長期インターンにおいてテレアポに取り組んだ人が、ガクチカでその経験をアピールする方法について紹介します。
どのような点がアピールできるのか、どのような構成で作成すれば良いのかに焦点を当てて解説するため、ぜひ参考にしてください。
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【長期インターンのガクチカ】長期インターンはガクチカでアピールできる?
結論として、長期インターンのガクチカは就活において非常に力強いアピールとなるものの1つです。
長期間、実際に企業で働くという経験をしているということは、ビジネスマナーや社会人としての基礎的なスキルを身につけている可能性が高いと判断してもらえます。
しかし、唯一の注意点として、インターンで勤めていた業種と全く違う業種を目指す場合は、なぜインターンと違う業種の企業に応募しているのかを明確に説明しないと、マイナスの印象を与えてしまう可能性があります。
【長期インターンのガクチカ】長期インターンをガクチカにするメリット
続いて、長期インターンをガクチカの題材にするメリットについて紹介します。
大きく分けて3つのものがあるため、それぞれ踏まえた上で良い印象を与えられるような文章を作成しましょう。
説得力のあるエピソードを語れる
実際に長く業務に取り組んでいたということは他の就活生と比べて実務経験が豊富であり、即戦力として活躍してくれる可能性が高い人物であるとみなされます。
また、長期インターンに参加するには自分から応募しなければならないため、ある程度の主体性を持っているとみなされます。
主体的に行動したからこそ、そこでの悩みや学びに深みが出て説得力も増すのです。
「ただなんとなく」「強制されたから参加した」という経験よりも、自分から就活生として市場価値を高めるためにそして実際に目指している業界の業務を経験するために取り組んだ話は非常に説得力があります。
マッチ度をアピールできる
取り組んでいた業務やインターンに参加した企業の業界が近いものである場合は高いマッチ度をアピールできます。
先ほど全く違う業界や業務内容であるとアピールしにくいと述べましたが、反対に近い業務内容で同じ業界の企業にインターンとして参加していた場合、業界に関する知識が深い人物であるとみなされます。
いくらしっかり就活対策を行っていたとしてもマッチ度がそこまで高くなければ、業界に関する知識が浅く早期離職に繋がってしまう人材であるとみなされることもあります。
特に近年は昔と比べて簡単に仕事をやめてしまう人が多い時代であるため、長く働いてくれる人材を求めている企業が多いです。
そこでマッチ度をアピールすることは非常に重要であると言えるのです。
即戦力になる
長期インターンに参加していた就活生は、参加していなかった就活生よりも社会人としての基礎を身につけていることが多いです。
入社する段階である程度社会の道理というものを理解できている状態になっています。
ビジネスマナーや時間管理、チームワークに関してある程度理解があり、さらに業務内容がかつて近いインターンに参加していた場合には仕事や業界に関する理解も深い状態で入社してくるということです。
つまり研修の期間も短くできる場合があり、他の社員のリソースを割くことなく効率よく社員として活躍できるまでに成長してくれるため、企業としても採用したいと思う可能性が高いのです。
よって、あなたが即戦力であるということをアピールできるような書き方をしましょう。
他の就活生との経験の差をアピールできる
他の学生との明確な差別化を図ることができる点も、長期インターンの経験をガクチカとして話すことの大きなメリットです。
インターンシップを通じて実務に即したスキルや知識を習得しているため、特にその業界や職種において他の候補者と比べて優れた点を強調することが可能です。
長期にわたるインターンの経験は、短期インターンやアルバイトでは得られない深い理解やスキルの向上をもたらします。
このような実践的な経験を積んだことは、企業側にとっても即戦力として期待できる要素となり、選考において大きなアドバンテージとなります。
また、インターンの期間中に直面した課題や問題に対して、自らどのように対応し、どのような成果を上げたかを具体的に伝えることで、あなたの問題解決能力やコミュニケーションスキル、リーダーシップをアピールすることもできます。
これにより、企業はあなたが「実際に業務に携わりながら成長し、チームに貢献した」という実績を確認できるため、他の学生と差別化を図る効果的なアピールとなるのです。
長期インターンの経験について話す際は、単に「スキルを向上させた」という表現にとどまらず、それが実際に業務にどのように役立ったのか、そしてそれをどう活かして今後企業に貢献できるかを具体的に示すと、より良いでしょう。【長期インターンのガクチカ】高評価を得るための書き方
続いて、高い評価を得るためのガクチカの書き方についても紹介します。
この構成はどのような題材でガクチカを作成するにあたっても活用できるものであるため、ぜひ参考にしてみてください。
結論
ガクチカに限ったことではなく、志望動機や自己PRなど企業に提出するESは全て結論から話すことが重要です。
なぜならば、企業の採用担当者はあなただけでなく、複数の就活生の提出した文章を読まなければなりません。
つまり、じっくりと一つひとつを何度も読む時間はないのです。
むしろ、結論が最初から述べられていない冗長な文章を提出してしまうと、流し読みされてしまう可能性すらあります。
よって、あなたがガクチカにおいて取り組んだことを先に話し、それを念頭に置いて話を聞いてもらえるようにしましょう。
始めた動機・理由
何事においても、物事を始めた際は、動機や理由があるはずです。
それについて詳しく話すことで相手があなたがどのようなモチベーションを持って仕事に取り組む人材であるのかについて理解してくれます。
企業はガクチカを通じて、就活生がどのようなことにやる気を持っているのか、どのような仕事なら努力できるのかについて確認し、企業とのマッチングも測ろうとしています。
よって、同期、理由については詳しく話しましょう。
またこの後に述べる部分をより分かりやすく説明するためにも、動機や理由を話すことが大切です。
目標・課題
ガクチカにおいて最も重要なポイントの1つである、取り組むにあたって、どのような目標や課題が存在していたのかについては、特に詳しく話しましょう。
あなたがテレアポを行うにあたって、どのような目標を持っていたのか、そしてそれを達成するためにはどのような課題があったのかについて話すことが大切です。
そして、それを解決するためにどのような方法で工夫して取り組んだのかについて話しましょう。
これにより、あなたが実際に就職してから、業務に取り組む際、問題を解決するためにどのような工夫ができるのかについて理解してもらえます。
結果・学び
最も重要な部分ではありませんが、結果についても簡単に説明する必要があります。
その取り組みをした結果、あなたがテレアポでどの程度の成果を残したのかについて話しましょう。
文字数の指定が少ない場合、そこまで詳しく書けるところではありませんが、取り組みについて話してるにもかかわらず結果に触れないと何か後ろめたいことがあるのではないかと疑われてしまうこともあるため、簡単に言えばいいので説明しましょう。
また学びについては、詳しく話す必要があります。
その経験は経てどのような能力や経験を得られた中について話すことでどのようなスキルを持った人物であるかについてアピールできます。
可能な限り、企業研究を通じて得られた情報をもとに企業が求めている人物像に沿ったアピールをしましょう。
入社後に活かせそうなこと
入社後にどのようなことを活かせるのかについて話すことは非常に重要です。
なぜならば、企業の採用担当者は、やる気があることを大前提として活躍してくれる人材を採用したいと考えているからです。
企業の採用活動の目的は、一生懸命働いてくれる人を探すのではなく結果を残してくれる人を探すことです。
よって、あなたがガクチカ、今回であれば長期インターンのテレアポを通じてどのような能力を身につけたのか、そしてその能力をどのように就職した後に生かすのかについて具体的にイメージしてもらえるよう分かりやすく説明しましょう。
