はじめに
はじめてサマーインターンに応募する場合、受かるのかどうか不安に思いながら応募するでしょう。
実際のところ、どの程度の確率で受かるのか、倍率が高い企業などがあるのかは気になるポイントだと思います。
本記事ではサマーインターンの倍率がどのくらいなのか、また高倍率だと思われる企業の特徴を紹介していきます。
倍率の高い企業での選考突破のコツについても紹介するので、これから応募を考えている方は参考にしてみてください。
インターンの倍率はどれくらい?
インターンの倍率がどのくらいなのか、応募しても落とされることはあるのかは誰もが不安に思うでしょう。
実際のところ、インターンの倍率はどのくらいなのでしょうか。
インターンシップにもさまざまな種類があるため、それぞれ倍率も異なってきます。
たとえば1日限定で開催するタイプのインターンシップでは、選考がない場合もあります。
これは会社内の見学や体験などが内容であるため、特に選考は必要ないからです。
それではインターンシップの種類ごとに、倍率について考えていきましょう。
1day
1日限定で開催するインターンシップは先述した通り、実際に企業へ赴いて会社内の見学や企業説明を聞くなどします。
これはあまりにも多数の応募がない限りは、特に人数の制限を設ける必要がなく、基本的に選考がないパターンも多いです。
そのため1日限定開催のインターンシップの場合、倍率は基本的に高くないと言えるでしょう。
興味のある企業で1日限定のインターンシップが開催されているのであれば、積極的に応募していくのがおすすめです。
1日限定のインターンシップはほかのインターンシップに比べて、ハードルが低いと感じるかもしれません。
特にこちらも構えることなく参加できるものが多く、企業についてを簡単に知るための良い機会になるでしょう。
企業について、より深く分析するためにはこのあと紹介する短期、もしくは長期のインターンシップがおすすめです。
短期インターンシップ
インターンシップの中では、短期のインターンシップがもっとも倍率の高いものだと言えます。
数日から数週間にかけて開催されるインターンシップで、集まる学生の質も高いのが特徴です。
それは企業が選考を行って学生を選んでいるからであり、倍率が高い原因でもあります。
また長期のインターンシップと比べて参加しやすいため、短期インターンシップのほうが人気です。
内容としてはグループワークなどを行い、最後にフィードバックや企業への質問などの機会が設けられます。
1日限定のインターンシップとは違い、実際に企業が提示するテーマに従って活動する、本格的な内容のインターンシップです。
企業理解を深めるためにも役立ち、多くの学生が短期インターンシップに参加します。
長期インターンシップ
長期インターンシップは応募率が低く、倍率はそれほど高くないといわれています。
数ヶ月間にわたって、企業で実際に働きながら経験を積みます。
短期インターンシップのように、グループワークを行うのとは異なる点をきちんと覚えておきましょう。
長期のインターンシップということで、インターンシップと学業との両立が求めらます。
企業で働いている社員と同様の仕事をするパターンがほとんどで、給料も支払われるのが基本です。
長期間ということと、専門知識が必要な場合もあることから、応募者数は少ないようです。
企業理解においてはもっとも有効なインターンシップですが、ハードルが高く感じるため参加者は少なく、倍率はそれほど高くないと言えます。
インターンの倍率が高い企業の特徴
できればインターンへ確実に参加できる企業へ応募したいと考える方もいるでしょう。
もしも応募したのに参加できなかったら、インターンシップでの選考だったとしても落ち込んでしまうかもしれません。
それでも自分がどうしても行きたいと考えている企業や、興味を惹かれる企業があれば、ぜひインターンに参加したいと考えるはずです。
それではインターンの倍率が高い企業の特徴について紹介します。
基本的に注目されやすい企業はインターンであっても、倍率は高いです。
有名企業
インターンの倍率が高い企業はみなさんが想像している通り、有名な企業です。
誰でも名前を知っているような企業は、応募したいと考えている人も多いため、インターンの倍率も高くなります。
場合によっては100倍近くの倍率になることもあるようです。
「とりあえず行ってみよう」という気持ちで応募する人もいると思います。
有名企業のインターンシップに応募する場合は落ちる可能性も十分にありますが、倍率が高いため、仕方がありません。
もし選考を通った場合は非常に貴重な機会となります。
有名企業に応募する場合は一社だけでなく、複数の企業に応募するのがおすすめです。
希望していた企業の選考から落ちた場合は、ほかの企業のインターンシップに参加するなどして、気持ちを切り替えていきましょう。
本選考優遇がある企業
実際に就活のシーズンになったとき、インターンシップの参加者を優遇するという企業があります。
このようなインターンシップはやはり応募者が増えやすく、倍率が高くなりがちです。
本選考優遇はもしもその企業を第一希望として考えている人にとっては、逃したくない機会でしょう。
これが有名企業だったり、人気のある企業だったりする場合はなおさらです。
したがって、本選考の際に優遇がある企業はインターンシップの倍率が高い可能性もあります。
場合によっては、有名企業のインターンシップと同じような倍率になる可能性も否めないため、応募する際は気合いを入れて応募しましょう。
もし落ちてしまった場合は「倍率が高かったから仕方がない」と気持ちを切り替えるほかありません。
これによって就活が失敗するわけではないので、インターンシップに参加できなかったからといって諦める必要はありません。
インターンへの平均応募数は?
