説明会でのアンケートも選考の一環?アンケート回答は選考基準になることも!

説明会でのアンケートも選考の一環?アンケート回答は選考基準になることも!

はじめに

合同説明会や企業説明会ではアンケートの記載と提出を求められることがあります。

説明会で質問を求められた際は積極的にアピールしにいく学生も、アンケートではついつい手を抜きがちです。

それが無記名のアンケートともなれば白紙か『特になし』の記載だけで終わらせてしまう人もチラホラ……。

しかし、これはあまり良くはありません。

選考の基準にはならずとも『見えないところで手を抜く人』という印象を与えかねませんし、そういう部分を見ている企業もあります。

そこで、説明会でのアンケート回答について、就活に役立つ知識を紹介します。

会社説明会でのアンケートは選考基準になることも

基本的に合同説明会、会社説明会で実施するアンケートとは次の説明会のために改善点を模索するためのものです。

ただし、名前を書いてアンケートが提出されている以上、それを選考の基準として見る企業もあるのです。

企業では、その年に提出されたアンケートは最終的に採用者が決まるまでのあいだ、きちんと保管しています。

採用候補の多い大企業であるならともかく、エントリーの少ない中小企業であればエントリーシートや履歴書などから提出時のアンケートを探し出し、照らし合わせる可能性もゼロではないのです。

従って、アンケートに真面目なことが書いていれば、その学生に対して好印象を持ちやすいのですが、逆に手を抜いているようなことがあれば悪い印象につながりやすいのです。1705_2_52 (2)

企業が説明会後にアンケートを実施する理由

まずは企業が説明会後にアンケートを実施する理由について予想してみましょう。

企業が説明会後のアンケートで何を見ているのか、何について知りたいのかをアピールできると、説明会後のアンケートを記入する意味もわかります。

以下、考えられる理由を2点挙げました。

説明会後のアンケートを採用の参考にする企業は以下の理由からアンケートを実施しています。

学生の志望度の高さを図る

まず一番に考えられるのは、アンケートの記入内容から学生の志望度を図りたいという意図です。

会社説明会に参加する学生は企業に興味がある場合が殆どですね。

しかし実際に説明会で企業について知ったら、想像と違う場合もあるでしょう。

そこで、企業への説明会後の志望度を知りたいのです。

企業への志望度が高い学生は企業から好印象を獲得するために、アンケートも丁寧に書くでしょう。

アンケートの内容や文量は、学生の志望度に関連しています。

ただ、すべての企業が同じ気持ちでアンケートの記入を求めているわけではないので注意が必要です。

無記名式だからと言って油断禁物

アンケートが選考基準の一つになりえるのは記名式のアンケートで、無記名式なら選考基準になるはずがないと考えるのは少々危険です。

例えば、企業主催の単独説明会の場合、事前に申請しての参加では座る席が予め決められていることもあります。

このときに、資料やアンケートを席に置いたまま退出してくださいと指示されることがあります。

この場合は無記名式だとしても、誰が書いたか丸わかりです。

一方、帰る際にアンケートを提出する形式でも、企業側で上手にまとめると誰が書いたかを把握することは可能でしょう。

つまり、無記名だからと言って油断は禁物です。

自社のどこに魅力を感じたのかを知る

自社のどこに魅力を感じたのかを知りたいという企業も多いです。

実際に企業に魅力を感じて説明会に参加した学生の声を聞くのが早いです。

学生の意見を率直に聞くことができる場として李湯しているということです。

この場合は、改善点なども自分が考えたことを率直に記入してくれる学生が求められます。

企業は学生の意見を聞いて、それ以降の説明会をより良くしていくことができます。

志望度の高さを図る場合も、自社の魅力を知ろうとする場合も、学生は率直な感想を記入すれば問題はありません。

説明会のアンケートに回答する際のポイント

説明会のアンケートを回答する際に、好印象を獲得するためのポイントはあるのでしょうか?

説明会のアンケートは基本的にそれほど気張って記入する必要はありません。

採用の参考にされているかもしれないとはいえ、アンケートだけで合否を決めている企業はないからです。

しかしできるだけ良い印象を与えたに越したことはありませんから、余裕のある方は以下のポイントを意識した回答を記入してみてください。

志望動機や自己PRと結びつける

アンケートの内容を志望動機や自己PRの内容と結び付けておくと自身の人柄をアピールする際の基盤となります。

「自分の○○なスキルが活かせそうだと感じた」

「○○な雰囲気が自分の~な人柄と相性が良い」

など、自分の強みや性格をアピールしておきましょう。

ここでは詳しく書きすぎないことが大切です。

自身をアピールするための導入として活用することを心がけてください。

なぜ企業に魅力を感じたのか伝える

アンケートの意図を汲んで、しっかり自分の素直な印象を示しましょう。

企業のどこに魅力を感じて説明会に参加したのか、実際に話を聞いてどのような魅力を感じたのか、明確に記入してください。

初期の印象と変化がある場合や説明会での気付きなどもきちんと簡潔に説明できると好印象です。

企業の魅力を伝えることは自身の志望度の高さをアピールすることにもつながります。

企業への志望度が高い場合は丁寧に書いておいて損はないでしょう。

会社説明会への率直な感想でもOK

アンケートはそもそも説明会の感想を求められていますから、自分が感じた印象を記入することもかまいません。

率直な感想も十分企業に良い印象を与えることができます。

素直な学生というのは魅力的ですから、難しく考えすぎなくても大丈夫です。

このとき、もし改善してほしい点などがあれば、記入してください。

改善点を示すのは烏滸がましいなどと考える必要はありません。

自分が企業のためになると考える点を書いてもOKです。

但し、伝え方には注意してください。

上から目線に聞こえたり、自分中心の考え方をしていると捉えられてしまう伝え方は印象がよくありません。

アンケート提出の際に気を付けることは?

アンケートの際に印象を悪くしないために気を付けたいのは、当然ながら白紙や一行で終わらないこと。

このような回答が良い印象を持たれることはないでしょう。

そして、肯定的でありつつ、説明会で勉強になった点、良かった点などを素直に書くこと。

また、どこの説明会に参加した場合でも書けるような回答ではなく、その説明会ならではの内容をきちんと記載することが重要です。

こうすることによって、アンケートを見た担当者は『どんな場所であってもきちんと勉強のできる人』という印象を持ってくれるでしょう。

また、例え時間がないとしても、アンケートはきちんと丁寧な字で書いておきましょう。

何かと疲れる説明会、早く帰りたいという気持ちは分かりますが、アンケートの記載も説明会の一部であると理解しましょう。 1705_2_52 (3)

アンケートで企業に自分をアピールするには具体的に何を書いたら良い?

アンケートで自分をアピールすることは簡単ではありません。

どのような印象を持たれたとしても、それが選考に直接的に影響する可能性は低いからです。

ただ、それでもアピールする方法はあります。

それは肯定的な内容ながら、説明会での改善点を自分の言葉できちんと伝えること。

説明会を実施している企業は、就活生に対してより良いアピールの方法を常に模索しています。

説明会に参加して就活生にエントリーを呼び掛けているということは、それだけ良い人材を取り入れ、会社を大きくしたいという向上心があるからなのです。

よって、それを促すことのできる意見、感想を常に求めていると言えます。

そのようななかで、アンケートで良い改善点を示すことができれば、視点の鋭さのアピールになります。

アンケートのみならず企業は細かい点をよく見ています

企業や人事などの担当者は、就活生の細かい点をきちんと見ているものです。社会人となるからには、常に真面目な姿勢であることが大切です。アンケートが選考基準になる可能性を重視して、真摯な姿勢で回答しましょう。

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