10月になっても内定なし!?どうする就活!

10月になっても内定なし!?どうする就活!

10月になって、まだどこからも内定がもらえてない。

あるいは、周りの友達は内定をもらっているのに、自分だけが取り残されている。

そんな状態では、誰だって焦ってしまいます。でも、就活にあせりは禁物。

そして実のところ、焦る必要はまったくありません。

今回は10月になっても内定がない方へ、今後の就活対策について解説していきます。

10月で内定がない場合就活を続けるべき?

10月で内定がない場合就活を続けるべき?

10月になっても内定の出てない人の選択肢には2つ

10月になっても内定の出てない人の選択肢には2つあります。

1つは秋採用で内定を目指すこと。そして、2つ目は今年の採用をあきらめて就活浪人すること

志望企業にこだわり過ぎてしまったり、就活が長引いて疲れてしまったりすると、就活浪人を選ぶケースが多いようです。

しかし先に結論から言えば、2つ目の選択肢「就活浪人」はあまりオススメできません

では、なぜ就活浪人は避けるべきなのでしょうか。

企業側は不採用にした学生に対して、「来年もぜひチャレンジしてください!」というねぎらいの言葉をかけることがあります。

しかし、学生はその言葉を鵜呑みにしてはいけません。

なぜなら、企業側は社交辞令として「来年もぜひチャレンジしてください!」と言っていることがほとんどだからです。

そのことをしっかりと理解しましょう。本採用試験で採用予定を下回ったため、秋採用を実施する企業もたくさんあります。

春採用で不合格となった学生が、秋採用に再度応募してくるケースもよくあることです。

しかし一度は不合格を出した学生が、二度目で合格できるケースはほとんどないでしょう。

ましてや、就職浪人して翌年受けにきた学生が合格する確率は、極めて低いと言わざるを得ません。

もちろん二度目となれば要領が分かり、例えば筆記試験棟なら高い得点が得られる可能性はあります。

その点では、現役の学生よりも有利と言えるかもしれません。

しかし、企業側の人事担当者は会社に合う人材か、そうでないかで合否判定をしています。

つまり、点数の問題ではないのです。

企業側が採用試験で落とすということは、「あなたは当社には向いていません」という回答だと考えてください。

ここで注意したいのは、あくまで企業への適性であって、人間性がすべて否定されたというわけではないということ。

ですから不採用を受けても、「あなたに向いている会社」を選べば良いだけです。

秋採用で内定を目指す

3月から就活が解禁され、春の採用で募集人員を満たせなかった企業が、9月頃から採用を再スタートさせるのが秋採用です。

企業によっては翌年の春、3月の卒業寸前まで募集をしていることがあります。

秋採用を行っている企業の多くは、春採用で学生が集まらなかった知名度の比較的低い企業が中心です。だからといって、すべての企業がブラック企業であるとか、経営が危ないといったことではありません。知名度は低くても、優良で堅実な経営を行っている企業はたくさんあります。もしかしたら、あなたに合った会社はその中にあるのかもしれません。

就活市場も秋採用を実施している優良企業や非公開の求人をご紹介いたしますので、気になる方はこちらから登録ください。

10月で内定がなくても秋採用でチャンスをつかもう!

10月で内定がなくても秋採用でチャンスをつかもう!

マイナビの調査によると、内定ゼロの状態で卒業する学生の多くが「春の就活で内定がもらえなくて嫌になり、就活することをやめてしまった」と回答しています。秋採用を実施している企業は全体の実に51%。あきらめなければ、チャンスはいくらでもころがっています。

大手だけにこだわるのではなく、大手企業の関連会社やグループ会社、規模は小さくても堅実経営で優れた製品を生み出している優良企業など、幅広い選択肢があるはずです。そのように考えてみると、秋採用で内定を勝ち取ることは、それほど難関ではないということがよくわかります。

秋採用を行っている企業の多くは予定の採用枠が埋まらなかった大手企業や、知名度がないために学生の応募が少なかった中堅・中小企業など。また、テレビ局や新聞社、ベンチャー関連企業などでは、「幅広いタイプの学生を採用したい」という理由で秋採用を実施している場合もあります。

マイナビの調査によると、全企業の51.7%が10月以降も採用活動を続けると回答しています。上場企業では37%、非上場では53. 7%が秋採用を実施している状況です。

企業が見ているのは「継続力」

企業が見ているのは学力や専門的な知識よりも、学生が持っている「継続力」です。大学で学生が学べることは、ある意味たかが知れています。専門分野を学ぶのはわずか2年、教養を含めてたったの4年です。企業に就職してこれから始まる企業人としての人生に比べれば、大学の4年間はとても短い期間でしょう。

では、企業側はどこに採用の基準を置いているのでしょうか。企業側が重視するのは、専門知識よりも人物面です。企業側は特殊な学力や能力よりも、「素直さ」「継続力」を重視する傾向が強いといわれています。

技術革新のスピードが速い現代の企業にとっては、「継続力」がもっとも重要になります。新しい技術や知識を導入し続ける「継続力」。常に時代に対応しながら変幻自在に業態を変えていくための「継続力」を、多くの企業は求めているのです。その意味では、春の就活で内定がもらえなくてもへこたれることなく就活を続けているということ自体が、「継続力」のある人材という評価につながるかもしれません。企業側は、そういうあなたの姿勢を見ています。

何十年間も毎年学生を見てきた企業の人事担当者には、それなりの優秀な人材を採用するためのノウハウや戦略があります。就活に苦労しながら、あきらめずに就活を継続している学生の姿を人事担当者は評価するでしょう。そうした学生であれば、「あきらめずに長く働き続けてくれる」と企業側は考えるからです。

10月で内定がなくても秋採用で成功するには

10月で内定がなくても秋採用で成功するには

10月になっても内定がない厳しい状況の中、秋採用で成功するにはどのような対策を行えばよいのでしょうか。まずは春の就活でどうして企業から内定がもらえなかったのかを分析することから対策を考えていきましょう。

なぜ内定がもらえなかったのか?原因を探る

春の就活解禁以来、リクルートスーツに身を包んで足を棒にして就活をしてきたのに、10月になってもまだ内定がない!毎日を嫌な思いで過ごしているという学生は多いはずです。秋の就活をはじめる前に、いったん仕切り直して、「どうして春の就活で内定がもらえなかったのか?」という原因を見つけて対策を考えるようにしましょう。

自分の中だけであれこれと考えあぐねても原因は見つからないかもしれません。そんな時は、大学のキャリアセンターを活用してみる、企業のOG・OB訪問をしてみる、就職エージェントを活用してみる、といった対策が有効です。また、企業で働いている知り合いの先輩がいれば、相談に乗ってもらうことも原因の究明に役立つでしょう。

大学のキャリアセンターを活用

大学の就職相談室には膨大な求人が届いています。ここに求人票を送ってくる企業は、「この大学の学生を採用したい」と宣言しているようなもの。大学の就職相談室を通した就活は成功率がグーンと高まるはずです。

スカウトサービスの利用

スカウトサービスというのは、インターネットの登録画面にプロフィールなどを登録すれば、それを見た企業からオファーがくるシステムです。

自分のプロフィールを登録しておくだけで、たくさんの企業に見てもらえるサービス。オファーの数が多い場合は就活の成功率が高まります。あなたのプロフィールに興味を持った企業がオファーしてくるので、自分に合った企業と出会うチャンスです。

就職エージェントを活用する

就職エージェントというのは、プロのキャリアアドバイザーが、学生の希望にそった求人を紹介する無料のサービスです。単に企業を紹介するだけでなく、就活内容を分析して課題点をさぐり、あなたに適した就活をサポートしてくれます。プロ目線の適切なアドバイスが受けられるので、自分では気づかなかった問題点なども明らかにしてくれるはずです。

就職エージェントが紹介する企業は、ナビサイトなどには掲載されていない非公開求人なども含まれます。就活の選択肢が大幅に広がりますよ。これまでは一般の社会人がよく利用してきたサービスですが、最近は新卒学生の利用も増加しています。

面接対策を重視する

秋採用の面接で企業の人事担当者からよく質問される内容として「どうしてわが社の春採用に応募しなかったのですか?」があります。この質問に対しては正直に回答することが大切です。

「当初は○○業界を中心に就活をしていたけれども、視野をひろげて他の業界にも選択肢を求めてみました」といった回答が模範になるかと思います。最初からこの会社を志望していなかったことぐらい、企業の人事は承諾済みです。

ただし、志望理由の曖昧な学生を採用することはないので、人事担当者が納得のいく回答を用意しておく必要があります。

「現在内定があるのか、それともないのか」についても質問されるでしょう。この質問にも隠すことなく正直に答えることが大切です。嘘をつくことが一番いけません。

これまでの面接を総括してみよう

春の就活の面接内容をふりかえって総括してみることも、秋の就活を成功させるためには大切なことです。何よりも就活の面接本番を経験しているので、本番でどうすれば力が出せるのか、おおよそ検討がつくのではないでしょうか。

これまでの面接で良かった点、悪かった点を、一度整理してみましょう。悪かった点をどうすれば改善できるのか。話し方はどうだったか。長い文節を切ることなくズラズラと話したために、内容が人事担当者に伝わってないのではないか。必ず反省点や改善点があるはずです。

面接の反省点を見つけて改善していくことで、秋の就活を成功へと導いてください。自分では気づいていない失敗があるかもしれないので、友人や先ほど解説した大学の就職相談室、就活エージェントなどに相談するという方法もオススメです。

就活市場には就活に関する様々なヒントやお役立ち情報が掲載されているので、ぜひ一度チェックしてみてください。

10月以降に内定を獲得するためのポイント

10月以降でも滑り込みで内定を獲得することはできます。

ここからは、10月から勢いをつけて就職するためのポイントについてお話していきます。

面接の回答やマナーを改善

10月でも内定をもらうためには、基盤となる回答やマナーについて今一度見直してみる必要があります。

回答が企業の社風やニーズに合っているか、自分の人柄が伝わりやすいかなどを改善して回答を作成しましょう。

また、面接時のマナーを復習しておくことで自信をもって面接に挑むことができます。

自信は態度に出ます。

自分に自信がついて堂々と面接を受けられるくらい対策を万全にしておきましょう。

他の人に回答をチェックしてもらう

自分だけでは気づけるポイントに限界があります。

そのため、他の人にもチェックしてもらいましょう。

伝わりやすい表現や構成を精査することで面接の回答の質はぐっとたかまります。

印象にも残りやすくなりますので友人や大学の教授、就活エージェントなどを頼ってみてください。

今まで見てこなかった企業もみてみよう

10月まで内定を獲得できていない学生は、大手企業ばかり選考を受けている傾向にあります。

名前を聞いたことあるような企業はそれだけ選考の倍率もたかくなります。

また、必ずしも大手企業が働きやすい・高給など条件がいいわけではありません。

そのため、自分なりの軸を持って企業を探しましょう。

企業への理解を深めてマッチ度の高い企業を見つければ、企業もあなたの魅力を知ってくれます。

まとめ

今回は、就活で10月になっても内定がない場合どうすればよいのかについて解説してきました。

本編でも触れていますが、就活を途中であきらめないことがいちばん大切です。しぶとく継続して、秋の就活に果敢にチャレンジしてください。そういう姿勢を企業の人事担当者は見ています。大学で学んだことよりもあなたの人間性や忍耐強さ、「継続力」を企業は求めています。そのことを頭の隅に置いて秋の就活を乗りきってください。

あせることはありません。就活がうまくいかなくてもなんとかなります。あきらめないことがいちばん大切ですよ。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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