしょう。

大事な部分を省いた説明をしてしまうと転職先の企業は疑念を抱きます。

退職理由においてどこが要点なのか考えてみましょう。

転職に対して前向きな意志を伝える

転職は理由がきちんと説明できれば否定的にとらえられることはありません。

変に気負わず気持ちを切り替えて、転職に対する意志を精一杯伝えましょう。

まとめ

第二新卒者は、面接の際に必ず退職理由を聞かれます。

採用担当者は離職のリスクを減らすために、応募者の人柄や仕事に対する姿勢や退職に至った経緯をしっかりと見極めようとします。

伝え方を工夫するだけで、ポジティブな印象を与えることができ、転職活動を成功させられます。

退職理由で誤解を招かないように、表現に注意しましょう。

また、もし、あなたがベンチャーに転職しようとしている場合、最新の就職失敗を招かないようこの記事をチェックしておきましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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