【例文6選】部活動のガクチカを魅力的に作るには?最強のガクチカを作成するポイントを解説!

【例文6選】部活動のガクチカを魅力的に作るには?最強のガクチカを作成するポイントを解説!

学生時代に部活に打ち込んだという人も多いのではないでしょうか。

部活動ではチームで目標を目指したり、弱点を克服するために自主練をしたりという経験から、様々なことをアピールできます。

本記事では「部活動をガクチカにしたい」「部活をガクチカにするとき、どのような内容で書いたらいいの?」という悩みを解説していきます。

就活で部活動をガクチカにしようと考えている人はと考えている方は、ぜひ、この記事を参考にしてみてください。

この記事を読んでわかること  
  • ガクチカを聞かれる理由
  • 部活の経験をガクチカにしてもいいのか
  • ガクチカの書き方のポイント
  • ガクチカの構成
  • 部活経験をアピールするガクチカの例文
この記事がおすすめな人
  • 部活の経験をガクチカでアピールしたい人
  • ガクチカの書き方がわからない人

▼▼▼ 【例文6選】部活動のガクチカを魅力的に作るには? ▼▼▼

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【部活動のガクチカ】部活動のエピソードは受かりやすい?

ガクチカのエピソードに部活動を使いたい就活生は少なくありません。

しかし、実は、部活動のエピソードは上手な構成で文章を作らなければ、選考の通過率ががくっと落ちてしまいます。

理由は、多くの就活生が似たようなエピソードを話すことになるため、差別化がしにくいからです。

逆を言えば、うまく他の就活生の部活動のガクチカと差別化することができれば、とても強いアピールになります。

この記事では、どうやれば部活動のエピソードを強いガクチカにできるのか、徹底解説をしていきます。

そもそもガクチカとは

ガクチカとは「学生時代に力を注いでいたこと」の略称です。

面接やエントリーシートでは必ず聞かれる質問となっています。

学生が何に力を入れて、結果的にどのような成果を得られたのかを聞くことで、学生が持つ能力や性格を知ることができます。

つまりガクチカを聞くことであなたの人となりを判断しているのです。

学生時代に力を入れていたことやそのエピソードを通して、あなたの能力や自社の社風などにマッチする性格であるかどうかを見極めています。

【部活動のガクチカ】企業がガクチカを聞く理由

そもそも企業はなぜガクチカについて質問するのでしょうか?

ガクチカを作成する前に、企業がガクチカを質問する理由について捉えましょう。

企業のニーズを理解することでガクチカが書きやすくなります。

1.あなたの人柄を見るため

企業は第一に、あなたの人柄を図ろうとしています。

ガクチカであなたの学生時代について掘り下げることであなたの性格や価値観、考え方を知り、企業にマッチしているのかを見ているのです。

ガクチカのみならず、企業は面接やESを通してあなたの人柄を知ろうとしています。

そのため、ガクチカに用いる経験の内容は勿論、その経験の中であなたの人柄がどれくらい詳しく知れるのかも大事です。

2.あなたのモチベーションを確認するため

ガクチカのエピソードには、あなたのモチベーションの源が表れます。

企業は一緒に働く仲間を探していますから、当然仕事上のモチベーション管理も重要となります。

そこで、学生の身近な経験を聞き出し、モチベーションがどのように湧き出るのか、またモチベーションが下がってしまった際はどのように切り替えるのかを見るのです。

自分がどのようにモチベーション管理していたのか、ガクチカで掘り下げられる可能性が高いので、自分なりに考えを整理しておきましょう。

【部活動のガクチカ】部活は最強の経験

部活の経験からは様々なことをアピールできるため、アピールに絶好のテーマと言えます。

多くの企業は「協調性」「チャレンジ精神」「チームワーク」「リーダーシップ」などの強みを持った人材を求めています。

そのほかにも「気力・体力に自信がある」といった若手も企業で喜ばれる人材の一つです。

部活動の経験からは以上のスキルを培うことができるため、効果的なアピールができるのです。

以下で詳しくアピールのポイントを確認しましょう。

以下で、より詳しくアピールできるポイントを紹介していきます。

アピールポイント

1.チーム内での学びをアピールできる
2.様々なスキルをアピールできる
3.目標達成に対する考えが見えやすい

1:協同できることをアピールできる

仕事は基本的にチームプレーなので、チームで協力する姿勢が求められます。

部活動の経験からは、チームや仲間と協力し、目標の達成のために行動できることをアピールできます。

上下関係が厳しく、学年やポジションでの役割がハッキリしている部活は会社組織とも似ています。

そのような組織の中で、どのように過ごして何を学んだかは、採用側としては非常に興味のある内容になるでしょう。

2:様々なスキルをアピールできる

部活動の経験からは様々なスキルを獲得できます。

例えば、「リーダーシップ」「忍耐力」などのスキルを身に着けられるでしょう。

また、部長やキャプテン、副キャプテンなどの経験がある人は「マネジメント力」もアピールできるでしょう。

以下でそれぞれのスキルのアピールポイントを確認しましょう。

リーダーシップ

部活をやっていると、後輩の指導など様々な面でリーダーシップを発揮する場面があるでしょう。

例えば、皆がやる気なくなってしまったときに、メンバーを励まし引っ張ってきたことや、キャプテンとしてメンバーをまとめるために試行錯誤した結果、全国大会に導くことが出来たなどのエピソードが挙げられます。

リーダーシップは、企業においても評価されるスキルです。

リーダーシップがある人は、同期を引っ張ってくれる存在や、数年して部下を育てる際に適している人材として期待されるでしょう。

忍耐力

忍耐力は社会人にとって重要なスキルです。

困難に立ち向かえるか、転んでも立ち上がれるか、どれだけ粘れるかというのは仕事で成果を上げるためには大事な素質です。

メンタルが弱い人を採用するのは企業にとってリスクとなります。

打たれ強く、大変な局面でもあきらめない人は企業にとって魅力的な人材です。

忍耐力をアピールする際は、大変だったことを乗り越えたエピソードのアピールが効果的でしょう。

特に体育会系の部活の場合はこのような経験をしてきた人が多いはずです。

過去を振り返り、辛かった体験や、それを乗り越えた話を整理しましょう。

そして、辛かった体験から何を学んだかを言語化してみましょう。

マネジメント力

マネジメントは、管理や経営という意味です。

部活の場面では、メンバーや後輩が感じている不安を解消したり、自分のスキルを教えたりすることを指します。

そのため、試合に勝つために皆で上手に協調して協力していくために必要な力と言えます。

もし部活で優勝するために自分が中心となってまとめてきた経験があれば、是非そのエピソードをアピールしましょう。

また、一緒に戦う仲間が部活で力を発揮しやすいように活動した内容などもあれば、その話もしてみましょう。

どんなポジションであっても、目標のために自分がどのように頑張り、問題に対してどのように対処したのかが重要です。

企業はチームプレーを重視していることが多く、自分が身につけたスキルを周りにも教えられるような人を求めています。

自分のことだけを考えずに、全体を見ながらマネジメントできる力は社会に出てからも役立つので、その経験があることは大変好印象になります。

2.目標達成に対する考えをアピールできる

部活の結果やエピソードを話すことで、目標達成するために努力ができる人なのかをアピールできます

面接官は、そのエピソードから今後仕事でどのように活躍するかを見出します。

また、話の内容の中にはその学生の根幹が入っている場合が多く、面接官はそこからどんな価値観を持っているのかも見たいと考えています

学生は、勉強と部活が仕事のようなところもありますので、このうちの部活で全力で取り組んだというのは、それだけでも印象が良くなります。

具体的にどのように目標達成したのかというエピソードを交え、相手が想像しやすいように伝える工夫をしましょう。

【部活動のガクチカ】目立った成績がなくてもアピールできる

部活でアピールする多くの人は全国大会出場や地区大会優勝などの華々しいエピソードがないといけないと思ってませんか?

それもアピールの一つですが、必ずしも華々しい結果を求められているわけではありません

企業は基本的に、学生が何をどうして頑張って何が得られたのか、その過程について知りたいと考えているのです。

例えば、部活で問題を乗り越え、頑張ることができた経験をアピールすることで、面接官は仕事で同じような状況となってもそれを乗り越えられると想像します。

また、その経験から得られたスキルを企業でどのように活かすのかという部分まで話すことができると、他の学生と差別化することができます。

というのも、「以上の経験から〇〇というスキルを身につけました。」で終わってしまう学生は本当に多いのです。

以上から、再現性を示すのに、何をどうして頑張り、何を得られたのかという部活を頑張った過程を示すことが有効なのです。

企業は部活での実績を見ていない

企業はガクチカの実績ではなく、過程を見ています。

企業は学生が入社後にも学びを活かして活躍できるのかに注目しています。

そのため、たまたま良い実績を残せたというエピソードでは評価されないのです。

一方、挫折経験を乗り越えて努力したが、優勝を逃してしまったという経験からは精神力の強さや困難に屈せずに努力できる姿勢が評価されるでしょう。

ガクチカでは実績そのものではなく、あなたが何を考えどう行動したのかという過程が評価されるという点を押さえておきましょう。

【部活動のガクチカ】魅力的な部活動のガクチカを作るための3か条

そもそもガクチカを作成する際には、ポイントをしっかりと抑えておく必要があります。

いきなり書きはじめるのではなく、まずは下記ポイントをチェックしてみてください。

1:企業が何を求めるのかを意識する

まず考えなくてはならないのは、会社が何を求めているのかを意識するという事です。

例えば、部活の経験から「伝統を守ることの大切さを学びました」という結論を出したとします。

しかし、ベンチャー系のIT企業などであれば、伝統を守ることよりも革新的な事を求めることが一般的です。

もちろん伝統を重視しつつ革新的な事を考える事は可能ですが、方向性が異なる場合には逆効果となってしまいます

せっかく書いたガクチカによって「頭が硬そう」なんて事を思われてしまっては元も子もありません。

こういった事の無いように、会社が求める人材像をイメージし、それに沿ったガクチカを作成する事が重要です。

2:テーマを盛り込みすぎない

部活をテーマとしてガクチカを作成する場合、ついつい色々なテーマを盛りこみたくなるものです。

例えば、「気力・体力がついた」「チームワークの重要性を感じた」「戦略を立ててから行動する事の大切さを知った」など、部活動からは様々な経験が得られます。

しかし、これらすべてをガクチカに盛り込んではいけません

なぜなら、話が散漫になり、何を伝えたいのかが分からなくなるためです。

テーマを1つに絞り、そのテーマのみでガクチカを作成しましょう

3:エピソードを盛り込みすぎない

テーマを決めたら、それを裏付けるエピソードを書くものですが、ここでも注意が必要です。

先ほどの例にならい「気力・体力」を推す事を考えてみます。

この場合のエピソードとして挙げられるのは「毎日の練習」や「全国大会への出場経験」、あるいは「怪我からの復帰」かもしれません。

どれも自分にとっては大切な話ですから、すべて盛り込みたいという気持ちは分かりますが、エピソードは一つに絞ることをおすすめします。

なぜなら、話エピソードが増えれば増えるほど、文章は書きづらくなるからです。

色々な話題を詰め込み話が散漫になるよりも、一つのテーマと一つのエピソードで理解しやすいガクチカを作る方が圧倒的に有利です。

【部活動のガクチカ】部活を魅力的にアピールするコツ

部活をガクチカとして魅力的にアピールするには、どのようなポイントがあるのでしょうか?

部活での経験をより魅力的にあなたらしく伝えるためのコツについて3点お話します。

1.「なぜ」に焦点を当てて経験を深堀する

まず、大事なのは「なぜ」に焦点を当てることです。

例えば、なぜその部活を選んだのか、なぜ頑張れたのかなど、さまざまな角度から掘り下げることができます。

これをすると、エピソードの説明に自分らしさが足され、聞き手にとっても魅力的な印象を持ちます。

部活に関するエピソードの中で、動機に焦点を当てて深堀りしてみてください。

2.具体的な挫折・努力経験

次に、部活における挫折経験や努力した経験を思い返してみましょう。

挫折経験は企業からの評価が高い話題の一つです。

挫折や困難を経て、どのように気持ちを切り替え、それを解消したのかなど、プロセスに需要があります。

これらをアピールすることで、学生の問題解決力や行動力などを図るのです。

その後の紆余曲折なども合わせて挫折経験を積極的にアピールしましょう。

3.企業に貢献できる意思を示す

部活をガクチカでアピールする際、企業に貢献できる意思を示して締めましょう。

企業は一緒に働く人材を探しています。

そのため、企業に貢献する意思が強い学生は重宝されます。

さらに、自らそれをアピールすることで強い積極性が印象付けられます。

【部活動のガクチカ】大学以前の経験をガクチカにしてもいい?

部活動のガクチカにおいて、大学以前のほうが功績を残せたと感じる場合には、ガクチカで大学以前のエピソードを用いてもいいのでしょうか?

結論から言うと、ガクチカについてはなるべく大学時代のエピソードを用いた方がいいでしょう。

この理由について詳しく説明していきます。

1.一般的にガクチカは大学時代のこと

大半の就活生はガクチカとして大学生時代に頑張ったことをアピールします。

また面接では企業から「大学時代にあなたが頑張ったことを教えてください。」と質問されることもあります。

このようにガクチカとして高校生時代の経験をアピールすることはマイナーです。

そのため高校時代の経験をガクチカにする場合は自己PRなど他の質問で大学時代の経験も交えることがよいでしょう。

また、高校時代の経験が大学時代にもつながっているのであれば大学時代での出来事を主にアピールしましょう。

2.過去の経験になるほどインパクトが必要になる

先ほど述べたようにガクチカで話すエピソードは、大学生時代の経験が多いです。

学生がアピールするガクチカの中でも、ゼミ活動やインターンなど高校時代で経験できないことも多くあります。

そのため大学時代のガクチカに負けないぐらいインパクトがあり、頑張りをアピールできるものが必要です。

「高校時代はサッカーを3年間頑張りました。」と言われてもインパクトがありません。

大会での成績や受賞歴などをアピールすれば最もわかりやすく面接官の印象に残るでしょう。

受賞経歴など結果をアピールしない場合は、部活動内での目標達成など何かやりきったことを具体的にアピールしましょう。

3.自己PRなどでアピールするのがおすすめ

ガクチカは使用できるエピソードが大学生時代のものに限定されますが、自己PRなどではエピソードの制限はありません。

そのため、大学生時代以前のエピソードで自分をアピールする場合には自己PRや長所・短所など他の回答に用いましょう。

ただし、大学生時代よりも前の部活動についてエピソードを用いる場合には、現在も継続していることや、その経験から学んだことなどについて説明した方がいいでしょう。

あくまで大学生になってからのあなたに注目されていることを意識して、自分なりに現在と紐づけたアピールをすることがコツです。

【部活動のガクチカ】最強のガクチカの構成

話したいことの順番をあまり考えずに話してしまうと、自分では理解できても、面接官からするとなんの話をしているのか理解しにくくなってしまいます。

そのため、どのような順番で話すかは大変重要になります。

全体の構成としては、「結論→理由→エピソード(問題→行動→結果)→結論」となります。

ガクチカの構成

1.結論
2.理由
3.エピソード
4.結論

1.結論:私が学生時代に頑張ったことは〇〇の部活動です

まず、自分が何を頑張ったかというアピールポイントを最初に話します

最初に何を頑張ったのかを伝えることで、その後のエピソードがすんなりと相手にも伝わります。

逆に、何を頑張ったのかよくわからないまま学生時代のエピソードを聞いても、何について話すために、このエピソードを話しているのだろうか…と疑問に思われてしまいます。

そのまま話が進んでも、面接官はなんの話だったのかわからないまま終わってしまい、しっかりとアピールできずに終わってしまいます

そのため、まずは学生時代に頑張ったことはなんなのか、結論をズバっと話すようにしましょう。

2.理由:なぜならば、〇〇で〇〇ということがあったからです

学生時代はやるべきことが多くありますが、面接官は、その中からなぜ部活を一番頑張ったと感じるのか、という理由を知りたいと考えています。

そのため、結論の後に、部活で具体的に頑張ったのかを簡潔でも良いので伝えましょう。

エピソードに進む前に理由を話すことで、「部活についての、どんな話なのか」ということを、より的を絞って聞くことができます。

3.エピソード:私は〇〇で〇〇をしていました

先ほど話したように、ガクチカで聞きたいのは自慢話ではなく、どのように頑張ったのか具体的なエピソードです。

面接官は、何の賞を取ったのかよりも、そのためにどのように頑張ったのかがわかるエピソードに注目しています。

エピソードが十分でないと具体性がなく、それは本当にあった話なのか?と思われてしまいます。

エピソードの構成としては、「(問題→行動→結果)」の順に話しましょう。

以下で詳しく説明していきます。

3-1.問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

部活では予想外の問題が発生するということは十分に考え得るでしょう。

問題に直面し、心が折れそうになりながらも、それをどう乗り越えるのか考え、目標を達成しているでしょう。

具体性を持たせるため、まず部活で直面した問題何であったであったのかを伝えるようにします。

特に、その問題が社会に出たときにも生じうる場合、企業で働いたときにどのように解決していくのか、と面接官の注目を集めることが出来ます。

自分の頑張りを上手にアピールするためにも、まずは問題について話しましょう。

3-2.行動:私は〇〇と考え、〇〇を行いました

問題の話をした後は、その問題を解決するため、どのような行動をとったのかについて話しましょう

エピソードの構成の中でも、学生の価値観を垣間見れるため、特に重要となります

同じ問題に直面しても、学生により感じ方は異なり、皆同じ行動ができるわけではありません。

問題に対し、どのような行動をしたかというアピールが、好印象に繋がります

3-3.結果:その結果、〇〇となり、〇〇に大きく貢献しました

問題が起こり、それに対してどう行動をした結果どうなったのか、というのは面接官が知りたいところです。

結果は、カッコイイ結末に終わる必要はなく、優勝を目指して行動をしても入賞できなかったという場合でも気にすることはありません。

優勝という華々しい結果ではなく、皆の心がバラバラだったのが1つになり後輩の面倒もよく見るような雰囲気の良いチームになったなども十分なアピールになると言えます、

華々しい結果ではない場合は、自分や周囲に対する変化について伝えられると良いでしょう。

4.結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

そのエピソードを通じ、企業でどのように働いていくのかをアピールする上で最後の結論も重要となります。

エピソードは立派でも、そこで終わってしまうと、「それを自社でどのように活かしてくれるの?」と面接官は思ってしまいます。

ガクチカを話すときにはエピソードを話して終わりではなく、それを活かして今後どのように貢献できるかまで話して完璧な回答となります。

【部活動のガクチカ】部活がテーマのガクチカの例文6選

続いては具体的な例文をもとに部活をモチーフとしたガクチカをご紹介していきたいと思います。

前章でご紹介したポイントと見比べながらチェックしてみてください。

例文1:主将の経験

例文

私が大学時代に最も力を入れた事は野球部での主将経験です。(1.結論)

主将なんていうガラではないと思っていたのですが、チーム内からの要望もあり、思い切って引き受ける事にしました。
今となってはかけがえのない素敵な経験ができたと思っています。(2.理由)

私がおります野球部は正直それほどの戦績をあげておりません。創部以来ずっとです。(3.エピソード:問題)

そこで主将就任に伴い、少しでも良い成績を残す事を目標と定めました。
当初は選手層の厚みを増そうと、徹底的にフィジカルトレーニングを重ねたのですが、思ったような結果には繋がりません。
色々と模索を続けた中で見えてきたのが「チームで目標を立て、その精神を共有する」という事の大切さです。
部員はそれぞれ「勝ちたい」という意識は持っていますが、そのレベルは様々で、勝てればラッキーという部員もいれば、全国大会を夢見ている部員もいます。
しかし、これでは同じゴールは目指せません。
そこで、チーム内でミーティングを重ねた結果、創部以来の最高成績である地方予選の3回戦出場というのが落としどころとなりました。
一般的には高い目標とは言えないのかもしれませんが、我々にとってはハードな目標です。(3.エピソード:行動)

目標がはっきりした事により、これまで以上に練習に熱が入るようになり、個々のレベルも上がりましたし、何よりも守備の連係が良くなった事をはっきりと肌で感じました。(③エピソード:結果)

私はこの経験から、目標を共有することの大切さを学びました。
企業ではチームプレーが重要となる場面も多いですが、私はこの経験を生かし、他の社員とのコミュニケーションや情報共有を積極的に行い、貴社ではチーム力を高めることに貢献したいと考えております。(4.結論)

例文2:怪我から復帰した経験

例文

大学時代に最も力を入れた事はラグビー部での活動です。(1.結論)

私のポジションはフォワードで、いわゆるスクラムを組む事もしばしばです。
タフなポジションゆえに怪我をする事もありました。(2.理由)

ちょっとした怪我は日常茶飯事なのですが、大学2年の秋にかなり大きな怪我をしてしまいました。
二度とラグビーはプレイできない可能性もあったほどの怪我です。(3.エピソード:問題)

引退する事も考えたのですが、病院のベッドでもう一度スクラムを組みたいという思いがムクムクと浮かんできました。
そうなれば、やることは一つ。
とにかくリハビリに励む事です。
ラグビーの練習よりもキツいと思う瞬間もありました。(3.エピソード:行動)

けれど、それを続けた結果、今では以前と変わりなくラグビーを楽しんでおります。(3.エピソード:結果)

私はこの一度壁にあたっても諦めずに今できることを地道に行っていくをいう経験を貴社でも生かしたいと考えています。(4.結論)

例文3:マネージャー経験のガクチカ

例文

私は女子バレー部のマネージャーをしていました。(1.結論)

友人に頼まれて流されるように始めた事なのですが、得難い経験として心に残っています。(2.理由)

マネージャーを始めるまでは「サポートする仕事なんて楽しいのかな」と思ったものです。(3.エピソード:問題)

けれど、チーム選手から直接的に感謝されているうちに、サポートする楽しさに気付かされました。(3.エピソード:行動)
また私が試合に出る訳ではありませんが、それでも勝利はうれしいものです。

リーグ優勝を果たした時には、選手と一緒に心から喜びを分かち合いました。(3.エピソード:結果)

このサポートする楽しさを経験したからこそ、コンサルティングという仕事を目指しています。
クライアントの利益につながるよう最大限のサポートができればと考えています。(4.結論)

例文4:サッカー部

例文

サッカー部の副キャプテンとして、チーム力を高めることに力を入れ取り組みました。(1.結論)

私はサッカーを通して、チームで協力して目標を達成する重要性を学びたいと考え、チームの中心メンバーとしてチーム力向上に尽力しました。(2.理由)

当時、メンバーそれぞれの技術力は高いにもかかわらず、チーム力不足が原因でいつも準決勝で敗北していました。(3.エピソード:問題)

私はコミュニケーションの活性化が重要だと考え、次の3つを実行しました。(3.エピソード:行動)

1つ目はミーティングの定期開催による目標設定や課題の共有、2つ目は試合後の反省会と改善点の共有、3つ目は合宿などのイベントを企画し交流を深めることです。
これらを継続したところ、チームのコミュニケーション活性化に繋がり、メンバー同士の信頼関係が深まりました。
その結果、大会で優勝することができ、また、私はMVPを受賞することもできました。(3.エピソード:結果)

この経験から、チームで協力して目標を達成することの大切さを学び、コミュニケーションの重要性や、リーダーシップを発揮することの難しさを実感しました。
これらの経験は、社会人になってからも必ず役立つと考えております。(4.結論)

例文5:陸上部

例文

大学の陸上部で、チームである強みを活かした課題克服により大会で優勝することができた経験です。(1.結論)

私は大会で勝つために、自分たちだからこそできる施策を考えて取り組みました。(2.理由)

当初私は、自分の課題を自ら深堀して克服メニューを考えたり、仲間の課題を客観的にみて個人的にアドバイスをしたりしていました。(3.エピソード:問題)

その中で、同じチームの仲間として多くの部員と切磋琢磨している環境をより活かせないかと考え、それぞれが自分の練習だけに打ち込むのではなく、課題が似ている者同士、全く課題が異なる者同士でペアやグループを組み、意見を言い合う特訓を提案し実行しました。(3.エピソード:行動)

その結果、部員同士のコミュニケーションが増え、自分だけでは分からなかった課題が見つかり、それぞれの課題克服により特化した練習をすることができました。(3.エピソード:結果)

チームであることの強みを活かし個人の成長に繋げることができ、この経験を通して、他者を見て自分に当てはめることで、視野を広く、俯瞰的にものごとを捉える意識を養いました。(4.結論)

例文6:水泳部

例文

水泳部に所属し、一人ひとりが目標に向かって努力する姿勢をチームに浸透させることに尽力しました。(1.結論)

私は幼少期から続けてきた水泳を通して、目標に向かって努力することの大切さを学びました。(2.理由)

その経験から、大学のチーム目標である関東大会出場の達成に向け、一人ひとりが目標を持ち、努力する姿勢を浸透させることを決意しました。
当時の部員は、目標達成意欲はあるものの、具体的な目標設定や計画の立て方ができておらず、練習に取り組む姿勢も部員によって差があり、チームの団結力も欠けていました。(3.エピソード:問題)

私はまず部員一人ひとりとの面談で、適切な目標設定や計画の立て方を指導しました。(3.エピソード:行動)

また、練習メニューを改善し、部員全員が各々の目標に向かって取り組める環境を整えました。
さらに、合宿や自主練習を増やし、部員同士の交流を深めるとともに、チームの団結力を高める取り組みを行いました。
これらの取り組みの結果、部員全員が目標を達成し、チームとしての団結力も高まったことで関東大会出場を果たせました。(3.エピソード:結果)

この経験から、一人ひとりが目標に向かって努力する姿勢を浸透させることは、チームの目標達成に不可欠であると考えるようになりました。(4.結論)

また、目標設定や計画の立て方、チームの団結力といった要素が、目標達成に大きく影響するということを実感しました。

例文7:バドミントン部

例文

私が学生時代、力を入れたことはバドミントン部での活動です。(1.結論)

私はこの経験を通じて、壁を乗り越える大切さを学びました。(2.理由)

部活では、練習の成果が試合に表れにくいという課題がありました。(3.エピソード:問題)

緊張することで普段のプレイができないと考えた私は、以下の2つを意識して練習に取り組みました。(3.エピソード:行動)

1つ目は、場数を踏むことで緊張に慣れることです。 私は、市内で開かれる大会や部活の練習試合には積極的に参加して試合に慣れていきました。
2つ目は、自分の技量を上げるために自主練を繰り返したことです。 部活の練習とは別に素振りやフットワーク、友人に付き合ってもらい技の練習などを行いました。
結果、最後の大会でよい成績を残すことはできませんでしたがこの経験を通して、粘り強さ、継続する力を培うことができました。(3.エピソード:結果)

この経験を活かし、入社後も様々な業務を積極的にあきらめず、続けていきたいと思いました。(4.結論)

【ガクチカで部活をアピール】ガクチカのNG例5選

ガクチカを書く際に、気をつけておくべきポイントについて解説していきます。

大切なポイントですので、ガクチカを作成する前にしっかりとチェックしておきましょう。

また、ガクチカ作成後にも以下の視点で見直しする事をおすすめします。

1.話が専門的・マニアックすぎて伝わらない

部活の話をする場合、ついつい専門用語やマニアックな話を入れてしまいがちです。

仲間内であれば問題ないのですが、ガクチカに用いてしまうと大問題です。

なぜならば「説明が下手」と思われるからです

社会人にとって、相手に何かを説明する際、わかりやすい表現を使うという事は基本中の基本です。

上司への説明、クライアントへの説明、協力会社への説明などなど、説明抜きに社会人生活は成り立ちません。

ここで説明が下手という印象を持たれてしまえば、場合によっては予選落ちや、一次面接にもたどり着けないかもしれません。

ガクチカ作成の際には「誰が読んでもそれなりに理解できる内容なのか」もう一度しっかりと見直しておきましょう

2.まとまりが無く何を伝えたいのか不明瞭

ガクチカをいきなり書き始めてしまった人にありがちなのが「まとまりが無く、何を伝えたいのか不明瞭」というものです。

最初の方では「部活で気力が鍛えられた」といった内容だったにも関わらず、後半では「チームワークが重要です」などと主張してしまうパターンです。

これでは話に一貫性がなく、いったい何を言いたいのかわからないですよね。

この場合にもやはり「説明が下手」という印象につながります

説明が下手と思われる事は就職活動では致命的です。

3.具体例が無く信ぴょう性に欠ける

ガクチカを作成する際に具体例は欠かせません

例えば「部活を頑張り体力がつきました」とだけ言われたらどう思うでしょう?

どれくらいの体力自慢なのかも分かりませんし、そもそも本当に部活を頑張ったのかすら疑問です。

部活を頑張ったのであれば、どんな練習を続け、どんな結果が出たのかなど、具体的な話題についてもしっかりと記載しておきましょう

4.実績や結果だけをアピールしている

確かに、大会での輝かしい成績をアピールするのは面接官の印象に残りやすいです。

しかし全国大会1位や最優秀選手に選ばれたなど実績や結果だけをアピールしても企業の評価は高まりません。

先ほど述べたように企業はあなたがどのような行動を起こし、どのような結果を得られ、何を学んだかを知りたがっています。

企業が見ているポイントを理解し、評価基準に沿ったガクチカを書くようにしましょう。

実績や結果を得るために取り組んだことや部活動で学んだことを主にアピールするガクチカにしましょう。

5.入社後にどう活かすかわからない

ガクチカを聞く際に、面接官はあなたがどのように自社で働けるのかを想定しながら聞いています。

そのため部活の内容をアピールし続けても意味がありません。

部活での受賞歴やエピソードだけをアピールしても過去のあなたのことを話しているだけであり、未来のあなたを想像できません。

入社後、部活を通して得た能力をどのように活かすかをアピールすることが重要です。

あなたが将来どのように働いているかを面接官に想像させることで、いかに企業にあっているかをアピールしましょう。

【ガクチカで部活をアピール】完成したガクチカの質をさらに高める方法とは

ガクチカは完成したら終わりではありません。

ESや履歴書に書くガクチカであれば必ず添削をしてもらってください

また、面接で話す内容にしても必ず誰かに模擬面接をしてもらいましょう

第三者のアドバイスを入れることでより完成度の高いガクチカになります。

自分で完成させただけではどうしても客観性に欠けてしまいます

ここでは誰かに添削を頼もうと思った時にオススメする相手を紹介します。

1.友達や先輩に添削してもらう

一緒に就活をしている友達に添削してもらったり、すでに社会人として働いている先輩に添削してもらったという方はいるでしょう。

知っている仲だからこそお願いしやすいため初めての添削にはオススメですが、一つだけ注意点があります。

それは、一番大切な「客観性に欠ける」というものです。

友達や先輩は多くの場合あなたの経験をすでに知っているでしょう。

しかし、そのガクチカを実際に評価する企業はあなたのことを何も知りません

初めてそのエピソードを聞いた時の第一印象が友達や先輩からはアドバイスしてもらえないのです。

しかし、構成や話の順序などはチェックしてもらうことができるため気軽に頼んでみるメリットはあるでしょう。

2.就活のプロに添削してもらう

就活のプロと聞くと怪しいですが、大学にはキャリアセンターと呼ばれる学生の就職活動を支援する場所があります

そのキャリアセンターに頼めば企業の人事とやりとりをしているような先生が自分のES添削や面接対策をしてくれます。

他にも就活エージェントと呼ばれる企業の採用コンサルタントも存在します。

就活市場でも、企業の採用活動を構築したりしているような採用コンサルタントが多く在籍しており、あなたの好きなタイミングでES添削や面接対策、さらにはあなたに合っている企業の紹介などを行っています。

就職活動を効率的に進めたい方はこれらを活用することをおすすめします。

【ガクチカで部活をアピール】まとめ:部活をモチーフに受かるガクチカを作成しよう!

部活をモチーフにしたガクチカの書き方について解説してきましたが、気になる情報は見つかりましたか?大学での部活経験は「気力・体力」「チームワーク」「協調性」「チャレンジ精神」など様々な事をアピールできる格好のテーマです。

今回ご紹介した作成のポイントを抑えておけば面接官の心に残るガクチカが作成できるはずです。

そしてそれは内定をグッと引き寄せてくれます。

是非、あなたの魅力が十分に伝わるガクチカを作成してください!

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