これから就活に挑もうとしている学生の中には、志望動機として成長について書こうとしている人もいるでしょう。
そのために参考となる例文を探しているときなどに、そもそもどんなことを書いて自分をアピールすれば良いのか疑問に思うことがあるかもしれません。
そんな悩みを抱えている学生のために、ライバルと少しでも差がつくような内容に仕上げるコツや主張するべきポイント、担当者の目に留まりやすい構成などについても合わせてみていくことにしましょう。
- 成長したい気持ちを志望動機で伝えていいのか
- 志望動機を書く際のポイント
- 「成長したい」の言い換え表現
- 成長を目的とした志望動機例文
- これから志望動機を書く人
- 成長したい気持ちを志望動機に書きたい人
- 志望動機を書く際のポイントが知りたい
- 実際の例文を見て志望動機を書きたい人
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【成長を用いた志望動機】志望動機で「成長したい」はダメなのか?
成長という単語そのものには前向きな印象がありますが、それを動機として打ち出そうとする場合には十分に注意を払わなければなりません。なぜならば、それについての受け止めは人により大きく異なり、場合によってはネガティブなイメージにつながりかねないからです。
例えば、これからまったく新しい分野に取り組もうとしているベンチャー気質なところであれば、自ら道を切り開いていく気概がありそうだと高評価が得られることもあるでしょう。
あるいは起業してから間もないスタートアップなどにおいても同様で、安定志向よりも野心的な上昇志向があることによって、好印象につながるかもしれません。
その一方で、業務と絡めた内容が書かれていなければ、あまり企業研究をしていないのではと疑念を抱かれてしまうこともあるでしょう。
そのため、「成長したい」だけ言うのはNGとされており、どのように成長していきたいのかを具体的に書くことで高評価を得ることができます。
【成長を用いた志望動機】成長したい意思を志望動機にする際のポイント
今より自分の力を伸ばしたいことを前面に出した内容は、好意的に受け止められて一定の評価が得られる反面、どのように貢献できるのかを知りたい相手にはマイナスな印象をもたれてしまいます。
そのようなリスクを避けるためにも、企業研究を進めるうえでは、採用にあたってどのようなことを重要視しているのか把握しておかなければなりません。
それらをしっかりと見極めておきつつ、しっかりと自分の熱意が伝わる書き方や、どのようなことを念頭におくべきなのかを確認していきましょう。
- 成長の定義を明確にする
- 主体性を出す
- 企業にどう貢献できるか考える
- なぜ成長したいかを明確にする
成長の定義を明確にする
一口に成長といっても受け止められ方はさまざまで、人によって定義が曖昧で異なることを踏まえておかなければなりません。
何らかの試験を突破したり資格を取得したりするなど、誰にでも判断しやすい能力を育むものもあれば、自分だけしか実感できないような精神的に成熟するといった側面もあるからです。
そこで、自分が思い描いている将来的なビジョンを相手にしっかり伝えるためには、あらかじめ成長の定義をしっかり示したうえで、志望動機ではどのような面において飛躍・成長したいのかを書き始めましょう。
そうすることにより、相手が内容を具体的にイメージしやすくなり、食い違いがなくなります。
さらに、内容によっては将来のビジョンまで伝わりやすくなり、説得力があると思われて高い評価につながりやすくなるでしょう。
主体性を出す
志望動機では定義を明確にしたうえで具体的に理由を伝えるとともに、さらに注意しなければならないのは内容に主体性を出すことです。
主体性とは、どうしてもこれがしたいという目標を自分自身の意思により定めて、自発的な思考や行動によりそれを達成しようとする積極的な姿勢です。
つまり、誰かの判断に従って他人からの指示により行動する、いわゆる指示待ちの態度には主体性があまり感じられません。
ですから、どんなに研修制度が整っているからといって、そんな環境に魅力を感じたことを伝えただけでは高い評価は得られないのです。
育成に力を入れていて、教育のためのプログラムやトレーニング制度などがしっかりしている環境があっても、自分から積極的にスキルや知識を身につけたいという姿勢を示さなければなりません。
自分から主体的に、積極的に行動することで初めて成長することができます。
企業にどう貢献できるか考える
志望動機で主体性のある意欲をうまく表現できたところで、それだけでライバルと大きな差がついて有利に働くというわけではありません。
なぜならば、担当者は大勢から提出される書類をもとに判断するにあたって、将来的にどのような任務を果たせそうかを見ているからです。
自分がどうなりたいかをどれほど強くアピールしても、それが直接何かの利益につながるわけではなく、メリットが感じられません。
入社後にどのような工夫をして行動し、どのような活躍をイメージしているのかが伝わらなければ好印象をもたれないでしょう。
自身をアップデートさせることによりどのような還元があるのか、明確なビジョンをしっかり固めたうえで、どのような力を身につけて力を尽くしたいと思っているのかわかりやすくまとめましょう。
なぜ成長したいかを明確にする
志望動機で簡潔に自分の強みをアピールして熱意を伝えるために大切なのは、どんなことがきっかけで魅力を感じて心が引きつけられるようになったのか、そこに至るまでのプロセスを明確にすることです。
なんとなく関心を持っただけでは高評価が得られるはずもなく、それと同じく社会に出て羽ばたきたいという向上心をいくら強調しても好印象は抱かれません。
さらに、経営理念や社風など思考プロセスや業務内容と自分の意欲を照らし合わせ、どんな躍進を思い描いているのか・どのように成長していきたいかを伝える必要があるでしょう。
例えば独創的な発想力を磨いていきたいというようなことを書いても、チャレンジを後押しするような風土があれば評価されても、個人の裁量が限られていて業務内容が細分化されているような組織であれば的外れだからです。
➡️なぜ?:「大学でのチーム活動を通じて、自分一人では限界があると痛感し、周囲と協力して成果を出す力を高めたいと思ったから」
➡️なぜ?:「将来は自分がリーダーとしてチームをまとめ、より大きな価値を生み出せる存在になりたいから」
【成長を用いた志望動機】成長を志望動機にして好印象を獲得するコツ
成長について志望動機を作成して企業から好印象を獲得するコツについてお話します。
これまで、成長を題材にして志望動機を作成する基本的なポイントについてお話してきました。
ここからは、志望動機を作成する際に、さらにクオリティーを高めるコツについてお話していきます。
志望動機を作成する際には、以下のポイントを意識して、企業への伝わりやすさを向上しましょう。
- 結論を最初に示す
- 企業頼りに聞こえない伝え方
- 成長を具体化して話す
結論を最初に示す
まず、重要なのは、結論を最初に示すことです。
志望動機で最初に話の要点を伝えることで話の道筋が立ちやすくなります。
企業側に話を覚えてもらいやすい・理解してもらいやすい上、自分も話がぶれにくくなります。
結論を最初に伝えておいて損はないです。
論理性が高い印象も獲得できますので、ぜひ意識しましょう。
企業頼りに聞こえない伝え方
成長したい意思は、伝え方によっては企業の環境や制度に寄りかかっている印象を与えます。
企業頼りに聞こえない伝え方を工夫しましょう。
志望動機では「企業の教育制度を活用して、“自主的に”活躍できる人材にないたい」など、自分の主体性や自主性を併せて成長したい事アピールしてください。
企業にばかり頼りきって自分は受動的な態度、というのでは企業に貢献できません。
成長を具体化して話す
成長を具体化して、話すと良いでしょう。
志望動機で「成長したい」と書くのではなく、「どういう能力を身につけて、成長したいのか」、「どういう業務に取り組んで、成長したいのか」など具体化して話すと採用側も納得することができます。
具体化するコツとして、実際の社員さんから直接話を聞くのが良いでしょう。
以下のアプリ・サイトでOB・OG訪問をし、社員の方の話を聞くと良いでしょう。
【成長を用いた志望動機】志望動機でアピールする「成長したい」の種類
志望動機で成長したい意思をアピールする場合、具体的に何でどのように成長したいのか考えてみましょう。
- 企業の教育制度
- 企業の方向性への共感
- 社員への尊敬
- 内容
企業の教育制度
企業の教育制度を利用して、自身の成長につなげたい学生は結構多いのではないでしょうか。
企業の教育が手厚いと、入社後に安心して仕事に取り組むことができます。
また、基礎が身につくのでそれ以降、仕事で結果を残すこともできます。
しかし、先述のとおり、企業の教育制度を頼りすぎることなく、自分から学びに行く姿勢やそれを実践する行動力についてもきちんとアピールしましょう。
企業の方向性への共感
成長したいという動機の中には、企業の目指す方向性や姿勢に共感できるケースもあります。
同じ業界でも企業の特徴は全く異なりますから、その中で自分が納得できる社風の企業を選ぶとモチベーションも向上します。
商材への納得性や企業との方向性のマッチ度が高いことが自信のやりがいにつながって、自身の成長に結びつく、など自分なりに説明できるようにしましょう。
社員への尊敬
社員への尊敬やあこがれの気持ちを成長したい動機にすることもできます。
インターンシップや説明会に参加すると、かならず社員との関わりを持つ機会が生まれます。
その際、社員に魅力を感じたり、社員から聞いた話をきっかけに企業に興味をもつこともあるのです。
実際に社員との関わりがあってこそ活用できる志望動機のエピソードとなりますので、伝え方によって志望度の高い印象を獲得できます。
【成長を用いた志望動機】「なぜ成長したいのか?」と聞かれた場合
成長を軸にした志望動機では、成長したいという気持ちを抽象的に語るだけでは説得力が弱くなります。
そのため、なぜ成長が必要なのかを自分の原体験と結び付け、課題意識の起点を明確にすることが重要です。
さらに、成長によって実現したい価値や貢献先を示すと、企業理解と仕事理解が深い印象につながります。
ここでは面接で使いやすい回答例を、就活の志望動機に落とし込める形で紹介します。
回答例1
私が成長したい理由は、目の前の課題を解くだけでなく、再発を防ぐ仕組みまで作れる人材になりたいからです。
大学のゼミ活動で地域店舗の集客改善に取り組んだ際、施策自体は当てられても、担当者が変わると成果が続かない場面がありました。
そこでデータの見方や運用手順を整理し、誰でも回せる形にしたところ、提案の実行率が上がり、継続的に改善が進みました。
この経験から、成果を出すには個人の頑張りよりも、仕組み化できる力が必要だと痛感しました。
だからこそ貴社の業務で、課題発見から改善設計まで担えるように再現性のある成長を遂げたいと考えています。
成長を通じて、顧客の成果を長期で支える提案ができる人材として貢献します。
回答例2
私が成長したい理由は、周囲を巻き込みながら成果を最大化できるビジネスパーソンになりたいからです。
アルバイトで新人育成を任された際、個別に教えるだけでは全体のミスが減らず、店舗の生産性が上がりませんでした。
そこでつまずきやすい作業を分解し、チェックリストとロールプレイの研修を作り、教える側の負担も減らしました。
結果として新人の独り立ちが早まり、繁忙期でも品質を保てる体制が整いました。
このとき、成果は自分の能力だけで決まるのではなく、チームの設計で大きく変わると学びました。
貴社で成長したいのは、より大きな組織や顧客を動かす環境で巻き込みの幅を広げ、価値提供を拡張したいからです。
回答例3
私が成長したい理由は、変化の大きい環境でも学び続け、成果を出し続けられる力を身に付けたいからです。
長期インターンで集客施策を担当した際、同じ施策でも時期や媒体で反応が変わり、前月の成功が通用しないことがありました。
そのたびに仮説を立て直し、指標を見直し、改善案を素早く回すことで、安定して成果を出せるようになりました。
この経験から、成長とは知識を増やすことだけでなく、学び方をアップデートすることだと理解しました。
だからこそ貴社の業務でも、状況に応じて最適解を取りにいけるように学習の型を磨きたいと考えています。
成長を通じて、変化に強い提案と実行で顧客の成果に貢献します。
【成長を用いた志望動機】「どのように成長していきたいか?」と聞かれた場合
どのように成長したいかを問われたときは、根性論ではなく成長の方向性と手段を具体化することが鍵です。
特に、身に付けたいスキルが仕事のどの場面で必要かを示すと、志望動機の一貫性が高まります。
また、短期と中長期の成長ステップを分けて語ると、入社後の再現性や主体性が伝わります。
以下では、面接官が納得しやすい成長プランの回答例を3つ提示します。
回答例1
私は入社後、まず顧客理解の解像度を上げることで、提案の土台を強くしながら成長していきたいです。
具体的には、現場での一次情報を増やし、顧客の業務フローと意思決定プロセスを言語化して整理します。
そのうえで、課題を要素分解し、優先順位を付け、打ち手を複数案で比較できる思考を磨きます。
短期では、先輩の商談同席や議事録の改善を通じて、質問設計と論点整理を徹底します。
中長期では、担当領域を広げながら、関係者を巻き込む推進力を伸ばし、提案から実装までリードできる状態を目指します。
このプロセスで顧客起点の課題解決力を高め、貴社の価値提供を拡張していきます。
回答例2
私は、数字で語れる営業力を身に付けることで成長していきたいと考えています。
そのために、商談の勝ち筋を感覚で判断せず、仮説と検証を回す習慣を徹底します。
具体的には、ターゲットの属性別に反応指標を整理し、提案内容と結果の因果を振り返ります。
短期では、提案資料の構成とトークの型を作り、再現性を高めながら受注率の改善を狙います。
中長期では、顧客のKPI設計から伴走し、成果を共同で作るスタイルへ進化させたいです。
このように、データと現場の両面から学びを積み上げ、成果に直結する成長を実現します。
回答例3
私は、専門性と汎用性を両立させる形で成長していきたいです。
まずは担当領域で深く学び、業界構造や競合動向、顧客の課題パターンを体系化して理解します。
同時に、関係者調整やプロジェクト推進など、どの職種でも求められる基礎スキルを強化します。
短期では、タスク管理と報連相の質を高め、信頼を積み上げることで任せてもらえる範囲を広げます。
中長期では、複数部門と連携しながら、課題の定義から実行までを主導し、組織の成果を底上げしたいです。
その過程で強みの掛け算を作り、貴社で長期的に価値を出せる人材を目指します。
【成長を用いた志望動機】成長を志望動機とする際の注意点
選考の初期段階においてほかと差をつけ高い評価を得るためには、躍進したいという意欲をアピールするだけではなかなか通用しません。
自分自身が進化することによって利益にどうつながるのか、技術を習得するなどすると業績や売り上げの向上にどのような手柄を立ててくれるのか、そのあたりが曖昧なままでは採用にいたることもないでしょう。
そこでここからは、社会人としての進歩するとはどのようなものなのかを確認しつつ、改めてその点をアピールする際の注意点を見ていきましょう。
- 成長は目的ではない
- 意欲だけを押し出さない
- どの企業でも成長できる
- 受け身的な成長は避ける
- 仕事に直結しない成長は使わない
成長は目的ではない
そもそもステップアップしたいことを志望動機に掲げることで、肯定されることもあれば予想していなかったほど否定的な見方をされるなど、受け止めが異なるのはなぜなのでしょうか。
それは、進化することは目標を達成するまでの過程であって、あくまでも目的ではないからにほかなりません。
自分自身の能力を向上させることだけを目的にする人にとっては、頭の中に思い描く目的とそれを果たすまでの過程がチグハグになってしまいがちです。
極端な話ではあるものの、社会人となればとくに目標を持っていなかったとしても何らかの能力は育まれていきます。
そこで自身が躍進したいという意欲をアピールするのであれば、自分の目標をしっかりと立てたうえで、どう役立つのかをはっきり示すべきでしょう。
意欲だけを押し出さない
目標とそれを達成するまでの過程をきちんと区別できていたとしても、ただただ成長したいという意欲だけを前面に出すのはいかがなものでしょうか。
もちろん中には、将来いつかは起業したいという目標や大企業で出世したいという夢があって、スキルアップを図れそうな先を志望することもあるでしょう。
しかしながら、企業はそれらを後押しするような場ではなく、利益を出すために汗を流してもらわなければならないのです。
新卒ならば、入社する前後に研修を受けて現場に配属されるケースもありますが、必ずしも人の能力や才能を育むための教育の場ではないことを理解しておけば、成長したいという意欲だけをアピールすることもなくなるでしょう。
利益のためにステップアップを促すところもあるでしょうから、企業研究を怠ってはなりません。
どの企業でも成長できる
先述のように、社会に出ればこれまでに経験したことがないことの連続で、どこに入ったとしても学生時代と比べて行動や思考まで少なからず変化することは間違いありません。
人見知りのためコミュニケーションが苦手で口下手だったのが、人前で話す機会が多くなったことでコンプレックスを克服できたことも進歩の一つです。
学生の頃は知らなかった業界用語を覚えることなど、あとから振り返ればなんでもないようなことも同様です。
それでも能力を身につけ進歩したいことをアピールするのであれば、なぜそこで成長しなければならないのか、ほかであってはならない理由を明確にしなければなりません。
ほかを批判することは避けつつ差別化をし、志望する先において何を成し遂げたいと思ったのか、あるいはどう進化できそうだと感じたのかをはっきりと明記しましょう。
受け身的な成長は避ける
企業の研修や業務を行っていく中で誰もが可能な成長などの受け身的な成長を志望動機にするのは避けましょう。
自分から主体的に動いて得られる成長を述べれば、あなたの志望度や主体性が伝わり、企業から高評価を得ることができます。
誰でも可能な成長の内容では、企業があなたを採用する理由にならず、評価が低くなってしまうでしょう。
そのため、志望動機を書く時は受け身ではなく、主体的な成長を書くと良いでしょう。
仕事に直結しない成長は使わない
意欲ややる気があること自体は悪いものではなく、人によってはそれが働くモチベーションの向上にもつながるでしょう。
自分の能力を追求し成長していくことで、他者にも目を向けられる余裕も生まれて、援助したりすることにより組織に多かれ少なかれ寄与できるかもしれません。
しかし自己実現への欲求が強くても、それが仕事とあまりにかけ離れてしまっては評価につながりにくいでしょう。
人間的に大きくなりたいというような漠然とした思いであれば、それを深掘りしてどうにか仕事と絡められるかもしれません。
ところが、理想の夫や父親になるためにひと回り大きくなりたいというような、あまりにプライベートに偏った内容になってしまうと、それのどこが志望動機なのかと疑念を抱かせてしまうでしょう。
【成長を用いた志望動機】「成長したい」の言い換え表現
自分が成長することによって業績を残せるという内容であっても、有益であることをより強くアピールするためには、志望動機の文章の構成を工夫しなければなりません。
とくに人気のある企業などでは担当者が無数の提出物に目を通すわけですから、冒頭でできるだけ強いインパクトを残すことが重要です。
これまで見てきたように「環境が整っていて成長できそうだと思ったから貴社を志望した」というものでは不十分で、それでは環境が整っていなければ何も変わらないのかと思われてしまいます。
もっと具体的に「営業力やマーケティング力も身につけて、既存顧客だけでなく新規顧客とも広く関わりながら成長したいため志望しました」などとすることで、担当者の目に留まりやすくなるでしょう。
言い換え表現
多くの応募者の中から、興味をひいて面白そうな人材だと思わせるためには、表現を工夫することも意識すると良いでしょう。
なぜならば、入社後にレベルアップしていきたいことを理由に志望するライバルは、けして少なくはないと容易に想像できるからです。
そこを勝ち抜いていくためには少しでも差別化しなければならず、ありきたりな印象を与えないように「成長したい」と言い換えることが有効です。
例えば、上記の例のように「営業力をつけたい」とするだけで、より具体的なイメージができるでしょう。
あるいは「進歩したい」や「躍進したい」としたり、「憧れに近づきたい」と表現を変化させたりすることで、かりに同じような内容の志望動機があったとしても一歩でも差をつけられるかもしれません。
以下の語句を用いて、言い換えをするとよいでしょう。
- 進歩したい
- 躍進したい
- 進化したい
- レベルアップしたい
- 飛躍したい
- 憧れに近づきたい
- ステップアップしたい
- 成熟したい
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次はより具体的な言い換え表現案の一部を紹介します。
ただ成長するだけでなく、どのように成長していきたいのかしっかり明確にしていきましょう。
スキル・能力を具体化した言い換え
- 営業として顧客折衝力を磨き、顧客から信頼される営業担当へと成長したい
- 顧客の課題を深く理解する力を身につけ、最適な提案ができる営業として活躍したい
- 課題発見力と提案力を高め、顧客のビジネス成長を支えられる人材になりたい
- 専門知識を積極的に吸収し、業界理解の深いプロフェッショナルとして活躍したい
- データ分析力を高め、根拠のある提案ができる人材を目指したい
成果・実績を目標にした言い換え
- 営業として成果を積み重ね、将来的にはチームを牽引できる存在になりたい
- 成果にこだわりながら経験を積み、組織に貢献できる営業担当へと成長したい
- 実績を積み重ね、将来的にはプロジェクトを任される人材になりたい
- 自ら挑戦を重ね、組織の中核を担う存在へと成長したい
- 経験を積み、周囲から信頼されるリーダーを目指したい
専門性を高める言い換え
- IT分野の知識を深め、顧客のDXを支援できる人材になりたい
- 業界の知識を積極的に吸収し、専門性の高い提案ができる人材を目指したい
- 技術とビジネス双方の理解を深め、価値のある提案ができる人材になりたい
- 現場経験を積みながら専門知識を高め、顧客に寄り添った支援ができる人材になりたい
- 実務を通じて専門性を磨き、企業の課題解決に貢献したい
挑戦・経験を重視した言い換え
- 多くの挑戦を通じて経験を積み、課題解決力の高い人材になりたい
- 新しい業務にも積極的に挑戦し、自ら価値を生み出せる人材になりたい
- 多様なプロジェクトに携わりながら視野を広げ、柔軟に対応できる人材になりたい
- 現場での経験を重ねながら実践力を高めていきたい
- 新しい環境にも積極的に挑戦し、自身の可能性を広げていきたい
社会貢献・価値提供につなげた言い換え
- 顧客の課題解決を通じて社会に価値を提供できる人材になりたい
- 企業の課題解決を支援し、社会に新しい価値を生み出す仕事に携わりたい
- 顧客の成長を支える存在として信頼される人材になりたい
- 社会の変化に対応しながら、新しい価値を創出できる人材を目指したい
- 仕事を通じて社会に貢献できる人材として成長していきたい
言い換え表現を用いた志望動機例文
次は「成長したい」の言い換え表現を用いた志望動機例文を解説していきます。
ビフォー、アフターで紹介するので、ぜひ参考にしてください。
私は貴社で働きながら成長したいと考えています。
学生時代の経験を通して、自分が成長できる環境に身を置くことの大切さを学びました。
そのため、社会人になってからもさらに成長したいという思いが強くなりました。
貴社は若手のうちから多くの経験を積み、成長できる環境があると感じています。
私もその中で自分を成長させ、会社の発展に貢献していきたいです。
私は、自らの可能性を広げ続けられる環境で働きたいと考えています。
これまでの経験を通じて、現状に満足せずスキルや知識を磨くことに喜びを感じてきました。
貴社のように挑戦を後押しし、社員一人ひとりが自らを高めていける文化に強く惹かれています。
入社後は、経験から学びを得ながら着実に専門性を深め、チーム全体の成果向上に貢献していきたいです。
このように、「成長したい」をより具体的に書くことで、言い換えをしています。
【成長を用いた志望動機】志望動機の構成はPREP法で作ろう!

志望動機を書く際には構成を意識して書くことで論理的で分かりやす文章を作ることができます。
具体的にはPREP法を使うとよいでしょう。これはビジネスの場でも用いられる手法であり、ESや履歴書だけでなく、面接で話すときにも意識しましょう。
「Point(結論)」→「Reason(理由)」→「Example(具体的なエピソード)」→「Point(結論)」の順で構成する手法。
この順番で話すと自然に論理構造が意識できている文章がつくれる。
Point(結論)
まずは「なぜその企業を志望するのか」を簡潔に書きましょう。
ESや履歴書などのでは最初の1行目が最も重要とされているため、できるだけわかりやすく、伝えたい内容をしっかり伝えられるようにしましょう。
この結論の部分をおろそかにすると、応募数の多い会社では最後まで志望動機を見てくれない場合もあるので気を付けましょう。読み手が理解しやすい書き出しを意識することで、企業の目に留まり、しっかりとアピールできるでしょう。
- 「〇〇という企業理念に共感し、志望しました。」
- 「△△という事業に興味があり、志望しました。」
- 「〇〇というスキルを活かしたいと思い、志望しました。」
- 「〇〇を実現したいため志望しました。」
Reason(理由)
結論を書いたら、必ずそれに対する理由や根拠を書きましょう。
書き出しでグッと興味を掴むワンフレーズは、インパクトこそ絶大ですが抽象的です。そのため、結論に説得力を持たせるため、詳しい根拠を書く必要があります。
- 「貴社の〇〇というサービスを利用した際に感動しました。」
- 「アルバイトで〇〇の必要性を感じ、それに力を入れている貴社に興味を持ちました。」
- 「大学で〇〇の分野に興味を持っており、将来はその分野を広げる仕事がしたいと思うようになりました。」
Example(具体的なエピソード)
結論と理由を述べたら、それにいたった具体的なエピソードや実体験を述べましょう。
その志望動機を考えるに至った自分のこれまでの経験があるはずです。それを述べることで、志望動機に根拠を持たせることができ、説得力の高い志望動機を作成することができます。
また、志望動機が同じような学生は多く存在しますが、根拠となるエピソードによって自分の志望動機にオリジナリティーが埋めれるため、差別化をしやすくなります。
- 「学生時代のアルバイトの経験で〇〇に疑問を持つようになり、これを解決したいと考えた。」
- 「長期インターンの経験で〇〇の面白さを感じ、将来は〇〇を突き詰めていきたいと考えるようになった。」
Point(結論)
最後に結論を述べていきます。最初に述べた結論とは異なり、「入社後に成し遂げたい事」や「貢献したい事」といった入社への意気込みを重点的に述べましょう。
この部分は志望動機の最後の締めになるため、意気込みや志望度の高さを採用側に伝えるように意識しましょう。
- 「このような経験から御社(貴社)を強く志望し、入社後は〇〇に挑戦したいです。」
- 「この経験から〇〇の部分で貢献していきたいです。」
【成長を用いた志望動機】成長したい意思を志望動機として伝える例文8選
ここまでで成長を志望動機に絡める際に注意すべきこと、企業にどのように貢献しようとしているのかを書かなければならないことは理解できたでしょうか。
自分を成長させたいという理由が志望動機になるのかどうか、うまく書けるかどうか不安だった学生も少しは自信がついてきたはずです。
そこでここから先は、人間的なことと技術的なことを書こうとする場合について、結論から先に書くなど文章の構成を踏まえつつ、具体的な例文を見ていくことにしましょう。
1.人間的成長を目的にした例文
私は人間的に成長して、誰からも憧れられる人材になりたいと考えて貴社を志望しました。
そう考えるきっかけになったのは、幼い頃から憧れ続けているイチローの存在です。
私は小学生になってから野球をはじめ、大学生になってもずっと続けてきました。
なかなか思うような結果が出せないときにも、怪我をして練習が厳しいと感じたときにも続けて来られたのは、彼のような選手になりたいという思いがあったからです。
就職活動を通じて自分のこれまでを振り返ってみたとき、改めて彼への憧れがあったからこそ頑張ってこられたことに気づいたのです。
それは野球だけに限ったことではなく、受験勉強でくじけそうになったときもそうでした。
そんな経験から、社会人になったら自分も後輩から憧れられて頼りにされるほど大きくなりたいと思うようになりました。
私のあとに続く後輩の手本となるような行動力も身につけることで、会社全体の底上げに貢献するとともに、少しでも憧れに近づきたいと考えています。
2.技術的成長を目的にした例文
私は営業力を身につけて、実績を残せるようになりたいと考え貴社を志望しました。
そう強く思うようになったきっかけは、学園祭の実行委員として得た成功体験です。
私が入学した初年度はコロナ禍の影響もあり、楽しみにしていた学園祭の中止を余儀なくされました。
残念でならなかった私は、実行委員に立候補して開催への道を探り始めたのです。
サークル間同士で話し合いの場を設け、ときには教職員に相談するなどを重ねた結果、翌年にはオンライン形式とはいえどうにか開催にこぎつけました。
学年の垣根を越えた調整の難しさなどはあったものの、無事に成功を収められた喜びは大きいものでした。
そんな経験によって身につけた行動力を、これからは社会人としてさらに伸ばしていきたいと考えています。
貴社は幅広い分野の企業と取引があるため、顧客の種類が多く視野を広げられるのではないかと思いました。
そこで経験を積むことにより、情報収集力や課題発見力も磨いていって、売り上げに貢献できる存在を目指します。
3.ベンチャー企業で成長をアピールする例文
私は新たな業務効率化システムを作りたいと考え、貴社を志望しました。
貴社では勤怠管理システムや営業情報管理システムを開発し、他のベンチャー企業に販売をしており、私のベンチャー企業を盛り上げ、日本を活発にしたいという目標を達成することができると考えました。
特に貴社では新卒からシステム開発に直接携われるところが魅力的だと感じ、そのような環境で新卒から成長していき、業務改革を起こせるようなシステムを生み出していきたいと考えています。
私は若いうちから成長していき、チームに、企業に貢献できる人材になることを目指しています。
4.成長環境を求めて挑戦したい志望動機例文
私が貴社を志望した理由は、自身の成長を通じて社会に価値を提供できる人材になりたいと考えているからです。
社会人として働くうえで、常に学び続けながら自分自身を高めていける環境に身を置くことが重要だと感じています。大学時代にはゼミ活動やアルバイトを通じて、新しいことに挑戦する中で自分の成長を実感する経験をしてきました。
特に、自分の力だけでは解決できない課題に向き合い、周囲と協力しながら試行錯誤する過程で、自身の視野が広がっていくことに大きなやりがいを感じました。
貴社は幅広い事業領域を展開し、社員一人ひとりが挑戦できる環境が整っている点に魅力を感じています。そのような環境の中で多様な経験を積みながら、自身の能力を高めていきたいと考えています。
将来的には、培った知識や経験を活かして組織や社会に価値を提供できる人材へと成長していきたいと考え、貴社を志望いたしました。
5.挑戦を通じて自分を高めたい志望動機例文
私が貴社を志望した理由は、挑戦できる環境の中で自身を成長させたいと考えたためです。
これまでの経験を振り返ると、自分が最もやりがいを感じた瞬間は、未知の課題に挑戦し、それを乗り越えたときでした。
大学ではゼミ活動やアルバイトに積極的に取り組み、自分の得意分野だけでなく苦手なことにも挑戦することで、少しずつ自分の可能性を広げてきました。
その中で、挑戦を繰り返すことで自分自身の視野や考え方が大きく成長していくことを実感しました。貴社は新しい取り組みや変化に積極的に挑戦している企業であり、そのような環境の中で働くことで自分自身も大きく成長できると感じました。
常に学び続けながら課題解決に取り組み、周囲と協力しながら成果を生み出せる人材へと成長したいと考えています。貴社の一員として挑戦を重ねながら、自分自身を高めていきたいと考え、志望いたしました。
6.学び続けながら成長したい志望動機例文
私が貴社を志望した理由は、学び続ける環境の中で自分自身を成長させたいと考えたからです。
社会の変化が激しい現代において、常に新しい知識やスキルを学び続ける姿勢が重要だと感じています。大学生活では、授業やゼミだけでなくアルバイトや課外活動にも積極的に取り組み、多様な経験を通して自分の考え方や視野を広げてきました。
特に、新しい知識を吸収しながら課題解決に取り組む過程に大きなやりがいを感じ、自分自身の成長を実感しました。貴社は人材育成に力を入れており、社員が継続的に学びながら成長できる環境が整っている点に魅力を感じています。
そのような環境の中で、多くの経験を積みながら専門性を高め、社会に価値を提供できる人材へと成長していきたいと考えています。
自身の成長を通じて企業や社会に貢献したいという思いから、貴社を志望いたしました。
7.自己成長を通じて社会に貢献したい志望動機例文
私が貴社を志望した理由は、自身の成長を通じて社会に貢献できる人材になりたいと考えたからです。
大学生活の中でさまざまな活動に取り組む中で、自分の能力が向上することで周囲により大きな価値を提供できることを実感しました。
特に、チームで目標に向かって取り組む経験を通じて、自分自身の成長が組織全体の成果につながることにやりがいを感じるようになりました。そのため、社会人としても常に新しいことを学びながら自分自身を高め続けたいと考えています。
貴社は挑戦を大切にする企業風土があり、社員一人ひとりが主体的に成長できる環境が整っている点に魅力を感じました。
そのような環境で経験を積みながら自分自身を磨き、将来的には周囲から信頼される存在として組織や社会に貢献したいと考えています。自身の成長と社会貢献を両立できる企業であると感じ、貴社を志望いたしました。
8.成長機会を活かして価値を生み出したい志望動機
私が貴社を志望した理由は、成長できる環境の中で自分自身の可能性を広げたいと考えたからです。
これまでの経験を通じて、自分が成長を実感できるのは新しい課題に挑戦し、その中で試行錯誤を重ねているときだと感じています。
大学ではゼミやアルバイトなどに積極的に取り組み、さまざまな立場の人と関わりながら課題解決に挑戦してきました。その過程で、自分の考え方や行動が少しずつ変化し、成長していくことに大きなやりがいを感じました。
貴社は若手のうちから多様な経験を積むことができ、挑戦を後押しする環境が整っている企業であると感じています。
そのような環境で多くの経験を積みながら自身の能力を高め、将来的には企業や社会に新しい価値を提供できる人材へと成長していきたいと考えています。その思いから、貴社を志望いたしました。
【成長を用いた志望動機】志望動機のNG例文
最後に志望動機のNG例文を紹介していきます。
それぞれどこがNGポイントなのか確認してみましょう!
1. 抽象的な「成長したい」で止まっているNG例文
私が貴社を志望した理由は、成長できる環境が整っていると感じたからです。社会人としてさまざまな経験を積みながら、自分自身を大きく成長させていきたいと考えています。貴社は多くの事業を展開しており、幅広い経験を通じて成長できる環境があると感じました。そのような環境の中で多くのことを学び、社会人としての力を身につけていきたいと考えています。入社後はさまざまな業務に積極的に取り組みながら、自分自身を成長させ、会社に貢献できる人材になりたいと考えています。
2. 受身的に成長しようとしているNG例文
私が貴社を志望した理由は、充実した研修制度があり、社会人として大きく成長できると考えたからです。貴社は新人研修や教育制度が整っており、その環境の中で多くのことを学びながら成長していきたいと思いました。これまで私はまだ経験が少ないため、入社後は会社の研修や先輩方から多くのことを教えていただきながら成長していきたいと考えています。貴社で多くの知識やスキルを身につけることで、将来的には会社に貢献できる人材になりたいと思っています。そのため、まずは貴社で多くのことを学びながら自分自身を成長させたいです。
小玉 彩華
この志望動機では「研修制度で成長していきたい」と言っています。もちろん研修で成長していくことは大事ですが、それだと受身的な印象を持たれてしまいます。
そのため、「研修で学んだことを実践でアウトプットしていき、営業スキルをどんどん身につけて成長していきたい」のように主体性をアピールするようにしましょう。
3. 行動が伴わず、成長したい意欲だけをアピールしているNG例文
私が貴社を志望した理由は、自分自身を大きく成長させたいと考えているからです。社会人としてさまざまな経験を積みながら、これまでの自分を大きく変えていきたいと思っています。貴社は挑戦できる環境が整っていると感じており、その環境の中で自分を成長させたいと考えました。私はこれから社会人として多くのことを学びながら、自分の可能性を広げていきたいと思っています。入社後は新しいことに挑戦しながら、自分自身を成長させ、将来は会社に貢献できる人材になりたいと考えています。
木下恵利

この志望動機では成長したいという意欲は非常に伝わるのですが、どのように成長していくのかと言った行動の部分が弱いです。
そうなると、ちゃんと考えていない印象を与えてしまうので、「インプットとアウトプットを早いペースで回していくことでスキルの面で成長していきたい」のような文章にすると良いです。
【成長を用いた志望動機】成長を志望動機にしやすい企業3選
最後に成長を志望動機にしやすい企業を紹介します。
ベンチャー・スタートアップ
まず成長を志望動機にしやすい企業として、ベンチャー・スタートアップ企業が挙げられます。
それらの企業はスピード感が求められ、裁量権も非常に大きいです。そのため、成長環境は十分にあるため、成長したいことをアピールしやすいです。
IT企業
成長を志望動機にしやすい企業として、IT企業も挙げられます。
IT企業では常に新しい技術などを取り入れ、市場のニーズに応えていきます。そのため、社員は常に新しい技術や情報を学んでいく必要があり、成長することができます。
特に新卒は学んでいく姿勢が求められます。
コンサルティングファーム
コンサルティングファームも成長を志望動機にしやすいです。
コンサルティングファームでは新卒からでも高いアウトプットを求められ、常に成長し続ける必要があります。
そのため、成長し続けるという意識は非常に重要です。
【成長を用いた志望動機】よくあるQ&A
いいえ、書き方次第で高評価を得られます。重要なのは「成長したい」だけで終わらせず、「なぜ成長したいのか」「その企業でしか実現できない理由」「成長後にどう貢献するか」を明確に示すことです。特にベンチャー企業やスタートアップでは、向上心のある人材として積極的に評価される傾向があります。成長は目的ではなく手段であり、その先に企業貢献という目標があることを伝えましょう。
その企業独自の強みと自分の成長したい分野を結びつけることが鍵です。例えば、「幅広い業界との取引がある営業環境で情報収集力を磨きたい」「新規事業に挑戦できる社風で企画力を身につけたい」など、その企業ならではの特徴を具体的に挙げましょう。OB・OG訪問やインターン、説明会で得た情報を活用し、他社との差別化を明確にすることで説得力が増します。
研修制度への言及自体は問題ありませんが、それだけでは受け身の印象を与えます。「研修制度を活用しながら、自主的に〇〇の資格取得を目指す」「研修で学んだ知識を実践し、△△の分野で成果を出したい」など、自分から積極的に学ぶ姿勢と、それを実務にどう活かすかを併せて伝えることが重要です。企業頼りではなく、主体性のある成長意欲をアピールしましょう。
より具体的で印象に残る表現として、「営業力を身につけたい」「マーケティングスキルを磨きたい」「専門性を深めたい」などの具体的な能力を示す表現が効果的です。また、「進化したい」「躍進したい」「レベルアップしたい」「飛躍したい」「ステップアップしたい」「憧れに近づきたい」といった言い換えも有効です。ただし、言い換えただけでは不十分で、必ず具体的な内容とセットで使いましょう。
まず自分にとっての成長を明確に定義しましょう。技術的成長(営業スキル、プログラミング能力など測定可能なもの)なのか、人間的成長(コミュニケーション力、リーダーシップなど)なのかを区別します。そして、「どの能力を」「どのレベルまで」「どんな業務を通じて」身につけたいのかを具体化します。例えば「3年以内に〇〇の資格を取得し、△△のプロジェクトをリードできる人材になる」など、具体的な目標を設定すると説得力が増します。
人事担当者は膨大な数のESを読むため、冒頭の1文で興味を惹けなければ、最後まで読んでもらえない可能性があります。PREP法(結論→理由→具体例→結論)を使い、最初に「私は〇〇という理由で貴社を志望します」と明確に示すことで、話の道筋が立ち、論理性の高い印象を与えます。また、自分自身も論点がブレにくくなるメリットがあります。
「自分の成長→企業の利益」という流れを明確に示します。例えば「営業力を磨くことで新規顧客開拓に貢献したい」「データ分析スキルを身につけ、業務効率化で生産性向上に寄与したい」など、成長した結果として企業にどんなメリットがあるかを具体的に述べましょう。成長はあくまで手段であり、最終目標は企業の発展に貢献することだと示すことが重要です。
人間的成長も志望動機になり得ますが、仕事と直結させることが必須です。「人間的に大きくなりたい」だけでは抽象的すぎるため、「リーダーシップを発揮して後輩を育成できる人材になる」「多様な顧客と関わることで視野を広げ、課題解決力を高める」など、ビジネスに活かせる形で表現しましょう。私生活の成長(良い親になりたいなど)は避け、必ず業務との関連性を示してください。
はい、企業の特性に合わせた表現が重要です。ベンチャーでは「新規事業創出に関わり、幅広いスキルを身につけたい」「裁量権の大きい環境で意思決定力を磨きたい」など、スピード感と主体性を強調します。コンサルでは「論理的思考力と問題解決能力を高めたい」「多様な業界の課題解決を通じて専門性を深めたい」など、高度なアウトプットへの意欲を示しましょう。企業研究を徹底し、その企業が求める人材像に合わせてください。
具体的なエピソードは必須です。なぜなら、同じような志望動機を持つライバルは多数おり、差別化するには自分だけの経験が必要だからです。アルバイト、サークル、ゼミ、インターンなどの経験から、「なぜその成長を求めるようになったのか」「過去にどんな成功・失敗体験があったのか」を盛り込みましょう。エピソードがあることで、志望動機に根拠と説得力が生まれ、あなたの人となりも伝わりやすくなります。
単純な言い換えだけでは不十分です。「進歩したい」「躍進したい」「飛躍したい」などの表現は、確かに差別化の一助になりますが、本質的には「何を」「どのように」成長させたいかを具体化することが重要です。例えば「営業力を磨きたい」「プロジェクトマネジメント能力を高めたい」「グローバルな視点を養いたい」など、より具体的な能力や分野を明示することで、言い換え以上のインパクトを生み出せます。
使用可能ですが、より具体的に表現するとさらに効果的です。「スキルアップしたい」だけでは漠然としているため、「ITスキルを高めたい」「交渉力を磨きたい」「データ分析能力を身につけたい」など、どのスキルを指すのか明確にしましょう。また、「能力を高める」も同様で、「課題発見能力を高める」「プレゼンテーション力を向上させる」など、具体的な能力名を挙げることで、あなたの目標が明確になり、採用担当者もイメージしやすくなります。
非常に有効です。インターンや説明会で実際に社員と接した経験は、志望度の高さを示す強力な根拠になります。ただし、「〇〇さんに憧れたから」だけでなく、「〇〇さんのような△△の能力を身につけ、□□で貢献したい」と、具体的にどんな点に魅力を感じ、それをどう自分の成長に繋げるかを明示しましょう。実際の社員との接点があることで、企業研究の深さもアピールでき、説得力が大きく向上します。
優先順位をつけて削りましょう。最も重要なのは「結論(なぜその企業か)」と「貢献内容(入社後何をするか)」です。削るべきは、エピソードの細かい描写や背景説明です。ただし、エピソード自体を削ると説得力が失われるため、要点だけを簡潔に述べます。また、「成長したい」という言葉自体を使わず、「〇〇力を磨き、△△で貢献したい」と、成長と貢献を一文にまとめる方法も有効です。PREP法の構造は保ちつつ、各要素を圧縮しましょう。
具体的な行動計画を準備しておきましょう。「入社1年目は〇〇を学び、3年後には△△ができるようになりたい」といった時系列での成長ビジョンや、「資格取得を目指す」「先輩の営業に同行して学ぶ」など、具体的なアクションを示します。また、「なぜその成長が企業にとって価値があるのか」を説明できるようにしておくことも重要です。深掘り質問は志望度の高さを確認するチャンスなので、企業研究に基づいた回答を用意しましょう。
【成長を用いた志望動機】まとめ
企業からの高評価につながりやすい文章の書き方から、意欲をアピールするための例文まで見てきましたが、自分にも書けそうなイメージがわいてきたでしょうか。
何を書けば良いかわからなかった人でも、具体的な内容を考えるきっかけにはなったはずです。
将来どんな人物になりたいか、思うところはそれぞれでしょうが、志望動機に書く際は仕事に絡めなければなりません。
そのことを踏まえて、自分なりの志望動機を考えてライバルとの差を広げましょう。
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明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート












木下恵利
この志望動機では「自分を成長させていきたい」までしか話せていません。人事視点では「どのように成長していきたいのか?」が全くわからず、活躍イメージを持つことが難しくなっています。
そのため、より具体的に「営業経験を積んでいき、営業のマネージャーになれるように自分自身を成長させていきたい」のように話す必要があります。