- 「周りからどんな人と言われますか」
- 「周りからどう思われているか」
- 「あなたはどのような人ですか」
本記事では面接で「周りからどんな人と言われるか」と質問がきたときの適切な回答方法についてご紹介をします。
就活の面接時に、「周りからどんな人と言われるのか」と聞かれることがあります。
「面接で『周りからどんな人といわれるか』と質問がきたけど、なんて答えればいいの?」
「面接官は、なんでこんな質問をしてくるの?」
意外と聞かれる質問なので、スムーズに回答できるよう、ポイントを押さえておくと安心でしょう。
- 就活中で面接の対策をしている人
- 他己分析ができていない人
- これから面接を控えている人
目次[目次を全て表示する]
「周りからどんな人と言われるか」が聞かれる理由
なぜ企業は面接で周りからどんな人と言われるのかと質問されるのでしょうか。
いざ聞かれると、どう答えていいかと迷う方がほとんどです。
自己分析をして面接に臨む方は多いですが、周りからどう思われているのかと客観的に聞かれると、自己分析をした内容をそのまま答えたら良いのか、それとも違う答えを用意したほうが良いのかと迷ってしまいます。
また、就活の面接という場で話をして良い内容なのかと困ることもあるでしょう。
この質問は意外と聞かれるので、いざという時に対策しておきましょう。
自己評価と他己評価がずれていないかを把握するため
なぜ周りからどんな人と言われるのかと質問する理由として、自己評価と他己評価にずれがないか把握したいという点が挙げられます。
自身のことを分析して面接に臨む方がほとんどですが、自身のことをよく思ってもらいたい、採用してもらいたいと考え過大評価する方もいます。
人間見栄を張りたいもので、自身で少しでも良いと思った面をとても良いように話をしてしまうことがあります。
しかし自身で少し良いと思っていることが、他人から見ると目立たないこともあるでしょう。
自己評価だけではなく、他己評価についても尋ねることで自己評価の内容に正当性があるか判断できます。
他己評価を聞くと、本当にそれが自分にとって強みとなっているか、貢献できる部分か判断する良い材料となります。
仕事への向き合い方を知るため
他己評価を知ることで、どのように仕事に向き合っていく人かという人物像が見えてきます。
自身では早く仕事に取り掛かっているつもりでも、他人から見るとそうではないこともあります。
他己評価でも、物事に対して取り掛かるスピードが早い、またゴールまで早くたどり着けると評価されていれば正当性が高いです。
仕事をするうえで各業務納期があり、学生のときのようにダラダラ作業をすることはできません。
他己評価でも作業が早いと太鼓判を押されていれば、納期に余裕を持って仕事をしてくれると判断されるでしょう。
社風にマッチしているかを把握するため
たとえば、志望する企業が仲間のことを気遣い、一緒に目標に向かって進んでいく社風だとしましょう。
この際、企業は1人で作業をすることが好き、1人で突っ走るというタイプの人は採用を避けたいです。
他己評価で「仲間のことを気遣える」「区切り区切りで仲間全員の様子を確認して遅れている人には手を差し伸べることができる」などと太鼓判を押されている人はぜひ採用したいでしょう。
他己評価は社風にマッチしているか把握するために、良い材料となります。
「周りからどんな人と言われるか」の回答の作り方
では、面接で周りからどんな人と言われているのかと聞かれたらどうすれば良いでしょうか。
友人や家族に言われたことをそのまま伝えても良いのか、就活の面接の場で話をしても良いことなのかと迷うことがあります。
どう答えると伝わりやすいのか、どう答えると企業にとって良い人材と判断してもらえるのかポイントを押さえておきましょう。
1.複数人に「自分はどんな人間か」「どんな人か」を聞く
複数人に自身がどんな人か聞いておきましょう。
自己分析だけでは、自身が周りにどう思われているのか把握するのは難しいです。
就活の面接対策だと話せば、周囲も積極的に応えてくれるでしょう。
両親など家族、同じ大学に通う仲の良い友人、高校時代まで仲が良かった友人など、話しやすい人に話を聞くことをおすすめします。
あまり面識がない人に聞くのは緊張しますし、あなたをよく知らないと答えがもらえないかもしれません。
2.なぜそのような印象を持っているのか聞く
