観光業界のインターンシップでの志望動機の書き方を解説!

観光業界のインターンシップでの志望動機の書き方を解説!

観光業界は大変幅広く、旅行代理店などの旅行業、鉄道や飛行機などの運輸業、飲食業、ホテルなどの宿泊業などのほか、お土産の製造や観光施設の運営なども含まれます。

一般的には旅行業界を指すこともあれば、サービス業として区分されることもあるでしょう。

観光に関わるインターンシップを探している学生の志望動機はどのようなものが考えられるでしょうか。

ここでは、選考突破につながる観光業界のインターンシップ志望動機について紹介します。

【観光業界インターンシップの志望動機】観光業界を取り巻く環境

観光業界は、日本の産業の中でも最も変化が激しい業界のひとつといえます。

景気や海外の経済動向にも大きく影響されます。

消費者が求めるサービスも多様化し、業界内の競争も激化しています。

海外からの観光客の数も増え、日本の観光業界は国際化の波を多いに受けています。

観光というキーワードでインターンシップを探す場合には、単純に「旅行が好きだから」という気持ちでは選考を通ることは難しいでしょう。

志望する企業に入社してどのような夢を叶えたいのか、どのように企業に貢献できるのかを明確にすることで、企業への志望度の高さを示すことができます。

インターンシップとはいえ、観光業界は旅行業界をはじめとして学生に人気が高い業界です。

他の学生では言えない自分らしさのある志望動機を説明できるようにしましょう。

【観光業界インターンシップの志望動機】志望動機で見られるポイント

志望動機では主に以下の3つのことが見られています。

以下の点を意識しながら志望動機を書いていきましょう。

会社や業界の理解

まず志望動機では応募する会社や業界の深い理解を示すことが重要です。

会社や業界についての理解が深いと、よく調べており、志望度が高いと判断されたり、本当に自分がその会社・業界でやりたいことができるのかなどを知ることができます。

会社とマッチしているか

次に会社とマッチしているかどうかが見られています。

たとえ優秀な人材でも、行う業務や社風、働き方に合っていなければ、会社で活躍することは難しくなります。

そのため、企業は自社とマッチしている人材を中心に採用しています。

志望度

もちろん志望動機では志望度が見られています。

企業は高いコストを払って採用活動を行っており、できるだけ内定辞退者を出したくないと考えています。

そのため、志望度が高く、内定辞退などしないかどうかは特に見られています。

【観光業界インターンシップの志望動機】どのようなプログラムがあるか調べよう

Business colleagues working and analyzing financial figures on a digital tablet

まず、どのような企業でインターンシップの募集をしているか調べましょう。

企業名で選ぶ場合も業界で選ぶ場合も、インターンシップのプログラムについて必ず調べましょう。

さらには、その企業のインターンシップの目的は何かを見極める必要があります。

大手企業の場合、優秀な学生を囲い込んで、プログラム終了後に内定を決めることもあります。

その場合、インターンシップの選考も厳しいものになるので、入念な準備が必要でしょう。

また、多くの学生を参加させて企業ブランドを高めたり、応募数を増やしたりすることを目的にしている企業もあります。

闇雲に選ぶのではなく、インターンシップで何が学べるかを事前に調べることが重要と言えます。

【観光業界インターンシップの志望動機】なぜ興味を持ったのか考えてみる

次に、なぜその業界に興味を持ったのか考えてみましょう。

そもそも、なぜ観光業界なのでしょうか。

「子供のころからの夢」「両親や家族の影響」「学校で専攻したこと」「自分の旅行や留学の体験」「ニュースや書籍で学んだこと」など、さまざまな要素から観光や旅行の業界でインターンシップがしたいと思ったはずです。

その個人的なエピソードを深掘りして、志望動機につなげましょう。

また、自分がインターンシップに求めることは何かも考えてみることが大切です。

就業体験がしたいのか、その特定の企業の職場の雰囲気が見たいのか、インターンシップで何を学びたいのかを紙に書き出してみるといいでしょう。

【観光業界インターンシップの志望動機】その企業でなければならない理由は?

Student Computer Learning Education Insight Concept

最後に、なぜ競合他社ではなくそのインターンシップに惹かれたのかを考えてみましょう。

もし大手旅行代理店のA社とB社が同様のインターンシッププログラムを提供していたらどちらがいいでしょうか。

選考過程で質問されるかもしれないので、考えておいたほうがいいでしょう。

例えば、「観光業を通して地域の活性化を目指したい」というだけでは、具体性に欠けます。

「その夢を叶えるために、業界で最も○○に力を入れている貴社が主催するインターンシップで○○の知識を深めたい」というように、なぜその企業でなければいけないか、そして何を学びたいのかを説明するとより説得力のある志望動機になります。

【観光業界インターンシップの志望動機】志望動機の7つの構成

不動産業界は金額も大きな取引を動かしたり、大規模な建設を行ったりしていく業界ですから、しっかりとした判断力や決断力、忍耐力なども必要です。

営業職を中心に流出入も多い業界であるため、企業としては、ストレス耐性があり、企業の社風や仕事をしっかりと理解して業績を上げ、長く定着してくれる人材を求めています。

そのため、どれだけ自社にマッチする人材かを、志望動機を通じて厳しくチェックしています。

選考に通るために、どのように志望動機を構成すべきか確認していきましょう。

志望動機の7つの構成

  1. 結論:私は〇〇という点で貴社を志望しました

  2. 理由:なぜならば〇〇という経験で〇〇と考えたためです

  3. エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

  4. 問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

  5. 行動:そのため私は〇〇を行いました

  6. 結果:その結果〇〇になりました

  7. 結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

1.結論:私は〇〇という点で貴社を志望しました

最初に述べるべきは結論です。

その企業を志望した一番のポイントを明確にしましょう。

結論からスタートすることに慣れていない方、抵抗を感じる方もいるかもしれません。

ですが、企業にとっては一番知りたいのが、自社のどんなところに魅力を感じて志望したのかです。

これにより、どれだけ自社を理解しているかや、その人の熱意や入社意欲の強さが伝わってきます。

企業の担当者としては、就活生が他社にもエントリーしていることは了解済みですから、自社が本命なのか否かを、志望したポイントから見極めようとしています。

他社と差別化が図れるようなポイントを最初に挙げることで、選考者が興味を持ち、あなたに注目して話を聞いてくれるようになるのです。

2.理由:なぜならば〇〇という経験で〇〇と考えたためです

次に、結論で挙げた志望動機に至った理由を述べましょう。

どのような経験から、エントリーした企業で仕事をしたいと思ったかを具体的に述べます。

「大手だから。」、「有名だから。」、「収入が高いから。」といった表面的な理由や単純な理由は避けてください。

自分の過去の経験などに基づき、こんな仕事がしたいと思った、この企業で働く目的を見出したといった理由を挙げることがポイントになります。

ご自身の経験が企業を志望する動機に結び付いたとアピールすることで、自社が本命かもしれないという入社意欲の高さや熱意を伝えやすくなります。

3.エピソード:私は〇〇で〇〇ということをしていました

結論、理由を述べたら、入社後の活躍に結び付くエピソードを紹介しましょう。

エピソードで紹介した経験をもとに、入社後にどう貢献できるかをアピールできる経験を選ぶことがポイントです。

不動産業界をはじめ、その企業で活躍するにはどのような能力が求められるか、業界研究や企業研究をしっかり行って理解しましょう。

企業が求める人物像にマッチする自分の能力や強みがあるかを検討し、それに合ったエピソードがないか、過去の経験の棚卸しを行います。

その中から1つだけエピソードを選び、どのような経験だったかを簡潔に説明してください。

4.問題:その経験で〇〇という問題に直面しました

過去の経験から1つを選ぶ際に押さえておきたいポイントがあります。

それは自分が何らかの問題に直面し、それを乗り越えたり、解決したりするために自ら行動を起こし解決したエピソードであることが、アピール材料として大切だということです。

過去の経験談をただ話しても、昔話や思い出話になってしまいます。

面接官はあなたの昔語りや美談を聞きたいと思っているわけではありません。

あなたがどんな人物であり、入社後にどんな活躍をしてくれそうな人物なのかをエピソードから知りたいと思っています。

そのためには、何らかの問題に直面し、それを自らの行動で乗り越えたといった成果が見える内容であることが必要となるのです。

5.行動:そのため私は〇〇を行いました

経験の概要を説明し、直面した問題についてわかりやすく状況説明をしたら、それに対して、あなたがどのような行動に出たのかを説明しましょう。

行動は入社後の活躍につながるような、不動産業界の仕事をしていくうえで必要となるような行動であることがベストです。

直面した問題に対して自ら考え、自ら能動的に取った行動であることが求められます。

誰かが考えて、誰かの指示で行った受動的な行動や、誰かに行ってもらったという行動ではなく、自らが動いた積極的な行動をアピールしましょう。

動ける人材であること、決断力があること、根性があることなど、自分の強みが発揮できた行動を示せるエピソードを紹介してください。

6.結果:その結果〇〇になりました

行動に出たところまでを話したところで安心してしまい、その結果を伝え忘れる方も少なくありません。

ビジネスをしていくうえでは、結果が求められます。

とくに不動産業界は大きな取引がなされるため、営業活動や顧客から相談を受けた段階から実際に取引が成立するまで長い時間がかかることもあるほか、結果として契約に至らない場合も少なくありません。

いかに交渉に時間をかけたり、顧客のコンサルティングを丁寧に行ったりしても、成約につながらなければ、企業の業績に貢献できません。

そのため、エピソードの紹介においても、行動を出たところまでで終えるのではなく、その結果、どうなったのかを具体的に説明するようにしましょう。

7.結論:その経験を活かして貴社では〇〇で貢献していきたいと考えております

エピソードの結果を述べたら、最後の総括としての結論を述べます。

これはあなたを売り込む最後のメッセージとなります。

エピソードで紹介した経験をもとに、入社後にどのような貢献ができるかを具体的に述べてください。

ただ単に「経験を活かして頑張ります。」はNGです。

これでは、どの企業でも使い回しができるので、本当に自社が本命なのかと疑われてしまう可能性があります。

最後まで気を抜かず、手を抜かず、その企業への入社意欲の高さと熱意をアピールし切りましょう。

そのためには、その企業の他社との差別化ポイントや、企業が求める人物像、その企業の仕事のスタイルなどに照らし合わせ、〇〇という点で貢献をしたいと具体的に伝えることが大切です。

【観光業界インターンシップの志望動機】志望動機は具体的かつ明確に!

観光をキーワードにインターンシップを探している方は、幅広い企業の選択肢があります。

志望動機を作る際には、なぜその企業のインターンシップでなければいけないのかを明確にし、自分ならではのエピソードを交えて納得感のある説明をしましょう。

柴田貴司
監修者

明治大学院卒業後、就活メディア運営|自社メディア「就活市場」「Digmedia」「ベンチャー就活ナビ」などの運営を軸に、年間10万人の就活生の内定獲得をサポート

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