就活で自動車メーカーを志望するという人は多いのではないでしょうか?
トヨタ、日産、ホンダなどの自動車メーカーは日本だけでなく、世界でも有名な企業で知名度があります。
トヨタ、日産、ホンダ以外にもスバル、マツダ、ダイハツ、三菱自動車など主要な自動車メーカーがあるので、どの企業を受けようか迷ってしまいますよね。
この記事では、「どの自動車メーカーを受けるか」を決めるヒントになるように、自動車メーカーの年収や売上高ランキング、各メーカーの特徴、自動車メーカーの就活事情についてご紹介します。
自動車メーカーを志望する人はぜひ参考にしてくださいね。
自動車メーカーの年収ランキング
企業を選ぶときに気になるのは、やはり年収ですよね。
ただ、年収の他に住宅手当があるか、社員寮があるかなど手当が支給されるかどうかによって手元に残る金額が変わるので、年収だけでなく各企業の手当てや福利厚生も確認しておくのがおすすめです。
自動車メーカー年収ランキング
有価証券報告書を参考にしてトヨタ自動車、日産自動車、ホンダ、いすゞ自動車、三菱自動車、マツダ、ダイハツ、SUBARU、スズキの年収をランキング形式でまとめました。
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トヨタ自動車: 838万円
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日産自動車: 776万円
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ホンダ: 768万円
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いすゞ自動車: 763万円
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三菱自動車: 700万円
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マツダ: 670万円
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ダイハツ: 664万円
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日野自動車: 648万円
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SUBARU: 643万円
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スズキ: 626万円
1位のトヨタは他のどの自動車メーカーよりも年収が高く838万円となっています。
知名度だけでなく、年収も高いトヨタは就活生の人気の企業といえそうです。
ほとんどの会社で独身寮や家賃補助があり、手取りの年収が多めです。
年収は一般職、総合職関係なく従業員全体の平均データです。
大卒総合職の年収例
大卒の総合職の場合は、新卒で入社し35歳前後には年収が800万円から1,000万円になる自動車メーカーが多くなっています。
トヨタ自動車
33歳以降主任クラスで年収800万円から1,000万円。
40代以降課長クラスで年収1,200万円以上となるようです。
日産自動車
35歳以上主任クラスで年収750万から1,000万円+残業代。
40前半の課長クラスで年収1,000万円以上となるようです。
ホンダ
35歳以上の主任クラスで年収800万円から1,000万円。
40前半の課長クラスで年収1,150万円以上となるようです。
ダイハツ・日野自動車
35歳以上主任クラスで年収750万+残業代。
40前半の課長クラスで年収1,000万円以上となるようです。
いすゞ自動車
40歳前半の管理職で年収1,000万円。
マツダ
35歳以上主任クラスで年収750万+残業代。
40前半の課長クラスで年収800万円以上となるようです。
三菱自動車・SUBARU・スズキ
35歳以上主任クラスで年収650万+残業代。
40前半の課長クラスで年収800万円以上となるようです。
自動車メーカーの売上高ランキング
各自動車メーカーの売上高はどのくらいになるのでしょうか?
自動車は価格が高いため、自動車メーカーの売上高も高額となります。
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トヨタ自動車: 約27兆5970億円
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ホンダ: 約13兆9990億円
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日産自動車: 約11兆7200億円
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SUBARU: 約3兆3260億円
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マツダ: 約3兆2140億円
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スズキ: 約3兆1590億円
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三菱自動車: 約1兆9060億円
自動車メーカーの年収ランキングと同じくトヨタ自動車が1位で、2位のホンダの2倍以上の売上となっています。
4位から7位の自動車メーカーは3兆円台の売上で競い合っている状況です。
基本的には売上金額が高い自動車メーカーは年収も高くなるので、年収が高い企業に就職したい場合は、売上の高い自動車メーカーの採用試験を受けるといいでしょう。
【自動車メーカーのランキング】自動車メーカーの特徴
就活では各自動車メーカーの年収や売上高が気になるところですが、各自動車メーカーの特徴も知っておきましょう。
自動車メーカーといっても、それぞれ理念や社風が異なるので、「自分がやりたいことがこの企業でできるのか」、「この企業の社風になじめそうか」ということも確認しておかないと、実際に入社した後に「会社になじめないので、辞めたい」となってしまうかもしれません。
各企業の理念や社風を確認しておくことは、面接でも役に立ちます。
こちらでは、主要自動車メーカー3社の特徴をご説明します。
トヨタ自動車
トヨタ自動車は日本のGDPの1割を占める大企業です。
自動車業界だけでなく、日本を代表する企業の1つといえるでしょう。
日本だけでなく、世界でも知名度が高く、販売台数はグループ全体で約1,000万台を超えます。
ゼロから自動車づくりを始めたトヨタ自動車は日本初の自動車を開発したフロンティア精神で成長してきました。
近年は世界初のハイブリッド車であるプリウスを開発し、常に挑戦し続ける文化を大切にしています。
組織主義のエリートが多く、「効率化」を追求する人に向いている自動車メーカーです。
ホンダ
ホンダはトヨタ自動車にはない二輪事業を持っていて、バイクなどの二輪事業は世界トップシェアとなっております。
自動車や二輪だけでなく航空機やロボットなどの製品を制作しているのも特徴です。
「もっと速い車を作りたい」といったロマンを追求する技術職が集まっているため、ロマンを追求してモノづくりがしたい人に向いている自動車メーカーとなっています。
熱血的な体育会系の社員が多いので、体育会系の出身者も向いているでしょう。
日産自動車
日産自動車はフランスのルノーと業務提携し、三菱自動車を傘下に入れています。
三菱自動車も含めた販売台数は、約1,000万台を超えており、トヨタ自動車と同じくらいの販売台数となっています。
ルノーと業務提携しているため、他の自動車メーカーよりも外資系的な要素があり、グローバルマーケットコースでは入社時にTOEIC730点以上が必須となっています。
外資系のドライな雰囲気、国際的な社風を好む人に向いている自動車メーカーです。
【自動車メーカーのランキング】自動車メーカーの就活
自動車メーカーは多くの学生に人気の業界で、ライバルが多くなります。
自動車メーカーの特徴を知って、就活を有利に進めましょう。
こちらでは、自動車メーカー就活の3つの特徴をご説明します。
リクルーター面接が行われる
自動車メーカーでは、リクルーター面接を行う企業が多いとされています。
リクルーター面接とは、企業側が優秀な学生にアプローチしてカフェなどで面談が行われるものです。
リクルーターは同じ大学の出身者が選ばれることが多いようです。
トヨタ自動車の内定者の9割はリクルーター面接で内定が決まるとされ、リクルーターへ自発的に面談のアポを取ったり、質問をするような熱意のある学生を採用する傾向にあります。
リクルーター面接は就活が始まる大学3年生の3月から開始されるので、それまでにエントリーシートの原案を作成したり、面接対策、SPIなどの適性検査対策を済ませておきましょう。
自動車メーカーを志望する場合は、これまでの内定者がどのように面接を行ったか、エントリーシートはどのように書いていたかをしっかりと研究しておくことが大切です。
インターンシップ参加者は有利
多くの自動車メーカーではインターンシップが行われます。
インターンシップに参加した学生は選考で有利になる場合が多いので、志望する企業でインターンシップが行われる場合には必ず参加しましょう。
インターンシップに参加すると、面接でインターンシップでの実績や活動内容をアピールすることができます。
インターンシップの情報を逃さないように、早めに就活を始めるのがおすすめです。
就活サイトや企業の採用情報がこまめにチェックしましょう。
自動車メーカーのランキングを参考に就活しよう
自動車メーカーを志望する時に気になるのが、それぞれの自動車メーカーの年収や売上高ですよね。
年収や売上高のランキングを確認することで、自動車業界の研究にもなるので、今回ご紹介した年収と売上高ランキングを参考に就活を進めてくださいね。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート