近年では様々なベンチャー企業が設立されており、大手の大企業ではなくベンチャー企業に就職したいと考えている学生も増えています。
そのなかでも、特にメガベンチャーと呼ばれる企業が人気です。
革新的なアイデアで成長を遂げたメガベンチャーは就職先としてよいのかとても気になるところですよね。
口コミサイトなんかをみても
- メガベンチャーがいい
- 大手がいい
と意見が真っ二つになっていてどちらを信用したらよいのか迷いますよね。
そこで今回は、代表的なメガベンチャーの企業例とメガベンチャーに就職するメリット、デメリットについてご紹介します。
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【メガベンチャー一覧】メガベンチャーって何?
メガベンチャーとは、ベンチャー企業から大手へと成長した企業のことを指します。
インターネットの普及にともないスマホ、SNS、ソーシャルゲームといったものが急速に発達しました。
メガベンチャーの多くは、IT関係の会社でこういったものを主に取り扱っています。
有名な会社が多かったり、わたしたちの身近なところで活躍しているものを取り扱ったりしているため、近年では大手企業よりもメガベンチャーを選ぶ就活生も増えています。
- メガベンチャーは、ベンチャー企業から大手へと成長した企業である
- メガベンチャーはIT企業が多い
- 大手企業よりもメガベンチャーを志望する就活生が増えている
【メガベンチャーとは】メガベンチャーと大手企業の違い
メガベンチャーは注目されている企業の1類型ですが、就職先としてはどうなのでしょうか。
メガベンチャーの中には一部上場を果たしている企業も多く、大手企業との差がわかりにくくなっています。
では、メガベンチャーと大手企業の違いはどこにあるのでしょうか。
メガベンチャーは法律上の定義では大手企業であることが多いですが、大手企業の中でベンチャーマインドのある企業を指すのが一般的です。
メガベンチャーと大手企業の違いについて特徴を見ていきましょう。
法律上の定義では大手企業であることが多い
メガベンチャーと大手企業の違いですが、法律上の定義ではメガベンチャーの多くが大手企業に分類されます。
中小企業資本法においては、従業員数や資本金の額などによって中小企業の定義が定められており、それを超える規模の企業は大企業に該当するのです。
業界によっても規模の定義が異なりますが、メガベンチャーに多いIT企業の場合、資本金が3億円を超えるか、従業員が300人を超えていると中小企業にはあたらず、大企業になります。
一方、ベンチャー企業の明確な定義はありません。
メガベンチャーと大手企業の違いは法律上は定められておらず、大企業の中にメガベンチャーがあるイメージです。
メガベンチャーはベンチャーマインドのある大手企業
メガベンチャーと大手企業の違いは明確には定められておらず、資本金額や従業員の数など、規模の面で大手企業に内包されていることがわかりました。
そのため、メガベンチャーとはベンチャーマインドのある大手企業と位置付けることができます。
ベンチャーマインドとは開拓者精神や時代のニーズを先取りしながら新しいビジネスに積極的にチャレンジしていく精神です。
メガベンチャーの定義はないものの、大企業のように多くの資金と環境が用意されていながら、伝統的な技術を受け継ぎ、守っていく古くからある大手企業と比べて、ベンチャーマインドを持って新規事業などの投資を続けている企業がメガベンチャーと言えます。
【メガベンチャー一覧】メガベンチャーの魅力
メガベンチャーはニュースなどでも企業名がよく登場し、注目度の高い企業にカテゴライズされます。
もっとも、就職先としてはどうなのでしょうか。
就職先として志望するにあたっては、メガベンチャーの魅力はどんな点かが気になります。
魅力がなければ、就活するメリットや入社後のモチベーションも保てません。
メガベンチャーの魅力は裁量権や成長につながりやすいこと、企業の成長期を経験できること、福利厚生が整っていることが挙げられます。
裁量権や成長につながりやすい
メガベンチャーの魅力の1つ目は、裁量権や成長につながりやすいことです。
大手企業のような資金とともに多くのことに挑戦していく社風である一方で、伝統と歴史のある大手企業に比べると、年功序列の組織体系や経験を積まないとチャレンジさせてもらえないといった社風はありません。
大手企業に比べると、若いうちから実力に応じて裁量権を与えられることが多いのが魅力です。
また、社内でも小さな会社から大きくしたような経験を持っている先輩社員が多くいるので、ベンチャーマインドやその成功体験を学べるチャンスが多いのも特徴です。
先輩社員の姿やその経験談を活かして成長できる環境が整っています。
企業の成長期を経験できる
メガベンチャーの魅力の2つ目は、企業の成長期を経験できることです。
小さなベンチャー企業や伝統ある大手企業ではなかなか経験することのできない、企業が成長していくまさにそのフェーズを経験することができるのが魅力です。
設立されたばかりのベンチャー企業や中小規模のベンチャー企業の極限られた一部の企業がメガベンチャーへと成長していくため、単なるベンチャー企業に就職しても、大きな成長プロセスを経験できるチャンスはめったにありません。
メガベンチャーであれば、まさに入社した時からその経験をしていくことができます。
この経験はメガベンチャーでしか経験できないものです。
その後、自分で起業を目指したい方や起ち上げたばかりの企業などで活躍したい時にも役立つ経験です。
福利厚生が整っている
メガベンチャーの魅力の3つ目は、福利厚生が整っていることです。
一般的にベンチャー企業は資金も少なく、少人数で新たなことにチャレンジしていく企業が多いため、福利厚生まで手が回らないケースがほとんどです。
これに対してメガベンチャーは、ベンチャー企業のように多くの新規事業とともにさまざまなことに挑戦している一方で、大手企業のような福利厚生が充実しているのも魅力と言えます。
また、メガベンチャーは比較的新しい会社であることが多いことから、良い意味で今風の働き方や福利厚生が用意されていることが多いです。
福利厚生といっても、大手企業のような従来タイプの福利厚生ではなく、誕生日に休める、旅行がプレゼントされる、24時間使えるスポーツジムやマッサージチェア、社員食堂が用意されている、お昼寝タイムがあるなど、ユニークな福利厚生となっています。
【メガベンチャー一覧】メガベンチャーに就職するためのポイント
メガベンチャーは、若いうちからある程度の仕事に裁量権が与えられるため、
- 仕事に対して情熱的で向上心がある
- 目的意識を持つ人材
がメガベンチャーでは求められます。
そのためメガベンチャーを志望している人は、積極的にインターンなどには参加して他の就活生よりもやる気を見せ、人事に顔と名前を覚えてもらいましょう。
インターンで好印象を残すことができれば「現場での仕事ぶりは大丈夫だ」と判断され、一次面接はとても有利になります。
また、長期インターンに参加し、実績を上げることができればそのまま採用が決まるケースもあるみたいです。
【メガベンチャー一覧】成長を遂げたメガベンチャー企業の特徴とは?
今でこそ大手老舗企業と並ぶほどの規模に成長し、老若男女問わず、幅広い世代に認知されているメガベンチャーですが、創設当初はわずか数人のスタッフで、アパートやマンションの1室からスタートしたケースも少なくありません。
ベンチャーとして産声をあげてもすべての企業がうまくいくわけではなく、すぐに倒産する企業やいつまでも小規模な企業であり続けるベンチャーもあります。
メガベンチャーはなぜ成長を遂げることができたのか、そこには共通の特徴があります。
メガベンチャーを志望して企業研究をしていくうえでも、メガベンチャーが気になるけれど迷っていて業界研究を深めるためにも、次に来るメガベンチャーに狙いをつけるうえでも、特徴を理解していきましょう。
市場が伸びている
メガベンチャーと呼ばれる企業はインターネットサービスやオンライン通販、オンラインゲームなどネット関連やIT企業がほとんどです。
今でこそ世界的に市場が広がり、これからもますます市場拡大が予想される市場が伸びている業界です。
ですが、メガベンチャーが創設された当時は、まったく見向きもされないような小規模な市場であり、今のように日本中の人が知っている、世界の人が使いこなすようなサービスの市場ではありませんでした。
つまり、メガベンチャーは目の付け所が違うのです。
当時はほかには競合もなく、市場のニーズがまだないか市場が形成されていないニッチ市場であり、まったく新しいビジネスとしてのチャレンジでした。
ですが、将来的には伸びるという確信を持ってスタートしているのです。
経営者、経営メンバーが優秀である
メガベンチャーの経営者はカリスマ的な地位を築いている人がほとんどです。
企業名や提供する商品やサービス名だけでなく、経営者の名前も知らない人はいないくらい知名度が高まり、その発言や行動にも大きな注目が集まるまでの人物となっています。
創業社長こそが、将来伸びるニッチ市場を探し出し、新しいビジネスモデルを創り出した人物にほかなりません。
もっとも、創業時には相手にもされず、周囲に受け入れられないなど苦労をしてきた人物でもあります。
成功するわけがないと失笑すら集める中で、経営者とビジョンを共有し、支えてきたのが創業当時からのスタッフであり、経営者の右腕となってきた経営メンバーなのです。
ミッション・ビジョン・バリューが社員に浸透している
メガベンチャーは創業当初から多くの社員がいたわけではありません。
創業社長のビジョンに共感したわずか3人、5人といった人数からスタートし、ビジネスの成長とともに少しずつ人材を増やしていきました。
もっとも、その過程では、今のようなメガベンチャーとしての知名度や信頼はありません。
知名度も低く、企業としての信頼度も低いうえ、将来性も未知数です。
そんなベンチャー企業で仕事をしたいとやってくる人たちは、やはり、経営者や企業が掲げるミッションやビジョン、バリューに共感し、将来性を感じて集まってきた方ばかりです。
その傾向はずっと続いており、志望する時点でミッションやビジョン、バリューに共感しているからこそ、社員に同じ想いが浸透しているのが特徴です。
強い競合がいない
創業時点で、まだ市場が形成されておらず、ライバルがいないニッチ市場からのスタートで、これまでにはなかった新しいビジネスモデルを形成していったので、いわば独走状態です。
市場が切り開かれ、市場ニーズがどんどん増えていく段階で、新たに参入してくる企業はいるもののビジネスモデルを真似たり、追従するだけで、脅威にはなりません。
自ら切り開いた市場で自ら新しいビジネスモデルを築き上げてきたので、後から似たようなサービスを提供する企業が現れたとしても、追従を許しません。
メガベンチャーでも提供していない、これまでにない画期的なサービスでも生み出さない限りは、強い競合にはなりえず、メガベンチャーは独り勝ちなのです。
社員がやりがいを持って働いてる
大手企業や一流企業と呼ばれる企業を志望する人の中には、社会的な信用度や安定度、収入や待遇面の良さなどで選んでいる方も少なからずいます。
大手企業ならどこでも良いといったスタンスの方も少なくありません。
一方、メガベンチャーを志望する人は社会的な信頼や待遇などより、とにかくミッションやビジョン、バリューに共感し、その企業でぜひとも仕事をしたい人が集まります。
その企業でなくてはならない人が多いため、入社後もやりがいを持って働ける人が多いのです。