周囲に自身がどんな人か聞くとともに、なぜそう思ったのかという理由やエピソードも聞いておきましょう。
たとえば、他人のことを思いやれる人、まとめ役としてピッタリだと思ったと周囲が評価したとしましょう。
そのエピソードとしてサークルのときにいつも進行役をやっていて、数多くあるアイディアをうまくまとめていた、各メンバーに発言するよう促したなどと話を聞くことができます。
実際就活の面接時に、まずまとめ役として適正だと他己評価されたと伝え、サークル時代にこんなことがあってとエピソードを伝えると企業側にとってもわかりやすいです。
エピソードがあると採用担当者が他己評価が明確でわかりやすいと感じられる、また情景が浮かんできて頭にすっと入るなどメリットとなります。
3.客観的な自分像を整理してみる
家族や仲の良い友人など、周囲に自身がどんな人なのか話を聞くといろいろな答えが返ってくるでしょう。
複数の答えを聞いて、そのエピソードとともに整理しましょう。
就活面接時は時間が限られているので、簡潔に伝えなくてはいけません。
周囲に話を聞いた内容を、どう伝えればわかりやすいのかと考えまとめるとベストです。
自身はこんな人だ、なぜならと1つの文章を作るようにまとめましょう。
面接時には1つだけ他己評価を話すこともあれば、時間によっては複数話をすることもあります。
いくつかまとめた評価の中から、どれを1番はじめに話すのかと優先順位を付けるのもおすすめです。
各企業の事業内容や業界の傾向に合わせて、どの評価が1番生きるのかと考え、企業にあわせて優先順位を変えると良いでしょう。
営業の仕事に就くのであれば、「他人と話をすることが好き」「決められた目標に向かって頑張る力がある」などその業種に貢献できる内容を述べましょう。
金融業界であれば、「数字に強くサークルでは会計を任されていた」「目先のことだけではなく次のことも考えている」などと話をすると良いです。
しかし、周囲に話を聞いたものの、どの業界でも通じそうなことばかりということもあるでしょう。
その際は、どの評価が多かったのかと順位を付けると良いでしょう。
例えば、「他人と話をすることが好き」と答えた人が多かった、次に「目標に向かって頑張ることができる」と言われたなどとメモしていくのがおすすめです。
4.自己PRに繋げられるように文章を整える
面接では、自己PRをすることが大切です。
「周りからどんな人と言われるか」という質問には、自分の長所や強みがアピールできる文章で回答しましょう。
周りからどう思われているか聞いた際には、自分の短所を伝えられることもあります。
それでも、周りからの評価の中でも、自分の良い部分を伝える内容で回答を作成しましょう。
5.合わせて聞かれそうな質問の回答を準備する
面接では、質問の回答に対して追加で質問されることがよくあります。
そのため「周りからどんな人と言われるか」という質問にの回答に合わせて聞かれそうな質問を想定しておき、回答を用意しておきましょう。
- 「入社後にその強み(弱み)をどう活かせると思いますか」
- 「入社後にはどのような人だと言われるようになりたいですか」
応募する企業が求めている人物像や社風、働き方から離れた回答をしてしまうと、合わせて質問をされた時に困ってしまいます。
もしこの段階で「追加の質問への回答が難しいな」と感じたら、「周りからどんな人と聞かれるか」の回答の作成からやり直してみましょう。
「周りからどんな人と聞かれるか」の回答を今すぐ作る方法
周りにどんな印象か聞くと言っても「友達がいないし聞きようがない」と考える人もいるかもしれません。
自分の印象を聞ける人がいなくても「周りからどんな人と聞かれるか」の回答を今すぐ作る方法3つを紹介していきます。
自分が周りからどう思われているかを推測する
友達がいないといっても、今まで常に一人で誰とも話してこなかったという人はいません。
今までの人生を振り返り、話したことのある人からどう思われていたか想像で良いので一度考えてみましょう。
面接ではそこで考えたものを面接官に伝えれば問題ありません。
ただし、なるべく主観を排除し、客観的な意見になるように気をつけましょう。
親に聞く
この場合の親とは保護者のことであり、あなたを育ててくれた人のことを指します。
あなたの保護者はあなたにどのような印象を持っているでしょうか?
身内ということで多少の贔屓はされているでしょうが、できるだけ客観的になるように気をつけましょう。
「周りから見た自分」診断をしてみる
世の中には様々なツールがあります。
例えば「周りから見た自分」を診断してくれるツールもあるのです。
このツールでは、周りの人にどう見られているか、実際に聞いてみるのは恥ずかしい、なかなか聞ける人がいない、という方向けに、あなたが周りの人からどう見られているかをチェックできるツールになっています。
周りの人には、案外、あなたが考える自分とは違った自分が見えているかもしれません。
もし、今すぐに回答を作成したいけどなかなか聞ける人がいない、という場合はこのツールを利用してみるのもおすすめです。
【周りからどんな人と言われるか】答える際のポイント3選
周りからどんな人と言われるか、なんの準備もしていない状態で聞かれてもどのように答えれば良いのか分からずに固まってしまう方は意外と多いです。
ここでは、実際にどのように答えれば良いのかを詳しく解説していきます。
基本的に企業がどうしてこの質問をしているのかを考えることで適切な答え方ができるようになります。
強みを伝える
面接の場では企業に対して自分をどれだけ魅力的に売り込めるかということが重要になってきます。
そのためには自分の魅力を最大限伝える必要があります。
また、自分の強みをアピールしている内容を裏付けるようなエピソードを答えることで、説得力を持たせて伝えることができます。
そのため、周りの友人などに対して自分はこんな強みがあると思ってるんだけどといった形でインタビューをして答えてもらうことも一つの手でしょう。
自分らしさを伝える
企業がこの質問をするのは学生の人柄や性格を知りたいという側面もあります。
そのため、この質問では自分らしさが伝わるようなエピソードを使用することで企業に対してより具体的に自分という人柄を伝えることができます。
また、エピソードを面接官に伝える際にはわかりやすく簡潔に伝えられるようにしましょう。
友達やあなたにとっては当たり前の出来事でも、面接官にとってはそのエピソードを初めてです。
だらだらと話さず、簡潔に話すことで、イメージが湧きやすくなります。
企業の求める人物像に合った回答をする
基本的に企業は採用HPや説明会で企業の求める人物像を公開している場合が多いです。
自分のアピールポイントを探す時には、企業の求める人物像から自分に重なる部分を考えるというのも一つの手です。
【周りからどんな人と言われるか】回答の構成
言いたいことをそのまま述べただけでは伝わる文章になりません。
自分をアピールするには、より伝わりやすい構成にすることで効果的に伝わるでしょう。
構成の基本は「結論→エピソード→結論」です。
それぞれについて確認していきましょう。
①結論(私は○○といわれます)
最初に自分のアピールしたいことを「私は○○といわれます」と述べましょう。
最初に何について話すかを言うことで、聞き手である面接官は理解しやすいでしょう。
結論を最初に述べる「結論ファースト」は社会人の基本であり、志望動機や自己PRでも役立ちますので、是非ここで抑えておきましょう。
②エピソード
続いて、あなたの強みを裏付けるエピソードを加えましょう。
はじめに結論を述べ、その後に関連するエピソードや理由を話していくことで話に説得力を持たせることが出来ます。
なぜなら、「私は○○と言われます」と言われても、根拠がなければ面接官はあなたを信じることが出来ません。
根拠の後はエピソードを書くということを抑えておきましょう。
根拠となるエピソードを用いることで、説得力のあるアピールになるのです。
またエピソードは、あまり深堀りが出来ていないと納得してもらえません。
- 「あなたが周りからなんと言われたのか」
- 「なぜそういわれたのか」
以上の内容をしっかりと含め、説得力のある説明をしましょう。
③展望(○○を企業でどう生かすか)
最後の結論では、あなたの強みを入社後にどう生かすか、ということを述べます。
これにより、あなたが企業にメリットを与えられる存在であることをアピール出来ます。
面接官があなたの入社後を想像しやすくなり、内定獲得に繋がるかもしれません。
自分のアピールの説明で終わらず入社後にどう生かせるかを述べましょう。
「周りからどんな人と言われるか」でアピールできる特徴と回答の例文
「周りからどんな人と言われるか」でアピールできる特徴と回答の例文を紹介します。
自己PRに繋げやすいアピールポイントは以下の通りです。
- 計画力がある
- コミュニケーション力が高い
- まじめに取り組める
- 協調性がある
- 優しい
- 努力家
- 行動力がある
- 粘り強い
- 思いやりがある
- 向上心がある
- 責任感が強い
- やりきる力がある
- 刺激がある
- 包容力がある
- 常に冷静
ここからは、特徴ごとにアピールする際のポイントと例文を紹介します。
「計画力がある」という他人から受けた良い評価をアピールする例文を見ていきましょう。
私は周囲に「計画力がある」と言われます。(結論)
学生時代学業をしながら、アルバイトも頑張っていました。
忙しい日々を送っており、学業がおろそかにならないかと心配されることもありましたが、学業もアルバイトも問題なく取り組むことができました。
何曜日はアルバイトがあるから、アルバイトまでにこの課題を終わらせるなどと、常に計画を立てて遅れないように取り組んだことが結果を結んだと思います。(エピソード)
御社のごとにおいても、物事を予測し計画を立て、また進度に合わせて計画を見直す力を発揮したいと考えております。(結論)
こちらも「コミュニケーション力」が高いという、他人からの良い評価をアピールする例文になります。
私は周囲に「コミュニケーション力が高い」と言われます。(結論)
大学に入学してからすぐに友人ができましたし、アルバイトをしていた際も良い人間関係を築いていました。
初対面の人とも緊張せず、自身から話しかけることができる力があります。
友人の1人が、大学に入ってから知らない人ばかりで緊張すると戸惑っていたところ、私に声をかけられて良かったと感謝の気持ちを伝えてくれました。(エピソード)
御社では営業活動も積極的にされているとのことですが、初対面の人でもどんどん話をし良い関係を築き貢献したいです。(結論)
「真面目に取り組むことが出来る」という点は一見長所のように見えますが、短所にもなり得るというマイナスな評価も含んだ例文です。
長所と短所の両方を含めた答え方を確認していきましょう。
私は周囲に「まじめに物事に取り組める」と言われます。(結論)
これは良い点でもあり、悪い点でもあります。
大学の授業で課題が出されグループで取り組んでいましたが、その際しっかり計画を立ててまじめに取り組んでいたため友人に良い評価をもらえました。
しかしまじめに取り組みすぎるところもあり、他にもこんな方法があるよと柔軟な意見を出してくれた友人の言葉に耳を傾けられませんでした。(エピソード)
今後は、周りの意見にも耳を傾け柔軟に進めたいです。(結論)
「協調性がある」は入社後に良い人間関係を築いて職場に馴染みやすい良い印象を与えやすい長所なので、仕事への活かし方も含めてアピールしていきましょう。
私は周囲に「協調性がある」と言われます。(結論)大学では授業やサークル、アルバイトなどでさまざまな人と接する機会が多く、初対面でも積極的に話しかけること、相手の気持ちを汲み取ることを意識しているからだと思いました。
友人同士で外食をしたり休日に遊びに行ったりする際は、自分よりも友人が行きたいお店や場所を優先することが多いと言われたこともあります。
(エピソード)入社後は周りの気持ちを汲み取りながら仕事を円滑に進めるとともに、自分の意見も大切にしながら働きたいと考えております。(結論)
「優しい」は職場で自分勝手な行動をせずに周囲とうまく協力していける良い印象を与えやすい長所です。
エピソードを交えながら、良い評価を受けたことをアピールしましょう。
私は周囲に「優しい」と言われます。(結論)
他人が困っている姿を見ると、自分に何かできることはないだろうかと考えることが多いように感じます。学生時代に老人ホームへボランティアへ行ったことがあり、施設職員の方から「しっかりと気を配れていた」と評価してもらいました。
私自身も何をしたら喜んでもらえるか考えて行動していたので、利用者の方が笑顔になってくれて嬉しかったのを鮮明に覚えています。(エピソード)
周囲の気持ちを考えすぎてストレスを溜め込んでしまう部分もあるので、今後は自分のキャパシティを把握したうえで断る勇気を持ちつつ、他人に気配りができるようになりたいと感じております。(結論)
「努力家」な性格は、入社してからも真面目に働いてくれそうな印象を残せる長所です。
他人から努力家と評価されたことをアピールする例文を見ていきましょう。
私は周囲に「努力家」と言われます。(結論)
一度達成すると決めたことには時間投資を惜しまない性格で、大学時代に取得した語学の資格勉強においても小さな目標を決めて計画的に取り組んだことが結果を結んだと思います。
高校時代の部活や受験勉強でも周囲からストイックと言われるほど真面目に向き合っており、そのおかげで充実した学生生活を送ることができました。(エピソード)
社会人になってからも目標を持ちながらスキルアップし、周囲と協力することも忘れずに仕事を覚えていきたいと考えております。(結論)
「行動力がある」は前向きで積極的な印象を残せる長所です。
他人から行動力があると評価されたことをアピールする例文を紹介します。
私は周囲に「行動力がある」と言われます。(結論)
大学時代に半年間の海外留学を実行した時は、「突拍子もない決断をいきなりする」と友人から驚かれました。その当時は英語が得意だったわけではないのですが、大学生活の中で語学力を上げる方法はないかと考えた結果の決断です。
結果的に貴重な経験をしてスキルアップでき、社会人になってからも活かせる語学力を手に入れることができました。(エピソード)
仕事をするうえでも新しい施策やプロジェクトに対してスピード感を持って取り組み、さまざまな経験をしたいと考えております。(結論)
「粘り強い」は挫けてもやり続けることを伝えられる長所です。
誰もが諦めたくなるようなときでも継続できる力をアピールする例文を紹介します。
私は周囲に「粘り強い」と言われます。(結論)
10年間続けているオーケストラの経験から培われました。
中学のころからオーケストラを続けていますが、2年間メンバーに選ばれたことはありませんでした。
練習も毎日参加をし、休日も練習に時間を充てていたのですがなかなか選ばれず、報われない3年間でした。しかし、このままでは絶対に嫌だと考え、今までの練習にプラス2時間つぎ込むことを毎日続けました。結果的に中学3年生の大会から毎回メンバーに選ばれ、高校では最優秀賞をとることができました。(エピソード)結果が出なかったり、挫折することも今後あるかとは思いますが、この経験からやり続ければ絶対に結果に繋げることができると思います。(結論)
「思いやりがある」はチームとして業務を遂行していく上で大事な長所です。
1人で仕事をしていくわけではないので、周りの人に気を配ることができるかどうかの例文を紹介します。
私は周囲に「思いやりがある」と言われます。(結論)
普段の生活からよくそう言ってもらえます。例えば、ゼミで同じ量の仕事を友達と割り振られたときに友達のほうがなかなか終わらなかったとします。
私はそのときに絶対、自分の仕事を早めに切り上げるようにし友達も終えられるようなサポートをします。
任されているものは私が仕事を終わらすことではなく、全ての業務を終わらすことが大事だと思います。(エピソード)
会社は、組織であるので全員の力を底上げしなければいけません。後輩が困っているときにすぐ手を差し伸べられる上司でありたいと考えております。(結論)
「向上心がある」は営業職や目標がある職種にとって重要な長所です。
常に挑戦し続け、ポジティブに行動し続けることができるという伝え方を紹介します。
私は周囲に「向上心がある」と言われます。(結論)
サッカーを15年続けており、中学ではスタメンを外されたことがありません。
しかし、県選抜にも選ばれた際に、試合に出ることができませんでした。
また、高校では強豪校に入ったのでそこでも自分の無力さを痛感いたしました。
常に自分よりも優れた人を見てきたからこそ、現状に満足をせずその人たちを目標にひたむきに努力をし続けました。
その結果、大学ではリーグ得点王をという結果を残すことができました。(エピソード)
社会人になっても常に上を見続け努力をすることを怠りません。(結論)
「責任感が強い」は組織をまとめ、リーダーシップを発揮していくうえで重要な長所です。
大きな責任も、逃げずに背負ってきた経験をしっかりとアピールしましょう。
私は周囲に「責任感がある」と言われます。(結論)
大学入学から今まで同じバイトを続けており、バイトリーダーを務めております。
店舗拡大に当たり、他店へのヘルプ要請があった際に、私はすべて立候補をして進んでヘルプにいっていました。
理由としては、バイトリーダーを務めているからこそ他が困ったときには自分が駆けつけなくてはならないという責任感があったからです。(エピソード)
社会に出て、何かを任されたりしたときは100%で業務を遂行し、貢献することができます。(結論)
「やりきる力」は継続力をアピールできます。
企業が新卒に求めていることは質ではなく量です。まずは自分が任された仕事をやり切ることができるということをアピールしていきましょう。
私は周囲に「やりきる力がある」と言われます。(結論)
何を任されても、時間がかかってでも期限内に終えられるように行動を徹底いたします。
現在、ゼミ長を務めており、プロジェクトをすすめています。
企画書の期日と定期試験がかぶった時に、どちらとも満足度の高いものになるように、時間配分を構成しなおし行動量を増やしました。
そうすることで企画書も間に合い、定期試験の勉強も十分に行うことができました。(エピソード)
ただこなすのではなく、やりきるという達成感を学んだので社会に出ても続けてまいります。(結論)
「周りへの刺激」は新しいものを創造したり、指摘をしていく上で重要になります。
私は周囲に「刺激がある」と言われます。(結論)
中学から6年間吹奏楽部に所属していました。
中高一貫校だったので、メンバーも変わらず私はフルートを担当していました。
コンクールでは金賞を取り続けていましたが、部内の課題として退部する人が一定数いたことです。
練習が日々同じもので飽きてしまったのではないかと考えました。
そこで私は新入部員も既存部員も長続きするように、練習のレパートリーを5つにし毎日ちがうものをできるようにしました。
そうすることで、ルーティンワークが苦手な人でも続けることができ、高校3年間で退部した人は0人となりました。(エピソード)
周囲の環境を考え、常に新しいものを導入することこそが、移り行く時代にも適応できる一つの手段ではないかと考えます。(結論)
「包容力」はチームメンバーのサポートをする上で最も重要な能力です。
指摘をし続けるのではなく、時には肯定をして包み込むことも仕事をする上では大事です。
私は周囲に「包容力がある」と言われます。(結論)
大学で地域のボランティア活動をしています。
水質汚染に関するもので、琵琶湖の成分調査から始まりました。
しかし、問題になったのがメンバーのモチベーション管理です。
積極的な子と、自ら進んで動けない子に分かれてしまいました。
このままでは、地域の人にも迷惑をかけてしまうし作業も進まないので、消極的な子と話す機会を設けました。
悩みや考えてることをくみ取り、全員が同じ方向を向くように勤めていました。
その結果、ボランティア期間で、琵琶湖の水質は改善されみんなで同じ目標を達成するやりがいを感じることができました。(エピソード)
見捨てるのではなく、チームメンバーを引き上げる動きをとれることは社会に出ても十分必要になる能力だと考えております。(結論)
「冷静であること」は予測不能な事態にも即座に動ける対応力をアピールすることができます。
例文を紹介していきます。
私は周囲に「常に冷静」と言われます。(結論)
私は現在バイトリーダーを勤めております。
1番混み合う土曜日に、食材の発注ミスがありました。
よく出るメニューだったので、お客様にそのメニューがないことをお伝えするとその日の売上は大幅に落ちることが予測できました。
店長も慌てていたのですが、そこで私が提案したのが1番近くの店舗から食材を借りてくることと、その間の時間はスーパーで買った食材で凌ぐというものでした。
お客様に迷惑をかけてしまったものの、被害は最小限に抑えられました。(エピソード)
予測不能な事態で、何もできなくなったり慌ててしまうのではなくその場に必要なものを冷静に考え、そのための行動を最短で考えることは社会に出ても役立つ能力と言えます。(結論)
「周りからどんな人と言われるか」で落ちる回答
面接とは、面接官が初めて会った学生はどんな人間なのかを限られた時間で判断するというものです。
あなたは、その限られた時間の中で最大限のアピールをしなければなりません。
周りの友達に聞いた内容を、取捨選択せずそのまま面接で答えてしまっては、面接の場に相応しくないとネガティブな印象を持たれてしまうこともあります。
そのため周りからなんと言われても、適切にアピールする必要があります。
以下のNG例を参考に、実際の面接に役立てましょう。
仕事の内容に関係のない内容
この「周りからどんな人と言われる」という質問は、学生の人柄や考え方を把握し、自社適した人材になるかを判断するという意図があります。
そのため、「かっこいいと言われます」「よく面白いと言われます」などと、仕事に関係ないことは質問の意図に沿っておらず、企業が知りたい情報ではありません。
また、「周りから面白いと言われることが多くあります。なぜならば私はアルバイトをすぐにクビになるためです。」といったような、人間性に問題のある内容を話すのも控えましょう。
友達と一緒に入った居酒屋でする話ならこういった内容でも構いませんが、限られた時間で面接官に自分をアピールしようとしているのにこういった話をするのはどうしても印象が悪くなってしまいます。
面接で伝える内容は、「客観的に聞いた時にどんな印象を受けるか」を考えなければ見当違いのアピールをすることになってしまうため気をつけましょう。
ネガティブな内容
先ほど短所も書くべきと伝えましたが、ネガティブなイメージを回避できない短所の場合は、相手に良くない印象を与えてしまいます。
たとえば「遅刻が多い」「自己中心的」「暗い」など、言い換えができない、挽回のほぼ効かないようなものは避けるべきでしょう。
また、他人に指摘された短所でも、相手が聞いて「逆効果になりそうだ」と判断できる場合は伝えないのも手です。
伝えられるような短所がない場合は、無理に盛り込まなくても問題ありません。
例文を参考に、文章をまとめてみると良いでしょう。
具体的なエピソードがないもの
面接官に、こんな印象を与えたいというイメージを持ってアピールする際に気をつけてほしいのが以下の例文です。
「私は周りから優しい・良い人といったようなことを言われます。なぜなら、私は周りの友達を大切にしているからです。」
これでは具体的なエピソードが含まれていないために、面接官がイメージしにくく、あなたの魅力が十分に伝わりません。
面接官に伝える際には、具体的なエピソードを交えて伝えることをオススメします。
自己評価とずれのある内容
例えば、自己評価を「活発な性格」と言っているのに、周囲からは「冷静な性格」と言われると言った場合、自己評価と周囲の評価にズレがあることになってしまいます。
自己評価と周囲の評価にズレがあるということは、客観的に自己分析ができていないこととなり、面接官の評価を落としかねません。
自分と周囲の評価に矛盾がないか見直しましょう。
改善点を述べていない
自分から短所を指摘する場合にありがちな失敗は、指摘したことへの改善点を述べないことです。
短所は印象の受け取り方や改善しようという心がけによって、ポジティブな特徴に変えていくことができます。
しかし、そのための努力や取り組みの意思が見られない場合「やる気のない人間だ」と受け取られてしまいかねません。
短所に対して自分がどう向き合っているのか、どのように改善していくのかを考え、具体的に述べるよう意識しましょう。
社風とマッチしていない内容
「周りからどんな人と言われるか」の質問に対して社風とマッチしていない内容の回答をすることは避けましょう。
採用担当者は客観的にみた学生の人柄や考え方を知りたく、それが自社に適した人材なのかを判断するために質問をしています。
社風とマッチしない回答をしてしまうと、自社に合っていないと判断をされてしまう可能性があるためです。
そのため、事前に求められる人材像をしっかりと把握して、希望企業の適性があるかを調べておきましょう。
何かに例える答え方で面接官の心を掴もう
周りからどんな印象を持たれているかという質問は、少し回答が難しいと感じる学生も少なくありません。
しかし、何かに例えて回答することで、簡単に回答を作成することができます。
面接官は1日に何人もの就活生を相手にするため、埋もれてしまうような人材では面接を通過する事ができません。
「周りからどんな人と言われるか」という質問は他社と差別化が容易で、印象に残るチャンスなのです。
自分に合った例えを活用して、面接官の印象に残る回答を作成しましょう。
有名人やキャラクターに例えてみる
実在する有名人やキャラクターに自分を例えるのも一つの手法です。
著名なスポーツ選手や、偉人などに自分を例えることで、自分の人柄を的確に表すことができます。
実在する著名人に自分を例えると、アニメや漫画のキャラクターで例えるよりもフォーマルな印象を与えます。
より想像しやすいため自分の人柄を表す有名人を見つけてみましょう。
私は、どんな努力も惜しまない人です。
野球部において、体づくりのために毎日規則正しい生活を心がけ、さらに実力をつけるために素振りを続けていました。
そのストイックさからイチロー選手のようだと言っていただけることが多いです。
私は、人気がなくなり人数が減り続けていたサークルを改革するため、活動時間の増加やサークル員の意識の見直しを徹底的に行いました。
その改革のための行動力と熱意が幕末の日本を変えた坂本龍馬のようであると、先輩から評価していただきました。
反対に、キャラクターに例えるというのは、誰にとってもわかりやすく個性も出せるためオススメです。
自分の個性と長所を表すことに加え、オリジナルの回答ができるため差別化を図かる事ができます。
私は、探究心が強く、気になったことはとことん調べ尽くします。
人が気づかない些細なことでも探究し、探究のための行動力が凄まじいため、コナンのような人間と言われる事があります。
私は、面倒見がとても良いと言われます。
サークルなどの後輩が困っていたら、自分の時間を犠牲にしても絶対に手助けします。
そのため、後輩からアンパンマンのような人だと言われます。
私は、常にマイペースです。
しかし、友達がピンチなどは、自分のペースを崩しすぐに駆けつけるメリハリがあります。
その姿が、いつもはのんびりでもカズマのためになるとどこまでも駆けつけるおじゃる丸に重なると言われます。
有名人やキャラクターに例える際の注意点
周りからの印象における回答で、他の学生と差をつけるためにいくつか注意することがあります。
以下の点に注意して、面接官から好印象を獲得できる回答を作成しましょう。
注意点① ふざけている印象を与えない
差別化しようとするあまり、度が過ぎてふざけた印象を与えないように注意しましょう。
先述の通り、キャラクターや著名人に例えると面接官も想像しやすいです。
しかし、コミカルな表現で伝えてしまうことで、緊張感がない印象や、ふざけている印象を与えてしまうのです。
あくまで面接ということを忘れずに、フォーマルな伝え方を心がけましょう。
注意点② 面接官がわかる内容にする
面接官と学生では意外に歳が離れています。
いわゆるジェネレーションギャップというものが存在するのです。
そのため学生間では一般的でも、面接官は知らないこともあります。
なので、例え話をする際などに注意が必要です。
もし上手に伝わっていないと感じたら、面接官にわかるようにかみ砕いた説明を加えましょう。
【周りからどんな人かと聞かれる】まとめ
周りからどんな人と言われるのかという質問は面接でよく聞かれがちです。
万が一に備えて予め準備し、答えられるようにしておきましょう。
家族や仲の良い友人に自身についての話を聞き、良い面も悪い面もまとめ、面接時にどうスムーズに答えるか考えるとベストです。
悪い評価に関しては、どうすれば良い面に変えられるのか、またどんな点に今後注意していくのかとしっかり考えを伝えることが大切です。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート