【例文アリ】医療事務の自己PRを書く時のポイントを解説

【例文アリ】医療事務の自己PRを書く時のポイントを解説

はじめに

医療事務は女性に人気がある職業の一つです。その医療事務に求められるのは、患者に笑顔で接客できるコミュニケーション能力と事務を的確に進められることができるスキルだと言えます。

自己PRにはこれらのことを上手く書ければ良いのですが、いざ書こうと思っても書けないときもあるでしょう。

そこで、医療事務の自己PRにおける書き方のポイントと、例文についてまとめてみました。新卒者と転職者双方についてまとめてありますので、参考にしてみてください。

医療事務に求められる能力

医療事務の業務にはどのような能力が必要なのでしょうか。

医療事務は「事務」です。

つまり事務に必要な能力が求められると考えておけばよいです。

以下、詳しく医療事務に求められるスキルについて説明します。

パソコンスキルの基礎

医療事務はさまざまなデータの管理を頼まれます。

そのため基本的なパソコンスキルは不可欠です。

エクセルを使ったデータの管理やワードを使った書類の作成などができると有利です。

自分おスキルを資格としてアピールするなら、MOS(Microsoft Office Specialist)を取得してみてはいかがでしょうか。

難易度はそれほど高くないためチャレンジしやすい資格です。

ワードやエクセルを存分に使いこなす能力を身につけることができるのでぜひ取得してみてください。

コミュニケーション能力

医療事務は医療従事者や患者さんとの関わりが深いです。

一日の業務中に沢山の人と関わることになるためコミュニケーション能力は高いに越したことはありません。

人と円滑なコミュニケーションがとれる人は医療事務の仕事を問題なくこなせるでしょう。

臨機応変な対応力

医療事務の仕事は定型化しているように見えて実はそうではありません。

スケジュールはその日ごとに変化します。

さらに、毎日異なる人と仕事をするためそれらの状況の変化に応じて対応する力が重要です。

順応性の高い人はその能力を存分に発揮して働くことができます。

医療事務に向いている人の特徴

医療事務に向いている人はどのような人柄なのでしょうか?

医療事務の仕事を無理なくこなせる人の特徴をお話します。

医療事務の自己PRでアピールする材料となるかもしれませんのでぜひ参考にしてみてください。

責任感が強い

責任感が強い人は医療事務に向いているといえます。

医療事務はさまざまな人の健康に関わる仕事です。

そのため責任感を持って真剣に仕事をこなす力が必要なのです。

失敗が許されない医療に関わる事務ですから、責任感は重要な特徴になります。

自己PRにも、自身の責任感が活かされたエピソードを用いるととても有効です。

明るく元気

医療事務は多くの人と関わることになります。

そのため明るくて元気な人は老若男女問わず仲良くできることを期待されます。

人に活力を与えられるような明朗快活な姿勢は医療事務に役立ちます。

コミュニケーション力を活かして人を元気付けられる人は医療事務として働くことが向いているといえます。

誰とでも分け隔てなく楽しい会話ができる人は医療事務でさまざまな人と働いても苦になりません。

気配りができる

医療事務は多方面に気配りをする必要があります。

関係者との連携を合理的にすすめ、必要な情報を処理したり、臨機応変に対応することが大切なのです。

そのため視野を広く持って自分がやるべきことに対して素早く対応できる人は医療事務に向いています。

また、自分だけでなく同僚など周りの環境にも配慮できる人は医療事務として働く上でとても役に立ちます。

視野を広く持って効率的に業務をこなせる人は医療事務に向いています。

好印象を与える医療事務の自己PRを作成するコツ

医療事務における自己PRで好印象を獲得するには何に気を付ければいいでしょうか。

3点に分けて自己PRを作成する際に意識すべきポイントをお話します。

これ以降、自己PRでアピールすべきポイントも項目に分けて説明していますのでぜひ参考にしてみてください。

結論を最初に明確に

結論を最初に明確に示しておくととても聞きやすい自己PRになります。

結論を最初に提示しておくことで、はじめてあなたのことを知る人事もあなたの人柄や強みを理解しやすくなるのです。

反対に、もし結論を最初に言わないまま自己PRをすすめると、聞き手はあなたの趣旨を理解しないまま話に耳を傾けなければなりません。

何を伝えたいかがわからないまま話を聞かされるとどうしても集中力が切れ、話の要点がつかめません。

話の道筋を立てるという意味で、結論を最初に提示する構成が有効なのです。

結論を最初に明確に示して話を聞く側が理解しやすい構成を意識しましょう。

具体的なエピソードを用いる

具体的なエピソードを用いて想像しやすい自己PRを作成しましょう。

結論を明示したあとはそれを裏付けるエピソードを用います。

エピソードは量よりも質が重視されます。

エピソードは具体的に説明することを意識しましょう。

エピソードの詳細を話すことで人事もあなたのエピソードを想像しやすくなります。

想像ができやすいとよりあなたの人柄を理解してもらいやすくなります。

特に伝えたいエピソードを一つに絞ってアピールすることを心がけましょう。

経歴が仕事にどう活かせるかアピール

自己PRでは経歴やそのエピソードが仕事でどう活かされるのかも併せてアピールしましょう。

経歴や強みが仕事においてどのように活かされるのか考えると人事に好印象を与えます。

経歴はあくまで過去の実績です。

そのため将来のビジョンとしてどのように仕事面で貢献したいのか意思表示をするといいのです。

仕事で役に立つことを伝えると聞き手はあなたと一緒に働くイメージが立ちやすくなります。

自己PRを書く時のポイント

まず、基本的なことですが自己PRを書くときのポイントは「自分の長所を理解する」ことです。

自己PRの流れとしては「自分は○○な人間です」から始まり「なぜそう思うのかを具体的な経験」で説明します。その後「その長所をどうやって就職先で行かせるか」を書いて文章を終わらせるのが一般的です。

ひょっとしたら「長所が分からない」という人もいるかもしれませんが、そういう人は短所を探してみましょう。

たとえば「コミュニケーションが苦手」という人のなかには「コツコツとがんばる」や「忍耐力がある」などのような部分を持っている人もいます。それらも立派な長所となりますので、自己PRに書いても問題ありません。自分の長所が見つからない人は試してみましょう。

医療事務に役立つ経歴をアピール

医療事務に役立つ経歴を持つ人は有効にアピールしましょう。

医療事務に直結するような経歴を持たなくても大丈夫です。

医療事務に必要な能力は先にお話しました。

医療事務は専門的な能力だけでなく、コミュニケーション能力などの社会的な能力も重要視されます。

そのため、アルバイト経験や学校でのエピソードをそれらの能力に結び付けてアピールすることで魅力的なアピールができます。

ここで話すエピソードはできるだけ詳しく論理的に説明できるように心がけましょう。

話せるエピソードは量よりも質が大事です。

言い回しなどを工夫してわかりやすさを改善していくと企業からの好印象を獲得できます。

医療事務に関する資格をアピール

医療事務に関する資格は、

  • 医療事務技能審査試験
  • 医療事務 管理士技能認定試験
  • 診療報酬請求事務能力認定試験
  • 医療事務認定実務者

の4つが代表的です。

難易度や開催時期、受験費用などはそれぞれ異なりますので自分なりに優先順位をつけて勉強してみてください。

これらの資格を持っている人は資格を持っていることを伝えると採用率があがります。

資格を持っていない人は、これから資格をとる意思がある事をアピールしてください。

実務経験しながら資格をとる方が効率的に考えるひともいます。

自分に合った方法で資格を取得してきみてください。

医療事務認定実務者の資格をとってみよう

医療事務関連の資格を取得していない人はまず医療事務認定実務者の資格にチャレンジすることをオススメします。

医療事務認定実務者の試験合格率は99.9%といわれています。

つまり難易度は易しいといえるでしょう。

何から始めればいいのかわからない場合、簡単な資格の勉強から始めることをオススメします。

転職者における自己PRポイント

転職者が自己PRを書くときには「前職も医療事務であった」ケースと「前職が営業など、全く異なる業種であった」ケースで内容が異なります。

前職が医療事務であった場合は

前者の場合は、前職で得た知識や経験などを前面に押し出して、転職先でも即戦力になれることをアピールしましょう。できるだけ具体的に前職の経験から得たものを書くのがおすすめです。

過去の経歴を詳しく伝える

転職者の方は過去の経歴をできるだけ詳しく掘り下げて説明しましょう。

医療事務経験がある人はそれだけ有利になります。

自分がどのような業務に携わってきたか魅力的に伝えましょう。

前職の退職理由を明確に

転職者は過去の経歴を持つというメリットと同時に、一度退職を経験しているという特徴を持ちます。

転職先の企業はどうしても退職理由が気になるでしょう。

雇うからにはできるだけ長く働いてほしいのです。

そのため退職理由を明確に伝えることは非常に重要なカギとなります。

前職について、どのような理由があって退職を決めたのか、言葉選びに注意しながら説明しましょう。

前職が全く異なる業種であった場合は

後者のケースでは、前職の知識を活かすことはできないケースが多いでしょう。

しかし、営業で磨いた「コミュニケーション能力」や事務をこなすことによって得た「パソコン入力のスキル」などをアピールすることは可能です。

経験者と比べると即戦力になることはできませんが、分からないことは積極的に学んでいきたいという熱意をアピールするようにしましょう。

就活エージェントを頼ってみよう

一つの方法として就活エージェントを頼ってみることをオススメします。

リアステージは、就活における面接の練習・履歴書の添削まで、面談を通して一人一人に向き合うことを重視したサービスです。

興味のある方はぜひ一度相談してみてください。

医療事務の自己PR例文

次に、実際の医療事務における自己PRの例文を見ていきましょう。

皆さんが自己PRを作成する際のフレームワークとして参考にしてみてください。

新卒者の自己PR例文

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新卒者が自己PRを書くときは、学生生活での体験が主になります。以下に医療事務の仕事に応募する場合の例文を記載します。

例文

私は責任感が強く、コミュニケーション能力もある人間です。
大学1年生から続けている飲食店のアルバイトでは、3年生のときにマネージャーの立場まで昇進しました。
新人アルバイトの教育はもちろん、トラブルが起きたときは私が対処する立場でした。
店舗が効率よく回るために常に努力し、従業員同士でコミュニケーションを密にとりながら仕事をこなしました。
最初は上手くいかない部分もありました。
しかし自分から積極的にコミュニケーションをとることによって、みんなの考え方が徐々に統一されてきました。
最終的に地域で一番の売上を達成できたときはとても嬉しかったです。
このアルバイトによって仕事をする責任感とコミュニケーションの重要性を認識しました。
医療事務の仕事は患者様に対する責任感やコミュニケーション能力が大変重要だと思います。
そのため貴社でもこの能力を活かして貢献していきたいと考えています。

転職者における自己PR例文

転職者の例文は以下のとおりです。

例文

私は笑顔で接客するのが得意で、事務処理を正確にこなせる力を持っていると自負しています。
前職では窓口での受付対応をしていましたが、常に明るい笑顔で接客するよう努めていました。
困っているお客様に親身になって対応できたときの「ありがとう」という感謝の言葉は私のモチベーションをとても高めてくれました。
また、パソコンへの入力作業は、いくら早く入力できてもミスをしてはかえってお客様に迷惑をかけてしまうと思い、速さよりも正確性を常に心がけていました。
医療事務ではひとつのミスが損害を与えることもあると聞き、その正確性を活かせればと思います。
医療事務の経験は初めてですが、常に向上心を持って勉強し、前職で身に付けた笑顔での接客と事務の正確性を活かして貴社に貢献したいです。

状況に合わせた自己PRを作ろう!

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医療事務はコミュニケーション能力や事務の正確性が求められます。自分の長所をこれらに絡めて例文のようにアピールすると良いでしょう。

新卒者と転職者に求められる能力もそれぞれ微妙に異なります。自分の置かれた状況に合わせてアレンジしてみてください。

医療事務の志望動機に関する記事はこちらです。

興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

 

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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