面接で緊張しない方法を解説!緊張してしまった時の対処法も!

面接で緊張しない方法を解説!緊張してしまった時の対処法も!

就職活動を行う中で避けて通れないのが面接です。日常の自分ではなく限られた時間の受け答えで合否が確定してしまうため、誰しも緊張するものです。

ただでさえ緊張するものなのに、特に昔から「あがり症」でうまく喋れないことが悩みの学生は、どう面接に臨めばいいのでしょうか。

「全く緊張しないようになる!」ということは無理であっても緊張せずに自分の思っていることを話し、力を発揮できるためのコツは必ず存在します。今回は、そのポイントについてご紹介します。

なぜ面接で緊張してしまうのか

なぜ面接であがってしまうのか

面接で緊張してしまう原因は、簡単に言うと「面接は苦手だ」と思うからです。この漠然とした「苦手意識」は、面接に対する不安や恐怖感を自分に植え付けてしまっているからと言えるでしょう。

人間は、不安や恐怖を感じると「ノルアドレナリン」という神経伝達物質が血液中にたくさん分泌されます。そして、自律神経のうち「交感神経」が刺激され、脳の血流が活性化するのです。

一般的に、緊張している時に作用しているのが交感神経、リラックスしている時に作用しているのが副交感神経と言われています。

交感神経が優位になることにより「汗をかく」「顔や耳が赤くなる」「動悸が激しくなる」「声が上ずる」といった症状が出てしまい、余計に自分の不安や恐怖を煽る結果になってしまいます。

では、なぜ面接に対する「苦手意識」は生まれてきてしまうのでしょうか?

過去の失敗から、失敗する自分をイメージしてしまう

過去の失敗体験やうまく話せなかった経験を思い返してしまうことで、自信をなくしてしまいます。

「この面接でもうまく話せないだろうな」、「無言の空気が流れる」、「周りの学生や面接官がこちらをじっと見つめる」、「早く話してくれよと思われる」、「嫌な気持ちにさせる」などマイナスな未来を想像してしまいます。

自分が「これを話す」というイメージをもっていない

漠然と「合格できるかな、失敗したくないな」という、結果のことばかりを考えてしまいます。

面接官はどういうことを聞いてくるのか?それに対して自分はどう答えるのか?というシミュレーションを行わない結果、他の学生は普通に用意してくるような質問に対する答えが即座に頭に浮かびません。

「こんな簡単な質問なのに自分は答えられないのか、思えばいつもそんな感じだった」と、面接そのものに集中できず、自分の内側でくよくよと考え始めてしまうスパイラルに陥ってしまうのです。

この面接に失敗したら恥ずかしい、責められる、笑われると思ってしまう

自分に自信がもてなかったり、人前で話すことに抵抗を感じたりしてしまう方は、特に1つの失敗を重く捉え、他人からの判断がそこですべて決まってしまうと思いがちです。

ここでうまく答えられなかったら面接に落ちてしまう、落ちてしまえば周囲からも馬鹿にされるだろう、親や先生を失望させるだろうというように他人からの評価を過度に気にしてしまうのです。

面接で緊張したら評価は悪くなるの?

普段緊張しがちな学生はこの不安を1番に感じていると思います。

ですが、面接で緊張しても大きく評価に影響することは考えにくいので安心してください。

というのも面接官は面接で学生の性格や人柄を知ることが目的であり、学生の回答内容を重視しているからです。

就活の面接で緊張しない学生はほとんどいません。

そのため、緊張のせいで評価がマイナスになるということは気にしないようにしましょう。

また、面接で他の学生と差をつけられるように自己分析なども欠かさずに行い、よりよい回答ができるようにしましょう。

面接前に緊張をほぐす方法

面接前にできるあがり症対策

自分が緊張しやすいと自覚しているなら事前に準備をし、可能な限り余裕をもって面接に臨むべきでしょう。面接に臨む事前準備として以下のような方法をご紹介します。

ハキハキと話す練習をする

ハキハキと話すことは、重要、かつ、良いこととして一般的に受け入れられていますが、そもそもなぜ、ハキハキと話すことが求められているのでしょうか?それは、ハキハキと聞き取りやすく話すことは、「情報伝達の技術」だからです。

人は、情報を受け取ることで物を考え、行動します。特に仕事をする上で扱う情報は、主に「視覚情報」と「聴覚情報」です。

良い情報を受け取れば、人はやる気をもって行動できます。一方で悪い情報を手に入れれば、人のやる気はそがれ、マイナスの感情が芽生えます。

同じ話の内容でも聞き取りやすい声で聞くか、聞き取りづらい声で聞くかによって人が受ける印象、感情は変わってきます。仕事を感情的に行うものではないとわかっていても、人はどうしても感情に左右されてしまう生き物です。

コミュニケーションの大部分を占める「話すこと」、すなわち「聴覚情報」がいかに重要であるかは、言うまでもないでしょう。

相手と良好な関係を築くための技術・テクニックとして、話し方の練習をする価値はあります。一回身についてしまえば、どんな業種、どんな相手であっても恒常的に有効な能力ですので積極的に身につけましょう。

内容は、何でも構いません。身の回りの手ごろな文章を音読するところから始めてください。まずは、面接で話すという想定を無視して「一字一句ゆっくり丁寧に」、「可能な限り大きな声で」、「可能な限り大きく口を開けて」話してみましょう。

恐らく、一人でやっていても恥ずかしく感じると思います。でも、それでいいのです。「丁寧に話す」ということへの抵抗感がなくなれば、どんどん日常の会話も丁寧で分かりやすい話し方に少しずつ近づいていくはずです。

堂々と話す自分をシミュレーションする

次に、考え方と心持ちの話です。面接で堂々と話す自分をシミュレーションしましょう。想像するにしても、可能な限り具体的なイメージをするのです。

まずは、面接会場の建物に入るところから始めましょう。自動ドアが開き、目の前には「面接会場は5階です」という立札があります。建物奥のエレベーターまで歩いていきます。上ボタンを押して間もなく、エレベーターはやってきました。

乗り込んで、ドアを閉めます。ほかの学生は、まだ誰も来ていないようです。エレベーターを降りると受付が見えます。受付に座っていた女性が立ち上がり、「こんにちは」と声をかけてくれました。といった具合です。

想像が長くなっても構いません。この調子でイメージを続け、面接官との会話や自分の受け答えをイメージできれば、OKです。

重要なのは、過去の失敗する自分ではなく、うまく話せている自分や好意的に受け止めてくれる面接官を想像するのです。現実世界が100%思い通りになることはあり得ませんが、成功している自分をイメージすることは、自分の心を落ち着けるための大きな力になるはずです。

さらに言うと、面接官との受け答えの場面を何度も繰り返し想像し、「問答集」的に受け答えを用意しておくことが有効でしょう。

人と話す

たった10分程度の言動で自分が評価され、その後の人生を左右しかねない面接の場は、誰しも緊張します。

人と対面で向き合い、真剣に話をする場です。そして、それを周囲からも見られる場というものは、人生の中でそうあるものではありません。そこで、特に面接で緊張しやすい人は、可能な限り似た状況の中で訓練をしてみましょう。

  • 授業で発言する、グループワークで積極的に何か言ってみる
  • ショップや美容院などで店員さんと会話してみる
  • セミナーや研修、勉強会で前方の席に座り、できるだけ発言や質問をする
  • 友人に真面目な話を振ってみる、自分の意見を言う

緊張する場に耐えるための訓練も必要ですが、そもそも皆さんが「面接」というものを重く捉えすぎているのかもしれません。

面接は、あなたという人間を批評するための場ではなく、「ともに仕事をする同志」を探す場です。面接官にしても学生を採用せねばならないという事情があるのです。

決定権は、企業にあるにせよ、本来は「この企業で働く」ということを学生と企業とで互いに確認しあう場なのです。あくまでその意味においては、面接官と学生は平等であることを覚えておきましょう。

当然、平等だからと言って、横柄に接していいわけではありません。互いが互いを尊重し、丁寧に誠実に接することが求められています。

企業からの問いかけに対して緊張してうまくコミュニケーションをしないこと、自分の都合で相手に伝えるべきことを伝えられないことは、相手にとってある意味失礼なことをしているのかもしれません。

面接中に緊張してしまう人に共通することは、その面接で人生のすべてが決まってしまう「評価の場」のように意識してしまっていることです。面接は、あくまでも面接官と真面目に話をする場だと意識すれば、肩を張らずに受け答えができ、緊張も和らいでゆくはずです。

深呼吸をし、最後は全力を尽くすしかない、という前向きな気持ちをもつ

受験の場合も同じですが、「1つでも自分の全力を出す」ことが合格への近道です。周りの誰かより、一般的な学生よりもいいことを言おう、良く見せようとするのは逆効果。面接官は何十人、何百人もの学生と接するいわばプロフェッショナルです。

自分を過度に見せたり、極端な言動をしたりしていることは、何となく察してしまいます。自分をよく見せようとするときは、自分の「過去」の話に集中しがちです。

もちろん、何をしてきたか、ということで人を評価できる面はありますが、より重要なのはその人の「未来」のこと。そのため、会社の中で、社会の中で一体何を成し遂げたいのか、何をしていく人間なのかを伝える必要があります。

会社の今後を任せる人材を探している企業の立場では、そちらのほうがよほど重要なのです。

未来の話であれば、少しばかり背伸びをして語ることは一向に問題ありません。

それだけ自分が成長しようという意欲があり、その会社の未来を引き受けようとしているのですから企業にとってはこれほど頼もしいことはないでしょう。

未来について語れる人は、自分のことではなく相手のことも意識できる人です。遠い先の現実性のない話だけではなく、今いるクライアントとの関わりに於いても良好なコミュニケーションを築ける人材として一目置かれるはず。

自信をもって何をしていきたいかということを話しましょう。今の自分とはかけ離れていても努力をして本当のことにしてしまえばよいのです。

面接当日の緊張をほぐす方法

面接をはじめ、大切な機会や人前に出ると緊張しやすい人は、失敗を許せない完璧主義な方や、失敗したらどうしようとばかり考えるネガティブ思考な方が多いです。

面接で緊張しないようにするためには、当日の不安を少しでも軽減して自信を持って臨めるよう、事前に緊張をほぐす対策をとっておくことがおすすめです。

鏡の前で笑顔の練習をする

まずは、鏡の前で自分の顔を映しながら笑顔の練習をしてみてください。

緊張しやすい人は顔がこわばり、自分では笑みを浮かべているつもりでも、怖い顔で面接官をにらんでいるような顔になってしまうことがあります。

これでは第一印象で良い印象を残せません。

鏡で笑顔になれる練習をして、見た目にもちゃんと笑顔ができるように表情を形状記憶させましょう。

笑顔になることは印象を良くするだけでなく、緊張をほぐす効果もあるので一石二鳥です。

顔の筋肉がほぐれて血流が促され、リラックスできる効果があるためです。

余裕を持って会場に到着する

面接当日は余裕を持って到着できるよう、所要時間より15分から30分ほど早めに出発するなど、ゆとりあるスケジュールを設定しましょう。

万が一、交通機関の遅れやトラブルが生じてギリギリになったり、遅刻しそうになったりすれば、気持ちが焦り、余計に緊張してしまうからです。

面接のシミュレーションを行う

緊張して話ができなくなれば、面接を進めることさえできなくなります。

緊張しながらでも答えが出てくるよう、よくある質問やエントリーシートなどに記載した内容を利用して、質疑応答のシミュレーションを行っておきましょう。

何度も練習をすることで、想定する質問に対しては緊張しながらでも、きちんと対応できるようになるはずです。

当日も1つ、2つと質問に答えていくことで、心に余裕が生まれ、少しずつ緊張が解きほぐされていくメリットが生まれます。

緊張をほぐせるちょっと変わった方法

 

実際の面接を乗り切った先輩たちの中には、少し変わった方法で面接の緊張を乗り切っている人がいます。

ここでは、特殊な面接乗り切り対策として2つの事例を紹介します。

・コント「面接」

・面接官はおっさん

いずれも、真剣に面接を乗り切りたい気持ちがベースになっている、その人なりに緊張しないで済んだ方法です。

思いもよらぬ方法ですが、面接とはいえ、あまり気負いすぎるのも良くありません。

むしろ、リラックスしたほうが本来の自分をアピールできるでしょう。

コント「面接」

1つ目の方法は、自分自身がお笑い芸人になったような気分で、面接をコントだと思って乗り切る方法です。

入室する前に、心の中で「コント 面接」などと言ってみてください。

まるで自分がコントをやっているような気持ちになり、緊張せずに済むでしょう。

面接の場で「人を笑わせるコントだなんて、逆にハードルが上がってしまう」という人は、台本が決まっていると意識してみてください。

面接の場で受け答えする内容は、多くの場合、あらかじめ決まりきっています。

想像もできないような質問をされることはありません。

たとえば、自己PRしたい本筋(自分がどう言った人間であるか)や自分の長所・動物にたとえると何かなど、ほとんどの面接の場で同じようなことを聞かれます。

具体的に答えるべき項目さえ頭に入れておけば問題ありません。

自分が役を演じているというような気持ちになれば、焦らず受け答えができるでしょう。

面接官はおっさん

面接の緊張をほぐす方法、2つ目は面接官に対する認識を変えることです。

初対面の人事担当者、ましてや憧れの企業の採用担当ともなれば「同じ空間にいることも、受け答えも緊張する」という人は大勢います。

面接官が若ければ自分と年齢層が近いため、親近感がわき、落ち着いて面接を受けやすいでしょう。

しかし、年配の男性面接官に当たってしまった場合、想定以上に緊張してしまうことも考えられます。

そこでおすすめしたいのが「面接官はおっさん」と認識することです。

企業の採用活動を担う人事やどれだけ偉い役職のついた人であっても、同じ人間です。

窮屈な満員の通勤電車で出社しているかもしれませんし、家で反抗期の娘に軽くあしらわれているのかもしれません。

人らしい一面が見えるであろうと仮定して、自分から身構えてしまうのはやめましょう。

面接で短所をあがり症と伝えてもいい?

面接で短所をあがり症と伝えてもいい?

面接の場で、自分の短所として「あがり症である」ことを伝えてしまってもよいのでしょうか。

面接官は、その人がどんな人かを知りたいのですから伝えることには何ら問題はありません。

ただし、伝えるときにはポイントがあります。まずは、短所であるだけではなく、長所との表裏一体であることを話す方法です。

「ただいま非常に緊張しておりまして、言葉に詰まっております。
ご覧の通り小心者なのですが、小心者であるからこそ周りの友人以上に慎重になることができていると思います。
サークル活動の発表会でも、準備が万全かを本番前に何度もチェックし、そこで重要な見落としにも気づくことができました。」

もう1つは、自分のあがり症と向き合い、克服しようとしていることを話す方法です。

「ただいま非常に緊張しておりまして、言葉に詰まっております。ご覧の通り自分はあがり症だと認識しています。これを克服するために、授業やゼミで積極的に発言したり、家で発声練習をしたり、お店で人に話しかける練習をしています。」

面接中に緊張してしまったときの対処法

あがり症が面接の最中に言葉に詰まったら

どんなに事前に対策を講じても、緊張しやすい人がまったく緊張しなくなるわけではありません。

もし、面接中に極度に緊張して前に進めなくなりそうなとき、どうすればいいか、事前に対処法を学んでおきましょう。

失敗してもしょうがないと諦める

失敗は許されないと完璧主義を貫こうとすればするほど、心の余裕がなくなり、余計に緊張が高まってしまいます。

緊張しやすい自分の性格を受け止め、失敗しても仕方ないと気持ちを切り替えましょう。

自分の将来がかかっている就活の面接ですから、程度の差こそあれ、誰しも緊張しているはずです。

一度くらい失敗しても、あなたの人格が否定されるわけでも、将来の可能性がなくなるわけでもありません。

面接官も緊張感を持って臨んでくれる就活生をフォローしたいと感じていますから、余計な不安を断ち切って、ありのままの自分で勝負しましょう。

いつもよりもゆっくり話す

緊張すると話せなくなる方がいる一方、早く終わらせたいとか、言いたいことをしっかり伝えなくてはと焦るばかりに早口になってしまう方が多いです。

自分では普通に話しているつもりが、面接官には聞き取れないほどの猛スピードな小声で話している方が多いです。

自分では気付きにくいので、その場で深呼吸をして、ゆっくりと話すことを心がけてください。

緊張しながらでも、伝えたいことが伝わりやすくなります。

聞かれたことに対してのみに答える

自分を良く見せたいとか、しっかりとした意見を述べなくてはと思うあまり、完璧な答えを追及したり、あれもこれもと言おうとしたりすると緊張のあまり、早口になってしまいます。

基本的には聞かれたことに対してのみ簡潔に答え、用意していた原稿があったとしてもすべてを話そうと頑張りすぎないことがポイントです。

回答を丸暗記しない

面接のシミュレーションをする上では、自分が事前に用意した回答を丸暗記して練習をするかもしれません。

緊張しながら最低限の回答をする上では、回答を頭に入れておくことは大切なことです。

ですが、すべてを完璧に言おうと頑張ると、緊張したときに頭が真っ白になって何も出てこなくなり、余計に焦ってしまうことがあります。

完璧な回答を目指すのではなく、要点やポイントをかいつまんで頭に入れ、自然に答えが出てくる程度にシミュレーションをしておくことが大切です。

笑顔を維持する

思うように話せない、緊張しすぎて頭が真っ白になってしまったと、泣きそうな顔をしたり、青筋を立ててしかめつらをしたり、下を向いて黙り込んでしまえば、それこそ面接官も対応のしようがありません。

うまく話せなくても、その点は割り切って、せめて笑顔を維持しましょう。

笑顔を浮かべて、「緊張してしまいすみません。」と一言でも話せたほうが、その場を乗り切れます。

人前に出る仕事では難しいかもしれませんが、コツコツ作業の事務職や技術職であれば、エントリーシートなどの志望動機などがしっかり記載されていて、笑顔で印象がいい人なら採用される可能性も残されています。

切り返しの言葉を用意しておく

面接で緊張してしまうのは、当然です。緊張するということは、その会社での面接では失敗できないという想いの強さの表れでもあります。

では頭が真っ白になってしまった時はどうしたらいいのでしょうか。

そうした時のために1つでいいので、切り返しの言葉を用意しておきましょう。

「ただいま非常に緊張しておりまして、言葉に詰まっております。
もう一度質問をおっしゃっていただけますでしょうか」

こうして、落ち着いて考える時間を得るのです。深呼吸をしても構いません。真剣に答えようとしていることが相手には伝わります。

それでもだめなら、

「すみません。考えてきたことを忘れてしまいました。別の質問をしていただいてもよろしいでしょうか」

と正直に言ってしまうのも1つの手です。自分から会話を前に進めようとすることができれば、面接官もそこに答えてくれるはずです。

オンライン面接での対処法

これからの就活は、面接対策の一環としてオンライン面接の対策も考えておきましょう。

オンライン面接での緊張の乗り切り方は、以下の3つです。

・リセットできる場所を見つける

・ゆっくりと大きな声で伝える

・緊張していると最初に伝える

オンライン面接であっても、対面の面接と聞かれる内容や受け答えする内容は同じです。

ポイントは、オンライン環境下に慣れることでしょう。

事前の対策を講じておけば、いざ面接の本番で焦ることもありません。

リセットできる場所を見つける

オンライン面接対策1つ目の方法は、自宅でも心を面接モードに切り替えるスイッチを見つけることです。

オンライン面接では、自分の部屋で面接が受けられるという大きな強みが活かせます。

ところが、慣れ親しんだ自分の部屋では、いつもの調子が出ないという人もいるかもしれません。

オンライン面接対策では、何かしらのリセットのきっかけを作りましょう。

たとえば「部屋の電気を見たら、気持ちを切り替えて面接モードに入る」というような自分ルールが有効です。

ほかにも、面接官の顔が映し出される画面の向こう側に、目に入れるだけで自分がホッと落ち着けるものを準備しておくの1つの手です。

手元や足元に手触りの良いグッズを置く、お香を焚くなど、オンラインならではのリラックス方法もあります。

ゆっくりと大きな声で伝える

オンラインでの面接対策2つ目は、特にハキハキと丁寧に大きな声で受け答えするように心がけることです。

オンライン環境は、ときとして電波の状態などにより、相手の声が聞き取りにくい場面も想定できます。

面接官から、話をもう一度聞き返されることも考えられます。

人から話を聞き返されると、何も失言していないのに、自分が間違えてしまったような気になる人もいるでしょう。

オンライン面接では、なるべく話を聞き返されないようにすることは大事です。

受け答えは、意識的にゆっくりハキハキと答えることをおすすめします。

落ち着いた話し方ができると、自然と心もリラックスします。

緊張している場面で、自分から不安が募るよう焦って行動する必要はないということです。

緊張していると最初に伝える

オンライン面接対策、3つ目の方法は、自分が緊張しているという現在の状態を包み隠さず伝える方法です。

オンライン面接の対策ではありますが、面接官と直接対峙する対面面接でも、この方法は活かせます。

面接の場で緊張するのは当たり前のことです。

面接官によっては、緊張している学生を見て「まじめに就活と向き合っているな」と評価するケースも考えられます。

緊張してしまうことが、すべてマイナスにつながるわけではないのです。

自分の心情を素直に伝えることで、ミスを寛容に受け止めてもらえる可能性もあります。

緊張していると自覚することで、心に落ち着きが取り戻せる場合もあるでしょう。

また、面接官から質問の受け答えに対するアシストを得られる可能性もあります。

自分の状態を利用して、緊張をほぐすきっかけにしましょう。

まとめ

あがり症の方も面接を乗り越える方法はいくつもあります。

なぜあがってしまうのか原因を考えて、それに応じた対策を立てていきましょう。

この記事の他にも、「就活市場」では、就職活動に役立つ記事を多数掲載しています。ぜひ一度ご覧ください。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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