学生がインターンに応募している企業の平均数は、7社前後といわれています。
もちろん人によってはさらに多い場合もあれば、少数に絞っている人、インターンには参加しないという人もいます。
さまざまな企業を知って、選択肢を増やしたい人は複数応募するのが良いでしょう。
ちなみに倍率が高ければ、応募した企業のすべてのインターンに参加できるわけではありません。
すでに業界が絞ってあって、行きたい企業の方向性が決まっているのであれば、応募数は少数になるでしょう。
インターンは経験せずに就活する人もいますが、就活の際にインターンでの経験は役立ちます。
自己PRに用いることができたり、企業分析に役立ったりします。
かといって、インターンへの参加が必須ではないので、自分できちんと考えて行動しましょう。
インターンへの平均参加数は?
平均応募数は7社程度と紹介しましたが、応募したすべてに参加しているわけではなく、実際に参加している数は3~4社です。
応募したすべてのインターンに参加するとなると、かなりの時間と体力を要するため、落ちることも考慮に入れて、複数応募するという人が多いです。
特に有名企業などにも応募している場合は受かる可能性も低いため、実際の参加数は応募数の半分程度だと考えて良いでしょう。
予定が合わなくなったり、日程がかぶっていて優先したいインターンがあったりする場合は辞退することも可能なので、自分の就活のためにも遠慮せず応募していくのが良いと思います。
倍率の高いインターンを突破するには?
有名企業のインターンなどで、倍率の高いインターンを突破したい場合はどうしたら良いのでしょうか。
倍率が100倍近くになると考えると、それに受かるというのはかなり難しいです。
しかし自分の行きたいと考えている、もしくは興味のある企業のインターンにはできれば参加したいと考えるでしょう。
倍率が高い場合は他と差をつける必要があるのは、なんとなく想像できると思います。
それでは、倍率の高いインターンを突破するコツなどがあるかどうか考えていきましょう。
さまざまな企業を受けてみる
そもそもその業界が人気で、それぞれのインターンの倍率が高いこともあります。
そういった場合には大手ばかりにこだわらず、中小企業やベンチャー企業のインターンシップにも応募してみましょう。
まずは企業の大きさにかかわらず、業界に触れてみることから始めるのがおすすめです。
中小企業やベンチャーであれば、インターンは比較的受かりやすいでしょう。
その業界の仕事に実際に触れたことがないのであれば、仕事の雰囲気を知る必要があり、それには企業の大きさは関係ありません。
実際に社会人の方から話が聞ける機会は非常に貴重であるため、有名企業にこだわらず、応募数を増やしてみましょう。
運が良ければ有名企業についての話も聞ける可能性があります。
早い時期から応募する
インターンシップは4月や5月などの早期から選考を実施している企業もあります。
早期のものは行動が早い人しか応募しないため、応募数自体が少ない可能性も高く、受かりやすいです。
早い段階で情報に目を光らせておき、応募してみましょう。
早く始めた分、エントリーシートの作成方法や面接経験を積めるため、ほかの学生と差をつけることもできます。
今後、一歩リードした形で就活を進められるので、早い時期からインターンに応募していくのはおすすめです。
ただし学業との両立で忙しくなる可能性もあるため、自分のスケジュール管理はしっかり行いましょう。
どちらかに夢中になってしまって、予定を忘れてしまったり、単位を落としてしまったりすることのないようにしてください。
企業が求める学生像を理解する
選考を突破するためのコツは、企業が求めている学生像について、自らが理解することです。
これには企業分析が必須であり、しっかり時間を取って行わなければなりません。
就活の際にも、企業分析は重要なものとなってきます。
予行演習だと思って、インターンシップ先として行きたい企業の企業分析を行ってみましょう。
説明会に参加したり、公式ホームページを見たりして、分析をしていくのが基本です。
そのうえでどんな学生像を求めているのか理解し、自分を売り込んでいきます。
エントリーシートに企業の求めているであろうポイントを詰め込む、面接があればそこでうまくアピールしましょう。
これが倍率の高いインターンを突破するためのコツです。
おわりに
インターンシップはこれから就活する方にとって、非常に貴重な機会となることは間違いありません。
しかし、目的をもって参加しなければ、なんとなく行って、なんとなく終わるという事態に陥ってしまいます。
なぜその企業のインターンシップに参加したいのか、理由や目的を明確にして参加しましょう。
それによって応募する理由も明確になり、エントリーシートも内容の濃いものが作成できるはずです。
あとは倍率が高ければ運です。
落ちてしまっても諦めずに、ほかの企業のインターンに参加してみましょう。
意外にそれが良かったり、新たな気づきに出会えたりするものです。