これにより、企業研究をしっかり行っているということも伝わり、モチベーションの高さも合わせて伝えられます。
【長期インターンのガクチカ】長期インターンをガクチカにする際のポイント
長期インターンを題材にしたガクチカを作成する際に覚えておくと良いポイントは大きく分けて3つあります。
以下の3つを念頭に置いて作成するよう心がけてみてください。
目標や課題を数値化する
どのような目標が存在していたのか、どのような課題があったのかについては、可能な限り数値で述べることが重要です。
とてもうまくいった、かなりできた、あなたといった抽象的な表現は主観的なものになってしまう、いい評価を得られません。
うまく説明をすることができない人材、つまり論理的思考力が乏しい人材であるとみなされてしまう可能性もあるため、必ず数値は目標は数字で述べましょう。
企業の採用担当者はその場に居合わせていなかった人物であるため、何も情報をのない人が呼んでも理解できる文章を書くことが大切です。
企業との関連性を考える
長期インターンでテレアポを担当していたことが、これから就職することになる企業の業務とどのように関連しているのかについても話す必要があります。
応募する企業の業務内容や業務動向を、職種に必要なスキルを理解してからアピールするようにしましょう。
例えばあなたが長期インターンでテレアポに取り組んだことを通して、忍耐力と論理的思考力を身につけられていたとします。
その場合は、応募する企業に応じて、どちらの能力をより重視しているのか確認してから作成することが大切です。
これにより、企業の求めている人物像に沿った人物であるとアピールできます。
自己分析を行う
「すでに十分に自己分析を行った」という自信がある人も多いでしょうが、時間に余裕があるならばぜひ、もう一度自己分析を行ってほしいところです。
長期インターンを通じて様々な経験を得た後、自分がどのような市場価値を持っているのか、どのような企業に入りたいのかについて再度分析することが重要です。
これにより自分の強み、弱み、そしてインターンを通じて行かせた強みや、まだ社会人として通用しなかった部分がどのようなものであるのかについて振り返ることができます。
また何かガクチカを通じて克服できたことがあるならば、非常に良い経験としてアピールできるため、こちらも積極的に話すようにしましょう。
【長期インターンのガクチカ】長期インターンをガクチカにする際の注意点
長期インターンをガクチカにする際には、いくつかの注意点が存在します。
以下のポイントを意識できていないと、せっかく長期インターンという素晴らしい経験をしたにもかかわらず、マイナスな印象を与えてしまう可能性があります。
そこで、以下の注意点を念頭に置いた上で、良い印象を与えられる回答を作成してください。
専門用語を使わない
長期インターンの経験をガクチカにする際には、専門用語の使用を避けることが重要です。
インターンでの経験は特定の業界や職種に関わることが多いため、つい専門用語を使いたくなることもありますが、それが相手に伝わらなければ意味がありません。
特に、面接官があなたが経験した業界や職種に詳しくない場合、専門用語を多用してしまうと話の内容が理解されにくくなってしまいます。
自己PRやガクチカにおいて大切なのは、相手に自分の強みや経験を分かりやすく伝えることです。
専門用語を使わず、誰にでも分かりやすい言葉で説明することができれば、相手はあなたの経験を正しく理解し、評価もしやすくなります。
シンプルで分かりやすい言葉を使い、相手に共感してもらえるよう心がけましょう。
話を盛らない、嘘をつかない
長期インターンの経験をガクチカとしてアピールする際は、話を盛ったり、嘘をついたりすることは絶対に避けるべきです。
面接や選考の場では自己アピールが大切ですが、嘘や過剰な表現を用いて評価を得ようとしても、意味がありません。
実際の業務や面接中のやり取りで嘘が露見した場合、信頼を失うだけでなく、あなたの評価そのものが大きく下がってしまう可能性が非常に高いです。
また、過度に話を盛ってしまうと、企業から期待以上の責任や役割を求められることもあり、結果としてプレッシャーに感じてしまうこともあります。
長期インターンの実績を素直に伝え、自分がどのように成長し、どのように課題に取り組んだかを正直に表現することが、面接官に対して信頼感を与える鍵です。
当たり前のことをアピールしない
長期インターンの話をする際は、当たり前のことを過剰にアピールするのは避けるべきです。
例えば「与えられた仕事をきちんとこなしました」や「与えられた業務を期限通り終えました」といった内容は、どの職場でも当たり前のことであり、それだけではアピールポイントとしては弱いです。
社会人として当たり前の行動をガクチカの中心に据えてしまうと、面接で印象を残せないでしょう。
代わりに、自分が担当した業務において、どのような工夫をしたか、チームにどんな影響を与えたか、問題解決にどのように貢献したかといった点に焦点を当てることが大切です。
また、自ら進んで新しい課題に挑戦した経験や、周囲との協力を通じてプロジェクトを成功に導いたエピソードを伝えることで、あなたの積極性やリーダーシップをアピールすることもできます。
担当業務の中で特に工夫したことや、努力した点をしっかりと説明しましょう。
【長期インターンのガクチカ】長期インターンで得れること
続いて、長期インターンを通じてどのような経験を得られるのかについて確認しましょう。
これから長期インターンに参加する人はぜひ、以下の2点を念頭に置いて身につけることを意識しながら取り組んでみてください。
目標に対しての粘り強さ
目標に対しての粘り強さは長期インターンを通じて身につけられる可能性が非常に高い能力であるため、意識しながら取り組んでみましょう。
インターン生であっても、場合によっては、社員と同じ水準で目標を立て行動することが求められます。
つまり、数字を残さなければなりません。
その中で成果を出せる方法、試行錯誤したり断られても諦めず行動ができたりしたことは、就職活動においても高く評価される可能性が高いです。
よって、粘り強くインターンに取り組み、大変な業務でも努力を続けられる人物であるとことをアピールできるよう心がけてみてください。
様々な人を巻き込むことのできるリーダーシップ
営業と聞くと、個人プレーが多いと考える人も多いかもしれませんが、グループで取り組むことも多く、そして何より、企業に貢献するために働くという意識を持つことが大切であるため、リーダーシップが身につく可能性が高いです。
例えばあなたがシステム開発関係の会社で、テレアポのインターンを行う際、営業をかける際にどうしても技術的なところで問題が出てくるはずです。
そのような際に、自分1人で調べて解決しようとするのではなく、メンバーに確認することも選択肢の1つです。
例えば、社内のエンジニアを巻き込み、お客様に提案をし、わからないところをわからないで済まさず、的確な提案をするなどといった対策もできます。
もちろん、インターン生なので、人を顎で使うようなスタンスはよく思われません。
しかし、謙虚に、そして業績を伸ばすためにというモチベーションが伝わる取り組み方をしながら、誰かを巻き込むことは高く評価されます。
何より、リーダーシップを身につけることにもつながります。
具体的なスキルを身につけることができる
長期インターンでは、実務経験を通じて具体的なスキルを習得できる点が大きな魅力です。
特に、その業界や職種に特化したスキルを身につけることができるため、将来的にその分野で働きたいと考えている場合には、大きなアドバンテージとなります。
例えば、マーケティング分野でのインターンはデータ分析や顧客行動の理解といった実務的なスキルを学ぶことができ、IT分野でのインターンならばプログラミングやプロジェクト管理のスキルが習得可能です。
これらのスキルはインターン終了後もあなたの強力な武器となり、就職活動やその後のキャリアにおいても非常に役立ちます。
また、実際に業務を通じて得られるスキルは、座学では得られない深さと実践性を持っているため、即戦力として評価されることも多いです。
長期インターンを通じて得たスキルや経験は、企業が求める能力と直結するため、就職活動において他の候補者との差別化を図ることができる素晴らしいものとなるでしょう。
【長期インターンのガクチカ】例文
最後に本記事の内容を踏まえた上で作成した例文を3つ紹介します。
営業職を目指す人、マーケティング職を目指す人、エンジニア職を目指す人に分けてそれぞれ3つ紹介するため、ぜひ本記事のおさらいという意味でも目を通してみてください。
営業
私が学生時代に力を入れたことは長期インターンです。
将来、営業職を目指すにあたり、実践的なスキルを身につけることが重要だと考えたためです。
この経験を通じて、市場リサーチの方法や顧客へのアプローチ方法について学ぶことができました。
まず、ターゲット市場を特定し、その市場の特性や顧客のニーズを徹底的にリサーチしました。
さらに、新規顧客開拓のプロジェクトにおいて、ターゲット顧客のニーズに合わせた提案を行い、100万円の売り上げを達成し、新規顧客15件を獲得しました。
また、顧客と直接交渉し、ニーズに応じた提案をすることで、顧客の信頼を得る方法を学びました。
この経験から得た学びは、将来の営業職において大いに役立つと確信しています。
特に、顧客のニーズを理解し、それに基づいた提案をする能力を、貴社でも活かしたいと考えています。
マーケティング
私が学生時代に力を入れたことは長期インターンです。
マーケティングの知識を実際に市場で活かし、具体的な成果を出すことに注力したかったからです。
このインターンでは特にSNS運用を担当し、ターゲット層に合わせたコンテンツ作成や効果的な広告配信の技術を実践しました。
ターゲットとなる顧客層の嗜好をリサーチし、それに基づいた魅力的なコンテンツを計画的に投稿することで、エンゲージメント率を15%増加、フォロワー数を20%増加させることができました。
この経験を通じて、データを分析し、それに基づいて戦略を調整することの重要性を実感しました。
また、チーム内でコミュニケーションを取り、多様な視点を取り入れることも重要であると感じました。
この経験を通じて身につけた分析力とコミュニケーション力を活用して、貴社のマーケティング担当として貢献したいと考えています。
エンジニア
私が学生時代に力を入れたことは長期インターンです。
理由としては、将来技術者としてキャリアを積む上で、実際の業務環境で自分のスキルを試し、磨く必要があると感じたからです。
アプリ開発プロジェクトに初期段階から携わり、ユーザーへのインタビューを行い、ニーズを把握し、得られた情報を基に要件定義を行いました。
これにより、アイデアから実際の製品が市場に出るまでの一連のプロセスを体験することができ、顧客満足度も95%向上させました。
この経験から、スキルだけでなく、顧客の声を直接聞き、それを映させることの重要性を学びました。
また、チームで協力してプロジェクトを進める中で、コミュニケーションの技術も身につけました。
この経験を通じて身につけた課題を分析して解決する能力と、コミュニケーション能力を活用し、貴社でもエンジニアとして活躍したいと考えています。
【長期インターンのガクチカ】字数制限ごとの例文
基本的にESなどの書類に書くガクチカには、字数制限が設けられている場合がほとんどです。
そのため、例文を参考にしながら長期インターンのガクチカを作成する場合は、字数制限ごとにどのようなまとめ方が良いのかチェックしておきましょう。
ここからは、以下の字数制限ごとに例文を紹介したうえで、ポイントを解説していきます。
- 200字×営業
- 300字×マーケティング
- 400字×エンジニア
字数制限が少ない場合は、限られた文字数の中でいかにわかりやすくガクチカをまとめるかが重要です。
また、文字数が多い場合はわかりにくくなることに注意しつつ、より具体性を高めることがポイントといえます。
では、例文を一つひとつチェックしていきましょう。
200字×営業
私が学生時代に力を入れたことは、営業職を目指し参加した長期インターンで、新規顧客開拓プロジェクトに取り組んだ経験です。
ターゲット顧客のニーズが多様で課題となる中、それぞれに合わせた提案内容を考えるため、市場調査や競合分析を徹底しました。
結果、100万円の売り上げを達成し、新規顧客15件を獲得しました。
この経験から顧客理解の大切さを実感しました。
入社後は柔軟な発想と分析力を活かし、貴社の売上拡大に貢献したいです。
200字のポイント
200字のガクチカは、ガクチカを伝えるには少々短いといえます。
そのため、エピソードを簡潔に伝えて自分の学びや成長をしっかりとアピールすることを意識しましょう。
なお、ガクチカを作成する際は具体性が重要になりますが、200字のガクチカは具体的に書きすぎると字数制限を超えてしまいます。
どのような課題があり、それに対してどのような行動を起こしたのか、伝えるべき要点をしっかりと押さえることが重要です。
また、短い中でもインパクトを残せるように、「100万円の売上」「15件の新規顧客」といったように数字を使って表現することもぜひ心がけましょう。
300字×マーケティング
私が学生時代に力を入れたことは、長期インターンでのSNS運用の経験です。
運用にあたって課題だったのは、フォロワー増加が鈍化していた状況でした。
そのため私はデータ分析を行い、既存のコンテンツがターゲットの興味を十分に引きつけていないことを特定しました。
結果、ターゲット層のニーズを反映したコンテンツを立案し、あわせて広告配信のタイミングを見直しました。
これによりフォロワー数は25%増加しました。
この経験から、データに基づいた分析の重要性を学びました。
入社後は分析力を活かして、貴社のマーケティング施策の成功に貢献したいと考えています。
300字のポイント
300字は、ガクチカで一般的によく見られる文字数です。
そのため、300字以内に収めてガクチカを仕上げることに慣れておくと、多くの企業にエントリーする際もガクチカ作成がスムーズになる可能性があります。
字数制限が300字である場合、結論→課題→行動→成果→学び→結論の構成でそれぞれ1文ずつくらい書いていくと、ちょうど250字~300字程度に収まる傾向です。
そのため、300字のガクチカでは、具体性をある程度持たせつつ構成を意識することが重要です。
結論ファーストで徐々に内容を掘り下げていく構成なので、構成を意識すればガクチカはすっきりとまとまります。
400字×エンジニア
私が学生時代に力を入れたのは、長期インターンでのアプリ開発プロジェクトです。
もともとIT分野に興味があり、実践的な経験を積むことで自身のスキルを向上させたいという思いがありました。
プロジェクトの課題は、既存アプリのユーザー満足度向上でした。
顧客満足度を高めるためにまずはSNSを活用してユーザーの声を徹底的にヒアリングし、アプリの利便性やデザインに関する不満点を洗い出しました。
そのうえで利便性向上のためのUI変更案を提案し、実際にUIデザインの改善を行いました。
その際はチームメンバーと密な連携を取りながら進捗状況を共有することも欠かしませんでした。
結果、顧客満足度は95%を達成することができました。
この経験から、課題を分析して解決する重要性を実感すると同時に、円滑なビジネスコミュニケーションの必要性を学びました。
入社後も、顧客目線で価値を提供し続けられる人材を目指したいと考えています。
400字のポイント
400字のガクチカは、一般的なボリュームである300字のガクチカと比べてやや文字数が多いため、より多くの情報を盛り込めることが特徴です。
そのため、重要なのは取り組みの内容について詳しく掘り下げることです。
何が課題だったのか、その課題クリアのために具体的に何をしたのか、そして何を学んだのかがガクチカでは重要視されます。
また、自分の思考や行動、価値観などについても積極的に触れ、自分という人柄が伝わりやすいガクチカを作成していきましょう。
【長期インターンのガクチカ】よくある質問
最後に、長期インターンのガクチカでよくある質問をチェックしていきましょう。
よくある質問は以下のとおりです。
- 企業名は出したほうがいい?
- 他の内容と被っても大丈夫?
- 本選考とインターンシップのガクチカは同じでも大丈夫?
- 内容は盛ってもいい?
長期インターンのガクチカを作成するにあたって、ガクチカを書くことに慣れていないうちはさまざまな疑問や不安が生まれるものです。
ES提出期限ぎりぎりに困らないためにも、生まれやすい疑問・不安は解消しておきましょう。
1. 企業名は出したほうがいい?
長期インターンのガクチカを書くときは、具体的にどの企業の長期インターンに参加したのか示すうえで、企業名を出すべきなのか迷うことも多いでしょう。
結論、企業名は出しても出さなくてもどちらも問題ありません。
なお、ガクチカを伝えるうえで話しやすくなるようであれば、企業名は出したほうが良いでしょう。
何度もその企業のことについて触れる場合は、あえて名前を伏せていると不自然に聞こえたり、信憑性が低く感じられたりするケースもあります。
ただし、その企業の事業内容や社風まで詳しく説明する必要はありません。
ガクチカで重視されるのはあくまで取り組みの内容なので、インターン先の企業の情報は最低限で問題ないでしょう。
企業名や業務内容によって評価が大きく変わることもないので、企業名を出す・出さないはそもそもあまり気にする必要はないといえます。
2. 他の内容と被っても大丈夫?
長期インターンのガクチカのエピソードは、自己PRや志望動機などと被っても問題はありません。
しかし、丸被りの状態でほぼ同じことを述べるのでは、準備不足というネガティブな印象を持たれる原因になります。
就活のESや面接では、同じエピソードを用いる場合でも、問われたことに対して答え方や焦点を当てるポイントを変化させることが重要です。
たとえば、ガクチカでは努力・工夫のプロセスに焦点を当て、自己PRでは強みに比重を置いてアピールをする…といった伝え方が求められます。
以上のように伝えるべきポイントを変えてアピールすれば、同じエピソードを用いても問題はなく、むしろアピールに一貫性が生まれます。
自己PRや志望動機、就活の軸などを伝える際に、エピソードとして同じ長期インターンのエピソードを使う場合は、「何を問われているか」を考慮し伝え方を変化させましょう。
3. 本選考とインターンシップのガクチカは同じでも大丈夫?
本選考とインターンシップのガクチカは、同じ内容のものでも問題ありません。
しかし学生時代に最も力を入れたことに変化があった場合や、志望職種や社風的にもっとほかの題材のほうが相性が良いと感じられた場合などは、変えても良いといえます。
最終的に重要なのは志望先から内定をもらうことなので、より高評価・好印象につながると考えた場合は、変化させるべき場合もあります。
長期インターンではなく、たとえばアルバイトやゼミ活動、部活などその他の題材をガクチカにする場合も、伝え方のポイントは基本的に同じです。
どのような課題があり、それに対してどのような施策・行動を取ってきたのかという具体的なプロセスを伝え、自分の経験から学ぶ姿勢や培ってきた強みをアピールしましょう。
4. 内容は盛ってもいい?
結論からいうと、内容を盛ってガクチカを作成することはおすすめできません。
少し大げさに表現する程度ならバレない可能性はありますが、実際に経験がないことや出していない成果を伝えようとすると、説明するうえで抽象的になったり自信がなさそうに見えたりします。
結果、その様子から嘘だとバレてしまうケースは少なくありません。
特に企業の採用担当者は、たくさんの就活生を見てガクチカを評価してきているため、嘘には敏感な可能性があります。
また、ガクチカは面接で深掘りの質問をされやすいことが特徴です。
必要以上に話を持っていると、深掘りの質問にはスムーズに対応できない恐れがあるため注意しましょう。
そういった状況を防ぐためには、等身大で自分の経験をアピールすることが最も望ましいといえます。
長期インターンは学生にとってチャレンジの連続なので、不必要に内容を盛らなくても、良いガクチカは書けるはずです。
【長期インターンのガクチカ】まとめ
今回は長期インターンでテレアポを務めた人がガクチカを作成する際のポイントについて詳しく紹介してきました。
長期インターンは様々な経験をアピールでき、他の就活生と比べても即戦力として期待される可能性が高い経験です。
ぜひ、あなたの素晴らしい経験をより詳しく紹介できるようガクチカに力を入れて作成してみてください。
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また、長期インターンに関してより知識を深めたいと考えている方は、これらの記事もぜひ参考にしてほしいところです。
これらの記事ではガクチカの作成方法や長期インターンに関する詳しい情報を紹介していますが、就活市場では自己PRや志望動機の作成方法、面接対策など就活において必要な情報について様々な記事で網羅的に紹介しています。
もし長期インターンやガクチカ以外にもトピックとして気になるものがあるならばぜひ他の記事も読んでみてください。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート