長期インターンのススメ
今回は筆者が実際に体験した長期インターンをご紹介したいと思います。
そもそも筆者が長期インターンをはじめたのは、いわゆる「意識高い系の学生」だったからではありません。 飲食店のアルバイトと「飲みサー」に所属するごく普通の文系大学生でした。
しかし、このままでは面接で胸を張って話せるエピソードがないと思ったため、インターンに参加することを決意しました。
私は文系の学生だったのでほとんどの企業の場合、入社すると営業職からスタートすることになります。 ですので、営業、マーケティング、ライターなど様々な職種がある中でも営業を選びました。
その後インターン先の企業を探していましたが、営業を募集している求人の中でも社員の業務をサポートする雑用業務ではなく、学生でも裁量権をもって働かせていただける従業員20名ほどのITベンチャー企業で働くことに決めました。
業務内容と働く環境
そこでの業務はひたすら企業に電話営業をし、そこでアポイントが取れた企業に提案をするというものでした。
はっきり言ってここでの業務は私がこれまで経験したどのアルバイトよりも辛かった思い出があります。
読者のみなさんはどのように想像するかは分からないのですが、テレアポは基本的には断られるもので、私の場合100件電話をして1件アポイントをとれるのが平均値でした。 当初は断われ続けることに落ち込み、電話をかけるのが億劫になったり、何度も辞めようか悩んだ時期もありました。
実際に私がインターンとして入ったあとに中途入社の人が2人いましたが、1人が1日、もう1人が1週間で辞めるくらいの環境と言えばどれだけ厳しい環境だったか想像していただける思います。
ただ、それだけの環境でも目標を設定して行動したことは自信にもなりましたし、小規模の企業でかつ営業のインターンが私だけだったということもあり、社員の方が私の成長に対してもコミットしていただいたことは大きな成長につながりました。
長期のインターンで得られたもの
目標に対しての粘り強さ
インターン生であっても社員と同じ水準で目標を張り、行動することが求められていました。
その中で、成果を出せる方法を試行錯誤したり、断われても諦めず行動ができたことは就職活動でも大きく評価されたことだと考えています。
様々な人を巻き込むことのできるリーダーシップ
営業というと個人プレーだと思いませんか?実はそんなことはないのです。
筆者がインターンをした会社がシステム開発関係の会社だったので、どうしても営業をしていてシステムのことでわからないことがたくさん出てくる、ということがありました。
そのようなときに、社内のエンジニアを巻き込みお客様に提案をし、わからないことをわからないで済まさずに最適な提案をする、ということを経験しました。
一人で解決しようとするのではなく、様々な人を巻き込み課題を解決していくというリーダーシップを学べたと思っています。
最後に
これらの経験は普通の飲食店やコンビニなどのアルバイトや遊んでいるサークル活動では得られがたいものだと思います。
実際に就活の成果としても、5月の上旬の段階で外資系メーカーと大手IT企業から内定をもらうことができました。
学生時代、まだ何もやっていない学生はぜひ、長期インターンをしてみてはいかがでしょうか。