いかに大手企業でも、企業研究などが不十分であった場合や表面的な理由で入社すると、こんなはずじゃなかったと早期離職する人も少なくありません。
ですが、メガベンチャーの場合、志望する段階で企業への理解が深いので、ミスマッチが少ないのが特徴です。
「組織力」がある
ミッションやビジョン、バリューに共感した人たちが集まり、全社員に浸透しているため、おのずと同じ方向に向くので、組織力も高くなります。
メガベンチャーというと、個々の社員の個性を重んじ、自由裁量が与えられて、それぞれが自由に仕事をしているイメージを持たれがちですが、実は極めて組織力が高いのです。
確かに年齢や経験を問わず、仕事を任せられ、自分の考えで仕事を遂行できる環境などは整っており、年功序列ではなく、比較的フラットに意見を出し合える環境があります。
一方で、経営者との関係ではトップダウンが基本で、経営者の鶴の一声ですべてが動くような組織力が形成されています。
案外堅実で地味なビジネス体制である
メガベンチャーというと、これまでの組織体制やビジネス体制とは一線を画し、画期的で、これまでの古い慣習に囚われることや日本企業ならではの体質はないように思えます。
ですが、実はトップダウンなど、必ずしも今時とは限りません。
一人ひとりに裁量があって自由に仕事ができるなどと言われますが、実際には経営者のOKが出ないと先には進まず、いかに提案を受け入れてもらえるか、何度も何度もアイディアを出し、企画をとことん練り直してプレゼンを続けている地味なプロセスを踏んでいるのが実情です。
自ら企画してなんでもチャレンジできるのではなく、何度もダメ出しをされて、最終的にGOサインが出された成功が期待できる企画だけが採用されるので、案外堅実なのです。
【メガベンチャー一覧】代表的なメガベンチャー
ここからは、メガベンチャーの中でも代表的な企業をご紹介します。
- サイバーエージェント
- DeNA
- グリー
- 楽天
- ヤフー
- ぐるなび
- リクルート
- LINE
サイバーエージェント
1998年に設立されて、わずか2年で上場した会社です。
4,900名ほどの従業員をかかえており、3,700億円もの売上高をほこっています。
サイバーエージェントときいて、あまりピンとこない方も多いかもしれません。
この会社はAmebaなどのブログサイトを運営し、国内のインターネット広告ではトップシェアをほこります。
最近では、テレビ朝日と共同出資をしてインターネットテレビであるAbema TVを運営しています。
DeNA
1999年に設立され、2005年に上場しています。
2,300名ほどの従業員がいて、売上高は1,400億円です。
SNS事業や電子商取引サービスなどを手がけている会社で最近ではアプリ、スマホ向けゲームの開発と配信もおこなっています。
また、2011年には東京放送ホールディングスから球団株式の譲渡を受け、プロ野球チームの横浜DeNAベイスターズが誕生しました。
グリー
2004年に設立し、わずか4年で上場しました。
従業員は1,500名ほどいて、売上高は780億円です。
ソーシャルゲームプラットフォームのGREEを運営している会社です。
GREEはTwitterやInstagram、Facebookなどと並んぶSNSの先駆けとなったサイトです。
現在では、スマホアプリやソーシャルゲーム事業をメインに活動をしています。
楽天
1997年に設立され、わずか3年で上場しました。
従業員は1万5,000名ほどいて売上高は9,500億円あります。
初期はインターネットのサービスを展開する企業であったが、会社が成長するにつれてオンラインのクレジットや金融業、通信販売サイトなど幅広い事業をおこなうようになりました。
個人の裁量次第で、20代でも大きな仕事を任されるため、
- 成長をしたい
- 向上心のある人間
にはうってつけの職場環境が整っています。
ただし、社内公用語が英語のため、英語が話せることが入社する大前提になります。
ヤフー
1996年に設立されわずか1年で上場しました。
1万3,000名ほどの従業員をかかえ、売上高は9,000億円にもなります。
日本では、Googleのつぎに利用されているポータルサイトのYahoo Japanを運営している会社です。
実は、10月1日付けで持ち株会社体制に移行し会社名を「Zホールディングス」に変更しています。
企業内保育所などを完備しているため、近年女性から人気の企業になります。
ぐるなび
1983年に設立され、2005年に上場しました。
1,800名ほどの従業員をかかえ、350億円以上の売上高をほこります。
飲食店情報をまとめたサイトである「ぐるなび」を運営している会社です。
2017年の3月に最高益を叩き出しているが、スマホ時代のネット予約やポイントに対してのニーズが追いつかず、近年売上は下降傾向にあります。
しかし、研修体制がしっかりしており、仕事をする上でスキルアップをしやすい環境になっています。
また、育休・産休もとりやすく女性からも人気の職場です。
リクルート
1963年に設立され、2014年に上場しました。
売上高が2兆円、従業員数は4万人を超えておりまさにメガベンチャーの代表ともいえる存在です。
求人広告や人材派遣を主におこなっている会社です。
また、多くの学生が利用しているリクナビを運営しているため、就活生からの認知度はかなり高い会社です。
また、リクナビ以外にも
- 旅行サイト「じゃらん」
- 不動産サイト「SUUMO」
- 結婚式サイト「ゼクシィ」
など誰もが知っているサービスをいくつも展開しています。
さらに、「リクルート出身」のベンチャー企業の社長が多く、将来独立を考えているとリクルートを志望する傾向があります。
また、メガベンチャーのなかでも平均年収が最も高いという点も魅力的です。
LINE
2000年に設立され、2016年に上場しました。
売上高が2,000億円で従業員が6,000人ほどいます。
スマホを使っている人であればほとんどが入れているであろう、通話アプリのLINEを開発した会社です。
LINEというとスマホが普及してからよく聞くため、最近設立された会社と思われる方も多いですが、LINEは2000年と約20年前に設立された会社です。
【メガベンチャー一覧】年収、売り上げ、成長率ランキング
メガベンチャーと言っても、かつてはわずか数人のメンバー、アパート1室で事業を始めた企業も多いです。
メガベンチャーと呼ばれるまでに成長するまで、どのような成長を遂げてきたのかを調べたり、現在の状況から将来も成長が期待できるのかを検討したりすることが大切です。
そこで、年収、売り上げ、成長率ランキングについてチェックしておきましょう。
平均年収ランキング
年収ランキングを見るうえでは、単に平均年収だけで比べるのではなく、平均年齢や勤続何年ほどで高い年収が得られるのかも確認しましょう。
新卒の場合の初年度年収は平均年収に比べて、期待より少ないこともあるからです。
メガベンチャーでは新卒だけでなく、中途採用や経験者採用も多いため、経験や実績に応じた年収が高くなる傾向も見られます。
どのくらい頑張れば、高い年収が得られるのかも含めて比較してみてください。
平均年収: 570万円 平均年齢35.4歳
初年度年収: 307万円
勤続5年年収: 440万円
勤続10年年収: 500万円
平均年収: 703万円 平均年齢31.9歳
初年度年収: 440万円
勤続5年年収: 616万円
勤続10年年収: 700万円
平均年収: 708万円 平均年齢34.4歳
初年度年収: 450 万円
勤続5年年収: 499万円
勤続10年年収: 530万円
平均年収: 716万円 平均年齢34.4歳
初年度年収: 380万円
勤続5年年収: 470万円
勤続10年年収: 650万円
平均年収: 777万円 平均年齢33.8歳
初年度年収: 380万円
勤続5年年収: 568万円
勤続10年年収: 630万円
営業利益ランキング
続いては営業利益のランキングです。
営業利益とは本業で稼いだ利益を示し、売上高から売上原価を差し引き、さらに販売費および一般管理費(販管費)を控除した利益を指しています。
(連)21,787百万円
(連)25,070百万円
(連)26,577百万円
(連)30,825百万円
(連)170,425百万円
成長率ランキング
極少人数でスタートしたベンチャー企業が、メガベンチャーに成長するまでの従業員の増加数を成長率でランキングした結果をご紹介します。
上場時と2017年時点での従業員数について調べた、成長率ランキングです。
46.3% 上場からの年数8年
43.3% 上場からの年数3年
50.9% 上場からの年数5年
51.2% 上場からの年数12年
66.8% 上場からの年数4年
成長率の高いメガベンチャーでは、1年あたり5割近い成長を遂げています。
なお、単純な従業員の増加増加割合でランキングすると、上位トップ3は以下の企業がランクインしました。
103.6倍 上場からの年数17年
142.2倍 上場からの年数12年
201.9倍 上場からの年数17年
【メガベンチャー一覧】メガベンチャーに就職するメリット・デメリット
ここからは、メガベンチャーに就職するメリットとデメリットを紹介していきます。
メガベンチャーに就職するメリット
新しい会社が多いため、平均年齢が低い傾向にあり、若いうちから大きい仕事をすることが可能です。
大手企業よりも裁量権のある仕事ができるため、仕事に対して前向きな人も多く周りに感化されて自然と仕事に対してのモチベーションが高くなります。
また、実力主義の風潮が強いため、努力次第では若いうちから高収入を得ることも可能です。
先輩社員も実力でのし上がってきた人が多いため、本当に心の底から尊敬できるような先輩社員が直属の上司になることもあります。
メガベンチャーとはいえ、企業の規模感が大きいため中小企業やベンチャー企業と比べると福利厚生や待遇もしっかりしていてベンチャーの良いところと大手企業の良いところをいいとこどりしています。
- 若いうちから大きな仕事が可能
- 仕事のモチベーションが自然に上がる
- 若いうちから高収入を得られる
- 尊敬できる先輩が上司になる可能性が高い
- 福利厚生や待遇が完備されている
メガベンチャーに就職するデメリット
やはり大企業と比べるとメガベンチャーの給料は低く、福利厚生も整っていないことがあります。
メガベンチャーに限らず、ベンチャー企業は独特な社風や風土が存在するため、自分に合わない場合は仕事がやりづらくなってしまいます。
仕事がやりづらくなればその分、成長も遅れます。
成長が遅れれば実力主義の世界なため給料も低いままです。
こういった負のスパイラルに入るとなかなか抜けるのが難しいため、悩みのタネになってしまいます。
- 大手企業と比べると、給料が低く、福利厚生が完備されていない
- 社風に合わないと離職に繋がる
- 成果を上げないと給料が低い
【メガベンチャー一覧】メガベンチャーに向いている人の4つの特徴
メガベンチャーには、古くからの歴史を持つ老舗の大手企業とは異なる特徴があります。
どんな人がメガベンチャーに向いているのか、4つの特徴をご紹介します。
若くから成長したい人
メガベンチャーでは能力やアイディア、やる気やチャレンジ精神があれば、年齢や経験を問わず、チャレンジさせてくれたり、リーダー的なポジションを与えられたりするのが一般的です。
そのため、早くから活躍し、早いペースで成長したい方に向いています。
自分で考え行動ができる人
古い大手企業では長年にわたって培われてきた仕事のノウハウや伝統的な慣習などがあり、それに従うのが基本です。
組織を乱さない、先輩や上司に倣うといった方針のところも多いです。
これに対してメガベンチャーは、新しいことを積極的に行っていく会社であり、指示を受けなくても自ら考えて行動できる人を求めています。
逆に指示がないと動けない人や、マニュアルがないと仕事ができないタイプは通用しません。
将来起業を目指している人
メガベンチャーには創業者の経営ノウハウを学びたい、新しい事業の始め方を学びたいと入ってくる人が多いです。
中途採用のケースで見れば、将来は起業家になりたい、そのために修業をしたいとはっきり述べても採用されるケースさえあり、メガベンチャーによっては独立起業を目指す人歓迎といったところもあるほどです。
一般的な企業で就活をする場合、長く働くことを前提に入社意欲を示しますが、メガベンチャーでは起業家志望の人にも門戸を開いてくれています。
これは創業者自身が、その経験をしてきたパイオニアであり、同じ夢を描く人を応援したいと考えているからです。
幅広いスキルを身につけたい人
メガベンチャーでは次から次へと新たな事業やサービスを起こしたり、縦社会ではなく組織横断的にプロジェクトチームに参加したり、自らやりたい仕事に手を挙げられる環境が整っています。
さまざまなノウハウを身につけて、将来起業をしたい人はもちろん、幅広いスキルを身につけて成長していきたい人に向いています。
【メガベンチャー一覧】インターンシップに参加しよう
メガベンチャー企業に興味がある方は、インターンシップへ参加してみてはいかがでしょうか?
インターンシップに参加することで、ホームページや会社の資料ではわかないことを知ることができます。
サイバーエージェント、DeNA、楽天などの企業でも、インターンシップが頻繁に行われていますので、メガベンチャーへの就職を検討されている方は、情報をチェックしてみてください。
インターン参加のメリット
インターンシップに参加する一番のメリットは、実務経験が積めることです。
実際の仕事の流れを見学したり、体験できるので、知識を増やしたり、スキルアップのチャンスもあります。
インターンシップ生同士、上司、お客様など、いろいろな人との出会いもありますから、人脈も広げることができるでしょう。
また、その会社の人事担当者とのコネクションもできますし、インターンシップで好印象を与えることができれば、就職活動の際に有利になる可能性もあるのです。
学生生活では学べないことを働きながら身につけられますし、社会人としての基本的なスキルも身につきます。
このようにインターンシップに参加することは、たくさんのメリットがあるのです。
インターン実施企業例
インターンシップを実施して学生を受け入れている企業は、たくさんあります。
メガベンチャー企業ですと、サイバーエージェント、DeNA、楽天などの企業がインターンシップを行っています。
たとえば、サイバーエージェントでは選抜型インターンシップというちょっと変わった方法でインターンシップを行ってますし、DeNAではエンジニア職やゲームクリエイター職を希望する学生向けにサマーインターンシップを開催しています。
メガベンチャー企業は、積極的にイベントを開催して学生を受け入れようとする傾向が強いですから、インターンシップに参加してみたい方にとってはチャンスがたくさんあります。
メガベンチャー企業ごとに、インターンシップの例についてみていきましょう。
サイバーエージェント
サイバーエージェントは、AmebaブログやAbema TVなどのサービスで有名なメガベンチャー企業で、メディア事業やゲーム事業などを主力事業としています。
学生向けにインターンシップもいろいろと開催しており、2019年には選抜型インターンシップも開催していました。
選抜型インターンシップというのは、1st、2nd、Finalという3つのステージに分かれており、1stと2ndを勝ち抜いた人だけが、DRAFT選抜合宿に参加できるというシステムになっています。
参加者同士て、競争意識が芽生えるので、より内容の濃いインターンシップ生活を過ごせるのが魅力です。
そのほかにも、1dayなど短期のインターンシップなども開催されているので、サイバーエージェントのホームページで情報をチェックしておくと良いでしょう。
DeNA
モバゲーなどゲームをメインにした事業を行っていましたが、近年はヘルスケア事業、オートモーティブ事業、スポーツ事業などさまざまな分野へも進出して、ますます成長を続けているメガベンチャー企業です。
そんなDeNAは、学生の受け入れに対しても積極的で、2019年の夏には、ゲームエンジニアリングやゲームプランニング、新規事業立案など、7つのコースに分かれたサマーインターンシップを開催していました。
DeNAでは、AI事業にも力を入れていることから、インターンシップにもAI研究開発コースを設けています。
最新技術についても学べるので、AIやゲームに興味がある学生は、DeNAのインターンシップへの参加を検討してみると良いでしょう。
楽天
楽天は、若い人でも重要な仕事を任せてもらえるチャンスがあるメガベンチャー企業なので、向上心がある方におすすめの会社です。
インターンも開催しており、学生を多くの学生を受け入れています。
2020年の冬には、ビジネス&カルチャーコース、コマースコース、フィンテックコースの3つの内容で、冬季インターンシップが開催されていました。
楽天のインターンシップは学生たちの間で大人気となっており、サマーインターンシップは数千名以上がプレエントリーしています。
狭き門となってしまうこともありますので、楽天のインターンシップに参加を検討している方は、できるだけ早い段階から準備をしておくことをおすすめします。
まとめ
メガベンチャーは、
- とにかくスキルアップをアップさせたい
- 将来起業をしたいと考える
そんな人にとっては最高の職場環境といえます。
しかし、
- 向上心が低い
- 仕事への興味関心が薄い
そんな方には、周囲から取り残させてしまうためメガベンチャーではなく、大手企業や中小企業を選び方が良いでしょう。
もし、あなたがメガベンチャーの就職を希望するなら、長期インターンの参加をすることをオススメします。
メガベンチャーはどの企業も知名度が高く、人気の会社ばかりなため、面接を少しでも有利にするためにもビジネスの経験を積むことが大切です。
あなたがこの記事を最後まで読んで「本当にメガベンチャーに入社したい」と考えた場合は、今すぐメガベンチャーのインターンについて調べてみてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート