就活を行うには計画的なスケジュールを立て、きちんと準備をして進めていく必要があります。履歴書を書くために自身をきちんと分析し、充実した内容を作成するとともに、エントリーの受付に遅れないようにすることも肝心です。
就活のエントリーはいつごろから始まるのでしょうか?履歴書が完成しているからといっていつでもエントリーしていいわけではありません。
ここでは就活のスケジュールを基本に、エントリーの時期や面接の時期なども交えて詳しく紹介します。
エントリーはいつから?
会社説明会などが開かれる大学3年生の3月から就活は始まります。しかし、就活を開始するのとエントリーの時期は違います。
就活を始めてすぐに企業に履歴書を提出しエントリーをすることは不可能です。採用の選考をいつから始めてもいいという時期は経済団体連合会が決定していて、大学4年生の6月からとなっています。それに伴いエントリーシートは6月以前に提出を求められることが多く、一般的には4月~5月が多いでしょう。
企業や業種によって異なりますが、エントリーの時期の早いマスコミ業界では3月~4月にエントリーシートの受付を終わらせます。エントリーの遅い倉庫業界ではエントリーと面接を同時に行うため、6月にエントリーシートを提出します。
一般職の場合には総合職の選考がひととおり終わってからのエントリーになることが多いです。そのため2017年卒以降では一般職のエントリーの時期は7月からになるでしょう。
面接はいつから?
面接の開始時期がいつになるかについても経済団体連合会の取り決めで定められており、大学4年生の6月1日から開始になります。
5月にエントリーを済ませて6月までの間に何もしなくてもいいわけではなく、企業によっては「質問会」や「座談会」といったものが開かれる場合があります。これをリクルーター面接といい、ここで自分を上手くアピールすることで実際の面接に呼ばれることも多いです。
経済団体連合会の取り決めによって面接ができない時期であっても選考はスタートしますので、これに向けてきちんと準備を進めておく必要があります。リクルーター面接の時期も企業によって異なりますが、基本的にはエントリー後が多く4月~5月でしょう。そのため選考開始の時期は4月からであるともいえます。
内定が出始めるのはいつから?
内定が出始めるのはいつでしょうか。企業が内定を出すのを許されるのは10月1日です。6月に面接をして10月まで長い月日を過ごすのかと心配に思う人もいますが、内定は出せなくとも内々定というかたちで内定が約束されることもあります。
企業にとっても早い段階で優秀な人材を確保したいため、内々定は企業にとっても都合が良いのです。早くから選考を始めている企業では7月に内々定が出ることもありますが、一般的には8月ごろが多いでしょう。
8月には採用選考が解禁され、選考が可能ですので企業にとっても内々定が出しやすくなります。内々定の数が採用予定数を下回っている企業や、通年採用を行っている企業、秋採用を行う企業では採用活動が続けられますので、本当に自分に合う企業に出会うためにも納得できるまで就活に取り組むことが大切です。
エントリーまでに行うべきこと
本格的に企業に応募書類を提出するエントリーの時期までに、就活生は履歴書を書くための準備を始める必要があります。
エントリーシートには自己PRを書く欄が大きくとられていますので、きちんと自己分析をし、自分がアピールできることや自分の弱みについても把握しておきましょう。そうすることで自分が本当にどのような仕事に就きたいかが見え、応募する企業が明確になります。
応募したいと思う企業が見つかれば、その企業を研究し、その企業で自分の特技がどのように活かせるのかということを考えましょう。企業の経営方針などもきちんと理解することで、自身が企業にアピールできることが見えてきます。そうすることでエントリーシートに記入するためだけでなく面接でもすらすらと自分をアピールできるでしょう。
相手に伝わるかどうかも重要ですので、友達や家族に客観的に判断してもらうのもおすすめです。
早いうちから履歴書の準備を!
就活の履歴書を提出してエントリーができる時期は4月~5月が多く、企業も早い段階で採用者に内々定を出してきます。就活をしている学生はエントリーまでに履歴書を作成する準備にかかるのがおすすめです。
エントリー後に行われる面接に向けても自己PRなどをきちんと整理し、堂々と面接に臨めるように早い段階から準備を始めておきましょう。
明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート