【志望業界別例文】新卒向け!履歴書の志望動機の書き方ガイド!通過率アップのポイントを徹底解説!

【志望業界別例文】新卒向け!履歴書の志望動機の書き方ガイド!通過率アップのポイントを徹底解説!
柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

「新卒の志望動機って、どんなことを書いたらいいんだろう」「企業に響く志望動機はどう書けばいいの?」と悩む就活生は少なくありません。

本記事では、新卒の就活生に向けて、志望動機の書き方の流れやコツを紹介します。

併せて例文も紹介していますので参考にしてくださいね。

この記事を読んでわかること
  • 志望動機で見られていること
  • 志望動機に入れるべき内容
  • 志望動機の例文6選
  • 志望動機を書く際の注意点
この記事をおすすめしたい人  
  • 志望動機に何を書けばいいか知りたい人
  • 志望動機の書き方を知りたい人
  • 業界・業種別の志望動機例文を知りたい人
  • 例文を参考にして、効率的に志望動機を作成したい人

目次目次を全て表示する

【新卒の志望動機の例文】企業は新卒の志望動機のどこを見ているのか

企業に響く志望動機を作成するには、企業が志望動機の何を見ているのかを押さえることが重要です。

企業が求めるポイントを押さえた志望動機を作成することで書類選考の通過率は大きく上がります。

以下では、「企業がなぜ志望動機を聞くのか」「志望動機から企業はどういったことを聞きたいのか」を詳しく解説していきます。

企業のに魅力を感じたのか

企業があなたの志望動機を見た時に、まず自社の何に魅力を感じてくれたのかを気にします。

それが事業内容なのか、社風なのか、福利厚生なのかによってあなたがどういったポイントを軸に就活をしているのかを知ることができるからです。

また、あなたが魅力を感じたポイントが企業の目指すポイントや力を入れているポイントと一致しているのかを知ることによってあなたが企業とマッチしているかを判断したいと考えています。

なぜ魅力を感じたのか

あなたがその企業に魅力を感じたポイントに対してなぜ魅力を感じたのかを説明することによって説得力が増すとともに、あなたの志望度を測ることができます。

企業の事業内容に魅力を感じたのであれば、似たような事業内容を展開している競合他社ではなくその企業を志望している具体的な理由などがあればそれを説明すると良いでしょう。

魅力を感じたポイントで終わってしまう就活生が多いからこそ、あなたがなぜそれに魅力を感じたのかを説明して差別化をしていきましょう。

なぜ魅力を感じたのかという部分にはあなたがどんなことを考えているのかというあなたの考え方が現れます。

企業はあなたの考え方を知ることで企業にマッチしているか、企業に入社後活躍してくれるかといったことを考えたいと考えています。

入社後に活躍できそうか

企業は採用活動を行う中で、活躍できる人材を求めています。

そのため、志望動機の内容に対しても、企業に入社後に活躍するビジョンが見えるを確認しています。

志望動機で入社後のキャリアプランややりたいことをアピールすることで、企業から好印象を獲得できます。

しかし、うまく伝えるには企業研究を踏まえ、具体的な展望を示すことが不可欠です。

企業で活躍できることに焦点を当てて入社後を見据えてアピールしましょう。

長く働いてくれそうか

企業は採用に多くの時間やコストを掛けています

そのため、せっかく採用した人材が早期離職してしまうのは大きな損失になってしまいます。

そのため、長く働いてくれる人材を求めているのです。

企業は志望動機の「やりたいことが具体的か」「キャリアプランが具体的か」などに注目し、長く働いてくれそうかどうかを判断しています。

志望動機を書く際には上記のポイントを押さえ、作成しましょう。

一方、福利厚生や待遇などについて述べている学生は「他に条件がいい企業があればその企業に行ってしまうのだろう」「すぐに転職しそう」というマイナスな印象を与えてしまうため注意しましょう。

【新卒の志望動機の例文】志望動機を書く前にすべきこと

通過する志望動機を書くには準備しておくべきことがあります。

具体的には、「企業研究」「企業の強み/弱みを押さえる」「入社後に何をしたいか整理」の3つが挙げられます。

以下で詳しく確認していきましょう。

自己分析

まず自己分析をしてみましょう。

自己分析をし、過去経験や自分の人柄や強みを押さえることで、説得力があり魅力的な志望動機を作成することができます。

自己分析の方法は様々ありますがおすすめの方法は、モチベーショングラフと自分史です。

過去経験をさかのぼり、自分について細かく振り返ることができます。

以下の記事では自己分析のやり方を詳しく解説していますのでぜひ参考にしてくださいね。

企業研究

志望動機を書く上で企業研究は必須です。

どんな企業にも使いまわせる志望動機では選考を通過するのは難しいでしょう

企業研究とは、自分が応募する企業の特徴や魅力を調べることです。

企業研究をすることで、自分がその企業に入りたい理由や、自分が貢献できる点を見つけることができます。企業研究では、以下のような情報をチェックしましょう。

  • 企業理念やビジョン
  • 事業内容や市場規模
  • 競合他社や差別化ポイント
  • 社風や風土
  • 従業員の声や評判

企業研究には、公式サイトやSNS、求人サイト、インタビュー記事などが役立ちます。また、説明会や面接で直接質問することも有効です。

より具体的に仕上げるにはOB訪問も効果的ですので、ぜひ行うことをおすすめします。

企業の強み/弱みを押さえる

志望動機においては、「なぜその企業でないといけないのか」を述べるのが受かるカギとなります。

その企業でしか通じない志望動機を書く上では企業の強みや弱みを押さえておくことが重要です。

企業研究と合わせて、企業の強みや弱みを押さえておきましょう。

また、競合他社との比較でも志望する企業の強みや弱みが見えてきやすいのでおすすめです。

説得力のある志望動機を書くためにも押さえておきましょう。

入社後に何をしたいかを整理

受かる志望動機を書くには具体的なキャリアプランをアピールすることが重要です。

先ほども述べたように、企業は早期離職の可能性がある学生を見分けようとしています。

そのため、具体的なキャリアプランをアピールすることで、長く働いてくれそうな学生という印象を与えることができます。また、自分がその企業でどんな役割を果たしたいか、どんなスキルや知識を身につけたいか、どんな目標や夢を実現したいかを具体的にすることができます。

具体的なキャリアプランを考えるには、「入社後に何をしたいか」「入社後どう貢献したいか」「どんなキャリアを歩みたいか」などを整理するとよいでしょう。

他にもキャリアプランでは、以下のような点を考えてみると具体的になり信憑性があり、良いと思います。

  • 短期的な目標(1年以内)
  • 中期的な目標(3年以内)
  • 長期的な目標(5年以上)
  • 必要なスキルや資格
  • 挑戦したい業務やプロジェクト

以上のキャリアプランを立てる際には、自分の希望だけでなく、企業のニーズや将来性も考慮することが大切です。

【新卒の志望動機の例文】企業研究で押さえておくべき内容3選

企業理解が十分であると、企業に熱意の強さをアピールすることができます。

以下では企業研究で押さえておくべき内容3つを解説します。

志望動機に生かすポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

企業研究で押さえるべき内容
  1. 応募した企業の魅力
  2. 応募企業が求める人物像
  3. 企業で目指せるキャリアプラン

1:応募した企業の魅力

あなたがその企業を志望するきっかけになった企業の魅力や特徴を押さえましょう。

志望動機では「貴社の○○に惹かれました」と伝えるだけでは不十分です。

具体的にどこに惹かれたのか、惹かれた根拠は何かを伝えることで熱意の高さをアピールできます。

そのため、企業研究であなたが惹かれたポイントについて理解を深めることが重要です。

理解を深めた後は、根拠となるあなたの過去経験や価値観について整理しましょう。

例えば理念を志望動機にする場合、理念が定められた背景や、理念が企業のどんなところに反映されているのかを確認しましょう。

その後、なぜその理念に惹かれたのか、自分の過去経験や価値観に結び付けて整理してみましょう。

そして確認ができたら、その魅力を自分の志望理由と結びつけるようにしましょう。

熱意が伝わるような志望動機を作成するためには、企業研究と分析が不可欠と言えます。

2:応募企業が求める人物像

企業は、企業で活躍している人の特徴や企業の雰囲気にあっている人の特徴を、求める人物像として定めています。

業界によっては求める人物像が似ていることもありますが、企業1社1社に特徴があるように若干異なります。

受かる志望動機を作成するには、あなたが企業の求める人物像に合致していることをアピールすることが効果的です。

企業の求める人物像を押さえたうえで、それに重なる自身の人柄や性格、強みは何かを整理してみましょう。

その後、その人柄や性格、強みを具体的にどう発揮していくかを志望動機の締めとして入れるとよいでしょう。

3:企業で目指せるキャリアプラン

企業が応募者の入社後のプランの具体性から熱意の高さを測っています。

例えば海外進出をしていない、今後もその予定がない企業に、「英語力を生かして世界に貴社の商品を広めたいです」と意気込みを伝えても、ちぐはぐで企業研究をしっかりと行っていないというマイナスな印象を与えてしまいます

具体的なキャリアプランや入社後のやりたいことを明確にするには企業研究が重要です。

企業のホームページでは社員のキャリアのモデルや目指せるキャリアについて紹介されています。

また、今後の展望や企業のビジョンから企業が今後どんな事業を行う予定なのかをうかがうことができます。

これらの情報を押さえたうえで、自分が入社後にどんなことをやりたいか整理してみましょう。

キャリアプランや将来のビジョンの作り方はこちらの記事を参考にしてください

【新卒の志望動機の例文】志望動機に含めるべき内容3選

志望動機を作成する上で、企業は新卒者のどのような点を重視しているのか、書く前にするべき対策、押さえておくべき内容について紹介してきたところで、続いては志望動機に含めるべき内容を3つ紹介していきます。

下記の3点を参考にしつつ、志望動機を作成することで、より企業の採用担当者が読みやすく、そして魅力を感じてくれるような文章にできることでしょう。

志望動機に含めるべき内容
  1. その企業を選んだ理由
  2. 業界・職種を選んだ理由
  3. 入社後のキャリアプラン

1.その企業を選んだ理由

まず、なぜその企業を選んだのかという理由を伝えることが何より重要です。

なぜなら、新卒が応募できる企業は山ほどあるため、その中からその企業を選んだ理由が明確でないと、どの企業でもよくなってしまうからです。

志望動機でその企業を選んだ理由を伝えるには、入念な企業研究が必要です。

企業研究ができていないと、「やってみたい仕事だから」「得意なスキルが活かせそうだから」というような曖昧でどの企業にも当てはまる理由になってしまいます。

しかし、企業研究を通して、企業理解が深められていると、企業理念や方向性にマッチしたアピールができるのです。

企業研究を踏まえたうえで、なぜその企業を志望しているのか説得力のある理由を述べましょう。

競合企業と比較しよう

その企業を選んだ理由を伝える際は、競合他社との比較も欠かせません。

なぜなら、企業は学生の熱意や志望度を図るために、なぜ競合他社ではなく自社を選んだのかを知りたいと考えているからです。

似たような業務や職場環境であれば、競合他社でもいいのではと思ってしまいますよね。

そこで、その企業でないといけないことを伝えるために、企業理念やビジョン、顧客や業界内の立ち位置など、競合他社との違いをおさえる必要があります。

競合他社にはないものやその企業が勝っている考えや技術などについて話せるといいですね。

より説得力のある志望理由を述べるためにも、時間が許す限り、応募企業だけでなく同じ業界の競合他社の分析も進めましょう。

2.業界・職種を選んだ理由

志望動機では、その企業だけでなくその業界や職種を選んだ理由も合わせて伝える必要があります。

なぜなら、違う業界で似たような仕事があったり、同じ企業でもさまざまな職種を応募していたりするからです。

そのため、業界や職種の特徴を理解したうえで、その業界や職種を志望していることを伝えることが重要になります。

また、業界や職種に対する理解度は、熱意の強さともみなされます。

理解度を示し、志望理由に厚みを持たせるためにも、業界や職種への理解を踏まえたうえで、なぜその業界や職種を志望しているのか伝えましょう。

他の業界や職種と比較した考えも付け加えられると、より具体的で熱意の伝わる志望動機になりますよ。

3.入社後のキャリアプラン

志望動機には入社後のキャリアプランについても書きましょう。

なぜなら、志望動機では応募者が入社後を見据えられているかまで見られているからです。

入社後のキャリアプランとして、成し遂げたいことや挑戦したいことが具体的であるほど、企業研究をしているというアピールにもなります。

また、入社後を考えられていることから、「内定が出たら入社する意思がある」と判断され、実際に働くイメージにもつながります。

反対に、入社後のキャリアプランを持っていないと、「滑り止めとしてなんとなく受けているのかな」と思われてしまうかもしれません。

したがって、入社したらどのようなキャリアプランを進みたいのかまで伝えることが重要ですよ。

【新卒の志望動機の例文】志望動機が整理できない場合は?

志望動機にあまりに多くの要素を入れると複雑になってしまうので、本当に言いたいことを正しく伝えることができなくなります。

書きたい要素を整理しきれなくなった場合には、志望企業のどんなところに魅力を感じたかを中心に考えると良いでしょう。

志望動機では、その企業を志望した理由、また、同じ業界内でも何故その企業を志望したかの理由を明らかにしなくてはなりません。

入社後のビジョンをはっきりさせるためにも、スタート地点に戻り、企業のどこに魅力を感じたのかをじっくり考えることが必要です。

【新卒の志望動機の例文】履歴書の志望動機の構成

志望動機に書く内容が決まったら、実際に書いてみましょう。その際、文章の構成にも気をつけましょう。

次は、志望動機の構成について説明します。構成に少し注意するだけで、志望動機は読みやすいものになります。

そして読みやすく理解しやすい志望動機は、採用担当者に好印象を与える可能性があります。

構成は「結論」→「根拠」→「将来のビジョン」のように書くとよいでしょう

結論

志望動機は結論である「なぜその企業を志望するのか」から書き始めましょう。

結論から書き始めることで、読み手が理解しやすい文章になります。

結論が後回しだと、あなたの伝えたいことがわからず「何が言いたいの?」と思われてしまい、読んでいる途中で離脱されてしまう、もしくは最初から読んでもらえないおちう可能性があります。

読み手が理解しやすい書き出しを意識することで、企業の目に留まり、しっかりとアピールできるでしょう。

結論の書き方の例
  • 「〇〇という企業理念に共感しました」
  • 「△△という事業に興味があります」
  • 「××というスキルを活かしたいです」

書き出しに対する根拠を記入する

結論を書いたら、必ずそれに対する根拠を書きましょう。

書き出しでグッと興味を掴むワンフレーズは、インパクトこそ絶大ですが抽象的です。

そのため、結論に説得力を持たせるため、詳しい根拠を書く必要があります。

たとえば、あなたがバリアフリー事業に取り組む営業職に応募する場合です。

志望動機が「生活の中にバリアフリーをもっと取り入れたい」であれば、根拠には、自分がそれに関して苦労した経験などを書きます。

そうすれば、「なぜ応募してきたのか」がしっかり伝わるので、採用担当者に「なるほど、だから応募してきたのか」と納得してもらえるでしょう。

それに具体的に書ければ、他の就活生と志望動機がかぶる心配もなく、差別化にも繋がります

自分の人生経験を深堀りし、差別化できるエピソードを入れ、魅力的な根拠を書きましょう。

根拠の記入例
  • 「貴社の〇〇というサービスを利用した際に感動しました」
  • 「学生時代に△△という賞を受賞しました」
  • 「大学2年生の時××というプロジェクトに参加しました」

具体的な将来のビジョンを記入する

将来のビジョンを書くことで期待感を持たせることができ、採用担当者に「どのように働き、どのように成長していくか」を具体的にイメージしてもらえます。

具体的にイメージしてもらえれば、採用担当者に自分の仕事に対する価値観が伝わるので、会社が求めている人材かどうか判断しやすくなります。

そのために、これまで培ってきたスキルや経験をヒントに、就職後のやりたいことや目標を考えましょう。

もし会社とマッチすれば、戦力になれる人材だと印象づけられ、履歴書の通過率はアップします

ただ、もしどうしても将来のビジョンが浮かばないなら、自己分析がしっかりできているかもう一度チェックする必要があります。

企業側も「将来、何をやりたいのか」が定まっていない人は採用しづらいでしょう。

「自分はどのような目標を持って働きたいのか」をもう一度深堀りしてみてください。

将来のビジョンの記入例
  • 「〇〇というスキルを身につけて△△というポジションに就きたいです」
  • 「□□という課題を解決して◇◇という価値を創り出したいです」
  • 「新しプロジェクトにかかわりたいです」

【新卒の志望動機の例文】履歴書の志望動機の例文

志望動機を書くコツや考え方はわかりましたが、実際にどのように書けばいいのか、例文が知りたいという人も少なくありません。ここでは、志望動機の例文を3つ紹介します。

書き方の流れを掴み、実際に志望動機を書く際の参考にしてください。

あくまでも例文ですので、そのままコピーして使わずに、自分の言葉で書いたほうが効果的です。

例文1:メーカー

例文
>私は長年人々の生活向上に貢献し続けている貴社を志望します。

貴社は創業以来数々のヒット商品を世に送り出し、毎日の生活を便利に過ごすことを提案してきました。
私は昔から貴社の商品に親しみ、今度は生活を豊かにする商品を提供する側になりたいと考えるようになりました。

私は大学時代経済学を学び、夢中になったのは、SNSを活用したマーケティング効果についての研究でした。
所属していたイベントサークルで、SNSを活用して参加者を募集したところ、何もしなかった時の3倍以上の人を集めることに成功しました。

この経験を通してマーケティングを活用して企画することに魅力を感じ、貴社では企画職として人の役に立つ商品開発に尽力したいと考えております。

ポイント

例文では、その企業でなければならない理由が明確にしめされています。

また、それを自身のエピソードに結び付けて展開しています。

数字を用いて成果をアピールしているのも好印象です。

最後に入社後を見据えた発言で締めることで企業からの好印象ものぞめます。

詳しいメーカーの志望動機の書き方はこちらを参考にしてください

例文2:金融業界

例文
私は地元に密着した事業を展開している貴社に就職を志望します。

地元の中小企業と真摯に向き合い、金融を通して地域の発展に取り組む貴社の姿勢に深く感銘を受け、私も地域を支えたいと強く考えるようになったことが、志望する理由です。

私の家は、祖父の代から続く事業を営んでおりまして、貴社との付き合いも長くなります。 営業の方は物腰が柔らかくとても親切で、祖父と父はいつも感謝の気持ちを口に出していました。

私は学生時代ファストフード店でアルバイトをした経験があります。私は人と接するのが好きで、初対面の人にも恥ずかしがらず笑顔で対応できます。
また、大学では経済学部で地域活性化の研究に励み、金融や地域活性に対する知識を身につけています。

貴社に入社後は、一人でも多くのお客様の役に立ち、地域の活性化に貢献していきたいと考えております。

ポイント

この例文は、最初に志望理由を明示していることが好印象のポイントです。

自分の志望動機一つのエピソードを深堀してアピ―ルすることで自分の魅力が伝わりやすくなります。

最後の締めでもきちんと伝えたいことを反芻していることも重要です。

詳しい金融業界の志望動機の書き方はこちらの記事を参考にしてください

例文3:デザイン業界

例文
>私はデザイン業界で目覚ましい活躍をしている貴社を志望します。

貴社のインターンシップに参加した時、社員の方々が、いきいきと仕事をされているのを見かけ、貴社で働きたいと本気で考えるようになりました。
貴社は上司と部下に関係なく、スタッフ全員が自由にアイデアや意見を伝える環境が整っています。社員から良いアイデアが出たら、それをそのまま仕事に反映させているなど柔軟性も高く、自由な創作活動を推奨する社風にも共感を覚えています。

私は大学でデザインを学び、サークルではチラシやロゴの作成を経験しました。また、サークルではメンバーのまとめ役をする機会が多く、コミュニケーション力があると周囲からよく言われています。

貴社ではさまざまな分野でのデザインを手掛けていますが、入社後はデザインのスキルと知識をより深く身につけ、お客様の満足のいくデザインを造り出していきたいと考えております。

ポイント

この例文は、この企業について特に志望度が高いことをよく伝えられています。

そのため、企業でなければいけない理由や、企業への理解度の深さをアピールすることができます。

学びたいことや自身の経験を活かした働き方を示すことで好印象を獲得できます。

詳しいデザイン業界の志望動機の書き方はこちらの記事を参考にしてください

例文4:IT業界

例文
「最先端の技術を駆使して社会課題を解決する」という企業活動に魅力を感じました。

私は、ITやAIなどの技術に関心がありますし、社会に役立つことにやりがいを感じます。また、プログラミングやデータ分析などのスキルを持っています。

大学生の時に、ITサークルに所属していました。そこでは、様々なプログラミング言語やフレームワークを学んだり、自分でアプリやウェブサイトを開発したりしました。また、インターンシップでAI企業に参加したこともあります。そこでは、機械学習やディープラーニングなどの技術を用いて、画像認識や自然言語処理などのタスクに挑戦しました。

貴社であれば、自分の技術への情熱やスキルを活かすことができると思います。私は、貴社の製品やサービスに興味がありますし、貴社の技術力や創造力も高く評価しています。私は、貴社でエンジニアとして働きながら、最先端の技術を駆使して社会課題を解決するという貴社のビジョンに貢献したいです。そして、将来的にはリーダーやマネージャーなどの役職に就いて、貴社の技術開発やチームビルディングに貢献したいです。

ポイント

例文では、自分の目指す方向性を提示しています。

それに関して自分のスキルなどを絡めて説明できています。

学習分野と企業のつながりを意識してまとめてあるので、企業からも一緒に働きたいと思ってもらえるでしょう。

詳しいIT業界の志望動機の書き方はこちらを参考にしてください

例文5:教育業界

例文
「世界中の人々に教育の機会を提供する」という事業に興味があります。

私は、教育に関する社会問題に関心がありますし、自分自身もオンライン教育を受けた経験があります。また、教育コンテンツの企画や制作に関するスキルを持っています。

大学生の時に、オンライン英会話サービスを利用していました。そこでは、世界中の先生とマンツーマンで英語を学ぶことができました。その経験から、オンライン教育の可能性や効果を実感しました。また、教育学部で学んだ知識や技術を活かして、自分で教育コンテンツを企画や制作したこともあります。例えば、動画やクイズなどを用いた英語学習アプリを開発したり、子ども向けのプログラミング教材を作成したりしました。

貴社であれば、自分の教育への情熱やスキルを活かすことができると思います。私は、貴社のオンライン教育サービスに感銘を受けましたし、貴社の社会貢献度やイノベーション力も高く評価しています。私は、貴社で教育コンテンツの企画や制作に携わりながら、世界中の人々に教育の機会を提供するという貴社のミッションに貢献したいです。そして、将来的には教育コンサルタントやプロデューサーなどの専門職になって、貴社の事業の拡大に貢献したいです。

ポイント

自分の興味・関心を引く分野であることをアピ―ルし、それが活かせる企業であることを伝えています。

自分のやりたいことが明確化されている学生は少ないですから、企業とのマッチ度が高ければ他の学生とおおきく差をつけることができます。

詳しい教育業界の志望動機の書き方はこちらを参考にしてください

例文6:飲食業界

例文
「お客様の笑顔を創る」という企業理念に共感しました。

私は、人と接することが好きで、喜ばれることにやりがいを感じます。また、接客業の経験があり、お客様のニーズに応えるスキルを身につけました。

高校生の時に、アルバイトとしてファミリーレストランで働いていました。そこでは、お客様に満足していただくために、メニューの説明やオススメの提案、アレルギー対応などを行っていました。また、クレーム対応やトラブルシューティングも経験しました。その結果、接客マナーやコミュニケーション能力、問題解決能力などを磨くことができました。

貴社であれば、お客様に最高のサービスを提供することができると思います。私は、貴社の商品やサービスに興味がありますし、貴社の研修制度や福利厚生なども魅力的だと感じます。私は、貴社で接客スタッフとして働きながら、さらにお客様満足度を高めるための工夫や改善を考えていきたいです。そして、将来的には店長やマネージャーなどの管理職になって、貴社の発展に貢献したいです。

ポイント

まずは結論を明確にすることで話を簡潔にまとめ上げています。

また、過去の経験をアピールし、それを結び付けて将来のことにフォーカスを置いています。

【新卒の志望動機の例文】履歴書の志望動機のNG例

履歴書の志望動機は書き方や言葉の選び方次第で、採用担当者にあまり良い印象を残せないような場合もあります。

次は、履歴書に志望動機を記入する際に注意すべきポイントを紹介します。

自分の志望動機を書き終えたら、最後にもう一度確認をするようにしましょう。

そして、採用担当者が好印象を持つようなものになっているかどうかチェックすると良いでしょう。

NG例1:志望動機が受動的

志望動機では「学ばせていただきたい」という表現がよく使われます。

しかしこの表現は、自分は戦力として活躍をするのではなく、何かを学ぶためだけにその企業に入社したいと理解されてしまう可能性があります。

このような印象を与えないようにするためにも、志望動機には受け身な表現は避けると良いでしょう。

自分をアピールでき、そして採用担当者の目を惹くような内容や書き方をすると、採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

NG例2:漠然としている

漠然とした内容は、採用担当者の目にとまらないものの1つです。

例えば、「ビジョン・経営理念に共感しました」といったことは、誰にでも書けます。

またこのように漠然とした志望動機は、業界や企業研究を深くしていないと感じさせてしまう可能性もあるため、避けるようにしましょう。

NG例3:志望動機が消費者目線

「サービスや商品が素晴らしい」といった表現のように、企業の商品などについて語るだけの志望動機もNGです。

その企業の魅力についてのみ語ると、それは消費者目線の視点であると認識されます。

企業が欲しいのは、明日の戦力となる人材です。その企業でどのように活躍できるか、しっかりとしたビジョンを持っている人を採用したいと考えています。

そのため、その企業の魅力のみを語るのではなく、そこでどうしたいかまで具体的に記入するようにしましょう。

NG4:条件や待遇を志望動機にしない

実際のところ、条件や待遇の良さでその企業を志望したという場合もあるでしょう。

働く場所を選ぶ上では、給料や福利厚生はとても大切です。

しかし、条件や待遇が強調されている志望動機には、熱意があまり感じられず良くない印象を与えてしまう可能性があります。

そのため、志望動機に条件や待遇について記載するのは避けたほうが良いでしょう。

【新卒の志望動機の例文】履歴書の志望動機を書く際に注意すること

履歴書の志望動機を書く際にはいくつか注意点があります。

こうした注意点を理解することによって企業の求める志望動機になり、書類選考の通過率は高くなります。

また、他の就活生との差別化にも繋がるため、ここで紹介する注意点を踏まえた上で志望動機を作成してください。

1:提出の仕方に合わせて文字数を変える

履歴書の志望動機の文字数は、その企業が指定している提出方法に合わせるようにしましょう。

文字数の指定がある場合は、その文字数制限に従います。

また、文字数の指定がない場合は300文字程度で記入すると良いでしょう

長すぎず短すぎない文字数で、自分の思いを志望動機欄に記入するようにしましょう。

2:内容は簡潔にまとめる

志望動機は、必要な情報を簡潔に伝えることが原則です。

伝えたいことがたくさん出てきても、すべての情報を書く必要はありません。

企業の採用担当者が、パッと見た時に、志望動機は何かがわかれば良いのです。

書きたいことがたくさん出てきたら、本当に必要な情報かどうか検討し、伝えたいことをスリム化していきましょう。

3:記入欄の7~8割以上を目安に書く

志望動機の文字数の指定がない場合は、記入欄の7割から8割以上を目安に書くと良いとされています。

簡潔にまとまっており、分かりやすい文章だったとしても、空白が多いとそれだけで熱意が伝わらない可能性があります。

また一方でたくさん書きすぎても、採用担当者に読みにくいというマイナスな印象を与えてしまいます。

志望動機は、長すぎず短すぎず、簡潔で読みやすい文章を心がけるようにすると良いでしょう。

4:無理に唯一感を出そうとしない

志望動機に、貴社のこんなところが好きなので貴社だけを志望しています、という内容を書くのは避けましょう。

熱意を伝えたい気持ちはわかりますが、志望企業のここが好きだと書き並べるばかりでは、企業の事業説明のようになってしまいかねません。

その企業が好きだという思いを伝えるのはかまいませんが、この商品(サービス)がきっかけで好きになった、その体験を活かして入社後にこんな仕事をしたい、などを具体的に関連づけ、志望動機としてアピールしましょう。

5:言い回しに注意

就活では場面によりふさわしい言葉遣いや振る舞いが変わります。

例えば企業を指す言葉を選択する場合、ESや履歴書などの文字を書く場面では「貴社」、面接などで言葉を話す場面は「御社」という言葉を用います。

これまで使ってこなかった表現だと思いますので注意しましょう。

また、幼稚な印象を与える「でも」や「すごい」などの言い回しは使わないよう注意しましょう

表現一つであなたが企業に与えるイメージは変わりますので押さえておきましょう。

【新卒の志望動機の例文】まとめ

履歴書の中でも、志望動機は応募企業へ志望した思いを伝えることができる、重要な部分です。

限られた文字数の中で、その企業への熱意と自分の強みを簡潔にアピールするようにしましょう。

また、志望動機は書き方次第で、採用担当者の目にとまるものとそうでないものに分かれてしまいます。

履歴書の志望動機を書く際は、この記事を参考に自分にしか書けない志望動機を作成しましょう。

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